JP6518520B2 - スピニングリール - Google Patents
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Description
<全体構成>
本発明の第1実施形態を採用したスピニングリール10は、図1及び図2に示すように、釣り糸を前方に繰り出し可能である。スピニングリール10は、釣り糸を第1軸X回りに巻き取るレバーブレーキ型のリールである。スピニングリール10は、リール本体12と、ハンドル14(図2参照)と、スプール軸16と、糸巻き用のスプール18と、ロータ20と、ロータ制動部22と、回転伝達機構24と、回転制御機構26(図2参照)と、を備える。ハンドル14は、リール本体12の左側部に回転可能に設けられる、いわゆる左ハンドルである。スプール軸16は、リール本体12に前後移動自在に設けられる。スプール18は、スプール軸16の前部に設けられる。ロータ20は、リール本体12にスプール軸16回りに糸巻き取り方向及び糸繰り出し方向に回転可能である。ロータ20は、スプール18に釣り糸を巻き付け可能である。ロータ制動部22は、ロータ20の糸繰り出し方向の回転(逆転)を制動可能である。回転伝達機構24は、ハンドル14の回転をロータ20に伝達する。回転制御機構26は、ハンドル14と回転伝達機構24の間に設けられ、ハンドル14の糸巻き取り方向の回転のみを回転伝達機構24に伝達する。
回転伝達機構24は、図1、図2及び図3に示すように、駆動軸40と、駆動ギア42と、ピニオンギア44と、を有する。駆動軸40は、スプール軸16と食い違う軸回りにリール本体12に回転自在に設けられる。駆動軸40は、両端に、後述する内輪72を一体回転可能に連結可能な非円形の連結軸部40aを有する。駆動ギア42は、駆動軸40に一体回転可能に設けられる。ピニオンギア44は、スプール軸16回りに回転自在に設けられ、駆動ギア42に噛み合う。駆動軸40には、ハンドル14の糸巻き取り方向の回転のみ回転制御機構26を介して伝達される。第1実施形態では、駆動軸40は、駆動ギア42と一体で筒状に形成される。しかし、駆動ギアは、駆動軸と別体で設けられてもよい。駆動軸40は、リールボディ12a及び蓋部材12dにそれぞれ軸受46a,46b(図2参照)により回転自在に支持される。
ハンドル14は、図2に示すように、ハンドルアーム52と、ハンドル軸54と、軸つば部材56と、を有する。ハンドルアーム52は、駆動軸40の径方向に延びる。ハンドルアーム52の先端にはハンドル把手58が、駆動軸40と平行な軸回りに回転自在に装着される。図5に示すように、ハンドルアーム52の基端には、固定用のねじ部材60が貫通可能な貫通孔52aと、ハンドル軸54が一体回転可能に連結される非円形の連結凹部52bと、が形成される。ねじ部材60は、ハンドルアーム52をハンドル軸54に固定するとともに、軸つば部材56を介して、回転制御機構26の回転支持部64をハンドル軸54から外れないようにする。
図2に示すように、回転制御機構26は、ハンドル14と駆動軸40の間に設けられる。回転制御機構26は、図4及び図5に示すように、連結部62と、回転支持部64と、一方向ローラクラッチ66と、ハンドル制動部68と、ハンドル停止部70と、を有する。
連結部62は、駆動軸40及びハンドル軸54の一方に一体回転可能に設けられる。連結部62は、一方向ローラクラッチ66の後述する外輪74に対して一体回転可能である。第1実施形態では、連結部62は、ハンドル軸54に一体回転可能に設けられ、ハンドル軸54と外輪74とを一体回転可能に連結する。詳しくは、連結部62は、ハンドル軸54に一体的に設けられる。なお、連結部をハンドル軸と別体にし、ハンドル軸と一体回転可能に連結してもよい。連結部62は、ハンドル軸54に一体形成された円板部62aと、少なくとも一つの第1突起部62bと、を有する。円板部62aは、軸受55bと、後述する内輪72を支持する軸受55cとの間に配置される。第1突起部62bは、円板部62aの外周部に、後述する外輪74の凹部74aに係合するように、駆動軸40の軸方向に突出する。本実施形態では、第1突起部62bは、周方向に間隔を隔てて複数(例えば6つ)設けられる。第1突起部62bの軸方向の突出長さは、外輪74の厚みよりも短い。第1実施形態では、第1突起部62bの軸方向の突出長さは、外輪74の厚みの半分の長さよりもわずかに短い。
回転支持部64は、図4及び図5に示すように、リール本体12のリールボディ12a及び蓋部材12dのそれぞれの装着部12gのいずれかに固定される。回転支持部64は、ハンドル軸54を回転自在に支持する。回転支持部64は、一方向ローラクラッチ66を収容する有底筒状の収容部64aと、収容部64aの内周部から筒状に突出する軸受装着部64bと、を有する。収容部64aの内周面には、位置決め用のわずかな段差64c(図5参照)が形成される。収容部64aの蓋部材12d側の外周面には、周方向に間隔を隔てて複数(例えば3つ)径方向外側に延びる山形の固定耳部64d(図4参照)が形成される。この固定耳部64dを貫通して、装着部12gのねじ穴12hにねじ込まれる3本のねじ部材65によって、回転支持部64は、蓋部材12d又はリールボディ12aに固定される。軸受装着部64bの内周面には、軸受55a及び軸受55bが軸方向に位置決めされた状態で装着される。
一方向ローラクラッチ66は、図4から図6に示すように、ハンドル14の糸巻き取り方向WD(図6参照)の回転のみを駆動軸40に伝達する。一方向ローラクラッチ66は、回転支持部64内に収容される。一方向ローラクラッチ66は、内輪72と、外輪74と、複数(例えば6つ)のローラ76と、保持部材78(図4及び図5参照)と、少なくとも一つの付勢部材80と、を有する。付勢部材80の数は、ローラ76の数と同じか、又はローラ76の数よりも少なくてもよい。本実施形態では、付勢部材80は、例えばコイルバネである。付勢部材80は、ローラ76の数の半分の数(例えば3つ)設けられる。
ハンドル制動部68は、図4、図5、及び図7に示すように、ハンドルの糸巻き取り方向WDとは逆方向RDへの回転に制動力を付与する。例えば、一方向ローラクラッチ66のわずかなフリクション等によってハンドル14が糸巻き取り方向WDと逆方向(図7時計回り)RDに回転することがある。これを防ぐために、ハンドル制動部68が設けられる。
ハンドル停止部70は、図7に示すように、ハンドル14が糸巻き取り方向WDと逆方向RDに回転するときにのみ、ハンドル14を所定の回転位相Fで停止させる。所定の回転位相Fは、釣り竿を立てた時に、ハンドル14の下死点DPよりも手前側の位置である。図7において、ハンドル軸54の回転中心HCを通り、スプール軸16と平行な第2直線L2と所定の回転位相Fとがなす角度Aは、例えば、40度から140度の範囲である。第1実施形態では、図7において、角度Aは、例えば概ね70度である。
ロータ制動部22は、図1及び図3に示すように、制動部35と、制動部35の制動力を調整操作するための制動レバー36と、制動レバー36により所定制動状態と制動解除状態とに切換可能な所定制動部37と、を有する。
釣りを行う場合、ベールアーム31を糸開放姿勢側に倒し、キャスティングすることにより、スプール18の外周から釣り糸が繰り出される。糸巻き取り時には、ハンドル14を糸巻き取り方向に回転させると、ベールアーム31が図示しない戻し機構により糸巻き取り姿勢に戻る。ハンドル14の回転力は、連結部62を介して外輪74にほとんど遊びがない状態で伝達される。外輪74が回転すると、凹部74aと第2突起部78cの隙間分遅れて外輪74の回転が保持部材78に伝達される。この結果、ローラ76が食い込み部74cにかみこんだ状態で保持部材78が回転し、一方向ローラクラッチ66が確実にクラッチオンする。一方向ローラクラッチ66がクラッチオンすると、ハンドル14の回転が、駆動軸40、駆動ギア42を介してピニオンギア44に伝達される。ピニオンギア44に伝達された回転力は、ピニオンギア44の前部44aを介してロータ20に伝達される。このときロータ20は糸巻き取り方向に回転するので、ワンウェイクラッチ39が作動せず、ロータ20の回転力は筒状部材38bには伝達されない。ピニオンギア44が回転すると、スプール軸16が前後方向に往復移動する。
図10から図14に示す第2実施形態のスピニングリール110では、主にリール本体112、ハンドル114から駆動軸140までの回転伝達経路、ハンドル制動部168、及びハンドル停止部170の構成が、第1実施形態と異なる。なお、第2実施形態の説明では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同じ構成の部材については、第1実施形態と同じ符号を付す。第1実施形態と構成は異なるが同じ機能を有する部材については、下二桁が第1実施形態と同じ三桁の符号で示す。
図11及び12に示すように、リール本体112の蓋部材112d及び図示しないリールボディは、第2実施形態の回転制御機構126を装着可能な、例えば円形の装着部112gを外側面に有する。リールボディの装着部112gは、図11に示すカバー部材199によって覆われる。カバー部材199は、第1実施形態と同様に、後述する回転支持部164を固定するねじ部材165と同じ仕様のねじ部材によって固定される。リール本体112は、第2実施形態のハンドル制動部168を構成するバネ部材195の湾曲部195aが摩擦係合する第1環状溝190aが形成された環状のバネ保持部材190を有する。バネ保持部材190は、蓋部材112dの軸受46aの装着用の外側に突出する筒部112k及び図示しないリールボディの軸受46b装着用の突出する筒部の外周面に着脱可能かつ回転不能に設けられる。
図10に示すように、ハンドル114は、ハンドルアーム152と、ハンドル軸154(図12参照)と、軸つば部材156と、を有する。ハンドルアーム152は、駆動軸140の径方向に延びる。ハンドルアーム152の先端には、第1実施形態と同様な形状のハンドル把手158が、駆動軸140と平行な軸回りに回転自在に装着される。ハンドルアーム152は、第1実施形態と異なり、ハンドル軸154に、折りたたみ位置と、操作位置とに揺動可能に連結される。軸つば部材156と第2実施形態の回転支持部164の間の隙間は第2シール部材157によってシールされる。第2シール部材157は、軸つば部材156に装着され、回転支持部164の内周面に接触する先細りのリップ157aを有する。第1シール部材193及び第2シール部材157によって、回転支持部164内に液体等の異物が進入するのを防止できる。
<回転制御機構>
連結部162は、駆動軸140及びハンドル軸154の一方に一体回転可能に設けられる。連結部162は、一方向ローラクラッチ166の後述する外輪74に対して一体回転可能である。図10及び図12に示すように、第2実施形態では、連結部162は、ハンドル軸154に一体回転可能に係合し、ハンドル軸154と外輪74とを一体回転可能に連結する。連結部162は、支持軸182と一体回転可能に連結される円板部162aと、少なくとも一つの第1突起部162bと、円板部162aの中心に形成された非円形孔162cを有する。非円形孔162cは、第2実施形態では、例えば矩形に形成される、非円形孔162cは、支持軸182の直線部182dに一体回転可能に係合する。円板部162aは、軸受155bと、支持軸182の鍔部182cとの間に配置される。第1突起部162bは、円板部162aの外周部に、外輪74の凹部74aに係合するように、駆動軸140の軸方向に突出する。第2実施形態でも、第1突起部162bは、周方向に間隔を隔てて複数(例えば6つ)設けられる。第1突起部162bの軸方向の突出長さは、外輪74の厚みよりも短い。第2実施形態でも、第1突起部162bの軸方向の突出長さは、外輪74の厚みの半分の長さよりもわずかに短い。
回転支持部164は、図10及び図12に示すように、リール本体112の図示しないリールボディ及び蓋部材112dのそれぞれの装着部112gのいずれかに固定される。回転支持部164は、ハンドル軸154を回転自在に支持する。回転支持部164は、一方向ローラクラッチ166を収容する有底筒状の収容部164aと、収容部164aの内周部から筒状に突出する軸受装着部164bと、を有する。収容部164aの内周面には、後述する保持部材178を位置決めするための位置決め用のわずかな段差164c(図12参照)が形成される。収容部164aの蓋部材112d側の外周面には、周方向に間隔を隔てて複数(例えば3つ)径方向外側に延びる固定耳部164d(図10参照)が形成される。この固定耳部164dを貫通して、装着部112gのねじ穴112hにねじ込まれる3本のねじ部材165によって、回転支持部164は、蓋部材112d又はリールボディに固定される。軸受装着部164bの内周面には、軸受155a及び軸受155bが軸方向に位置決めされた状態で装着される。
一方向ローラクラッチ166は、図11から図13に示すように、内輪172及び保持部材178を除いて第1実施形態と同じ構成である。一方向ローラクラッチ166は、ハンドル114の糸巻き取り方向WD(図13参照)の回転のみを駆動軸140に伝達する。一方向ローラクラッチ166は、回転支持部164内に収容される。一方向ローラクラッチ166は、内輪172と、外輪74と、複数(例えば6つ)のローラ76と、保持部材178(図11及び図12参照)と、少なくとも一つの付勢部材80と、を有する。付勢部材80の数は、ローラ76の数と同じか、又はローラ76の数よりも少なくてもよい。第2実施形態では、付勢部材80は、例えばコイルバネである。付勢部材80は、ローラ76の数の半分の数(例えば3つ)設けられる。
ハンドル制動部168は、図11、図12及び図14に示すように、ハンドル114の糸巻き取り方向WDとは逆方向RDへの回転に制動力を付与する。例えば、一方向ローラクラッチ166のわずかなフリクション等によってハンドル114が糸巻き取り方向WDと逆方向(図14反時計回り)RDに回転することがある。これを防ぐために、ハンドル制動部168が設けられる。なお、第2実施形態でもハンドル114が後方から見てリール本体112の左側に配置される左ハンドルの場合を説明する。
ハンドル停止部170は、図11、図12及び図14に示すように、ハンドル114が糸巻き取り方向WDと逆方向RDに回転するときにのみ、ハンドル114を所定の回転位相Fで停止させる。所定の回転位相Fは、釣り竿を立てた時に、ハンドル14の下死点DPよりも手前側の位置である。図14において、ハンドル軸154の回転中心HCを通り、スプール軸16と平行な第2直線L2と所定の回転位相Fとがなす角度Aは、例えば、40度から140度の範囲である。第2実施形態では、図14において、角度Aは、例えば概ね70度である。
第2実施形態でも、ロータ20を糸繰り出し方向に回転させて魚とやりとりする時には、制動レバー36を竿装着部12c側に引き込み操作して制動力を調整する。
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(A)スピニングリール10は、釣り糸を前方に繰り出し可能なリールである。スピニングリール10は、リール本体12と、ハンドル14と、スプール軸16と、糸巻き用のスプール18と、ロータ20と、回転伝達機構24と、回転制御機構26と、を備える。ハンドル14は、リール本体12の側部に回転可能に設けられる。スプール軸16は、リール本体12に前後移動自在に設けられる。糸巻き用のスプール18は、スプール軸16の前部に設けられる。ロータ20は、リール本体12にスプール軸16回りに糸巻き取り方向及び糸繰り出し方向に回転可能であり、スプール18に釣り糸を巻き付け可能である。回転伝達機構24は、ハンドル14の回転をロータ20に伝達する。回転伝達機構24は、駆動軸40と、駆動ギア42と、ピニオンギア44と、を含む。駆動軸40は、スプール軸16と食い違う軸回りにリール本体12に回転自在に設けられる。駆動ギア42は、駆動軸40に一体回転可能に設けられる。ピニオンギア44は、スプール軸16回りに回転自在に設けられ、駆動ギア42に噛み合う。回転制御機構26は、ハンドル14と駆動軸40の間に設けられ、ハンドル14の糸巻き取り方向の回転のみを駆動軸40に伝達する。回転制御機構26は、ハンドル制動部68を有する。ハンドル制動部68は、ハンドル14の糸巻き取り方向WDとは逆方向RDへの回転に制動力を付与する。
<他の実施形態>
(c)第2実施形態では、爪部材194に支持孔194aを設け、保持部材178に揺動軸178mを設けたが、逆に保持部材に円形の凹部を設け、爪部材に凹部に嵌合する軸部を設けてもよい。
(d)第2実施形態では、バネ部材195及び295を右ハンドル用と左ハンドル用とで別の構造にしたが、係止部を径方向に折り曲げることによって、右ハンドルと左ハンドルとでバネ部材を共用できる。
12、112 リール本体
14、114 ハンドル
16 スプール軸
18 スプール
20 ロータ
24 回転伝達機構
26、126 回転制御機構
40、140 駆動軸
42 駆動ギア
44 ピニオンギア
66、166 一方向ローラクラッチ
68、168 ハンドル制動部
68a バネ部材
68b 湾曲部
68c バネ掛け部
70、170 ハンドル停止部
72、172 内輪
74,174 外輪
76 ローラ
78,178 保持部材
170a 突出部
190 バネ保持部材
190 第1環状溝
192 環状部材
192e 第2環状溝
194 爪部材
194a 支持孔
194b 爪部
195 バネ部材
195a 湾曲部
195b 係止部
196 制動部材
196a 内歯
197 弾性リング
Claims (12)
- 釣り糸を前方に繰り出し可能なスピニングリールであって、
リール本体と、
前記リール本体の側部に糸巻き取り方向及び糸巻き取り方向と逆方向に回転可能に設けられるハンドルと、
前記リール本体に前後移動自在に設けられるスプール軸と、
前記スプール軸の前部に設けられる糸巻き用のスプールと、
前記リール本体に前記スプール軸回りに糸巻き取り方向及び糸繰り出し方向に回転可能であり、前記スプールに前記釣り糸を巻き付け可能なロータと、
前記スプール軸と食い違う軸回りに前記リール本体に回転自在に設けられる駆動軸と、
前記駆動軸に一体回転可能に設けられる駆動ギアと、前記スプール軸回りに回転自在に設けられ、前記駆動ギアに噛み合うピニオンギアと、を含み、前記ハンドルの回転を前記ロータに伝達する回転伝達機構と、
前記ハンドルと前記駆動軸の間に設けられ、前記ハンドルの前記糸巻き取り方向の回転のみを前記駆動軸に伝達する回転制御機構と、を備え、
前記回転制御機構は、前記ハンドルの糸巻き取り方向と逆方向への回転に制動力を付与するハンドル制動部を有する、スピニングリール。 - 前記回転制御機構は、前記ハンドルの前記糸巻き取り方向の回転のみを前記駆動軸に伝達する一方向ローラクラッチを有する、請求項1に記載のスピニングリール。
- 前記回転制御機構は、前記ハンドルの糸巻き取り方向と逆方向への回転を所定の回転位相で停止させるハンドル停止部をさらに有する、請求項1又は2に記載のスピニングリール。
- 前記ハンドル制動部は、前記回転制御機構と前記リール本体との間に設けられるバネ部材である、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリール。
- 前記バネ部材は、金属バネ線材製である、請求項4に記載のスピニングリール。
- 前記バネ部材は、前記回転制御機構及び前記リール本体の一方に摩擦係合しかつ前記ハンドルが前記糸巻き取り方向と逆方向に回転すると締まり、前記糸巻き取り方向に回転すると緩む湾曲部と、
前記湾曲部から折り曲げられて前記回転制御機構及び前記リール本体の他方に係止されるバネ掛け部と、を有する、請求項5に記載のスピニングリール。 - 前記一方向ローラクラッチは、
前記駆動軸及び前記ハンドルの一方に一体回転可能に設けられる内輪と、
前記駆動軸及び前記ハンドルの他方に一体回転可能に設けられる外輪と、
前記内輪と前記外輪の間に周方向に間隔を隔てて配置され、前記回転を伝達する伝達位置と前記回転を伝達しない解除位置とに周方向に移動可能な複数のローラと、
前記ローラを前記周方向に間隔を隔てて配置する保持部材と、
を有する、請求項2に記載のスピニングリール。 - 前記一方向ローラクラッチは、前記内輪が前記駆動軸に一体回転可能に設けられ、前記外輪が前記ハンドルに一体回転可能に設けられ、
前記ハンドル制動部は、
前記保持部材に揺動自在に装着された爪部材と、
前記リール本体に前記ハンドルの回転中心回りに回動可能に摩擦係合し、かつ前記ハンドルが前記糸巻き取り方向に回転すると緩み、前記糸巻き取り方向と逆方向に回転すると締まる湾曲部と、前記湾曲部の一端に設けられ、前記爪部材の先端に引っ掛けられる係止部と、を有するバネ部材と、
前記リール本体に前記駆動軸回りに回転自在に装着され、爪部材の先端がかみ合う複数の内歯を有するリング状の制動部材と、
前記リール本体と前記制動部材の間に配置され、前記制動部材を前記リール本体に摩擦係合させる弾性リングと、を有する、請求項7に記載のスピニングリール。 - 前記リール本体は、前記バネ部材の前記湾曲部が摩擦係合する第1環状溝が形成された環状のバネ保持部材を有する、請求項8に記載のスピニングリール。
- 前記リール本体は、前記バネ保持部材の外周側に配置され、外周面に前記弾性リングを装着可能な第2環状溝が形成された環状部材を有する、請求項9に記載のスピニングリール。
- 前記回転制御機構は、前記ハンドルの前記糸巻き取り方向と逆方向の回転を所定の回転位相で停止させるハンドル停止部をさらに有し、
前記ハンドル停止部は、前記爪部材に接触可能に前記環状部材に内周側に突出して形成される突出部を有する、請求項10に記載のスピニングリール。 - 前記リール本体は、
内部に機構収納空間を有するリールボディと、
前記リールボディを閉塞する蓋部材と、を有し、
前記バネ保持部材及び前記環状部材は、前記リールボディ及び前記蓋部材のいずれにも外側から着脱可能かつ回転不能に装着可能である、請求項10又は11に記載のスピニングリール。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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