JP6512360B1 - 筐体および電子機器 - Google Patents

筐体および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6512360B1
JP6512360B1 JP2018213503A JP2018213503A JP6512360B1 JP 6512360 B1 JP6512360 B1 JP 6512360B1 JP 2018213503 A JP2018213503 A JP 2018213503A JP 2018213503 A JP2018213503 A JP 2018213503A JP 6512360 B1 JP6512360 B1 JP 6512360B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
housing
rib
electronic device
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018213503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020080086A (ja
Inventor
阿部 隆
隆 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Client Computing Ltd
Original Assignee
Fujitsu Client Computing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Client Computing Ltd filed Critical Fujitsu Client Computing Ltd
Priority to JP2018213503A priority Critical patent/JP6512360B1/ja
Priority to US16/408,630 priority patent/US10809763B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6512360B1 publication Critical patent/JP6512360B1/ja
Publication of JP2020080086A publication Critical patent/JP2020080086A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1615Constructional details or arrangements for portable computers with several enclosures having relative motions, each enclosure supporting at least one I/O or computing function
    • G06F1/1616Constructional details or arrangements for portable computers with several enclosures having relative motions, each enclosure supporting at least one I/O or computing function with folding flat displays, e.g. laptop computers or notebooks having a clamshell configuration, with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1633Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1633Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
    • G06F1/1656Details related to functional adaptations of the enclosure, e.g. to provide protection against EMI, shock, water, or to host detachable peripherals like a mouse or removable expansions units like PCMCIA cards, or to provide access to internal components for maintenance or to removable storage supports like CDs or DVDs, or to mechanically mount accessories
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1633Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
    • G06F1/1684Constructional details or arrangements related to integrated I/O peripherals not covered by groups G06F1/1635 - G06F1/1675
    • G06F1/1698Constructional details or arrangements related to integrated I/O peripherals not covered by groups G06F1/1635 - G06F1/1675 the I/O peripheral being a sending/receiving arrangement to establish a cordless communication link, e.g. radio or infrared link, integrated cellular phone
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/2258Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles used with computer equipment
    • H01Q1/2266Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles used with computer equipment disposed inside the computer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems

Abstract

【課題】互いに異なる材料によって構成された第一部材および第二部材の境界部における接合強度をより高めることのできる新規な構成の筐体および電子機器を得る。【解決手段】ベース筐体2は、前端部2h(第一端部)を有した上壁2a(外壁)と、上壁2aにおける前端部2hとはX方向(第一方向)に離れた位置から当該ベース筐体2内に突出し、かつ前端部2hに沿って延びたリブ2xと、上壁2aの一部を構成する第一部分21F1と、リブ2xの一部を構成する第三部分21F2と、を有し、第一材料によって構成された第一部材21Fと、上壁2aの一部を構成し第一部分21F1とX方向に並んだ第二部分21R1と、リブ2xの一部を構成し第三部分21F2とX方向に並んだ第四部分21R2と、を有し、第一材料とは異なる第二材料によって構成され第一部材21Fと接合された第二部材21Rと、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、筐体および電子機器に関する。
従来、互いに異なる材料によって構成された第一部材および第二部材がインサート成形によって一体化された構成の電子機器の筐体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−126602号公報
この種の電子機器の筐体では、例えば、第一部材および第二部材の境界部における接合強度をより高めることのできる新規な構成が得られれば、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、互いに異なる材料によって構成された第一部材および第二部材の境界部における接合強度をより高めることのできる新規な構成の筐体および電子機器を得ることである。
本発明の第一態様にかかる筐体は、電子機器の筐体であって、第一端部を有した外壁と、前記外壁における前記第一端部とは第一方向に離れた位置から当該筐体内に突出し、かつ前記第一端部に沿って延びたリブと、前記外壁の一部を構成する第一部分と、前記リブの一部を構成する第三部分と、を有し、第一材料によって構成された第一部材と、前記外壁の一部を構成し前記第一部分と前記第一方向に並んだ第二部分と、前記リブの一部を構成し前記第三部分と前記第一方向に並んだ第四部分と、を有し、前記第一材料とは異なる第二材料によって構成され前記第一部材と接合された第二部材と、を備え、前記第三部分および前記第四部分のうち一方には、前記第一方向に沿って延びた第一突出部が設けられ、他方には前記第一突出部が入る第一開口部が設けられる。
このような構成によれば、例えば、リブが設けられない場合と比べて、第一部材および第二部材の境界部における接触面積ひいては摩擦力が増大する。よって、例えば、リブを利用した比較的簡素な構成によって、第一部材および第二部材の境界部における接合強度、すなわちリブの突出方向である第二方向に入力される荷重に対する剛性や強度がより高まりやすい。また、例えば、第一突出部と第一開口部の縁部との当接によって、第一方向と交差する方向への第一部材と第二部材との相対移動を抑制することができる。また、例えば、第一突出部および第一開口部が設けられない場合と比べて、境界部における接触面積ひいては摩擦力がより増大しうる。よって、例えば、第一部材および第二部材の境界部における接合強度がより一層高まりやすい。
また、前記第一部分および前記第二部分のうち一方には、前記外壁の外面よりも前記リブの突出方向である第二方向に離れた位置で前記第一方向に沿って延びた第二突出部が設けられ、他方には前記第二突出部が入る第二開口部が設けられる。このような構成によれば、例えば、第二突出部と第二開口部の縁部との当接によって、第一方向と交差する第二方向への第一部材と第二部材との相対移動を抑制することができる。よって、例えば、第一部材および第二部材の境界部における接合強度、すなわち第二方向に入力された荷重に対する剛性や強度がより一層高まりやすい。
また、前記第二突出部には、前記第二方向に貫通した貫通孔が設けられ、前記第一部分および前記第二部分のうち他方には、前記貫通孔を介して前記第二開口部の前記第二方向に離間した二つの側面と繋がった接続部が設けられる。このような構成によれば、例えば、接続部によって第二開口部の二つの側面が繋がるため、境界部における第二方向に入力された荷重に対する剛性や強度がより一層高まりやすい。
また、本発明の第二態様にかかる筐体は、電子機器の筐体であって、第一端部を有した外壁と、前記外壁における前記第一端部とは第一方向に離れた位置から当該筐体内に突出し、かつ前記第一端部に沿って延びたリブと、前記外壁の一部を構成する第一部分と、前記リブの一部を構成する第三部分と、を有し、第一材料によって構成された第一部材と、前記外壁の一部を構成し前記第一部分と前記第一方向に並んだ第二部分と、前記リブの一部を構成し前記第三部分と前記第一方向に並んだ第四部分と、を有し、前記第一材料とは異なる第二材料によって構成され前記第一部材と接合された第二部材と、を備え、前記第一部分および前記第二部分のうち一方には、前記外壁の外面よりも前記リブの突出方向である第二方向に離れた位置で前記第一方向に沿って延びた第二突出部が設けられ、他方には前記第二突出部が入る第二開口部が設けられる。
また、前記第二突出部には、前記第二方向に貫通した貫通孔が設けられ、前記第一部分および前記第二部分のうち他方には、前記貫通孔を介して前記第二開口部の前記第二方向に離間した二つの側面と繋がった接続部が設けられる。
また、本発明の第三態様にかかる電子機器は、請求項1〜のうちいずれか一つに記載の筐体と、表示画面を有し、前記筐体に対して複数の回転中心回りに、前記表示画面が前記外壁の外面と面する第一位置と、前記表示画面が前記外面とは反対側を向く第二位置と、の間で回転可能に支持された第二筐体と、前記第二筐体に収容され、当該第二筐体が前記第二位置に位置された状態で前記第一部材と前記リブの突出方向である第二方向に重なって位置されたアンテナと、を備え、前記第一部材は、前記第一材料として合成樹脂材料によって構成される。
このような構成によれば、例えば、前記第一態様にかかる筐体と略同様の作用効果を得ることができる。また、第一部材が合成樹脂材料によって構成されているため、例えば、第二筐体が第二位置で使用されるような場合にも、アンテナが第一部材を介して電波を送受信することができる。
本発明の上記態様によれば、互いに異なる材料によって構成された第一部材および第二部材の境界部における接合強度をより高めることのできる新規な構成の筐体および電子機器を得ることができる。
図1は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ筐体が閉位置に位置された状態の図である。 図2は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ筐体が第一展開位置に位置された状態の図である。 図3は、実施形態の電子機器の背面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ筐体が第二展開位置に位置された状態の図である。 図4は、実施形態の電子機器の背面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ筐体が第三展開位置に位置された状態の図である。 図5は、図4のV−V断面図である。 図6は、実施形態の電子機器のトップカバーの背面側からの例示的な斜視図である。 図7は、図6の第一部材の一部の拡大図である。 図8は、図6の第二部材の一部の拡大図である。 図9は、図2のIX−IX断面図である。 図10は、第1変形例の電子機器の第二部材の一部の例示的な斜視図である。 図11は、第1変形例の電子機器のベース筐体の一部の例示的な断面図である。 図12は、第2変形例の電子機器のベース筐体の一部の例示的な断面図である。 図13は、第3変形例の電子機器の第二部材の一部の例示的な斜視図である。 図14は、第3変形例の電子機器のベース筐体の一部の例示的な断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態および変形例が開示される。以下に示される実施形態および変形例の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態および変形例に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
また、以下に開示される実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
[実施形態]
図1は、電子機器1の正面側からの斜視図であって、ディスプレイ筐体3が閉位置P0に位置された状態の図である。図2は、電子機器1の正面側からの斜視図であって、ディスプレイ筐体3が第一展開位置P1に位置された状態の図である。なお、以下の説明では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、ベース筐体2の奥行(前後方向)に沿い、Y方向は、ベース筐体2の幅(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、ベース筐体2の厚さ(上下方向)に沿う。X方向は、第一方向の一例であり、Z方向は、第二方向の一例である。また、以下の説明では、X方向は後方、X方向の反対方向は前方とも称され、Y方向は左方、Y方向の反対方向は右方とも称され、Z方向は下方、Z方向の反対方向は上方とも称される場合がある。
図1,2に示されるように、電子機器1は、例えば、クラムシェル型(ノートブック型)のパーソナルコンピュータとして構成されており、ベース筐体2と、ディスプレイ筐体3と、を備えている。ベース筐体2には、キーボード4や、不図示の基板等が収容され、ディスプレイ筐体3には、アンテナユニット5や、ディスプレイユニット6等が収容されている。ベース筐体2は、筐体の一例であり、ディスプレイ筐体3は、第二筐体の一例である。なお、電子機器1は、この例には限定されず、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータや、映像表示装置、テレビジョン受像機、ゲーム機、映像表示制御装置、情報記憶装置等、アンテナユニット5を備えた種々の電子機器1として構成することができる。
ベース筐体2は、例えば、キーボード4が露出する上面2a1と、上面2a1とは反対側を向いた下面2b1と、を有する。キーボード4は、上方から操作可能な状態に、ベース筐体2に支持されている。また、ベース筐体2内には、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の複数の電子部品が実装された基板が設けられている。基板内の配線とこれら複数の電子部品とによって、電子機器1の制御回路の少なくとも一部が構成されている。
ディスプレイ筐体3は、例えば、ディスプレイユニット6の表示画面6aが露出する前面3a1と、前面3a1とは反対側を向いた後面3b1と、を有する。ディスプレイユニット6は、表示画面6aが前方から視認可能な状態に、ディスプレイ筐体3に支持されている。また、前面3a1および表示画面6aは、タッチパネル9の透明部によって覆われている。
アンテナユニット5は、例えば、ディスプレイ筐体3の上端部3jの二つの隅部に設けられている。アンテナユニット5は、それぞれケーブルを介して、基板の通信チップと電気的に接続されている。アンテナユニット5は、ダイバーシティアンテナの一例である。本実施形態によれば、複数のアンテナユニット5で受信した同一の無線信号について、電波状況の優れたアンテナユニット5の信号を優先的に用いたり、受信した信号を合成してノイズを除去したりすることによって、通信の質や信頼性の向上を図ることができる。なお、アンテナユニット5は、この例には限定されず、例えば、片側の隅部のみに設けられてもよい。
図3は、電子機器1の背面側からの斜視図であって、ディスプレイ筐体3が第二展開位置P2に位置された状態の図である。図4は、電子機器1の背面側からの斜視図であって、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態の図である。本実施形態では、電子機器1は、図2に示されるノートブックモードや、図3に示されるテントモード(スタンドモード)、図4に示されるスレートモード(タブレットモード)等、複数のモードで使用可能に構成されている。
具体的には、ディスプレイ筐体3は、ベース筐体2にY方向に沿って延びる二つの回転中心Ax1,Ax2(回転軸)を有したヒンジ7を介して回転可能に支持されている。ディスプレイ筐体3は、ヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2回りに回転することで、閉位置P0(図1)と、第一展開位置P1(図2)と、第二展開位置P2(図3)と、第三展開位置P3(図4)と、の間で移動可能である。
図1に示されるように、ディスプレイ筐体3が閉位置P0に位置された状態では、ベース筐体2の上面2a1およびキーボード4と、ディスプレイ筐体3の前面3a1およびディスプレイユニット6の表示画面6aとが対向する。よって、閉位置P0では、キーボード4やタッチパネル9等は、ベース筐体2およびディスプレイ筐体3によって隠れるため、操作不能である。閉位置P0は、第一位置の一例であり、上面2a1は、外面の一例である。また、閉位置P0は、初期位置や、第一折り畳み位置等とも称される。
図2に示されるように、ディスプレイ筐体3が第一展開位置P1に位置された状態では、上面2a1およびキーボード4と、前面3a1および表示画面6aとが対向せず、上面2a1、キーボード4、前面3a1、および表示画面6aが露出する。第一展開位置P1におけるディスプレイ筐体3のベース筐体2に対する回転角度は、例えば、90°〜170°である。第一展開位置P1では、所謂ノートブックモードとして使用され、ベース筐体2が不図示の机や台等の載置部に載せられた状態でキーボード4によって操作が行われる。第一展開位置P1は、第一使用位置等とも称される。
図3に示されるように、ディスプレイ筐体3が第二展開位置P2に位置された状態では、上面2a1およびキーボード4と、前面3a1および表示画面6aとが互いに反対側を向く。第二展開位置P2におけるディスプレイ筐体3のベース筐体2に対する回転角度は、例えば、270°〜350°である。第二展開位置P2では、所謂テントモード(スタンドモード)として使用され、ベース筐体2およびディスプレイ筐体3が不図示の載置部に立てられた状態でタッチパネル9によって操作が行われる。第二展開位置P2は、第二使用位置等とも称される。
また、図4に示されるように、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態においても、上面2a1およびキーボード4と、前面3a1および表示画面6aとが互いに反対側を向く。第三展開位置P3におけるディスプレイ筐体3のベース筐体2に対する回転角度は、360°である。第三展開位置P3では、所謂スレートモード(タブレットモード)として使用され、ベース筐体2が不図示の載置部に載せられた状態あるいはベース筐体2が載置部から持ち上げられた状態でタッチパネル9によって操作が行われる。第三展開位置P3は、第二位置の一例である。
なお、第三展開位置P3は、この例には限定されず、例えば、互いに交差(直交)する二つの回転中心を有したヒンジによって、ベース筐体2の上面2a1側でディスプレイ筐体3の表示画面6aが上面2a1とは反対側を向くように重ねられてもよい。第三展開位置P3は、第三使用位置や、第二折り畳み位置等とも称される。
図1〜4に示されるように、ディスプレイ筐体3は、例えば、一方向(図1ではZ方向)に扁平な直方体状に構成されている。ディスプレイ筐体3は、前壁3aや、後壁3b、複数の側壁3c〜3f等を有している。前壁3aは、前面3a1を含み、後壁3bは、後面3b1を含む。前壁3aは、四角形状の枠状に構成され、後壁3bは、四角形状の板状に構成されている。
図2に示されるように、側壁3cおよび側壁3eは、それぞれ、ディスプレイ筐体3の下端部3hおよび上端部3jを構成している。下端部3hは、ヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2と隣接(近接)している。上端部3jは、下端部3hよりもヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2と離間している。また、側壁3dおよび側壁3fは、それぞれ、ディスプレイ筐体3の左端部3iおよび右端部3kを構成している。
また、ディスプレイ筐体3は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、ディスプレイ筐体3は、例えば、フロントカバー31と、リヤカバー32と、を有している。フロントカバー31は、前壁3aと、側壁3c〜3fのそれぞれの一部と、を含む。リヤカバー32は、後壁3bと、側壁3c〜3fのそれぞれの一部と、を含む。フロントカバー31とリヤカバー32とは、爪やネジ等によって互いに結合されている。
図1〜4に示されるように、ベース筐体2は、例えば、Z方向に扁平な直方体状の箱型に構成されている。ベース筐体2は、上壁2aや、下壁2b、前壁2c、左壁2d、後壁2e、右壁2f等の複数の壁部を有している。前壁2c、左壁2d、後壁2e、および右壁2fは、側壁や、周壁、端壁等とも称される。
上壁2aおよび下壁2bは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。上壁2aは、上面2a1を含み、下壁2bは、下面2b1を含む。下面2b1には、ベース筐体2を不図示の載置部から離間した状態に支持する複数の支持部が設けられている。支持部は、脚やゴム脚等とも称される。上壁2aは、外壁の一例である。
前壁2cおよび後壁2eは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁2cは、上壁2aおよび下壁2bのX方向の反対方向の端部の間に亘り、後壁2eは、上壁2aおよび下壁2bのX方向の端部の間に亘っている。
前壁2cおよび後壁2eは、それぞれ、ベース筐体2の前端部2hおよび後端部2jを構成している。前端部2hは、ヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2と離間している。後端部2jは、前端部2hよりもヒンジ7の回転中心Ax1,Ax2と隣接(近接)している。前端部2hは、第一端部の一例である。
左壁2dおよび右壁2fは、いずれも、Y方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁2dは、上壁2aおよび下壁2bのY方向の端部の間に亘り、右壁2fは、上壁2aおよび下壁2bのY方向の反対方向の端部の間に亘っている。左壁2dおよび右壁2fは、それぞれ、ベース筐体2の左端部2iおよび右端部2kを構成している。
また、ベース筐体2は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、ベース筐体2は、例えば、トップカバー21と、ボトムカバー22と、を有している。トップカバー21は、上壁2aと、前壁2c、左壁2d、後壁2e、および右壁2fのそれぞれの一部と、を含む。ボトムカバー22は、下壁2bと、前壁2c、左壁2d、後壁2e、および右壁2fのそれぞれの一部と、を含む。トップカバー21とボトムカバー22とは、爪やネジ等によって互いに結合されている。
図5は、図4のV−V断面図である。図5に示されるように、ディスプレイ筐体3のフロントカバー31およびリヤカバー32は、それぞれ、第一部材31A,32Tと、第二部材31B,32Uと、を有している。第一部材31A,32Tと第二部材31B,32Uとは、互いに材料が異なる。第一部材31A,32Tを構成する第一材料は、合成樹脂材料であり、第二部材31B,32Uを構成する第二材料は、マグネシウム合金等の金属材料である。第一部材31A,32Tと第二部材31B,32Uとは、例えば、インサート成形(ハイブリット成形)等によって製造され、互いに接合(一体化)されている。
第一部材31A,32Tは、アンテナユニット5のアンテナ5aとディスプレイ筐体3の厚さ方向(図5ではZ方向)に重なって位置されている。第一部材31A,32Tは、合成樹脂材料によって構成されているので、アンテナ5aは、第一部材31A,32Tを介して電波を送受信することができる。アンテナ5aは、例えば、無線LAN(Local Area Network)用である。なお、アンテナ5aは、無線LAN用以外のものであってもよい。アンテナ5aは、金属材料によって構成されている。
また、アンテナユニット5は、接続部材5bを有している。接続部材5bは、複数の折り曲げ部を有した板状に形成され、アンテナ5aから延びている。接続部材5bは、金属材料によって構成されている。接続部材5bは、リヤカバー32の第二部材32Uの内面に接触した状態で、アルミテープ等によって第二部材32Uに固定されている。これにより、アンテナ5aと第二部材32Uとが接続部材5bを介して電気的に接続され、第二部材32Uがアンテナ5aのグランド部材として機能する。
図5に示されるように、ベース筐体2のトップカバー21およびボトムカバー22は、それぞれ、第一部材21F,22Fと、第二部材21R,22Rと、を有している。第一部材21F,22Fと第二部材21R,22Rとは、互いに材料が異なる。第一部材21F,22Fを構成する第一材料は、合成樹脂材料であり、第二部材21R,22Rを構成する第二材料は、マグネシウム合金等の金属材料である。第一部材21F,22Fと第二部材21R,22Rとは、例えば、インサート成形(ハイブリット成形)等によって製造され、互いに接合(一体化)されている。
第一部材21F,22Fと第二部材21R,22Rとは、それぞれ、X方向に並んでいる。言い換えると、第二部材21R,22Rは、第一部材21F,22Fよりも前端部2hから離れて位置されている。そして、本実施形態では、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態で、第一部材21F,22Fがアンテナ5aとZ方向に重なって位置されている。これにより、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3で使用されるような場合にも、アンテナ5aは、合成樹脂材料で構成された第一部材21F,22Fを介して電波を送受信することができる。
また、図5に示されるように、本実施形態では、第一部材21Fと第二部材21Rとの間の境界部25に、リブ2xが設けられている。リブ2xは、上壁2aからベース筐体2内に向かうZ方向に突出し、前端部2hに沿ってY方向に延びている。リブ2xは、後述する第一部材21Fの第三部分21F2と第二部材21Rの第四部分21R2とがX方向に重なり合うことによって構成されている。
次に、リブ2xについてより詳しく説明する。図6は、トップカバー21の背面側からの斜視図である。図7は、図6の第一部材21Fの一部の拡大図である。図8は、図6の第二部材21Rの一部の拡大図である。図9は、図2のIX−IX断面図である。
図6に示されるように、リブ2xは、ベース筐体2のパームレスト部8と対応する位置に設けられている。言い換えると、ベース筐体2の上壁2aには、Y方向に互いに間隔をあけて二つのリブ2xが設けられている。パームレスト部8は、ディスプレイ筐体3が第一展開位置P1(図2)で使用される場合に、ユーザが手を載せる部分である。パームレスト部8は、載置部等とも称される。
図7に示されるように、第一部材21Fは、上壁2aの一部を構成する第一部分21F1と、リブ2xの一部を構成する第三部分21F2と、を有している。第三部分21F2は、第一部分21F1のX方向の端部からZ方向に突出し、Y方向に沿って延びている。
また、第三部分21F2は、Y方向の両端側でX方向の反対方向に屈曲し、前壁2c(前端部2h)と接続されている。すなわち、第三部分21F2は、X方向に沿って延びる部分を含む。なお、前壁2cと第三部分21F2との間には、第一部分21F1からZ方向に突出した第三部分21F2とは別の複数のリブが設けられている。複数のリブは、Z方向に見た場合に、格子状に構成されている。
図8に示されるように、第二部材21Rは、上壁2aの一部を構成する第二部分21R1と、リブ2xの一部を構成する第四部分21R2と、を有している。第四部分21R2は、第二部分21R1のX方向の反対方向の端部からZ方向に突出し、第三部分21F2に沿って延びている。第四部分21R2は、Z方向に見た場合に、X方向の反対方向に向けて開放された略U字状に構成されている。
そして、図9に示されるように、本実施形態では、第二部分21R1が第一部分21F1とX方向およびY方向に並び、かつ第四部分21R2が第三部分21F2とX方向およびY方向に並んだ状態で、第一部材21Fと第二部材21Rとが接合(一体化)されている。
このように、本実施形態によれば、リブ2xの第三部分21F2および第四部分21R2によって、第一部材21Fと第二部材21Rとの間の境界部25における接触面積ひいては摩擦力が増大する。よって、例えば、上壁2aのパームレスト部8からリブ2xの突出方向であるZ方向に入力される荷重に対する剛性や強度が高まりやすい。
なお、本実施形態では、ベース筐体2の左壁2dおよび右壁2fのうち一方、例えば右壁2fには、タッチペン10が収容されている。タッチペン10は、収容部を構成する隔壁2yによって覆われている。隔壁2yは、Y方向に見た場合に、下壁2b側に向けて開放された略U字状に構成されている。隔壁2yは、Y方向に沿って延びており、リブ2xとZ方向に並んでいる。本実施形態では、この隔壁2yによっても、パームレスト部8からZ方向に入力される荷重に対する剛性や強度が高められている。
以上のように、本実施形態では、ベース筐体2は、前端部2h(第一端部)を有した上壁2a(外壁)と、上壁2aにおける前端部2hとはX方向(第一方向)に離れた位置から当該ベース筐体2内に突出し、かつ前端部2hに沿って延びたリブ2xと、上壁2aの一部を構成する第一部分21F1と、リブ2xの一部を構成する第三部分21F2と、を有し、合成樹脂材料(第一材料)によって構成された第一部材21Fと、上壁2aの一部を構成し第一部分21F1とX方向に並んだ第二部分21R1と、リブ2xの一部を構成し第三部分21F2とX方向に並んだ第四部分21R2と、を有し、金属材料(第二材料)によって構成され第一部材21Fと接合された第二部材21Rと、を備える。
このような構成によれば、例えば、リブ2xが設けられない場合と比べて、第一部材21Fおよび第二部材21Rの境界部25における接触面積ひいては摩擦力が増大する。よって、例えば、リブ2xを利用した比較的簡素な構成によって、境界部25における接合強度、すなわちリブ2xの突出方向であるZ方向に入力される荷重に対する剛性や強度がより高まりやすい。
また、本実施形態では、電子機器1は、表示画面6aを有し、ベース筐体2に対して複数の回転中心Ax1,Ax2回りに、表示画面6aが上壁2aの上面2a1(外面)と面する閉位置P0(第一位置)と、表示画面6aが上面2a1とは反対側を向く第三展開位置P3(第二位置)と、の間で回転可能に支持されたディスプレイ筐体3(第二筐体)と、ディスプレイ筐体3に収容され、当該ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3に位置された状態で第一部材21FとZ方向(第二方向)に重なって位置されたアンテナ5aと、を備える。
このような構成によれば、第一部材21Fが合成樹脂材料によって構成されているため、例えば、ディスプレイ筐体3が第三展開位置P3で使用されるような場合にも、アンテナ5aが第一部材21Fを介して電波を送受信することができる。
[第1変形例]
図10は、第1変形例の電子機器1Aの第二部材21Rの一部の斜視図であり、図11は、第1変形例の電子機器1Aのベース筐体2の一部の断面図である。電子機器1Aは、上記実施形態の電子機器1と同様の構成を備えている。よって、電子機器1Aは、当該同様の構成に基づく上記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
ただし、本変形例では、図10に示されるように、第四部分21R2に凹部21R3が設けられている点が、上記実施形態と相違している。凹部21R3は、例えば、第三部分21F2から離れる方向、すなわちX方向に凹み、X方向の反対方向に開放されている。また、凹部21R3は、第四部分21R2に沿ってY方向に細長く延びている。なお、凹部21R3は、この例には限定されず、例えば、Y方向に間欠的に設けられてもよい。
また、図11に示されるように、第三部分21F2には、X方向に突出し、凹部21R3内に挿入される突出部21F3が設けられている。突出部21F3は、凹部21R3に沿ってY方向に延びている。言い換えると、突出部21F3は、凹部21R3に係合(嵌合)している。突出部21F3は、第一突出部の一例であり、凹部21R3は、第一開口部の一例である。
また、第一部分21F1には、第二部分21R1とは反対側に凹んだ凹部21F4が設けられ、第二部分21R1には、凹部21F4内に突出する突出部21R4が設けられている。突出部21R4および凹部21F4は、上壁2aの上面2a1よりもZ方向に離れて位置されている。突出部21R4は、Y方向に沿って延び、凹部21F4に係合(嵌合)している。凹部21F4のX方向に沿った深さは、例えば、凹部21R3のX方向に沿った深さよりも深い。突出部21R4は、第二突出部の一例であり、凹部21F4は、第二開口部の一例である。
突出部21F3は、第一部材21Fと第二部材21Rとのインサート成形時に、第一部材21Fを構成する合成樹脂材料が凹部21R3内に入り込むことによって構成されている。また、凹部21F4は、第一部材21Fと第二部材21Rとのインサート成形時に、第一部材21Fを構成する合成樹脂材料が突出部21R4の周囲のスペースに入り込むことによって構成されている。なお、凹部21R3および突出部21R4は、例えば、CNC加工等によって第四部分21R2および第二部分21R1のそれぞれの一部が切削されることによって構成されている。
このように、本変形例では、例えば、第三部分21F2には、X方向に沿って延びた突出部21F3が設けられ、第四部分21R2には、突出部21F3が入る凹部21R3が設けられている。このような構成によれば、例えば、突出部21F3と凹部21R3の縁部との当接によって、第一部材21Fと第二部材21RとのX方向と交差したZ方向およびY方向への相対移動を抑制することができる。また、例えば、突出部21F3および凹部21R3が設けられない場合と比べて、境界部25における接触面積ひいては摩擦力がより増大しうる。よって、例えば、第一部材21Fおよび第二部材21Rの境界部25における接合強度がより一層高まりやすい。
また、本変形例では、例えば、第二部分21R1には、上壁2aの上面2a1よりもZ方向に離れた位置でX方向に沿って延びた突出部21R4が設けられ、第一部分21F1には、突出部21R4が入る凹部21F4が設けられている。このような構成によれば、例えば、突出部21R4と凹部21F4の縁部との当接によって、第一部材21Fと第二部材21RとのZ方向およびY方向への相対移動を抑制することができる。よって、例えば、第一部材21Fおよび第二部材21Rの境界部25における接合強度、すなわちZ方向に入力された荷重に対する剛性や強度がより一層高まりやすい。
[第2変形例]
図12は、第2変形例の電子機器1Bのベース筐体2の一部の断面図である。電子機器1Bは、上記第1変形例の電子機器1Aと同様の構成を備えている。よって、電子機器1Bは、当該同様の構成に基づく上記第1変形例と同様の作用および効果を得ることができる。
ただし、本変形例では、図12に示されるように、第四部分21R2に貫通孔21R7が設けられている点が、上記第1変形例と相違している。貫通孔21R7は、第一開口部の一例であり、第四部分21R2をX方向に貫通している。貫通孔21R7には、突出部21F3が係合(嵌合)している。なお、貫通孔21R7および突出部21F3は、例えば、Y方向に間欠的に設けられてもよい。
このように、本変形例によれば、貫通孔21R7によって、突出部21F3との接触面積(引っ掛かり量)がより増大するため、境界部25における接合強度、すなわちZ方向に入力された荷重に対する剛性や強度がより一層高まりやすい。
なお、突出部21F3は、この例には限定されず、例えば、貫通孔21R7の第三部分21F2とは反対側でZ方向に沿って張り出した張出部が設けられてもよい。張出部は、フランジ部や、引掛部、カシメ部等とも称される。張出部によって第二部材21Rとの接触面積が増えるため、境界部25における接合強度がより一層高まりやすい。
張出部は、例えば、第一部材21Fと第二部材21Rとのインサート成形時に、金型に対する第二部材21Rのセット位置をずらし、貫通孔21R7の第三部分21F2とは反対側に第一部材21Fを構成する合成樹脂材料が流れ込むスペースを確保すること等によって、容易に成形することができる。
[第3変形例]
図13は、第3変形例の電子機器1Cの第二部材21Rの一部の斜視図であり、図14は、第3変形例の電子機器1Cのベース筐体2の一部の断面図である。電子機器1Cは、上記第2変形例の電子機器1Bと同様の構成を備えている。よって、電子機器1Cは、当該同様の構成に基づく上記第2変形例と同様の作用および効果を得ることができる。
ただし、本変形例では、図13に示されるように、突出部21R4に貫通孔21R5が設けられている点が、上記第1変形例と相違している。貫通孔21R5は、突出部21R4をZ方向に貫通した貫通孔の一例である。また、突出部21R4には、Y方向に互いに間隔をあけて複数の貫通孔21R5が設けられている。なお、貫通孔21R5は、この例には限定されず、例えば、Y方向に沿って細長く延びた長穴状に構成されてもよい。
また、図14に示されるように、第一部分21F1には、貫通孔21R5を介して凹部21F4のZ方向に離間した二つの側面21F8と繋がった接続部21F5が設けられている。接続部21F5は、二つの側面21F8の間に亘ってZ方向に延びている。言い換えると、接続部21F5は、貫通孔21R5に係合(嵌合)している。
このように、本変形例によれば、貫通孔21R5を貫通する接続部21F5によって凹部21F4の二つの側面21F8が繋がるため、第一部材21Fおよび第二部材21Rの境界部25における接合強度、すなわちZ方向に入力された荷重に対する剛性や強度がより一層高まりやすい。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、第二部材の第二材料は、金属材料には限定されず、第一部材の第一材料とは異なる合成樹脂材料等であってもよい。
1,1A〜1C…電子機器、2…ベース筐体(筐体)、2a…上壁(外壁)、2a1…上面(外面)、2h…前端部(第一端部)、2x…リブ、3…ディスプレイ筐体(第二筐体)、5a…アンテナ、6a…表示画面、21F…第一部材、21F1…第一部分、21F2…第三部分、21F3…突出部(第一突出部)、21F4…凹部(第二開口部)、21F5…接続部、21F8…側面、21R…第二部材、21R1…第二部分、21R2…第四部分、21R3…凹部(第一開口部)、21R4…突出部(第二突出部)、21R5…貫通孔、21R7…貫通孔(第一開口部)、25…境界部、Ax1,Ax2…回転中心、P0…閉位置(第一位置)、P3…第三展開位置(第二位置)、X…第一方向、Z…第二方向。

Claims (6)

  1. 電子機器の筐体であって、
    第一端部を有した外壁と、
    前記外壁における前記第一端部とは第一方向に離れた位置から当該筐体内に突出し、かつ前記第一端部に沿って延びたリブと、
    前記外壁の一部を構成する第一部分と、前記リブの一部を構成する第三部分と、を有し、第一材料によって構成された第一部材と、
    前記外壁の一部を構成し前記第一部分と前記第一方向に並んだ第二部分と、前記リブの一部を構成し前記第三部分と前記第一方向に並んだ第四部分と、を有し、前記第一材料とは異なる第二材料によって構成され前記第一部材と接合された第二部材と、
    を備え
    前記第三部分および前記第四部分のうち一方には、前記第一方向に沿って延びた第一突出部が設けられ、他方には前記第一突出部が入る第一開口部が設けられた、筐体。
  2. 前記第一部分および前記第二部分のうち一方には、前記外壁の外面よりも前記リブの突出方向である第二方向に離れた位置で前記第一方向に沿って延びた第二突出部が設けられ、他方には前記第二突出部が入る第二開口部が設けられた、請求項に記載の筐体。
  3. 前記第二突出部には、前記第二方向に貫通した貫通孔が設けられ、前記第一部分および前記第二部分のうち他方には、前記貫通孔を介して前記第二開口部の前記第二方向に離間した二つの側面と繋がった接続部が設けられた、請求項に記載の筐体。
  4. 電子機器の筐体であって、
    第一端部を有した外壁と、
    前記外壁における前記第一端部とは第一方向に離れた位置から当該筐体内に突出し、かつ前記第一端部に沿って延びたリブと、
    前記外壁の一部を構成する第一部分と、前記リブの一部を構成する第三部分と、を有し、第一材料によって構成された第一部材と、
    前記外壁の一部を構成し前記第一部分と前記第一方向に並んだ第二部分と、前記リブの一部を構成し前記第三部分と前記第一方向に並んだ第四部分と、を有し、前記第一材料とは異なる第二材料によって構成され前記第一部材と接合された第二部材と、
    を備え、
    前記第一部分および前記第二部分のうち一方には、前記外壁の外面よりも前記リブの突出方向である第二方向に離れた位置で前記第一方向に沿って延びた第二突出部が設けられ、他方には前記第二突出部が入る第二開口部が設けられた、筐体。
  5. 前記第二突出部には、前記第二方向に貫通した貫通孔が設けられ、前記第一部分および前記第二部分のうち他方には、前記貫通孔を介して前記第二開口部の前記第二方向に離間した二つの側面と繋がった接続部が設けられた、請求項に記載の筐体。
  6. 請求項1〜のうちいずれか一つに記載の筐体と、
    表示画面を有し、前記筐体に対して複数の回転中心回りに、前記表示画面が前記外壁の外面と面する第一位置と、前記表示画面が前記外面とは反対側を向く第二位置と、の間で回転可能に支持された第二筐体と、
    前記第二筐体に収容され、当該第二筐体が前記第二位置に位置された状態で前記第一部材と前記リブの突出方向である第二方向に重なって位置されたアンテナと、
    を備え、
    前記第一部材は、前記第一材料として合成樹脂材料によって構成された、電子機器。
JP2018213503A 2018-11-14 2018-11-14 筐体および電子機器 Active JP6512360B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018213503A JP6512360B1 (ja) 2018-11-14 2018-11-14 筐体および電子機器
US16/408,630 US10809763B2 (en) 2018-11-14 2019-05-10 Chassis and electronic device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018213503A JP6512360B1 (ja) 2018-11-14 2018-11-14 筐体および電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6512360B1 true JP6512360B1 (ja) 2019-05-15
JP2020080086A JP2020080086A (ja) 2020-05-28

Family

ID=66530706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018213503A Active JP6512360B1 (ja) 2018-11-14 2018-11-14 筐体および電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10809763B2 (ja)
JP (1) JP6512360B1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD916075S1 (en) * 2018-03-16 2021-04-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Notebook computer
USD997934S1 (en) * 2018-09-21 2023-09-05 Lenovo (Beijing) Co., Ltd. Laptop computer
USD916076S1 (en) * 2018-11-07 2021-04-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Notebook
TWI704396B (zh) * 2019-08-15 2020-09-11 啟碁科技股份有限公司 電子顯示裝置
USD952628S1 (en) 2019-11-07 2022-05-24 Dell Products L.P. Portable information handling system
USD928775S1 (en) 2019-11-07 2021-08-24 Dell Products L.P. Portable information handling system
USD941118S1 (en) * 2020-01-06 2022-01-18 Shenzhen Guo Dong Intelligent Drive Technologies Co., Ltd. Sensor bracket
USD928143S1 (en) * 2020-02-07 2021-08-17 Dell Products L.P. Portable information handling system
USD953321S1 (en) * 2020-02-07 2022-05-31 Dell Products L.P. Portable information handling system
USD967815S1 (en) * 2020-02-24 2022-10-25 Dell Products L.P. Information handling system

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3436983B2 (ja) * 1994-09-02 2003-08-18 富士通株式会社 モールド成形品の分離方法
JP2008003714A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Toshiba Corp 部品結合構造および電子機器
US20110115735A1 (en) * 2008-07-07 2011-05-19 Lev Jeffrey A Tablet Computers Having An Internal Antenna
JP2011022769A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Toshiba Corp 電子機器
JP4776722B2 (ja) * 2009-12-25 2011-09-21 株式会社東芝 電子機器
JP5606169B2 (ja) * 2010-06-15 2014-10-15 京セラケミカル株式会社 電子機器用筐体およびその製造方法
JP5121897B2 (ja) * 2010-08-11 2013-01-16 株式会社東芝 電子機器
JP5002713B1 (ja) * 2011-02-14 2012-08-15 株式会社東芝 電子機器
JP6094329B2 (ja) * 2013-03-29 2017-03-15 富士通株式会社 電子装置および電子装置用部品
JP6155979B2 (ja) * 2013-08-29 2017-07-05 富士通株式会社 情報処理装置
US20150171504A1 (en) * 2013-12-13 2015-06-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus
JPWO2017073020A1 (ja) * 2015-10-30 2018-08-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器
JP6190476B2 (ja) 2016-01-12 2017-08-30 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器用筐体および電子機器
JP2017134758A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 富士通株式会社 情報処理装置
JP7043266B2 (ja) * 2018-01-12 2022-03-29 Dynabook株式会社 電子機器
CN108508973B (zh) * 2018-03-30 2020-11-20 联想(北京)有限公司 一种电子设备
JP2020099004A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020080086A (ja) 2020-05-28
US10809763B2 (en) 2020-10-20
US20200150719A1 (en) 2020-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6512360B1 (ja) 筐体および電子機器
JP6519706B1 (ja) 筐体および電子機器
CA2593691C (en) Mobile terminal
US7503423B2 (en) Electronic apparatus
US20190148816A1 (en) Middle frame assembly and electronic device
JP5417488B2 (ja) 電子機器
JP2020190819A (ja) 電子機器
US20130335941A1 (en) Television and electronic apparatus
JP6620961B1 (ja) 電子機器
JP6777867B2 (ja) 電子機器
JP6508403B1 (ja) 電子機器の筐体および電子機器
JP5050110B2 (ja) 電子機器
JP6770241B2 (ja) スペーサおよび電子機器
JP6721853B1 (ja) 電子機器
JP6705997B1 (ja) コネクタおよび電子機器
JP6705996B1 (ja) コネクタおよび電子機器
JP6864249B1 (ja) 電子機器
JP7460909B2 (ja) 電子機器
JP6734557B1 (ja) 電子機器
JP2020095525A (ja) 電子機器の筐体
JP4996752B1 (ja) テレビジョン受像機、及び電子機器
JP2012168975A (ja) テレビジョン受像機、及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181203

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181203

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6512360

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250