JP6864249B1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電部材が筐体の高さ方向と交差する方向に長くなるのを抑制することができる新規な構成の電子機器を得る。【解決手段】電子機器は、筐体と、アンテナと、導電部材と、を備える。筐体は、金属部と、樹脂部と、を有する。アンテナは、ベース部と、樹脂部に収容された通信部と、を有し、筐体に収容されている。導電部材は、金属部とベース部とを電気的に接続している。金属部と樹脂部とは、筐体の高さ方向と交差する交差方向に隣接している。金属部と樹脂部との境界部と、導電部材と、ベース部とが、筐体の高さ方向に並べられている。【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、筐体と、筐体に収容されたアンテナと、を備えた電子機器が知られている。この種の電子機器として、筐体が、金属材料によって構成された金属部と、合成樹脂材料によって構成され金属部と隣接した樹脂部と、を有し、アンテナが樹脂部に収容され、アンテナと金属部とがシート状の導電部材によって電気的に接続されたものがある。
特開2017−228982号公報
この種の電子機器では、シート状の導電部材が筐体の高さ方向と交差する方向にアンテナから金属部へ延びている。このため、導電部材が筐体の高さ方向と交差する方向に長くなりやすい。そこで、例えば、導電部材が筐体の高さ方向と交差する方向に長くなるのを抑制することができる新規な構成が得られれば、有益である。
本発明の課題の一つは、導電部材が筐体の高さ方向と交差する方向に長くなるのを抑制することができる新規な構成の電子機器を得ることである。
本発明の第1の態様にかかる電子機器は、金属材料によって構成された金属部と、前記金属部と隣接し合成樹脂材料によって構成された樹脂部と、を有した筐体と、ベース部と、前記ベース部に固定され前記樹脂部に収容された通信部と、を有し、前記筐体に収容されたアンテナと、前記筐体の高さ方向に互いに間隔を空けて配置され、互いの間に前記ベース部が配置され、前記金属部と前記ベース部とを電気的に接続した二つの導電部材と、を備え、前記金属部と前記樹脂部とは、前記筐体の高さ方向と交差する交差方向に隣接し、前記金属部と前記樹脂部との第1の境界部と、二つのうちの一方の前記導電部材と、前記ベース部とが、前記筐体の高さ方向に並べられ、前記一方の前記導電部材が前記第1の境界部と前記ベース部との間で弾性的に圧縮され、前記金属部と前記樹脂部との第2の境界部と、二つのうちの他方の前記導電部材と、前記ベース部とが、前記筐体の高さ方向に並べられ、前記他方の前記導電部材が前記第2の境界部と前記ベース部とに接触している
前記電子機器では、例えば、前記金属部は、前記筐体の高さ方向に沿った第1の方向を向いた第1の面と、前記第1の面から少なくとも前記第1の方向に延びた第2の面と、を有し、前記導電部材は、前記第1の面と前記第2の面とに接触している。
前記電子機器では、例えば、前記樹脂部は、前記第1の方向を向き前記第1の面と前記交差方向に隣接した第3の面を有し、前記導電部材は、前記第3の面と接触している。
前記電子機器では、前記通信部の全体が前記樹脂部に収容されている。
前記電子機器では、二つの前記導電部材は、スポンジと、前記スポンジを被覆した導電性の被覆部材と、を有する
前記電子機器では、二つの前記導電部材は、導通性を有するスポンジを有する。
本発明の第2の態様にかかる電子機器は、金属材料によって構成された金属部と、前記金属部と隣接し合成樹脂材料によって構成された樹脂部と、を有した第1の筐体と、ベース部と、前記ベース部に固定され前記樹脂部に収容された通信部と、を有し、前記第1の筐体に収容されたアンテナと、前記金属部と前記ベース部とを電気的に接続した導電部材と、前記第1の筐体に収容され、前記アンテナと電気的に接続された基板と、前記第1の筐体に回転可能に支持された第2の筐体と、前記第2の筐体に支持されたディスプレイユニットと、を備え、前記金属部と前記樹脂部とは、前記第1の筐体の高さ方向と交差する交差方向に隣接し、前記金属部と前記樹脂部との境界部と、前記導電部材と、前記ベース部とが、前記第1の筐体の高さ方向に並べられている。
本発明の上記態様によれば、導電部材が筐体の厚さ方向と交差する方向に長くなるのを抑制することができる新規な構成の電子機器を得ることができる。
図1は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ部が展開位置に位置された状態の図である。 図2は、実施形態の電子機器におけるベース部の上側からの例示的な斜視図であって、ベース部の一部の図示が省略された図である。 図3は、実施形態の電子機器におけるベース部の下側からの例示的な側面図であって、ベース部の一部の図示が省略された図である。 図4は、実施形態の電子機器におけるベース部の下側からの例示的な分解斜視図である。 図5は、図1のV-V線に沿ったベース部の例示的な断面図である。 図6は、図1のVI-VI線に沿ったベース部の例示的な断面図である。 図7は、実施形態の電子機器におけるアッパーカバーの下側からの斜視図である。 図8は、実施形態の電子機器におけるアッパーカバーの金属部の一部の下側からの斜視図である。 図9は、実施形態の電子機器におけるアッパーカバーの金属部の一部の下側からの斜視図である。 図10は、実施形態の電子機器における右前側アンテナの下側からの斜視図である。 図11は、実施形態の電子機器における右前側アンテナの上側からの斜視図である。 図12は、実施形態の電子機器における左前側アンテナの下側からの斜視図である。 図13は、実施形態の電子機器における左前側アンテナの上側からの斜視図である。 図14は、実施形態の変形例の電子機器の正面側からの例示的な斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。また、図面において、部分間の大きさ(長さ、幅、高さ、厚さ)の比率や位置関係等は、必ずしも現実のものと同一とは限らない。
図1は、実施形態の電子機器1の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ部3が展開位置に位置された状態の図である。
図1に示されるように、電子機器1は、例えば、ノートブック型(クラムシェル型)のパーソナルコンピュータとして構成され、ベース部2と、ディスプレイ部3と、を備える。ベース部2は、例えば机や、台、棚等の載置部の平面(不図示)に載置される。ディスプレイ部3は、ベース部2に対して回転中心軸C回りに回転可能にベース部2に支持され、展開位置(図1)と閉じ位置(不図示)との間を移動可能である。具体的には、ディスプレイ部3は、ヒンジ5を介してベース部2に連結されている。なお、電子機器1は、上記例には限定されず、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータや、タブレット型のパーソナルコンピュータ、映像電子機器、テレビジョン受像機、ゲーム機等であってもよい。
本実施形態では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、ベース部2の奥行方向(前後方向、短手方向)に沿い、Y方向は、ベース部2の幅方向(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、ベース部2の高さ方向(上下方向、厚さ方向)に沿う。また、以下の説明では、X方向は前方、X方向の反対方向は後方とも称され、Y方向は左方、Y方向の反対方向は右方とも称され、Z方向は上方、Z方向の反対方向は下方とも称される。Z方向は、第1の方向の一例であり、X方向およびY方向は、交差方向の一例である。
ベース部2は、第1の筐体11と、第1の筐体11に支持されたキーボード12と、を有する。キーボード12は、上方から操作可能な状態に第1の筐体11に支持されている。
ディスプレイ部3は、第2の筐体21と、ディスプレイユニット22と、を有する。ディスプレイユニット22は、表示画面22aが前方から視認可能な状態に、第2の筐体21に支持されている。
ディスプレイ部3が展開位置(図1)に位置した状態では、第1の筐体11の上面11aおよびキーボード12と、第2の筐体21の前面21aおよびディスプレイユニット22の表示画面22aとが対向せず、第1の筐体11の上面11a、キーボード12、第2の筐体21の前面21a、ディスプレイユニット22の表示画面22aが露出する。このとき、第2の筐体21の前面21aおよび後面21bは、それぞれ、前方および後方を向く。
一方、ディスプレイ部3が閉じ位置に位置した状態では、第1の筐体11の上面11aおよびキーボード12と、第2の筐体21の前面21aおよびディスプレイユニット22の表示画面22aとが対向する。
次に、ベース部2について詳細に説明する。図2は、実施形態の電子機器1におけるベース部2の上側からの例示的な斜視図であって、ベース部2の一部の図示が省略された図である。図3は、実施形態の電子機器1におけるベース部2の下側からの例示的な側面図であって、ベース部2の一部の図示が省略された図である。図4は、実施形態の電子機器1におけるベース部2の下側からの例示的な分解斜視図である。
図2〜図4に示されるように、ベース部2の第1の筐体11は、右前側アンテナ41Aと、左前側アンテナ41Bと、左側アンテナ41Cと、メイン基板(不図示)と、を収容している。右前側アンテナ41Aおよび左前側アンテナ41Bは、第4世代移動通信システム(以後、4G通信とも称する)および第5世代移動通信システム(以後、5G通信とも称する)用である。すなわち、右前側アンテナ41Aおよび左前側アンテナ41Bは、4G通信と5G通信との共用アンテナである。左側アンテナ41Cは、5G通信用である。以後、右前側アンテナ41A、左前側アンテナ41B、および左側アンテナ41Cの総称としてアンテナ41を用いる。各アンテナ41は、メイン基板に電気的に接続されている。メイン基板には、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の複数の電子部品(不図示)が実装されている。メイン基板に設けられた配線とメイン基板に実装された複数の電子部品とによって、電子機器1の電子回路の少なくとも一部が構成されている。
図1〜図4に示されるように、第1の筐体11の形状は、上下方向に扁平な略直方体である。第1の筐体11は、例えば、下壁11cや、上壁11d、前壁11e、後壁11f、左壁11g、右壁11h等の複数の壁を有する。
下壁11cは、下面11bを含み、上壁11dは、上面11aを含む。下壁11cおよび上壁11dは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。
前壁11eおよび後壁11fは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁11eおよび後壁11fは、それぞれ、第1の筐体11の前端部11iおよび後端部11jを構成している。前端部11iは、回転中心軸Cと離間している。後端部11jは、前端部11iに対して回転中心軸C側に設けられている。
左壁11gおよび右壁11hは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁11gおよび右壁11hは、それぞれ、第1の筐体11の左端部11kおよび右端部11mを構成している。
また、第1の筐体11には、四つの角部11na〜11ndが設けられている。角部11naは、前壁11eと左壁11gとの交差部によって構成されている。すなわち、角部11naは、前壁11eと左壁11gとの間に設けられている。角部11nbは、左壁11gと後壁11fとの交差部によって構成されている。すなわち、角部11nbは、左壁11gと後壁11fとの間に設けられている。角部11ncは、後壁11fと右壁11hとの交差部によって構成されている。すなわち、角部11ncは、後壁11fと右壁11hとの間に設けられている。角部11ndは、右壁11hと前壁11eとの交差部によって構成されている。すなわち、角部11ndは、右壁11hと前壁11eとの間に設けられている。
また、第1の筐体11は、ロアカバー13と、アッパーカバー14と、を含む複数の部材の組み合わせによって構成されている。ロアカバー13は、少なくとも下壁11cを含む。アッパーカバー14は、少なくとも上壁11dを含む。
図5は、図1のV-V線に沿ったベース部2の例示的な断面図である。図6は、図1のVI-VI線に沿ったベース部2の例示的な断面図である。図7は、実施形態の電子機器1におけるアッパーカバー14の下側からの斜視図である。図8は、実施形態の電子機器1におけるアッパーカバー14の金属部15の一部の下側からの斜視図である。図9は、実施形態の電子機器1におけるアッパーカバー14の金属部15の一部の下側からの斜視図である。
図1〜図7に示されるように、第1の筐体11は、金属部15と、右前側樹脂部16Aと、左前側樹脂部16Bと、左側樹脂部16Cと、を有する。金属部15は、金属材料によって構成されて、導電性を有する。右前側樹脂部16A、左前側樹脂部16B、および左側樹脂部16Cは、それぞれ、合成樹脂材料によって構成されて、絶縁性を有する。以後、右前側樹脂部16A、左前側樹脂部16B、および左側樹脂部16Cの総称として、樹脂部16を用いる。金属部15と各樹脂部16とは、Z方向すなわち第1の筐体11の高さ方向と交差する方向(X方向やY方向)に隣接している。金属部15と樹脂部16とは、インサート成形(ハイブリット成形)等によって作られる。
金属部15は、キーボード12を支持するとともに、メイン基板を収容している。金属部15は、下壁11c、上壁11d、前壁11e、左壁11g、および右壁11hのそれぞれの一部と、後壁11fと、角部11nb,11ncと、を含む。金属部15は、ロアカバー13に含まれるロア部15aと、アッパーカバー14に含まれるアッパー部15bと、を有する。また、図2、図3、図8、および図9に示されるように、金属部15は、三つの接続縁部15c〜15eを有する。接続縁部15cは、右前側樹脂部16Aと接続されている。接続縁部15cには、複数の孔15f(図8)が設けられている。孔15fには、右前側樹脂部16Aの一部が充填されている。接続縁部15dは、左前側樹脂部16Bと接続されている。接続縁部15dには、接続縁部15cと同様に複数の孔15f(図9)が設けられている。当該接続縁部15dの孔15fには、左前側樹脂部16Bの一部が充填されている。接続縁部15eは、左側樹脂部16Cと接続されている。接続縁部15c〜15eは、接続部や接合部とも称される。
図2〜図6に示されるように、各樹脂部16は、それぞれ、アンテナ41を収容している。詳細には、右前側樹脂部16Aは、右前側アンテナ41Aを収容している(図4および図5)。左前側樹脂部16Bは、左前側アンテナ41Bを収容している(図4および図6)。左側樹脂部16Cは、左側アンテナ41Cを収容している(図4)。左側樹脂部16Cは、左側アンテナ41Cを収容している(図4)。このように、樹脂部16にアンテナ41が収容されることにより、アンテナ41は、樹脂部16を介して電波を送受信することができる。
図1〜図4に示されるように、右前側樹脂部16Aは、下壁11c、上壁11d、前壁11e、および右壁11hのそれぞれの一部と、角部11ndと、を含む。左前側樹脂部16Bは、下壁11c、上壁11d、前壁11e、および左壁11gのそれぞれの一部と、角部11naと、を有する。左側樹脂部16Cは、下壁11c、上壁11d、および左壁11gのそれぞれの一部を有する。また、図4に示されるように、各樹脂部16は、ロアカバー13に含まれるロア部16aと、アッパーカバー14に含まれるアッパー部16bと、を有する。図7に示されるように、各樹脂部16のアッパー部16bは、それぞれ、突起51,53,55と、爪部52,54,56と、を有する。突起51,53,55および爪部52,54,56は、それぞれ、各樹脂部16に含まれる上壁11dの内面からZ方向の反対方向に突出している。突起51,53,55は、アンテナ41のZ方向と交差する方向の位置決めを行うことができる。爪部52,54,56は、アンテナ41と引っ掛かることにより、Z方向の反対方向へのアンテナ41の移動を制限することができる。
次に、金属部15と樹脂部16との接続について、図5に基づいて詳細に説明する。なお、図5は、金属部15の接続縁部15cと右前側樹脂部16Aとの接続の例である。
まずは、金属部15のロア部15aと、樹脂部16のロア部16aとの接続について説明する。金属部15のロア部15aは、ロア凸部15abと、接合面15acと、を有する。ロア凸部15abは、ベース壁15aaから第1の筐体11の内側に延びている。ベース壁15aaは、ロア部15aのうち少なくとも下壁11cを構成する部分である。ロア凸部15abは、接触面15adを有する。接触面15adは、ロア凸部15abの先端面を構成し、Z方向を向いている。接合面15acは、ベース壁15aaにおける樹脂部16側の縁部とロア凸部15abの接触面15adとに亘って設けられている。接触面15adは、第1の面の一例である。
樹脂部16のロア部16aは、ロア凸部16abと、接合面16acと、を有する。ロア凸部16abは、ベース壁16aaから第1の筐体11の内側に延びている。ベース壁16aaは、ロア部16aのうち少なくとも下壁11cを構成する部分である。ロア凸部16abは、接触面16adを有する。接触面16adは、ロア凸部16abの先端面を構成し、Z方向を向いている。接触面16adは、金属部15の接触面15adと面一であり、接触面16adと接触面15adとは、一つの平面を構成している。接合面16acは、ベース壁16aaにおける金属部15側の縁部とロア凸部16abの接触面16adとに亘って設けられている。接合面16acと金属部15の接合面15acとは、接合している。接合面15ac,16acは、金属部15と樹脂部16との境界部の一例である。
次に、金属部15のアッパー部15bと、樹脂部16のアッパー部16bとの接続について説明する。金属部15のアッパー部15bは、アッパー凸部15bbと、接合面15bcと、を有する。アッパー凸部15bbは、ベース壁15baから第1の筐体11の内側に延びている。ベース壁15baは、アッパー部15bのうち少なくとも上壁11dを構成する部分である。アッパー凸部15bbは、接触面15bd,15beを有する。接触面15bdは、アッパー凸部15bbの中間部に設けられ、Z方向の反対方向を向いている。接触面15beは、接触面15bdにおける金属部15の内方側の縁部からZ方向と交差する方向に延びている。詳細には、接触面15beは、Z方向の反対方向に向かうにつれて右前側樹脂部16Aの内部空間から離れるように、接触面15bdから延びている。すなわち、接触面15beは、少なくともZ方向の反対方向に延びている。接合面15bcは、ベース壁15baにおける樹脂部16側の縁部とアッパー凸部15bbの接触面15bdとに亘って設けられている。接触面15bdは、第1の面の一例であり、接触面15beは、第2の面の一例である。
樹脂部16のアッパー部16bは、アッパー凸部16bbと、接合面16bcと、を有する。アッパー凸部16bbは、ベース壁16baから第1の筐体11の内側に延びている。ベース壁16baは、アッパー部16bのうち少なくとも上壁11dを構成する部分である。アッパー凸部16bbは、接触面16bdを有する。接触面16bdは、アッパー凸部16bbの先端面を構成し、Z方向の反対方向を向いている。接触面16bdは、金属部15の接触面15bdと面一であり、接触面16bdと接触面15bdとは、一つの平面を構成している。接合面16bcは、ベース壁16baにおける金属部15側の縁部とアッパー凸部16bbの接触面15bdとに亘って設けられている。接合面16bcと金属部15の接合面15bcとは、接合している。接合面15bc,16bcは、金属部15と樹脂部16との境界部の一例である。接触面16bdは、第3の面の一例である。
次に、アンテナ41について説明する。各アンテナ41は、同様の要素を有し、各アンテナには同様の要素が付随する。同様の要素には、同一の符号を付与する。以下では、複数のアンテナ41のうち右前側アンテナ41Aおよび左前側アンテナ41Bについて詳細に説明する。
図10は、実施形態の電子機器1における右前側アンテナ41Aの下側からの斜視図である。図11は、実施形態の電子機器1における右前側アンテナ41Aの上側からの斜視図である。
図5、図10、および図11に示されるように、右前側アンテナ41Aは、ベース部41aと、通信部41b(図5)と、固定部41c(図10、図11)と、を有する。なお、図10および図11では、通信部41bの図示が省略されている。右前側アンテナ41Aは、平面視でL字状をなすように構成されている。
図5および図10に示されるように、ベース部41aは、ベース壁41dと、立壁41eと、を有する。ベース壁41dは、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びている。ベース壁41dには、突起41hと、二つの孔41f,41gが設けられている。突起41hは、ベース壁41dからZ方向の反対方向に突出している。二つの孔41f,41gは、Z方向にベース壁41dを貫通している。立壁41eは、ベース壁41dからZ方向の反対方向に延びている。ベース部41aは、合成樹脂材料によって構成されている。固定部41cは、ベース部41aと一体に形成されている。
図5に示されるように、通信部41bは、ベース壁41dと立壁41eの表面に重ねられている。すなわち、通信部41bは、ベース壁41dと立壁41eの表面に設けられている。通信部41bは、金属材料によって構成されている。通信部41bは、例えばアンテナパターンである。通信部41bには、信号ケーブル42(図10)が電気的に接続されている。
上記構成の右前側アンテナ41Aは、孔41fに第1の筐体11の突起51が入れられ、孔41gに第1の筐体11の爪部52が入れられた状態で、固定部41cが第1の筐体11にネジ等の結合具に固定されている。
図12は、実施形態の電子機器1における左前側アンテナ41Bの下側からの斜視図である。図13は、実施形態の電子機器1における左前側アンテナ41Bの上側からの斜視図である。
図6、図12、および図13に示されるように、左前側アンテナ41Bは、右前側アンテナ41Aと同様に、ベース部41aと、通信部41b(図6)と、固定部41c(図12、図13)と、を有する。ただし、右前側アンテナ41Aは、平面視で略直線状をなすように構成されている。上記構成の左前側アンテナ41Bは、孔41fに第1の筐体11の突起53が入れられ、孔41gに第1の筐体11の爪部54が入れられた状態で、固定部41cが第1の筐体11にネジ等の結合具に固定されている。なお、図12および図13では、通信部41bの図示が省略されている。
次に、アンテナ41と第1の筐体11との電気的接続構造について説明する。各アンテナ41と第1の筐体11との電気的接続構造は、互いに同様であるので、以下では、アンテナ41と第1の筐体11との電気的接続構造の代表として右前側アンテナ41Aと第1の筐体11との電気的接続構造を説明する。
図5に示されるように、右前側アンテナ41Aは、導電部材43,44を介して第1の筐体11の金属部15と電気的に接続されている。詳細には、ベース部41aの立壁41eが、導電部材43を介して金属部15のロア部15aと電気的に接続され、ベース部41aのベース壁41dが導電部材44を介して金属部15のアッパー部15bと電気的に接続されている。導電部材43,44は、例えば、導電性のスポンジと、スポンジを被覆した導電性の被覆部材と、を有する。被覆部材は、例えば導電性を有したシート状部材である。また、導電部材43,44は、右前側アンテナ41Aのベース部41aと第1の筐体11の金属部15および樹脂部16との間で弾性的に圧縮されて、ベース部41aと金属部15とに導電性の両面接着テープ等によって接着によって固定されている。詳細には、導電部材43は、接触面15ad,16adと直接または両面接着テープ等を介して接触し、導電部材44は、接触面15bd,15be,16bdと直接または両面接着テープ等を介して接触している。金属部15は、右前側アンテナ41Aのグランド部として機能する。これにより、ベース部2の実装物であるメイン基板やキーボード12等からのノイズが右前側アンテナ41Aに伝達されるのが抑制される。
また、第1の筐体11の金属部15のロア部15aと樹脂部16のロア部16aとの境界部である接合面15ac,16acと、導電部材43と、右前側アンテナ41Aにおけるベース部41aの立壁41eとは、Z方向に並べられている。また、第1の筐体11の金属部15のアッパー部15bと樹脂部のアッパー部16bとの境界部である接合面15bc,16bcと、導電部材44と、右前側アンテナ41Aにおけるベース部41aのベース壁41dとは、Z方向に並べられている。また、金属部15と通信部41bとは、Z方向に並べられておらず、Z方向と交差する方向にずれている。ここで、図5および図6には、通信部41bにおける金属部15側の端の位置が線Lで示されている。図5および図6の例では、金属部15は、線Lに対してX方向の反対側に位置されている。なお、接合面15ac,16acと接合面15bc,16bcとは、Z方向に並べられていてもよいし、Z方向と交差する方向に互いにずれて配置されていてもよい。
以上のように、本実施形態では、電子機器1は、第1の筐体11(筐体)と、アンテナ41と、導電部材43,44と、を備える。第1の筐体11は、金属材料によって構成された金属部15と、金属部15と隣接し合成樹脂材料によって構成された樹脂部16と、を有する。アンテナ41は、ベース部41aと、ベース部41aに固定され樹脂部16に収容された通信部41bと、を有し、第1の筐体11に収容されている。導電部材43,44は、金属部15とベース部41aとを電気的に接続している。金属部15と樹脂部16とは、第1の筐体11の高さ方向と交差する交差方向(X方向やY方向)に隣接している。金属部15と樹脂部16との境界部(接合面15ac,16acまたは接合面15bc,16bc)と、導電部材43または導電部材44と、ベース部41aとが、第1の筐体11の高さ方向に並べられている。
このような構成によれば、導電部材43,44が第1の筐体11の高さ方向(Z方向)と交差する方向(X方向やY方向)に長くなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、金属部15は、第1の筐体11の高さ方向に沿ったZ方向(第1の方向)を向いた接触面15bd(第1の面)と、接触面15bdから少なくともZ方向に延びた接触面15be(第2の面)と、を有する。導電部材44は、接触面15bdと接触面15beとに接触している。
このような構成によれば、接触面15beが設けられていない構成に比べて、導電部材44と金属部15との接触面積を増加させることができる。また、導電部材44を接触面15bd,15beに押し付けることにより、導電部材44を第1の筐体11に対して固定を強固にすることができる。
また、本実施形態では、樹脂部16は、Z方向を向き接触面15bdとZ方向と交差する交差方向(X方向やY方向)に隣接した接触面16bd(第3の面)を有する。導電部材44は、接触面16bdと接触している。
このような構成によれば、導電部材44を金属部15と樹脂部16とで支持することができる。
また、本実施形態では、通信部41bの全体が樹脂部16に収容されている。
このような構成によれば、アンテナ41の通信が良好に行われやすい。
次に、変形例を説明する。図14は、実施形態の変形例の電子機器1の正面側からの例示的な斜視図である。本変形例では、第1の筐体11の金属部15と各樹脂部16との境界部が凹凸状に形成されている。このような構成によれば、金属部15と樹脂部16との接触面積が増大して、金属部15と樹脂部16との接合強度が向上しやすい。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等の仕様(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…電子機器、11…第1の筐体(筐体)、15…金属部、15ac,15bc,16…樹脂部、16ac,16bc…接合面(接合部)、15bd…接触面(第1の面)、15be…接触面(第2の面)、16bd…接触面(第3の面)、21…第2の筐体、22…ディスプレイユニット、41…アンテナ、41a…ベース部、41b…通信部、43,44…導電部材。

Claims (7)

  1. 金属材料によって構成された金属部と、前記金属部と隣接し合成樹脂材料によって構成された樹脂部と、を有した筐体と、
    ベース部と、前記ベース部に固定され前記樹脂部に収容された通信部と、を有し、前記筐体に収容されたアンテナと、
    前記筐体の高さ方向に互いに間隔を空けて配置され、互いの間に前記ベース部が配置され、前記金属部と前記ベース部とを電気的に接続した二つの導電部材と、
    を備え、
    前記金属部と前記樹脂部とは、前記筐体の高さ方向と交差する交差方向に隣接し、
    前記金属部と前記樹脂部との第1の境界部と、二つのうちの一方の前記導電部材と、前記ベース部とが、前記筐体の高さ方向に並べられ、前記一方の前記導電部材が前記第1の境界部と前記ベース部との間で弾性的に圧縮され、
    前記金属部と前記樹脂部との第2の境界部と、二つのうちの他方の前記導電部材と、前記ベース部とが、前記筐体の高さ方向に並べられ、前記他方の前記導電部材が前記第2の境界部と前記ベース部とに接触した、電子機器。
  2. 前記金属部は、前記筐体の高さ方向に沿った第1の方向を向いた第1の面と、前記第1の面から少なくとも前記第1の方向に延びた第2の面と、を有し、
    前記導電部材は、前記第1の面と前記第2の面とに接触した、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記樹脂部は、前記第1の方向を向き前記第1の面と前記交差方向に隣接した第3の面を有し、
    前記導電部材は、前記第3の面と接触した、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記通信部の全体が前記樹脂部に収容された、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  5. 二つの前記導電部材は、スポンジと、前記スポンジを被覆した導電性の被覆部材と、を有した、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  6. 二つの前記導電部材は、導通性を有するスポンジを有した、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  7. 金属材料によって構成された金属部と、前記金属部と隣接し合成樹脂材料によって構成された樹脂部と、を有した第1の筐体と、
    ベース部と、前記ベース部に固定され前記樹脂部に収容された通信部と、を有し、前記第1の筐体に収容されたアンテナと、
    前記金属部と前記ベース部とを電気的に接続した導電部材と、
    前記第1の筐体に収容され、前記アンテナと電気的に接続された基板と、
    前記第1の筐体に回転可能に支持された第2の筐体と、
    前記第2の筐体に支持されたディスプレイユニットと、
    を備え、
    前記金属部と前記樹脂部とは、前記第1の筐体の高さ方向と交差する交差方向に隣接し、
    前記金属部と前記樹脂部との境界部と、前記導電部材と、前記ベース部とが、前記第1の筐体の高さ方向に並べられた、電子機器。
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