JP6489134B2 - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末等に搭載される撮像装置に好適な撮影レンズに関する。
携帯端末等に搭載された小型の撮像装置に用いられる撮像レンズ(例えば、特許文献1を参照)には、撮像素子の画素の微細化に伴って、像面上で1〜2μm程度の高い解像力が要求される。また、このような撮像レンズには、携帯端末等の薄型化に伴って、撮像レンズの全長を短くすることも要求される。撮像レンズの解像力を高めるには、レンズ面を非球面にする方法が考えられる。ところが、小型の撮像装置に用いられる従来の撮像レンズでは、殆どのレンズ面が非球面である。また、撮像レンズの解像力を高めるには、レンズの枚数を増やす方法も考えられる。しかしながら、レンズの枚数を増やすと、レンズを挿入するための空間が必要になり、撮像レンズの全長が長くなる。
国際公開第2013/027641号パンフレット
このように、従来の撮像レンズでは、撮像レンズの全長を短くして結像性能を高めるための方策が求められている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、全長が短くて良好な結像性能を有した撮像レンズおよび、これを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、第1の発明に係る撮像レンズは、物体側に凹面を向けるように像面が湾曲した撮像レンズであって、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズと、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズとからなり、以下の条件式を満足している。
0.005<f/|f4|<0.5
−0.17<f/f5<−0.1
但し、
f:前記撮像レンズの焦点距離、
f4:前記第4レンズの焦点距離、
f5:前記第5レンズの焦点距離。
第2の発明に係る撮像レンズは、物体側に凹面を向けるように像面が湾曲した撮像レンズであって、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズと、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズとからなり、以下の条件式を満足している。
0.005<f/|f4|<0.14
−0.4<f/f5<−0.1
但し、
f:前記撮像レンズの焦点距離、
f4:前記第4レンズの焦点距離、
f5:前記第5レンズの焦点距離。
第3の発明に係る撮像レンズは、物体側に凹面を向けるように像面が湾曲した撮像レンズであって、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズと、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズとからなり、以下の条件式を満足している。
0.005<f/|f4|<0.5
0.03<f/f3<0.125
但し、
f:前記撮像レンズの焦点距離、
f3:前記第3レンズの焦点距離、
f4:前記第4レンズの焦点距離。
第4の発明に係る撮像レンズは、物体側に凹面を向けるように像面が湾曲した撮像レンズであって、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズと、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズとからなり、以下の条件式を満足している。
0.005<f/|f4|<0.14
0.03<f/f3<0.25
但し、
f:前記撮像レンズの焦点距離、
f3:前記第3レンズの焦点距離、
f4:前記第4レンズの焦点距離。
また、本発明に係る撮像装置は、物体の像を撮像面上に結像させる撮像レンズと、前記撮像面上に結像した前記物体の像を撮像する撮像素子とを備え、物体側に凹面を向けるように前記撮像面が湾曲し、前記撮像レンズの像面が前記撮像面に沿って湾曲して形成される撮像装置であって、前記撮像レンズとして上述の撮像レンズを用いている。
本発明によれば、撮像レンズの全長を短くして良好な結像性能を得ることができる。
第1実施例に係る撮像レンズのレンズ構成図である。 第1実施例に係る撮像レンズの縦収差図である。 第1実施例に係る撮像レンズの横収差図である。 第2実施例に係る撮像レンズのレンズ構成図である。 第2実施例に係る撮像レンズの縦収差図である。 第2実施例に係る撮像レンズの横収差図である。 第3実施例に係る撮像レンズのレンズ構成図である。 第3実施例に係る撮像レンズの縦収差図である。 第3実施例に係る撮像レンズの横収差図である。 第4実施例に係る撮像レンズのレンズ構成図である。 第4実施例に係る撮像レンズの縦収差図である。 第4実施例に係る撮像レンズの横収差図である。 第5実施例に係る撮像レンズのレンズ構成図である。 第5実施例に係る撮像レンズの縦収差図である。 第5実施例に係る撮像レンズの横収差図である。 撮像装置の断面図である。 撮像レンズの一部を示す拡大図である。
以下、本願の好ましい実施形態について図を参照しながら説明する。本願に係る撮像レンズを備えた撮像装置CMRが図16に示されている。なお、図16は携帯端末等に搭載された撮像装置CMRの断面図である。撮像装置CMRは、携帯端末等の装置本体BDに設けられた鏡筒部BRと、鏡筒部BRに収容保持された撮影レンズPLと、鏡筒部BR側に収容された撮像素子SRと、装置本体BD側に収容された制御部PUとを主体に構成される。撮影レンズPLは、被写体(物体)の像を撮像素子SRの撮像面上に結像させる。
撮像素子SRは、例えばCCDやCMOS等のイメージセンサーを用いて構成され、撮影レンズPLの像面Iに合わせて配置される。撮像素子SRの表面には、画素(光電変換素子)が二次元的に配置された撮像面が形成される。撮像素子SRの撮像面は、物体側に凹面を向けるように湾曲しており、撮影レンズPLの像面Iが撮像素子SRの撮像面に沿って湾曲して形成される。例えば、撮像素子SRの撮像面は、球面状の凹面や、非球面状の凹面となる。撮像素子SRは、撮影レンズPLにより撮像面上で結像した被写体からの光を光電変換し、被写体の画像データを制御部PU等に出力する。
制御部PUには、撮像素子SRと、携帯端末等の装置本体BDの外側に設けられた入出力部DSと、装置本体BDに収容された記憶部MRとが電気的に接続される。入出力部DSは、タッチパネルおよび液晶パネル等から構成され、ユーザーの操作(撮像操作等)に応じた処理を行うとともに、撮像素子SRにより撮像された被写体の画像表示等を行う。記憶部MRは、撮像素子SR等の作動に必要なデータや、撮像素子SRにより撮像取得された被写体の画像データを記憶する。制御部PUは、撮像素子SR、入出力部DS、記憶部MR等をそれぞれ制御する。また、制御部PUは、撮像素子SRにより撮像取得された被写体の画像データに対して種々の画像処理を行うことができる。
ここで、本実施形態の撮影レンズPLについて説明する。本実施形態の撮影レンズPLは、例えば図1に示すように、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズL4と、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズL5とからなり、物体側に凹面を向けるように像面Iが湾曲している。すなわち、撮影レンズPLの像面Iは、光軸Axから周辺部へ向かうにつれて物体側へ大きく湾曲するようになっている。このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(1)で表される条件を満足している。
0.005<f/|f4|<0.5 …(1)
但し、
f:撮像レンズPLの焦点距離、
f4:第4レンズL4の焦点距離。
本実施形態においては、撮影レンズPLの像面Iを物体側に凹面を向けるように湾曲させることで、像面湾曲の補正の負担を軽減している。これにより、レンズの枚数を減らして撮影レンズPLの全長を短縮しながらも、良好な結像性能を得ることが可能になる。条件式(1)は、第4レンズL4の焦点距離f4を適切に設定するための条件式である。条件式(1)の上限値を下回る条件に設定することで、第4レンズL4のパワーの絶対値が大きくなりすぎるのを防ぎ、像面湾曲、非点隔差、およびコマ収差を良好に補正することができる。一方、条件式(1)の下限値を上回る条件に設定することで、第4レンズL4のパワーの絶対値が必要以上に小さくなりすぎず、画面周辺部でのテレセントリック特性を良好にすることができる。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(1)の下限値を0.009にすることが望ましい。一方、本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(1)の上限値を0.14にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(2)で表される条件を満足することが好ましい。
−0.4<f/f5<−0.1 …(2)
但し、
f5:第5レンズL5の焦点距離。
条件式(2)は、第5レンズL5の焦点距離f5を適切に設定するための条件式である。条件式(2)の上限値を下回る条件に設定することで、第5レンズL5の負のパワーが必要以上に小さくなりすぎず、画面周辺部でのテレセントリック特性を良好にすることができる。一方、条件式(2)の下限値を上回る条件に設定することで、第5レンズL5の負のパワーが大きくなりすぎるのを防ぎ、像面湾曲、非点隔差、およびコマ収差を良好に補正することができる。また、条件式(2)の下限値を上回る条件にすることで、撮像レンズPLの全長の短縮に有利となる。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(2)の下限値を−0.17にすることが望ましい。一方、本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(2)の上限値を−0.12にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(3)で表される条件を満足することが好ましい。
0.03<f/f3<0.25 …(3)
但し、
f3:第3レンズL3の焦点距離。
条件式(3)は、第3レンズL3の焦点距離f3を適切に設定するための条件式である。条件式(3)の上限値を下回る条件に設定することで、第3レンズL3のパワーが大きくなりすぎるのを防ぎ、球面収差、像面湾曲、非点隔差、およびコマ収差を良好に補正することができる。一方、条件式(3)の下限値を上回る条件に設定することで、第3レンズL3のパワーが小さくなりすぎるのを防ぎ、撮像レンズPLの全長を短縮することができる。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(3)の下限値を0.05にすることが望ましい。一方、本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(3)の上限値を0.125にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(4)で表される条件を満足することが好ましい。
0.72<f/f12<0.83 …(4)
但し、
f12:第1レンズL1と第2レンズL2との合成焦点距離。
条件式(4)は、第1レンズL1と第2レンズL2との合成焦点距離f12を適切に設定するための条件式である。条件式(4)の上限値を下回る条件に設定することで、第1レンズL1と第2レンズL2との合成パワー(1/f12)が大きくなりすぎるのを防ぎ、像面湾曲を良好に補正することができる。なお、像面湾曲の補正のためにレンズの枚数を増やすと、撮影レンズの全長が長くなり、バックフォーカスが足りなくなる。一方、条件式(4)の下限値を上回る条件に設定することで、第1レンズL1と第2レンズL2との合成パワー(1/f12)が小さくなりすぎるのを防ぎ、撮影レンズPLの全長を短縮することができる。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(4)の下限値を0.73にすることが望ましい。一方、本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(4)の上限値を0.82にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(5)で表される条件を満足することが好ましい。
−0.09<SAG/f12<−0.02 …(5)
但し、
SAG:最大像高における像面Iの光軸方向湾曲量、
f12:第1レンズL1と第2レンズL2との合成焦点距離。
条件式(5)は、最大像高における像面Iの光軸方向湾曲量SAGと、第1レンズL1と第2レンズL2との合成パワー(1/f12)との関係について、適切な範囲に設定するための条件式である。なお、最大像高における像面Iの光軸方向湾曲量SAGは、図17に示すように、像面Iの光軸Axと交差する位置での接平面に対する光軸方向湾曲量であり、物体側から像側に向かう方向を正とする。条件式(5)の下限値を上回る条件に設定することで、第1レンズL1と第2レンズL2との合成パワー(1/f12)が大きくなりすぎるのを防ぎ、コマ収差等の諸収差を良好に補正することができる。また、像面Iの光軸方向湾曲量SAGが(マイナス方向で)大きくなりすぎるのを防ぎ、最終レンズと撮像素子との干渉を避けるためにバックフォーカスを長くする必要がないので、結果として撮影レンズの全長が長くなるのを防ぐことができる。一方、条件式(5)の上限値を下回る条件に設定することで、像面Iの光軸方向湾曲量SAGが(マイナス方向で)小さくなりすぎるのを防ぎ、像面湾曲を補正するためのレンズの負担が小さくなるので、結果として像面湾曲を良好に補正することができる。なお、像面湾曲の補正のためにレンズの枚数を増やすと、撮影レンズの全長が長くなる。また、第1レンズL1と第2レンズL2との合成パワー(1/f12)が小さくなりすぎると、撮影レンズの全長が長くなり好ましくない。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(5)の下限値を−0.07にすることが望ましい。一方、本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(5)の上限値を−0.04にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(6)で表される条件を満足することが好ましい。
0<(ra+rb)/(ra−rb)<0.8 …(6)
但し、
ra:第2レンズL2における物体側のレンズ面の曲率半径、
rb:第2レンズL2における像側のレンズ面の曲率半径。
条件式(6)は、第2レンズL2のシェイプファクターについて、適切な範囲に設定するための条件式である。条件式(6)の下限値を上回る条件に設定することで、第2レンズL2の主点位置が像側に移動し、第1レンズL1と第2レンズL2との主点間隔が広くなる。これにより、第1レンズL1と第2レンズL2との合成焦点距離を保ちつつ、第1レンズL1と第2レンズL2の屈折力を低下させることが可能になり、各収差の発生を抑えることができる。一方、条件式(6)の上限値を下回る条件に設定することで、第2レンズL2における像側のレンズ面の曲率半径の増大によるコマフレア等の高次収差の発生を抑えることができる。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(6)の下限値を0.2にすることが望ましい。一方、本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(6)の上限値を0.7にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(7)で表される条件を満足することが好ましい。
|tb5−ta5|/ta5<0.4 …(7)
但し、
ta5:光軸Ax上の位置での第5レンズL5の光軸方向の厚さ、
tb5:第5レンズL5における物体側のレンズ面において最大画角の主光線Prが入射する位置での第5レンズL5の光軸方向の厚さ。
条件式(7)は、第5レンズL5の中心部の厚さと周辺部の厚さとの関係について、適切な範囲に設定するための条件式である。なお、主光線Prは開口絞りSの中心を通過する光線であり、第5レンズL5の光軸方向の厚さta5,tb5はそれぞれ図17に示すように定義される。条件式(7)の上限値を下回る条件に設定することで、第5レンズL5の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差が小さくなり、第5レンズL5の周辺部で光線を急激に曲げないため、像面湾曲、非点隔差、およびコマ収差を良好に補正することができる。また、第5レンズL5の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差が小さくなるため、第5レンズL5の製造が容易になる。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(7)の上限値を0.35にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(8)で表される条件を満足することが好ましい。
0.2<|tb4−ta4|/ta4<2 …(8)
但し、
ta4:光軸Ax上の位置での第4レンズL4の光軸方向の厚さ、
tb4:第4レンズL4における物体側のレンズ面において最大画角の主光線Prが入射する位置での第4レンズL4の光軸方向の厚さ。
条件式(8)は、第4レンズL4の中心部の厚さと周辺部の厚さとの関係について、適切な範囲に設定するための条件式である。なお、主光線Prは開口絞りSの中心を通過する光線であり、第4レンズL4の光軸方向の厚さta4,tb4はそれぞれ図17に示すように定義される。条件式(8)の下限値を上回る条件に設定することで、第4レンズL4の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差が大きくなり、第4レンズL4よりも大きくなりがちな第5レンズL5の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差を小さくすることができる。これにより、第5レンズL5の周辺部で光線を急激に曲げないため、第5レンズL5に起因する像面湾曲、非点隔差、およびコマ収差を良好に補正することができる。また、第5レンズL5の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差が小さくなるため、第5レンズL5の製造が容易になる。一方、条件式(8)の上限値を下回る条件に設定することで、第4レンズL4の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差が大きくなりすぎるのを防ぎ、像面湾曲、非点隔差、およびコマ収差を良好に補正することができる。また、第4レンズL4の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差が小さくなるため、第4レンズL4の製造が容易になる。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(8)の上限値を0.31にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、次の条件式(9)で表される条件を満足することが好ましい。
|tb3−ta3|/ta3<0.1 …(9)
但し、
ta3:光軸Ax上の位置での第3レンズL3の光軸方向の厚さ、
tb3:第3レンズにおける物体側のレンズ面において最大画角の主光線Prが入射する位置での第3レンズL3の光軸方向の厚さ。
条件式(9)は、第3レンズL3の中心部の厚さと周辺部の厚さとの関係について、適切な範囲に設定するための条件式である。なお、主光線Prは開口絞りSの中心を通過する光線であり、第3レンズL3の光軸方向の厚さta3,tb3はそれぞれ図17に示すように定義される。条件式(9)の上限値を下回る条件に設定することで、第3レンズL3の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差が小さくなり、第3レンズL3の周辺部で光線を急激に曲げないため、球面収差、像面湾曲、非点隔差、およびコマ収差を良好に補正することができる。また、第3レンズL3の中心部の厚さと周辺部の厚さとの差が小さくなるため、第3レンズL3の製造が容易になる。
本実施形態の効果を良好に発揮するために、条件式(9)の上限値を0.05にすることが望ましい。
このような構成の撮影レンズPLにおいて、例えば図10に示すように、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、および第5レンズL5のうち少なくともいずれかのレンズ面に、密着複層型の回折光学素子DOEが設けられてもよい。このような構成によれば、色コマ収差や軸上色収差を良好に補正することができる。以上に説明したように、本実施形態によれば、撮像レンズPLの全長を短くして良好な結像性能を得ることができる。
なお、上述の実施形態において、像面Iの形状は、後述する実施例において図示したごとく物体側に凹面を向けた湾曲形状である。湾曲形状は、球面であることが製造上からも有効であるが、球面に限られるものではなく、非球面の凹面とすることも可能である。
(第1実施例)
以下、本願の各実施例について添付図面に基づいて説明する。まず、本願の第1実施例について、図1〜図3および表1を用いて説明する。図1は第1実施例に係る撮像レンズPL(PL1)のレンズ構成図である。第1実施例に係る撮像レンズPL1は、光軸Axに沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5とから構成される。撮像レンズPL1の像面Iは、物体側に凹面を向けるように球面状に湾曲している。
第1レンズL1における両側のレンズ面は非球面となっている。第1レンズL1における物体側のレンズ面の近傍には、開口絞りSが設けられる。第2レンズL2における両側のレンズ面は非球面となっている。第3レンズL3における両側のレンズ面は非球面となっている。第4レンズL4における両側のレンズ面は非球面となっている。第5レンズL5における両側のレンズ面は非球面となっている。なお、第5レンズL5と像面Iとの間には、撮像素子のカバーガラス等から構成される平行平面板CVが配置される。
以下に、表1〜表5を示すが、これらは第1〜第5実施例に係る撮像レンズの諸元の値をそれぞれ掲げた表である。各表の[全体諸元]には、撮像レンズPLの焦点距離f、FナンバーFno、半画角ω、最大像高Y、全長TL、第1レンズL1と第2レンズL2との合成焦点距離f12の値をそれぞれ示す。また、[レンズ諸元]において、第1カラム(面番号)は物体側から数えた際のレンズ面の番号を、第2カラムRはレンズ面の曲率半径を、第3カラムDはレンズ面の光軸上の間隔を、第4カラムndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率を、第5カラムνdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。なお、第1カラム(面番号)の右に付した*は、そのレンズ面が非球面であることを示す。また、曲率半径「∞」は平面を示し、空気の屈折率nd=1.000000はその記載を省略している。[条件式対応値]には、各条件式の対応値を示す。
[非球面データ]において示す非球面係数は、レンズ面頂点からの光軸方向の距離(サグ量)をZとし、光軸Axからの距離をhとし、曲率(曲率半径の逆数)をcとし、コーニック定数をκとし、n次(n=4,6,8,10,12,14)の非球面係数をAnとしたとき、次式(A)で表される。なお、各実施例において、2次の非球面係数A2は0であり、記載を省略している。また、[非球面データ]において、「E-n」は「×10-n」を示す。
Z=(c×h2)/[1+{1−(1+κ)×c2×h21/2
+A4×h4+A6×h6+A8×h8+A10×h10+A12×h12+A14×h14
…(A)
また、第5実施例において第1カラム(面番号)の右に付した**は、そのレンズ面が回折面であることを示す。第5実施例の[回折面データ]において示す回折面の位相形状ψは、光軸Axからの距離をhとし、回折光の回折次数をmとし、設計波長をλ0とし、i次(i=2,4,6,8)の位相係数をCiとしたとき、次式(B)によって表わされる。また、[回折面データ]において、「E-n」は「×10-n」を示す。
ψ(h,m)={2π/(m×λ0)}×(C2×h2+C4×h4+C6×h6+C8×h8)…(B)
なお、任意の波長λおよび任意の回折次数mにおける回折面の屈折力φDは、最も低次の位相係数C1を用いて、次式(C)のように表わすことができる。
φD(h,m)=−2×C1×m×λ/λ0 …(C)
なお、以下の全ての諸元値において掲載されている焦点距離f、曲率半径R、その他の長さの単位は一般に「mm」が使われるが、光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。また、後述の第2〜第5実施例の諸元値においても、本実施例と同様の符号を用いる。
下の表1に、第1実施例における各諸元を示す。なお、表1における第1面〜第13面の曲率半径Rは、図1における第1面〜第13面に付した符号R1〜R13に対応している。また、第1実施例において、第2面〜第11面の各レンズ面は非球面形状に形成されている。
(表1)
[全体諸元]
f 7.051
Fno 2.4
ω 38.1°
Y 5.6
TL 8.903
f12 8.981
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物体面 ∞ ∞
1 ∞ 0.00000 (開口絞り)
2* 3.68923 1.43886 1.59240 68.37
3* -36.94410 0.19636
4* -33.34967 0.60000 1.63970 23.52
5* 10.33611 0.34797
6* 31.31246 1.00000 1.53500 55.73
7* 439.19530 0.71502
8* 4.32539 1.00000 1.53500 55.73
9* 4.02242 0.92811
10* 6.96535 1.51985 1.53500 55.73
11* 4.99162 0.24795
12 ∞ 0.30000 1.51680 64.17
13 ∞ 0.60925
像面 -40.44232
[非球面データ]
第2面
κ=0.000000,A4= -3.570105E-03,A6= -6.509199E-04,A8=-3.045907E-04
A10=7.803237E-05,A12= -2.119437E-05,A14= 0.000000E+00
第3面
κ=0.000000,A4= -8.739678E-03,A6= -2.390945E-03,A8=1.906287E-03
A10= -6.049929E-04,A12= 5.150244E-05,A14=0.000000E+00
第4面
κ=0.000000,A4= 5.162563E-03,A6= -3.555257E-04,A8=1.690768E-03
A10= -3.793957E-04,A12= 0.000000E+00,A14=0.000000E+00
第5面
κ=0.000000,A4= 8.434730E-03,A6= 2.114749E-03,A8= -3.203695E-04
A10= 3.287825E-04,A12= -3.629021E-05,A14=0.000000E+00
第6面
κ=0.000000,A4= -1.214318E-02,A6=1.144389E-03,A8= 6.627417E-05
A10= -2.533467E-04,A12=1.179504E-04,A14=0.000000E+00
第7面
κ=42915.618794,A4= -1.923724E-02,A6= 4.014373E-03
A8=-8.001482E-04,A10= 8.280810E-05,A12= 3.815211E-06
A14=0.000000E+00
第8面
κ=0.000000,A4= -2.634284E-02,A6= 2.957987E-03,A8= -3.188152E-04
A10= 5.037687E-06,A12= 7.182716E-07,A14=0.000000E+00
第9面
κ=-0.912327,A4=-2.263111E-02,A6=3.014090E-03,A8=-2.934845E-04
A10=1.740140E-05,A12=-4.998079E-07,A14=4.163026E-09
第10面
κ=0.000000,A4=-2.133056E-02,A6=8.968048E-04,A8=3.011621E-05
A10=-1.972518E-06,A12=8.040032E-09,A14=-6.060932E-11
第11面
κ=0.000000,A4=-2.594604E-08,A6=6.998872E-04,A8=-2.362809E-05
A10=-2.594604E-08,A12=5.441683E-09,A14=1.007655E-10
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f4|=0.010
条件式(2) f/f5=-0.157
条件式(3) f/f3=0.112
条件式(4) f/f12=0.785
条件式(5) SAG/f12=-0.043
条件式(6) (ra+rb)/(ra−rb)=0.53
条件式(7) |tb5−ta5|/ta5=0.26
条件式(8) |tb4−ta4|/ta4=0.28
条件式(9) |tb3−ta3|/ta3=0.04
このように本実施例では、条件式(1)〜(9)が全て満たされていることが分かる。
図2は、第1実施例に係る撮像レンズPL1の縦収差図である。なお、図2における非点収差を示す収差図において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。図3は、第1実施例に係る撮像レンズPL1の横収差図である。なお、図3におけるコマ収差を示す収差図において、RFHは像高比(Relative Field Height)を示す。以上、収差図の説明は他の実施例においても同様である。
そして、各収差図より、第1実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。その結果、第1実施例の撮像レンズPL1を搭載することにより、撮像装置CMRにおいても、優れた結像性能を確保することができる。
(第2実施例)
次に、本願の第2実施例について、図4〜図6および表2を用いて説明する。図4は第2実施例に係る撮像レンズPL(PL2)のレンズ構成図である。第2実施例に係る撮像レンズPL2は、光軸Axに沿って物体側から順に並んだ、光軸Axに沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、負の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5とから構成される。撮像レンズPL1の像面Iは、物体側に凹面を向けるように球面状に湾曲している。
第1レンズL1における両側のレンズ面は非球面となっている。第1レンズL1における物体側のレンズ面の近傍には、開口絞りSが設けられる。第2レンズL2における両側のレンズ面は非球面となっている。第3レンズL3における両側のレンズ面は非球面となっている。第4レンズL4における両側のレンズ面は非球面となっている。第5レンズL5における両側のレンズ面は非球面となっている。なお、第5レンズL5と像面Iとの間には、撮像素子のカバーガラス等から構成される平行平面板CVが配置される。
下の表2に、第2実施例における各諸元を示す。なお、表2における第1面〜第13面の曲率半径Rは、図4における第1面〜第13面に付した符号R1〜R13に対応している。また、第2実施例において、第2面〜第11面の各レンズ面は非球面形状に形成されている。
(表2)
[全体諸元]
f 6.970
Fno 2.4
ω 38.2°
Y 5.5
TL 8.903
f12 8.646
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物体面 ∞ ∞
1 ∞ 0.00000 (開口絞り)
2* 3.64658 1.62431 1.59240 68.37
3* -30.19768 0.14912
4* -41.49215 0.60000 1.63970 23.52
5* 9.41985 0.38540
6* 47.05954 1.00000 1.53500 55.73
7* -181.22360 0.68159
8* 4.51098 1.00000 1.53500 55.73
9* 4.07514 0.83248
10* 6.79073 1.54348 1.53500 55.73
11* 5.01645 0.24553
12 ∞ 0.30000 1.51680 64.17
13 ∞ 0.54141
像面 -37.34243
[非球面データ]
第2面
κ=0.000000,A4= -2.715704E-03,A6=-4.360297E-04,A8=-2.517281E-04
A10=7.146433E-05,A12=-1.694820E-05,A14= 0.000000E+00
第3面
κ=0.000000,A4= -6.876456E-03,A6=-2.528722E-03,A8=1.948210E-03
A10= -6.060200E-04,A12= 5.087436E-05,A14=0.000000E+00
第4面
κ=0.000000,A4= 4.956749E-03,A6=-6.990077E-04,A8=1.531199E-03
A10= -3.432842E-04,A12= 0.000000E+00,A14=0.000000E+00
第5面
κ=0.000000,A4= 8.354094E-03,A6=1.951586E-03,A8=-3.580310E-04
A10= 2.925723E-04,A12=-3.104880E-05,A14=0.000000E+00
第6面
κ=0.000000,A4= -1.134513E-02,A6=1.061209E-03,A8=5.873748E-05
A10= -2.576369E-04,A12=1.052375E-04,A14=0.000000E+00
第7面
κ=2913.770247,A4=-1.874852E-02,A6=3.955280E-03,A8=-7.931149E-04
A10=7.884854E-05,A12=3.139011E-06,A14=0.000000E+00
第8面
κ=0.000000,A4= -2.583957E-02,A6=3.005184E-03,A8=-3.268004E-04
A10= 5.828312E-06,A12=7.226639E-07,A14=0.000000E+00
第9面
κ= -0.955927,A4= -2.271887E-02,A6=3.014968E-03,A8=-2.936523E-04
A10=1.742106E-05,A12=-4.976262E-07,A14=4.153938E-09
第10面
κ=0.000000,A4= -2.128337E-02,A6=8.993966E-04,A8=2.960764E-05
A10= -1.970782E-06,A12=8.429869E-09,A14=-4.985640E-11
第11面
κ=0.000000,A4= -1.427516E-02,A6=6.838593E-04,A8=-2.298530E-05
A10= -3.124829E-08,A12=4.435736E-09,A14=1.356162E-10
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f4|=0.018
条件式(2) f/f5=-0.135
条件式(3) f/f3=0.100
条件式(4) f/f12=0.806
条件式(5) SAG/f12=-0.047
条件式(6) (ra+rb)/(ra−rb)=0.63
条件式(7) |tb5−ta5|/ta5=0.22
条件式(8) |tb4−ta4|/ta4=0.31
条件式(9) |tb3−ta3|/ta3=0.04
このように本実施例では、条件式(1)〜(9)が全て満たされていることが分かる。
図5は、第2実施例に係る撮像レンズPL2の縦収差図である。図6は、第2実施例に係る撮像レンズPL2の横収差図である。そして、各収差図より、第2実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。その結果、第2実施例の撮像レンズPL2を搭載することにより、撮像装置CMRにおいても、優れた結像性能を確保することができる。
(第3実施例)
次に、本願の第3実施例について、図7〜図9および表3を用いて説明する。図7は第3実施例に係る撮像レンズPL(PL3)のレンズ構成図である。第3実施例に係る撮像レンズPL3は、光軸Axに沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5とから構成される。撮像レンズPL1の像面Iは、物体側に凹面を向けるように球面状に湾曲している。
第1レンズL1における両側のレンズ面は非球面となっている。第1レンズL1における物体側のレンズ面の近傍には、開口絞りSが設けられる。第2レンズL2における両側のレンズ面は非球面となっている。第3レンズL3における両側のレンズ面は非球面となっている。第4レンズL4における両側のレンズ面は非球面となっている。第5レンズL5における両側のレンズ面は非球面となっている。なお、第5レンズL5と像面Iとの間には、撮像素子のカバーガラス等から構成される平行平面板CVが配置される。
下の表3に、第3実施例における各諸元を示す。なお、表3における第1面〜第13面の曲率半径Rは、図7における第1面〜第13面に付した符号R1〜R13に対応している。また、第3実施例において、第2面〜第11面の各レンズ面は非球面形状に形成されている。
(表3)
[全体諸元]
f 7.101
Fno 2.4
ω 38.5°
Y 5.6
TL 8.905
f12 9.083
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物体面 ∞ ∞
1 ∞ 0.00000 (開口絞り)
2* 3.24518 1.32416 1.53500 55.73
3* -16.18366 0.10000
4* -17.52470 0.60000 1.63970 23.52
5* 9.48933 0.40329
6* 36.27256 1.09543 1.53500 55.73
7* 448.54174 0.64984
8* 4.32994 1.00984 1.53500 55.73
9* 4.17204 0.97554
10* 6.99096 1.51991 1.53500 55.73
11* 5.03712 0.24904
12 ∞ 0.30000 1.51680 64.17
13 ∞ 0.67790
像面 -32.46033
[非球面データ]
第2面
κ=0.000000,A4= -3.190306E-03,A6=-8.734789E-04,A8=-4.006341E-04
A10= 5.406107E-05,A12=-3.323754E-05,A14= 0.000000E+00
第3面
κ=0.000000,A4= -8.881360E-03,A6=-2.713028E-03,A8=1.810032E-03
A10= -6.435194E-04,A12=6.024266E-05,A14=0.000000E+00
第4面
κ=0.000000,A4=4.420451E-03,A6=-6.041313E-04,A8=1.610821E-03
A10= -3.174168E-04,A12= 0.000000E+00,A14=0.000000E+00
第5面
κ=0.000000,A4= 8.598132E-03,A6=2.178340E-03,A8=-3.110514E-04
A10= 3.386680E-04,A12=-3.255405E-05,A14=0.000000E+00
第6面
κ=0.000000,A4= -1.186747E-02,A6=1.115319E-03,A8=4.477797E-05
A10= -2.651464E-04,A12=1.114649E-04,A14=0.000000E+00
第7面
κ=42915.618794,A4= -1.971404E-02,A6=4.067804E-03
A8=-8.099559E-04,A10=7.672372E-05,A12=2.816204E-06
A14=0.000000E+00
第8面
κ=0.000000,A4= -2.637800E-02,A6=3.032531E-03,A8=-3.215881E-04
A10= 5.048892E-06,A12=7.033046E-07,A14=0.000000E+00
第9面
κ= -0.766243,A4= -2.231013E-02,A6=3.009574E-03,A8=-2.938002E-04
A10=1.738836E-05,A12=-5.002018E-07,A14=4.170065E-09
第10面
κ=0.000000,A4= -2.147054E-02,A6=8.977322E-04,A8=3.041425E-05
A10= -1.960420E-06,A12=8.202088E-09,A14=-8.301703E-11
第11面
κ=0.000000,A4= -1.451709E-02,A6=7.214662E-04,A8=-2.324613E-05
A10= -2.796618E-08,A12=5.138298E-09,A14=9.081993E-11
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f4|=0.041
条件式(2) f/f5=-0.154
条件式(3) f/f3=0.096
条件式(4) f/f12=0.782
条件式(5) SAG/f12=-0.053
条件式(6) (ra+rb)/(ra−rb)=0.30
条件式(7) |tb5−ta5|/ta5=0.31
条件式(8) |tb4−ta4|/ta4=0.24
条件式(9) |tb3−ta3|/ta3=0.03
このように本実施例では、条件式(1)〜(9)が全て満たされていることが分かる。
図8は、第3実施例に係る撮像レンズPL3の縦収差図である。図9は、第3実施例に係る撮像レンズPL3の横収差図である。そして、各収差図より、第3実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。その結果、第3実施例の撮像レンズPL3を搭載することにより、撮像装置CMRにおいても、優れた結像性能を確保することができる。
(第4実施例)
次に、本願の第4実施例について、図10〜図12および表4を用いて説明する。図10は第4実施例に係る撮像レンズPL(PL4)のレンズ構成図である。第4実施例に係る撮像レンズPL4は、光軸Axに沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5とから構成される。撮像レンズPL1の像面Iは、物体側に凹面を向けるように球面状に湾曲している。
第1レンズL1における両側のレンズ面は非球面となっている。第1レンズL1における物体側のレンズ面の近傍には、開口絞りSが設けられる。第2レンズL2における両側のレンズ面は非球面となっている。第3レンズL3における両側のレンズ面は非球面となっている。第4レンズL4における両側のレンズ面は非球面となっている。第5レンズL5における両側のレンズ面は非球面となっている。
下の表4に、第4実施例における各諸元を示す。なお、表4における第1面〜第11面の曲率半径Rは、図10における第1面〜第11面に付した符号R1〜R11に対応している。また、第4実施例において、第2面〜第11面の各レンズ面は非球面形状に形成されている。
(表4)
[全体諸元]
f 6.630
Fno 2.2
ω 40.4°
Y 5.6
TL 8.445
f12 9.063
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 ∞ 0.00000 (開口絞り)
2* 3.16128 1.25910 1.53500 55.73
3* -17.46490 0.10000
4* -23.08917 0.60000 1.63970 23.52
5* 8.03860 0.39971
6* 33.47049 1.00000 1.53500 55.73
7* 415.97983 0.59028
8* 4.03603 1.00000 1.53500 55.73
9* 4.34293 0.99615
10* 6.93635 1.54225 1.53500 55.73
11* 4.87208
像面 -28.43542
[非球面データ]
第2面
κ=0.000000,A4= -3.044112E-03,A6=-6.657011E-04,A8=-6.384812E-04
A10=1.379670E-04,A12=-5.876162E-05,A14= 0.000000E+00
第3面
κ=0.000000,A4= -8.452881E-03,A6=-4.126613E-03,A8=1.760778E-03
A10= -5.237809E-04,A12=4.403434E-05,A14=0.000000E+00
第4面
κ=0.000000,A4=1.612968E-03,A6=-1.418453E-03,A8=1.322713E-03
A10= -1.535445E-04,A12= 0.000000E+00,A14=0.000000E+00
第5面
κ=0.000000,A4=7.136121E-03,A6=2.225260E-03,A8=-4.906232E-04
A10= 3.506202E-04,A12=-3.126885E-05,A14=0.000000E+00
第6面
κ=0.000000,A4= -1.041022E-02,A6=1.341252E-03,A8=4.703229E-05
A10= -2.925072E-04,A12=1.040511E-04,A14=0.000000E+00
第7面
κ= 36588.098197,A4= -2.206946E-02,A6=4.964707E-03
A8=-8.798997E-04,A10= 6.364621E-05,A12=5.903525E-06
A14=0.000000E+00
第8面
κ=0.000000,A4= -2.872039E-02,A6=3.525770E-03,A8=-3.783690E-04
A10= 6.570503E-06,A12=7.701422E-07,A14=0.000000E+00
第9面
κ= -0.704637,A4= -2.186476E-02,A6=2.967636E-03,A8=-2.938684E-04
A10=1.738456E-05,A12=-4.996629E-07,A14=4.449369E-09
第10面
κ=0.000000,A4= -2.206083E-02,A6=9.031426E-04,A8=3.013751E-05
A10= -1.974726E-06,A12=9.623570E-09,A14=6.835921E-11
第11面
κ=0.000000,A4= -1.448008E-02,A6=6.947833E-04,A8=-2.448315E-05
A10= -5.647896E-08,A12=5.275035E-09,A14=8.315521E-11
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f4|=0.133
条件式(2) f/f5=-0.160
条件式(3) f/f3=0.098
条件式(4) f/f12=0.732
条件式(5) SAG/f12=-0.061
条件式(6) (ra+rb)/(ra−rb)=0.48
条件式(7) |tb5−ta5|/ta5=0.30
条件式(8) |tb4−ta4|/ta4=0.23
条件式(9) |tb3−ta3|/ta3=0.05
このように本実施例では、条件式(1)〜(9)が全て満たされていることが分かる。
図11は、第4実施例に係る撮像レンズPL4の縦収差図である。図12は、第4実施例に係る撮像レンズPL4の横収差図である。そして、各収差図より、第4実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。その結果、第4実施例の撮像レンズPL4を搭載することにより、撮像装置CMRにおいても、優れた結像性能を確保することができる。
(第5実施例)
次に、本願の第5実施例について、図13〜図15および表5を用いて説明する。図13は第5実施例に係る撮像レンズPL(PL5)のレンズ構成図である。第5実施例に係る撮像レンズPL5は、光軸Axに沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5とから構成される。撮像レンズPL1の像面Iは、物体側に凹面を向けるように球面状に湾曲している。
第1レンズL1における両側のレンズ面は非球面となっている。第1レンズL1における物体側のレンズ面の近傍には、開口絞りSが設けられる。第2レンズL2における両側のレンズ面は非球面となっている。第3レンズL3における両側のレンズ面は非球面となっている。第3レンズL3における物体側のレンズ面には、密着複層型の回折光学素子DOEが設けられる。第4レンズL4における両側のレンズ面は非球面となっている。第5レンズL5における両側のレンズ面は非球面となっている。
下の表5に、第5実施例における各諸元を示す。なお、表5における第1面〜第13面の曲率半径Rは、図13における第1面〜第13面に付した符号R1〜R13に対応している。また、第5実施例において、第2面〜第13面の各レンズ面は非球面形状に形成されている。また、第5実施例において、第7面のレンズ面が回折面となっている。
(表5)
[全体諸元]
f 6.514
Fno 2.0
ω 40.7°
Y 5.6
TL 8.442
f12 8.404
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
1 ∞ 0.00000 (開口絞り)
2* 3.10486 1.16474 1.53500 55.73
3* -56.70253 0.10000
4* -32.47744 0.60000 1.63970 23.52
5* 11.31125 0.45881
6* 87.74058 0.01000 1.55710 49.70
7** 87.74058 0.01000 1.52780 33.40(回折面)
8* 87.74058 1.12881 1.53500 55.73
9* 439.90364 0.52262
10* 4.44201 1.00000 1.53500 55.73
11* 4.66202 0.93883
12* 6.82646 1.61399 1.53500 55.73
13* 4.97254 0.89436
像面 -29.46109
[非球面データ]
第2面
κ=0.000000,A4= -2.617921E-03,A6=-2.836382E-04,A8=-7.209507E-04
A10= 1.355608E-04,A12=-3.889423E-05,A14= 0.000000E+00
第3面
κ=0.000000,A4= -6.209105E-03,A6=-3.638046E-03,A8=1.797303E-03
A10= -4.716609E-04,A12=3.168969E-05,A14=0.000000E+00
第4面
κ=0.000000,A4= 3.747415E-03,A6=-6.857342E-04,A8=1.575670E-03
A10= -2.097313E-04,A12= 0.000000E+00,A14=0.000000E+00
第5面
κ=0.000000,A4= 6.816408E-03,A6=2.892403E-03,A8=-4.648327E-04
A10= 3.394889E-04,A12=-1.654776E-05,A14=0.000000E+00
第6面
κ=0.000000,A4= -1.194834E-02,A6=1.052826E-03,A8=8.719881E-07
A10= -2.881473E-04,A12=1.082776E-04,A14=0.000000E+00
第7面
κ=0.000000,A4= -1.194834E-02,A6=1.052826E-03,A8=8.719881E-07
A10= -2.881473E-04,A12=1.082776E-04,A14=0.000000E+00
第8面
κ=0.000000,A4= -1.194834E-02,A6=1.052826E-03,A8=8.719881E-07
A10= -2.881473E-04,A12=1.082776E-04,A14=0.000000E+00
第9面
κ= 39005.261275,A4= -2.356145E-02,A6=4.845568E-03
A8=-8.795236E-04,A10= 6.491763E-05,A12=6.304707E-06
A14=0.000000E+00
第10面
κ=0.000000,A4= -2.949000E-02,A6=3.600307E-03,A8=-4.070518E-04
A10= 6.785977E-06,A12=1.032481E-06,A14=0.000000E+00
第11面
κ=-0.758382,A4=-2.197533E-02,A6=2.987014E-03,A8=-2.920380E-04
A10= 1.739580E-05,A12=-5.029644E-07,A14=4.165444E-09
第12面
κ=0.000000,A4=-2.217316E-02,A6=9.063406E-04,A8=3.009417E-05
A10= -1.976162E-06,A12=9.395528E-09,A14=4.181703E-11
第13面
κ=0.000000,A4=-1.425604E-02,A6=7.136896E-04,A8=-2.332945E-05
A10= -4.444158E-08,A12=4.777729E-09,A14=1.574126E-11
[回折面データ]
第7面
m=1
C2=-1.943400E-03,C4=1.987561E-04,C6=-8.651480E-05
C8=-1.874098E-05
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f4|=0.096
条件式(2) f/f5=-0.133
条件式(3) f/f3=0.059
条件式(4) f/f12=0.775
条件式(5) SAG/f12=-0.063
条件式(6) (ra+rb)/(ra−rb)=0.48
条件式(7) |tb5−ta5|/ta5=0.34
条件式(8) |tb4−ta4|/ta4=0.27
条件式(9) |tb3−ta3|/ta3=0.03
このように本実施例では、条件式(1)〜(9)が全て満たされていることが分かる。
図14は、第5実施例に係る撮像レンズPL5の縦収差図である。図15は、第5実施例に係る撮像レンズPL5の横収差図である。そして、各収差図より、第5実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。その結果、第5実施例の撮像レンズPL5を搭載することにより、撮像装置CMRにおいても、優れた結像性能を確保することができる。
以上、各実施例によれば、全長が短くて良好な結像性能を有した撮像レンズおよび、これを備えた撮像装置を実現することができる。
上述の各実施例において、撮像レンズPLの像面Iは、物体側に凹面を向けるように球面状に湾曲しているが、これに限られるものではなく、例えば非球面状に湾曲していてもよく、曲面状に湾曲していればよい。
上述の第5実施例において、第3レンズL3における物体側のレンズ面に、密着複層型の回折光学素子DOEが設けられているが、これに限られるものではなく、第1レンズL1、第2レンズL2、第4レンズL4、および第5レンズL5のうち少なくともいずれかのレンズ面に、密着複層型の回折光学素子が設けられてもよい。また、上述の第5実施例に限らず、上述の第1〜第4実施例において、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、および第5レンズL5のうち少なくともいずれかのレンズ面に、密着複層型の回折光学素子が設けられてもよい。
上述の第1〜第3実施例において、第5レンズL5と像面Iとの間に、平行平面板CVが配置されているが、これに限られるものではなく、平行平面板CVが配置されなくてもよい。また、上述の第4〜第5実施例において、第5レンズL5と像面Iとの間に、撮像素子のカバーガラス等から構成される平行平面板が配置されるようにしてもよい。
上述の各実施例において、開口絞りSは、第1レンズL1の近傍に配置されており、収差補正上、第1レンズL1における物体側のレンズ面近傍に配置されることが好ましい。また、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用してもよい。
CMR 撮像装置
SR 撮像素子
PL 撮像レンズ
L1 第1レンズ L2 第2レンズ
L3 第3レンズ L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
S 開口絞り I 像面
DOE 回折光学素子

Claims (13)

  1. 物体側に凹面を向けるように像面が湾曲した撮像レンズであって、
    光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズと、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズとからなり、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.005<f/|f4|<0.5
    −0.17<f/f5<−0.1
    但し、
    f:前記撮像レンズの焦点距離、
    f4:前記第4レンズの焦点距離、
    f5:前記第5レンズの焦点距離。
  2. 物体側に凹面を向けるように像面が湾曲した撮像レンズであって、
    光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズと、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズとからなり、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.005<f/|f4|<0.14
    −0.4<f/f5<−0.1
    但し、
    f:前記撮像レンズの焦点距離、
    f4:前記第4レンズの焦点距離、
    f5:前記第5レンズの焦点距離。
  3. 物体側に凹面を向けるように像面が湾曲した撮像レンズであって、
    光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズと、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズとからなり、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.005<f/|f4|<0.5
    0.03<f/f3<0.125
    但し、
    f:前記撮像レンズの焦点距離、
    f3:前記第3レンズの焦点距離、
    f4:前記第4レンズの焦点距離。
  4. 物体側に凹面を向けるように像面が湾曲した撮像レンズであって、
    光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正もしくは負の屈折力を有する第4レンズと、少なくとも一方のレンズ面に非球面が形成されて負の屈折力を有する第5レンズとからなり、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.005<f/|f4|<0.14
    0.03<f/f3<0.25
    但し、
    f:前記撮像レンズの焦点距離、
    f3:前記第3レンズの焦点距離、
    f4:前記第4レンズの焦点距離。
  5. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像レンズ。
    0.03<f/f3<0.25
    但し、
    f3:前記第3レンズの焦点距離。
  6. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
    0.72<f/f12<0.83
    但し、
    f12:前記第1レンズと前記第2レンズとの合成焦点距離。
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
    −0.09<SAG/f12<−0.02
    但し、
    SAG:最大像高における前記像面の光軸方向湾曲量、
    f12:前記第1レンズと前記第2レンズとの合成焦点距離。
  8. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
    0<(ra+rb)/(ra−rb)<0.8
    但し、
    ra:前記第2レンズにおける物体側のレンズ面の曲率半径、
    rb:前記第2レンズにおける像側のレンズ面の曲率半径。
  9. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
    |tb5−ta5|/ta5<0.4
    但し、
    ta5:光軸上の位置での前記第5レンズの光軸方向の厚さ、
    tb5:前記第5レンズにおける物体側のレンズ面において最大画角の主光線が入射する位置での前記第5レンズの光軸方向の厚さ。
  10. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
    0.2<|tb4−ta4|/ta4<2
    但し、
    ta4:光軸上の位置での前記第4レンズの光軸方向の厚さ、
    tb4:前記第4レンズにおける物体側のレンズ面において最大画角の主光線が入射する位置での前記第4レンズの光軸方向の厚さ。
  11. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から10いずれか一項に記載の撮像レンズ。
    |tb3−ta3|/ta3<0.1
    但し、
    ta3:光軸上の位置での前記第3レンズの光軸方向の厚さ、
    tb3:前記第3レンズにおける物体側のレンズ面において最大画角の主光線が入射する位置での前記第3レンズの光軸方向の厚さ。
  12. 前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズ、前記第4レンズ、および前記第5レンズのうち少なくともいずれかのレンズ面に、密着複層型の回折光学素子が設けられることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  13. 物体の像を撮像面上に結像させる撮像レンズと、
    前記撮像面上に結像した前記物体の像を撮像する撮像素子とを備え、
    物体側に凹面を向けるように前記撮像面が湾曲し、前記撮像レンズの像面が前記撮像面に沿って湾曲して形成される撮像装置であって、
    前記撮像レンズが請求項1から12のいずれか一項に記載の撮像レンズであることを特徴とする撮像装置。
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