JP6474341B2 - 連結装置 - Google Patents
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Description
作業工程の中には、ワークベース上のワークに対して部品の組付け作業を行う作業工程があり、この作業工程には、定期的な部品の補充が必要となる。
そのため、補充用の部品が搭載された台車を、無人搬送車により牽引して、部品の補充が必要な作業工程まで運搬する無人搬送システムが、種々提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、無人搬送車により牽引される台車は、直列に連結された複数の台車であり、さらに補充部品が搭載された各台車の重量が大きいので、台車の切替作業が作業者にとって負担となっていた。
自走可能な牽引車両と当該牽引車両に牽引される被牽引車両の一方に設けられており、前記牽引車両と前記被牽引車両の他方が備える連結アームの係合孔に係合ピンを係脱させて、前記牽引車両と前記被牽引車両との連結/連結解除を行う連結装置であって、
前記係合ピンを昇降移動させる昇降機構と、
前記係合ピンの昇降方向から見て、前記係合ピンの両側に設けられていると共に、前記係合ピンの昇降に連動して昇降する一対の側壁と、を有し、
前記一対の側壁の各々を、前記係合ピンの昇降方向に直交する揺動軸周りに揺動可能に設けて、前記連結アームの前記係合孔が設けられた一端側を、前記一対の側壁のうちの一方の側壁側から前記一対の側壁の間に進入可能とし、
前記係合ピンの昇降方向から見て、前記一対の側壁の各々の前記係合ピンとは反対側に、前記一対の側壁の前記係合ピンから離れる方向への変位を規制する規制部材をそれぞれ設けた構成の連結装置とした。
そうすると、一対の側壁は、規制部材により係合ピンから離れる方向への変位が規制されているので、一対の側壁の間に進入した連結アームの一端側は、一対の側壁の間の係合ピンとの係合位置に配置される。
この状態で昇降機構により係合ピンを上昇させることで、連結アームの係合孔に係合ピンを係合させて牽引車両と被牽引車両とを連結することができる。
これにより、牽引車両への非牽引車両の連結を、作業者の手を介さずに行うことができるので、台車の切替作業時の作業負担を低減させることができる。
図2は、連結装置2を説明する図であり、(a)は、牽引車両8における連結装置2周りを上方から見た平面図であり、(b)は、図1の(b)における面Aで連結装置2を切断した断面図である。
図3は、連結装置2による牽引車両8と台車90との連結を説明する断面図であり、(a)は、係合ピン21が、連結準備位置に配置された状態を示す図であり、(b)は、係合ピン21が、連結解除位置に配置された状態を示す図であり、(c)は、係合ピン21が、連結位置に配置された状態を示す図である。
台車90の各々には、係合孔92を有する連結アーム91と、係合ピン93と、が設けられており、台車90の各々は、連結アーム91の係合孔92に、隣接する他の台車90の係合ピン93を係合して、互いに連結されている。
図2の(a)に示すように、連結部32は、荷台部81の後側の側縁81aよりも外側で上下方向に沿わせた向きで配置された連結壁部321と、この連結壁部321の幅方向の両側から、荷台部81側に延びる一対の支持板部322、322と、を有しており、これら支持板部322、322の下面の固定板31に重なる領域は、固定板31に溶接されて固定されている。
連結壁部321の荷台部81側の面321bには、荷台部81と対向する領域に、後記する係合ピン21の昇降機構を構成する油圧式のシリンダ10が固定されている。
連結部材33は、断面視において矩形形状を成す周壁部331と、周壁部331の一端側の開口を塞ぐ壁部332とから一体に形成されている。連結部材33は、周壁部331の他端側の開口を連結壁部321で封止した向きで設けられており、この状態において壁部332は、前記した連結壁部321に対して並行に配置されている。
図3の(a)に示すように、壁部332の下縁には、挿通孔34aを有する底板部34が、壁部332から離れる方向に延出して設けられており、壁部332の上縁には、挿通孔35aを有する支持板部35が、壁部332から離れる方向に延出して設けられている。
図2の(a)、(b)に示すように、底板部34は、周壁部331の幅W2と整合する幅で形成されており、支持板部35は、底板部34よりも狭い幅W3で形成されている。
底板部34と支持板部35は、挿通孔34aと挿通孔35aを、係合ピン21の昇降経路に沿う軸線X上に位置させて設けられており、係合ピン21を挿通孔34aから突出させる方向(支持板部35側の上方)に移動させると、挿通孔34aから突出した係合ピン21が、支持板部35の挿通孔35aに挿入されるようになっている。
これら支持板36、36の先端側の側縁361、361は、牽引車両8の幅方向において前記した取付部3の支持板部322(図2の(a)参照)よりも外方に位置している。
実施の形態では、基部271よりも折返し部272a側の方が上下方向における下側に位置するように、ガイドアーム272、272は、支持板36、36の側縁361、361を境界として折返し部272a側(外側)が、下方に向けて屈曲している。
この揺動壁45、45を支持するカバー部40は、底板部34の上方で底板部34に対して並行に配置された板状の支持壁部41と、支持壁部41の幅方向の両側から底板部34側の下方に延びる一対の側壁部42、42を有している。
揺動壁45、45の各々は、軸線Xに直交する互いに平行に配置された揺動軸Y1、Y2周りに揺動可能となっており、揺動壁45、45の下縁451、451は、軸線Xの径方向(後記する係合ピン21に近づく方向と、係合ピン21から離れる方向)に変位可能となっている。
ここで、揺動壁45、45の下縁451、451は、同じ高さ位置に配置されるように、側壁部42と揺動壁45の昇降方向(軸線X方向)の長さが設定されている。
そのため、シリンダ10による連結部51の昇降に連動して、側壁部42、42と、この側壁部42、42の下部に揺動可能に設けられた揺動壁45、45もまた、軸線X方向(昇降方向)に昇降移動するようになっている。
連結部51の他端側は、前記した連結部材33と連結壁部321を超えて、荷台部81側に及んでおり、連結部51の他端には、シリンダ10により上下方向(係合ピン21の昇降方向)に移動可能とされた昇降部52が連結されている。
支持板部53は、カバー部40の下方まで延びており、前記した底板部34の下側となる位置に係合ピン21が固定されている。係合ピン21は、底板部34の下面に固定された筒状の支持部材25を貫通した軸状部材であり、係合ピン21は、シリンダ10の駆動による昇降部52の上下方向の移動に連動して、支持板部53と一緒に昇降移動することで、底板部34の挿通孔34aから出没するようになっている。
係合ピン21が連結準備位置に配置されると、前記したカバー部40の揺動壁45の下縁451側が、底板部34とストッパ27の基部271との間の隙間S(図2の(b)参照)に収容されて、揺動壁45の係合ピン21から離れる方向への移動がストッパ27の基部271により規制されるようになっている。
この状態において揺動壁45は、係合ピン21側の底板部34と干渉しないようにされており、係合ピン21が連結準備位置に配置されると、揺動壁45の係合ピン21側への変位を許容しつつ、揺動壁45の係合ピン21から離れる方向への移動が規制されるようになっている。
図4は、連結装置2による連結/連結解除を説明する図であって、台車列9Aを牽引している牽引車両8が、台車列9Aとの連結を解除したのち、台車列9Bに新たに連結されるまでの間の牽引車両8の移動軌跡を模式的に示した図である。
図5および図6は、連結装置2による連結/連結解除を説明する図であって、連結装置2の係合ピン21と、台車90の連結アーム91の係合孔92との係合、離脱を説明する図である。
この状態において、カバー部40の揺動壁45、45は、支持板部35よりも上方に下縁451、451を位置させており、連結アーム91が軸線X周りに回動しても、連結アーム91と揺動壁45、45とが互いに干渉しないようになっている。
そのため、牽引車両8が旋回移動する際に、連結アーム91が揺動壁45、45と干渉して、牽引車両8の旋回移動が阻害されないようになっている。
そして、シリンダ10を駆動して、係合ピン21を連結位置(図5の(a)、(b)参照)から、この連結位置よりも下方の連結解除位置(図5の(c)、(d)参照)に向けて移動させる。この係合ピン21の下方への移動に伴って、カバー部40の揺動壁45、45もまた、底板部34側の下方に変位することになる。
さらに、係合ピン21の下方への移動に連動して底板部34側の下方に変位した揺動壁45、45は、下縁451、451を、ストッパ27、27の基部271、271よりも上方に配置させた状態になる。
この状態では、揺動壁45、45は、係合ピン21から離れる方向に変位しても、ストッパ27、27の基部271、271に干渉しない高さ位置に配置されているので、揺動壁45、45は、係合ピン21に近づく方向の変位と、係合ピン21から離れる方向への移動とが許容された状態となっている。
そうすると、連結アーム91の一端91a側が接触した揺動壁45は、係合ピン21から離れる方向への移動が許容されているので、一端91aにより押されて、揺動軸Y1周りに揺動する。
これにより、連結アーム91の一端91a側が、揺動壁45、45の間から外側に移動することになる(図4:位置A、仮想線参照)。
この係合ピン21の下方への移動に伴って、カバー部40の揺動壁45、45もまた、底板部34側の下方に変位することになる。
この状態では、揺動壁45、45は、係合ピン21から離れる方向への変位が、ストッパ27、27の基部271、271に干渉して規制されるので、揺動壁45、45は、係合ピン21に近づく方向の変位のみが許容され、係合ピン21から離れる方向への移動が規制されている。
よって、この状態から係合ピン21を係合位置まで上昇させて係合孔92に係合させると(図6の(c)、矢印参照)、台車列9Bと牽引車両8とが、連結装置2により連結された状態となる(図4:位置B、仮想線参照)。
(1)自走可能な牽引車両8に設けられており、当該牽引車両8に牽引される台車90(被牽引車両)備える連結アーム91の係合孔92に係合ピン21を係脱させて、牽引車両8と台車90との連結/連結解除を行う連結装置2であって、
係合ピン21を昇降移動させる昇降機構(シリンダ10、昇降部52、支持板部53)と、
係合ピン21の昇降方向(軸線X)から見て、係合ピン21の両側に設けられていると共に、係合ピン21の昇降に連動して、昇降機構(シリンダ10、連結部51)により、昇降する一対の揺動壁45、45(側壁)と、を有し、
一対の揺動壁45,45の各々を、係合ピン21の昇降方向(軸線X)に直交する揺動軸Y1、Y2周りに揺動可能に設けて、揺動壁45、45の下縁451、451側を、係合ピン21の径方向に変位可能にすると共に、連結アーム91の係合孔92が設けられた一端91a側を、係合ピン21の径方向に位置する揺動壁45、45側から、揺動壁45、45の間に進入可能とし、
係合ピン21の昇降方向(軸線X方向)から見て、揺動壁45、45の係合ピン21とは反対側に、揺動壁45、45の下縁451、451側の係合ピン21から離れる方向への変位を基部271、271で規制する一対のストッパ27、27(規制部材)を設けて、揺動壁45、45の間に進入した連結アーム91の一端91a側が、係合孔92を係合ピン21との係合位置に配置されるようにした。
そうすると、一対の揺動壁45、45は、ストッパ27、27の基部271、271により係合ピン21から離れる方向への変位が規制されているので、一対の揺動壁45、45の間に進入した連結アームの一端側は、一対の揺動壁45、45の間の係合ピン21との係合位置に配置される。
この状態で昇降機構により係合ピン21を上昇させることで、連結アーム91の係合孔92に係合ピン21を係合させて牽引車両8と台車90とを連結装置2により連結することができる。
これにより、牽引車両8への台車90の連結を、作業者の手を介さずに行うことができるので、台車90や、複数台の台車90を直列に連結した台車列9の切替作業時の作業負担を低減させることができる。
係合ピン21を、連結解除位置よりも下側の連結準備位置とに配置されるように構成されており、
一対の揺動壁45、45は、係合ピン21が連結準備位置に配置されているときに、ストッパ27、27の基部271、271に干渉して係合ピン21から離れる方向への変位が規制される高さ位置に配置されると共に、係合ピン21が連結位置または連結解除位置に配置されているときに、ストッパ27、27の基部271、271に干渉しない高さ位置に配置されるように、一対の揺動壁45、45の下縁451、451と、ストッパ27、27の基部271、271のうち少なくとも一方の昇降方向(軸線X方向)の高さが設定されている構成とした。
この状態で、連結アーム91の一端91a側と係合ピン21とが、係合ピン21の径方向(水平方向)で互いに離れる方向に相対移動するように自走可能な牽引車両8を移動させると、連結アーム91の係合孔92が設けられた一端91a側が、揺動可能な一対の揺動壁45、45のうちの一方の揺動壁45から一対の揺動壁45、45の間から外部に移動して、台車90の連結アーム91が連結装置2から離脱した状態になる。
一方、係合ピン21を、連結解除位置の下側の連結準備位置に配置すると、一対の揺動壁45、45は、係合ピン21に近づく方向への変位が許容されつつ、係合ピン21から離れる方向への変位がストッパ27、27の基部271、271により規制された状態となる。
この状態で、連結アーム91の一端91a側と係合ピン21とが、係合ピン21の径方向(水平方向)で互いに近づく方向に相対移動するように自走可能な牽引車両8を移動させると、連結アーム91の係合孔92が設けられた一端91a側が、揺動可能な一対の揺動壁45、45のうちの一方の揺動壁45側から一対の揺動壁45、45の間に進入して、一対の揺動壁45、45の間の係合ピン21との係合位置に配置される。
そして、昇降機構により係合ピン21を上昇させることで、連結アーム91の係合孔92に係合ピン21を係合させて牽引車両8と台車90とを連結装置2により連結することができる。
これにより、作業者の手を介さずに、牽引車両8と台車90との連結と連結解除を行うことができるので、台車90や、複数台の台車90を直列に連結した台車列9の切替作業時の作業負担をいっそう低減させることができる。
一対の揺動壁45、45の下縁451、451が、連結アーム91の一端91aと干渉しない高さ位置に配置されるように設定されている構成とした。
これにより、牽引車両8が連結装置2を介して連結された台車90(台車列9)を牽引している際に、牽引車両8の旋回移動により連結アーム91が軸線X周りに回動しても、連結アーム91と揺動壁45、45とが互いに干渉しない。
そのため、牽引車両8が旋回移動する際に、連結アーム91が揺動壁45、45と干渉して、牽引車両8の旋回移動が阻害されることがない。
ガイドアーム272、272は、連結アーム91の一端91a側と係合ピン21とを、係合ピン21の径方向(水平方向)で互いに近づく方向に相対移動させて、連結アーム91の一端91a側を一対の揺動壁45、45の間に進入させる際に、連結アーム91の一端91a側の下面を摺動して、連結アーム91の一端91a側の高さを一対の揺動壁45、45の間に進入可能な高さに調整して、一対の揺動壁45、45の間への進入をガイドする構成とした。
特に、連結アーム91の一端91a側の高さと、一対の揺動壁45、45の高さとが異なる場合には、連結アーム91の一端91a側を一対の揺動壁45、45の間に進入させることができなくなるが、ガイドアーム272、272を設けることで、かかる事態の発生を好適に防止できる。
揺動壁45は、軸線Xに直交する水平軸(揺動軸Y2)周りに揺動可能となっており、揺動壁45の下縁451側は、軸線Xの径方向(係合ピン21に近づく方向と、係合ピン21から離れる方向)に変位可能となっている。
さらに、変形例では、揺動壁45の下縁451と、側縁部42の下縁421とが同じ高さ位置に配置されるように、側縁部42、43と揺動壁45の昇降方向(軸線X方向)の長さが設定されている。
この状態において揺動壁45は、係合ピン21側の底板部34と干渉しないようにされており、係合ピン21が連結準備位置に配置されると、揺動壁45の係合ピン21側への変位を許容しつつ、揺動壁45の係合ピン21から離れる方向への移動が規制されるようになっている。
係合ピン21が連結準備位置(図7の(a)参照)に配置されている状態で、牽引車両8を旋回移動させて、連結アーム91の係合孔92が設けられた一端91a側と係合ピン21とを、係合ピン21の径方向(水平方向)で互いに近づく方向に相対的に移動させると、連結アーム91の一端91a側が、揺動壁45の係合ピン21とは反対側の面に当接する。
そのため、台車90の牽引走行を開始した牽引車両8が旋回移動する際に、連結アーム91が揺動壁45や側壁部42と干渉して、牽引車両8の旋回移動が阻害されないようになっている。
さらに、係合ピン21の下方への移動に連動して底板部34側の下方に変位した揺動壁45は、下縁451を、ストッパ27の基部271よりも上方に配置させた状態になる。
そして、牽引車両8が旋回を続けると、連結アーム91がストッパ27のガイドアーム272の上面を摺動しながら移動して、最終的にストッパ27から連結アーム91が外れて、牽引車両8が台車列9(台車90)から切り離されることになる。
(5)自走可能な牽引車両8に設けられており、当該牽引車両8に牽引される台車90(被牽引車両)備える連結アーム91の係合孔92に係合ピン21を係脱させて、牽引車両8と台車90との連結/連結解除を行う連結装置2であって、
係合ピン21を昇降移動させる昇降機構(シリンダ10、昇降部52、支持板部53)と、
係合ピン21の昇降方向(軸線X)から見て、係合ピン21の両側に設けられていると共に、係合ピン21の昇降に連動して昇降する一対の側壁部42、43と、を有し、
一対の側壁部42、43のうちの一方の側壁部43に、係合ピン21の昇降方向(軸線X)に直交する揺動軸Y2周りに揺動可能な揺動壁45を設けて、揺動壁45の下縁451側を、係合ピン21の径方向に変位可能にすると共に、連結アーム91の係合孔92が設けられた一端91a側を、係合ピン21の径方向に位置する揺動壁45側から、揺動壁45と側壁部42の間に進入可能とし、
側壁部42を、揺動壁45と側壁部42の間に進入した連結アーム91の係合孔92の一端91a側に当接して、連結アーム91の一端91a側を係合ピン21との係合位置に配置させるストッパとし、
係合ピン21の昇降方向から見て、揺動壁45の係合ピン21とは反対側に、連結アーム91の一端91a側を揺動壁45と側壁部42の間から離脱させる方向への変位を基部271で規制するストッパ27(規制部材)を設けて、揺動壁45と側壁部42の間に進入した連結アーム91の一端91a側を、揺動壁45と側壁部42の間で保持するようにした。
そして、一対の側壁部42、43の間に進入した連結アーム91は、他方の側壁部42により変位が規制されて、係合ピン21との係合位置に配置される。
この状態で昇降機構により係合ピン21を上昇させることで、連結アーム91の係合孔92に係合ピン21を係合させて牽引車両8と台車列9(台車90)とを連結することができる。
これにより、牽引車両8への台車90の連結を、作業者の手を介さずに行うことができるので、台車90や、複数台の台車90を直列に連結した台車列9の切替作業時の作業負担を低減させることができる。
一方の側壁部43が備える揺動壁45は、係合ピン21が連結解除位置に配置されているときに、ストッパ27の基部271に干渉して係合ピン21から離れる方向への変位が規制される高さ位置に配置されると共に、係合ピン21が連結位置または連結解除位置に配置されているときに、ストッパ27の基部271に干渉しない高さ位置に配置されるように、一対の揺動壁45の下縁451と、ストッパ27の基部271のうち少なくとも一方の昇降方向(軸線X方向)の高さが設定されている構成とした。
3 取付部
8 牽引車両
9、9A、9B 台車列
10 シリンダ
21 係合ピン
25 支持部材
27 ストッパ
31 固定板
32 連結部
33 連結部材
34 底板部
34a 挿通孔
35 支持板部
35a 挿通孔
36 支持板
40、40A カバー部
41 支持壁部
42 側壁部
45 揺動壁
46 ヒンジ
51 連結部
52 昇降部
53 支持板部
81 荷台部
81a 側縁
90 台車(被牽引車両)
91 連結アーム
91a 一端
92 係止孔
93 係合ピン
271 基部
272 ガイドアーム
272a 折返し部
321 取付壁部
322 支持板部
331 周壁部
332 壁部
341 側縁
361 側縁
451 下縁
S 隙間
WL 白線
X 軸線
Y1、Y2 揺動軸
Claims (6)
- 自走可能な牽引車両と当該牽引車両に牽引される被牽引車両の一方に設けられており、前記牽引車両と前記被牽引車両の他方が備える連結アームの係合孔に係合ピンを係脱させて、前記牽引車両と前記被牽引車両との連結/連結解除を行う連結装置であって、
前記係合ピンを昇降移動させる昇降機構と、
前記係合ピンの昇降方向から見て、前記係合ピンの両側に設けられていると共に、前記係合ピンの昇降に連動して昇降する一対の側壁と、を有し、
前記一対の側壁の各々を、前記係合ピンの昇降方向に直交する揺動軸周りに揺動可能に設けて、前記連結アームの前記係合孔が設けられた一端側を、前記一対の側壁のうちの一方の側壁側から前記一対の側壁の間に進入可能とし、
前記係合ピンの昇降方向から見て、前記一対の側壁の各々の前記係合ピンとは反対側に、前記一対の側壁の前記係合ピンから離れる方向への変位を規制する規制部材をそれぞれ設けたことを特徴とする連結装置。 - 前記昇降機構は、前記係合ピンを、前記係合孔に係合させた連結位置と、当該連結位置よりも下側の前記係合孔から離脱させた連結解除位置と、前記連結解除位置よりも下側の連結準備位置とに配置させるように構成されており、
前記一対の側壁は、前記係合ピンが前記連結準備位置に配置されているときに、前記規制部材に干渉して前記係合ピンから離れる方向への変位が規制される高さ位置に配置されると共に、前記連結位置および連結解除位置に配置されているときに、前記規制部材に干渉しない高さ位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の連結装置。 - 自走可能な牽引車両と当該牽引車両に牽引される被牽引車両の一方に設けられており、前記牽引車両と前記被牽引車両の他方が備える連結アームの係合孔に係合ピンを係脱させて、前記牽引車両と前記被牽引車両との連結/連結解除を行う連結装置であって、
前記係合ピンを昇降移動させる昇降機構と、
前記係合ピンの昇降方向から見て、前記係合ピンの両側に設けられていると共に、前記係合ピンの昇降に連動して昇降する一対の側壁と、を有し、
前記一対の側壁のうちの一方の側壁を、前記係合ピンの昇降方向に直交する揺動軸周りに揺動可能に設けて、前記連結アームの前記係合孔が設けられた一端側を、前記一方の側壁側から前記一対の側壁の間に進入可能とし、
前記一対の側壁のうちの他方の側壁を、前記一対の側壁の間に進入した前記連結アームの前記一端側に当接して、前記連結アームの前記一端側を前記係合ピンとの係合位置に配置させるストッパとし、
前記係合ピンの昇降方向から見て、前記一方の側壁の前記係合ピンとは反対側に、
前記一方の側壁の前記係合ピンから離れる方向への変位を規制する規制部材を設けたことを特徴とする連結装置。 - 前記昇降機構は、前記係合ピンを、前記係合孔に係合させた連結位置と、当該連結位置よりも下側の前記係合孔から離脱させた連結解除位置と、前記連結解除位置よりも下側の連結準備位置とに配置させるように構成されており、
前記一方の側壁は、前記係合ピンが前記連結準備位置に配置されているときに、前記規制部材に干渉して前記係合ピンから離れる方向への変位が規制される高さ位置に配置されると共に、前記連結位置および連結解除位置に配置されているときに、前記規制部材に干渉しない高さ位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載の連結装置。 - 前記規制部材は、前記係合ピンから離れる方向に延出するガイド部を有しており、
前記ガイド部は、前記連結アームの前記一端側を前記一対の側壁の間に進入させる際に、前記連結アームの前記一端側を、前記一対の側壁の間に進入可能な高さまで誘導することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の連結装置。 - 前記ガイド部は、前記延出方向における先端側のほうが、前記係合ピン側の基部側よりも低い高さに位置していることを特徴とする請求項5に記載の連結装置。
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