JP4507014B2 - 滑り荷台利用の搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走行経路側のローラーレール上を滑動する滑り荷台を利用した搬送装置に関するものである。
車輪を持たない滑り荷台を利用する搬送装置として、特許文献1に記載のように、モーター駆動のローラーコンベヤで滑り荷台を推進させるものが知られている。この特許文献1に記載された搬送装置は、荷台側に左右一対の縦送り用棒状滑り部材(ガイドバー)と、この縦送り用棒状滑り部材間の間隔と同一間隔の前後一対の横送り用棒状滑り部材(ガイドバー)とを荷台の底部に格子状に配設し、縦送り走行経路側には、左右一対の縦送り用棒状滑り部材を介して荷台を縦送り方向にのみ移動可能に支持するモーター駆動のフリクションローラーを軸支すると共に、横送り走行経路側には、前後一対の横送り用棒状滑り部材を介して荷台を横送り方向にのみ移動可能に支持するモーター駆動のフリクションローラーを軸支したものである。
特開2006−21618号公報
上記のような特許文献1に記載された滑り荷台を利用する搬送装置では、縦送り横送りの何れにおいても、走行方向に関して左右一対の棒状滑り部材を支持する左右対をなすフリクションローラーの摩擦駆動で荷台を推進させるものであるから、特許文献1に記載されるように、左右対をなすフリクションローラーを同期駆動しなければ荷台を円滑に直進させることができない。又、フリクションローラーで荷台の大荷重を支持する構造であるから、1台の荷台を支持するフリクションローラーの個数を多くしなければならないし、フリクションローラーの耐磨耗性能も十分高めておく必要がある。換言すれば、走行経路側の荷台推進手段のコストが非常に高くつく欠点がある。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る滑り荷台利用の搬送装置を提供することを目的とするものであって、請求項1に記載の滑り荷台利用の搬送装置は、後述する実施形態の参照符号を付して示すと、ワークWを支持する滑り荷台1は、荷台長さ方向と平行な左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bと、荷台幅方向と平行な前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bと、荷台長さ方向と平行で前記長い棒状滑り部材2a,2b間の中央位置に配設され且つ支持するワークWの全長より長い1本の縦送り用摩擦駆動用バー4と、荷台幅方向と平行で前記短い棒状滑り部材3a,3b間の中央位置に配設され且つ支持するワークWの幅より長い1本の横送り用摩擦駆動用バー5とを備え、この滑り荷台1を荷台長さ方向に走行させる縦送り走行経路20には、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bを介して滑り荷台1を荷台長さ方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレール22,23と、縦送り用摩擦駆動用バー4の下側面に圧接する駆動ローラー31を備えた摩擦駆動手段25とが配設され、この滑り荷台1を荷台幅方向に走行させる横送り走行経路60には、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bを介して滑り荷台1を荷台幅方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレール62,63と、横送り用摩擦駆動用バー5の下側面に圧接する駆動ローラー31を備えた摩擦駆動手段65とが配設された滑り荷台利用の搬送装置において、
左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bと前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bはそれぞれ1本の通し部材で構成され、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bは、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b間の長さとし、縦送り用摩擦駆動用バー4と横送り用摩擦駆動用バー4とは、長い棒状滑り部材2a,2b及び短い棒状滑り部材3a,3bと交叉する箇所で分割されたそれぞれ複数本の部材から構成されたものである。
又、請求項2に記載の滑り荷台利用の搬送装置では、ワークWを支持する滑り荷台1は、荷台長さ方向と平行な左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bと、荷台幅方向と平行な前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bと、荷台長さ方向と平行で前記長い棒状滑り部材2a,2b間の中央位置に配設され且つ支持するワークWの全長より長い1本の縦送り用摩擦駆動用バー4と、荷台幅方向と平行で前記短い棒状滑り部材3a,3b間の中央位置に配設され且つ支持するワークWの幅より長い1本の横送り用摩擦駆動用バー5とを備え、この滑り荷台1を荷台長さ方向に走行させる縦送り走行経路20には、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bを介して滑り荷台1を荷台長さ方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレール22,23と、縦送り用摩擦駆動用バー4の下側面に圧接する駆動ローラー31を備えた摩擦駆動手段25とが配設され、この滑り荷台1を荷台幅方向に走行させる横送り走行経路60には、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bを介して滑り荷台1を荷台幅方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレール62,63と、横送り用摩擦駆動用バー5の下側面に圧接する駆動ローラー31を備えた摩擦駆動手段65とが配設された滑り荷台利用の搬送装置において、
左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bと前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bとの交叉部又はその近傍位置と、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bから前後両方向に延出する縦送り用摩擦駆動用バー4の前後両端近傍位置との間に、前後左右対称形に斜め連結部材8a〜9bが架設された構成となっている。
更に、請求項3に記載の滑り荷台利用の搬送装置では、ワークWを支持する滑り荷台1は、荷台長さ方向と平行な左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bと、荷台幅方向と平行な前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bと、荷台長さ方向と平行で前記長い棒状滑り部材2a,2b間の中央位置に配設され且つ支持するワークWの全長より長い1本の縦送り用摩擦駆動用バー4と、荷台幅方向と平行で前記短い棒状滑り部材3a,3b間の中央位置に配設され且つ支持するワークWの幅より長い1本の横送り用摩擦駆動用バー5とを備え、この滑り荷台1を荷台長さ方向に走行させる縦送り走行経路20には、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bを介して滑り荷台1を荷台長さ方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレール22,23と、縦送り用摩擦駆動用バー4の下側面に圧接する駆動ローラー31を備えた摩擦駆動手段25とが配設され、この滑り荷台1を荷台幅方向に走行させる横送り走行経路60には、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bを介して滑り荷台1を荷台幅方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレール62,63と、横送り用摩擦駆動用バー5の下側面に圧接する駆動ローラー31を備えた摩擦駆動手段65とが配設された滑り荷台利用の搬送装置において、
縦送り用摩擦駆動用バー4及び横送り用摩擦駆動用バー5それぞれの両端には、走行方向の前後に隣り合う滑り荷台1どうしが接近したときに走行方向に対して左右横方向に並列し且つ各摩擦駆動用バー4,5の下側面4a,5aと面一に突出片15a〜16bが突設され、走行方向の前後に隣り合う滑り荷台1の摩擦駆動用バー4,5どうしが並列状態の前記突出片15a〜16bを介して互いに突き合うように構成される。
上記請求項1〜3に記載の構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項4に記載のように、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3b間の間隔は、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b間の間隔よりも広くすることができる。
縦送り走行経路20及び横送り走行経路60それぞれの一対のローラーレール22,23及び62,63は、特許文献1に記載されるように、片鍔付きローラーを適当間隔おきに軸支して構成することもできるが、請求項5に記載のように、縦送り走行経路20及び横送り走行経路60それぞれの一対のローラーレール22,23及び62,63は、左右一対の鍔部を備えた両鍔付きローラー26を適当間隔おきに軸支してなる鍔付きローラーレール22,62と、鍔無しローラー30を適当間隔おきに軸支してなる鍔無しローラーレール23.63との組み合わせで構成し、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b及び前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bの内、鍔付きローラーレール22,62で支持される側の長い棒状滑り部材2a及び短い棒状滑り部材3aと他の部材との接続部には、両鍔付きローラー26の左右一対の鍔部の通過を許す凹溝部12a〜12f及び13a〜13dを形成しておくことができる。この場合、請求項6に記載のように、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3b、縦送り用摩擦駆動用バー4、及び横送り用摩擦駆動用バー5は、上下両面がそれぞれ面一になるように配置された角パイプ材で構成し、前記凹溝部12a〜12f及び13a〜13dは、角パイプ材の下側面側からの切欠きと、この切欠きにより形成された開口を閉じるように当該切欠きに沿って固着されたカバープレート14とで構成することができる。
実際の搬送経路は、縦送り走行経路と横送り走行経路とを組み合わせて構成されるが、この場合、請求項7に記載のように、縦送り走行経路20と横送り走行経路60とを直角に交叉(L字形、T字形、又は十字形の交叉を含む)させ、この直角交叉部に対し上手側の例えば横送り走行経路60のローラーレール62,63は下手側の例えば縦送り走行経路20のローラーレール22,23より一段高く配設し、前記直角交叉部には、上手側のローラーレール62,63と接続する上昇限位置と下手側のローラーレール22,23より低い下降限位置との間を昇降するローラーレール62B,63B及び当該ローラーレール62B,63Bと一体に昇降する摩擦駆動手段65Bを備えた昇降自在なレールユニット61Bと、下手側のローラーレール22,23と接続するローラーレール22B,23B及び摩擦駆動手段25Bを備えた高さ固定の受取り送り出し用レールユニット21Bとを配設し、上手側のローラーレール62,63上から昇降自在なレールユニット61Bのレールユニット62B,63B上に乗り移り且つ当該昇降自在なレールユニット61Bの摩擦駆動手段65Bにより前記直角交叉部の定位置まで送り込まれた滑り荷台1を、当該昇降自在なレールユニット61Bの降下により受取り送り出し用レールユニット21Bのローラーレール22B,23B上に移載すると共に当該受取り送り出し用レールユニット21Bの摩擦駆動手段25Bにより下手側の例えば縦送り走行経路20のローラーレール22,23上へ送り出すことができるように構成できる。
上記請求項7に記載の構成を採用する場合、請求項8に記載のように、例えば昇降自在な横送りレールユニット61Bと高さ固定の受取り送り出し用レールユニット21Bの内、滑り荷台1の左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bを支持する側のレールユニット21Bの一対のローラーレール22B,23Bは、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bを支持する側のレールユニット、即ち、昇降自在な横送りレールユニット61Bの一対のローラーレール62B,63B間に配設されるローラーレール部分(レールユニット87)と、当該前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bを支持する側の昇降自在な横送りレールユニット61Bの外側に突出配置されるローラーレール部分(レールユニット86)に分割し、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bを支持する側の昇降自在な横送りレールユニット61Bの摩擦駆動手段65Bは、当該レールユニット61Bの一対のローラーレール62B,63B間に配設し、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bを支持する側のレールユニット21Bの摩擦駆動手段25Bは、当該レールユニット21Bの一対のローラーレール22B,23Bの内、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bを支持する側の昇降自在な横送りレールユニット61Bの外側に突出配置されるローラーレール部分(レールユニット86)に配設することができる。
上記構成の本発明に係る滑り荷台利用の搬送装置によれば、荷台の荷重を走行経路側のローラーレールに伝達する部材となる左右一対の長い棒状滑り部材及び前後一対の短い棒状滑り部材とは別に、縦送り方向と平行なセンターライン上に位置する1本の縦送り用摩擦駆動用バーと、横送り方向と平行なセンターライン上に位置する1本の横送り用摩擦駆動用バーとを設け、走行経路側の摩擦駆動手段の駆動ローラーを前記摩擦駆動用バーの下側面に圧接して荷台を縦方向又は横方向に推進させるように構成したので、摩擦駆動手段の駆動ローラーには荷台を推進させるのに必要な摩擦力を付与すれば良く、縦送り横送りに関係なく、走行経路のセンターライン上に1つの駆動ローラーを適当間隔おきに配置すれば良いことと相俟って、走行経路側の荷台推進手段の構成が非常にシンプルになって安価に実施することができる。更に、請求項1に記載の構成によれば、搭載ワークの荷重がかかる左右一対の長い棒状滑り部材と前後一対の短い棒状滑り部材はそれぞれ1本の通し部材で構成されているので、複数本の部材を直線状に配列して構成する場合と比較して、特別な補強対策を講じなくとも必要な耐荷重性能を得ることができ、一方、複数本の部材を直線状に配列して構成される縦送り用摩擦駆動用バーと横送り用摩擦駆動用バーは、摩擦駆動手段の駆動ローラーとの間の必要な推進摩擦力にさえ耐え得れば良いので、部材間の接続箇所に特別な補強対策を講じなくとも問題なく使用できる。従って、この請求項1に記載の構成によれば、荷台のコストダウンを図ることができる。
尚、請求項1に記載の本発明の構成によれば、縦送り用摩擦駆動用バーの全長の内、前後一対の短い棒状滑り部材から前後両方向に長く延出する部分を構成する棒状部材は、当該縦送り用摩擦駆動用バーを介して荷台どうしを後押し駆動するとき、長さ方向の圧縮力を受け、短い棒状滑り部材との接合箇所を支点に左右方向に曲がって破損する可能性が考えられるが、請求項2に記載の本発明の構成によれば、前後左右対称形の4本の斜め連結部材を追加するだけで効果的に前記問題点を解消し、荷台どうしの後押し駆動を可能にすることができる。
更に、請求項3に記載の本発明の構成によれば、走行経路側の摩擦駆動手段(駆動ローラー)を各荷台のストレージピッチ(前後に隣接する荷台の摩擦駆動用バーどうしが突き合う状態での荷台間の間隔)と等しい間隔で配列しても、荷台の停止位置によって、前後に隣接する荷台の摩擦駆動用バーの突き合い位置に摩擦駆動手段(駆動ローラー)が対応して、駆動開始を確実に実行させることができなくなる恐れがない。即ち、このような状況でも、各摩擦駆動手段の駆動ローラーは、摩擦駆動用バーの端部の突出片に圧接していることになり、駆動開始を確実に実行させることができる。従って、走行経路側の摩擦駆動手段の間隔と荷台のストレージピッチとを等しくして、各摩擦駆動手段の制御を簡単にすることができる。
又、請求項5に記載の構成によれば、走行経路を構成する一対のローラーレールの内、片側のローラーレールの全てのローラーは鍔無しローラーで構成できるので、結果的に走行経路側を構成する設備コストを下げることができるだけでなく、荷台側においては、左右一対の長い棒状滑り部材から左右外側に延出する部材として横送り用摩擦駆動用バーの先端部分だけである場合、ローラーレールの全てのローラーが片鍔付きローラーである場合と比較して、鍔付きローラーの鍔部の通過を許す凹溝部の形成箇所の数を大幅に少なくすることができ、延いては当該凹溝部の存在に起因する荷台の強度低下を抑制できる。この場合、請求項6に記載の構成によれば、特許文献1に記載されるように、荷台を構成する全ての棒状部材として高さの低い角棒状部材を使用し、下側面が摩擦駆動面となる棒状部材の底部に偏平状の角棒状部材を張り付けて、前記凹溝部と摩擦駆動面とを同時に形成する方法を採用する場合と比較して、部品点数を減らしながら荷台全体に必要な強度を確保することができ、実施が容易になる。
又、本発明の搬送装置を実際の例えば自動車組立てラインの循環搬送経路に応用する場合、請求項7に記載の構成によれば、トラバーサーを使用せずに、並列する縦送り走行経路(又は横送り走行経路)間を横送り走行経路(又は縦送り走行経路)によって直接直角折れ曲がり状に接続し、各走行経路を構成する左右一対のローラーレールと摩擦駆動手段とをそのまま活用し、一部のローラーレールと摩擦駆動手段を一体に昇降させる機構を追加するだけで、滑り荷台を、縦送り走行経路と横送り走行経路の組み合わせから成る矩形状の循環搬送経路において走行させることができ、従来のトラバーサーを使用する構成と比較して、設備コストの大幅な削減を図ることができる。
更に、請求項8に記載の構成によれば、縦送り走行経路と横送り走行経路の内、何れ側が搬送方向の上手側に位置する場合でも、直角交叉部に配設されるレールユニット、即ち、昇降自在なレールユニットと高さ固定の受取り送り出し用レールユニットの内、長さが長くなる方のレールユニットのローラーレール、即ち、滑り荷台の左右一対の長い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットのローラーレールを、滑り荷台の走行方向に2分割し、滑り荷台の前後一対の短い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの摩擦駆動手段は、設置空間的に余裕のある当該滑り荷台の前後一対の短い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの一対のローラーレール間に配設し、滑り荷台の左右一対の長い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの摩擦駆動手段は、前記2分割されたローラーレールの外側のローラーレール部分に配設するものであるから、ローラーレールや摩擦駆動手段のレイアウトが容易で、構造を簡単にして安価に実施することができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1はワーク(自動車ボディー)Wを支持搬送する滑り荷台であって、支持するワークWの長さ方向と平行な左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bと、支持するワークWの幅方向と平行な前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bと、支持するワークWの長さ方向と平行で長い棒状滑り部材2a,2b間の中央位置に配設され且つ支持するワークWの全長より長い1本の縦送り用摩擦駆動用バー4と、支持するワークWの幅方向と平行で短い棒状滑り部材3a,3b間の中央位置に配設され且つ支持するワークWの幅より長い1本の横送り用摩擦駆動用バー5とを備えている。
更に詳述すると、滑り荷台1の左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b間の間隔は支持するワークWの幅よりも少し狭く、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bの長さは支持するワークWの全長より少し短い。従って、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3b間の間隔は、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b間の間隔よりも広くなっている。そして前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bの長さは、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b間の間隔と等しい。又、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bと前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bは、それぞれ両端間で継ぎ目のない1本の角パイプ材で構成されている。従って、縦送り用摩擦駆動用バー4は、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bと交叉する位置で分割されるため、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3b間の中央棒状部材6aと、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bから前後外向きに延出する両端棒状部材6b,6cとから構成されている。又、横送り用摩擦駆動用バー5は、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b及び縦送り用摩擦駆動用バー4と交叉する位置で分割されるため、縦送り用摩擦駆動用バー4と左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bとの間の2本の中央棒状部材7a,7bと、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bから左右外向きに延出する両端棒状部材7c,7dとから構成されている。
更に、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bと前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bとのT形交叉部の前後外側の入隅部と、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bから前後両方向に延出する縦送り用摩擦駆動用バー4の前後両端近傍位置(両端棒状部材6b,6cの先端近傍位置)との間には、前後左右対称形に斜め連結部材8a,8b及び9a,9bが架設されている。これら滑り荷台1を構成する全ての部材2a〜8bには、断面同一サイズの角パイプ材、即ち、図3〜図9に示される、高さが幅の2倍の長方形断面の角パイプ材が使用され、各部材どうしを突き合わせ箇所で溶接することにより、滑り荷台1が構成されている。尚、滑り荷台1の上面側で、左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3b、及び斜め連結部材8a,8b及び9a,9bの3部材の突き合わせ箇所には、これら3部材を同時にカバーする形状の当て板10が溶接され、補強されているが、この補強のための当て板10は、他の部材間の突き合わせ箇所にも必要に応じて追加することができる。
上記構成の滑り荷台1は、積載するワークWの種類などに応じて上面側に必要なワーク支持用アタッチメント11が付設される。又、当該滑り荷台1の上面側には、その全面又は一部分をカバーする床板を敷設することもできる。
上記構成の滑り荷台1における左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bの内の片側の棒状滑り部材2aと、前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bの内の片側の棒状滑り部材3aは、後述する走行経路側の鍔付きローラーレールによって支持案内されるものであって、図1C及び図3〜図6に示すように、これら棒状滑り部材2a,3aに両鍔付きローラーが嵌合して長さ方向に相対移動するのを許すように構成されている。具体的に説明すると、図3CのA部〜C部に示すように、長い棒状滑り部材2aと交叉する前後一対の短い棒状滑り部材3a,3b、斜め連結部材8a,9a、及び横送り用摩擦駆動用バー5には、当該長い棒状滑り部材2aに隣接する箇所に、両鍔付きローラーの鍔部が当該長い棒状滑り部材2aに沿って通過するのを許す凹溝部12a〜12fが形成され、図3CのA部、D部、及びE部に示すように、短い棒状滑り部材3aと交叉する左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b、斜め連結部材8a,8b、及び縦送り用摩擦駆動用バー4には、当該短い棒状滑り部材3aに隣接する箇所に、両鍔付きローラーの鍔部が当該短い棒状滑り部材3aに沿って通過するのを許す凹溝部13a〜13dが形成されている。
各凹溝部12a〜13dは、図3〜図6に示すように、これら凹溝部12a〜13dが形成される部材の角パイプ材の高さの半分程度を下側面側から角形に切欠き、この切欠きにより形成された開口を閉じるように当該切欠きに沿ってカバープレート14を溶接により固着することにより構成している。尚、短い棒状滑り部材3aの両端部に隣接して左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bに設けられる凹溝部13a,13bは、本来、短い棒状滑り部材3aの両側面に沿って移動するローラーの鍔部の通過空間を確保するためのものであるから、短い棒状滑り部材3aの延長領域には不要であって、当該短い棒状滑り部材3aの延長領域の左右両側に振り分けて設けることができるものであるが、図示の実施形態では構造を簡単にするために、短い棒状滑り部材3aの両端に隣接させて1つの幅広い凹溝部13a,13bを左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bに形成している。
又、縦送り用摩擦駆動用バー4の両端と横送り用摩擦駆動用バー5の両端には、それぞれ突出片15a,15b及び16a,16bが突設されている。これら突出片15a〜16bは、図7〜図9にも示すように、幅及び高さが各摩擦駆動用バー4,5の幅及び高さの半分程度の、水平に倒伏させた角柱状部材からなるもので、その長さ方向の一端を各摩擦駆動用バー4,5の端面に、左右何れ側かに片寄せて且つ摩擦駆動用バー4,5の下側面4a,5aと面一状態で溶接により固着し、これら突出片15a〜16bの周囲に残る各摩擦駆動用バー4,5の端面の開口をカバープレート17で閉じている。而して、縦送り用摩擦駆動用バー4の両端の突出片15a,15bは、この縦送り用摩擦駆動用バー4から見て左右互いに逆方向に片寄せられ、横送り用摩擦駆動用バー5の両端の突出片16a,16bは、この横送り用摩擦駆動用バー5から見て左右互いに逆方向に片寄せられている。従って、二台の滑り荷台1が、縦送り用摩擦駆動用バー4又は横送り用摩擦駆動用バー5の端部が互いに突き合うように隣接したとき、前側の滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4又は横送り用摩擦駆動用バー5の後端の突出片15b又は16bと後ろ側の滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4又は横送り用摩擦駆動用バー5の前端の突出片15a又は16aとが並列し、各突出片15a〜16bの先端が相手側の滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4又は横送り用摩擦駆動用バー5の端部(カバープレート17)に当接することになる。
次に上記構成の滑り荷台1の走行経路側の構成を説明すると、図10〜図13は、滑り荷台1の縦送り走行経路20の構成を示すもので、この縦送り走行経路20は、レールユニット21を走行経路方向に適当間隔おきに直列に設置して構成されている。各レールユニット21は、同一構造のもので、鍔付きローラーレール22と鍔無しローラーレール23、両ローラーレール22,23の両端部近傍位置どうしを互いに連結一体化する連結部材24a,24b、及び一方の連結部材24aに取り付けられた摩擦駆動手段25から構成されている。
鍔付きローラーレール22は、滑り荷台1の左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bの内、凹溝部12a〜12fが併設された側の棒状滑り部材2aを、その長さ方向に移動可能に支持するものであって、当該棒状滑り部材2aが左右一対の鍔部間に嵌合する両鍔付きローラー26を、棒状滑り部材2aを常に少なくとも2つの両鍔付きローラー26が支持し得る間隔で、左右一対のアングル材利用のレール部材27a,27b間に水平支軸で軸支してなるものであって、レール部材27a,27bの全長は、縦送り用摩擦駆動用バー4の突出片15a,15bを含まない全長より少し短い程度のものである。左右一対のレール部材27a,27bは、前記連結部材24a,24bによって互いに連結一体化されるが、両端間の中間部分も、適当間隔おきに配置された複数の中間連結部材28によっても互いに連結一体化されている。29は、この鍔付きローラーレール22に沿って配置されたケーブルラックであって、前記連結部材24a,24bや中間連結部材28の内側への延出部によって支持されている。
鍔無しローラーレール23は、滑り荷台1の左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bの内、凹溝部12a〜12fが並設されていない側の棒状滑り部材2bを、その長さ方向に移動可能に支持するものであって、鍔付きローラーレール22の両鍔付きローラー26に代えて鍔無しローラー30が使用されているだけで、鍔付きローラーレール22と基本的に同一構造のものであるが、鍔無しローラーレール23側にはケーブルラック29が並設されていないので、中間連結部材28は内側には延出されていない。
摩擦駆動手段25は、滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4の下側面4aに圧接する駆動ローラー31と、この駆動ローラー31を回転駆動するモーター32を備えたものである。この摩擦駆動手段25の詳細を、図17〜図20に基づいて説明すると、基台33上に立設された軸受け部材34に上下動アーム35の一端部が水平支軸36により軸支され、当該水平支軸36の周りで上下揺動自在な上下動アーム35の遊端側に、出力軸に駆動ローラー31が取り付けられたモーター32が、駆動ローラー31が基台33の外側で且つ基台33の前側辺ほぼ中央位置に隣り合うように、モーター支持板37を介して取り付けられている。又、上下動アーム35の遊端部上側には、当該上下動アーム35の一側方(モーター32のある側とは反対側)に延出するバネ受け板38が固着され、このバネ受け板38と基台33との間に圧縮コイルスプリング39が垂直向きに介装され、この圧縮コイルスプリング39の圧縮反力で上下動アーム35が上向きに付勢され、この上下動アーム35に支持されている駆動ローラー31がモーター32と共に上向きに付勢されるように構成されている。
前記モーター支持板37の基台前側辺と平行な下側辺からはL字形板部40が下向きに連設され、基台33の前側辺には、このL字形板部40の垂直板部が遊嵌する切込み部33aが形成され、当該L字形板部40の下端水平板部40aが基台33の下側に入り込むように構成されている。而して、L字形板部40の下端水平板部40aに対面するように、基台33の底面側には、先端にストッパーピン41が取り付けられたストッパープレート42が取り付けられ、図19に示すように、ストッパーピン41にL字形板部40の下端水平板部40aが当接することにより、圧縮コイルスプリング39によって上向きに付勢されている駆動ローラー31の上動が制限されるように構成されている。
又、摩擦駆動手段25には、駆動ローラー31の上下動を介して滑り荷台1を間接的に検出する検出機構43が併設されている。この検出機構43は、基台33上に立設された軸受け部材44に水平支軸45により軸支された上下動アーム46と、水平支軸45の位置からモーター32側に延出する上下動アーム46の前端二股部に嵌合するように、モーター支持板37の側面に取り付けられた駆動ピン47と、水平支軸45の位置からモーター32のある側とは反対側へ長く延出する上下動アーム46の遊端部に取り付けられたカム板48と、このカム板48上に検知レバー49aが位置するように基台33上に支持板50を介して取り付けられたリミットスイッチ49から構成されている。
図17及び図20に示すように、基台33の後側辺部上には、前後方向の互いに平行な2本の取付けフレーム51a,51bの前端部が取り付けられ、この2本の取付けフレーム51a,51bの後端部の左右両外側と基台33の左右両側辺の前端部とに、それぞれ床面上への据付け盤52が高さ調整自在なボルト53を介して取り付けられている。而して、図10、図12、図17、及び図20に示すように、1つのレールユニット21に1つの摩擦駆動手段25が、その駆動ローラー31がレールユニット21の前端の幅方向中央位置に位置するように据えつけられる。即ち、基台33の後側辺と後側左右一対の据付け盤52との間に前端側の連結部材24aが位置するように、基台33の後側辺から突出する2本の取付けフレーム51a,51bを連結部材24aの上に載置してボルト止めし、基台33の周囲4箇所の各据付け盤52を床面上にアンカーボルトで固定して、摩擦駆動手段25を据えつける。尚、レールユニット21における左右一対のローラーレール22,23も、図12及び図13に示すように、その長さ方向適当間隔おきの位置に高さ調整自在なボルト54a,54bを介して取り付けられた据付け盤55a,55bを備え、外側に位置するレール部材27aに取り付けられた据付け盤55aは、床面上にアンカーボルトで固定することができる。
上記構成のレールユニット21は、滑り荷台1の縦送り走行経路20に沿って直列状に設置されるが、そのときの各レールユニット21の設置ピッチは、図10に示すように、各滑り荷台1の縦送り走行経路20でのストレージピッチ、即ち、前後に隣接する滑り荷台1が、図7及び図8に仮想線で示すように、縦送り用摩擦駆動用バー4どうしが突出片15a,15bを介して互いに突き合った状態にあるときの滑り荷台1間のピッチ、換言すれば、縦送り用摩擦駆動用バー4の全長に、長さ同一の突出片15a,15bの一方の突出片の長さを加えた長さL1と、摩擦駆動手段25の駆動ローラー31間の間隔L2が等しくなるように、設置される。従って、前後に隣り合うレールユニット21の鍔付きローラーレール22間及び鍔無しローラーレール23間には、図示のように少し空間ができるが、この空間を隔てて位置する鍔付きローラーレール22の端部の両鍔付きローラー26間及び鍔無しローラーレール23の端部の鍔無しローラー30間の間隔は、鍔付きローラーレール22及び鍔無しローラーレール23における両鍔付きローラー26間の間隔及び鍔無しローラー30間の間隔よりも狭くはなっても広くはならないので、前後に隣り合うレールユニット21間を滑り荷台1は安全且つ円滑に乗り移ることができる。
上記のように構成された縦送り走行経路20においては、滑り荷台1は、常にその縦送り用摩擦駆動用バー4の下側面4aが何れかのレールユニット21が備える摩擦駆動手段25の駆動ローラー31の上に重なる位置にある。而して、縦送り用摩擦駆動用バー4の下側に位置する駆動ローラー31は、図19に示す上昇限位置から、図20に示すように、圧縮コイルスプリング39の付勢力に抗して縦送り用摩擦駆動用バー4によって押し下げられ、当該縦送り用摩擦駆動用バー4の下側面4aに対し所定の摩擦力で圧接することになると同時に、駆動ローラー31が押し下げられることに伴って水平支軸36の周りで下向きに揺動する上下動アーム35の駆動ピン47が、検出機構43の上下動アーム46の前端部を水平支軸45の周りで下向きに押し下げるので、当該上下動アーム46の後端のカム板48がリミットスイッチ49の検知レバー49aを上向きに突き上げ、OFF状態(滑り荷台非検出状態)の当該リミットスイッチ49をON状態(滑り荷台検出状態)に切り換えることになる。リミットスイッチ49が滑り荷台検出状態に切り換えられたことに連動してモーター32を稼働させ、駆動ローラー31を滑り荷台推進方向に回転駆動させることにより、縦送り用摩擦駆動用バー4がその長さ方向に摩擦駆動され、滑り荷台1が、レールユニット21の鍔付きローラーレール22及び鍔無しローラーレール23に両鍔付きローラー26と鍔無しローラー30とを介して案内されながら、縦送り走行経路20上を縦送り用摩擦駆動用バー4の長さ方向、即ち、縦方向に前進駆動されることになる。
滑り荷台1が縦送り走行経路20上を上記のように縦送り用摩擦駆動用バー4の長さ方向、即ち、縦方向に走行するとき、滑り荷台1の片側の棒状滑り部材2aは、各レールユニット21の鍔付きローラーレール22の両鍔付きローラー26上を滑動することになるが、このとき、棒状滑り部材2aを挟む各両鍔付きローラー26の両側の鍔部は、棒状滑り部材2aと交叉する前後一対の短い棒状滑り部材3a,3b、横送り用摩擦駆動用バー5、及び斜め連結部材8a,9aに、当該棒状滑り部材2aに隣接して形成された凹溝部12a〜12f内を通過することになる。換言すれば、縦送り走行経路20上を走行する滑り荷台1が棒状滑り部材2a(縦送り用摩擦駆動用バー4)の長さ方向に対して左右横方向に横滑りするのを、鍔付きローラーレール22の各両鍔付きローラー26の両側の鍔部により棒状滑り部材2aを挟ませることにより防止することができる。
上記のように前進駆動される滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4の後端に突設されている突出片15bが摩擦駆動手段25の駆動ローラー31から前方に離れる直前には、前進方向側に隣接する次のレールユニット21の摩擦駆動手段25の駆動ローラー31が、当該滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4の前端に突設されている突出片15aによって上記のように押し下げられ、同時に当該摩擦駆動手段25の検出機構43のリミットスイッチ49がOFF状態(滑り荷台非検出状態)からON状態(滑り荷台検出状態)に切り換えられて、モーター32で滑り荷台推進方向に回転駆動されるので、滑り荷台1は停止することなく次のレールユニット21の摩擦駆動手段25の駆動ローラー31によって引き続き駆動され、連続して縦送り走行経路20に沿って前進走行することになる。滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4の後端の突出片15bから相対的に後方に離れた摩擦駆動手段25の駆動ローラー31は、圧縮コイルスプリング39の付勢力で上昇限位置まで上昇復帰し、これに伴って水平支軸36の周りで上向きに揺動する上下動アーム35の駆動ピン47が、検出機構43の上下動アーム46の前端部を水平支軸45の周りで上向きに押し上げるので、当該上下動アーム46の後端のカム板48が降下して、リミットスイッチ49の検知レバー49aが下向きに揺動復帰し、リミットスイッチ49がON状態(滑り荷台検出状態)からOFF状態(滑り荷台非検出状態)に復帰する。このリミットスイッチ49の動作でモーター32に対する通電を断って駆動ローラー31を停止させることができる。
各レールユニット21の摩擦駆動手段25は、縦送り走行経路20上の各滑り荷台1に要求される走行条件に応じて、従来周知の各種方法で制御することができる。一例を挙げると、滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4で駆動ローラー31が押し下げられて検出機構43(リミットスイッチ49)がON状態(滑り荷台検出状態)になったとき、1つ下手側のレールユニット21の摩擦駆動手段25の検出機構43(リミットスイッチ49)がOFF状態(滑り荷台非検出状態)にあるときのみ、モーター32を稼働して駆動ローラー31を回転駆動させる制御方法が知られている。
図14〜図16は、滑り荷台1の横送り走行経路60の構成を示すもので、この横送り走行経路60は、レールユニット61を走行経路方向に適当間隔おきに直列に設置して構成されている。各レールユニット61は、同一構造のもので、鍔付きローラーレール62と鍔無しローラーレール63、両ローラーレール62,63の前端部近傍位置どうしを互いに連結一体化する連結部材64、及び当該連結部材64に取り付けられた摩擦駆動手段65から構成されている。このレールユニット61の鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63は、先に図10〜図13に基づいて説明した縦送り走行経路20を構成するレールユニット21の鍔付きローラーレール22及び鍔無しローラーレール23と、長さと間隔がことなるだけで同一構造のものであり、摩擦駆動手段65は、前記レールユニット21が備える摩擦駆動手段25と同一構造のものであるから、同一参照符号を付して説明は省略する。尚、このレールユニット61に取り付けられたケーブルラック66は、前記レールユニット21のケーブルラック29と位置が左右逆になっているが、レールユニット21と同一側に配設しても良いし、場合によっては、何れのレールユニット20,60においても省くことができる。
而して、レールユニット61の鍔付きローラーレール62は、滑り荷台1の前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bの内、凹溝部13a〜13dが併設されている側の棒状滑り部材3aを、その長さ方向に移動可能に支持するものであり、鍔無しローラーレール63は他方の棒状滑り部材3bを支持するものであるが、これらローラーレール62,63の両鍔付きローラー26及び鍔無しローラー30は、棒状滑り部材3a,3bを常に少なくとも2つの両鍔付きローラー26及び鍔無しローラー30が支持し得る間隔で、左右一対のアングル材利用のレール部材27a,27b間に水平支軸で軸支されており、レール部材27a,27bの全長は、横送り用摩擦駆動用バー5の突出片16a,16bを含まない全長より少し短い程度のものである。又、摩擦駆動手段65の駆動ローラー31は、滑り荷台1の横送り用摩擦駆動用バー5の下側面5aに圧接する。
上記構成のレールユニット61は、滑り荷台1の横送り走行経路60に沿って直列状に設置されるが、そのときの各レールユニット61の設置ピッチは、図14に示すように、各滑り荷台1の横送り走行経路60でのストレージピッチ、即ち、前後に隣接する滑り荷台1が、図7及び図8に仮想線で示すように、横送り用摩擦駆動用バー5どうしが突出片16a,16bを介して互いに突き合った状態にあるときの滑り荷台1間のピッチ、換言すれば、横送り用摩擦駆動用バー5の全長に、長さ同一の突出片16a,16bの一方の突出片の長さを加えた長さL3と、摩擦駆動手段65の駆動ローラー31間の間隔L4が等しくなるように、設置される。従って、前後に隣り合うレールユニット61の鍔付きローラーレール62間及び鍔無しローラーレール63間には、図示のように少し空間ができるが、この空間を隔てて位置する鍔付きローラーレール62の端部の両鍔付きローラー26間及び鍔無しローラーレール63の端部の鍔無しローラー30間の間隔は、鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63における両鍔付きローラー26間の間隔及び鍔無しローラー30間の間隔よりも狭くはなっても広くはならないので、前後に隣り合うレールユニット61間を滑り荷台1は安全且つ円滑に乗り移ることができる。
上記のように構成された横送り走行経路60においては、滑り荷台1は、常にその横送り用摩擦駆動用バー5の下側面5aが何れかのレールユニット61が備える摩擦駆動手段65の駆動ローラー31の上に重なる位置にある。而して、各レールユニット61が備える摩擦駆動手段65の駆動ローラー31を、先に説明した縦送り走行経路20における各レールユニット21が備える摩擦駆動手段25の駆動ローラー31と同一条件で制御すれば、滑り荷台1は、レールユニット61の鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63に両鍔付きローラー26と鍔無しローラー30とを介して案内されながら、横送り走行経路60上を横送り用摩擦駆動用バー5の長さ方向、即ち、横方向に前進駆動されることになる。
滑り荷台1が横送り走行経路60上を上記のように横送り用摩擦駆動用バー5の長さ方向、即ち、横方向に走行するとき、滑り荷台1の片側の棒状滑り部材3aは、各レールユニット61の鍔付きローラーレール62の両鍔付きローラー26上を滑動することになるが、このとき、棒状滑り部材3aを挟む各両鍔付きローラー26の両側の鍔部は、棒状滑り部材3aと交叉する左右一対の長い棒状滑り部材2a,2b及び縦送り用摩擦駆動用バー4に、当該棒状滑り部材3aに隣接して形成された凹溝部13a〜13d内を通過することになる。換言すれば、横送り走行経路60上を走行する滑り荷台1が棒状滑り部材3a(横送り用摩擦駆動用バー5)の長さ方向に対して左右横方向に横滑りするのを、鍔付きローラーレール62の各両鍔付きローラー26の両側の鍔部により棒状滑り部材3aを挟ませることにより防止することができる。
各レールユニット61の摩擦駆動手段65は、縦送り走行経路20上の各レールユニット21の摩擦駆動手段25と同様に、各滑り荷台1に要求される走行条件に応じて、従来周知の各種方法で制御することができる。
以上のように、図1〜図9に示した滑り荷台1は、縦送り走行経路20においては、滑り荷台1の前後長さ方向と平行な縦方向に走行(縦送り)させることができると共に、横送り走行経路60においては、滑り荷台1の左右幅方向と平行な横方向に走行(横送り)させることができる。勿論、この滑り荷台1を使用してワークWを搬送する搬送経路は、例えば、平行に並列し且つ走行方向が互いに逆向きの2つの縦送り走行経路20(又は横送り走行経路60)と、これら両縦送り走行経路20(又は横送り走行経路60)の端部間で滑り荷台1を移載するための従来周知の各種トラバーサーとにより、滑り荷台1を循環走行させることができる無端状に構成することができるが、この場合、前記トラバーサーによる滑り荷台1の搬送経路として、横送り走行経路60(又は縦送り走行経路20)を活用することもできる。
前記トラバーサーによる滑り荷台1の搬送経路として、横送り走行経路60(又は縦送り走行経路20)を活用する場合、一方の走行経路の終端から他方の走行経路の始端へ滑り荷台1をそれ自体の向きを変えないで移載する移載機構が必要になるが、次にこの移載機構の一実施形態を、図21〜図28に基づいて説明する。
図示の移載機構は、横送り走行経路60の終端部から縦送り走行経路20の始端部へ滑り荷台1を移載するもので、当該横送り走行経路60の終端部に設置されたレールユニット61Aを構成する鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63は、縦送り走行経路20の始端部に設置されたレールユニット21Aより若干高くなるように、図26及び図27に示すように、高さの高い架台70を介して設置され、当該横送り走行経路60の終端部のレールユニット61Aにおける滑り荷台1の支持レベル、即ち、当該横送り走行経路60の終端部に設置されたレールユニット61Aを構成する鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63の滑り荷台1の支持レベルが、縦送り走行経路20の始端部に設置されたレールユニット21Aを構成する鍔付きローラーレール22及び鍔無しローラーレール23の滑り荷台1の支持レベルより、後述する移載作用が実行できる程度の必要最小限の範囲で若干高くなるように構成されている。
上記の横送り走行経路60の終端部に設置されたレールユニット61Aに隣接する縦送り走行経路20の始端部には、昇降自在な横送り用レールユニット61Bが設置されている。この昇降自在な横送り用レールユニット61Bは、図22、図24、及び図25に示すように、他の横送り走行経路60のレールユニット61を構成する鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63と同一の鍔付きローラーレール62Bと鍔無しローラーレール63Bを昇降架台71で支持させると共に、当該昇降架台71上に、前記摩擦駆動手段65と同一の摩擦駆動手段65Bを設置して成るものである。昇降架台71は、鍔付きローラーレール62B及び鍔無しローラーレール63Bの左右一対のレール部材27a,27bを連結する中間連結部材28を介して鍔付きローラーレール62Bと鍔無しローラーレール63Bを互いに連結一体化する前後一対の連結フレーム72a,72bと、これら前後一対の連結フレーム72a,72bそれぞれの左右2箇所を支持するように床面上に設置された4つの昇降駆動手段73a〜73dとから構成されている。
4つの昇降駆動手段73a〜73dはそれぞれ同一構造のものであって、床側の固定フレーム74と昇降フレーム75、床側の固定フレーム74に対して昇降フレーム75を平行昇降運動のみ自在に支持する周知のクロスリンク機構76、及び上下両フレーム74,75間に介装された空気圧利用の伸縮チャンバー77から構成され、各昇降駆動手段73a〜73dの伸縮チャンバー77を空気圧により上向きに膨張伸長させることにより昇降フレーム75を平行に上昇運動させ、この昇降フレーム75が支持する連結フレーム72a,72bを介して鍔付きローラーレール62Bと鍔無しローラーレール63Bを、図24A〜図26に示すように、上手側の一段高いレールユニット61Aの鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63と同一レベルで接続する上昇限レベルHに上げて保持できるように構成されている。而して、各昇降駆動手段73a〜73dの伸縮チャンバー77を空気圧の排出により収縮させたときは、昇降フレーム75が平行に下降運動し、この昇降フレーム75が支持する連結フレーム72a,72bを介して鍔付きローラーレール62Bと鍔無しローラーレール63Bが、図24B、図27A、及び図28に示すように、下降限レベルLまで降下する。
尚、図22、図24、及び図25に示すように、4つの昇降駆動手段73a〜73dの内、横送り走行経路60の搬送方向に隣接する各2つの昇降駆動手段73a,73c及び73b,73dは、その昇降フレーム75どうしが連結部材78によって互いに連結一体化されている。又、4つの昇降駆動手段73a〜73dの昇降フレーム75に対する各連結フレーム72a,72bの支持手段は、連結フレーム72a,72bを挟むように各昇降フレーム75上に付設された軸受け部材79a,79bと、連結フレーム72a,72bを横断貫通し且つ両端が前記軸受け部材79a,79bで支承された水平支軸80とで構成すると共に、1つの連結フレームを支持する左右一対の支持手段(昇降駆動手段73a,73b及び73c,73dの昇降フレーム75上の支持手段)の内、少なくとも一方の支持手段の水平支軸80が貫通する連結フレーム72a,72b側の軸孔又は軸受け部材79a,79b側の軸孔を、連結フレーム72a,72bの長さ方向に長い長孔として、昇降駆動手段73a〜73dの昇降フレーム75の上昇速度に多少のばらつきがあっても連結フレーム72a,72bが多少傾斜して昇降できるように構成することができる。
摩擦駆動手段65Bは、図22及び図24に示すように、前後一対の連結フレーム72a,72b間に配置され、その基台33の一側辺が一方の連結フレーム72aの側面にブラケット81を介して結合されると共に、基台33の他側辺側の左右両側部がブラケット82a,82bを介して、当該連結フレーム72aに支持されている左右一対の昇降駆動手段73a,73bの昇降フレーム75に結合され、鍔付きローラーレール62B及び鍔無しローラーレール63Bと一体に昇降するように支持されている。
一方、図21に示すように、縦送り走行経路20の始端部に位置するレールユニット21Aの上手側に隣接して、滑り荷台1の受取り送り出し用レールユニット21Bが設置されている。この受取り送り出し用レールユニット21Bは、図23にも示すように、縦送り走行経路20のレールユニット21を構成する鍔付きローラーレール22と鍔無しローラーレール23とを前後に2分割したものと同一構造のものであって、前後一対のレールユニット86,87から構成され、各レールユニット86,87は、レールユニット21,21Aを構成する鍔付きローラーレール22及び鍔無しローラーレール23と同一構造の鍔付きローラーレール22B及び鍔無しローラーレール23Bを備え、下手側のレールユニット86には、レールユニット21,21Aの摩擦駆動手段25と同一の摩擦駆動手段25Bが設けられている。上手側のレールユニット87の鍔付きローラーレール22Bと鍔無しローラーレール23Bは、昇降自在な横送り用レールユニット61Bの鍔付きローラーレール62Bと鍔無しローラーレール63Bとの間に設置され、当該鍔付きローラーレール62Bと鍔無しローラーレール63Bとで定位置に支持された滑り荷台1が当該昇降自在な横送り用レールユニット61Bの降下に伴って下降したとき、当該滑り荷台1の左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bの内、凹溝部12a〜12fが併設されている一方の棒状滑り部材2aが鍔付きローラーレール22Bの各両鍔付きローラー26に嵌合支持されると同時に、他方の棒状滑り部材2bが鍔無しローラーレール23Bの各鍔無しローラー30上に支持され、更に、当該滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4の前端近傍位置がレールユニット87の摩擦駆動手段25Bの駆動ローラー31を押し下げるように構成されている。
尚、縦送り走行経路20の始端部に位置するレールユニット21Aを構成する鍔付きローラーレール22及び鍔無しローラーレール23と、受取り送り出し用レールユニット21Bを構成する前後一対のレールユニット86,87の鍔付きローラーレール22B及び鍔無しローラーレール23Bは、同一レベルでそれぞれ一直線状に直列するように設置されているが、この実施形態では、昇降自在な横送り用レールユニット61Bを構成する鍔付きローラーレール62B及び鍔無しローラーレール63Bの下降限レベルLより、前記レールユニット21A及び受取り送り出し用レールユニット21Bの各ローラーレール22,23,22B,23Bが少し高いレベルに位置するように、これら各ローラーレール22,23,22B,23Bは、図27B及び図28に示すように、前記横送り走行経路60の終端部に設置されたレールユニット61Aを構成する鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63を支持する架台70より低い架台88を介して床面上に設置している。
尚、図23に示すように、上手側のレールユニット87の鍔無しローラーレール23Bには、横送り走行経路60の終端部のレールユニット61A上から昇降自在な横送り用レールユニット61B上に送り込まれた滑り荷台1を定位置で停止させる制止手段83が併設されている。この制止手段83は、横向きで送り込まれてくる滑り荷台1の送り方向側に位置する長い棒状滑り部材2bを受け止める2つのストッパー84a,84bから構成されたもので、各ストッパー84a,84bは、図27に示すように、受け止めた滑り荷台1の棒状滑り部材2bの下降運動を円滑にするために、上下2段の水平軸ローラー85で棒状滑り部材2bを受け止めるように構成されている。この上下2段の水平軸ローラー85は、昇降自在な横送り用レールユニット61Bが上昇限レベルHにあるときは、当該レールユニット61B上に送り込まれる滑り荷台1の棒状滑り部材2bを上下2段の水平軸ローラー85で受け止めることができるが、昇降自在な横送り用レールユニット61Bが降下して、上記のように滑り荷台1が受取り送り出し用レールユニット21Bのレールユニット86,87で支持されるレベルまで降下したときには、上下2段の水平軸ローラー85の内、下側水平軸ローラー85のみが当該滑り荷台1の棒状滑り部材2bに接触しているように構成するのが望ましい。
上記構成の移載機構の使用方法について説明すると、横送り走行経路60において横向き(滑り荷台1の幅方向)に走行する滑り荷台1が終端部のレールユニット61A上に到達して、その横送り用摩擦駆動用バー5の横送り方向側の端部が当該終端部のレールユニット61Aの摩擦駆動手段65の駆動ローラー31を押し下げた状態にあるとき、次段の昇降自在な横送り用レールユニット61Bと受取り送り出し用レールユニット21Bとを備える移載位置に滑り荷台1が無く、昇降自在な横送り用レールユニット61Bの摩擦駆動手段65Bと受取り送り出し用レールユニット21Bの摩擦駆動手段25Bが備える検出機構43が滑り荷台1の横送り用摩擦駆動用バー5又は縦送り用摩擦駆動用バー4を検出していないこと(リミットスイッチ49がOFF状態(滑り荷台非検出状態)であること)と、昇降自在な横送り用レールユニット61Bの鍔付きローラーレール62B及び鍔無しローラーレール63Bが上昇限レベルHにあって、上手側のレールユニット61Aの鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63と同一レベルで接続する状態にあることを条件に、レールユニット61Aの摩擦駆動手段65の駆動ローラー31をモーター32により回転駆動し、滑り荷台1を当該レールユニット61A上から昇降自在な横送り用レールユニット61B上に送り込む。
昇降自在な横送り用レールユニット61B上に送り込まれた滑り荷台1の横送り用摩擦駆動用バー5が、当該昇降自在な横送り用レールユニット61Bの摩擦駆動手段65Bの駆動ローラー31を押し下げたならば、モーター32を稼働させて当該摩擦駆動手段65Bの駆動ローラー31を回転駆動し、滑り荷台1を引き続き横送りして、レールユニット61A上から昇降自在な横送り用レールユニット61B上に完全に乗り移らせる。そして当該滑り荷台1が昇降自在な横送り用レールユニット61B上の定位置に達して、図26に仮想線で示すように、その送り方向側の棒状滑り部材2bが制止手段83のストッパー84a,84bの上下2段の水平軸ローラー85によって受け止められたならば、昇降自在な横送り用レールユニット61Bの摩擦駆動手段65Bの駆動ローラー31を停止させ、滑り荷台1を定位置で停止保持させる。
次に昇降自在な横送り用レールユニット61Bが備える各昇降駆動手段73a〜73dの伸縮チャンバー77を空気圧の排出により収縮させ、前記のように鍔付きローラーレール62Bと鍔無しローラーレール63Bを、図24B、図27A、及び図28に示すように、下降限レベルLまで降下させ、定位置で支持している滑り荷台1を下降させる。下降する滑り荷台1は、昇降自在な横送り用レールユニット61Bが下降限レベルLに達する前に、図27B及び図28に示すように、受取り送り出し用レールユニット21Bで受け止められる。
即ち、下降する滑り荷台1の左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bの内、凹溝部12a〜12fが併設された側の棒状滑り部材2aが、受取り送り出し用レールユニット21Bの前後一対のレールユニット86,87における鍔付きローラーレール22Bの各両鍔付きローラー26に嵌合支持されると共に、他方の棒状滑り部材2bが、受取り送り出し用レールユニット21Bの前後一対のレールユニット86,87における鍔無しローラーレール23Bの各鍔無しローラー30で支持され、当該滑り荷台1の縦送り用摩擦駆動用バー4の前端部近傍位置が、レールユニット86の摩擦駆動手段25Bの駆動ローラー31を押し下げることになる。この状態では、図27A及び図28に示すように、下降限レベルLまで降下した昇降自在な横送り用レールユニット61Bの鍔付きローラーレール62B及び鍔無しローラーレール63Bの各ローラー26,30は、受取り送り出し用レールユニット21Bのレールユニット86,87で受け止められた滑り荷台1より下方に離れて位置しており、滑り荷台1の水平移動に関して当該滑り荷台1と干渉しない。
滑り荷台1を受取り送り出し用レールユニット21Bのレールユニット86,87上に移載したならば、レールユニット86の摩擦駆動手段25Bの駆動ローラー31を回転駆動し、滑り荷台1を、縦送り走行経路20の始端部にあるレールユニット21A上へ送り出すことができる。この滑り荷台1がレールユニット21A上に乗り移ってその縦送り用摩擦駆動用バー4の前端部が摩擦駆動手段25の駆動ローラー31を押し下げ、受取り送り出し用レールユニット21B側の摩擦駆動手段25Bの駆動ローラー31から縦送り用摩擦駆動用バー4が前方に離れたならば、当該受取り送り出し用レールユニット21B側の摩擦駆動手段25Bの駆動ローラー31を回転停止させ、昇降自在な横送り用レールユニット61Bの昇降駆動手段73a〜73dの伸縮チャンバー77を空気圧により上向きに膨張伸長させ、前記のように鍔付きローラーレール62B及び鍔無しローラーレール63Bを、図24A〜図26に示すように、横送り走行経路60の終端部のレールユニット61Aの鍔付きローラーレール62及び鍔無しローラーレール63と同一レベルで接続する上昇限レベルHに上げて待機させ、次の滑り荷台1の移載に備えさせる。
以上に説明した移載機構は、縦送り走行経路20の終端部から横送り走行経路60の始端部へ滑り荷台1を移載させる移載機構にも応用することができる。この場合、昇降自在な横送り用レールユニット61Bを、滑り荷台1の左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bを支持案内する昇降自在な縦送り用レールユニットに構成し、受取り送り出し用レールユニット21Bを、滑り荷台1の前後一対の短い棒状滑り部材3a,3bを支持案内するように構成すれば良い。又、縦向きに送られてくる滑り荷台1を昇降自在な縦送り用レールユニット上の定位置で停止させる制止手段は、例えば左右一対の長い棒状滑り部材2a,2bの前端に当接する左右一対のストッパーで構成することができる。更に、以上に説明した移載機構は、縦送り走行経路20と横送り走行経路60とがL字形に直角交叉する箇所だけでなく、縦送り走行経路20と横送り走行経路60とがT字形又は十字形に直角交叉する箇所にも応用し、これらT字形又は十字形に直角交叉する箇所において、滑り荷台1の支持レベルの高い側の走行経路から低い側の左右何れか一方の経路へ直角横向きに走行経路を切り換えたり、走行経路を切り換えないでそのまま直進させたりすることができる。
A図は滑り荷台の平面図、B図は同側面図、C図は同底面図である。 滑り荷台の正面図である。 A図は図1のC部(又はE部)の拡大図、B図はA図のA−A線断面図である。 図1のA部の拡大図である。 図4のB−B線断面図である。 図4のC−C線断面図である。 摩擦駆動用バーの先端部拡大側面図である。 図7の平面図である。 図7の正面図である。 縦送り走行経路の一部分を示す平面図である。 図10の側面図である。 図10の要部拡大図である。 図12の正面図である。 横送り走行経路の一部分を示す平面図である。 横送り走行経路を構成する1つのレールユニットの正面図である。 図14の拡大側面図である。 摩擦駆動手段を示す平面図である。 同縦断背面図である。 駆動ローラーが上昇限位置にあるときの摩擦駆動手段を示す一部切欠き側面図である。 駆動ローラーが滑り荷台の摩擦駆動用バーで押し下げられた状態での摩擦駆動手段を示す縦断側面図である。 横送り走行経路から縦送り走行経路への滑り荷台の移載機構を示す平面図である。 同移載機構の昇降自在な横送り用レールユニットを示す平面図である。 同移載機構の受取り送り出し用レールユニットを示す平面図である。 A図は上昇限レベルにある昇降自在な横送り用レールユニットを示す一部切欠き背面図、B図は下降限レベルにある昇降自在な横送り用レールユニットを示す一部切欠き背面図である。 受取り送り出し用レールユニットの昇降駆動手段を示す縦断側面図である。 横送り走行経路側から昇降自在な横送り用レールユニット上に滑り荷台を送り込むときの状態を示す側面図である。 A図は図26に示す状態から昇降自在な横送り用レールユニットを下降限レベルまで降下させたときの状態を示す側面図、B図は同状態での受取り送り出し用レールユニットを示す側面図である。 受取り送り出し用レールユニットから縦送り走行経路側へ滑り荷台を送り出すときの状態を示す一部切欠き側面図である。
符号の説明
1 滑り荷台
2a,2b 左右一対の長い棒状滑り部材
3a,3b 前後一対の短い棒状滑り部材
4 縦送り用摩擦駆動用バー
5 横送り用摩擦駆動用バー
4a,5a 摩擦駆動用バーの下側面
8a〜9b 斜め連結部材
10 当て板
11 ワーク支持用アタッチメント
12a〜12f,13a〜13d 凹溝部
15a〜16b 突出片
20 縦送り走行経路
21,21A 縦送り走行経路のレールユニット
21B,86,87 受取り送り出し用レールユニット
22,22B,62,62B 鍔付きローラーレール
23,23B,63,63B 鍔無しローラーレール
25,25B,65,65B 摩擦駆動手段
26 両鍔付きローラー
27a,27b レール部材
30 鍔無しローラー
31 駆動ローラー
32 モーター
35,46 上下動アーム
38 バネ受け板
39 圧縮コイルスプリング
42 ストッパープレート
43 検出機構
47 駆動ピン
49 リミットスイッチ
60 横送り走行経路
61,61A 横送り走行経路のレールユニット
61B 昇降自在な横送り用レールユニット
70,88 架台
71 昇降架台
72a,72b 前後一対の連結フレーム
73a〜73d 昇降駆動手段
74 床側の固定フレーム
75 昇降フレーム
76 クロスリンク機構
77 空気圧利用の伸縮チャンバー
78 連結部材
80 水平支軸
83 制止手段
84a,84b ストッパー
85 上下2段の水平軸ローラー

Claims (8)

  1. ワークを支持する滑り荷台は、荷台長さ方向と平行な左右一対の長い棒状滑り部材と、荷台幅方向と平行な前後一対の短い棒状滑り部材と、荷台長さ方向と平行で前記長い棒状滑り部材間の中央位置に配設され且つ支持するワークの全長より長い1本の縦送り用摩擦駆動用バーと、荷台幅方向と平行で前記短い棒状滑り部材間の中央位置に配設され且つ支持するワークの幅より長い1本の横送り用摩擦駆動用バーとを備え、この滑り荷台を荷台長さ方向に走行させる縦送り走行経路には、左右一対の長い棒状滑り部材を介して滑り荷台を荷台長さ方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレールと、縦送り用摩擦駆動用バーの下側面に圧接する駆動ローラーを備えた摩擦駆動手段とが配設され、この滑り荷台を荷台幅方向に走行させる横送り走行経路には、前後一対の短い棒状滑り部材を介して滑り荷台を荷台幅方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレールと、横送り用摩擦駆動用バーの下側面に圧接する駆動ローラーを備えた摩擦駆動手段とが配設されている滑り荷台利用の搬送装置において、
    左右一対の長い棒状滑り部材と前後一対の短い棒状滑り部材はそれぞれ1本の通し部材で構成され、前後一対の短い棒状滑り部材は、左右一対の長い棒状滑り部材間の長さとし、縦送り用摩擦駆動用バーと横送り用摩擦駆動用バーとは、長い棒状滑り部材及び短い棒状滑り部材と交叉する箇所で分割されたそれぞれ複数本の部材から構成されている、滑り荷台利用の搬送装置。
  2. ワークを支持する滑り荷台は、荷台長さ方向と平行な左右一対の長い棒状滑り部材と、荷台幅方向と平行な前後一対の短い棒状滑り部材と、荷台長さ方向と平行で前記長い棒状滑り部材間の中央位置に配設され且つ支持するワークの全長より長い1本の縦送り用摩擦駆動用バーと、荷台幅方向と平行で前記短い棒状滑り部材間の中央位置に配設され且つ支持するワークの幅より長い1本の横送り用摩擦駆動用バーとを備え、この滑り荷台を荷台長さ方向に走行させる縦送り走行経路には、左右一対の長い棒状滑り部材を介して滑り荷台を荷台長さ方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレールと、縦送り用摩擦駆動用バーの下側面に圧接する駆動ローラーを備えた摩擦駆動手段とが配設され、この滑り荷台を荷台幅方向に走行させる横送り走行経路には、前後一対の短い棒状滑り部材を介して滑り荷台を荷台幅方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレールと、横送り用摩擦駆動用バーの下側面に圧接する駆動ローラーを備えた摩擦駆動手段とが配設されている滑り荷台利用の搬送装置において、
    左右一対の長い棒状滑り部材と前後一対の短い棒状滑り部材との交叉部又はその近傍位置と、前後一対の短い棒状滑り部材から前後両方向に延出する縦送り用摩擦駆動用バーの前後両端近傍位置との間に、前後左右対称形に斜め連結部材が架設されている、滑り荷台利用の搬送装置。
  3. ワークを支持する滑り荷台は、荷台長さ方向と平行な左右一対の長い棒状滑り部材と、荷台幅方向と平行な前後一対の短い棒状滑り部材と、荷台長さ方向と平行で前記長い棒状滑り部材間の中央位置に配設され且つ支持するワークの全長より長い1本の縦送り用摩擦駆動用バーと、荷台幅方向と平行で前記短い棒状滑り部材間の中央位置に配設され且つ支持するワークの幅より長い1本の横送り用摩擦駆動用バーとを備え、この滑り荷台を荷台長さ方向に走行させる縦送り走行経路には、左右一対の長い棒状滑り部材を介して滑り荷台を荷台長さ方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレールと、縦送り用摩擦駆動用バーの下側面に圧接する駆動ローラーを備えた摩擦駆動手段とが配設され、この滑り荷台を荷台幅方向に走行させる横送り走行経路には、前後一対の短い棒状滑り部材を介して滑り荷台を荷台幅方向の移動のみ可能に支持する一対のローラーレールと、横送り用摩擦駆動用バーの下側面に圧接する駆動ローラーを備えた摩擦駆動手段とが配設されている滑り荷台利用の搬送装置において、
    縦送り用摩擦駆動用バー及び横送り用摩擦駆動用バーそれぞれの両端には、走行方向の前後に隣り合う滑り荷台どうしが接近したときに走行方向に対して左右横方向に並列し且つ各摩擦駆動用バーの下側面と面一に突出片が突設され、走行方向の前後に隣り合う滑り荷台の摩擦駆動用バーどうしが並列する前記突出片を介して互いに突き合うように構成された、滑り荷台利用の搬送装置。
  4. 前後一対の短い棒状滑り部材間の間隔は、左右一対の長い棒状滑り部材間の間隔よりも広くなっている、請求項1〜3の何れか1項に記載の滑り荷台利用の搬送装置。
  5. 縦送り走行経路及び横送り走行経路それぞれの一対のローラーレールは、左右一対の鍔部を備えた両鍔付きローラーを適当間隔おきに軸支してなる鍔付きローラーレールと、鍔無しローラーを適当間隔おきに軸支してなる鍔無しローラーレールとの組み合わせからなり、左右一対の長い棒状滑り部材及び前後一対の短い棒状滑り部材の内、鍔付きローラーレールで支持される側の長い棒状滑り部材及び短い棒状滑り部材と他の部材との接続部には、両鍔付きローラーの左右一対の鍔部の通過を許す凹溝部が形成されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の滑り荷台利用の搬送装置。
  6. 左右一対の長い棒状滑り部材、前後一対の短い棒状滑り部材、縦送り用摩擦駆動用バー、及び横送り用摩擦駆動用バーは、上下両面がそれぞれ面一になるように配置された角パイプ材で構成され、前記凹溝部は、角パイプ材の下側面側からの切欠きと、この切欠きにより形成された開口を閉じるように当該切欠きに沿って固着されたカバープレートとで構成されている、請求項5に記載の滑り荷台利用の搬送装置。
  7. 縦送り走行経路と横送り走行経路とが直角に交叉し、この直角交叉部に対し上手側の走行経路のローラーレールは下手側の走行経路のローラーレールより一段高く配設され、前記直角交叉部には、上手側のローラーレールと接続する上昇限位置と下手側のローラーレールより低い下降限位置との間を昇降するローラーレール及び当該ローラーレールと一体に昇降する摩擦駆動手段を備えた昇降自在なレールユニットと、下手側のローラーレールと接続するローラーレール及び摩擦駆動手段を備えた高さ固定の受取り送り出し用レールユニットとが配設され、上手側のローラーレール上から昇降自在なレールユニットのレールユニット上に乗り移り且つ当該昇降自在なレールユニットの摩擦駆動手段により前記直角交叉部の定位置まで送り込まれた滑り荷台が、当該昇降自在なレールユニットの降下により受取り送り出し用レールユニットのローラーレール上に移載されると共に当該受取り送り出し用レールユニットの摩擦駆動手段により下手側の走行経路のローラーレール上へ送り出されるように構成された、請求項1〜6の何れか1項に記載の滑り荷台利用の搬送装置。
  8. 前記昇降自在なレールユニットと高さ固定の受取り送り出し用レールユニットの内、滑り荷台の左右一対の長い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの一対のローラーレールは、前後一対の短い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの一対のローラーレール間に配設されるローラーレール部分と当該前後一対の短い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの外側に突出配置されるローラーレール部分とに分割され、前後一対の短い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの摩擦駆動手段は、当該レールユニットの一対のローラーレール間に配設され、左右一対の長い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの摩擦駆動手段は、当該レールユニットの一対のローラーレールの内、前後一対の短い棒状滑り部材を支持する側のレールユニットの外側に突出配置されるローラーレール部分に配設されている、請求項7に記載の滑り荷台利用の搬送装置。
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