JP6461549B2 - ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたレンズユニット用部品 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたレンズユニット用部品 Download PDF

Info

Publication number
JP6461549B2
JP6461549B2 JP2014210891A JP2014210891A JP6461549B2 JP 6461549 B2 JP6461549 B2 JP 6461549B2 JP 2014210891 A JP2014210891 A JP 2014210891A JP 2014210891 A JP2014210891 A JP 2014210891A JP 6461549 B2 JP6461549 B2 JP 6461549B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
resin composition
semi
reinforcing material
aromatic polyamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014210891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015098581A (ja
Inventor
太陽 甘利
太陽 甘利
泰生 上川
泰生 上川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP2014210891A priority Critical patent/JP6461549B2/ja
Publication of JP2015098581A publication Critical patent/JP2015098581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6461549B2 publication Critical patent/JP6461549B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたレンズユニット用部品に関する。
CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有するレンズユニットは、携帯電話、ゲーム機、パソコン、車載カメラ、携帯電話端末等に使用されており、近年ではさらに小型化・高性能化が進められた、マイクロレンズユニットの開発が進められている。通常、レンズユニットは、1つまたは2つ以上のレンズ、当該レンズを保持するためのバレル、当該バレルを保持するためのホルダー、前記撮像素子を保持するための基板等の部品から構成されている。
レンズユニットには、一般に、リフロー方式により電気配線のハンダ付けがおこなわれている。このため、レンズユニットを構成するバレルやホルダー等の精密部品には、その寸法安定性がリフロー工程のハンダ付け温度(最高265℃程度)に曝された場合においても保たれていることが要求される。また、レンズユニット内の撮影素子表面やレンズ表面は、わずかな埃によっても容易に黒傷やシミを生じ、カメラ性能が低下するため、レンズユニット用部品を構成する樹脂材料には、製造時や使用時に破片や埃の発生が抑制されていること(低埃性)も求められている。
レンズユニット用部品としては、特許文献1に、ポリアミド9Tと、繊維状強化材を溶融混練してなるポリアミド樹脂組成物からなる成形品が開示されている。
特開2010−286544号公報
しかしながら、前記のような要求に対して、特許文献1の成形品は、寸法安定性が十分に高いとは言えなかった。
繊維強化樹脂材料からなる成形品の寸法安定性を向上させるためには、強化材の繊維長を短くすることが一般に行われている。しかしながら、繊維長が短くなると成形品の薄肉部分の剛性が顕著に低下するため、レンズユニットのような精密部品では、実用的な剛性と寸法安定性を両立させることは困難であった。
本発明は、リフロー工程のような高温条件に曝された場合であっても優れた寸法安定性を示し、薄肉剛性や低埃性を有する成形品とすることが可能なポリアミド樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、半芳香族ポリアミドの中でも、ジカルボン酸成分の主成分がテレフタル酸、ジアミン成分の主成分が1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンの群から選ばれた1種以上のジアミンからなる半芳香族ポリアミドを用いれば、上記目的を達成することを見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸成分と、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンの群から選ばれた1種以上のジアミンを主成分とするジアミン成分とからなる半芳香族ポリアミド(A)と強化材(B)とを(A)/(B)=40/60〜80/20の質量比率で含有し、樹脂組成物中の(B)の平均長さが20μm以下である樹脂組成物を成形してなる成形品であって、レンズユニット用部品であることを特徴とする成形品。
(2)テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸成分と、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンの群から選ばれた1種以上のジアミンを主成分とするジアミン成分とからなる半芳香族ポリアミド(A)と強化材(B)とを(A)/(B)=40/60〜80/20の質量比率で含有し、樹脂組成物中の(B)の平均長さが20μm以下である樹脂組成物を成形してなる成形品であって、レンズユニットを構成するホルダーであることを特徴とする成形品。
(3)テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸成分と、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンの群から選ばれた1種以上のジアミンを主成分とするジアミン成分とからなる半芳香族ポリアミド(A)と強化材(B)とを(A)/(B)=40/60〜80/20の質量比率で含有し、樹脂組成物中の(B)の平均長さが20μm以下である樹脂組成物を成形してなる成形品であって、レンズユニットを構成するバレルであることを特徴とする成形品。
本発明のポリアミド樹脂組成物からなる成形品は、吸湿時の寸法変化率やその異方性が小さく、また、リフロー工程のような高温条件に曝された場合であっても前記寸法変化率と低異方性が小さいまま維持される。また、本発明に用いる樹脂組成物は、強化材の長さが短いため、成形加工時の流動性が高く、強化材が成形品表面から脱落しにくく、低埃性であり、さらに薄肉剛性にも優れている。本発明の成形品は、レンズユニット用部品として、特に、ホルダーまたはバレルに好適に使用することができる。
レンズユニットの断面図を示したものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の樹脂組成物は、半芳香族ポリアミド(A)および繊維状強化材(B)から構成される。
半芳香族ポリアミド(A)は、芳香族ジカルボン酸成分と脂肪族ジアミン成分から構成される。
芳香族ジカルボン酸成分は、テレフタル酸を主成分として含む必要がある。テレフタル酸の含有量は、芳香族ジカルボン酸成分において、95モル%以上とすることが好ましく、100モル%とすることが好ましい。
脂肪族ジアミン成分は、炭素数が8〜12かつ偶数である直鎖状脂肪族ジアミン、すなわち、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンの群から選ばれた1種以上のジアミン(以下、「特定ジアミン」と略称する。)を主成分として含む必要がある。炭素数が8未満の脂肪族ジアミンの場合、得られる半芳香族ポリアミドの融点が340℃を超え、アミド結合の分解温度を上回る場合があるので好ましくない。一方、ジアミンの炭素数が12を超える場合、得られる半芳香族ポリアミドの耐熱性が低下し、リフロー工程に適さない場合があるので好ましくない。また、脂肪族ジアミンの炭素数が奇数の場合、得られる半芳香族ポリアミドの結晶性が低下し、寸法安定性が低下するので好ましくない。さらに、脂肪族ジアミンが分岐状の場合、得られる半芳香族ポリアミドのリフロー工程に要求される耐熱性が低下する場合があるので好ましくない。脂肪族ジアミン成分において、特定ジアミンを95モル%以上含むことが好ましく、100モル%とすることが好ましい。なお、この場合の含有量は、特定ジアミンのうち、最も多い含有量のものを指し、それ以外のものは、後述する他の脂肪族ジアミンとして計算するものとする。
テレフタル酸や特定ジアミンは、化学構造が対称であるため、これらのモノマーを用いることにより、結晶性や耐熱性が向上し、吸水時やリフロー処理時の寸法安定性を向上させ、薄肉でも剛性を示すことができる。
芳香族ジカルボン酸成分には、テレフタル酸成分以外の他の芳香族ジカルボン酸成分を含んでいてもよい。他の芳香族ジカルボン酸成分としては、例えば、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸が挙げられる。また、脂肪族ジアミン成分には、特定ジアミン以外の他の脂肪族ジアミンを含んでいてもよい。他の脂肪族ジアミン成分としては、例えば、1,2−エタンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、1,7−ヘプタンジアミン、2−メチル−1,8−オクタンジアミン、1,9−ノナンジアミン、1,11−ウンデカンジアミンが挙げられる。
半芳香族ポリアミド(A)は、本発明の効果を損なわない限りで、芳香族ジカルボン酸以外のジカルボン酸や、脂肪族ジアミン以外のジアミンや、ラクタム類や、ω−アミノカルボン酸を含んでいてもよい。芳香族ジカルボン酸以外のジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸等の脂肪族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸が挙げられる。脂肪族ジアミン以外のジアミンとしては、例えば、1,4−シクロヘキサンジアミン等の脂環式ジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン等の芳香族ジアミンが挙げられる。ラクタムとしては、例えば、カプロラクタムやラウロラクタムが挙げられる。ω−アミノカルボン酸としては、例えば、アミノカプロン酸や11−アミノウンデカン酸が挙げられる。
また、半芳香族ポリアミド(A)には、芳香族ジカルボン酸成分と脂肪族ジアミン成分の他に、モノカルボン酸成分を含んでいてもよい。モノカルボン酸成分としては、例えば、ステアリン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ベヘン酸等の脂肪族モノカルボン酸、4−エチルシクロヘキサンカルボン酸、4−へキシルシクロヘキサンカルボン酸、4−ラウリルシクロヘキサンカルボン酸等の脂環族モノカルボン酸、4−エチル安息香酸、4−へキシル安息香酸、4−ラウリル安息香酸、アルキル安息香酸類、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸等の芳香族モノカルボン酸が挙げられる。中でも、成形時の流動性が向上することから、モノカルボン酸の分子量が140以上のモルカルボン酸が好ましく、汎用性が高いことから、ステアリン酸がより好ましい。モノカルボン酸の分子量は、重合時に用いる原料のモノカルボン酸の分子量とする。モノカルボン酸成分の含有量は、(A)を構成する全モノマーに対して、0.3〜5.0モル%とすることが好ましく、0.6〜4.0モル%とすることがより好ましく、1.0〜3.5モル%がさらに好ましい。モノカルボン酸成分の含有量を0.3〜5.0モル%とすることにより、半芳香族ポリアミドの分子量を大きく低下させずに流動性をより向上させることができる。
半芳香族ポリアミド(A)は、従来から知られている加熱重合法や溶液重合法の方法を用いて製造することができる。中でも、工業的に有利である点から、加熱重合法が好ましく用いられる。加熱重合法としては、ジカルボン酸成分と、ジアミン成分と、モノカルボン酸成分とから反応物を得る工程(i)と、得られた反応物を重合する工程(ii)とからなる方法が挙げられる。
工程(i)としては、例えば、ジカルボン酸粉末とモノカルボン酸とを混合し、予めジアミンの融点以上、かつジカルボン酸の融点以下の温度に加熱し、この温度のジカルボン酸粉末とモノカルボン酸とに、ジカルボン酸の粉末の状態を保つように、実質的に水を含まずに、ジアミンを添加する方法が挙げられる。あるいは、別の方法としては、溶融状態のジアミンと固体のジカルボン酸とからなる懸濁液を攪拌混合し、混合液を得た後、最終的に生成する半芳香族ポリアミドの融点未満の温度で、ジカルボン酸とジアミンとモノカルボン酸の反応による塩の生成反応と、生成した塩の重合による低重合物の生成反応とをおこない、塩および低重合物の混合物を得る方法が挙げられる。この場合、反応をさせながら破砕をおこなってもよいし、反応後に一旦取り出してから破砕をおこなってもよい。工程(i)としては、反応物の形状の制御が容易な前者の方が好ましい。
工程(ii)としては、例えば、工程(i)で得られた反応物を、最終的に生成する半芳香族ポリアミドの融点未満の温度で固相重合し、所定の分子量まで高分子量化させ、半芳香族ポリアミドを得る方法が挙げられる。固相重合は、重合温度180〜270℃、反応時間0.5〜10時間で、窒素等の不活性ガス気流中でおこなうことが好ましい。
工程(i)および工程(ii)の反応装置としては、特に限定されず、公知の装置を用いればよい。工程(i)と工程(ii)を同じ装置で実施してもよいし、異なる装置で実施してもよい。
また、加熱重合法における加熱の方法としては、特に限定されないが、例えば、水、蒸気、熱媒油等の媒体にて反応容器を加熱する方法、電気ヒーターで反応容器を加熱する方法、攪拌により発生する攪拌熱等内容物の運動に伴う摩擦熱を利用する方法が挙げられる。また、これらの方法を組み合わせてもよい。
半芳香族ポリアミド(A)の製造において、重合の効率を高めるため重合触媒を用いてもよい。重合触媒としては、例えば、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはそれらの塩が挙げられる。重合触媒の添加量は、通常、(A)を構成する全モノマーに対して、2モル%以下で用いることが好ましい。
強化材(B)としては、繊維状強化材、板状強化材、球状強化材が挙げられる。繊維状強化材としては、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、金属繊維(ステンレス繊維、酸化アルミニウム繊維など)、セラミック繊維、ボロンウイスカー、酸化亜鉛ウイスカー、アスベスト、ワラストナイト、チタン酸カリウムウィスカー、炭酸カルシウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、硫酸マグネシウムウィスカー、針状酸化チタン、セピオライト、ゾノトライト、ミルドファイバー、カットファイバーが挙げられる。板状強化材としては、例えば、ガラスフレーク、タルク、マイカ、グラファイト、金属箔が挙げられる。球状強化材としては、例えば、カーボンブラック、炭化ケイ素、シリカ、石英粉末、ハイドロタルサイト、溶融シリカ、ガラス類(ガラスビーズ、ガラス粉、ミルドガラスファイバー)、炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなど)、ケイ酸塩(ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、カオリン、クレー、ケイ藻土、ウォラストナイトなど)、金属酸化物(酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナなど)、硫酸塩(硫酸カルシウム、硫酸バリウムなど)が挙げられる。中でも、成形加工時に、端部までしっかりと充填されつつ、薄肉にもかかわらず剛性を示すので、タルク、溶融シリカビーズ、ワラストナイト、酸化チタンウィスカが好ましい。これらの強化材は、単独で用いてもよいし、併用してもよい。強化材の表面は、芳香族ポリアミド(A)中への分散性を高める目的で、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、その他の高分子または低分子の化合物によって表面処理されていることが好ましい。
本発明において、強化材(B)の平均長さは、20μm以下とすることが必要であり、より異方性が緩和され、塵埃の発生が抑制され、薄肉剛性が向上することから、10μm以下とすることが好ましい。なお、強化材の「平均長さ」は、樹脂組成物中の1個の強化材の最も長い部分をその強化材の長さとし、500個の強化材を測定して平均した値とする。平均長さが20μmを超える場合、成形加工時、端部までしっかりと充填されにくく、成形品の切断面等から切りくずが発生しやすく、表面が荒れやすく、さらに、異方性が高くなるので好ましくない。原料として用いる強化材の平均長さは、特に限定されず、樹脂組成物中での平均長さが20μm以下になればよい。強化材(B)の平均長さの下限は特に限定されないが、原料の取り扱いの観点から、0.1μm以上とすることが好ましい。
本発明において、半芳香族ポリアミド(A)と強化材(B)の含有比率は、(A)/(B)=40/60〜80/20(質量比率)とすることが必要であり、50/50〜70/30とすることが好ましい。(A)の含有比率が、(A)および(B)の合計100質量部に対し、40質量部未満の場合、ペレットを製造することができないので好ましくない。一方、(A)の含有比率が80質量部を超える場合、引張強度が低くなり、寸法安定性が低下し、ペレット製造時に切断面等から切りくずが発生しやすいので好ましくない。
本発明においては、強化材(B)以外の他の充填材、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、離型剤、滑剤、着色剤、帯電防止剤、結晶核剤等の添加剤を用いてもよい。添加剤の含有量は、樹脂組成物において、1質量%以下とすることが好ましい。
他の充填材としては、例えば、窒化ホウ素、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、アスベスト、二硫化モリブデン、フェノール樹脂粒子、架橋スチレン系樹脂粒子、架橋アクリル系樹脂粒子が挙げられる。他の充填材は、粉末状、クロス状等どのような形態であってもよい。他の充填材の表面は、半芳香族ポリアミド(A)中への分散性を高める目的で、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、その他の高分子または低分子の化合物によって表面処理されていることが好ましい。紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系が挙げられる。光安定剤としては、例えば、ヒンダードアミン系が挙げられる。熱安定剤としては、例えば、亜リン酸、リン酸、亜ホスホン酸やこれらのエステルが挙げられる。酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系、チオ系、リン系、ヒンダードアミン系が挙げられる。可塑剤としては、例えば、ポリオレフィンワックス、高級脂肪酸エステル等のワックス類が挙げられる。離型剤としては、例えば、シリコーンオイルが挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、併用してもよい。
本発明に用いる樹脂組成物は、強化材の平均長さが短いため、流動性が高く薄肉成形が可能であり、また、加工時に強化材由来の塵や埃が発生しにくい。
本発明において、半芳香族ポリアミド(A)、強化材(B)および/または添加剤の配合方法は、その効果が損なわれなければ特に限定されないが、溶融混練法がより好ましい。溶融混練法としては、例えば、ブラベンダー等のバッチ式ニーダー、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、ヘリカルローター、ロール、一軸押出機、二軸押出機等を用いる方法が挙げられる。溶融混練温度は熱可塑性樹脂が溶融し、分解しない領域から選ばれる。通常は、混練機台の設定温度は融点(Tm)に対して、(Tm)〜(Tm+50℃)とするのが望ましいが、半芳香族ポリアミド(A)の実温度が固化しない温度を維持するのであれば、融点(Tm)に対して、(Tm−20℃)〜(Tm+50℃)としてもかまわない。混練機台の設定温度が(Tm+50℃)よりも高いと、半芳香族ポリアミド(A)が分解する場合があり、混練機台の設定温度が(Tm−20℃)よりも低いと、混練できない場合がある。
本発明のレンズユニット用部品の成形方法は特に限定されないが、例えば、射出成形法、押出成形法、ブロー成形法、焼結成形法が挙げられる。中でも、機械的特性、成形性の向上効果が大きいことから、射出成形法が好ましい。射出成形に用いる射出成形機は特に限定されないが、例えば、スクリューインライン式射出成形機、プランジャ式射出成形機が挙げられる。射出成形機のシリンダー内で加熱溶融された樹脂組成物は、ショットごとに計量され、金型内に溶融状態で射出され、所定の形状で冷却、固化された後、成形体として金型から取り出される。射出成形時の樹脂温度は、(Tm)〜(Tm+50℃)とすることが好ましい。
なお、レンズユニット用部品は、半芳香族ポリアミド(A)、強化材(B)および/または添加剤を溶融混練して直接成形してもよいし、溶融混練後、ペレット化し、それを成形してもよい。
本発明のレンズユニット用部品としては、レンズユニットのホルダーやバレルや基板を挙げることができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
1.測定方法
(1)相対粘度
96質量%硫酸を溶媒とし、濃度1g/dL、25℃で測定した。
(2)融点
パーキンエルマー社製示差走査型熱量計DSC−7を用い、昇温速度20℃/分で350℃まで昇温した後、350℃で5分間保持し、降温速度20℃/分で25℃まで降温した後の再び昇温速度20℃/分で昇温測定した際の吸熱ピークのトップを融点とした。
(3)樹脂組成物中の強化材の平均長さ
(4)で得た射出成形品を約2gるつぼに入れ、電気炉にて600℃で12時間処理した。その後、るつぼ内に残った灰を、水中で分散後、ランダムに抽出し、マイクロスコープを用いて観察し、強化材の寸法を測定した。強化材の最も長い部分をその強化材の長さとし、500個の強化材を測定し、平均した値をその強化材の平均長さとした。
(4)寸法変化率
ポリアミド樹脂組成物ペレットを用いて射出成形をおこない、幅20mm×長さ20mm×厚み0.5mmの平板を作製した。金型は、20mm×0.5mmの面にフィルムゲートを有するものを用いた。シリンダー温度は、(用いた半芳香族ポリアミドの融点+10℃)とし、射出速度は150mm/s、保圧は60MPa、金型温度は130℃とした。得られた平板を85℃×85%RHにて168時間吸湿処理をおこない、処理前後の成形品寸法から、以下の式により、寸法変化率を求めた。射出方向をMD、平板表面に平行かつ射出方向と垂直の方向をTDとする。
寸法変化率(%)=(吸湿処理前の成形品寸法−吸湿処理後の成形品寸法)×100/(吸湿処理前の成形品寸法)
(5)リフロー変化率
(4)で得られた吸水後の平板を、赤外線加熱式のリフロー炉中、150℃で1分間加熱し、100℃/分の速度で265℃まで昇温し、10秒間保持した。この処理前後の成形品寸法から、以下の式により、リフロー変化率を求めた。
リフロー変化率(%)=(吸湿処理後の成形品寸法−リフロー処理後の成形品寸法)×100/(吸湿処理後の成形品寸法)
(6)異方寸法変化率比、異方リフロー変化率比
(4)で求めた、MDの寸法変化率、TDの寸法変化率、および、(5)で求めた、MDのリフロー変化率、TDのリフロー変化率を用いて、異方寸法変化率比、異方リフロー収縮率比を求めた。
異方寸法変化率比=(TDの寸法変化率)/(MDの寸法変化率)
異方リフロー収縮率比=(TDのリフロー変化率)/(MDのリフロー変化率)
実用上、寸法変化率は、いずれの方向においても0.15%以下、リフロー変化率は、いずれの方向においても1.0%以下であることが好ましい。
(7)引張強度
ポリアミド樹脂組成物ペレットを用いて射出成形をおこない、幅20mm×長さ20mm×厚み0.5mmの平板を作製した。シリンダー温度は、(用いた半芳香族ポリアミドの融点+10℃)とし、射出速度は150mm/s、保圧は60MPa、金型温度は130℃とした。
実用上、50MPa以上が好ましい。
(8)比磨耗量
平板を、外径25.6mm、内径20mm、厚み15mmの円筒形の成形片とする以外は、(4)と同様に射出成形をおこなった。
得られた成形片を用いて、JIS K7218 A法に従って、鈴木式摩擦磨耗試験機(東洋ボールドウィン社製EFM−III−E型)により、相手材をS45C鋼、荷重を0.25MPa、摩擦距離5kmの条件下、試験をおこなった。試験前の質量と試験後の質量との差から比磨耗量を求めた。
2.原料
(1)ジカルボン酸成分
・TPA:テレフタル酸
(2)ジアミン成分
・ODA:1,8−オクタンジアミン
・NDA:1,9−ノナンジアミン
・DA:1,10−デカンジアミン
・DDA:1,12−ドデカンジアミン
(3)モノカルボン酸成分
・STA:ステアリン酸
・BA:安息香酸
(4)重合触媒
・SHP:次亜リン酸ナトリウム一水和物
(5)強化材
・E−1:タルク(日本タルク社製P−3、平均粒径5μm)
・E−2:溶融シリカビーズ(電気化学工業社製FB−5SDC、平均粒径5μm)
・E−3:タルク(日本タルク社製SG−2000、平均粒径1μm)
・E−4:溶融シリカビーズ(電気化学工業社製SFP−30M、平均粒径0.7μm)
・E−5:ワラストナイト(NYCO/巴工業社製NYAD 5000、繊維径3μm×繊維長9μm)
・E−6:酸化チタンウィスカ(石原産業社製FTL−110、繊維径0.13μm×繊維長1.68μm)
・E−7:ガラス繊維(日本電気硝子社製T−249H、繊維径10.5μm×繊維長3000μm)
・E−8:タルク(日本タルク社製SWE、平均粒径19μm)
製造例1
[工程(i)]
ジカルボン成分としてTPA粉末4560質量部、重合触媒としてSHP9質量部、末端封鎖剤としてのSTA490質量部を、リボンブレンダー式の反応装置に入れ、窒素密閉下、ダブルヘリカル型の攪拌翼を用いて回転数30rpmで撹拌しながら170℃に加熱した。その後、温度を170℃に保ち、かつ回転数を30rpmに保ったまま、液注装置を用いて、100℃に加温したDA4950質量部を、33質量部/分の速度で、2.5時間かけて連続的(連続液注方式)にテレフタル酸粉末に添加し反応物を得た。原料モノマーのモル比は、DA:TPA:STA=49.6:47.4:3.0(原料モノマーの末端基の当量比率はDA:TPA:STA=50.4:48.1:1.5)であった。
[工程(ii)]
工程(i)で得られた反応物を、引き続き工程(i)で用いたリボンブレンダー式の反応装置内で、窒素気流下、230℃に昇温し、230℃で5時間加熱して重合し半芳香族ポリアミド(P−1)を得た。
製造例2〜7
樹脂組成、製造条件を表1のように変更する以外は、製造例1と同様にして半芳香族ポリアミドを得た。
表1に、半芳香族ポリアミドの樹脂組成、製造条件およびその特性値を示す。
Figure 0006461549
実施例1
半芳香族ポリアミド(P−1)80質量部を、スクリュー径37mm、L/D40の同方向二軸押出機(東芝機械社製TEM37BS)の主供給口に供給し、サイドフィーダーより強化材(E−1)20質量部を供給し溶融混練をおこなった。シリンダー温度は(用いた半芳香族ポリアミドの融点+10℃)、スクリュー回転数250rpm、吐出量35kg/時間であった。その後、ストランド状に引き取った後、水槽に通して冷却固化し、それをペレタイザーでカッティングしてポリアミド樹脂組成物のペレットを得た。
実施例2〜13、比較例1〜3、5
表2に示すように、樹脂組成を変更した以外は、実施例1と同様にしてポリアミド樹脂組成物のペレットを得た。なお、強化材はサイドフィーダーから供給した。
比較例4
半芳香族ポリアミド(P−1)の含有量を30質量部、強化材(E−1)の含有量を70質量部とした以外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物のペレットを得ようとした。しかしながら、強化材の含有量が高かったため、ペレットを得ることができなかった。
実施例と比較例で得られたポリアミド樹脂組成物の組成およびその特性値を表2に示す。
Figure 0006461549
実施例1〜13は、寸法変化率およびリフロー変化率の絶対値がMD、TDいずれも小さく、異方寸法変化率比および異方リフロー変化率比はいずれも小さかった。また、厚みを0.5mmのような薄肉にした場合であっても引張強度が高く、比摩耗量が少なかった。
比較例1および2は、強化剤として繊維長が3000μmのガラス繊維を用いたため、成形加工後における平均長さが20μm以上となった。その結果、半芳香族ポリアミド/強化材の質量比率が同じ70/30である実施例2と対比すると、リフロー変化率は低いものの、異方リフロー変化率比が大きく、比磨耗量が多かった。
比較例3は、半芳香族ポリアミド(A)の含有率が90%以上であった。その結果、(A)の含有率が本発明で規定する範囲内である実施例1〜13と対比して、寸法変化率やリフロー変化率の絶対値が大きく、引張強度が低かった。
比較例5は、半芳香族ポリアミド(A)にPA9Tを用いた。その結果、半芳香族ポリアミド/強化材の質量比率が同じ80/20である実施例1、7〜11、13と対比すると、リフロー変化率の絶対値が大きく、引張強度が低く、比磨耗量が多かった。
1 ハウジング
2 基板
3 レンズ
4 撮像素子
5 IRカットフィルタ
6 ホルダー
7 バレル

Claims (3)

  1. テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸成分と、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンの群から選ばれた1種以上のジアミンを主成分とするジアミン成分とからなる半芳香族ポリアミド(A)と強化材(B)とを(A)/(B)=40/60〜80/20の質量比率で含有し、樹脂組成物中の(B)の平均長さが20μm以下である樹脂組成物を成形してなる成形品であって、レンズユニット用部品であることを特徴とする成形品。
  2. テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸成分と、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンの群から選ばれた1種以上のジアミンを主成分とするジアミン成分とからなる半芳香族ポリアミド(A)と強化材(B)とを(A)/(B)=40/60〜80/20の質量比率で含有し、樹脂組成物中の(B)の平均長さが20μm以下である樹脂組成物を成形してなる成形品であって、レンズユニットを構成するホルダーであることを特徴とする成形品。
  3. テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸成分と、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジアミンおよび1,12−ドデカンジアミンの群から選ばれた1種以上のジアミンを主成分とするジアミン成分とからなる半芳香族ポリアミド(A)と強化材(B)とを(A)/(B)=40/60〜80/20の質量比率で含有し、樹脂組成物中の(B)の平均長さが20μm以下である樹脂組成物を成形してなる成形品であって、レンズユニットを構成するバレルであることを特徴とする成形品。
JP2014210891A 2013-10-16 2014-10-15 ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたレンズユニット用部品 Active JP6461549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014210891A JP6461549B2 (ja) 2013-10-16 2014-10-15 ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたレンズユニット用部品

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013215548 2013-10-16
JP2013215548 2013-10-16
JP2014210891A JP6461549B2 (ja) 2013-10-16 2014-10-15 ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたレンズユニット用部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015098581A JP2015098581A (ja) 2015-05-28
JP6461549B2 true JP6461549B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=53375420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014210891A Active JP6461549B2 (ja) 2013-10-16 2014-10-15 ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたレンズユニット用部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6461549B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7252602B2 (ja) * 2019-02-18 2023-04-05 ユニチカ株式会社 半芳香族ポリアミドフィルム
US12071512B2 (en) 2019-03-20 2024-08-27 Toyobo Mc Corporation Polyamide resin composition

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5399136B2 (ja) * 2009-06-09 2014-01-29 株式会社クラレ カメラモジュールのバレルまたはホルダ
EP2647670B1 (en) * 2011-01-28 2015-03-18 Kuraray Co., Ltd. Polyamide composition for reflector, reflector, light emitting device including the reflector, and lighting device and image display device each including the light emitting device
JP5804313B2 (ja) * 2011-05-30 2015-11-04 東洋紡株式会社 摺動部材用ポリアミド樹脂組成物
JP6004770B2 (ja) * 2011-06-20 2016-10-12 ユニチカ株式会社 ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2013053188A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物およびそれからなる成形体
JP2013053244A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2013056969A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2013057003A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2013060534A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2013064032A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2013064091A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP5451940B2 (ja) * 2011-09-22 2014-03-26 ユニチカ株式会社 半芳香族ポリアミドおよびそれからなる成形体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015098581A (ja) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108602966B (zh) 成形品及其制造方法
JP5399136B2 (ja) カメラモジュールのバレルまたはホルダ
JP5964964B2 (ja) ポリアミド、ポリアミド組成物及び成形品
JP6490980B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP2015209521A (ja) 車載カメラ用部品
JP6461549B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いたレンズユニット用部品
WO2015115148A1 (ja) ポリアミドまたはポリアミド組成物の造粒方法
JP2014101494A (ja) 半芳香族ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP7112804B1 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP6854032B1 (ja) ポリアミド樹脂組成物ならびにそれからなる成形体および車載カメラ用部品
WO2022085584A1 (ja) ポリアミド樹脂組成物およびそれからなる成形体、車載カメラ用部品
JP4961645B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP5669627B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物及び成形品
JP6678424B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物及び成形体
JP2017095557A (ja) ポリアミド樹脂組成物およびそれからなる成形体
JP6312364B2 (ja) 半芳香族ポリアミドおよびその成形体
CN112592582B (zh) 聚酰胺树脂组合物和由其构成的成型体及车载照相机用部件
JP6198422B2 (ja) 半芳香族ポリアミドおよびその製造方法
CN117120549A (zh) 聚酰胺树脂组合物
JP2014173058A (ja) 半芳香族ポリアミド粉粒体およびその製造方法
WO2022220052A1 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP7217233B2 (ja) 防水部品およびそれを備えた電子機器、インサート成形体の防水方法ならびに電子機器の防水方法
JP6823860B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物、その製造方法およびそれからなる成形体
JP2016088517A (ja) 液体ディスペンサーのシリンジ
WO2024143149A1 (ja) ポリアミド組成物および成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6461549

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150