JP6457804B2 - 端子圧着治具セット補助装置および端子圧着システム - Google Patents

端子圧着治具セット補助装置および端子圧着システム Download PDF

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本発明は、複数の端子圧着治具のうちから一つの端子圧着治具を端子圧着装置にセットする作業を補助する端子圧着治具セット補助装置および端子圧着システムに関する。
従来、自動車のワイヤハーネスを製造する場合、電線に端子を圧着する端子圧着装置を用いる。端子圧着装置は、端子金具の種類に応じた端子圧着治具をその種類によって付け替えて装置内にセットすることができるようになっている。
例えば、特許文献1には、電線の搬送経路に対し斜交する方向に端子帯(端子金具帯)を供給可能な姿勢にアプリケータ(端子圧着治具)を配置することによってアプリケータの電線搬送経路に沿った方向での間隔を狭くし、作業性、あるいは、メンテナンス性を向上させた端子圧着装置が記載されている。
特開2004−311359号公報
しかしながら、特許文献1に記載された端子圧着装置は、端子圧着治具の電線搬送経路に沿った方向での間隔を狭くすることによってスペース効率良く端子圧着治具を配置することができるものの、使用する端子圧着冶具の種類が増加するに伴って、電線搬送経路に沿って端子圧着治具を配置しなければならず、結果的に、電線搬送経路に沿った作業スペース、あるいは、メンテナンススペースが狭くなってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、使用する端子圧着冶具の種類が増加した場合であっても、端子圧着金具のセット先となる装置の作業スペースおよびメンテナンススペースを広く確保することができる端子圧着治具セット補助装置および端子圧着システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る端子圧着治具セット補助装置は、複数の端子金具を連結してなる端子金具帯を巻き取ったリールと、端子圧着装置によって可動することによって前記リールから前記端子金具帯を引き出しながら電線に前記端子金具を圧着する端子圧着治具と、のそれぞれを前記端子金具の種類に対応して複数備え、複数の前記端子圧着治具のうちから一つの前記端子圧着治具を前記端子圧着装置にセットする作業を補助する端子圧着治具セット補助装置であって、上下方向に複数段に並べた棚板に前記複数の端子圧着治具を載置する上下複数段棚部と、前記上下複数段棚部の各段の前記棚板に載置した前記端子圧着治具が前記端子圧着装置にセット可能な高さになるように前記上下複数段棚部を昇降可能に支持する棚昇降機構部と、前記複数のリールを巻き取った前記端子金具に対応する前記端子圧着治具の前記上下複数段棚部での配置に対応して上下方向に複数段に並べて保持するリール上下複数段保持部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る端子圧着治具セット補助装置は、上記の発明において、前記リール上下複数段保持部は、前記リールを上下方向に移動させることによって前記複数のリールの横方向での並び位置から前記リールを着脱可能に保持することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項3に係る端子圧着システムは、請求項1および請求項2のいずれかに記載の前記端子圧着治具セット補助装置と、前記端子圧着治具を駆動する端子圧着装置と、前記端子圧着装置へ前記端子圧着冶具を導く渡し板と、を有し、前記棚昇降機構部の昇降動作により、前記渡し板に対応する高さ位置に各段の前記棚板を移動させることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る端子圧着治具セット補助装置は、前記上下複数段棚部の各棚板に前記複数の端子圧着治具を載置し、前記上下複数段棚部を昇降することによって前記各棚板に載置した前記端子圧着治具を前記端子圧着装置にセットすることができるので、前記端子圧着装置の前記端子圧着治具のセット位置周辺の上下方向のスペースを利用することができ、しかも、前記リールについても前記端子圧着治具に対応して上下方向に複数段で保持することによって上下方向のスペースを利用するようにしているので、結果的に、使用する端子圧着冶具の種類が増加した場合であっても、端子圧着冶具のセット先となる装置の作業スペースおよびメンテナンススペースを広く確保することができる。
本発明の請求項2に係る端子圧着治具セット補助装置は、前記リールを上下方向に移動させることによって、前記複数のリールの横方向での並び位置から前記リールを着脱することができるので、前記リール上下複数段保持部によって保持する前記複数のリールの横方向での互いの間隔を狭くすることができ、結果的に、端子圧着金具のセット先となる装置の作業スペースおよびメンテナンススペースをより広く確保することができる。
本発明の請求項3に係る端子圧着システムは、前記圧着治具セット補助装置によって、前記端子圧着冶具のセット先となる装置の作業スペースおよびメンテナンススペースを広く確保することができるとともに、前記渡し板を介して前記端子圧着冶具を前記棚板から前記端子圧着装置に移動することができるため、前記端子圧着装置への前記端子圧着冶具のセット作業を簡易化することができる。
図1は、本発明の実施例に係る圧着端子治具セット補助装置と、圧着端子治具をセットする先となる端子圧着装置を組み込んだワイヤハーネス製造装置と、を簡略的に示したブロック図である。 図2は、本発明の実施例に係る圧着端子治具セット補助装置および端子圧着装置の一部を示した斜視図である。 図3は、圧着端子治具セット補助装置の上下複数段棚部周辺を示した斜視図である。 図4は、端子圧着装置にセットした端子圧着治具を圧着端子治具セット補助装置の上下複数段棚部側から視た斜視図である。 図5は、(a)が上下複数段棚部の下段の棚板が端子圧着治具を端子圧着装置にセット可能な高さに位置した状態を示し、(b)が上下複数段棚部の上段の棚板が端子圧着治具を端子圧着装置にセット可能な高さに位置した状態を示した図である。 図6は、リール上下複数段保持部に保持した状態のリールの斜視図である。 図7は、図6とは異なる方向から視たリールの斜視図である。 図8は、回転軸に規制部材を取り付けることによってリールを規制部材によって規制した状態の規制部材周辺の斜視図であり、(b)が回転軸から規制部材を取り外すことによってリールをリール側保持部から離脱可能な状態にした回転軸周辺の斜視図である。 図9は、(a)がリール側保持部を保持本体側保持部に連結した状態を示した斜視図であり、(b)がリール側保持部を保持本体側保持部から分離した状態を示した斜視図である。 図10は、(a)が端子圧着装置にセットされた端子圧着治具を上下複数段棚部の下段の棚板に戻す様子を示した図であり、(b)が端子圧着治具を端子圧着装置から下段の棚板に戻し終えた状態を示した図である。 図11は、(a)が上段の棚板に載置した端子圧着治具が端子圧着装置にセット可能な高さになるように上下複数段棚部を下降した状態を示した図であり、(b)が上段の棚板に載置した端子圧着治具を端子圧着装置にセットする様子を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る端子圧着治具セット補助装置および端子圧着システムの好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る圧着端子治具セット補助装置1と、圧着端子治具80をセットする先となる端子圧着装置100を組み込んだワイヤハーネス製造装置300と、を簡略的に示したブロック図である。図2は、本発明の実施例に係る圧着端子治具セット補助装置1および端子圧着装置100の一部を示した斜視図である。図3は、圧着端子治具セット補助装置1の上下複数段棚部10周辺を示した斜視図である。図4は、端子圧着装置100にセットした端子圧着治具80を圧着端子治具セット補助装置1の上下複数段棚部10側から視た斜視図である。図5は、(a)が上下複数段棚部10の下段の棚板11が端子圧着治具80を端子圧着装置100にセット可能な高さに位置した状態を示し、(b)が上下複数段棚部10の上段の棚板11が端子圧着治具80を端子圧着装置100にセット可能な高さに位置した状態を示した図である。図6は、リール上下複数段保持部30に保持した状態のリールRの斜視図である。図7は、図6とは異なる方向から視たリールRの斜視図である。図8は、回転軸35に規制部材50を取り付けることによってリールRを規制部材50によって規制した状態の規制部材50周辺の斜視図であり、(b)が回転軸35から規制部材50を取り外すことによってリールRをリール側保持部34から離脱可能な状態にした回転軸35周辺の斜視図である。図9は、(a)がリール側保持部34を保持本体側保持部33に連結した状態を示した斜視図であり、(b)がリール側保持部34を保持本体側保持部33から分離した状態を示した斜視図である。
本発明の実施例に係る端子圧着治具セット補助装置1は、自動車のワイヤハーネスの製造を行うワイヤハーネス製造装置300に組み込まれた端子圧着装置100に、いわゆるアプリケータといわれる端子圧着治具80をセットする作業を補助するものである。
また、本発明の実施例に係る端子圧着システム200は、端子圧着治具セット補助装置1と、圧着装置100と、圧着装置100へ端子圧着冶具80を導く渡し板110と、を有する。
端子圧着治具セット補助装置1は、複数の端子金具Cを連結してなる端子金具帯Bを巻き取ったリールRと、端子圧着装置によって駆動することによってリールRから端子金具帯Bを引き出しながら電線に端子金具Cを圧着する端子圧着治具80と、のそれぞれを端子金具Cの種類に対応して複数備え、複数の端子圧着治具80のうちから一つの端子圧着治具80を端子圧着装置100にセットする作業を補助する。
なお、この実施例では、ワイヤハーネスの製造に使用する端子金具Cが6種類であり、この6種類の端子金具Cに対応した6種類の端子圧着治具80を端子圧着治具セット補助装置1によって端子圧着装置100にセットする。
端子圧着治具セット補助装置1は、棚板11に6種類の圧着端子治具80を載置する上下複数段棚部10と、上下複数段棚部10を昇降可能に支持する棚昇降機構部20と、6つのリールRを保持するリール上下複数段保持部30と、作業者が棚昇降機構部20によって上下複数段棚部10を自動で昇降するための操作部60と、底面に設けたキャスター71によって装置全体を移動可能にする基台部70と、を有する。
上下複数段棚部10は、上下方向に2段に並べた棚板11に複数の端子圧着治具80を載置するものでる。
なお、この実施例では、各棚板11に3つずつ端子圧着治具80を載置するようにしている。
また、上下複数段棚部10は、各棚板11の上方には載置した各端子圧着治具80を棚板11上の所定位置に保持するとともに端子圧着装置100へセットする際に移動する方向に案内するガイドレール12(図2参照)を設けている。
ガイドレール12は、案内方向に沿って向かい合う壁によって端子圧着治具80の上端部を保持するようになっている。
また、ガイドレール12は、端子圧着治具80が渡し板110に移動するまで案内するようになっている。
渡し板110は、棚板11と端子圧着装置100との間を渡すように圧着装置100の外部から端子圧着冶具80のセット位置まで延びる板状の部材である。
この渡し板110は、圧着装置100の端子圧着冶具80のセット位置に高さを揃えるようにその高さを調整している。
この実施例では、各棚板11の長手方向に並ぶように6つのガイドレール12を設けることによって最大6つの端子圧着治具80を載置できるようになっている。
なお、各棚板11に載置可能な端子圧着治具80の数は6つに限らず、その他の数であっても構わない。
棚昇降機構部20は、上下複数段棚部10の各段の棚板11に載置した端子圧着治具80が端子圧着装置100にセット可能な高さになるように上下複数段棚部10を昇降可能に支持するものである。
この棚昇降機構部20は、例えば、エアシリンダーによって実現し、上下複数段棚部を自動で昇降する。
棚昇降機構部20は、より具体的には、シリンダー21を下段の棚板11の長手方向の各端部に連結するように一対設けることによって上下複数段棚部10を昇降可能に支持するようになっている。
リール上下複数段保持部30は、6つリールRを巻き取った端子金具Cに対応する端子圧着治具80の上下複数段棚部10での配置に対応して上下方向に2段に並べて保持するものである。
この実施例では、リール上下複数段保持部30は、6つの端子圧着治具の上下複数段棚部での配置に対応して各段に3つずつ、合計6つのリールを保持するようになっている。
すなわち、一つのリールRに巻き取った端子金具Cに対応する端子圧着治具80が上下複数段棚部10の上段の棚板11に載置してある場合、この端子圧着治具80に端子金具を供給するリールRはリール上下複数段保持部30の上段に保持するようになっている。
なお、各リールRは、横方向の並びについても、巻き取った端子金具Cを供給する端子圧着治具80の並びに対応するようにリール上下複数段保持部30によって保持している。
リール上下複数段保持部30は、リールRを上下複数段棚部10の段数に対応して上下2段に分けて吊り下げるため、上下2段に並設した棒状のリール吊り下げ棒部31aを有するリール保持本体部31と、リール吊り下げ棒部31aに連結することによって各リールRを回転可能に保持する6つのリール保持部32と、を有する。
リール保持本体部31は、基台部70に連結することによって上下複数段棚部20とともにキャスター71によって移動するようになっている。
なお、この実施例では、6つのリール保持部32は、各段のリール吊り下げ棒部31aに3つずつ吊り下げるリールRに対応して各リール吊り下げ棒部31aに3つずつ連結している。
リール保持部32は、リール吊り下げ棒部31aの棒の延在方向に沿って移動可能にリール吊り下げ棒部31aに連結する保持本体側保持部33と、リールRとともに保持本体側保持部33から分離可能にリールRを保持するリール側保持部34と、を有する。
保持本体側保持部33は、リール吊り下げ棒部31aを挿通することによってリール吊り下げ棒部31aに沿って移動可能に連結する連結部33aと、連結部33aからリールRの半径に比して大きくなるように棒状に延び先端部にリール側保持部34と分離可能に連結する部分となる嵌合突部33bを設けた連結棒部33cと、を有する。
嵌合突部33bは、上方に向けて円柱状に突起してなり、この嵌合突部33bをリール側保持部34の後述する嵌合筒部36に嵌め込むことによって、保持本体側保持部33とリール側保持部34とが連結するようになっている。
リール側保持部34は、リールRの回転中心孔R1に挿通することによってリールRを回転可能に軸支する回転軸35と、保持本体側保持部33との連結部分となる嵌合筒部36と、帯状紙Pを巻き取る帯状紙巻取部37と、を有する。
なお、帯状紙Pとは端子金具Cを保護するために端子金具帯Bの間になるように端子金具帯BとともにリールRに巻き取った帯状の紙である。
嵌合筒部36は、嵌合突部33bを嵌め込み可能に貫通した孔を形成した筒状をなす。この嵌合筒部36は、回転軸35の近傍に設けている。
このようなリール上下複数段保持部30は、嵌合筒部36と嵌合突部33bとの嵌合を解除するようにリール側保持部34を保持本体側保持部33に対して上方に引っ張り上げて、嵌合筒部36を嵌合突部33bから引き抜くことによってリール側保持部34を保持本体側保持部33から分離する。
また、保持本体側保持部33から分離したリール側保持部34を嵌合筒部36と嵌合突部33bが嵌合するように嵌合筒部36を嵌合突部33bの上方から嵌合突部33bに嵌め込むことによってリール側保持部34と保持本体側保持部33とを結合する。
すなわち、リール上下複数段保持部30は、リールRを上下方向に移動させることによって、複数のリールの横方向での並び位置からリールRを着脱可能に保持している。
このため、リール上下複数段保持部30によって保持するリールRの横方向での並び間隔をできるだけ狭くなるように調整することができる。
帯状紙巻取部37は、回転軸35によって回動可能に支持された回動軸38aを一端側に設けて回動軸38aからリールRの半径より僅かに大きい長さで直線状に延びる第一リンク部38と、第一リンク部38の回動軸38aとは逆側の端部に回動可能に連結して直線状に延びる第二リンク部39と、第二リンク部39の第一リンク部38と連結する側とは逆側の端部に設けた巻取部40と、を有する。
巻取部40は、リールの回転方向と同じ方向に回転可能に第二リンク部39の端部に設けた回転軸41と、回転軸41の一部の径を拡大して帯状紙Pの端部を固定する帯状紙固定部42と、を有する。
このような巻取部40は、端子金具帯Bを引き出す方向にリールRが回転することによって巻取部40に帯状紙Pが巻き取られるようになっている。
また、リールRは、規制部材50によって回転中心孔R1に回転軸35を挿通した状態に維持している。
規制部材50は、回転軸35を挿通する挿通孔51と、規制部材50を挿通孔51に挿通した状態でリールRの側面に向かい合う平面を形成したフランジ部52と、挿通孔51の孔内周面からバネ力によってボール53aを出没可能に設けたボールプランジャー53と、を有する。
このような規制部材50は、回転軸35を挿通孔51に挿通し、孔内部でボールプランジャー53のボール53aが弾性的に回転軸35に押し付けられることによって回転軸35に固定するようになっている。
このため、規制部材50は、ボールプランジャー53のバネ力によって回転軸35に固定しているためワンタッチで回転軸35に着脱することができるようになっている。
操作部60は、棚昇降機構部に電気的に接続し、例えば、スイッチング操作によって棚昇降機構部による上下複数段棚部の昇降を制御するものである。
ここで、リールRをリール上下複数段保持部30から離脱する手順を説明する。
まず、作業者は、リール側保持部34を保持本体側保持部33から分離する(図9参照)。
より具体的には、作業者は、リール側保持部34の嵌合筒部36を保持本体側保持部33の嵌合突部33bから上方に引き抜く。すなわち、作業者は、リールRを上方向に移動させることによってリールRをリール上下複数段保持部30から離脱する。
その後、作業者は、規制部材50を回転軸35から引き抜き、リール側保持部34からリールRを取り外すことによってこの作業を完了する。
なお、規制部材50は、ネジ等の締結部材を用いず、ボールプランジャーのバネ力を利用して回転軸35に固定しているため、作業者は、規制部材50を回転軸35からワンタッチで容易に取り外すことができる。
なお、リールRをリール上下複数段保持部30に取り付ける手順は、上述したリールRをリール上下複数段保持部30から離脱する手順の逆の手順を実施することになる。
次に、図10および図11を用いて、端子圧着治具セット補助装置1を用いて6つの端子圧着治具80のうちから一つの端子圧着治具80を端子圧着装置100にセットする手順を説明する。
図10は、(a)が端子圧着装置100にセットされた端子圧着治具80を上下複数段棚部10の下段の棚板11に戻す様子を示した図であり、(b)が端子圧着治具80を端子圧着装置100から下段の棚板11に戻し終えた状態を示した図である。図11は、(a)が上段の棚板11に載置した端子圧着治具80が端子圧着装置100にセット可能な高さになるように上下複数段棚部10を下降した状態を示した図であり、(b)が上段の棚板11に載置した端子圧着治具80を端子圧着装置100にセットする様子を示した図である。
なお、以下の説明では、端子圧着装置100にセットしてある端子圧着治具80を下段の棚板11に戻した後、上段の棚板11に載置してある端子圧着治具80を端子圧着装置100にセットするまでの一連の作業を例示する。
まず、作業者は、端子圧着装置100にセットしてある端子圧着治具80を上下複数段棚部10の下段の棚板11に戻す(図10参照)。このとき、作業者は、リールRに端子金具帯Cを巻き戻しながら端子圧着治具80を端子圧着装置100のセット位置から下段の棚板11に引き戻す。
ここで、ガイドレール12は、端子圧着治具80が渡り板110から棚板11に載り移るための移動を案内しつつ、端子圧着治具80を棚板11上の所定位置に保持する。
その後、作業者は、上段の棚板11が端子圧着治具80を端子圧着装置100にセット可能な高さになるように上下複数段棚部10を下降する(図11(a)参照)。このとき、作業者は、操作部60を操作することによって上下複数段棚部10を自動で下降する。
その後、作業者は、上段の棚板11に載置してある端子圧着治具80を端子圧着装置100のセット位置まで押し進めることによってこの一連の作業を完了する(図11(b)参照)。このとき、作業者は、ガイドレール12によって、端子圧着治具80を棚板11から渡し板110に載り移るように案内した後、さらに、端子圧着装置100を渡し板110上に沿って押し進めることによって端子圧着装置100セット位置まで移動する。
これらの一連の作業は、端子圧着装置100の端子圧着治具80のセット位置周辺で行うものであるが、上下複数段棚部10によって端子圧着治具80を横方向だけでなく上下方向にストックすることができるため、端子圧着治具80のセット位置周辺のスペースを広く確保できる。
本発明の実施例に係る端子圧着治具セット補助装置1は、上下複数段棚部10の各棚板11に複数の端子圧着治具80を載置し、上下複数段棚部10を昇降することによって各棚板11に載置した端子圧着治具80を端子圧着装置100にセットすることができるので、端子圧着装置100の端子圧着治具80のセット位置周辺の上下方向のスペースを利用することができ、しかも、リールRについても端子圧着治具80に対応して上下方向に複数段で保持することによって上下方向のスペースを利用するようにしているので、結果的に、使用する端子圧着冶具80の種類が増加した場合であっても、端子圧着金具80のセット先となる装置の作業スペースおよびメンテナンススペースを広く確保することができる。
また、本発明の実施例に係る端子圧着治具セット補助装置1は、各リールRを上下方向に移動させることによってリール上下複数段保持部30に着脱することができるので、リール上下複数段保持部30によって保持する複数のリールRの横方向での互いの間隔を狭くすることができ、結果的に、端子圧着金具80のセット先となる装置の作業スペースおよびメンテナンススペースをより広く確保することができる。
また、本発明の実施例に係る端子圧着システム200は、圧着治具セット補助装置1によって、端子圧着冶具80のセット先となる装置100、300の作業スペースおよびメンテナンススペースを広く確保することができるとともに、渡し板110を介して端子圧着冶具80を棚板11から端子圧着装置100に移動することができるため、端子圧着装置100への端子圧着冶具80のセット作業を簡易化することができる。
なお、本発明の実施例に係る端子圧着治具セット補助装置1は、棚昇降機構部20によって上下複数段棚部10を自動で昇降するものを例示したが、これに限らず、棚昇降機構部20が自動によって昇降するものでなく、人力の一部を補助しながら上下複数段棚部10を昇降するものであっても構わない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 端子圧着治具セット補助装置
10 上下複数段棚部
11 棚板
12 ガイドレール
20 棚昇降機構部
21 シリンダー
30 リール上下複数段保持部
31 リール保持本体部
31a リール吊り下げ棒部
32 リール保持部
33 保持本体側保持部
33a 連結部
33b 嵌合突部
33c 連結棒部
34 リール側保持部
35 回転軸
36 嵌合筒部
37 帯状紙巻取部
38 第一リンク部
38a 回動軸
39 第二リンク部
40 巻取部
41 回転軸
42 帯状紙固定部
50 規制部材
51 挿通孔
52 フランジ部
53 ボールブランジャー
53a ボール
60 操作部
70 基台部
71 キャスター
80 端子圧着治具
100 端子圧着装置
110 渡し板
200 端子圧着システム
300 ワイヤハーネス製造装置
C 端子金具
B 端子金具帯
R リール
R1 回転中心孔
P 帯状紙

Claims (3)

  1. 複数の端子金具を連結してなる端子金具帯を巻き取ったリールと、端子圧着装置によって可動することによって前記リールから前記端子金具帯を引き出しながら電線に前記端子金具を圧着する端子圧着治具と、のそれぞれを前記端子金具の種類に対応して複数備え、複数の前記端子圧着治具のうちから一つの前記端子圧着治具を前記端子圧着装置にセットする作業を補助する端子圧着治具セット補助装置であって、
    上下方向に複数段に並べた棚板に前記複数の端子圧着治具を載置する上下複数段棚部と、
    前記上下複数段棚部の各段の前記棚板に載置した前記端子圧着治具が前記端子圧着装置にセット可能な高さになるように前記上下複数段棚部を昇降可能に支持する棚昇降機構部と、
    前記複数のリールを巻き取った前記端子金具に対応する前記端子圧着治具の前記上下複数段棚部での配置に対応して上下方向に複数段に並べて保持するリール上下複数段保持部と、
    を有することを特徴とする端子圧着治具セット補助装置。
  2. 前記リール上下複数段保持部は、
    前記リールを上下方向に移動させることによって前記複数のリールの横方向での並び位置から前記リールを着脱可能に保持することを特徴とする請求項1に記載の圧着端子治具セット補助装置。
  3. 請求項1および請求項2のいずれかに記載の前記端子圧着治具セット補助装置と、
    前記端子圧着治具を駆動する端子圧着装置と、
    前記端子圧着装置へ前記端子圧着冶具を導く渡し板と、
    を有し、
    前記棚昇降機構部の昇降動作により、前記渡し板に対応する高さ位置に各段の前記棚板を移動させる
    ことを特徴とする端子圧着システム。
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