JP6774323B2 - カバー付き電線の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電線及びその電線に取り付けられた筒状のカバー部材を有するカバー付き電線の製造装置に関する。
従来から、電線と、その電線に電気的に接続される他の部材(例えば、端子および他の電線など)と、の接続箇所の防水性を高める等の観点から、その接続箇所を覆うように電線に筒状のカバー部材を取り付ける手法が知られている。
例えば、このような手法によって製造されるカバー付き電線の一つは、電線と端子との接続箇所を覆うように熱収縮性を有するチューブを配置した後、そのチューブを加熱して収縮させることにより、熱収縮したチューブ(即ち、カバー部材)を電線に取り付けるようになっている(特許文献1,2を参照)。
特開2013−211125号公報 特開2014−150008号公報
ところで、実際に上述した手法によってカバー付き電線を製造する際、カバー部材によって接続箇所を確実に覆う(位置ずれを防ぐ)ため、熱収縮する前のチューブと、電線(特に接続箇所)と、の位置関係を維持した状態にて、チューブを加熱する処理を行うことが好ましい。更に、カバー付き電線を大量生産する観点からは、そのような処理を出来る限り効率良く連続して行うことが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カバー付き電線を効率良く製造可能なカバー付き電線の製造装置、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るカバー付き電線の製造装置は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1)
電線及び前記電線に取り付けられた筒状のカバー部材を有するカバー付き電線の製造装置であって、
熱収縮性を有する筒状体の中空部に前記電線を挿通させた状態にて前記筒状体及び前記電線を保持する治具と、
前記治具を治具入口から治具出口まで移動させながら前記筒状体を加熱することにより、熱収縮した前記筒状体である前記カバー部材を前記電線に取り付けて前記カバー付き電線を製造する加熱処理を行う、加熱器と、
前記治具入口から離れて前記治具出口に近付くように延びる往路レールと、前記治具出口から離れて前記治具入口に近付くように延びる復路レールであって該復路レールの始点よりも終点が該製造装置の高さ方向において低い位置にある復路レールと、を含む、環形状を有する、環状レールと、
前記環状レール上を移動可能なスライダと、
前記スライダと前記治具とを連結する連結具と、を備え、
前記治具は、
前記加熱処理の際、前記治具入口に導入され、前記治具入口から前記治具出口まで移動しながら前記連結具を介して前記スライダを前記往路レールに沿って牽引し、
前記加熱処理の後、前記治具出口から排出され、前記始点から前記終点への前記スライダの移動に伴って前記復路レールに沿って移動する、
カバー付き電線の製造装置であること。
(2)
上記(1)に記載の製造装置であって、
前記復路レールの前記始点の近傍に配置され、前記治具出口から排出された前記治具を受け止めて前記治具の移動速度を低減させる第1案内壁と、
前記復路レールの前記始点と前記終点との間に配置され、前記第1案内壁を経た前記治具に当接した状態を維持しながら前記治具を前記復路レールに沿って案内する第2案内壁と、
を更に備えた、
カバー付き電線の製造装置であること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の製造装置において、
前記環状レールが、
前記往路レールよりも前記復路レールが前記高さ方向に直交する横方向において前記加熱器から離れた位置にある、ように構成された、
カバー付き電線の製造装置であること。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載の製造装置において、
前記連結具が、
前記スライダと前記治具とを弾性的に連結し、前記加熱処理を経て前記治具出口から排出された前記治具を前記環状レールに向けて引き寄せる、ように構成された、
カバー付き電線の製造装置であること。
上記(1)の構成のカバー付き電線の製造装置によれば、例えば、以下のようにカバー付き電線が製造される。まず、環状レール上の所定位置(例えば、治具入口の近傍)にあるスライダに繋がった治具に、電線および筒状体を保持させる(換言すると、両者が相対移動しないように固定する)。次いで、その治具を加熱器に導入すれば、治具が加熱器中を移動すると共にスライダを往路レールに沿って牽引しながら、加熱処理が行われる。更に、加熱処理の後、治具出口から排出された治具は、復路レール上を移動するスライダと共に(例えば、スライダに吊り下げられた状態にて)復路レールの始点(例えば、治具出口の近傍)から終点(例えば、治具入口の近傍)に戻る。換言すると、スライダが環状レールを循環するように移動することにより、加熱処理を終えた治具を、自然に(例えば、作業者の手作業によることなく)、加熱処理の前の位置(便宜上、以下「初期位置」という。)に戻すことができる。
これにより、例えば、作業者は、加熱処理を終えた治具を治具出口から治具入口に手作業にて戻す必要がない。よって、作業者は、初期位置にある治具に筒状体および電線を保持して加熱器に導入することを繰り返せば、カバー付き電線を連続的に製造できる。その結果、作業者が加熱処理を終えた治具を手作業にて回収する場合に比べ、カバー付き電線の生産性を向上できる。
したがって、本構成のカバー付き電線の製造装置は、カバー付き電線を効率良く製造可能である。
上記(2)の構成のカバー付き電線の製造装置によれば、加熱器(治具出口)から排出された治具の移動速度を第1案内壁によって低減した後、その治具を第2案内壁に当接させながら(第2案内壁に沿って摺動させながら)初期位置に戻すことができる。換言すると、第1案内壁が治具を確実に第2案内壁に向けて誘導(案内)し、第2案内壁が治具を緩やかに(移動速度を規制しながら)初期位置に戻すことができる。これにより、環状レールに沿って複数の治具が循環する場合等において、治具同士の激しい衝突等が防がれ、治具の損傷および連結具(例えば、紐)の絡み付き等を抑制できる。
上記(3)の構成のカバー付き電線の製造装置によれば、加熱器(治具出口)から排出された治具が、加熱器から横方向に離れるように移動しつつ、高さ方向の下方に移動(降下)することになる。これにより、治具が高さ方向にのみ移動する(例えば、真下に落下する)場合に比べ、治具を緩やかに移動させることができる。その結果、環状レールに沿って複数の治具が循環する場合等において、治具同士の激しい衝突等が防がれ、治具の損傷および連結具(例えば、紐)の絡み付き等を抑制できる。
上記(4)の構成のカバー付き電線の製造装置によれば、治具とスライダとを弾性的に連結する連結具(例えば、ゴム製の紐)により、治具が、加熱処理を経た後に自動的に環状レールに向けて引き寄せられることになる。その結果、治具を環状レールに向けて移動させる処理を別途行う必要がない。これにより、更に効率良くカバー付き電線を製造できる。
本発明によれば、カバー付き電線を効率良く製造可能なカバー付き電線の製造装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るカバー付き電線の製造装置によって製造されるカバー付き電線の一例を示し、図1(a)は、熱収縮前のカバー部材を端子付き電線に装着する前の状態を示し、図1(b)は、熱収縮前のカバー部材を端子付き電線に装着した後の状態を示し、図1(c)は、端子付き電線に装着されたカバー部材を熱収縮させて完成した状態にあるカバー付き電線を示す。 図2は、本発明の第1実施形態に係るカバー付き電線の製造装置の斜視図である。 図3は、環状レールとスライダとの接続部分を示す断面図である。 図4(a)は、熱収縮前のカバー部材および電線を保持した状態の治具の平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A断面図であり、図4(c)は、図4(a)のB−B断面図である。 図5は、加熱器の治具搬送部の一部を拡大した模式図である。 図6は、加熱器内にてカバー付き電線を保持した治具が搬送される様子を示す主要断面図である。 図7は、カバー付き電線を連続的に製造する際において、複数の治具が環状レールに沿って循環する様子を説明するための図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係るカバー付き電線の製造装置の斜視図である。 図9は、図8に示す製造装置における環状レール部分を上からみた図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るカバー付き電線の製造装置の実施形態(後述する第1実施形態および第2実施形態)について説明する。先ず、この製造装置を説明するための準備として、この製造装置によって製造されるカバー付き電線の一例について図1を参照しながら説明する。
図1に示すカバー付き電線10は、図1(a)に示すように、電線11と、電線11の端部(露出した芯線11a)に接続された端子12と、防水性等を高めるために端子12と電線11との接続箇所を覆うカバー部材13と、を備える。
電線11は、金属製の芯線11aと、芯線11aを覆う樹脂製の絶縁被覆11bと、を含む。電線11の端部では、絶縁被覆11bが除去(皮剥き)されて芯線11aが露出している。金属製の端子12は、相手側の接続部材と電気的に接続(例えば、ボルト締結)されるタブ部12aと、タブ部12aから連続すると共に露出した芯線11aを加締め固定する第1バレル部12bと、第1バレル部12bから連続すると共に絶縁被覆11bを加締め固定する第2バレル部12cと、を含む。このように、端子12が接続された電線11を、以下、「端子付き電線11」と称呼する。
カバー部材13は、熱収縮性を有する合成樹脂(例えば、ポリオレフィン等)によって、筒形状を有するように成形されている。図1(a)及び図1(b)に示すように、熱収縮前のカバー部材13(筒状体)が、第1バレル部12b及び第2バレル部12cを覆うように、配置される。
次いで、図1(b)に示す熱収縮前のカバー付き電線10のカバー部材13を、本発明の実施形態に係るカバー付き電線の製造装置によって加熱して熱収縮させることにより、図1(c)に示すように、カバー部材13が端子付き電線11に密着した(取り付けられた)カバー付き電線10が完成する。なお、カバー部材13の装着前に、カバー部材13の内壁にホットメルト接着剤を塗布しておいてもよい。これにより、熱収縮後のカバー部材13の密着性が向上する。
<第1実施形態>
以下、上述したカバー付き電線10を製造するために使用される、本発明の第1実施形態に係るカバー付き電線の製造装置(以下「製造装置1」という。)について、図2〜図7を参照しながら説明する。
以下、説明の便宜上、図2(他の図も同様)に示すように、互いに直交するx軸、y軸及びz軸を定義する。特に、z軸正方向及びz軸負方向を、それぞれ、「上」及び「下」と称呼することもある。また、x軸正方向及びx軸負方向を、それぞれ、「裏」及び「表(おもて)」と称呼し、y軸正方向及びy軸負方向を、それぞれ、「奥」及び「手前」と称呼することもある。
なお、y軸正方向は、後述するように治具40が搬送される向き(搬送向き)でもあり、y軸負方向は、その搬送向きの逆向きである。
図2に示すように、製造装置1は、カバー付き電線10のカバー部材13を熱収縮させるための加熱器20と、カバー付き電線10を保持するための複数の治具40と、各治具40を循環させるための環状レール30と、を備える。
製造装置1を扱う作業者が作業し易いように、加熱器20は、作業台90の上に載置されている。作業者は、例えば、作業台90の手前側に立って作業を行う。環状レール30は、加熱器20の近傍に位置するように、支持アーム91を介して作業台90に固定されている。複数の治具40は、環状レール30上を移動可能な複数のスライダ50と、連結具としてのゴム紐60を介してそれぞれ連結されている。ゴム紐60により、治具40とスライダ50とが弾性的に連結されている。なお、「加熱器20の近傍」とは、加熱器20と往路レール31との距離が、治具40とスライダ50とがゴム紐60によって連結された状態を維持しながら治具40が搬送向きに移動可能であるような距離(この移動の詳細は後述される)であることを表す。
図2に示すように、金属製の環状レール30は、y−z平面内にて環状に延びている。環状レール30は、加熱器20の手前側から奥側に向けて延びる第1部分31と、第1部分31の終点(以下「位置P1」という。)から下側に延びる第2部分32と、第2部分32の終点から斜め下方に延びて環状レール30の最も下方の位置(以下「位置P2」という。)と接続する第3部分33と、位置P2から斜め上方に延びる第4部分34と、第4部分34の終点から上側に延びる第5部分35と、から構成される。
なお、環状レール30の第1部分31が本発明の「往路レール」に相当し、環状レール30の第2部分32及び第3部分33が本発明の「復路レール」に相当する。環状レール30の第4部分34及び第5部分35は、往路レールと復路レールとを繋ぐ部分であり、「接続レール」と称呼してもよい。更に、位置P1が本発明の「復路レールの始点」に相当し、位置P2が本発明の「復路レールの終点」に相当する。環状レール30において、位置P1よりも位置P2がより低い位置にある。
図3に示すように、環状レール30の横断面は、H型形状を有している。スライダ50は、横断面がU字状の本体部51と、本体部51に回転可能に支持された一対のローラ52と、を有する。一対のローラ52が環状レール30の加熱器20に近い部分(図3の右側部分)と転がり接触することにより、各スライダ50が環状レール30上を滑らかに移動可能となっている。環状レール30の加熱器20から離れた部分(図3の左側部分)が、2箇所において、支持アーム91とネジ92によって固定され、環状レール30が作業台90に固定されている。
図4(a)に示すように、金属製の治具40は、長手方向を有する短冊状の治具本体41を有する。ゴム紐60の一端部61がスライダ50と接続固定され、且つ、ゴム紐60の他端部62が治具本体41の接続部42と接続固定されることにより、治具40がスライダ50とゴム紐60を介して連結されている。ゴム紐60の一端部61とスライダ50との固定、及び、ゴム紐60の他端部62と治具本体41の接続部42との固定は、例えば、接着およびボルト締め等によってなされている。
治具本体41の中央部には、長手方向を有する矩形状の貫通孔43が形成されている。貫通孔43は、カバー付き電線10におけるカバー部材13及び電線11の一部を収容するために使用される。治具本体41における貫通孔43に隣接する長手方向の両側位置には、保持具44及び保持具45が一体形成されている。更に、治具本体41の貫通孔43の内周面からカバー部材13に向けて(カバー部材13に当接するように)凸部46が一体形成されている。
図4(a)のA−A断面図及びB−B断面図である図4(b)及び図4(c)に示すように、保持具44は、治具本体41から治具本体41の長手方向と直交する幅方向の一側に向けてL字状に立設されており、カバー付き電線10における端子12を保持するために使用される。一方、保持具45は、治具本体41から電線11に向けて一対の四角柱状に突出しており、カバー付き電線10における電線11を保持するために使用される。但し、保持具44は、端子12が保持具44から容易に離脱可能であるように(図4(b)の右向き及び電線11側に容易に移動可能であるように)に端子12を軽く保持しており、保持具45は、電線11が保持具45から容易に離脱可能であるように(図4(c)の上向きに容易に移動可能であるように)に電線11を軽く保持している。更に、凸部46は、このように保持された電線11に対してカバー部材13を押し付けることにより、熱収縮前のカバー部材13と電線11とが相対移動しないように両者を保持するために使用される。
再び図2を参照すると、略直方体状の加熱器20には、カバー付き電線10を保持した治具40を治具搬送部24,25に導入するための治具入口21が設けられている。加熱器20の側面(表面および裏面)には、加熱器20の一側端部22(手前側)から他側端部23(奥側)の近傍まで、治具搬送部24,25が露出した開口部が形成されている。更に、加熱器20の内部には、カバー部材13を熱収縮させるための複数のヒータ26が上下に設けられている。更に、加熱器20の他側端部23に近い端部には、ヒータ26が設けられた箇所を通過した後に治具搬送部24,25から治具出口27を経て排出されたカバー付き電線10を一旦収容して冷却するための空間(端子載置部28)が形成されている
治具搬送部24には、加熱器20の一側端部22から他側端部23に向けて延びる搬送ベルト24a,24bが、治具本体41の長手方向の一端部付近を挟持できる間隔を有して上下に設けられている(図6を参照)。同様に、治具搬送部25にも、加熱器20の一側端部22から他側端部23に向けて延びる搬送ベルト25a,25bが、治具本体41の長手方向の他端部付近を挟持できる間隔を有して上下に設けられている(図6を参照)。治具搬送部24及び治具搬送部25は、駆動モータ(図示省略)によって駆動される。
そして、図5に示すように、搬送ベルト24a,24b(及び、図示しない搬送ベルト25a,25b)が矢線方向に移動することにより、カバー付き本体10を保持した治具40を搬送向き(図5の左方)に搬送するようになっている。
以下、主として図7を参照しながら、上述のように構成された製造装置1を扱う作業者が、製造装置1を利用してカバー付き電線10を連続的に製造する(大量生産する)際の作業内容について説明する。
作業者は、あらかじめ、位置P2にある複数のスライダ50に複数の治具40をゴム紐60を介してそれぞれ吊り下げておく。更に、作業者は、あらかじめ、作業に必要な分だけ、端子付き電線11及び熱収縮前のカバー部材13を準備しておく。なお、説明の便宜上、位置P2にあるスライダ50から吊り下げられているときの治具40の位置を、治具40の「初期位置」と称呼する。
図7に示すように、先ず、作業者は、端子付き電線11に熱収縮前のカバー部材13を装着する(カバー部材13の中空部に端子付き電線11を挿入する。図1(b)も参照)。なお、複数の端子付き電線11は、カバー部材13を取り付ける一端(図7に図示されている端部)とは逆側の他端(図示省略)が一つに束ねられると共に、その束ねられた他端は、加熱器20の近傍に固定されている。端子付き電線11は、そのように他端が固定された状態にて、後述するように一端が加熱器20の内部を通過できるようになっている。次いで、作業者は、位置P2に留まっている複数の治具40の中から最も循環方向側(図7の右方)に位置する治具40を手に取り、その治具40に対応するスライダ50を環状レール30の第4部分34及び第5部分35に沿って牽引しながら、その治具40を加熱器20の治具入口21付近まで持ち上げる。
次いで、作業者は、その治具40に熱収縮前のカバー付き電線10を保持させる(図4も参照)。具体的には、保持具44と治具本体41との間の隙間に端子12が挿入・保持され、一対の保持具45の間の凹部に電線11が挿入・保持され、貫通孔43にカバー部材13及び電線11の一部が収容される。更に、このとき、カバー部材13が凸部46によって端子付き電線11に押し付けられて固定される。
次いで、作業者は、カバー付き電線10を保持した治具40を、加熱器20の治具入口21から加熱器20に導入する。即ち、治具本体41の長手方向の両端部付近が、駆動モータによって駆動されている治具搬送部24,25の搬送ベルト24a,24b、及び、搬送ベルト25a,25bにそれぞれ挟持される(図5も参照)。
これにより、カバー付き電線10を保持した治具40が、治具入口21の内部空間内を搬送向き(手前から奥へ向かう向き。図7の左方)に移動する。そのような移動に伴い、カバー部材13がヒータ26によって加熱されると共に(図6を参照)、図7に示すようにスライダ50が循環レール30の第1部分31に沿って牽引されていく。このとき、ゴム紐60は、搬送ベルト24a,24b,25a,25b(図2を参照)に挟持された治具40と、スライダ50と、の間において弾性的に引き伸ばされた状態となっている。
そして、カバー付き電線10を保持した治具40が治具出口27に到着する時点では、カバー部材13の熱収縮が完了し、カバー部材13が端子付き電線11に密着した(取り付けられた)カバー付き電線10が完成する。治具40が治具出口27に到着したとき、スライダ50は、環状レール30における位置P1の近傍に位置している。更に、このとき、ゴム紐60は、上記同様、治具40とスライダ50との間において弾性的に引き伸ばされた状態となっている。
ここで、治具40が治具出口27から排出されると、ゴム紐60の弾性回復に伴って治具40が環状レール30に向けて引き寄せられる。一方、カバー付き電線10は、上述したように他端が束ねられて固定されているため、治具40と共に環状レール30には向かわない。その結果、カバー付き電線10は、環状レール30に向かって移動する治具40の保持具44,45から自動的に離脱し、端子載置部28に向けて落下する。その結果、端子載置部28には、熱処理を経たカバー付き電線10が載置される(蓄えられる)ことになる。このように、本例の製造装置1において、熱処理を経たカバー付き電線10は治具40から自動的に分離されることになる。
一方、環状レール30に向けて引き寄せられた治具40は、重力によって落下する。その結果、治具40は、環状レール30の第2部分32及び第3部分33上を移動するスライダ50に吊り下げられた状態にて、スライダ50の位置P1から位置P2への移動に伴い、初期位置(スライダ50が位置P2にあるときの治具40の位置)に向けて移動する。即ち、カバー付き電線10の製造を終えた治具40が、自然に(作業者の手作業によることなく)、初期位置に戻る。
このように、1つのカバー付き電線10が製造される毎に、1つの治具40が環状レール30を一巡する。作業者は、このような作業を連続して繰り返し行うことにより、製造装置1を利用してカバー付き電線10を連続的に製造する(大量生産する)ことができる。
以上に説明したように、本発明の第1実施形態に係る製造装置1によれば、熱収縮前のカバー部材13及び端子付き電線11を保持した治具40を加熱器20に導入すれば、治具40が加熱器20中を搬送向きに移動し且つスライダ50を往路レール(環状レール30の第1部分31)に沿って牽引しながら、カバー付き電線10が製造される(加熱処理が行われる)。更に、加熱処理の後、加熱器20から排出された治具40は、復路レール(環状レール30の第2部分32及び第3部分33)上を移動するスライダ50に吊り下げられた状態にて、初期位置に向けて移動する。即ち、加熱処理を終えた治具40が、自然に(例えば、作業者の手作業によることなく)、初期位置に戻ることになる。
その結果、例えば、作業者は、環状レール30の初期位置にある治具40に熱収縮前のカバー付き電線10を保持させて加熱器20の治具入口21に導入し続ければ、カバー付き電線10を連続的に製造できる。これにより、作業者が加熱器20の治具出口27から加熱処理を終えた治具40を自ら回収する場合に比べ、カバー付き電線10の生産性を向上できる。したがって、製造装置1は、カバー付き電線10を効率良く製造可能である。
加えて、製造装置1によれば、治具40とスライダ50とを弾性的に連結するゴム紐60により、治具40が、加熱処理を経た後に自動的に環状レール30に向けて引き寄せられることになる。その結果、治具40を環状レール30に向けて移動させる処理を別途行う必要がない。これにより、更に効率良くカバー付き電線10を製造できる。
<第2実施形態>
次いで、本発明の第2実施形態に係るカバー付き電線の製造装置(以下「製造装置2」という。)について、図8及び図9を参照しながら説明する。図2と、図8及び図9と、の比較から理解できるように、第2実施形態の製造装置2は、環状レール30の形状が異なる点、及び、第1、第2案内壁70,80を追加した点においてのみ、第1実施形態の製造装置1と異なる。以下、これらの相違点を中心に説明する。なお、製造装置2において、製造装置1と同様の構成については、製造装置1にて付された符号と同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
上述したように、製造装置1では、図2に示すように、環状レール30は、y−z平面内にて環状に延びている。これに対し、図8及び図9に示すように、製造装置2では、環状レール30は、第1部分31がy−z平面内にて延びている一方で、第2部分32及び第3部分33が、第1部分31に対して加熱器20から離れた位置(x軸負方向側)にある。中でも、第2部分32と第3部分33との接続部分(第2部分32の終点、第3部分33の始点)が、加熱器20から最も離れた位置にある。
更に、製造装置2では、第1案内壁70が、図示しない支持アームを介して作業台90に固定されている。図8及び図9に示すように、第1案内壁70は、第2部分32と第3部分33との接続部分よりも加熱器20から若干離れた位置にて、y−z平面に沿って延びる縦長矩形状の平板である。その結果、第1案内壁70は、環状レール30の第2部分32を加熱器20との間に挟むように覆っている。
更に、製造装置2では、第2案内壁80が、図示しない支持アームを介して作業台90に固定されている。図8及び図9に示すように、第2案内壁80は、第3部分33の延在方向に沿った長手方向を有する矩形状の板であり、第3部分33の下方空間にて、第3部分33に沿うように配置されている。
第2案内壁80は、手前側(x軸負方向側)に突出する湾曲部81を有する。その結果、図9に示すように、第2案内壁80における湾曲部81の一部のみが第3部分33よりも加熱器20から離れた位置(x軸負方向側)に位置し、第2案内壁80の残りの部分が第3部分33よりも加熱器20に近い位置(x軸正方向側)に位置している。
図9に示す矢印は、製造装置2を使用した場合におけるスライダ50に吊り下げられた治具40の移動経路を示す。図9から理解されるように、製造装置2では、加熱器20から排出された治具40は、スライダ50が第2部分32と第3部分33との接続部分近傍を通過する段階にて、第1案内壁70の表面と衝突する。換言すると、第1案内壁70が治具40を受け止める。その結果、治具40の移動速度が低減する。
その後、第1案内壁70を経た治具40が、第2案内壁80の表面に当接した状態を維持しながら、初期位置(スライダ50が位置P2にあるときの位置)に向けて案内される。これにより、第1案内壁70及び第2案内壁80を有さない製造装置1に比べ、治具40同士の激しい衝突等が防がれ、治具40の損傷およびゴム紐60の絡み付き等を抑制できる。
更に、製造装置2では、第2部分32及び第3部分33が、第1部分31に対して加熱器20から離れた位置にある。これにより、加熱器20から排出された治具40は、加熱器20から離れるように移動しながら、高さ方向に降下することになる。これにより、製造装置1のように、治具40が高さ方向にのみ降下する(落下する)場合に比べ、治具40の移動を緩やかにできる。その結果、治具40の損傷およびゴム紐60の絡み付き等をより強固に抑制できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記各実施形態では、環状レール30が、往路レール(第1部分31)、復路レール(第2部分32及び第3部分33)、並びに、接続レール(第4部分34及び第5部分35)によって構成されている。しかし、環状レール30、往路レール及び復路レールのみによって形成されてもよい。
更に、上記第2実施形態では、2つの案内壁(第1案内壁70及び第2案内壁80)が設けられているが、何れか一方の案内壁のみが設けられていてもよい。更に、上記第2実施形態では、環状レール30の第2部分32及び第3部分33が第1部分31に対して加熱器20から離れる位置に位置しているが、上記第1実施形態のように、環状レール30全体がy−z平面内にて延びていてもよい。
更に、上記各実施形態では、端子12が接続された電線11にカバー部材13が取り付けられている。しかし、端子12が接続されていない電線11と他の電線との接続部分にカバー部材13が取り付けられてもよい。
更に、上記各実施形態では、治具40とスライダ50とがゴム紐60によって繋がれている。しかし、上述したような治具40の循環が可能であれば、治具40とスライダ50とはゴム紐60以外の連結具によって繋がれてもよい。例えば、治具40とスライダ50とが非弾性的な通常の紐によって繋がれてもよい。更に、例えば、治具40の一部が連結具を兼ねることにより、治具40とスライダ50が直接繋がれてもよい。
ここで、上述した本発明に係るカバー付き電線の製造装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(4)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
電線(11)及び前記電線に取り付けられた筒状のカバー部材(13)を有するカバー付き電線(10)の製造装置であって、
熱収縮性を有する筒状体(熱収縮前の13)の中空部に前記電線を挿通させた状態にて前記筒状体及び前記電線を保持する治具(40)と、
前記治具を治具入口(21)から治具出口(27)まで移動させながら前記筒状体を加熱することにより、熱収縮した前記筒状体である前記カバー部材(13)を前記電線(11)に取り付けて前記カバー付き電線(10)を製造する加熱処理を行う、加熱器(20)と、
前記治具入口から離れて前記治具出口に近付くように延びる往路レール(31)と、前記治具出口から離れて前記治具入口に近付くように延びる復路レール(32,33)であって該復路レールの始点(P1)よりも終点(P2)が該製造装置の高さ方向において低い位置にある復路レール(32,33)と、を含み、且つ、環形状を有する、環状レール(30)と、
前記環状レール上を移動可能なスライダ(50)と、
前記スライダと前記治具とを連結する連結具(60)と、を備え、
前記治具(40)は、
前記加熱処理の際、前記治具入口(21)に導入され、前記治具入口から前記治具出口まで移動しながら前記連結具(60)を介して前記スライダ(50)を前記往路レール(31)に沿って牽引し、
前記加熱処理の後、前記治具出口(27)から排出され、前記始点(P1)から前記終点(P2)への前記スライダの移動に伴って前記復路レール(32,33)に沿って移動する、
カバー付き電線の製造装置。
(2)
上記(1)に記載の製造装置であって、
前記復路レールの前記始点(P1)の近傍に配置され、前記治具出口から排出された前記治具(40)を受け止めて前記治具の移動速度を低減させる第1案内壁(70)と、
前記復路レールの前記始点(P1)と前記終点(P2)との間に配置され、前記第1案内壁(70)を経た前記治具(40)に当接した状態を維持しながら前記治具を前記復路レール(33)に沿って案内する第2案内壁(80)と、
を更に備えた、
カバー付き電線の製造装置。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の製造装置において、
前記環状レール(30)が、
前記往路レール(31)よりも前記復路レール(32,33)が前記高さ方向に直交する横方向において前記加熱器(20)から離れた位置にある、ように構成された、
カバー付き電線の製造装置。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載の製造装置において、
前記連結具(60)が、
前記スライダ(50)と前記治具(40)とを弾性的に連結し、前記加熱処理を経て前記治具出口(27)から排出された前記治具(40)を前記環状レール(30)に向けて引き寄せる、ように構成された、
カバー付き電線の製造装置。
1,2 カバー付き電線の製造装置
10 カバー付き電線
11 電線
13 カバー部材(筒状体)
20 加熱器
21 治具入口
27 治具出口
28 端子載置部
30 環状レール
31 第1部分(往路レール)
32 第2部分(復路レール)
33 第3部分(復路レール)
40 治具
50 スライダ
60 紐(連結具)
70 第1案内壁
80 第2案内壁
P1 復路レールの始点
P2 復路レールの終点

Claims (4)

  1. 電線及び前記電線に取り付けられた筒状のカバー部材を有するカバー付き電線の製造装置であって、
    熱収縮性を有する筒状体の中空部に前記電線を挿通させた状態にて前記筒状体及び前記電線を保持する治具と、
    前記治具を治具入口から治具出口まで移動させながら前記筒状体を加熱することにより、熱収縮した前記筒状体である前記カバー部材を前記電線に取り付けて前記カバー付き電線を製造する加熱処理を行う、加熱器と、
    前記治具入口から離れて前記治具出口に近付くように延びる往路レールと、前記治具出口から離れて前記治具入口に近付くように延びる復路レールであって該復路レールの始点よりも終点が該製造装置の高さ方向において低い位置にある復路レールと、を含む、環形状を有する、環状レールと、
    前記環状レール上を移動可能なスライダと、
    前記スライダと前記治具とを連結する連結具と、を備え、
    前記治具は、
    前記加熱処理の際、前記治具入口に導入され、前記治具入口から前記治具出口まで移動しながら前記連結具を介して前記スライダを前記往路レールに沿って牽引し、
    前記加熱処理の後、前記治具出口から排出され、前記始点から前記終点への前記スライダの移動に伴って前記復路レールに沿って移動する、
    カバー付き電線の製造装置。
  2. 請求項1に記載の製造装置であって、
    前記復路レールの前記始点の近傍に配置され、前記治具出口から排出された前記治具を受け止めて前記治具の移動速度を低減させる第1案内壁と、
    前記復路レールの前記始点と前記終点との間に配置され、前記第1案内壁を経た前記治具に当接した状態を維持しながら前記治具を前記復路レールに沿って案内する第2案内壁と、
    を更に備えた、
    カバー付き電線の製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の製造装置において、
    前記環状レールが、
    前記往路レールよりも前記復路レールが前記高さ方向に直交する横方向において前記加熱器から離れた位置にある、ように構成された、
    カバー付き電線の製造装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の製造装置において、
    前記連結具が、
    前記スライダと前記治具とを弾性的に連結し、前記加熱処理を経て前記治具出口から排出された前記治具を前記環状レールに向けて引き寄せる、ように構成された、
    カバー付き電線の製造装置。
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