JP2010110168A - コイル端部に端子を接続する端子接続方法および端子接続装置 - Google Patents

コイル端部に端子を接続する端子接続方法および端子接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コイル端部を端子に挿入するのを容易にし、コイル端部と端子との接続を自動化する端子接続装置および端子接続方法について提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の端子接続装置100は、電動機のコイル端部に端子を接続するための端子接続装置において、挿入口を備えた複数の端子を固定して支持する端子固定部120と、端子固定部120に取り外し可能に設けられ、複数のコイル端部208を端子の挿入口に案内する第一ガイド122と、複数のコイル端部208を端子の挿入口に向けて案内する第二ガイド110と、第二ガイド110により案内されたコイル端部208が端子の挿入口に個別に挿入されるまで、端子固定部120と複数のコイル端部とを互いに接近させる移動手段130と、コイル端部が挿入口に挿入されている端子に通電カシメを行うカシメ手段138と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータコアにコイルを挿入または巻き付けした構造を有するモータコイルを製造する際に行う、コイルのコイル端部に端子を接続する端子接続方法およびその端子接続方法を実施する端子接続装置に関する。
モータコイルは、一般的にモータコアにコイルを挿入または巻き付けた後、コイル端部に圧着端子等の端子を取り付けて、その端子と端子台またはコネクタを接続する構造となっている。従来より、コイル端部と端子とを接続する方法として、通電カシメによる方法が用いられている。通電カシメとは、被膜が付いたままのコイル端部を端子に挿入して端子を圧着しながら通電することにより、コイル端部の被膜を焼き飛ばしてコイル端部と端子とを接続する方法である。通常、コイル端部はエナメル被膜などの絶縁被膜がなされており、この絶縁被膜を人手で剥がすのは非効率であった。通電カシメによりコイル端部と端子とを接続すれば、通電により絶縁被膜を溶解除去するので効率的に作業を行うことができる。例えば、特許文献1には、通電カシメによる方法を用いて、カセットコイルのスリーブ端子をカシメるカシメ装置が開示されている。
通電カシメにより端子を接続する方法は効率的であるが、コイル端部を端子に挿入する作業を自動化することが困難であり、従来より、その作業は人手により行う必要があった。従来からのモータコイル200の構成を図11(a)に示す。図11(a)に示すように、一般的な自動巻線機によりモータコア202にコイル204を巻き付けた後においては、コイル端部208の位置が定まっていない。そのため、ロボット等によりコイル端部208を把持することが困難であった。
図11(b)は端子210の挿入口212に複数本の導線からなるコイル端部208を挿入する際の状況を示す図である。図11(b)に示すように、端子210にコイル端部208を挿入する際、コイル端部208の全ての導線を揃えて挿入することが難しく、何れかの導線が端子210の縁に引っ掛かってしまう可能性があった。
図11(c)は、端子210の挿入口212に、挿入口212と略同じ外径のコイル端部208を挿入する際の状況を示す図である。図11(c)に示すように、コイル端部208の外径と、挿入口212の内径との差が少ない場合、ロボット等によりコイル端部208の挿入口212に対して位置決めすることができず、挿入が困難であった。このような理由により、従来は、コイル端部208と端子210との位置を目視により確認し、人手によりコイル端部208を端子210に挿入して接続していた。そのため、モータコイルの製造において作業性が悪くなり、生産性が低下してしまうという課題があった。
図11(a)に示すコイル端部の位置が定まっていない課題については、例えば、特許文献2により開示されているコイルのリード線処理装置等を利用することにより解決可能である。すなわち、自動巻線機によりモータコアにコイルを挿入または巻き付ける際に、コイル端部を予めモータコアが固定されたモータコア固定パレットの所定の位置に固定しておく。コイル端部が所定の位置に固定されている場合、ロボットによりコイル端部を把持することが可能になる。
特開2002−343528号公報 特開平7−39119号公報
しかしながら、図11(b)および図11(c)に示すようにコイル端部を端子に挿入する際の課題は残るため、コイル端部と端子との接続を自動化することは依然困難であった。
また、特許文献1に開示されたカシメ装置においても、端子の位置を規定する位置決めプレートを用いてコイル端部と端子との接続を行っているが、コイル端部を端子に挿入する際の課題については、なんら解決方法が示されていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、コイル端部を端子に挿入するのを容易にし、コイル端部と端子との接続を自動化する端子接続方法および端子接続装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電動機の複数のコイル端部に複数の端子を個別に接続するための端子接続装置において、前記コイル端部を挿入する挿入口を備えた複数の前記端子を固定して支持する端子固定部と、前記端子固定部に取り外し可能に設けられ、複数の前記コイル端部を複数の前記端子のそれぞれの挿入口に案内する第一ガイドと、複数の前記コイル端部をそれぞれに対応した複数の前記端子の挿入口に向けて案内する第二ガイドと、第二ガイドにより案内された複数の前記コイル端部がそれぞれに対応した複数の前記端子の挿入口に個別に挿入されるまで、前記端子固定部と複数の前記コイル端部とを互いに接近させる移動手段と、前記第一ガイドを前記端子固定部から取り外した後に、前記コイル端部が挿入口に挿入されている複数の前記端子に通電カシメを行うカシメ手段と、を備えたことを特徴とする端子接続装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の端子接続装置において、複数の前記コイル端部はコイル端固定部材に予め固定されており、さらに、複数の前記コイル端部を前記コイル端固定部材から前記第二ガイドに付け替えて複数の前記コイル端部をそれぞれに対応した前記端子の挿入口に向けるコイル端付替手段、を備えた端子接続装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の端子接続装置において、さらに、前記第二ガイドと前記端子固定部との間に配置され、前記第二ガイドが案内する前記コイル端部を切断するコイル端切断手段を備えた、端子接続装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の端子接続装置において、さらに、複数の前記端子とそれぞれの挿入口に前記コイル端部を案内する前記第一ガイドとが一緒に配置されるマガジンと、前記マガジンを前記端子固定部に固定するマガジン固定部と、を備えた端子接続装置を提供する。
請求項5に記載の発明は、電動機の複数のコイル端部に複数の端子を個別に接続するための端子接続方法において、前記コイル端部を挿入する挿入口を備えた複数の前記端子を端子固定部に固定して支持し、複数の前記コイル端部を複数の前記端子のそれぞれの挿入口に案内する第一ガイドを、前記端子固定部に取り外し可能に設け、複数の前記コイル端部をそれぞれに対応する複数の前記端子の挿入口に向けて第二ガイドに案内させ、前記第二ガイドに案内された複数の前記コイル端部がそれぞれに対応した前記端子の挿入口に挿入されるまで、前記端子固定部と複数の前記コイル端部とを互いに接近させ、前記第一ガイドを前記端子固定部から取り外した後に、前記コイル端部が挿入口に挿入されている複数の前記端子に通電カシメを行う、端子接続方法を提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の端子接続方法において、複数の前記コイル端部を前記第二ガイドに案内させる前に、コイル端固定部材に予め固定された複数の前記コイル端部を、前記コイル端固定部材から前記第二ガイドに付け替えて、複数の前記コイル端部をそれぞれに対応した前記端子の挿入口に向けることをさらに含む、端子接続方法を提供する。
請求項7に記載の発明は、前記端子固定部と前記コイル端部とを互いに接近させる前に、前記第二ガイドと前記端子固定部との間に配置されたコイル端切断手段により、前記第二ガイドが案内する複数の前記コイル端部を切断することをさらに含む、端子接続方法を提供する。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の端子接続方法において、複数の前記端子を前記端子固定部に固定して支持し、前記第一ガイドを前記端子固定部に取り外し可能に設ける場合には、複数の前記端子とそれぞれの挿入口に前記コイル端部を案内する前記第一ガイドとが一緒に配置されるマガジンを前記端子固定部のマガジン固定部に固定することをさらに含む、端子接続方法を提供する。
請求項1に記載の端子接続装置および請求項5に記載の端子接続方法によれば、コイル端部を挿入口に案内する第一ガイドが端子固定部に取り外し可能に設けられているので、コイル端部は端子の挿入口に容易に挿入される。従って、例えばコイル端部が複数本の導線からなる場合であっても、複数本の導線が第一ガイドにより揃えられるので、コイル端部を端子の挿入口に挿入することができる。また、コイル端部の外径が端子の挿入口の内径と略等しい場合であっても、第一ガイドによりコイル端部が案内されるので、コイル端部を端子の挿入口に容易に挿入することができる。本発明に係る端子接続装置および端子接続方法により、コイル端部を端子に挿入する作業を自動化することが可能になり、コイル端部を挿入して端子に通電カシメを行うまでの作業を完全に自動化することができる。さらに、複数のコイル端部と端子固定部とが互いに接近するよう相対的に移動させ、複数のコイル端部をそれぞれに対応した端子に同時に挿入するので、一度に複数のコイル端部と複数の端子とを接続することができる。複数の端子を接続する作業が自動化されるため、モータコイルの製造において生産性を向上させることが可能になる。
請求項2に記載の端子接続装置および請求項6に記載の端子接続方法によれば、コイル端固定部材に固定されているコイル端部を、端子の挿入口に向けて案内する第二ガイドに付け替えることが可能になる。モータコイルのコイル端部は、自動巻線機によりモータコアにコイルが巻き付けられる際、様々な方向例えば水平方向に固定される場合がある。コイル端部を付け替えることが可能になることにより、様々な方向に固定されたコイル端部を端子の挿入口に向けて案内させることが可能になる。様々な方向に固定された複数のコイル端部を、同一方向に向けられた複数の端子の挿入口に向けることにより、複数のコイル端部を複数の端子に同時に挿入することができる。一度に複数のコイル端部と複数の端子とを接続することができれば、最終的にモータコイルの製造が効率的となる。
請求項3の端子接続装置および請求項7に記載の端子接続方法によれば、コイル端切断手段により、コイル端部を切断してコイル端部と端子との距離を一定の距離にすることが可能になる。コイル端部が複数である場合、コイル端部が切り揃えられるので、端子にコイル端部を同時に挿入することが容易となり、効率的になる。また、コイル端部が端子に挿入される長さが一定になるので、品質がばらつくことなく、端子接続装置は端子とコイル端部とを接続することができる。
請求項4に記載の端子接続装置および請求項8に記載の端子接続方法によれば、マガジンを用いて端子と第一ガイドとを端子固定部のマガジン固定部に一度に配置できる。そのため、端子を端子固定部に固定する時間を短縮することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る第一の実施形態について説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の第一の実施形態に基づく端子接続装置の全体構成を示す正面図である。図2は、図1に示す端子接続装置の一部を示す斜視図である。図3は、端子接続装置で用いるマガジンの図2のA−Aに沿った断面図である。
本発明の端子接続装置100は、モータコイル200のコイル端部208(図1参照)と端子210(図3参照)とを接続するための装置である。図1に示すようにモータコイル200は、モータコア202にコイル204を巻き付けたもので、外部から電力を受けるための四本のコイル線206がコイル204から延びている。また、図3に示すように、本発明で取り扱う端子210は管状の圧着端子である。端子210の端部には、コイル線206の先端部分であるコイル端部208を挿入する挿入口212が形成されている。
まず、第一の実施形態に係る端子接続装置100の構成について、図1を用いて説明する。端子接続装置100は、モータコイル200を載置すると共にモータコイル200と一緒に搬送されて端子接続装置100の所定の位置に固定されるモータコア固定パレット104、モータコア202にコイル204が巻線される際にコイル端部208を固定しているコイル端固定部材108、コイル端部208を端子210の挿入口212に向けて案内する第二ガイド110、コイル端部208を端子210の挿入口212に案内する第一ガイド122、端子210と第一ガイド122とが固定される端子固定部120、端子固定部120を昇降させる昇降装置130(移動手段)、コイル端部208をコイル端固定部材108から第二ガイド110に付け替えるコイル端付替装置132(コイル端付替手段)、端子210と第一ガイド122とを端子固定部120に配置する端子配置装置134(端子配置手段)、第一ガイド122を端子210から取り外す部材取り外し装置136(部材取り外し手段)、コイル端部208が挿入された端子210に通電カシメを行う通電カシメ装置138(カシメ手段)から構成されている。
端子接続装置100の構成要素のうち、コイル端付替装置132、端子配置装置134および部材取り外し装置136は、多関節アームを有するロボットである。各装置のアーム先端には、それぞれの装置専用のハンドが取り付けられている。
各装置のハンド等の動作は、サーボモータ等の駆動によりおこなわれ、コントローラを内蔵した制御装置(図示しない)によって制御される。また、各装置の作業内容に応じて、ロボットには予め作業手順などがティーチングされている。なお、上述した多関節アームを有するロボットの構造等は周知のものであるので、その詳細な説明は省略する。
モータコア固定パレット104は、別工程にて自動巻線機(図示しない)によりモータコア202にコイル204が巻かれたモータコイル200を載置する部材である。モータコア固定パレット104は、その両端部を支持するベルトコンベアやロボット等(図示しない)によりモータコイル200と共に搬送され、端子接続装置100の所定の位置に固定される。モータコア固定パレット104は、搬送された後ベルトコンベアやロボット等にそのまま支持され固定されるか、または支持台(図示せず)に配置されて固定される。
コイル端固定部材108について説明する。コイル端固定部材108は、自動巻線機によりモータコア202にコイル204が巻き付けられる際、コイル端部208を固定している部材である。コイル端固定部材108は、モータコア固定パレット104の底面に設けられており、水平方向に延びる孔を有するリングまたは管状の部材を用いてコイル端部208を固定している。そのため、コイル端付替装置132は、コイル端部208を把持してコイル端固定部材108から水平方向(図1のD方向)に引き抜くことにより、コイル端部208をコイル端固定部材108から容易に取り外すことができる。
第二ガイド110について図2を用いて説明する。第二ガイド110は、コイル端部208を端子210の挿入口212に向けて案内する装置である。図2に示すように、第二ガイド110は端子210の挿入口212の上方に配置されている。第二ガイド110がコイル端部208を案内すると、コイル端部208は下方を向くようになる。また、第二ガイド110は前方にスリット110aを有するC字形状の部材であり、四つの第二ガイド110が水平方向に並べて支持部112に設けられている。
コイル端付替装置132が、コイル端部208をコイル端固定部材108から第二ガイド110に付け替える手順について説明する。
まず、前述のようにコイル端付替装置132はコイル端固定部材108に固定されたコイル端部208を把持して、水平方向に引き抜き、コイル端固定部材108からコイル端部208を取り外す。
次に、コイル端付替装置132は、取り外したコイル端部208を端子210の挿入口212に向ける(本発明では下方に向ける)。
次に、コイル端付替装置132は、コイル端部208を前方から後方に向かう方向(図2のC方向)に動かし、スリット110aを介して第二ガイド110に挿入させる。次いで、コイル端付替装置132がコイル端部208を解放すると、コイル端部208は第二ガイド110に案内されるようになる。
なお、コイル端付替装置132がコイル端部208を第二ガイド110の上方から第二ガイド110に挿入して解放することにより、コイル端部208を第二ガイド110に案内してもよい。
端子固定部120について図3を用いて説明する。端子固定部120は、第二ガイド110に案内されたコイル端部208に挿入口212を対向させて端子210を固定するものである。第一の実施形態の端子固定部120は、図3に示すように、第一ガイド122、マガジン124、端子台118とからなる。第一の実施形態の端子固定部120は、モータコイル200のコイル端部208の数に合わせて四本の端子210をその挿入口212が上方に向くよう等間隔に並列して固定している。
マガジン124においては、複数の端子210と、端子210の外周に取り外し可能に装着される第一ガイド122とが一緒に配置される。複数の端子210はマガジン124の上面に形成された複数の凹部125にそれぞれ挿入されることにより固定される。
また、マガジン124は端子台118から着脱可能になっている。具体的には、図3に示すように、マガジン124の底面の形状に合わせた窪みがマガジン固定部119として端子台118上に形成されている。マガジン124は、端子配置装置134によってマガジン固定部119に嵌め込まれて固定される。端子配置装置134は、マガジン124を用いて端子210と第一ガイド122とを一度に端子固定部120に配置することができるので、端子210を端子固定部120に固定する時間を短縮することができる。さらに、端子配置装置134が、複数の端子210と第一ガイド122とを端子固定部120に直接的に配置する必要がないため、端子配置装置134の制御を容易にすることができる。
第一ガイド122について説明する。図2および図3に示すように、端子210は、マガジン124に固定された端子210のうち上方にマガジン124から突出している部分の外周に装着される第一ガイド122を備えている。第一ガイド122は円筒形であり、第一ガイド122は、その上方の端部に漏斗状に形成されたガイド部123を有している。ガイド部123がコイル端部208を端子210の挿入口212に案内することにより、コイル端部208を端子210に確実に挿入することが可能になる。
また、第一の実施形態の第一ガイド122は、縦半分に分割することが可能な部材(いわゆる半割可能な部材)である。そのため、コイル端部208が端子210に挿入された後においても、第一ガイド122を端子210から分割して取り外すことが可能になっている。
図1および図2に示す昇降装置130は、端子固定部120を昇降させる装置であり、図示しない制御装置により制御されている。本発明で用いる昇降装置120は、端子固定部120の下方に電動式、空気圧または油圧式のシリンダ(図示しない)を備えており、そのシリンダの駆動により、シリンダ上部に設けられた端子固定部120を昇降させる。昇降装置130は、コイル端部208が端子210の挿入口212に向けて第二ガイド110に案内されたことをセンサ等により感知したのち、端子固定部120を上昇させる。昇降装置130が端子固定部120を上昇させることにより、コイル端部208と端子210とが互いに接近し、コイル端部208が端子210に挿入される。昇降装置130は端子固定部120を所定の距離だけ上昇させた後、停止して、端子210に通電カシメが行われるまで待機する。
図1に示す通電カシメ装置138は、コイル端部208が端子210に挿入された後、端子毎に通電カシメを行う装置である。通電カシメ装置138は、多関節アームを有するロボットであり、アーム先端には通電カシメを行うための可動電極138aと固定電極138bとが設けられている。通電カシメ装置138は、可動電極138aと固定電極138bとの間に端子210を挟み込み、通電することにより通電カシメを行う。
次に、第一の実施形態に係る端子接続装置100を用いた端子接続方法について説明する。
最初に、自動巻線機(図示しない)を用いて、モータコア固定パレット104に載置されたモータコイル200のモータコア202にコイル204を巻き付ける(ステップS101:コイル巻き工程)。コイル端部208は、コイル204がモータコア202に巻き付けられる際に、モータコア固定パレット104のコイル端固定部材108に固定されている。
次に、端子配置装置134が、マガジン124を端子固定部120のマガジン固定部119に配置する(ステップS102:端子配置工程)。予めマガジン124には、四つの端子210と、それぞれの端子210の外周に取り外し可能に装着された第一ガイド122とが一緒に配置されている。端子210はその挿入口212が上向きになる状態でマガジン124に配置されている。端子配置装置134はマガジン124を把持して端子台118のマガジン固定部119上まで搬送し、マガジン固定部119に配置する。
次に、モータコア固定パレット104が、その両端部を支持するベルトコンベアやロボット等により、モータコイル200と共に自動巻線機から端子接続装置100まで搬送され、所定の位置に固定される(ステップS103:モータコイル固定工程)。
次に、コイル端付替装置132が、コイル端部208をコイル端固定部材108から第二ガイド110に付け替える(ステップS104:コイル端付替工程)。図4は、一本のコイル端部208aがコイル端付替装置132によりコイル端固定部材108から第二ガイド110に付け替えられて案内された状況を示す図である。前述のようにコイル端付替装置132は、コイル端固定部材108に固定されている一本のコイル端部208aを把持して水平方向(図4のD方向)に引き抜く。次いで、コイル端付替装置132は把持したコイル端部208aを下方に向ける。次いで、コイル端付替装置132はスリット110aを介してコイル端部208aを挿入し、コイル端部208aを第二ガイド110に保持して案内させる。
コイル端付替装置132がコイル端部208を付け替える動作は、モータコイル200の全てのコイル端部208が第二ガイド110に案内されるまで繰り返される。この工程により、全てのコイル端部208は端子210の挿入口212に対向して配置された状態になる。
次に、コイル端部208が端子210の挿入口212に挿入されるまで、昇降装置130が端子固定部120をコイル端部208に向かって図4のB方向に上昇させて、端子210をコイル端部208に接近させる(S105:移動工程)。図5は、コイル端部208が端子210の挿入口212に挿入された状況を示す図である。端子210はその外周に第一ガイド122を装着しているので、コイル端部208は第一ガイド122のガイド部123によって端子210の挿入口212に案内され確実に挿入される。端子固定部120には四本の端子210が固定されているので、端子固定部120を昇降装置130によって単に上昇させることにより、四本のコイル端部208それぞれを端子210に同時に挿入することができる。
次に、部材取り外し装置136が端子210の外周に装着された第一ガイド122を端子固定部120から取り外す(S106:取り外し工程)。図6は、全ての第一ガイド122が端子固定部120から取り外された状況を示す図である。具体的には、端子210にコイル端部208が挿入された後に、部材取り外し装置136は半割可能な第一ガイド122の片方を把持して横方向に取り外す。第一ガイド122の片方を取り外した後、第一ガイド122の残りの片方を取り外す。この動作をマガジン124に固定された全ての第一ガイド122について繰り返し行うことにより、全ての第一ガイド122を取り外す。
次に、通電カシメ装置138が、コイル端部208を挿入した端子210に通電カシメを行う(S107:カシメ工程)。図7は、通電カシメ装置138が端子210に通電カシメを行う状況を示す図である。具体的には、通電カシメ装置138が可動電極138aと固定電極138bとの間に端子210を挟み込む。次いで、通電カシメ装置138は可動電極138aを動かして端子210を圧着して通電することにより、コイル端部208の被膜を焼き飛ばす。通電カシメ装置138がこの動作を全ての端子210に行うことにより、端子210とコイル端部208とを接続する。
最終的に、昇降装置130がマガジン124を下降させることにより、コイル端部208に接続された端子210は、マガジン124から引抜かれる。昇降装置130がマガジン124を下降させた後、端子配置装置134がマガジン124を端子台118から取り外すことにより、モータコイル200に端子210を接続する工程が終了する(S108:マガジン取り外し工程)。
以上、添付図面を用いて第一の実施形態に基づく端子接続方法およびその方法を実施する端子接続装置100について説明した。第一の実施形態に基づく端子接続装置100によれば、端子210はコイル端部208を端子210の挿入口212に案内する第一ガイド122を端子210の外周に装着しているので、コイル端部208は端子210の挿入口212に容易に挿入される。例えばコイル端部が複数本の導線からなる場合であっても、複数本の導線が第一ガイドにより揃えられるので、コイル端部を端子の挿入口に挿入することができる。また、コイル端部の外径が端子の挿入口の内径と略等しい場合であっても、第一ガイドによりコイル端部が案内されるので、コイル端部を端子の挿入口に容易に挿入することができる。従って、人手によることなく、モータコイル200のコイル端部208に端子210を挿入して端子210に通電カシメを行うまでの作業を完全に自動化することができる。
また、自動巻線機によりモータコイル200のモータコア202にコイル204が巻き付けられる際、コイル端部208は様々な方向に固定される場合がある。例えば、図1に示すモータコイル200のコイル端部208はコイル端固定部材108により水平方向に向けて固定されていた。第一の実施形態の端子接続装置100はコイル端付替手段132を備えることにより、様々な方向に固定されたコイル端部208を同一方向に向けられた端子210の挿入口212に向けて案内させることが可能になる。すなわち、複数のコイル端部208を端子210の挿入口212に向けることにより、複数のコイル端部208を複数の端子210に同時に挿入することができる。一度に複数のコイル端部208と端子210とを接続することができるので、モータコイル200の製造が効率的になる。
また、第一の実施形態に基づく端子接続装置100は、端子配置装置134がマガジン124を用いて端子210と第一ガイド122とを端子固定部120に一度に配置する。そのため、端子210を端子固定部120に固定する時間を短縮することができる。さらに、端子配置装置134が、複数の端子210と第一ガイド122とを端子固定部120に直接的に配置する必要がないため、端子配置装置134の制御を容易にすることができる。
本発明の第二の実施形態に基づく端子接続装置101の構成を示す構成図である図8を用いて、本発明に係る第二の実施形態に基づく端子接続装置101について説明する。第二の実施形態の端子接続装置101と第一の実施形態の端子接続装置100とは、モータコア固定パレットおよび第二ガイドの構成の点で異なっている。また、第二の実施形態の端子接続装置101は、コイル端部を予め固定しているコイル端固定部材とコイル端部を付け替えるコイル端付替装置を備えていない。モータコア固定パレットおよび第二ガイド以外の構成要素は同様であり、同様の構成要素には同じ番号を付しこれらの説明を省略する。
第二の実施形態に係る端子接続装置101のモータコア固定パレット105は、第一の実施形態のモータコア固定パレット104と同様に、別工程にて自動巻線機(図示しない)によりモータコア202にコイル204が巻かれたモータコイル200を載置する部材である。モータコア固定パレット105もまた、その両端部を支持するベルトコンベアやロボット等(図示しない)によりモータコイル200と共に搬送され、端子接続装置101の所定の位置に固定される。
モータコア固定パレット105は、コイル端部208を端子固定部120に固定された端子210の挿入口212に向けて案内する第二ガイド111を備えている。第二ガイド111はモータコア固定パレット105に連結された支持部113によりモータコア固定パレット105の下方に支持されている。コイル端部208は、自動巻線機によりモータコイル200のモータコア202がコイル204を挿入または巻き付けられる際に、予め自動巻線機により第二ガイド111に保持されている。
第二ガイド111は、第一の実施形態の第二ガイド110と同様の形状である。すなわち、第二ガイド111は前方にスリット111aを有するC字形状の部材であり、水平方向に並べて支持部113に設けられている。
前述のように、モータコア固定パレット105は、自動巻線機によりモータコア202がコイル204を挿入または巻き付けられた後、端子接続装置101の所定の位置に固定される。モータコア固定パレット105が所定の位置に固定される際、既にコイル端部208は第二ガイド111により端子210の挿入口212に向けて保持され、案内された状態となっている。そのため、端子固定部120に端子210と第一ガイド122とが固定されている場合、昇降装置130は端子固定部120を上昇させることによって、全てのコイル端部208を端子210の挿入口212に挿入することができる。
第二の実施形態に基づく端子接続装置101を用いた端子接続方法について説明する。第一の実施形態の端子接続方法と同様の工程についてはその詳細を省略して説明する。
自動巻線機を用いて、モータコア固定パレット105に載置されたモータコイル200のモータコア202にコイル204を巻き付ける。コイル204がモータコア202に巻き付けられる際、コイル端部208は第二ガイド111により下方に向けて案内されている。(ステップS201:コイル巻き工程)。
次に、第一の実施形態の端子配置工程S102と同様に、端子配置装置134が、端子210と第一ガイド122とを予め配置しているマガジン124を端子固定部120のマガジン固定部119に配置する(ステップS202:端子配置工程)。
次に、モータコア固定パレット105は、モータコイル200と共に自動巻線機から端子接続装置101まで搬送され、所定の位置に固定される(ステップS203:モータコイル固定工程)。この工程において、モータコア固定パレット105は、モータコア固定パレット105の両端部を支持するベルトコンベアやロボット等により、コイル端部208を下方に向けた状態で搬送される。
次に、コイル端部208が端子210の挿入口212に挿入されるまで、昇降装置130は端子固定部120をコイル端部208に向かって図8のB方向に上昇させて、端子210をコイル端部208に近づかせる(S204:移動工程)。第一の実施形態と同様に、端子210はその外周に第一ガイド122を装着しているので、コイル端部208はコイル端子挿入ガイド部材122のガイド部123によって端子210の挿入口212に案内され確実に挿入される。
次に、前述した第一の実施形態の取り外し工程S106と同様に、部材取り外し装置136が端子210の外周に装着された第一ガイド122を、端子固定部120から取り外す(S205:取り外し工程)。
次に、前述した第一の実施形態のカシメ工程S107と同様に、通電カシメ装置138が、コイル端部208が挿入されている端子210に通電カシメを行う(S206:カシメ工程)。
最終的に、前述した第一の実施形態のマガジン取り外し工程S108と同様に、昇降装置130がマガジン124を下降させることにより、コイル端部208と接続する端子210はマガジン124から引抜かれる。昇降装置130がマガジン124を下降させた後、端子配置装置134がマガジン124を取り外すことにより、モータコイル200に端子210を接続する工程が終了する(S207:マガジン取り外し工程)。
以上、添付図面を用いて第二の実施形態に基づく端子接続方法およびその方法を実施する端子接続装置101について説明した。本実施形態に基づく端子接続装置101によれば、人手によることなく、端子210をモータコイル200のコイル端部208に接続する作業を自動化することができる。さらに、コイル204をモータコア202に巻き付ける際に、第二ガイド110を用いてコイル端部208を予め保持しておくことにより、第二の実施形態においては、コイル端部208を付け替える工程を省略できる。そのため、第二の実施形態に基づく端子接続装置101は、第一の実施形態の端子接続装置100が備えるコイル端付替装置132を設ける必要が無く、装置の簡略化を図ることができる。
本発明の第三の実施形態に基づく端子接続装置102の構成を示す構成図である図9を用いて、本発明に係る第三の実施形態に基づく端子接続装置102について説明する。第三の実施形態の端子接続装置102は、第一の実施形態の端子接続装置100と比較して、コイル端部208を切断するコイル端切断装置140(コイル端切断手段)を有している点で異なっている。コイル端切断装置140以外の構成要素は、第一の実施形態に基づく端子接続装置100と同様であり、同様の構成要素には同じ番号を付しそれらの説明を省略する。
端子接続装置102のコイル端切断装置140は、第二ガイド110に案内されたコイル端部208を切断することにより、複数のコイル端部208と端子210の挿入口212との間の距離を互いに等しくする装置である。図9に示すように、コイル端切断装置140は、第二ガイド110と端子固定部120との間に水平に配置されている。コイル端切断装置140は、コイル端部208を切断するカッタ142と、カッタ142を支持すると共にカッタ142を駆動させるカッタ駆動部144から構成されている。図10は、図9に示す端子接続装置102の一部を示す斜視図である。図10に示すように、カッタ142はコイル端部208を前後から挟み込むよう水平に配置されている。第二ガイド110にコイル端部208が案内された後、カッタ駆動部144が駆動することによりカッタ142がコイル端部208を切断する。
コイル端切断装置140は、カッタ142により四本のコイル端部208を同時に切断する。カッタ142によりコイル端部208を切断した後は、コイル端部208と端子210の挿入口212との間の距離は一定の長さHに切り揃えられる(図9参照)。端子接続装置102はコイル端切断装置140を備えることにより、コイル端部208と端子210との距離を正確に調整できるようになり、コイル端部208を端子210に挿入しやすくする。また、端子210にコイル端部208が挿入される長さが一定になるので、品質がばらつくことなく、端子接続装置102は端子210とコイル端部208とを接続することができる。
第三の実施形態に基づく端子接続装置102を用いた端子接続方法について説明する。第一の実施形態の端子接続方法と同様の工程についてはその詳細を省略して説明する。
最初に、自動巻線機(図示しない)を用いて、モータコア固定パレット104に固定されたモータコア202にコイル204を巻き付ける(ステップS301:コイル巻き工程)。
次に、第一の実施の形態の端子配置工程S102と同様に、端子配置装置134が、端子210と第一ガイド122とを予め配置しているマガジン124を端子固定部120のマガジン固定部119に配置する(ステップS302:端子配置工程)。
次に、第一の実施の形態のモータコイル固定工程S103と同様に、モータコア固定パレット104が、その両端部を支持するベルトコンベアやロボット等により、モータコイル200と共に自動巻線機から端子接続装置102まで搬送され、所定の位置に固定される(ステップS303:モータコイル固定工程)。
次に、第一の実施の形態のコイル端付替工程S104と同様に、コイル端付替装置132が、コイル端部208をコイル端固定部材108から第二ガイド110に付け替える(ステップS304:コイル端付替工程)。図10に示すように、コイル端部208は端子210の挿入口212に対向して配置された状態になると共に、コイル端部208はコイル端切断装置140のカッタ142に前後から挟み込まれた状態になる。
次に、コイル端切断装置140が、コイル端部208を切断する(ステップS305:コイル端切断工程)。具体的には、コイル端付替装置132が全てのコイル端部208の付け替え作業を終了した後、コイル端切断装置140のカッタ駆動部144がカッタ142を駆動させてコイル端部208を切断する。水平方向に配置されたカッタ142により四本のコイル端部208は切り揃えられるので、端子210とコイル端部208との距離が一定になる。
次に、第一の実施の形態の移動工程S105と同様に、コイル端部208が端子210の挿入口212に挿入されるまで、昇降装置130が、端子固定部120をコイル端部208に向かって図9のB方向に上昇させて、端子210とコイル端部208とを近づかせる(S306:移動工程)。コイル端切断工程S305において、コイル端部208は切り揃えられているので、複数のコイル端部208を端子210に同時に挿入することがより容易になる。
次に、前述した第一の実施形態の取り外し工程S106と同様に、部材取り外し装置136が端子210の外周に装着された第一ガイド122を取り外す(S307:取り外し工程)。
次に、前述した第一の実施形態のカシメ工程S107と同様に、通電カシメ装置138が、コイル端部208が挿入された端子210に通電カシメを行う(S308:カシメ工程)。
最終的に、前述した第一の実施形態のマガジン取り外し工程S108と同様に、昇降装置130がマガジン124を下降させることにより、コイル端部208に接続された端子210は、マガジン124から引抜かれる。昇降装置130がマガジン124を下降させた後、端子配置装置134がマガジン124を端子台118から取り外すことにより、モータコイル200に端子210を接続する工程が終了する(S309:マガジン取り外し工程)。
以上、添付図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明した。端子接続装置102はコイル端切断装置140を備えることにより、第二ガイド110に案内されたコイル端部208を切り揃える。そのため、端子接続装置102は複数のコイル端部208を端子210に挿入することが容易になるので、効率的になる。また、コイル端部208が端子210に挿入される長さが一定になるので、品質がばらつくことなく、端子接続装置102はコイル端部208と端子210とを接続することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、第二の実施形態に基づく端子接続装置101に、第三の実施形態の端子接続装置102に備えられているコイル端切断装置140を加えても構わない。また、本発明では、四本のコイル端部を接続する装置について説明したが、コイル端部は一本から三本であってもよく、五本以上でも構わない。また、移動手段である昇降装置により端子固定部を上昇させて、コイル端部と端子とを互いに接近させている。しかしながら、移動手段は昇降装置に限られず、例えば、モータコア固定パレットを把持するロボットが、モータコア固定パレットを下降させることにより、コイル端部と端子とを互いに接近させてもよい。また、第一ガイドを、部材取り外し装置により取り外していたが、コイル端部が端子に挿入された後、第一ガイドはマガジンの内部に収納される構成としても構わない。また、本実施形態の説明ではモータコイルのコイル端部に端子を接続する装置および方法について説明したが、端子が接続される導線を備えた装置であれば、本発明の端子接続装置を応用することが可能である。
本発明の第一の実施形態に基づく端子接続装置の全体構成を示す正面図である。 図1に示す端子接続装置の一部を示す斜視図である。 端子固定部の構成を示す図2のA−Aに沿った断面図である。 本発明の第一の実施形態に基づく端子接続装置において、コイル端部を端子に接続する方法を説明する図であり、一本のコイル端部がコイル端付替装置によりコイル端固定部材から第二ガイドに付け替えられ案内された状況を示す図である。 コイル端部が端子の挿入口に挿入された状況を示す図である。 第一ガイドが端子固定部から取り外された状況を示す図である。 通電カシメ装置が端子に通電カシメを行う状況を示す図である。 本発明の第二の実施形態に基づく端子接続装置の構成を示す構成図である。 本発明の第三の実施形態に基づく端子接続装置の構成を示す構成図である。 図9に示す端子接続装置の一部を示す斜視図である。 (a)従来からのモータコイルの構成を示す図であり、(b)端子の挿入口に複数本のコイル端部を挿入する際の状況を示す図であり、(c)端子の挿入口に、挿入口と略同じ外径のコイル端部を挿入する際の状況を示す図である。
符号の説明
100、101、102 コイル端接続装置
104、105 モータコア固定パレット
108 コイル端固定部材
110、111 第二ガイド
110a、111a スリット
112、113 支持部
118 端子台
119 マガジン固定部
120 端子固定部
122 第一ガイド
123 ガイド部
124 マガジン
130 昇降装置(移動手段)
132 コイル端付替装置
134 端子配置装置
136 部材取り外し装置
138 通電カシメ装置
140 コイル端切断装置
142 カッタ
144 カッタ駆動部
200 モータコイル
202 モータコア
204 コイル
206 コイル線
208 コイル端部
210 端子
212 挿入口

Claims (8)

  1. 電動機の複数のコイル端部に複数の端子を個別に接続するための端子接続装置において、
    前記コイル端部を挿入する挿入口を備えた複数の前記端子を固定して支持する端子固定部と、
    前記端子固定部に取り外し可能に設けられ、複数の前記コイル端部を複数の前記端子のそれぞれの挿入口に案内する第一ガイドと、
    複数の前記コイル端部をそれぞれに対応した複数の前記端子の挿入口に向けて案内する第二ガイドと、
    第二ガイドにより案内された複数の前記コイル端部がそれぞれに対応した複数の前記端子の挿入口に個別に挿入されるまで、前記端子固定部と複数の前記コイル端部とを互いに接近させる移動手段と、
    前記第一ガイドを前記端子固定部から取り外した後に、前記コイル端部が挿入口に挿入されている複数の前記端子に通電カシメを行うカシメ手段と、
    を備えたことを特徴とする端子接続装置。
  2. 複数の前記コイル端部はコイル端固定部材に予め固定されており、
    さらに、複数の前記コイル端部を前記コイル端固定部材から前記第二ガイドに付け替えて複数の前記コイル端部をそれぞれに対応した前記端子の挿入口に向けるコイル端付替手段、を備えた請求項1に記載の端子接続装置。
  3. さらに、前記第二ガイドと前記端子固定部との間に配置され、前記第二ガイドが案内する前記コイル端部を切断するコイル端切断手段を備えた、請求項1に記載の端子接続装置。
  4. さらに、複数の前記端子とそれぞれの挿入口に前記コイル端部を案内する前記第一ガイドとが一緒に配置されるマガジンと、
    前記マガジンを前記端子固定部に固定するマガジン固定部と、を備えた請求項1に記載の端子接続装置。
  5. 電動機の複数のコイル端部に複数の端子を個別に接続するための端子接続方法において、
    前記コイル端部を挿入する挿入口を備えた複数の前記端子を端子固定部に固定して支持し、
    複数の前記コイル端部を複数の前記端子のそれぞれの挿入口に案内する第一ガイドを、前記端子固定部に取り外し可能に設け、
    複数の前記コイル端部をそれぞれに対応する複数の前記端子の挿入口に向けて第二ガイドに案内させ、
    前記第二ガイドに案内された複数の前記コイル端部がそれぞれに対応した前記端子の挿入口に挿入されるまで、前記端子固定部と複数の前記コイル端部とを互いに接近させ、
    前記第一ガイドを前記端子固定部から取り外した後に、前記コイル端部が挿入口に挿入されている複数の前記端子に通電カシメを行う、端子接続方法。
  6. 複数の前記コイル端部を前記第二ガイドに案内させる前に、コイル端固定部材に予め固定された複数の前記コイル端部を、前記コイル端固定部材から前記第二ガイドに付け替えて、複数の前記コイル端部をそれぞれに対応した前記端子の挿入口に向けることをさらに含む、請求項5に記載の端子接続方法。
  7. 前記端子固定部と前記コイル端部とを互いに接近させる前に、前記第二ガイドと前記端子固定部との間に配置されたコイル端切断手段により、前記第二ガイドが案内する複数の前記コイル端部を切断することをさらに含む、請求項5に記載の端子接続方法。
  8. 複数の前記端子を前記端子固定部に固定して支持し、前記第一ガイドを前記端子固定部に取り外し可能に設ける場合には、複数の前記端子とそれぞれの挿入口に前記コイル端部を案内する前記第一ガイドとが一緒に配置されるマガジンを前記端子固定部のマガジン固定部に固定することをさらに含む、請求項5に記載の端子接続方法。
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