JP6453127B2 - 自転車のドライブユニット - Google Patents

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Description

本発明は自転車のドライブユニットに関する。
特許文献1に記載の自転車のドライブユニットは、クランク軸に入力された回転を減速して出力部に出力することのできる変速機構、および、クランク軸と出力部とを連結する状態とクランク軸と出力部との連結を解除する状態とを切り替える切替機構を備えている。切替機構の状態がクランク軸と出力部とを解除する状態のとき、クランク軸に入力された回転は変速機構により減速されて出力部に出力される。切替機構の状態がクランク軸と出力部とを連結する状態のとき、クランク軸に入力された回転は変速機構により減速されずに出力部に出力される。すなわち、ドライブユニットは、切替機構により、2つの変速比を得ることができる。
特許第5523636号
上記ドライブユニットの変速機構は、切替機構にかかるトルクが大きくなるほど、切替機構がクランク軸と出力部との連結を解除しにくい。このため、変速性能が低下する。
本発明の目的は、変速性能を向上させることができる自転車のドライブユニットを提供することにある。
〔1〕本発明に従う自転車のドライブユニットは、入力回転軸と、出力部と、少なくとも2つの変速ステージを有し、前記入力回転軸から入力された回転を変速して、前記出力部に出力可能な変速機構と、前記入力回転軸から前記出力部までの動力伝達経路に連結され、人力駆動力に応じて駆動されるアシストモータと、前記アシストモータの回転力を用いて、前記変速機構の変速状態を切り替え可能な切替機構とを備える。
〔2〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記切替機構の少なくとも一部は、前記アシストモータと前記出力部との間の伝達経路に連結される。
〔3〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記変速機構は、遊星歯車機構を備える。
〔4〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記遊星歯車機構は、支持部材に回転可能に支持されて前記入力回転軸の回転が入力される入力体と、前記支持部材に回転可能に支持されて回転を外部に出力する出力体と、伝達体とを備え、前記切替機構は、前記入力体と前記出力体との間に設けられるワンウェイクラッチをさらに備え、前記伝達体の回転を制御する。
〔5〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記ワンウェイクラッチは、前記入力体の一方向の回転速度が前記出力体の一方向の回転速度以上のときに前記入力体と前記出力体とを一体的に回転させ、前記入力体の一方向の回転速度が前記出力体の一方向の回転速度未満のときに前記入力体と前記出力体との相対回転を許容する。
〔6〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記支持部材は、前記伝達体と一体で回転可能であり、前記切替機構は、前記伝達体または前記伝達体に対向する対向部に設けられ、前記伝達体の少なくとも一方向への回転を規制する突出位置と、前記伝達体の回転を規制しない退避位置とに移動可能な連結部と、前記アシストモータの回転力を用いて、前記連結部を前記突出位置から前記退避位置に移動させる制御部とを含む。
〔7〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記制御部は、前記連結部を押さえつけて、前記突出位置から前記退避位置に移動させる。
〔8〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記連結部は、前記支持部材の回転軸まわりに複数設けられる。
〔9〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記制御部は、前記出力体と一体で回転可能であり、前記連結部と対向する部分に周方向の一方に向かうにつれて、径方向に浅くなる溝を備える環状部材を含む。
〔10〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記アシストモータは、前記出力体、または、前記出力体よりも動力伝達経路の上流側に連結される。
〔11〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記伝達体は、前記支持部材と一体的に回転するサンギアを備え、前記出力体は、前記サンギアのまわりに前記サンギアと同軸に配置されるリングギアを備え、前記入力体は、前記サンギアと前記リングギアとの間に配置される複数のプラネタリギアを一体的に回転させるキャリアを備える。
〔12〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記連結部は、前記支持部材に設けられる。
〔13〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記変速機構は、制御対象回転体を含む複数の回転体を備え、前記切替機構は、前記制御対象回転体、または前記制御対象回転体に対向する対向部に設けられ、前記制御対象回転体の少なくとも一方向への回転を規制する突出位置と、前記制御対象回転体の回転を規制しない退避位置とに移動可能な連結部と、前記アシストモータの回転力を用いて、前記連結部を前記突出位置から前記退避位置に移動させる制御部とを含む。
〔14〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記制御部は、前記連結部を押さえつけて、前記突出位置から前記退避位置に移動させる。
〔15〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記連結部は、前記制御対象回転体の回転軸まわりに複数設けられる。
〔16〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記制御部は、前記変速機構に含まれる前記複数の回転体のうちの前記制御対象回転体を除く他の1つの回転体と一体で回転可能であり、前記連結部と対向する部分に周方向の一方に向かうにつれて、径方向に浅くなる溝を備える環状部材を含む。
〔17〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記アシストモータは、前記他の1つの回転体、または、前記他の1つの回転体よりも前記動力伝達経路の上流側に連結される。
〔18〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記環状部材は、前記連結部を径方向内側に押さえつける。
〔19〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記連結部は、爪部材を有する。
〔20〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記制御部は、前記環状部材を回転軸方向に移動させるためのカムと、前記カムを駆動する電動モータとをさらに備える。
〔21〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記入力回転軸は、人力駆動力が入力されるクランク軸である。
〔22〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記アシストモータは、前記クランク軸の径方向の外側に配置される。
〔23〕前記自転車のドライブユニットによれば、前記変速機構は、前記入力回転軸と一体に回転可能な第1回転体と、前記入力回転軸に対して位置が変わらない軸芯まわりに回転可能であり、前記第1回転体の回転が伝達される第2回転体と、前記第2回転体と一体に回転可能な第3回転体と、前記第3回転体の回転力が伝達され、前記出力部と一体に回転可能な第4回転体とを備え、前記切替機構は、前記第2回転体および前記第3回転体の一方に対向する対向部に設けられ、前記第2回転体および前記第3回転体の一方の少なくとも一方向への回転を規制する突出位置と、前記第2回転体および前記第3回転体の一方の回転を規制しない退避位置とに移動可能な連結部と、前記アシストモータの回転力を用いて、前記連結部を前記突出位置から前記退避位置に移動させる制御部とを含む。
上記自転車のドライブユニットは、変速性能を向上させることができる。
第1実施形態の自転車のドライブユニットの断面図。 図1の切替機構の斜視図。 図1のリングギアと環状部材とを示す斜視図。 図2の環状部材の斜視図。 図3のリングギアおよび環状部材の一部を示す平面図。 図1の切替機構の連結部が突出位置にあるときの部分拡大図。 図6の7−7線の断面図。 図1の切替機構の連結部が退避位置にあるときの部分拡大図。 図8の9−9線の断面図。 図1の切替機構の連結部の動作を示す断面図。 図1の切替機構の連結部の動作を示す断面図。 図1のトルクセンサの斜視図。 図1のトルクセンサにシールド板を取り付けた状態の斜視図。 第2実施形態の自転車のドライブユニットの模式的な断面図。 図14の切替機構の連結部が退避位置にあるときの模式的な断面図。
(第1実施形態)
図1〜11を参照して、第1実施形態の自転車のドライブユニットについて説明する。
図1に示されるように、ドライブユニット10は、クランク軸である入力回転軸12、回転が出力される出力部14、ハウジング16、入力回転軸12から入力された回転を出力部14に出力可能な変速機構18、切替機構20、アシスト機構22、制御部24、および、トルクセンサ78を備えている。
ハウジング16は、自転車のフレーム(図示略)に取り付けられる。ハウジング16は、入力回転軸12の一部、出力部14の一部、変速機構18、切替機構20、アシスト機構22の一部、および、制御部24を収容する。
入力回転軸12は、ハウジング16に回転可能に支持される。入力回転軸12の両端は、ハウジング16の外部に露出している。入力回転軸12の両端には、クランクアーム(図示略)を取り付け可能であり、クランクアームを介して人力駆動力が入力される。入力回転軸12は、中空軸であってもよい。入力回転軸12の軸方向の一端部の外周部は、ベアリング17Aを介してハウジング16に支持される。入力回転軸12の軸方向の他端部の外周部は、ベアリング17Bを介して出力部14に支持される。
出力部14は、筒状に形成されて、入力回転軸12まわりに入力回転軸12と同軸に配置される。出力部14の一端は、ハウジング16の外部に露出している。出力部14の軸方向の中間部の外周部は、ベアリング17Cを介してハウジング16に支持されている。出力部14は、入力回転軸12の軸方向の一端の外周部にスプロケットSを取り付け可能な取付部14Aを有する。取付部14Aは、スプラインである。スプロケットSの内周のスプラインが取付部14Aに嵌め込まれる。スプロケットSを挟んでボルトBが出力部14の内周部にねじ込まれることにより、スプロケットSが出力部14に取り付けられる。出力部14は、軸方向に分割され構成されてもよい。
変速機構18は、変速軸26、伝達機構28、および、遊星歯車機構30を備える。変速軸26は、支持部材であり、制御対象回転体である。変速機構18は、2つの変速ステージを有し、入力回転軸12から入力された回転を変速して、出力部14に出力可能である。
変速軸26は、入力回転軸12の径方向の外側に配置される。変速軸26は、入力回転軸12と平行に設けられる。変速軸26は、ハウジング16に回転可能に支持される。変速軸26の軸方向の一端部および他端部は、それぞれベアリング17D,17Eを介してハウジング16に支持されている。変速軸26は、入力回転軸12に対して位置が変わらない軸芯Cまわりに回転可能である。変速軸26の軸方向の一端部は、ボールベアリング17Dによって支持され、他端部はニードルベアリング17Eによって支持されている。
伝達機構28は、入力回転軸12まわりに入力回転軸12と同軸に設けられる第1伝達ギア32、および、変速軸26まわりに変速軸26と同軸に設けられる第2伝達ギア34を備えている。
第1伝達ギア32は、外歯車である。第1伝達ギア32の内周は、入力回転軸12にスプライン嵌合または圧入等により相対回転不能に支持される。
第2伝達ギア34は、外歯車である。第2伝達ギア34は、変速軸26にベアリング等を介して回転可能に支持される。第1伝達ギア32の外歯車と第2伝達ギア34の外歯車とは互いに噛み合わせられている。このため、入力回転軸12の回転は、第1伝達ギア32を介して第2伝達ギア34に伝達される。
遊星歯車機構30は、伝達体であるサンギア36、複数のプラネタリギア38、入力体であるキャリア40、および、出力体であるリングギア42を備えている。リングギア42は、他の1つの回転体である。
サンギア36は、変速軸26まわりに変速軸26と同軸に設けられる。サンギア36は、変速軸26と一体化されている。このため、変速軸26は、サンギア36と一体で回転可能である。
複数のプラネタリギア38は、サンギア36のまわりに配置されている。複数のプラネタリギア38は、サンギア36とリングギア42との間に配置されている。複数のプラネタリギア38の外歯車は、サンギア36の外歯車およびリングギア42の内歯車と噛み合わせられている。
キャリア40は、複数のプラネタリギア38を回転可能に支持し、複数のプラネタリギア38をサンギア36まわりにおいて一体的に回転させる。キャリア40の変速軸26の軸方向の一端は、スプライン嵌合または圧入等により第1伝達ギア32と結合されて、第1伝達ギア32と一体的に回転可能である。すなわち、キャリア40は、第1伝達ギア32を介して変速軸26に回転可能に支持される。キャリア40には、第1伝達ギア32を介して入力回転軸12の回転が入力される。
リングギア42は、サンギア36のまわりにサンギア36と同軸に設けられる。リングギア42は、変速軸26の軸方向においてプラネタリギア38と結合される側の第1端部42A、および、第1端部42Aとは反対側の第2端部42Bを備えている。リングギア42は、第1端部42Aが複数のプラネタリギア38を覆っている。リングギア42は、第2端部42Bの内周がベアリング等を介して変速軸26に回転可能に支持される。
リングギア42は、第1端部42Aの外周に第1ギア42Cが形成されている。リングギア42は、第2端部42Bの外周に第2ギア42Dが形成されている。第2ギア42Dは、出力部14の外周に形成されるギア14Bに噛み合わせられている。すなわち、リングギア42は、回転を外部に出力する。第2ギア42Dの歯数は、第1ギア42Cの歯数よりも少ない。リングギア42の第1ギア42Cと第2ギア42Dとの間には、円環部分42Fが形成される。円環部分42Fは、ベアリング17Fを介してハウジング16に回転可能に支持されている。
切替機構20は、変速機構18の変速状態を切り替え可能である。切替機構20は、保持部材44、第1付勢部材46(図2参照)、ワンウェイクラッチ48、連結部50、および、制御部52を備える。
保持部材44は、円筒形状を有する。保持部材44は、変速軸26まわりに変速軸26と同軸に設けられる。保持部材44は、変速軸26に固定して設けられ、変速軸26と一体で回転する。保持部材44は、内周部にスプライン溝44Cを備える。スプライン溝44Cは、変速軸26の外周に設けられるスプライン溝26Cに取付けられて、変速軸26の軸芯Cまわりの回転を阻止する。保持部材44は、変速軸26に設けられ、図6に示す直径が異なる段差部26Bと、固定部材45によって軸方向の移動が規制される。固定部材45は、例えばEリングによって構成される。保持部材44は、変速軸26の軸方向においてリングギア42の第2端部42Bと隣り合う位置に配置されている。
図2に示す連結部50は、変速軸26(図1参照)の回転軸まわりに複数設けられる。各連結部50は、爪部材54を有する。各爪部材54は、少なくともその一部が保持部材44の外周部に形成される溝44Aに収容可能に保持部材44に取り付けられる。各爪部材54は、変速軸26の軸方向においてリングギア42とは反対側の端部が、図6に示すハウジング16の対向部16Aと対向する。対向部16Aは、変速軸26の軸まわりで環状に形成される内周部16Bを有する。内周部16Bには、溝16Cが形成されている。溝16Cは、内周部16Bの周方向に所定の間隔をあけて複数形成されている。溝16Cは、いわゆるラチェット溝と同様の形状を有する。各爪部材54は、溝44Aから少なくとも一部が突出し、溝16Cに結合する結合位置と、対向部16Aの溝16Cから離れて保持部材44の溝44Aに収容される退避位置とに移動可能である。なお、本実施形態では結合位置は、突出位置に相当する。対向部16Aは、ハウジング16に一体的に形成されていてもよく、ハウジング16の本体とは別体で形成されていてもよい。対向部16Aは金属で構成されるのが望ましい。対向部16Aを、ハウジング16の本体とは別体で形成する場合、ハウジング16の本体の内周部に対向部16Aを装着する装着部を形成し、対向部16Aの軸芯C(図1参照)まわりの回転を阻止する。ハウジング16の本体は、樹脂によって形成されてもよく、金属によって形成されてもよい。
第1付勢部材46は、環形のばねである。第1付勢部材46は、複数の爪部材54の外面に形成される溝54Aおよび保持部材44の外周に形成される周溝44B(図2参照)に嵌め込まれる。第1付勢部材46は、爪部材54に結合位置に向かう力を付与する。
制御部52は、環状部材56、第2付勢部材58、環状部材56を変速軸26の軸方向に移動させるためのカム60、連結体62、および、カム60を駆動するアクチュエータ64を備える。アクチュエータ64は、例えば電動モータである。
図3に示されるように、環状部材56は、リングギア42まわりにリングギア42と同軸に設けられる。環状部材56は、リングギア42の第2端部42Bであって、第2ギア42Dよりも変速軸26(図1参照)の軸方向において連結部50(図1参照)に近い側の部分を覆っている。
図4に示されるように、環状部材56は、内周部に複数の凹部56Aが形成され、側面部(軸方向の端面部)に複数の溝56Bが形成され、かつ、外周部に環状の凸部56Eが形成されている。凸部56Eは、環状部材56の外周部のうちのリングギア42の第2ギア42D(図3参照)側の部分に形成されている。
凹部56Aは、環状部材56の内周部のうちのリングギア42側の部分に軸方向に延びるように形成されている。凹部56Aは、リングギア42の外周に形成される軸方向に延びる凸部42E(図3参照)に嵌め込まれている。凹部56Aは、凸部42Eよりもわずかに大きく形成されている。環状部材56は、凹部56Aが凸部42Eに嵌め込まれているので、リングギア42が回転すると、リングギア42と一体で回転する。また環状部材56は、凹部56Aが凸部42E(図1参照)に沿って移動することができる。このため、環状部材56は、リングギア42に対して軸方向に移動可能である。
溝56Bは、環状部材56の内周のうちの図6に示す連結部50側の側面部に形成されている。溝56Bは、爪部材54と対向する。図5に示されるように、各溝56Bは、周方向の一方に向かうにつれて、軸方向に浅くなる第1案内面56Cを有する。また各溝56Bは、周方向の他方の端部で、径方向に小さくなる第2案内面56Dを有する。複数の溝56Bは、周方向において連続して形成されている。環状部材56の連結部50側の内周面56Fは、複数の溝56Bに連なっており、円環状に形成されている。
図6に示されるように、変速軸26の軸方向において環状部材56のリングギア42側の端部と、リングギア42との間には、第2付勢部材58が取り付けられている。第2付勢部材58は、環状部材56に、連結部50側に向かう力を付与する。
カム60は、環状部材56のまわりに環状部材56と同軸に配置されている。カム60は、環状部材56の軸まわりに回転可能にハウジング16に支持されている。具体的には、カム60は、ハウジング16のフロントスプロケットS(図1参照)側の端部から変速軸26の軸方向に延びる円筒部分16Dに嵌め込まれている。カム60は、カム面60Aおよびギア60Eを備えている。カム60は、環状に形成されている。
図6および図7に示されるように、カム面60Aは、カム60のうちの変速軸26の軸方向においてリングギア42側の側面部に形成される。カム面60Aは、周方向の一方に向かうにつれて連結部50側(図7の右側)に向かうように傾斜している傾斜部60Bと、傾斜部60Bの周方向の両端部にそれぞれ連なり、変速軸26に垂直な第1平面部60Cおよび第2平面部60Dとを含む。第1平面部60Cは、第2平面部60Dよりもカム60のうちの変速軸26の軸方向においてリングギア42側に近い位置に配置される。
図6に示されるように、連結体62は、環状部分62Aと、環状部分62Aから径方向に延びる操作片62Bとを含む。環状部分62Aは、前記環状部材56の凸部56Eに、リングギア42とは反対側から接触する。操作片62Bは、前記環状部分の周方向に複数設けられる。ここでは図1に示されるように、2つの操作片62Bが、軸芯Cに対して対称となる位置に設けられている。図6に示されるように、連結体62の操作片62Bは、変速軸26の軸方向においてカム面60Aに接触している。連結体62の操作片62Bは、カム60の周方向においてハウジング16の変速軸26の軸方向に延びる溝16Cに嵌め込まれている。連結体62は、溝16Cに沿って変速軸26の軸方向に移動可能である。
アクチュエータ64は、カム60の径方向の外側に配置されている。アクチュエータ64は、カム60のギア60Eに結合されている。アクチュエータ64は、カム60を、所定角度だけ回転させる。カム60の内周部には、ハウジング16の円筒部分16Dに形成される穴(図示略)に挿入される凸(図示略)部が形成されており、穴(図示略)の周方向の端面によってカム60の回転角度が規制される。
図6〜11を参照して、切替機構20の動作について説明する。
図6および図7に示されるように、カム60の回転位相が、カム面60Aのうちの第1平面部60Cと連結体62の操作片62Bとが接触する位相にあるとき、連結体62を介して環状部材56がリングギア42側の位置に維持される。このとき、環状部材56の溝56Bは、爪部材54から離れている。このため、爪部材54は、ハウジング16の対向部16Aに形成される溝16Cに向かって突出する突出位置に維持される。このため、爪部材54は、ハウジング16に対する相対回転が不能となる。爪部材54は、保持部材44を介して変速軸26に相対回転不能に支持されている。このため、爪部材54は、変速軸26およびサンギア36(図1参照)の一方向への回転を規制する。
図8および図9に示されるように、カム60の回転位相が、カム面60Aのうちの第1平面部60Cと連結体62の操作片62Bとが接触する位相からカム面60Aのうちの第2平面部60Dと連結体62の操作片62Bとが接触する位相に向かって移動したとき、環状部材56の一方向(図10の矢印RAの方向)の回転にともなって、突出位置にある爪部材54は、第1案内面56Cに沿って、第2案内面56Dに案内される。具体的には、第1案内面56Cの浅い部分から深い部分に移動する。このとき、図9に示されるように、連結体62を介して環状部材56が連結部50側の位置に維持される。
そして、爪部材54の背面が第2案内面56Dに接触し、環状部材56がさらに回転することにより、爪部材54は第2案内面56Dに沿って溝44Aに向かって押さえつけられる。すなわち、制御部52の環状部材56は、連結部50の爪部材54を押さえつけて、突出位置から退避位置に移動させる。爪部材54は、連結部50の環状部材56の内周面56Fによって押されつけられた状態となるので、爪部材54は、図11に示すように、保持部材44の溝44Aに収容される退避位置に維持される。このため、爪部材54は、ハウジング16に対する相対回転が可能となる。爪部材54は、保持部材44を介して変速軸26に相対回転不能に支持されている。このため、爪部材54は、変速軸26および変速軸26と相対回転不能であるサンギア36の一方向への回転を規制しない。
図1に示すワンウェイクラッチ48は、ローラクラッチである。ワンウェイクラッチ48は、キャリア40とリングギア42との間に設けられる。ワンウェイクラッチ48は、キャリア40の一方向の回転速度がリングギア42の回転速度以上のときに、キャリア40とリングギア42とを一体的に回転させる。ワンウェイクラッチ48は、キャリア40の一方向の回転速度がリングギア42の一方向の回転速度未満のときにキャリア40とリングギア42との相対回転を許容する。なお、キャリア40およびリングギア42の一方向の回転は、自転車(図示略)が前進するときの入力回転軸12の回転方向と対応する。
ドライブユニット10の変速状態について説明する。
爪部材54が突出位置にあるとき、サンギア36は、ハウジング16に対する相対回転が規制されている。このため、キャリア40に回転が入力されたとき、プラネタリギア38は、サンギア36のまわりを公転しながらサンギア36から生じる反力によって公転方向と同じ方向に自転する。プラネタリギア38の自転により、リングギア42がプラネタリギア38の回転方向に押され、リングギア42がキャリア40と同方向に回転する。このとき、キャリア40に入力された回転は、増速されてリングギア42から出力される。
爪部材54が退避位置にあるとき、サンギア36は、ハウジング16に対する相対回転が規制されていない。このため、キャリア40に回転が入力されたとき、プラネタリギア38は、サンギア36を回転させてしまうので、リングギア42に回転を伝達することができない。このため、キャリア40の一方向の回転速度がリングギア42の回転速度以上になる。このため、ワンウェイクラッチ48により、キャリア40とリングギア42との相対回転が規制され、キャリア40とリングギア42とが一体に回転する。また、このとき、サンギア36は、プラネタリギア38によりキャリア40およびリングギア42と同じ方向に押されるため、サンギア36もキャリア40およびリングギア42と一体に回転する。すなわち、ワンウェイクラッチ48は、サンギア36の回転を制御する。
アシスト機構22は、アシストモータ66および減速機構68を備えている。
アシストモータ66は、入力回転軸12の径方向の外側に配置される。アシストモータ66は、入力回転軸12から出力部14までの動力伝達経路に連結される。アシストモータ66の出力軸66Aは、入力回転軸12と平行に配置されている。
減速機構68は、第1減速ギア70、第2減速ギア72、ワンウェイクラッチ74、および、第3減速ギア76を備えている。
第1減速ギア70は、円筒形状を有する。第1減速ギア70は、アシストモータ66の出力軸66Aと接続されているこのため、第1減速ギア70にアシストモータ66の回転が入力される。
第2減速ギア72は、第1減速ギア70と同軸に配置されている。第2減速ギア72は、ワンウェイクラッチ74を介して第1減速ギア70と接続されている。第2減速ギア72は、外周部にワンウェイクラッチ74および第1減速ギア70を支持する支持部分72Aを有し、軸方向の両端が、ベアリング等を介してハウジング16に回転可能に支持されている。
ワンウェイクラッチ74は、第1減速ギア70から第2減速ギア72への一方向への回転を伝達し、第2減速ギア72から第1減速ギア70への一方向の回転を伝達しない。
第2減速ギア72は、第3減速ギア76と接続されている。第2減速ギア72の一方向の回転は、第3減速ギア76に伝達される。第3減速ギア76の軸方向の両端は、ハウジング16にベアリング等を介して回転可能に支持されている。
第3減速ギア76は、リングギア42の第1ギア42Cと接続されている。このため、アシストモータ66のトルクは、減速機構68により減速されてリングギア42に入力される。
制御部24は、入力回転軸12に加えられる人力駆動力に応じてアシストモータ66を駆動する。制御部24は、ハウジング16の内部に設けられる。制御部24は、回路基板を有し、回路基板の主面は、入力回転軸12に垂直になるように配置されている。人力駆動力は、例えば、入力回転軸12、または、変速機構18に取り付けられるトルクセンサ78によって検出される。
図1に示されるように、トルクセンサ78は、変速軸26の一端部を支持するベアリング17Dの近傍に設けられる。トルクセンサ78は、変速軸26の入力側の端部に設けられる。図12に示されるように、トルクセンサ78は、ロードセル78Aと、支持部材78Bと、歪センサ78Cと、押圧部材78Fとを含んで構成される。
ロードセル78Aは直方体形状に形成されている。ロードセル78Aは、その長手方向が外輪17Gの接線方向と平行になるように配置されている。ロードセル78Aの1つの側面は、ベアリング17Dの外輪17Gの外周に接触する。ロードセル78Aの長手方向の一端部および他端部には、ロードセル78Aがベアリング17Dに接触する側とは反対側からロードセル78Aを支持する支持部材78Bがそれぞれ設けられている。
各支持部材78Bは、円柱形状を有し、その軸心がロードセル78Aの長手方向に垂直になるように配置され、その外周がロードセル78Aに接触するように配置される。ロードセル78Aおよび支持部材78Bは、ハウジング16の凹部16Eに設けられる。支持部材78Bは凹部16Eに固定して設けられ、ロードセル78Aは凹部16E内でわずかに移動可能に設けられている。ロードセル78Aにおけるベアリング17Dの外輪17Gの外周との接触位置は、ロードセル78Aの長手方向において2つの支持部材78Bの間の中央と略等しい。ロードセル78Aは、凹部16Eに、ロードセル78Aが支持部材78Bの間でわずかに撓むことができるように支持されている。ロードセル78Aと、ベアリング17Dの外輪17Gとが接触する位置が、第2伝達ギア34の反力の方向、またはこの反力の方向からわずかにずれるようにロードセル78Aがハウジング16に設けられている。
ベアリング17Dは、凹部16Eに挿入して設けられている。凹部16Eはベアリング17Dよりもわずかに大きく形成されており、凹部16E内でベアリング17Dは軸芯C(図1参照)に垂直な方向にわずかに移動可能になっている。ベアリング17Dは、押圧部材78Fによって、ロードセル78Aに押されている。押圧部材78Fは、例えば板ばねによって形成されている。ロードセル78Aのうちのベアリング17Dと接触する側面とは反対側の側面、すなわち支持部材78Bが接触する側面には、歪センサ78Cが設けられる。
歪センサ78Cは、歪ゲージおよび半導体センサなどによって実現される。ロードセル78Aの長手方向の中央の近くに、ロードセル78Aの長手方向に平行な方向の検出特性を有する歪ゲージ78Dを配置し、この歪ゲージ78Dとそれぞれの端部との間に、ロードセル78Aの長手方向に垂直な方向の検出特性を有する歪ゲージ78Dを配置する。例えばロードセル78Aの長手方向の中央に関して、対称に4つの歪ゲージ78Dが設けられる。2つの歪ゲージ78Dは、ロードセル78Aの長手方向の中央寄りかつ一端側に設けられる。他の2つの歪ゲージ78Dは、ロードセル78Aの長手方向の中央寄りかつ他端側に設けられる。4つの歪ゲージ78Dの検出方向は、ロードセル78Aの長手方向に平行な方向および垂直な方向である。4つの歪ゲージ78Dによってブリッジ回路を形成して、ロードセル78Aに生じる歪を検出する。
ロードセル78Aの近傍には、増幅装置78Eが設けられている。増幅装置78Eは、歪センサ78Cから出力される信号を増幅する。増幅装置78Eは、凹部16Eに設けられる。増幅装置78Eは、制御部24(図1参照)に増幅した信号を出力する。
ロードセル78A、支持部材78Bおよび増幅装置78Eが設けられる凹部16Eの開口は、図13に示すように金属によって形成されるシールド板79によって覆われる。シールド板79には、ロードセル78Aの凹部16Eの開口側への移動を阻止するばね部材79Aが形成されている。
図1に示す制御部24は、トルクセンサ78が所定のトルク以上のトルクを検出すると、トルクセンサ78の検出したトルクに応じて、アシストモータ66を駆動する。制御部24は、アクチュエータ64を制御する。制御部24は、図示しない変速操作部に接続され、変速操作部からの信号に基づいてアクチュエータ64を駆動する。変速操作部は、自転車のハンドルに設けられる変速スイッチ、変速レバーによって実現される。変速操作部は、電気配線によって制御部24に接続されていてもよく、無線によって制御部24に接続されていてもよい。また制御部24は、たとえば自転車に設けられるセンサの検出信号に基づいて、アクチュエータ64を駆動してもよい。センサは、たとえば自転車の速度を検出する速度センサ、クランクのケイデンスを検出するケイデンスセンサなどである。制御部24がアクチュエータ64を駆動することによって、ドライブユニット10は、2段の変速装置として機能する。
ドライブユニット10の動力伝達経路について説明する。
アシストモータ66は、リングギア42に連結される。切替機構20の少なくとも一部は、アシストモータ66と出力部14との間の伝達経路に連結される。このため、アシストモータ66が駆動されている場合、環状部材56に伝達されるトルクは、アシストモータ66のトルクが加えられている。このため、制御部52は、人力駆動力およびアシストモータ66の回転力を用いて、連結部50の爪部材54を突出位置から退避位置に移動させる。すなわち、切替機構20は、アシストモータ66の回転力を用いて、変速機構18の変速状態を切り替え可能である。またアシストモータ66が駆動されていない場合には、制御部52は人力駆動力のみを用いて連結部50の爪部材54を突出位置から退避位置に移動させることができる。
ドライブユニット10は、以下の効果を奏する。
(1)切替機構20は、アシストモータ66の回転力を用いて、変速機構18の変速状態を切り替え可能である。このため、アシストモータ66が変速機構18よりも下流に連結される場合と比較して、変速性能を向上できる。
(2)切替機構20は、ワンウェイクラッチ48を備えている。このため、例えば、モータによりサンギア36の回転を制御する場合と比較して、ドライブユニット10の構成を簡便化できる。
(第2実施形態)
図14および図15を参照して、第2実施形態の自転車のドライブユニットについて説明する。なお、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示されるように、ドライブユニット10は、入力回転軸12、出力部14、ハウジング16、変速機構80、切替機構82、および、アシスト機構22を備えている。
変速機構80は、変速軸84、伝達体86、第1回転体88、第2回転体90、第3回転体92、および、第4回転体94を備えている。
変速軸84は、入力回転軸12の径方向の外側に配置され、入力回転軸12と平行に設けられている。変速軸84は、ハウジング16に回転可能に支持される。変速軸84は、入力回転軸12に対して位置が変わらない軸芯Cまわりに回転可能である。
伝達体86は、筒状に形成されている。伝達体86は、入力回転軸12まわりに入力回転軸12と同軸に配置される。伝達体86は、スプライン嵌合または圧入等により入力回転軸12に相対回転不能に支持される。このため、伝達体86は、入力回転軸12と一体に回転可能である。
第1回転体88は、円筒形状を有し、軸方向の一端が伝達体86に嵌め込まれている。すなわち、伝達体86は、入力回転軸12と第1回転体88とを結合する。第1回転体88の外周にはギア88Aが形成されている。
第2回転体90は、変速軸84まわりに変速軸84と同軸に配置される。第2回転体90は、スプライン嵌合および圧入等により変速軸84に相対回転不能に支持される。このため、第2回転体90は、軸芯Cまわりに変速軸84と一体に回転可能である。第2回転体90の外周にはギア90Aが形成されている。ギア90Aは、第1回転体88のギア88Aと噛み合わせられている。このため、第1回転体88のトルクは、伝達体86を介して第2回転体90に伝達される。第2回転体90のギア90Aの歯数は、第1回転体88のギア88Aの歯数よりも少ない。このため、第1回転体88の回転は、増速されて第2回転体90に伝達される。
第3回転体92は、円筒形状を有する。第3回転体92は、変速軸84まわりに変速軸84と同軸に配置される。第3回転体92は、切替機構82を介して変速軸84に支持される。第3回転体92は、変速軸84に回転可能に支持されていてもよい。第3回転体92は、切替機構82により変速軸84に結合されたとき、軸芯Cまわりに第2回転体90および変速軸84と一体に回転可能である。第3回転体92の内周には、切替機構82と結合される溝92Bが形成されている。第3回転体92の外周には、ギア92Aが形成されている。
第4回転体94は、円筒形状を有する。第4回転体94は、出力部14まわりに出力部14と同軸に配置される。第4回転体94は、スプライン嵌合または圧入等により出力部14に結合されている。このため、第4回転体94は、出力部14と一体に回転可能である。第4回転体94の外周には、ギア94Aが形成されている。ギア94Aは、第3回転体92のギア92Aに噛み合わせられている。このため、第3回転体92のトルクは、第4回転体94に伝達される。第4回転体94のギア94Aの歯数は、第3回転体92のギア92Aの歯数よりも多い。このため、第3回転体92の回転は、所定の減速比で減速されて第4回転体94に伝達される。なお、第1回転体88と第2回転体90との間の増速比は、第3回転体92と第4回転体94との間の所定の減速比よりも大きい。このため、第1回転体88から第2回転体90および第3回転体92を経て第4回転体94に回転が伝達されるとき、第4回転体94の回転速度は、第1回転体88よりも大きい。
切替機構82は、変速機構80を介して、出力部14および入力回転軸12を連結する第1状態と、変速機構80を介さずに出力部14および入力回転軸12を連結する第2状態とを切り替える。
切替機構82は、第1状態では、入力回転軸12と第1回転体88との間、第1回転体88と第2回転体90との間、第2回転体90と第3回転体92との間、第3回転体92と第4回転体94との間、および、第4回転体94と出力部14との間の全てにおいてトルクを伝達させる。切替機構82は、第2状態では、第2回転体90と第3回転体92との間においてトルクを伝達させない。
切替機構82は、変速軸84と第3回転体92の内周との間に配置される制御部52、制御部52を動作させるカム60、カム60を動作させるアクチュエータ64、および、第1回転体88の内周と出力部14の外周との間に配置されるワンウェイクラッチ96を備えている。
制御部52は、変速軸84の外周と第3回転体92の内周との間に少なくとも一部が配置される連結部50、および、環状部材56を備えている。
連結部50は、変速軸84の外周に設けられる。連結部50は、変速軸84と第3回転体92とを連結可能である。連結部50は、変速軸84から第3回転体92の内周に向かって突出可能な爪部材54を備えている。
環状部材56は、円筒形状を有する。環状部材56は、変速軸84のまわりに変速軸84と同軸に設けられる。環状部材56は、変速軸84の軸方向に移動可能である。
ワンウェイクラッチ96は、ローラクラッチである。ワンウェイクラッチ96は、入力回転軸12の一方向の回転速度が出力部14の一方向の回転速度以上のときに入力回転軸12と出力部14とを一体的に回転させる。ワンウェイクラッチ96は、入力回転軸12の一方向の回転速度が出力部14の一方向の回転速度未満のときに、入力回転軸12と出力部14との相対回転を許容する。なお、一方向の回転は、自転車(図示略)が前進するときの入力回転軸12の回転方向に相当する。
環状部材56が変速軸84の軸方向において連結部50から離れる側に移動して連結部50から離れた位置にあるとき、すなわち、変速機構80が第1状態にあるとき、溝56Bが爪部材54から離れて爪部材54が第3回転体92の溝92Bに向かって突出する突出位置に移動する。これにより、爪部材54が、溝92Bに嵌まり込む。このため、第3回転体92が変速軸84および第2回転体90に対して相対回転不能となる。このため、変速軸84および第2回転体90のトルクが第3回転体92に伝達される。
第1回転体88のギア88Aの歯数よりも第4回転体94のギア94Aの歯数の方が少ない。このため、切替機構82が図14に示す第1状態にあるとき、変速機構80に入力された回転は、増速されて出力部14に出力される。切替機構82が第1状態にあるとき、入力回転軸12および第1回転体88の回転速度は、出力部14の回転速度未満である。このため、ワンウェイクラッチ96は、入力回転軸12および第1回転体88と出力部14との相対回転を許容する。このため、入力回転軸12の回転は、変速機構80により増速されて出力部14に出力される。
図15に示されるように、環状部材56が変速軸84の軸方向において連結部50に近付く側に移動して連結部50と接触する位置にあるとき、すなわち、変速機構80が第2状態にあるとき、溝56Bが爪部材54を押し下げる。これにより、爪部材54が、第3回転体92の溝92Bから離脱する退避位置に移動する。すなわち、環状部材56は、連結部50を第3回転体92から切り離す。このため、第3回転体92が変速軸84および第2回転体90に対して相対回転可能となる。このため、変速軸84および第2回転体90のトルクが第3回転体92に伝達されない。
切替機構82が図15に示す第2状態にあるとき、第2回転体90から第3回転体92にトルクが伝達されない。このため、切替機構82が第2状態にあるとき、入力回転軸12および第1回転体88の回転速度は、出力部14の回転速度以上である。このため、ワンウェイクラッチ96は、入力回転軸12および第1回転体88と出力部14とを一体的に回転させる。このため、入力回転軸12の回転は、変速機構80により増速されずに出力部14に出力される。
アシスト機構22は、アシストモータ66を備えている。アシストモータ66の出力軸66Aのギアは、第2回転体90のギア90Aに噛み合わせられている。アシストモータ66の回転は、第2回転体90に伝達される。
伝達体86には、トルクセンサ98が取り付けられている。トルクセンサ98は、伝達体86にかかるトルクに応じた信号を制御部24に出力する。制御部24は、トルクセンサ98の出力に基づいてアシストモータ66を制御する。トルクセンサ98は、たとえば歪センサによって実現される。歪センサの信号は無線または有線によって、制御部24に伝送される。
ドライブユニット10は、以下の効果を奏する。
(1)切替機構82は、アシストモータ66の回転力を用いて、変速機構80の変速状態を切り替え可能である。このため、アシストモータ66が変速機構80よりも下流に連結される場合と比較して、変速性能を向上できる。
(2)連結部50は、入力回転軸12の回転が増速された後の変速軸84と第3回転体92との間に配置される。すなわち、連結部50にかかるトルクは、入力回転軸12にかかるトルクよりも小さい。このため、変速機構80が第1状態にあって連結部50の爪部材54が第3回転体92の溝92Bに嵌め込まれているときに爪部材54が溝92Bから抜けるための力を小さくできる。切替機構20は、入力回転軸12よりも回転速度が高く、トルクの小さい変速軸84と第3回転体92との間のトルクの伝達を切り替える。このため、入力回転軸12の回転が減速された後の部材間のトルクの伝達を切り替える場合と比較して、変速性能を向上できる。
(3)切替機構20は、ワンウェイクラッチ96を備えている。このため、例えば、電動のクラッチを設けて入力回転軸12または第1回転体88と出力部14との間のトルクの伝達を制御する場合と比較して、ドライブユニット10の構成を簡便化できる。
(4)アシストモータ66は、第4回転体94にトルクを伝達する。このため、入力回転軸12から出力部14までの動力伝達経路において、第4回転体94よりも上流にアシストモータ66のトルクを伝達する場合と比較して、連結部50にかかるトルクを小さくできる。このため、アシストモータ66からのトルクにより変速性能が低下することを抑制できる。
(変形例)
自転車のドライブユニットが取り得る具体的な形態は、上記実施形態に例示された形態に限定されない。自転車のドライブユニットは、上記実施形態とは異なる各種の形態を取り得る。以下に示される上記実施形態の変形例は、自転車のドライブユニットが取り得る各種の形態の一例である。
・第1実施形態のアシストモータ66を、減速機構68を介してキャリア40または入力回転軸12に接続することもできる。要するに、入力回転軸12から出力部14までの動力伝達経路において、切替機構20の環状部材56が連結されるリングギア42よりも上流であれば、いずれの回転体にモータ66のトルクを伝達してもよい。
・第1実施形態の連結部50を対向部16Aに設けることもできる。この場合、環状部材56の外周に溝56Bが形成される。また、切替機構20は、爪部材54を変速軸26の外周に形成される溝に突出可能な突出位置と、変速軸26の外周に形成される溝から離脱する退避位置との間で移動させる。
・第1実施形態の遊星歯車機構30を以下の(A)〜(E)ように変更することもできる。
(A)入力体であるリングギアに入力回転軸12の回転が入力され、出力体であるキャリアの回転が出力部14に出力され、制御対象回転体であり伝達体であるサンギアの回転が切替機構により制御される。
(B)入力体であるキャリアに入力回転軸12の回転が入力され、出力体であるサンギアの回転が出力部14に出力され、制御対象回転体であり伝達体であるリングギアの回転が切替機構により制御される。
(C)入力体であるサンギアに入力回転軸12の回転が入力され、出力体であるキャリアの回転が出力部14に出力され、制御対象回転体であり伝達体であるリングギアの回転が切替機構により制御される。
(D)入力体であるサンギアに入力回転軸12の回転が入力され、出力体であるリングギアの回転が出力部14に出力され、制御対象回転体であり伝達体であるキャリアの回転が切替機構により制御される。
(E)入力体であるキャリアに入力回転軸12の回転が入力され、出力体であるサンギアの回転が出力部14に出力され、制御対象回転体であり伝達体であるキャリアの回転が切替機構により制御される。
・第2実施形態のアシストモータ66を、減速機構68を介して第1回転体88、入力回転軸12、変速軸84、または、変速軸84に接続することもできる。要するに、入力回転軸12から出力部14までの動力伝達経路において、切替機構20の環状部材56が連結される変速軸84、または、変速軸84よりも上流であれば、いずれの回転体にモータ66のトルクを伝達してもよい。
・第2実施形態の連結部50を第3回転体92の内周に設けることもできる。この場合、環状部材56の溝56Bは、連結部50を径方向の外方に抑え付けられるような形状に形成される。また、切替機構82は、爪部材54を変速軸84の外周に形成される溝に突出可能な突出位置と、変速軸26の外周に形成される溝から離脱する退避位置との間で移動させる。
・第2実施形態の変速機構80を、入力回転軸12に入力された回転を減速して出力する変速機構に変更することもできる。この場合、ワンウェイクラッチ96に変えて切替機構82と同様な切替機構を、第1回転体88と出力部14との間に設けて、動力の伝達経路を制御する。
・第1および第2実施形態のワンウェイクラッチ48,96を、ラチェット機構を備えるワンウェイクラッチにすることもできる。
・第1および第2実施形態のドライブユニット10に、出力部14の逆転を防止するワンウェイクラッチを設けることもできる。ワンウェイクラッチは、例えば、入力回転軸12と伝達体(サンギア36)との間に設けられる。
・第1および第2実施形態の減速機構68を省略することもできる。
・第1および第2実施形態のドライブユニット10をクランク軸の径方向外側に設けることもできる。この場合、クランク軸の回転を入力回転軸に入力する伝達機構が設けられる。
・第1および第2実施形態のアクチュエータ64を省略することもできる。この場合、自転車に取り付けられる操作装置と切替機構20、82とをワイヤーにより接続し、ワイヤーの動作によりカム60を動作させる。
10 ドライブユニット
12 入力回転軸(クランク軸)
14 出力部
14A 取付部
16A 対向部
16C 溝
18 変速機構
20 切替機構
26 変速軸(制御対象回転体、支持部材)
30 遊星歯車機構
36 サンギア(伝達体)
38 プラネタリギア
40 キャリア(回転体)
42 リングギア(出力体、他の1つの回転体)
48 ワンウェイクラッチ(ローラクラッチ)
50 連結部
52 制御部
54 爪部材
56 環状部材
56B 溝
60 カム
64 アクチュエータ
66 アシストモータ
80 変速機構
82 切替機構
84 変速軸
86 伝達体
88 第1回転体
90 第2回転体
92 第3回転体(制御対象回転体)
92B 溝
94 第4回転体
94A ギア
96 ワンウェイクラッチ

Claims (25)

  1. 入力回転軸と、
    出力部と、
    少なくとも2つの変速ステージ、および、前記変速ステージの切り替えに関連する所定の回転体を有し、前記入力回転軸から入力された回転を変速して、前記出力部に出力可能な変速機構と、
    前記入力回転軸から前記出力部までの動力伝達経路に連結され、人力駆動力に応じて駆動されるアシストモータと、
    前記動力伝達経路を介して伝達される前記アシストモータの回転を用い、前記所定の回転体の回転に関する規制の状態を切り替えることによって、前記変速機構の変速状態を切り替え可能な切替機構と、
    前記入力回転軸、前記出力部、前記変速機構、前記アシストモータ、および、前記切替機構が設けられるハウジングと、を備える自転車のドライブユニット。
  2. 前記切替機構は、前記所定の回転体の回転を規制する規制状態と、前記所定の回転体の回転を規制しない非規制状態とを取り得る連結部と、前記動力伝達経路を介して伝達される前記アシストモータの回転によって、前記連結部の状態を切り替える制御部とを備える、請求項1に記載の自転車のドライブユニット。
  3. 前記連結部は、前記所定の回転体と一体に回転する部材または前記所定の回転体に結合することによって前記規制状態を形成し、前記所定の回転体と一体に回転する部材または前記所定の回転体に結合しないことによって前記非規制状態を形成する、請求項2に記載の自転車のドライブユニット。
  4. 前記連結部は、前記所定の回転体と一体に回転する部材または前記所定の回転体に結合する突出位置と、前記所定の回転体と一体に回転する部材および前記所定の回転体に結合しない退避位置とに移動可能である、請求項2または3に記載の自転車のドライブユニット。
  5. 前記制御部は、前記動力伝達経路を介して伝達される前記アシストモータの回転によって、前記連結部を前記退避位置に移動させる、請求項4に記載の自転車のドライブユニット。
  6. 前記制御部は、前記連結部を押さえつけることによって、前記連結部を前記退避位置に移動させる、請求項4または5に記載の自転車のドライブユニット。
  7. 前記制御部は、前記動力伝達経路を介して前記アシストモータの回転が伝達され、前記入力回転軸の中心軸心に沿う方向に移動可能な環状部材を含み、
    前記環状部材は、前記連結部と接触する位置では前記連結部を前記退避位置に保持する、請求項4〜6のいずれか一項に記載の自転車のドライブユニット。
  8. 前記環状部材は、前記連結部と対向する部分に設けられ、周方向の一方に向かうにつれて径方向に浅くなる溝を備える、請求項7に記載の自転車のドライブユニット。
  9. 前記環状部材は、前記連結部を径方向内側に押さえつける、請求項8に記載の自転車のドライブユニット。
  10. 前記制御部は、前記環状部材が前記連結部に接触する位置と、前記環状部材が前記連結部に接触しない位置とを切り替える位置切替機構をさらに含む、請求項7〜9のいずれか一項に記載の自転車のドライブユニット。
  11. 前記位置切替機構は、前記環状部材を前記入力回転軸の中心軸心に沿う方向に移動させるカムと、前記カムを駆動するアクチュエータとを含む、請求項10に記載の自転車のドライブユニット。
  12. 前記連結部は、前記所定の回転体の回転中心軸心まわりに複数設けられる、請求項2〜11のいずれか一項に記載の自転車のドライブユニット。
  13. 前記連結部は、爪部材を有する、請求項2〜12のいずれか一項に記載の自転車のドライブユニット。
  14. 前記切替機構の少なくとも一部は、前記アシストモータと前記出力部との間の伝達経路に連結される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の自転車のドライブユニット。
  15. 前記変速機構は、遊星歯車機構を備え、
    前記遊星歯車機構は、伝達体を備え、
    前記所定の回転体は、前記伝達体を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載のドライブユニット。
  16. 前記遊星歯車機構は、支持部材に回転可能に支持され、前記入力回転軸の回転が入力される入力体と、前記支持部材に回転可能に支持され、回転を外部に出力する出力体とをさらに備える、請求項15に記載のドライブユニット。
  17. 前記切替機構は、前記入力体と前記出力体との間に設けられるワンウェイクラッチをさらに備える、請求項16に記載の自転車のドライブユニット。
  18. 前記ワンウェイクラッチは、前記入力体の一方向の回転速度が前記出力体の一方向の回転速度以上のときに前記入力体と前記出力体とを一体的に回転させ、前記入力体の一方向の回転速度が前記出力体の一方向の回転速度未満のときに前記入力体と前記出力体との相対回転を許容する、請求項17に記載の自転車のドライブユニット。
  19. 前記アシストモータは、前記出力体または前記動力伝達経路における前記出力体よりも上流側に連結される、請求項16〜18のいずれか一項に記載の自転車のドライブユニット。
  20. 前記伝達体は、前記支持部材と一体的に回転するサンギアを含み、
    前記出力体は、前記サンギアのまわりに前記サンギアと同軸に配置されるリングギアを含み、
    前記入力体は、前記サンギアと前記リングギアとの間に配置される複数のプラネタリギアを一体的に回転させるキャリアを含む、請求項16〜19のいずれか一項に記載の自転車のドライブユニット。
  21. 前記変速機構は、複数の回転体を備え、
    前記複数の回転体は、制御対象回転体を含み、
    前記所定の回転体は、前記制御対象回転体を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載のドライブユニット。
  22. 前記アシストモータは、前記複数の回転体のうちの前記制御対象回転体を除く他の1つの回転体、または、前記動力伝達経路における前記他の1つの回転体よりも上流側に連結される、請求項21に記載の自転車のドライブユニット。
  23. 前記変速機構は、前記入力回転軸と一体に回転可能な第1回転体と、前記入力回転軸に対して位置が変わらない軸芯まわりに回転可能であり、前記第1回転体の回転が伝達される第2回転体と、前記第2回転体と一体に回転可能な第3回転体と、前記第3回転体の回転力が伝達され、前記出力部と一体に回転可能な第4回転体とを備え、
    前記所定の回転体は、前記第2回転体および前記第3回転体の一方を含む,請求項1〜14のいずれか一項に記載のドライブユニット。
  24. 前記入力回転軸は、人力駆動力が入力されるクランク軸を含む、請求項1〜23のいずれか一項に記載の自転車のドライブユニット。
  25. 前記アシストモータは、前記クランク軸の径方向の外側に配置される、請求項24に記載の自転車のドライブユニット。
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