JP6446253B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、加熱室内の被加熱物が搭載された皿の表面の複数の測定点の温度を検出する複数の赤外線センサを備え、赤外線センサを加熱室の側面に配置して、直列に並んだ複数の測定点を扇状にスイングさせるものがある(例えば、特開2011−174841号公報(特許文献1)参照)。
特開2011−174841号公報
上記加熱調理器では、赤外線センサが加熱室の側面に配置されているため、ヒータ加熱時に赤外線センサの温度が上昇して、検出精度が低下するという問題や、赤外線センサ自身が劣化したり破損したりする可能性がある。
また、加熱室内の被加熱物をヒータにより加熱する加熱調理器において、加熱室内の気体を循環させるための循環ファンを備えた構成では、循環ファンを駆動する循環ファン用モータが加熱室近傍に配置されるため、ヒータ加熱時に循環ファン用モータの温度が上昇して、劣化したり破損したりする可能性がある。
そこで、この発明の課題は、循環ファン用モータと赤外線センサを効率よく冷却でき、循環ファン用モータや赤外線センサの劣化や破損を防止できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に配置された加熱室と、
上記加熱室内の気体を循環させるための循環ファンと、
上記加熱室内に外気を供給するための給気ファンと、
上記給気ファンから供給される外気を上記加熱室内に案内する給気通路と、
上記給気ファンから供給される外気を、上記循環ファンを駆動する循環ファン用モータに向かって案内する第1冷却通路と、
上記加熱室近傍に配置され、上記加熱室内の温度を検出する赤外線センサと、
上記給気通路の下流側に設けられ、上記赤外線センサに向かって開口する第2冷却通路と、
上記給気ファンから供給される外気を上記給気通路を介して上記加熱室内に供給する第1切換モードか、または、上記給気ファンから供給される外気を上記第1冷却通路を介して上記循環ファン用モータに供給すると共に上記第2冷却通路を介して上記赤外線センサに供給する第2切換モードに切り換える切換機構と、
上記循環ファンと上記給気ファンと上記切換機構を制御する制御装置と
を備え
上記切換機構は、
上記給気通路の下流端に設けられた給気口を開閉する給気口開閉部と、上記第1冷却通路を開閉する冷却通路開閉部とを有し、
上記制御装置は、
上記第1切換モードにおいて、上記給気口開閉部により上記給気口を開いて、上記冷却通路開閉部により上記第1冷却通路を閉じる一方、上記第2切換モードにおいて、上記給気口開閉部により上記給気口を閉じることにより上記第2冷却通路を開くと共に、上記冷却通路開閉部により上記第1冷却通路を開くと共に、
上記切換機構は、
上記給気口開閉部を予め設定された開度に開くと共に、上記冷却通路開閉部を予め設定された開度に開くことにより、上記給気ファンから供給される外気が上記給気口と上記第1冷却通路および上記第2冷却通路に流れるようにする第3切換モードに切り換え可能であることを特徴とする。
また、この発明の加熱調理器では、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に配置された加熱室と、
上記加熱室内の気体を循環させるための循環ファンと、
上記加熱室内に外気を供給するための給気ファンと、
上記給気ファンから供給される外気を上記加熱室内に案内する給気通路と、
上記給気ファンから供給される外気を、上記循環ファンを駆動する循環ファン用モータに向かって案内する第1冷却通路と、
上記加熱室近傍に配置され、上記加熱室内の温度を検出する赤外線センサと、
上記給気通路の下流側に設けられ、上記赤外線センサに向かって開口する第2冷却通路と、
上記給気ファンから供給される外気を上記給気通路を介して上記加熱室内に供給する第1切換モードか、または、上記給気ファンから供給される外気を上記第1冷却通路を介して上記循環ファン用モータに供給すると共に上記第2冷却通路を介して上記赤外線センサに供給する第2切換モードに切り換える切換機構と、
上記循環ファンと上記給気ファンと上記切換機構を制御する制御装置と、
上記本体ケーシング内に配置された筒状ハウジングと、
上記筒状ハウジング内に回動可能に支持され、上記赤外線センサを保持するセンサ保持部と
を備え、
上記赤外線センサを回動させるための赤外線センサ用モータを備え、
上記赤外線センサと上記赤外線センサ用モータは、上記第2冷却通路からの外気が流れる流路に沿って上流側から上記赤外線センサと上記赤外線センサ用モータの順に直線状に配置されており、
上記センサ保持部は、上記赤外線センサ用モータにより駆動され、
上記筒状ハウジングの中心軸に対して上記赤外線センサ用モータの中心軸がオフセットされている
以上より明らかなように、この発明によれば、循環ファン用モータと赤外線センサを効率よく冷却でき、循環ファン用モータや赤外線センサの劣化や破損を防止できる加熱調理器を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の扉閉鎖時の概略正面図である。 図2は上記加熱調理器の扉開放時の概略正面図である。 図3は上記加熱調理器の主要部の構成を説明するための模式図である。 図4Aは上記加熱調理器の給気ユニットを含む要部の構成を説明するための模式図である。 図4Bは上記給気ユニットの給気ダンパが閉状態のときの模式図である。 図5Aは上記加熱調理器の赤外線センサの動作を説明するための模式図である。 図5Bは上記加熱調理器の赤外線センサの動作を説明するための模式図である。 図5Cは上記加熱調理器の赤外線センサの動作を説明するための模式図である。 図5Dは上記加熱調理器の赤外線センサの動作を説明するための模式図である。 図6は上記加熱調理器の排気ユニットを含む要部の構成を説明するための模式図である。 図7は上記加熱調理器の制御ブロック図である。 図8は上記加熱調理器の本体ケーシングの一部を取り外した状態の斜視図である。 図9は上記給気ユニットの斜め上方から見た斜視図である。 図10は上記加熱調理器の給気ユニットの一部を取り外した第1切換モード状態の斜視図である。 図11は上記加熱調理器の給気ユニットの一部を取り外した第2切換モード状態の斜視図である。 図12は上記加熱調理器の給気ユニットの一部を取り外した状態の斜視図である。 図13は上記給気ユニットを裏面側から見た図である。 図14は図13のXIV−XIVから見た給気ダンパが閉状態でかつ冷却ダンパが開状態の断面図である。 図15は図13のXIV−XIVから見た給気ダンパが開状態でかつ冷却ダンパが閉状態の断面図である。 図16は上記給気ユニットの側面図である。 図17は図16のXVII−XVIIから見た給気ダンパが閉状態でかつ冷却ダンパが開状態の断面図である。 図18は図16のXVIII−XVIIIから見た給気ダンパが閉状態の断面図である。 図19は図16のXVII−XVIIから見た給気ダンパが開状態でかつ冷却ダンパが閉状態の断面図である。 図20は図16のXVIII−XVIIIから見た給気ダンパが開状態の断面図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の扉閉鎖時の概略正面図を示し、図2は上記加熱調理器の扉開放時の概略正面図を示している。
この第1実施形態の加熱調理器は、図1,図2に示すように、直方体形状の本体ケーシング1と、この本体ケーシング1内に設けられ、前側に開口部2aを有する加熱室2と、加熱室2の開口部2aを開閉する扉3とを備えている。
上記本体ケーシング1の上側かつ後側に、吹出口5aを有する排気ダクト5を設けている。また、本体ケーシング1の前面の下部に露受容器6を着脱可能に取り付けている。この露受容器6は、扉3の下側に位置し、扉3の後面(加熱室2側の表面)や本体ケーシング1の前板55からの水滴を受けることができるようになっている。また、本体ケーシング1の前面の下部には、給水タンク26も着脱可能に取り付けられている。
上記扉3は、本体ケーシング1の前面側に下側の辺を軸に回動可能に取り付けられている。この扉3の前面(加熱室2とは反対側の表面)には、耐熱性を有する透明な外ガラス7が設けられている。また、扉3は、外ガラス7の上側に位置するハンドル8と、外ガラス7の右側に設けられた操作パネル9とを有している。
上記操作パネル9は、カラー液晶表示部10およびボタン群11を有している。このボタン群11は、途中で加熱を止めるときなどに押す取り消しキー12と、加熱を開始するときに押すあたためスタートキー13とを含んでいる。また、操作パネル9には、スマートフォンなどからの赤外線を受ける赤外線受光部14が設けられている。
上記加熱室2内には被加熱物15が収容される。また、加熱室2内への金属製の調理トレイ91,92(図3に示す)の出し入れが可能になっている。加熱室2の左側部2b,右側部2cの内面には、調理トレイ91を支持する上棚受け16A,16Bが設けられている。また、加熱室2の右側部2c,左側部2bの内面には、上棚受け16A,16Bよりも下側に位置するように、調理トレイ92を支持する下棚受け17A,17Bが設けられている。
図3は、上記加熱調理器の主要部の構成を説明するための模式図である。この図3では、加熱室2を左側から見た状態が示されている。なお、図3において、図1,図2と同一の構成部には、同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、循環ダクト18と、循環ファン19と、上ヒータ20と、中ヒータ21と、下ヒータ22と、循環ダンパ23と、チューブポンプ25と、給水タンク26および蒸気発生装置70を備えている。この上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22は、それぞれ、例えばシーズヒータから成っている。なお、チューブポンプ25はポンプの一例であり、駆動方向によって給水動作と排水動作とを切り替え可能なポンプであればよい。
上記加熱室2の上部2eは、水平方向に対して傾斜する傾斜部2fを介して加熱室2の後部2dと連なっている。この傾斜部2fに、循環ファン19と対向するように複数の吸込口27を設けている(図2参照)。また、加熱室2の上部2eに上吹出口28を複数設けている。また、加熱室2の後部2dに、第1後吹出口29、第2後吹出口30および第3後吹出口31を、それぞれ、複数設けている(図2参照)。なお、図3では、複数の吸込口27のうちの1個だけを示している。また、図3では、第1後吹出口29、第2後吹出口30および第3後吹出口31は各1個だけを示している。
上記循環ダクト18は、吸込口27、上吹出口28および第1〜第3後吹出口29〜31を介して加熱室2内と連通している。この循環ダクト18は、加熱室2の上側から後側に亘って設けられて、逆L字形状を呈するように延在している。また、循環ダクト18の左右方向の幅は、加熱室2の左右方向の幅より狭く設定されている。
上記循環ファン19は、遠心ファンであって、循環ファン用モータ56によって駆動される。この循環ファン用モータ56が循環ファン19を駆動すると、加熱室2内の空気や飽和蒸気(以下、「空気など」と言う)は、複数の吸込口27から循環ダクト18内に吸い込まれ、循環ファン19の径方向外側に吹き出す。より詳しくは、循環ファン19の上側では、空気などは、循環ファン19から斜め上方に流れた後、後方から前方に向かって流れる。一方、循環ファン19の下側では、空気などは、循環ファン19から斜め下方に流れた後、上方から下方に向かって流れる。なお、上記空気などは熱媒体の一例である。
上記上ヒータ20は、循環ダクト18内に配置され、加熱室2の上部2eに対向している。この上ヒータ20は、上吹出口28へ流れる空気などを加熱する。
上記中ヒータ21は、環状に形成され、循環ファン19を取り囲んでいる。この中ヒータ21は、循環ファン19から上ヒータ20に向かう空気などを加熱したり、循環ファン19から下ヒータ22に向かう空気などを加熱したりする。
上記下ヒータ22は、循環ダクト18内に配置され、加熱室2の後部2dに対向している。この下ヒータ22は、第2,第3後吹出口30,31へ流れる空気などを加熱する。
上記循環ダンパ23は、循環ダクト18内かつ中ヒータ21と下ヒータ22との間に回動可能に設けられている。この循環ダンパ23の回動は循環ダンパ用モータ59(図7に示す)によって行われる。
また、蒸気発生装置70は、上側開口を有する金属製の蒸気発生容器71と、その蒸気発生容器71の上側開口を覆う耐熱性樹脂(例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂)からなる蓋部72と、蒸気発生容器71の底部71aに鋳込まれたシーズヒータから成る蒸気発生用ヒータ73とを有する。この蒸気発生容器71の底部71a上には給水タンク26からの水が溜まり、熱源の一例としての蒸気発生用ヒータ73が蒸気発生容器71を介して上記水を加熱する。そして、蒸気発生用ヒータ73による加熱で発生した飽和蒸気は、樹脂製の蒸気チューブ35と金属製の蒸気管36とを流れて、複数の蒸気供給口37を介して加熱室2内に供給される(図2参照)。なお、図3では、複数の蒸気供給口37のうちの1個だけを示している。
また、上記加熱室2内の飽和蒸気は、循環ファン19により上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22に送られ、上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22で加熱することにより、100℃以上の過熱蒸気となる。
また、上記蓋部72には、一対の電極棒75a,75bから成る水位センサ75が取り付けられている。この電極棒75a,75bの間が導通状態になったか否かに基づいて、蒸気発生容器71の底部71a上の水位が所定水位になったか否かが判定される。
上記チューブポンプ25は、シリコンゴム等からなる弾性変形可能な給排水チューブ40をローラ(図示せず)でしごいて、そのローラの駆動方向によって、給水タンク26内の水を蒸気発生装置70に流したり、蒸気発生装置70内の水を給水タンク26に流したりする。この給排水チューブ40は、給水経路の一例である。
上記給水タンク26は、給水タンク本体41および連通管42を有する。この連通管42の一端部が給水タンク本体41内に位置する一方、連通管42の他端部が給水タンク26外に位置する。給水タンク26がタンクカバー43内に収容されると、連通管42の他端部がタンクジョイント部44を介して給排水チューブ40に接続される。すなわち、給水タンク本体41内が連通管42などを介して蒸気発生装置70内と連通する。
上記チューブポンプ25と給水タンク26と給排水チューブ40とタンクカバー43とタンクジョイント部44で給水装置を構成している。
図4A,図4Bは上記加熱調理器の給気ユニット100を含む構成を説明するための模式図を示している。この図4A,図4Bでも、図3と同様に、加熱室2を右側方から見た状態が示されている。なお、図4A,図4Bにおいて、図3と同一の構成部には、同一参照番号を付している。
また、上記加熱室2の傾斜部2fに、給気ダンパ51で開閉される複数の給気口50を設けている(図2参照)。この複数の給気口50と給気ファン54を給気通路101を介して接続している。また、給気通路101の給気口50近傍から分岐する第1冷却通路102に冷却ダンパ52を設けている。例えば、給気ファン54はシロッコファンからなる。
また、上記加熱室2の上部2eに設けられた凹部310に赤外線センサユニット300を配置している。
上記給気ファン54は、循環ファン用モータ56(図3に示す)と赤外線センサユニット300を冷却するための冷却ファンを兼ねている。また、上記給気ダンパ51は、給気口開閉部の一例である。また、冷却ダンパ52は、冷却通路開閉部の一例である。上記給気ダンパ51(給気口開閉部)と冷却ダンパ52(冷却通路開閉部)で切換機構を構成している。
図4Aの下側の円部分に赤外線センサユニット300の構成を示す模式図を示している。上記赤外線センサユニット300は、図4Aに示すように、加熱室2の上部2eに設けられた凹部310に軸方向が前後方向かつ水平方向に取り付けられた筒状ハウジング301と、その筒状ハウジング301内に回動可能に支持された円筒状のセンサ保持部302と、そのセンサ保持部302に保持された赤外線センサ303と、筒状ハウジング301の前面側の一端に取り付けられ、センサ保持部302を駆動する赤外線センサ用モータ304とを有する。この実施形態では、赤外線センサ303は、縦8×横8の64領域の温度を検出するエリアセンサを用いたが、赤外線センサはこれに限らず、センサ部が直線状に並んだラインセンサでもよい。
なお、赤外線センサユニット300の下側に断熱材を設けてもよい。この場合、断熱材のないときよりも10℃〜15℃温度を低下させることができる。
この赤外線センサユニット300は、赤外線センサ用モータ304により円筒状のセンサ保持部302を回動させることにより、加熱室2内に向かって赤外線センサ303の検出面を向けると共に、赤外線センサ303の検出面に垂直な軸を、本体ケーシング1の左右方向かつ垂直平面に沿って所定の角度範囲(例えば20度)内で回動させる(図5参照)。
図4Aでは、給気ダンパ51が開いた状態で給気ファン54からの空気が複数の給気口50を介して加熱室2内に供給される。このとき、冷却ダンパ52により第1冷却通路102を閉じている。また、加熱室2内の余剰な空気などが、自然に、自然排気口45から第4風通路204へ流れ出る。
次に、図4Bに示すように、給気ダンパ51が閉じて複数の給気口50が閉鎖され、冷却ダンパ52により第1冷却通路102を開くと、給気ファン54からの空気の一部が、給気通路101と第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56(図3に示す)に供給される。
さらに、給気ダンパ51を閉じることにより、給気ダンパ51近傍に設けられた第2冷却通路103が開いて、給気ファン54からの空気の残りが天面側に配置された赤外線センサユニット300に供給される。上記給気通路101と第1冷却通路102および第2冷却通路103で、循環ファン用モータ56(図3に示す)と赤外線センサ303を冷却するための冷却通路を構成している。
この図4Bにおいて、第1冷却通路102と第2冷却通路103の風量比は、7:3〜6:4としている。これにより、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303において、冷却しない場合に120℃であった周囲温度が85℃〜90℃に低下した。
また、図5A〜図5Dは上記加熱調理器の赤外線センサ303の動作を説明するための模式図を示している。
図5A,図5Bは上段に載置された調理トレイ91上の被加熱物の温度を検出するときの赤外線センサユニット300の赤外線センサ303(図4Aに示す)による温度検出範囲を示している。図5Aに示す温度検出範囲は、正面視において調理トレイ91上の左側領域であり、図5Bに示す温度検出範囲は、正面視において調理トレイ91上の右側領域である。赤外線センサ用モータ304により赤外線センサ303を有する円筒状のセンサ保持部302を回動させて、赤外線センサ303の検出面を左右方向に振る。なお、この実施形態では、赤外線センサ303の温度検出範囲は、図5Aに示す左側領域と、図5Bに示す右側領域と、左側領域と右側領域との間の中央領域の3つの領域に分けられているが、4以上の複数の領域に分けてもよい。
また、図5C,図5Dは加熱室2の底面上の被加熱物の温度を検出するときの赤外線センサユニット300の赤外線センサ303(図4Aに示す)による温度検出範囲を示している。図5Cに示す温度検出範囲は、正面視において加熱室2の底面上の左側領域であり、図5Dに示す温度検出範囲は、正面視において加熱室2の底面上の右側領域である。なお、この実施形態では、図5A,図5Bと同様に、赤外線センサ303の温度検出範囲は、図5Cに示す左側領域と、図5Dに示す右側領域と、左側領域と右側領域との間の中央領域の3つの領域に分けられているが、4以上の複数の領域に分けてもよい。
また、図6は、上記加熱調理器の排気ユニット200を含む構成を説明するための模式図を示している。この図6でも、図3と同様に、加熱室2を右側方から見た状態が示されている。なお、図6において、201は第1風通路、202は第2風通路、203は第3風通路、207は希釈エリア部である。
上記加熱室2の後部2dの下端部に自然排気口45を設けている(図2参照)。この自然排気口45は、排気ユニット200(図8に示す)の第4風通路204などを介して排気ダクト5に連通している。加熱室2内の空気などが余剰になると、その余剰な空気などが、自然排気口45から第4風通路204へ自然に流れ出る。また、排気ファン47からの吹出空気の一部を、第3風通路203を介して本体ケーシング1(図1に示す)内の前面側に供給する。
また、上記加熱室2の傾斜部2fに、排気ダンパ49で開閉される複数の強制排気口48を設けている(図2参照)。この強制排気口48は、排気ユニット200(図8に示す)を介して排気ダクト5に連通している。
また、上記排気ユニット200に湿度センサ53を取り付けている。この湿度センサ53は、第2風通路202を流れる排気に含まれる蒸気の量を示す信号を制御装置80(図7に示す)へ送出する。
なお、蒸し調理の場合は、赤外線センサユニット300の赤外線センサ303を加熱室2とは反対の方向に向くように、180度判定させることによって、加熱室2からの湿気の対策をしている。図示しないが、赤外線センサ303から加熱室2内を除く窓部が設けられており、この窓部の縁はシールされている。
図7は上記加熱調理器の制御ブロック図を示している。
上記加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置80を備えている。この制御装置80には、上ヒータ20,中ヒータ21,下ヒータ22,蒸気発生用ヒータ73,循環ファン用モータ56,排気ファン用モータ57,給気ファン用モータ58,循環ダンパ用モータ59,排気ダンパ用モータ60,給気ダンパ用モータ61,冷却ダンパ用モータ62,操作パネル9,湿度センサ53,庫内温度センサ76,水位センサ75,チューブポンプ25,マグネトロン4,赤外線センサ303,赤外線センサ用モータ304などが接続されている。
上記制御装置80は、操作パネル9,湿度センサ53,庫内温度センサ76,水位センサ75,赤外線センサ303などからの信号に基づいて、上ヒータ20,中ヒータ21,下ヒータ22,蒸気発生用ヒータ73,循環ファン用モータ56,排気ファン用モータ57,給気ファン用モータ58,循環ダンパ用モータ59,排気ダンパ用モータ60,給気ダンパ用モータ61,冷却ダンパ用モータ62,チューブポンプ25,マグネトロン4,赤外線センサ用モータ304などを制御する。
図8は本体ケーシング1(図1に示す)の上面と両側面を覆う上面板1aと裏面板(図示せず)を取り外した加熱調理器を後方かつ斜め上方から見た斜視図を示している。図8において、図1〜図7と同一の構成部には、同一参照番号を付している。
図8に示すように、加熱室2の後側かつ左側(図8では右側)に給気ユニット100を設けている。この給気ユニット100は、下側に配置された給気ファン54と、その給気ファン54から上方に向かって延在する給気通路101と、給気通路101の上側から分岐して、加熱室2の後側上部の中央に位置する循環ファン用モータ56に向かって延在する第1冷却通路102を有している。詳しくは、給気ユニット100は、給気ファン54から上方に逆L字形状を呈するように延在している。
また、加熱室2の後側かつ右側(図8では左側)に排気ユニット200を設けている。この排気ユニット200は、排気ユニット用カバー220を含むハウジング210と、ハウジング210の下側に配置された排気ファン47とを有する。
上記排気ユニット200の上部の右側方(図8では左側)に排気ダンパ用モータ60を配置している。この排気ダンパ用モータ60により、排気ユニット200内の上部に設けられた排気ダンパ49(図6に示す)を開閉する。
上記加熱室2の上部2eに、仕切板312を前後方向に立設している。この仕切板312によって、給気ダンパ51(図4A,図4Bに示す)近傍に設けられた第2冷却通路103(図4Bに示す)から赤外線センサユニット300の領域に流れる冷却風が本体ケーシング1内の左側面に流れないように遮っている。
図9は上記給気ユニット100の斜め上方から見た斜視図を示している。図9において、61は給気ダンパ51(図4Aに示す)を開閉するための給気ダンパ用モータである。
この給気ユニット100は、図9に示すように、上下方向に延在する給気通路101と、その給気通路101の上端側から側方に延在する第1冷却通路102と、給気通路101の下流側に設けられ、赤外線センサユニット300に向かって開口する第2冷却通路103と、給気ダンパ用モータ61により駆動されるカム部104と、給気通路101の上端側に設けられた第2冷却通路103(図4A,図4Bに示す)とを備えている。上記給気通路101の下端側を給気ファン54の吹出口(図示せず)に接続している。
また、図10は上記加熱調理器の給気ユニット100の一部を取り外した第1切換モード状態の斜視図を示している。図10において、図8と同一の構成部には、同一参照番号を付している。
図10では、加熱室2内にマグネトロン4(図7に示す)からのマイクロ波を供給するマイクロ波加熱において、制御装置80は、循環ファン19(図3に示す)を止めた状態で、給気ダンパ用モータ61(図7に示す)により給気ダンパ51を駆動して給気口50を開放すると共に、冷却ダンパ用モータ62(図4Aに示す)により冷却ダンパ52を駆動して第1冷却通路102を閉鎖する。そして、給気ファン用モータ58(図4Aに示す)により給気ファン54を駆動することにより、給気ファン54から供給される外気を給気通路101と複数の給気口50を介して加熱室2内に供給する(第1切換モード)。
これにより、給気ファン54からの外気は、すべて給気通路101を介して加熱室2内に給気される。
したがって、加熱室2内への給気が必要で、かつ、循環ファン用モータ56の冷却が不要なときに、給気ファン54からの外気を、すべて給気通路101を介して加熱室2内に供給できる。したがって、給気ファン54を加熱室2内に給気する専用のファンとして使用でき、加熱室2内に効率的に給気できる。
なお、図10に示すように、冷却ダンパ52は、板状部材からなっており、冷却ダンパ用モータ62(図7に示す)によって、第1冷却通路102に対して直交する方向に出退可能に設けられている。
また、図11は上記加熱調理器の給気ユニット100の一部を取り外した第2切換モード状態の斜視図を示している。図11において、図8と同一の構成部には、同一参照番号を付している。
図11では、飽和蒸気または過熱蒸気を加熱室2に供給して、循環ファン用モータ56により循環ファン19を駆動して蒸気を循環させながら上ヒータ20,中ヒータ21,下ヒータ22(図3に示す)で加熱するとき、制御装置80は、給気ダンパ51により給気口50(図10に示す)を閉鎖すると共に、冷却ダンパ52により第1冷却通路102を開放する。そして、給気ファン用モータ58(図4Aに示す)により給気ファン54を駆動することにより、給気ファン54からの外気は、給気通路101および第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56に向かって供給されると共に、給気通路101および第2冷却通路103を介して赤外線センサユニット300に供給される(第2切換モード)。
したがって、加熱室2内への給気が不要で、かつ、循環ファン用モータ56自身の発熱や加熱室2からの熱により循環ファン用モータ56の温度が高くなるときに、給気ファン54からの外気の一部を給気通路101および第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56に供給する一方、給気ファン54からの外気の残りを赤外線センサユニット300に供給することができる。したがって、給気ファン54を、循環ファン用モータ56と赤外線センサユニット300を冷却する専用のファンとして使用でき、循環ファン用モータ56と赤外線センサユニット300を効率よく冷却できる。
なお、加熱室2内の空気を循環させて被加熱物を加熱する熱風を循環させて加熱するときに、給気ユニット100を第2切換モード状態としてもよい。
また、給気ファン54から供給された外気は、循環ファン用モータ56と赤外線センサユニット300を冷却した後、本体ケーシング1(図1,図2に示す)内を流れて、排気ダクト5(図1に示す)を介して外部に排出される。
さらに、図12は上記加熱調理器の給気ユニット100の一部を取り外した状態の斜視図を示している。図12において、図8と同一の構成部には、同一参照番号を付している。
この図12では、加熱室2内の被加熱物をマイクロ波加熱するとき、制御装置80(図7に示す)は、給気ダンパ51により給気口50を開放すると共に、冷却ダンパ52の開度を予め設定された開度、例えば20%の開度にして第1冷却通路102の一部を開放する。そして、給気ファン用モータ58(図7に示す)で給気ファン54を駆動する。これにより、給気ファン54からの外気のうち予め定められた量(例えば70%)の空気が、給気通路101を介して加熱室2内に給気される(第4切換モード)。なお、第3切換モードについては、後述する第2実施形態に記載している。
図13は上記給気ユニット100を裏面側から見た図を示しており、図14は図13のXIV−XIVから見た給気ダンパ51が閉状態でかつ冷却ダンパ52が開状態の断面図を示している。図13,図14において、図10と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図14に示すように、給気ダンパ51は、軸部106を介して給気ユニット100に回動可能に支持されている。また、給気ダンパ51は、図示しないバネにより開く方向に付勢されており、このバネの付勢力に抗してカム部104により給気ダンパ51を閉じて開口部105を塞いでいる。この開口部105は、加熱室2の傾斜部2fに設けられた複数の給気口50(図2に示す)に対向している。上記給気ダンパ51の閉鎖時に、給気ダンパ51と開口部105の縁をシール部材により密閉している。
一方、図15は図13のXIV−XIVから見た給気ダンパ51が開状態でかつ冷却ダンパ52が閉状態の断面図を示している。カム部104が回転することにより、バネの付勢力により給気ダンパ51が開状態となって開口部105が開く。
図16は上記給気ユニット100の側面図を示しており、図17は図16のXVII−XVIIから見た給気ダンパ51が閉状態でかつ冷却ダンパ52が開状態の断面図を示している。図16,図17において、図10と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図17に示すように、冷却ダンパ52を第1冷却通路102内(紙面奥側)から引っ込めることにより、第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56(図11に示す)に外気が流れる流路を開く一方で、給気ダンパ51を閉じることによって、給気通路101を介して加熱室2内に外気が流れる流路は閉じている。
図18は図16のXVIII−XVIIIから見た給気ダンパ51が閉状態の断面図を示している。図18に示すように、給気ダンパ51を閉じるとき、給気ダンパ用モータ61により駆動されたカム部104のカム面が下側に回動することで、カム部104の上側を外気が流れる第2冷却通路103が広くなっている。
一方、図19は図16のXVII−XVIIから見た給気ダンパ51が開状態でかつ冷却ダンパ52が閉状態の断面図を示しており、図20は図16のXVIII−XVIIIから見た給気ダンパ51が開状態の断面図を示している。図19,図20において、図10と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図19に示すように、冷却ダンパ52を第1冷却通路102内(紙面に垂直な方向かつ上方)に引き出すことにより、第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56(図11に示す)に外気が流れる流路を閉じる一方で、給気ダンパ51を開くことによって、開口部105が開き、給気通路101を介して加熱室2内に外気が流れる流路は開く。
上記構成の加熱調理器によれば、加熱室2内の被加熱物をマイクロ波により加熱するとき、制御装置80によって循環ファン19を止めた状態で給気ファン54と切換機構(51,52)を制御して、給気ファン54から供給される外気を給気通路101を介して加熱室2内に供給する第1切換モードに切り換える。一方、加熱室2内の被加熱物を上ヒータ20,中ヒータ21,下ヒータ22の少なくとも1つで加熱して加熱室2内の気体を循環ファン19により循環させるとき、制御装置80によって切換機構(51,52)を制御して、給気ファン54から供給される外気を第1冷却通路102と第2冷却通路103を介して循環ファン用モータ56と赤外線センサ303に供給する第2切換モードに切り換える。
これにより、加熱室2が高温になるヒータ加熱時に、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303が高温に曝されても、給気ファン54から供給される外気により循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を冷却することができる。したがって、給気ファン54を利用して、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を効率よく冷却でき、循環ファン用モータ56や赤外線センサ303の劣化や破損を防止できる。
また、上記制御装置80によって給気ダンパ51(給気口開閉部)と冷却ダンパ52(冷却通路開閉部)を制御して、第1切換モードにおいて、給気ダンパ51により給気口50を開いて、冷却ダンパ52により第1冷却通路102を閉じる。これにより、給気ファン54から供給される外気が第1冷却通路102に流れることなく、給気通路101を介して加熱室2内に供給される。一方、制御装置80によって切換機構(51,52)を制御して、第2切換モードにおいて、給気ダンパ51により給気口50を閉じることにより第2冷却通路103を開くと共に、冷却ダンパ52により第1冷却通路102を開く。これにより、給気ファン54から供給される外気は、給気通路101に流れることなく、第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56に供給されると共に、第2冷却通路103を介して赤外線センサ303に供給される。
このように、加熱室2内に給気する第1切換モードと、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を冷却する第2切換モードとを簡単な構成で切り換えることが可能になる。
また、上記赤外線センサ303と赤外線センサ用モータ304を、第2冷却通路103からの外気が流れる流路に沿って上流側から赤外線センサ303と赤外線センサ用モータ304の順に直線状に配置することによって、第2冷却通路103からの外気が流れる流路において、始めに赤外線センサ303が優先的に冷却された後、赤外線センサ用モータ304が冷却される。これにより、赤外線センサ303の温度を確実に下げて検出精度の低下を防ぐことができると共に、赤外線センサ用モータ304も冷却することができる。
また、上記赤外線センサユニット300において、筒状ハウジング301の中心軸に対して赤外線センサ用モータ304の中心軸がオフセットされていることによって、第2冷却通路103からの外気が流れる流路において、外気の流れる上流側から見た正面視において赤外線センサ用モータ304が赤外線センサ303に隠れていない部分ができ、その部分に第2冷却通路103からの外気が当たることで赤外線センサ用モータ304の冷却効果が高まる。
〔第2実施形態〕
また、この発明の第2実施形態の加熱調理器は、切換機構を除いて第1実施形態の加熱調理器と同様の構成をしている。
この第2実施形態の加熱調理器では、切換機構(51,52)を第3切換モードに切り換える。この第3切換モードにおいて、給気ダンパ51(給気口開閉部)を予め設定された開度に開くと共に、冷却ダンパ52(冷却通路開閉部)を予め設定された開度に開くことにより、給気ファン54から供給される外気は、給気通路101と第1冷却通路102および第2冷却通路103に流れるようにする。
これにより、給気ファン54から供給される外気は、給気通路101を介して加熱室2内に供給されると共に、第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56に供給され、第2冷却通路103を介して赤外線センサ303に供給される。ここで、給気ダンパ51(給気口開閉部)または冷却ダンパ52(冷却通路開閉部)の少なくとも一方の開度を適宜設定することにより、加熱室2と循環ファン用モータ56と赤外線センサ303への流量比を制御して、夫々に最適な量の外気を供給することが可能になる。
〔第3実施形態〕
また、この発明の第3実施形態の加熱調理器は、第1実施形態の加熱調理器において給気通路101と第1冷却通路102と第2冷却通路103を有する給気ユニット100を備えていたのに対して、冷却ファンから供給される外気を、循環ファン用モータおよび赤外線センサに向かって案内する冷却通路を給気通路とは別に備えている。
上記第3実施形態の加熱調理器によれば、加熱室2が高温になるヒータ加熱時に、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303が高温に曝されても、冷却ファンから供給される外気により循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を冷却することができる。したがって、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を効率よく冷却でき、性能低下を抑えると共に、循環ファン用モータ56や赤外線センサ303の劣化や破損を防止できる。
この発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱蒸気または飽和蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、この発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱蒸気または飽和蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱蒸気または飽和蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱室内は過熱蒸気または飽和蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱室内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理器は、
本体ケーシング1と、
上記本体ケーシング1内に配置された加熱室2と、
上記加熱室2内の気体を循環させるための循環ファン19と、
上記加熱室2内に外気を供給するための給気ファン54と、
上記給気ファン54から供給される外気を上記加熱室2内に案内する給気通路101と、
上記給気ファン54から供給される外気を、上記循環ファン19を駆動する循環ファン用モータ56に向かって案内する第1冷却通路102と、
上記加熱室2近傍に配置され、上記加熱室2内の温度を検出する赤外線センサ303と、
上記給気通路101の下流側に設けられ、上記赤外線センサ303に向かって開口する第2冷却通路103と、
上記給気ファン54から供給される外気を上記給気通路101を介して上記加熱室2内に供給する第1切換モードか、または、上記給気ファン54から供給される外気を上記第1冷却通路102を介して上記循環ファン用モータ56に供給すると共に上記第2冷却通路103を介して上記赤外線センサ303に供給する第2切換モードに切り換える切換機構(51,52)と、
上記循環ファン19と上記給気ファン54と上記切換機構(51,52)を制御する制御装置80と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、加熱室2内の被加熱物を例えばマイクロ波により加熱するとき、制御装置80によって循環ファン19を止めた状態で給気ファン54と切換機構(51,52)を制御して、給気ファン54から供給される外気を給気通路101を介して加熱室2内に供給する第1切換モードに切り換える。一方、加熱室2内の被加熱物を例えばヒータ21,22,23で加熱して加熱室2内の気体を循環ファン19により循環させるとき、制御装置80によって切換機構(51,52)を制御して、給気ファン54から供給される外気を第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56に供給する第2冷却通路103を介して赤外線センサ303に供給する第2切換モードに切り換える。
これにより、加熱室2が高温になるヒータ加熱時に、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303が高温に曝されても、給気ファン54から供給される外気により循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を冷却することができる。したがって、給気ファン54を利用して、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を効率よく冷却でき、循環ファン用モータ56や赤外線センサ303の劣化や破損を防止できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記切換機構(51,52)は、
上記給気通路101の下流端に設けられた給気口50を開閉する給気口開閉部51と、上記第1冷却通路102を開閉する冷却通路開閉部52とを有し、
上記制御装置80は、
上記第1切換モードにおいて、上記給気口開閉部51により上記給気口50を開いて、上記冷却通路開閉部52により上記第1冷却通路102を閉じる一方、上記第2切換モードにおいて、上記給気口開閉部51により上記給気口50を閉じることにより上記第2冷却通路103を開くと共に、上記冷却通路開閉部52により上記第1冷却通路102を開く。
上記実施形態によれば、制御装置80によって切換機構(51,52)を制御して、第1切換モードにおいて、給気口開閉部51により給気口50を開いて、冷却通路開閉部52により第1冷却通路102を閉じる。これにより、給気ファン54から供給される外気が第1冷却通路102に流れることなく、給気通路101を介して加熱室2内に供給される。一方、制御装置80によって切換機構(51,52)を制御して、第2切換モードにおいて、給気口開閉部51により給気口50を閉じることにより第2冷却通路103を開くと共に、冷却通路開閉部52により第1冷却通路102を開く。これにより、給気ファン54から供給される外気は、給気通路101に流れることなく、第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56に供給されると共に、第2冷却通路103を介して赤外線センサ303に供給される。
したがって、加熱室2内に給気する第1切換モードと、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を冷却する第2切換モードとを簡単な構成で切り換えることが可能になる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記切換機構(51,52)は、
上記給気口開閉部51を予め設定された開度に開くと共に、上記冷却通路開閉部52を予め設定された開度に開くことにより、上記給気ファン54から供給される外気が上記給気口50と上記第1冷却通路102および上記第2冷却通路103に流れるようにする第3切換モードに切り換え可能である。
上記実施形態によれば、切換機構(51,52)を第3切換モードに切り換えて、給気口開閉部51を予め設定された開度に開くと共に、冷却通路開閉部52を予め設定された開度に開くことにより、給気ファン54から供給される外気が給気口50と第1冷却通路102および第2冷却通路103に流れるようにする。これにより、給気ファン54から供給される外気は、給気通路101を介して加熱室2内に供給されると共に、第1冷却通路102を介して循環ファン用モータ56に供給され、第2冷却通路103を介して赤外線センサ303に供給される。ここで、給気口開閉部51または冷却通路開閉部52の少なくとも一方の開度を適宜設定することにより、加熱室2と循環ファン用モータ56と赤外線センサ303への流量比を制御して、夫々に最適な量の外気を供給することが可能になる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記赤外線センサ303を回動させるための赤外線センサ用モータ304を備え、
上記赤外線センサ303と上記赤外線センサ用モータ304は、上記第2冷却通路103からの外気が流れる流路に沿って上流側から上記赤外線センサ303と上記赤外線センサ用モータ304の順に直線状に配置されている。
上記実施形態によれば、赤外線センサ303と赤外線センサ用モータ304を、第2冷却通路103からの外気が流れる流路に沿って上流側から赤外線センサ303と赤外線センサ用モータ304の順に直線状に配置することによって、第2冷却通路103からの外気が流れる流路において、始めに赤外線センサ303が優先的に冷却された後、赤外線センサ用モータ304が冷却される。これにより、赤外線センサ303の温度を確実に下げて検出精度の低下を防ぐことができると共に、赤外線センサ用モータ304も冷却することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記本体ケーシング内に配置された筒状ハウジング301と、
上記筒状ハウジング301内に回動可能に支持され、上記赤外線センサ303を保持するセンサ保持部302と
を備え、
上記センサ保持部302は、上記赤外線センサ用モータ304により駆動され、
上記筒状ハウジング301の中心軸に対して上記赤外線センサ用モータ304の中心軸がオフセットされている。
上記実施形態によれば、赤外線センサ用モータ304によりセンサ保持部302を駆動することにより、センサ保持部302に保持された赤外線センサ303を回動させる。この筒状ハウジング301の中心軸に対して赤外線センサ用モータ304の中心軸がオフセットされていることによって、第2冷却通路103からの外気が流れる流路において、外気の流れる上流側から見た正面視において赤外線センサ用モータ304が赤外線センサ303に隠れていない部分を設けることが可能になり、その部分に外気が当たることで赤外線センサ用モータ304の冷却効果が高まる。
この発明の加熱調理器は、
本体ケーシング1と、
上記本体ケーシング1内に配置された加熱室2と、
上記加熱室2内の気体を循環させるための循環ファン19と、
上記本体ケーシング1内の上側に配置され、上記加熱室2内の温度を検出する赤外線センサ303と、
上記循環ファン19を駆動する循環ファン用モータ56および上記赤外線センサ303に外気を供給するための冷却ファン54と、
上記冷却ファン54から供給される外気を、上記循環ファン用モータ56および上記赤外線センサ303に向かって案内する冷却通路と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、加熱室2内の被加熱物を例えばヒータ21,22,23で加熱して、加熱室2内の気体を循環ファン19により循環させるとき、冷却ファン54から供給される外気を冷却通路を介して循環ファン用モータ56と赤外線センサ303に供給する。
これにより、加熱室2が高温になるヒータ加熱時に、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303が高温に曝されても、冷却ファン54から供給される外気により循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を冷却することができる。したがって、循環ファン用モータ56と赤外線センサ303を効率よく冷却でき、性能低下を抑えると共に、循環ファン用モータ56や赤外線センサ303の劣化や破損を防止できる。
1…本体ケーシング
1a…上面板
2…加熱室
2a…開口部
3…扉
4…マグネトロン
5…排気ダクト
5a…吹出口
6…露受容器
7…外ガラス
8…ハンドル
9…操作パネル
10…カラー液晶表示部
11…ボタン群
12…取り消しキー
13…スタートキー
14…赤外線受光部
15…被加熱物
16A,16B…上棚受け
17A,17B…下棚受け
18…循環ダクト
19…循環ファン
20…上ヒータ
21…中ヒータ
22…下ヒータ
23…循環ダンパ
25…チューブポンプ
26…給水タンク
27…吸込口
28…上吹出口
29…第1後吹出口
30…第2後吹出口
31…第3後吹出口
35…蒸気チューブ
36…蒸気管
37…蒸気供給口
40…給排水チューブ
41…給水タンク本体
42…連通管
43…タンクカバー
44…タンクジョイント部
45…自然排気口
46…第1排気経路
47…排気ファン
48…強制排気口
49…排気ダンパ
50…給気口
51…給気ダンパ
52…冷却ダンパ
53…湿度センサ
54…給気ファン
55…前板
56…循環ファン用モータ
57…排気ファン用モータ
58…給気ファン用モータ
59…循環ダンパ用モータ
60…排気ダンパ用モータ
61…給気ダンパ用モータ
62…冷却ダンパ用モータ
70…蒸気発生装置
71…蒸気発生容器
71a…底部
72…蓋部
73…蒸気発生用ヒータ
75…水位センサ
75a,75b…電極棒
76…庫内温度センサ
80…制御装置
91,92…調理トレイ
100…給気ユニット
101…給気通路
102…第1冷却通路
103…第2冷却通路
200…排気ユニット
201…第1風通路
202…第2風通路
203…第3風通路
204…第4風通路
207…希釈エリア部
300…赤外線センサユニット
301…筒状ハウジング
302…センサ保持部
303…赤外線センサ
304…赤外線センサ用モータ
310…凹部

Claims (2)

  1. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に配置された加熱室と、
    上記加熱室内の気体を循環させるための循環ファンと、
    上記加熱室内に外気を供給するための給気ファンと、
    上記給気ファンから供給される外気を上記加熱室内に案内する給気通路と、
    上記給気ファンから供給される外気を、上記循環ファンを駆動する循環ファン用モータに向かって案内する第1冷却通路と、
    上記加熱室近傍に配置され、上記加熱室内の温度を検出する赤外線センサと、
    上記給気通路の下流側に設けられ、上記赤外線センサに向かって開口する第2冷却通路と、
    上記給気ファンから供給される外気を上記給気通路を介して上記加熱室内に供給する第1切換モードか、または、上記給気ファンから供給される外気を上記第1冷却通路を介して上記循環ファン用モータに供給すると共に上記第2冷却通路を介して上記赤外線センサに供給する第2切換モードに切り換える切換機構と、
    上記循環ファンと上記給気ファンと上記切換機構を制御する制御装置と
    を備え、
    上記切換機構は、
    上記給気通路の下流端に設けられた給気口を開閉する給気口開閉部と、上記第1冷却通路を開閉する冷却通路開閉部とを有し、
    上記制御装置は、
    上記第1切換モードにおいて、上記給気口開閉部により上記給気口を開いて、上記冷却通路開閉部により上記第1冷却通路を閉じる一方、上記第2切換モードにおいて、上記給気口開閉部により上記給気口を閉じることにより上記第2冷却通路を開くと共に、上記冷却通路開閉部により上記第1冷却通路を開くと共に、
    上記切換機構は、
    上記給気口開閉部を予め設定された開度に開くと共に、上記冷却通路開閉部を予め設定された開度に開くことにより、上記給気ファンから供給される外気が上記給気口と上記第1冷却通路および上記第2冷却通路に流れるようにする第3切換モードに切り換え可能であることを特徴とする加熱調理器。
  2. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に配置された加熱室と、
    上記加熱室内の気体を循環させるための循環ファンと、
    上記加熱室内に外気を供給するための給気ファンと、
    上記給気ファンから供給される外気を上記加熱室内に案内する給気通路と、
    上記給気ファンから供給される外気を、上記循環ファンを駆動する循環ファン用モータに向かって案内する第1冷却通路と、
    上記加熱室近傍に配置され、上記加熱室内の温度を検出する赤外線センサと、
    上記給気通路の下流側に設けられ、上記赤外線センサに向かって開口する第2冷却通路と、
    上記給気ファンから供給される外気を上記給気通路を介して上記加熱室内に供給する第1切換モードか、または、上記給気ファンから供給される外気を上記第1冷却通路を介して上記循環ファン用モータに供給すると共に上記第2冷却通路を介して上記赤外線センサに供給する第2切換モードに切り換える切換機構と、
    上記循環ファンと上記給気ファンと上記切換機構を制御する制御装置と、
    上記本体ケーシング内に配置された筒状ハウジングと、
    上記筒状ハウジング内に回動可能に支持され、上記赤外線センサを保持するセンサ保持部と
    を備え、
    上記赤外線センサを回動させるための赤外線センサ用モータを備え、
    上記赤外線センサと上記赤外線センサ用モータは、上記第2冷却通路からの外気が流れる流路に沿って上流側から上記赤外線センサと上記赤外線センサ用モータの順に直線状に配置されており、
    上記センサ保持部は、上記赤外線センサ用モータにより駆動され、
    上記筒状ハウジングの中心軸に対して上記赤外線センサ用モータの中心軸がオフセットされていることを特徴とする加熱調理器。
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