JP6440757B2 - 基板搬送システム、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 - Google Patents

基板搬送システム、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板搬送システム、リソグラフィ装置、および物品の製造方法に関する。
近年、半導体デバイス等の製造工程が多様化するにつれ反りの大きな基板や薄い基板が扱われることが増えてきている。
特許文献1には、基板の反りを矯正して保持する基板保持装置が記載されている。
特開2013−191601号公報
しかし、反りの大きな基板や薄い基板を、基板の一部のみ支持して搬送する場合に基板は下凸状、上凸状、鞍型状等様々な形状に湾曲した状態となり、検出基板保持装置に搬送されるまでの搬送経路において基板と基板以外の物体とが衝突する恐れがある。例えば、搬送中の基板が他の部材と衝突する場合や、搬送経路の途中で基板を一時的に載置した載置台から再び取り上げるときに基板と搬送ハンドが衝突する場合が起こりうる。係る場合に、基板が傷ついてしまうし、落下した基板の回収のために搬送システムの一時停止が必要となる。
そこで、本発明は、搬送先までの基板の搬送経路における基板と基板以外の物体との衝突を回避することができる基板搬送システム及びリソグラフィ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る基板搬送システムは基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する基板搬送システムであって、前記基板を搬送する搬送手段と、前記第1保持部に保持された前記基板の湾曲量を含む湾曲状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、搬送先までの基板の搬送経路における基板と基板以外の物体との衝突を回避することができる。
第1実施形態に係る基板搬送システムの構成を示す図である。 基板の湾曲状態の違いについて説明する図である。 第1実施形態に係る基板の湾曲状態を検出する方法を説明する図である。 第1実施形態に係る基板搬送システムの制御について説明する図である。 第1実施形態に係る判定のためのフローチャートである。 S402及びS403の詳細なフローチャートである。 基板の変形が大きい様子を示す図である。 S408の詳細なフローチャートである。 搬送モードの種類を説明する図である。 第1実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 反りやすい基板の例を示す図である。
[第1実施形態]
(基板搬送システムの構成)
第1実施形態に係る基板搬送ステム100(以下、搬送システム100という)の概略構成を図1に示す。以下の説明において、鉛直方向の軸をZ軸、当該Z軸に垂直な平面内で互いに直交する2軸をX軸及びY軸としている。以下説明する図面に関し、先に説明した部材と同一の部材には同じ符号を付し、2回目以降の詳細な説明は省略する。また以下の説明において、基板5は、基材だけの場合も基材上に別の材料が付与された構成も含むものとする。
搬送システム100は、載置台(第1保持部)200、搬送機構300、アライメントステージ400、搬送機構500、ステージ(第2保持部)600を有する。搬送機構300、500は、載置台200からステージ600まで基板5を搬送する搬送手段である。
搬送システム100が露光装置に搭載される場合、外部のコータデベロッパによってレジストが塗布された基板5が搬送システム100に対して搬入される。搬入された基板は、まず、載置台200に載置される。載置台200は、上面201から突出している3本の支持部材202の上に載置された基板5を一時的に保持する。
搬送機構300は、載置台200からアライメントステージ400へ基板5を搬送する。搬送機構300は、基板5を保持するハンド305を四軸方向(X、Y、Z、θ)に位置決めできるようにするために、水平方向の駆動用の駆動機構301、鉛直方向の駆動用の駆動機構302、回転方向の駆動用の駆動機構303、304を有する。
アライメントステージ400は、基板5をアライメントステージ400の保持面に沿って回転させて基板5の水平方向および回転方向の位置を調整する。
搬送機構500は、アライメントステージ400によって位置調整のされた基板5をステージ600に搬送する。搬送機構500はアライメントステージ400によって位置調整のされた基板5を精度良く搬送できるようにするため、Y軸方向及びZ軸方向にのみ駆動可能に構成されている。
ステージ600はXY平面で移動可能であり、搬送された基板5を所定の処理位置に位置決めする。移動のための駆動機構として、例えば、不図示の、リニアモータ、電磁アクチュエータ、パルスモータ等が用いられる。搬送システム100が露光装置に搭載される場合は、所定の処理位置は投影光学系の下方位置である。バッファステーション700は、複数の基板5を載置可能に構成されており、基板5を一時的に待機させるための待機位置である。
制御部800は、搬送機構300、アライメントステージ400、搬送機構500、ステージ600に接続され、これらのユニットの駆動を制御する。さらに、制御部800は、載置台200に載置された基板5をステージ600まで搬送可能かどうかの判定を行う機能も有する。制御部800の機能は後で詳述する。
なお、搬送システム100において、基板5は支持のされ方、つまり支持位置やその支持面積の変化によって基板5の湾曲状態が変化する。湾曲状態の違いについて図2を用いて説明する。
図2(a)はハンド305で、図2(b)はアライメントステージ400で、図2(c)は支持部材202で基板5を支持したときの様子を示している。なお、図2(a)〜(c)はいずれも+X方向から見た図である。
図2(a)〜(c)に示すように、同一の基板5であっても基板5の湾曲状態は変化する。すなわち、下凸状、上凸状、或いは鞍型状、等、湾曲方向及びその湾曲量(基板5の面外方向の幅)の情報を含む、基板5の3次元形状が変化する。これは、支持面積やその位置に依存するものであり、支持位置が中心に近いほど、支持部材による支持面積が小さいほど、基板5の湾曲量は大きくなる傾向がある。
また、同一の部材で支持する場合であっても、基板5の湾曲状態は、搬入された基板5を構成する材質、基板5にはたらく応力に起因する基板5の反り、によって、基板5ごとに異なるものである。特に、図11(a)(b)に示す基板1000のように、基板1000の単位領域106が、モールド材102の上で半導体チップ101と電極パッド104とが配線103を介して接続された構成を有する場合に反りやすくなる。反りが大きな基板は、その裏面を支持されたときに大きく湾曲した状態で搬送されやすくなる傾向がある。
したがって、搬送機構300、500による、基板5の搬送高さ、アライメントステージ400からの基板5の受け取り高さ、ステージ600への基板5の受け渡し高さを基板5によらずに固定値とすることは好ましくない。湾曲量が許容値よりも大きな基板5の場合、載置台200からステージ600までの搬送経路において、基板5と基板5以外の物体(以下、他の物体という)とが衝突する恐れがあるからである。ここで、他の物体として、例えば、搬送機構300のハンド305、アライメントステージ400、ステージ600、又は搬送システム100が搭載された装置の構成部材などが挙げられる。
本実施形態に係る搬送システム100は、湾曲状態を検出し検出結果を許容値と比較することによってその後の搬送可否を判定することで、搬送経路における基板5と他の物体との予期せぬ衝突を回避する。
前述のように基板5の湾曲状態は支持のされ方によって変化するので、それぞれの部材で支持された時の基板5の湾曲状態を把握することが理想的ではある。しかし、基板5の持ち替えをするたびに検出をするとその分時間がかかってしまう。
本実施形態は、搬送システム100に搬入されて初めて基板5を受け取る部分である載置台200でのみ基板5の湾曲状態を検出することで、基板5の湾曲状態の検出回数を少なくするものである。そのために、載置台200で基板5の湾曲状態を検出した結果からでも、基板5が搬送経路のいずれの場所であっても他の物体と衝突せずに通過可能かどうかを判定できるようにしなければならない。
そこで、本実施形態では、載置台200の支持方法を、アライメントステージ400、搬送機構300及び500におけるそれぞれの支持方法のうち、基板5が最も湾曲する支持方法と同一の支持方法か、又はそれ以上に湾曲する支持方法としている。例えば、3本の支持部材202で囲まれる面積を、アライメントステージ400の基板5との接触面積、ハンド305の2本のフィンガーで囲まれる面積、搬送機構500が基板5と接触する部分で囲まれる面積よりもよりも小さくしている。
以下、基板5の湾曲状態の検出方法およびその検出結果に基づく搬送可否の判定フローについて説明する。
なお、「湾曲状態を検出する」とは典型的には「湾曲した基板の3次元形状を計測する」ことをいうが、本発明では「基板5の湾曲の程度が分かる量を直接的に又は間接的に計測する」ことを「湾曲状態を検出する」と表現している。湾曲状態の検出結果は、基板5の湾曲の程度が分かる量を直接的に示す「基板の湾曲量」であってもよいし、基板5の湾曲の程度が分かる量を間接的に示す「基板の面上の一点の面外方向の位置」であってもよい。本実施形態において、面外方向は高さ方向、すなわちZ軸方向である。また検出手段による検出結果は、基板5の表面全ての位置に関する情報を含んでいる必要は無く、計測が行われた基板の一部分のみの結果でも構わない。検出結果が「基板の湾曲量」の場合は、これを許容湾曲量と比較した結果から搬送可否の判定することができる。また、検出結果が「基板の面上の一点の面外方向の位置」の場合は、これを面外方向の許容位置と比較した結果から搬送可否の判定することができる。これらの場合において、基板5が下凸状に湾曲した場合と上凸に湾曲した場合とで、許容湾曲量や許容位置が異なる値に設定されていてもよい。
(基板の湾曲状態の検出方法)
図3(a)及び(b)に示すように、搬送機構300は、載置台200に支持された基板5の面外方向に移動するハンド(移動部材)305と、ハンド305と基板5との接触を検知するセンサ309を有する。搬送機構300は、搬送手段としての機能に加え、基板5の湾曲状態を検出する検出手段としての機能も有する。
本実施形態では、搬送機構300は、湾曲状態の検出として、基板5の湾曲の程度が分かる量を間接的に示す「基板の面上の一点の面外方向の位置」を計測する。計測結果を、以下の説明では「位置情報POS」と表現している。搬送可否の判定に用いられる許容位置を、下限位置20及び上限位置30としている。下限位置20は基板5が上凸状の場合、上限位置30は基板5が下凸状の場合に対応している。すなわち、下限位置20≦POS≦上限位置30なる所定範囲は、湾曲状態の検出時に搬送システム100に設定されている搬送プロファイルにしたがって基板5を載置台200からステージ600まで基板5を他の物体と衝突させずに搬送可能な範囲である。
図3(a)に示すように、搬送機構300は、ハンド305が基板5の下方に挿入した状態で基板5の湾曲状態を検出する。図3(b)は、図3(a)に示すα方向から載置台200及び搬送機構300を見た矢視図である。
図3(b)に示すように、センサ309は、ハンド305の上面に設けられた吸引口306を介して周囲の気体を排気する真空ポンプなどの排気部308と、排気部308と吸引口306を接続する排気流路中の圧力を計測するセンサ309を有する。排気部308が排気してハンド305に基板5が吸着されることにより、搬送中の基板5位置ずれを防ぎながら搬送する。
ハンド305が基板5の下に挿入された状態で制御部800がハンド305を基板5に近づく方向(+Z方向)にハンド305を上昇させる。基板5によって吸引口306が塞がれると、排気流路中の圧力は大気圧より負圧に変化する。この圧力の変化を検出することで、センサ309はハンド305と基板5との接触を検知する。
ハンド305の可動範囲はZ軸方向の位置である下限位置20よりも低い位置から上限位置30よりも高い位置まで移動可能に構成されている。
ここで搬送プロファイルとは、搬送機構300、500が基板5を搬送するときの高さ、搬送時の速度や加速度、ステージ600の上面の高さ、アライメントステージ400の上面の高さ、等を含む。
なお、ハンド305が基板5と接触したことを検知できるものであれば、センサ309は圧力を計測するものでなくてもよい。例えば、基板5の荷重を検知するセンサ、基板5との距離を計測する光センサ又は超音波センサなどでもよい。センサ309がこれらの場合であっても、ハンド305に基板5を保持するために、吸引孔や排気部は設けられていてもよい。
(搬送可否の判定方法)
次に、搬送システム100における基板5の搬送可否の判定方法を説明する。図4は基板5の搬送可否判断に関わる部分の制御を説明するための図である。
制御部800は、制御指令を出力する指令部801と、基板5の搬送可否を判断する判定部802と、記憶部803を有する。
指令部801は、CPUを備え、搬送機構300、500、アライメントステージ400の制御について必要な判断をしたり制御指令を出力したりする。特に、判定部802が、設定されている搬送プロファイルでは基板5を搬送できないと判定した場合には新たな搬送プロファイルを設定する。
判定部802は、搬送機構300を用いて検出された基板の湾曲状態に基づいてその後の搬送可否を判定する。
記憶部803には、判定部802による搬送可否の判定に関するプログラムや指令部801による制御指令を決定に関するプログラムなどが記憶されている。また、ハンド305と基板5との接触を検知したときのハンド305の高さと、搬送不可能の場合の制御指令と、が関連付けられたテーブルが記憶されている。
なお、制御部800は上記の機能を備えていればよく、指令部801、判定部802、記憶部803相当の回路が同一制御基板上に構成されていてもよいし別個の制御基板上に構成されていてもよい。これらの機能に関するメモリや制御基板同一の制御基板上に構成されていても良いし、別個の制御基板上に設けられていてもよい。
図5は、搬送システム100が実行するプログラムに関するフローチャートである。S400の開始時点では、搬送システム100に基板が搬入されていない状態とする。
S401では載置台200に基板5が搬入される。そして、S402では、搬送機構300が指令部801からの制御指令に基づいて基板5の湾曲状態を検出する。搬送機構300は、検出結果を判定部802に出力する。
ハンド305の構成ではY軸方向に並ぶ2箇所の湾曲状態しか検出できない。そこで、基板5の最も湾曲した部分の湾曲状態を検出できるようにするため、搬送機構300はハンド305と基板5の相対角度を変えながら複数回S402の工程を繰り返してもよい。これにより、同一直線にない少なくとも3箇所で前記湾曲状態を検出することができる。この場合、搬送機構300は、得られた複数の検出結果のうち基板5の湾曲量が一番大きいことを示す検出結果を判定部802に出力する。本実施形態の場合、支持部材202の上端から最も離れた位置情報POSが基板5の湾曲量が一番大きいことを示す検出結果に相当する。
S403では、判定部802が検出結果に基づいて基板5の搬送可否を判定する。S402及びS403については後述する。
S403で判定部802が搬送可能と判断すると、判断された基板5は前述の流れに沿ってステージ600まで搬送される。そして、S404において、ステージ600上の基板5に対して所定の処理が実行される。
S403で判定部802が搬送不可と判断した場合、S405では、指令部801は、搬送不可と判断された基板5をバッファステーション700へ搬送するように搬送機構300に指示をする。
S404又はS405の工程の後、S406では指令部801は搬送した基板5が搬送システム100に搬入された最後の基板5であったかどうかを判断する。最後の基板5ではない場合は、制御部800によりS401〜S406までの工程を繰り返し実行する。このようにして、搬送不可と判定された基板5よりも先に搬送可能と判断された基板5をステージ600まで搬送する。
S406で指令部801がこれ以上搬入された基板5が無いと判断した場合に、S407に進む。S407では、指令部801はS403での判断に基づいてバッファステーション700に搬送した基板5があったかどうかを判定する。
指令部801がバッファステーション700に搬送された基板5があると判断した場合はS408に進み、バッファステーション700に搬送された基板5が無いと判断した場合は図5のフローチャートに示すプログラムを終了する。S408では、指令部801はバッファステーション700に搬送された基板に対する措置を決定する。措置の決定フローについては後述する。
S409では、S408で措置を決定した結果、搬送機構300、500等に対する制御指令である搬送プロファイルを変更することによってステージ600まで搬送が可能となる基板5が有るかどうかを判断する。処理可能となる基板5がある場合は、S403で判定部802が搬送不可と判定した基板5を搬送可能な搬送プロファイルに変更してから、当該基板5をステージ600まで搬送させる。
このとき、S309で処理可能と判断された基板5を同じ搬送プロファイルで搬送可能な基板5ごとにまとめて処理してもよい。搬送プロファイルの設定変更に関してユーザに承認をとる場合の、ユーザ側の判断回数を減らすことができる。
S410ではステージ600上の基板5に対して所定の処理が実行され、処理を終えたら図5のフローチャートに示すプログラムを終了する。S409で指令部801が処理可能な基板5が無いと判断した場合も、図5のフローチャートに示すプログラムを終了する。
次に、S402の工程およびS403の工程の詳細について、図6のフローチャートに示すプログラムについて説明する。S402はS800〜S803の工程を含み、S403はS804〜S807の工程を含む。
まず、指令部801は、搬送機構300を制御して、ハンド305を、載置台200に載置された基板5の下方位置であり且つ検出用の初期位置(POS=0)に挿入する。次に、S801では指令部801は、ハンド305を微小ステップずつ上昇駆動させる。1回あたりの駆動量は、例えば100μm程度である。当該駆動の間または駆動後、S802では判定部802がセンサ309からハンド305と基板5とが接触したことの通知があったかどうかを判断する。
ハンド305と基板5が接触していない場合は、S803で指令部801はハンド305が駆動上限に達したかどうかを判断する。駆動上限に達していない場合は、S801〜S803の工程を繰り返す。
S802でセンサ309から判定部802に、ハンド305と基板5の接触があったことの通知を受けたとき、判定部802は指令部801からハンド305の高さ方向の位置情報POSを取得し、S804に進む。また、判定部802は、記憶部803から、現在設定されている搬送プロファイルで基板5を搬送可能な下限位置20と上限位置30とを取得する。
S804では、判定部802は、指令部801から取得した位置情報POSが、下限位置20≦POS≦上限位置30を満たすどうかを判定する。この式を満たす場合は、S805で搬送可能という判定を、式を満たさない場合はS806で搬送不可という判定を、指令部801に出力する。不等式を満たさない場合とは、支持部材202で保持された状態での基板5ハンド305と触した時の高さ方向の位置が、図7(a)のように下限位置20を下回る場合や、図7(b)のように上限位置30を上回る場合である。
次に、S408の工程の詳細について、図8のフローチャートに示すプログラムについて説明する。S800では、指令部801が、判定部802が判定に用いたハンド305の高さ方向の位置情報POSを読み出す。S802では、指令部801が、位置情報POSに対応する搬送モードがあるか否かを判断する。
図9は、記憶部803に記憶されているデータであって、搬送モードについて説明する図である。図9(a)は搬送モードごとの位置情報POSの範囲と、各搬送モードに対応する搬送プロファイルのファイル名を対応付けたデータを示す。図9(b)は各ファイル名に対応する搬送プロファイルのデータである。各搬送モードに対応する搬送プロファイルは、例えば、搬送機構300、500のための、駆動プロファイル及び制御指令値がセットになったデータである。駆動プロファイルは、時間と位置の関係、時間と搬送速度の関係、時間と搬送加速度の関係、の少なくとも1つを含む。
基板5の湾曲量に応じてアライメントステージ400やステージ600が基板5を受け取る部分の高さを変更する場合には、搬送プロファイルがこれらの高さ変更を制御するための制御指令値を含んでいてもよい。基板5の湾曲量に応じて搬送機構300、500のそれぞれでの基板5の保持力や、ステージ600での基板5の保持力を変更する場合には、搬送プロファイルという情報がこれらの保持力の変更を制御するための制御指令値を含んでいても良い。
いずれの搬送モードにも収まらない場合は、S903に進み、指令部801は、ユーザに基板5を搬送することができない旨を通知する。
指令部801は当てはまる搬送モードを選択した場合は、S902で搬送プロファイルをその搬送モードの値に変更する。例えば、搬送モード2で送プロファイルが設定されており、検出された位置情報POSが搬送モード2の上限位置30である“12”よりも大きい場合は、搬送モード3に変更する。搬送モード3は、搬送機構300、500によって基板5を搬送するときに基板5を支持する部分の高さ(搬送高さ)を、変更前の搬送モード2よりも低くするようなモードである。このような搬送高さの変更は、少なくとも、湾曲状態が上限位置30を超える基板5を搬送モード2で搬送した場合に他の物体と衝突する可能性のある位置(上限に対応する位置)で行われる。同様に、検出された位置情報POSが下限位置20を下回る場合には、搬送高さを搬送モード2よりも低くするような搬送モード1に変更する。
その後、S903へ進み、ユーザに搬送プロファイルを変更した旨を通知する。なお、S903におけるユーザへの通知方法は、ディスプレイ等のユーザインターフェイスにその旨を表示したり、所定のランプを点灯させる等、いかなる態様でもよい。
このように、予め検出した基板5の湾曲状態に基づいてその後の搬送可否を判定しておくことによって、基板5の搬送経路中における基板5と他の物体との衝突を回避することができる。これにより、予期せぬタイミングで搬送システム100を停止することに起因して搬送先であるステージ600に基板5が搬送されてから行われる処理に遅れが生じることを防ぐことができる。
本発明にかかる搬送システムは、基板5の搬送スペースを拡張することが難な場合に適している。搬送システム100が搭載されている装置を大型化するような改造を伴わずに、様々な湾曲状態の基板5を搬送先まで搬送できるようになる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る搬送システム100の構成は第1実施形態とほぼ同じであるが、記憶部803に記憶されているプログラムが一部異なる。第1実施形態ではS403で搬送不可と判断された基板5の全てを一度バッファステーション700に待機させたが、本実施形態では搬送不可と判定された基板5のうち対応する搬送モードが無い場合のみバッファステーション700に待機させる。つまり、判定部802がS403の時点での搬送モードでは搬送不可だと判定した場合であっても、S408を実行して基板5を搬送可能な搬送モードが有る場合には搬送プロファイルの設定を変更してから基板5をステージ600まで搬送する。搬送プロファイルの設定の変更は、制御部800により自動で行ってもよいし、ユーザへ通知しユーザからの承認を得てから行ってもよい。
本実施形態でも第1実施形態と同様に、予め検出した基板5の湾曲状態に基づいてその後の搬送可否を判定しておくことによって、基板5の搬送経路中における基板5と他の物体との衝突を回避することができる。さらに、搬送プロファイルを再設定すれば搬送可能となる基板5をバッファステーションに載置する必要がなくなるため、搬送システム100が搬送すべき全ての基板5を搬送し終えるまでに必要な時間を第1実施形態に比べて短縮することができる。
以下、第1実施形態および第2実施形態のいずれにも適用可能なその他の形態について説明する。これらは組み合わせて適用されてもよい。
第1、第2実施形態では、判定部802は、ハンド305の位置情報POS以外の情報に基づいて搬送可否を判断してもよい。例えば、判定部802は、Z軸方向における支持部材202の上面と基板5と接触した時のハンド305の位置情報POSとの差に基づいて、搬送可否を判定してもよい。
第1実施形態および第2実施形態においては、載置台200が搬送システム100の中で最も湾曲量が大きくなる方法で基板5を保持するものとしたが、本発明の適用範囲はこれに限らない。前述したように、基板5の湾曲量は保持方法によって異なる。しかし、あらかじめ異なる保持部或いは搬送手段でいろいろな基板5を保持した場合の湾曲状態を検出しておくことで、ある保持部で保持した場合の湾曲状態の検出結果から、他の保持部又は搬送手段で保持した場合の湾曲状態を推定することができる。また、異なる保持部の保持方法の違いから理論的に保持部間の湾曲状態の相関関係を計算によって求めることもできる。このようにすれば、載置台200に保持された基板の湾曲状態を検出することによって、他の保持部或いは搬送手段に保持された場合の基板の湾曲状態を推定することができる。したがって、載置台200が最も大きな湾曲量で基板5を保持するものでなくても、載置台200における検出結果から搬送可否を判定することができる。
第1、第2実施形態で示した搬送システム100はアライメントステージ400を経由して基板5をステージ600まで搬送する形態であったが、本発明は少なくとも2つの保持部間での基板5の搬送可否の判定が可能である。
[第3実施形態]
第3実施形態では、基板5に対する処理としてパターンを形成する、リソグラフィ装置について説明する。本実施形態に係るリソグラフィ装置は、図10に示すように、露光により基板5に塗布されたレジストに対して潜像パターンを形成する露光装置900である。露光装置900は搬送システム100を有する。
露光装置900は、露光チャンバ(不図示)内に搬入された基板5をステージ600まで搬送する第1実施形態に係る搬送システム100の他に、ステージ600に搬送された基板5に対してパターンを形成する形成手段として下記の構成を有する。
照明光学系901はレチクル(原版)902に照明光903を照明し、投影光学系610は、照明されたレチクル902に形成されているパターンの像を基板5に投影する。ステージ906はレチクル902を保持してX軸方向に走査させる。ステージ600には、搭載されたリニアモータ等の駆動機構(不図示)を備え、搬送システム100を用いてステージ600まで搬送された基板5を移動させる。ステージ600には基板5を保持するチャック905が配置されている。ステージ600は、粗動ステージと該粗動ステージよりも短ストロークで移動する微動ステージとを備えていてもよい。
露光装置900は、ステージ906、600によってレチクル902及び基板5を相対的に走査させながら、基板5に付与されたレジストの潜像パターンを形成する。干渉計908はミラー909に、干渉計904はミラー911にそれぞれレーザ光を照射し、その反射光を受光してレチクル902や基板5の位置を検出する。検出系912は基板5に形成されているアライメントマーク(不図示)やステージ600上に設けられた基準マーク(不図示)を検出する。
制御部915は、ステージ906、600、検出系912、干渉計908、910及び搬送システム100と接続されており、これらを統括的に制御する。例えば、露光処理時には、検出系912の検出結果に基づいてパターンの形成位置を決定し、干渉計908、910から得られる位置情報に基づいてステージ906、600の移動を制御する。
これにより、ステージ600までの基板5の搬送経路において基板5が他の物体と衝突すること回避できる。これにより、搬送システム100を停止する回数を従来に比べ低減することができる。また、様々な湾曲状態の基板5が露光装置900内に搬入される場合であっても、基板5の衝突に起因する露光処理のスループット(単位時間当たりの処理枚数)の低下を抑制することができる。
露光装置900はステップアンドスキャン方式で露光する露光装置(スキャナ)に限らず、ステップアンドリピート方式で露光する露光装置(ステッパ)でもよい。また、露光に用いる光は、例えば、g線(波長436nm)、i線(波長365nm)、ArFレーザ光(波長193nm)、EUV光(波長13nm)等の各種光線から選択可能である。
なお、搬送システム100は露光装置900以外のリソグラフィ装置にも適用可能である。リソグラフィ装置は、例えば、荷電粒子線やレーザビームを照射することによって基板上に潜像パターンを形成する描画装置等であってもよい。又は、型を用いて基板上に硬化した凹凸パターンを形成するインプリント装置であってもよい。また、搬送システム100は、パターンの形成以外の処理装置に搭載されていてもよい。
[物品の製造方法]
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターン又はその他のリソグラフィ装置を用いて潜像パターンの形成された基板を現像した後に残る硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。
物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
これらの物品の製造方法は、リソグラフィ装置を用いて基板にパターンを形成する形成工程と、パターンの形成された基板を物品の製造のために加工する加工工程とを有する。形成工程を経て形成された硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。レジストマスクとして用いられる場合、加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
加工工程はさらに、他の周知の加工工程(現像、酸化、成膜、蒸着、平坦化、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含んでもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
5 基板
100 基板搬送システム
200 載置台(第1保持部)
300 搬送機構(検出手段)
600 ステージ(第2保持部)
802 判定部(判定手段)

Claims (21)

  1. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する基板搬送システムであって、
    基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により保持された基板を搬送する搬送手段と、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲量を含む湾曲状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定手段と、を有し、
    前記検出手段は、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする基板搬送システム。
  2. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する基板搬送システムであって、
    基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により保持された基板を搬送する搬送手段と、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲方向を含む湾曲状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定手段と、を有し、
    前記検出手段は、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする基板搬送システム。
  3. 前記検出手段は、前記保持面に保持された前記基板と前記移動部材との接触を検出したときの、前記方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の基板搬送システム。
  4. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する基板搬送システムであって、
    基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により保持された基板を搬送する搬送手段と、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定手段と、を有し、
    前記検出手段は、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に保持された前記基板と前記移動部材との接触を検出したときの、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする基板搬送システム。
  5. 前記移動部材は前記基板と接する面に吸引口を有し、吸引口から気体を排気することにより基板を吸着し、
    前記検出手段は前記気体を排気するための排気流路中の圧力を計測することにより前記接触を検出することを特徴とする請求項3又は4に記載の基板搬送システム。
  6. 前記移動部材は前記基板の荷重を検出するセンサを有し、前記検出手段は前記センサの検出結果により前記接触を検出することを特徴とする請求項3又は4に記載の基板搬送システム。
  7. 前記検出手段は前記方向における前記保持面に保持された前記基板と前記移動部材との距離を計測するセンサを有し、前記検出手段は前記センサの検出結果により前記接触を検出することを特徴とする請求項3又は4に記載の基板搬送システム。
  8. 前記第1保持部は、前記第2保持部及び前記搬送手段よりも前記基板の湾曲量が大きくなる保持方法で前記基板を保持することを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の基板搬送システム。
  9. 前記判定手段は、前記検出手段の検出結果が前記基板が前記基板の面外方向の所定範囲に収まることを示す場合に前記基板を搬送可能と判定し、前記検出結果が前記基板が前記所定範囲に収まらないことを示す場合に前記基板を搬送不可と判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の基板搬送システム。
  10. 前記搬送手段に設定される搬送プロファイルが、前記判定手段が搬送不可と判定した基板を搬送可能な搬送プロファイルに変更されてから、前記搬送手段は前記判定手段が搬送不可と判定した基板を搬送することを特徴とする請求項に記載の基板搬送システム。
  11. 前記判定手段は、前記検出手段の検出結果が前記所定範囲の上限を超えることを示す場合に、少なくとも前記上限に対応する位置における前記基板の搬送高さを前記搬送プロファイルの変更前よりも低くし、
    前記判定手段は、前記検出手段の検出結果が前記所定範囲の下限を下回ることを示す場合に、少なくとも前記下限に対応する位置における前記基板の搬送高さを前記搬送プロファイルの変更前よりも高くすることを特徴とする請求項10に記載の基板搬送システム。
  12. 前記判定手段が搬送不可と判定した基板を待機位置に待機させ、前記搬送手段は前記判定手段が搬送可能と判定した基板を前記判定手段が前記搬送不可と判定した基板よりも先に前記第2保持部へ搬送することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の基板搬送システム。
  13. 前記検出手段は、同一直線状にない少なくとも3箇所で前記湾曲状態を検出し、前記判定手段は前記検出手段により得られた複数の検出結果のうち前記基板の湾曲量が一番大きいことを示す検出結果に基づいて前記搬送可否を判定することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の基板搬送システム。
  14. 前記第1保持部は、前記基板搬送システムに搬入されて初めて前記基板を受け取る部分であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の基板搬送システム。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の基板搬送システムと、
    前記基板搬送システムによって前記第2保持部に搬送された基板に対してパターンの形成を行う形成手段と、を有することを特徴とするリソグラフィ装置。
  16. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する方法であって、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲量を含む湾曲状態を検出する検出工程と、前記検出工程における検出結果に基づいて、前記基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により前記基板を搬送する搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定工程と、を有し、
    前記検出工程において、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする搬送方法。
  17. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程で搬送された基板上に硬化物のパターンの形成する形成工程と、前記形成工程でパターンが形成された基板を加工する加工工程と、前記加工工程で加工された前記基板の少なくとも一部を含む物品を得る工程と、を有し、
    前記搬送工程は、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲量を含む湾曲状態を検出する検出工程と、前記工程における検出結果に基づいて、前記基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により前記基板を搬送する搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定工程と、を有し、
    前記検出工程において、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする物品の製造方法。
  18. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する方法であって、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲方向を含む湾曲状態を検出する検出工程と、前記検出工程における検出結果に基づいて、前記基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により前記基板を搬送する搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定工程と、を有し、
    前記検出工程において、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする搬送方法。
  19. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程で搬送された基板上に硬化物のパターンの形成する形成工程と、前記形成工程でパターンが形成された基板を加工する加工工程と、前記加工工程で加工された前記基板の少なくとも一部を含む物品を得る工程と、を有し、
    前記搬送工程は、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲方向を含む湾曲状態を検出する検出工程と、前記工程における検出結果に基づいて、前記基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により前記基板を搬送する搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定工程と、を有し、
    前記検出工程において、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする物品の製造方法。
  20. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する方法であって、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲状態を検出する検出工程と、前記検出工程における検出結果に基づいて、前記基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により前記基板を搬送する搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定工程と、を有し、
    前記検出工程において、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に保持された前記基板と前記移動部材との接触を検出したときの、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする搬送方法。
  21. 基板を保持可能な第1保持部から該基板を保持可能な第2保持部へ基板を搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程で搬送された基板上に硬化物のパターンの形成する形成工程と、前記形成工程でパターンが形成された基板を加工する加工工程と、前記加工工程で加工された前記基板の少なくとも一部を含む物品を得る工程と、を有し、
    前記搬送工程は、
    前記第1保持部の保持面に保持された前記基板の湾曲状態を検出する検出工程と、前記工程における検出結果に基づいて、前記基板を保持して移動する移動部材を備え、前記移動部材により前記基板を搬送する搬送手段による前記第1保持部から前記第2保持部への前記基板の搬送可否を判定する判定工程と、を有し、
    前記検出工程において、前記移動部材が前記保持面に保持された前記基板の下に挿入された状態における、前記保持面に保持された前記基板と前記移動部材との接触を検出したときの、前記保持面に垂直な方向に沿った前記移動部材の位置に基づき前記湾曲状態を検出することを特徴とする物品の製造方法。
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