JP2010056217A - 基板昇降装置および基板処理装置 - Google Patents

基板昇降装置および基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010056217A
JP2010056217A JP2008218178A JP2008218178A JP2010056217A JP 2010056217 A JP2010056217 A JP 2010056217A JP 2008218178 A JP2008218178 A JP 2008218178A JP 2008218178 A JP2008218178 A JP 2008218178A JP 2010056217 A JP2010056217 A JP 2010056217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
lift pin
lift
pin
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008218178A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Taniguchi
竹志 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2008218178A priority Critical patent/JP2010056217A/ja
Publication of JP2010056217A publication Critical patent/JP2010056217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】 タクトタイムのロスや基板の破損を防止しつつ、基板搬送装置のハンドリング機構とリフトピンとの干渉を回避し、かつ基板の実用領域へのピン跡の出現を低減させた基板昇降装置を提供する。
【解決手段】 共通の支持枠120を介して単一のモータで昇降するリフトピンとして、基板20の外周縁などに配置される第1リフトピン110aと、基板20の実用領域に配置される第2リフトピン110bとを設ける。多数のリフトピンで基板20を支持するため、基板20の高速昇降が可能になり、破損も防止される。第2リフトピン110bの上昇はストッパ141により途中で規制され、基板20を押し上げた最高位置では、第2リフトピン110bと基板20との間に、搬送アーム61が進入可能な空間が形成される。また、基板20と第2リフトピン110bとの接触時間は比較的短いため、基板20にピン跡が出にくい。
【選択図】 図4

Description

本発明は、基板が載置される載置面を貫いて昇降するリフトピンによって、載置面に対する基板の昇降を行う基板昇降装置に関する。
フラットパネルディスプレイ(FPD)の製造において、処理装置の載置ステージに載置された基板は、感光液の塗布など各種処理を施された後、載置ステージから持ち上げられて引き剥がされ、ロボットなどの搬送機構により次工程に引き渡される。
上記のように基板を持ち上げるために載置ステージの厚み方向に複数の貫通孔を形成し、これら貫通孔にリフトピンを挿通させて、駆動源によりリフトピン群を昇降させる装置が知られている。
そして、基板を確実に支持するために、リフトピンを基板の外周縁だけでなく、基板の裁断予定線にも配置した基板載置ステージが特許文献1で提示されている。
特開2006−108265号公報
ところが、近年のフラットパネルディスプレイの大型化に伴い、基板裁断後の利用面の大きさが大きくなったため、基板の外周縁と裁断予定線だけでは、基板を載置ステージから持ち上げて、引き剥がすだけの十分なリフトピンを配置することができなくなっている。そのため基板の引き剥がしの際に時間がかかる、また、基板が破損するといった問題が発生する。
このような問題に対処するためには、基板の外周縁や裁断予定線など、製造される基板の本来の機能(たとえばFPDの場合は画像表示)を達成するためには使用されない領域(以下「付随領域」)のほかに、製造される基板の本来の機能を達成するために使用される領域(以下「実用領域」)にもリフトピンを配置することが有効ではある。しかしながら、基板を載置ステージ上に搬入し、あるいは載置ステージ上から搬出するために搬送手段としてロボットなどを用いる場合には、このような追加のリフトピンが基板搬送の障害となる。すなわち、この場合、ロボットの基板搬送アームのようなハンドリング機構は、基板を支持するために、載置ステージ上で持ち上がった基板の下面に進入させる必要があるが、ハンドリング機構が一部のリフトピンと干渉してしまうことがあるので、必ずしも任意の位置にリフトピンを設けることができるとは限らない。
また、実用領域に対応する位置にもリフトピンを配置すると、基板の実用領域(正確にはその裏側)にピン跡が残るため、製造される基板の性能に不良が生じやすいという問題もある。
このような理由により、リフトピンの追加箇所が制限されて前記問題点に十分に対応できない状況にあり、これらを改善する技術が望まれていた。
本発明は、上記課題を鑑みなされたものであり、載置面に基板を下降させて載置し、あるいは載置面から基板を上昇させて離間させるプロセス(以下「基板の昇降プロセス」と総称)において、タクトタイムのロスや基板の破損を防止しつつ、基板搬送装置のハンドリング機構とリフトピンとの干渉を回避し、かつ基板のピン跡の出現を抑制させることができる装置を、比較的簡単な構成で実現することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、基板が載置される載置面を貫いて昇降するリフトピンによって、前記載置面に対する基板の昇降を行う基板昇降装置であって、前記載置面の第1領域に配置され、前記載置面を貫いて昇降可能な第1リフトピンと、前記載置面の第2領域に配置され、前記載置面を貫いて昇降可能な第2リフトピンと、共通の駆動源からの駆動力を受けて、前記第1および第2リフトピンをそれぞれ昇降させる第1リフトピン昇降機構および第2リフトピン昇降機構と、を備え、前記第2リフトピン昇降機構が、前記第2リフトピンの上昇限界高さを前記第1リフトピンの上昇限界高さよりも低く規制する規制手段、を備え、前記第2リフトピンの上昇限界高さ以下では、前記第1リフトピンと前記第2リフトピンとが、前記基板の下面に当接することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る基板昇降装置であって、前記第2リフトピンの上昇限界高さ以下では、前記第1リフトピンと前記第2リフトピンとは、互いに同じ先端高さを維持して昇降駆動されることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る基板昇降装置であって、前記第1および第2リフトピン昇降機構は、共通の変位伝達部材を介して前記駆動源に結合され、前記規制手段が、前記第2リフトピンの上昇中に、前記第2リフトピンに固定された部材に当接して前記第2リフトピンの上昇限界高さを規制する当接部材、を備えるとともに、前記第2リフトピン昇降機構が、前記変位伝達部材と前記第2リフトピンとの結合状態を、前記第2リフトピン側に加わる外力に応じて変化させる可変カップリング手段、を備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る基板昇降装置であって、前記当接部材は、前記第2リフトピンに対する前記当接部材の当接高さが調整可能に設置されていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3または請求項4の発明に係る基板昇降装置であって、前記可変カップリング手段が弾性体を有することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項3または請求項4の発明に係る基板昇降装置であって、前記可変カップリング手段が磁性体を有することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る基板昇降装置であって、前記第1領域は、前記基板が有する実用領域と付随領域とのうち、前記付随領域に対向する領域であり、前記第2領域は、前記基板の前記実用領域に対向する領域であることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1の発明に係る基板昇降装置であって、前記第1リフトピンと前記第2リフトピンとは、それぞれ複数設置されており、複数の第1リフトピンのそれぞれの上昇限界高さにおいて前記複数の第1リフトピンの頂部をつなぐ仮想面を第1基準面とし、複数の第2リフトピンのそれぞれの上昇限界高さにおいて前記複数の第2リフトピンの頂部をつなぐ仮想面を第2基準面としたとき、前記第2基準面が前記第1基準面よりも下に存在し、前記第2リフトピンの上昇限界高さ以下では、前記第1リフトピンと前記第2リフトピンとが、前記基板の下面に当接しつつ前記基板を凹状に撓ませながら、前記基板を上昇させることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかの発明に係る基板昇降装置であって、前記基板はフラットパネルディスプレイ用の基板であり、前記実用領域は、前記フラットパネルディスプレイの画像表示領域であり、前記付随領域は、前記基板のうち前記画像表示領域を除いた部分であることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、基板処理装置であって、請求項1ないし請求項9のいずれかの発明に係る基板昇降装置を備えることを特徴とする。
請求項1ないし請求項10の発明では、第1リフトピンのほかに、上昇高さが規制された第2リフトピンが設けられることによって、基板のハンドリング機構の進入位置の自由度を阻害することなく、基板をより多くの箇所で支持可能である。すなわち、基板を載置面の上の最高位まで押し上げるのは第1リフトピンだけであるから、第2リフトピンと載置面との間にも基板のハンドリング機構を進入させることができる。そして、比較的多数のリフトピンで基板を支持できることから比較的高速に基板の昇降が可能となり、タクトタイムのロスや基板の破損も防止できる。また、第2リフトピンは基板と接触する時間が相対的に短いため、基板にピン跡を残すことが少ない。第1リフトピンと第2リフトピンとは共通の駆動源によって駆動されつつ、第2リフトピンの上昇高さを規制するようにしているため、第1リフトピンと第2リフトピンとで別系統の駆動源を設ける必要がなく、簡単な構成で装置を実現できる。
請求項3の発明では、第2リフトピンの上昇を規制部材によって規制しつつ、変位伝達部材がさらに上昇する際には、可変カップリング手段の作用によって、変位伝達部材と第2リフトピンとの結合状態が変化するため、変位伝達部材と第1リフトピンとのさらなる上昇を阻害しないことが可能である。
請求項4の発明では、第2リフトピンに対する当接部材の当接高さが調整可能であるため、基板の種類やハンドリング機構の種類などに応じて、第2リフトピンの上昇限界高さを適切に調整できる。
請求項7の発明では、第2リフトピンが基板の実用領域に対向して配置されているため、製造後の基板の実用性能を阻害することが少なくできる。
請求項8の発明では、基板を凹状に撓ませながら、基板を上昇させることが可能であるため、周囲から基板の下面に空気を引き込むことができ、載置面Sからの基板20の剥離を容易にすることができる。
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
<1.1 基板昇降装置の構成>
図1は、本発明に係る第1の実施の形態の基板昇降装置100を組み込んだ基板処理装置1の全体概略を示す斜視図である。この図1において、図示および説明の都合上、Z軸方向が鉛直方向を表し、XY平面が水平面を表すものと定義するが、それらは位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。以下の各図においても同様である。
図1の基板処理装置1は、矩形の基板20(たとえば液晶表示パネルのガラス基板)の上面に感光剤を塗布するためのリニアコータである。基板処理装置1は、本体10、基板20を保持可能な搬送アーム61を持つロボット搬送機構60、およびノズル機構50、制御機構80などから成っており、基板昇降装置100については基板20の下面に相当する本体の内部に設置されている。この基板昇降装置100の詳細については後に説明する。基板載置ステージ30にはステージ厚み方向に複数の貫通孔32が分散配置して形成されており、それぞれの貫通孔32にリフトピン110が1本ずつ挿通されている。図1では説明の便宜上、2本のリフトピン110のみが貫通孔32から突出しているように描かれているが、実際の動作時には各貫通孔32のリフトピン110が同期して貫通孔32から出没するようになっている。
すなわち、後述する駆動源の駆動力によって、これらのリフトピン110が、基板20が搬入される際には上昇し、基板20の搬送機構から基板20を受け取る。そしてリフトピン110は下降し、基板載置ステージ30の上面(載置面S)に基板20を載置した後、基板20の上面への感光剤の塗布が行われる。それから搬出のためにリフトピン110が上昇して基板20を押し上げ、上記搬送機構がそれを払い出すという形を繰り返す。
図5に示すように、これらのリフトピン110は、複数の第1リフトピン110aからなる第1リフトピン群と、複数の第2リフトピン110bからなる第2リフトピン群との2種類に区別されて配置されている。図5および図6では、理解を容易にするため、第1リフトピン110aの位置は白丸で、第2リフトピン110bの位置は黒丸で模式的に示されている。図6に示すように、第1リフトピン110aは、基板20の外周縁Laや裁断予定線Lbに沿った領域、すなわち画像表示のためには直接使用されない付随領域Ra、Rbに配列されている。これに対して第2リフトピン110bは、画像表示のために直接使用する実用領域Rm(付随領域Ra、Rbに囲まれた領域)に対向するように配置されている。
図2は基板昇降装置100の要部XZ断面略図を示している。
基板載置ステージ30に対して相対的に固定された位置に基板昇降装置100が設けられ、この基板昇降装置100は、図5に示すように、略水平に配置された面格子状の支持枠120が設けられている。支持枠120は矩形の外枠部121で囲まれた範囲に梯子状または格子状に組まれた内枠部122が固定されて形成されており、外枠部121の一辺にはナット部材103が固定されている。
ナット部材103には、略鉛直方向に伸びたボールねじ102が螺合している。ボールねじ102の下端部は単一の駆動源であるモータ101に接続されている。モータ101の回転によってボールねじ102が鉛直軸まわりに回転すると、ボールねじ102の上端から下端までの区間で、ナット部材103とともに支持枠120が略鉛直方向に昇降する。
この面格子状の支持枠120は、モータ101によって昇降駆動されて、第1リフトピン110aと第2リフトピン110bと、に変位を伝達する「変位伝達部材」として機能するものであり、この支持枠120には複数のリフトピン昇降機構PDが分散して結合されている。これらのリフトピン昇降機構PDには、第1リフトピン昇降機構PDaと第2リフトピン昇降機構PDbとの2種類がある。第1リフトピン昇降機構PDaは、基板載置ステージ30のうち第1リフトピン110aが設けられる位置に対向して配置されているが、第2リフトピン昇降機構PDbは、基板載置ステージ30のうち第2リフトピン110bが設けられる位置に対向して配置されている。変位伝達部材としての支持枠120は、第1リフトピン昇降機構PDaおよび第2リフトピン昇降機構PDbの双方に、モータ101で生成した共通の駆動変位を伝達する。
第1リフトピン昇降機構PDaは、支持枠120に固定された第1リフトピン押し上げ部材130aを有する。第1リフトピン押し上げ部材130aは、支持枠120の側面に固定された縦板部131aと、その縦板部131aの上端から一体的に伸びて約90度に折れ曲がり、略水平方向に伸びる横板部132aとを有する。横板部132aの上面には、第1リフトピン110aの下端が当接している。第1リフトピン110aは昇降自在であって、基板載置ステージ30の下面に固定された軸受け33と基板載置ステージ30の本体とを貫通して、基板載置ステージ30の上面から出没可能となっている。
第2リフトピン昇降機構PDbが備える第2リフトピン押し上げ部材130bもまた、支持枠120の側面に固定された縦板部131bと、その縦板部131bの上端から一体的に伸びて約90度に折れ曲がり、略水平方向に伸びる横板部132bとを有する。ただし、第1リフトピン押し上げ部材130aの縦板部131aと比較すると、第2リフトピン押し上げ部材130bの縦板部131bは長くなっており、より高い位置に縦板部131bが存在する。
第2リフトピン110bの長さは、第1リフトピン110aとほぼ同一であるが、その下端には略水平方向に広がる「つば部材41」が固定されている。つば部材41と横板部132bとの間には弾性体140が略鉛直方向に掛け渡されている。弾性体140としては、好ましくは伸縮バネ(たとえば、つる巻バネ)が使用される。そして、第2リフトピン110bもまた、基板載置ステージ30の下面に固定された軸受け33と基板載置ステージ30の本体とを貫通して、基板載置ステージ30の上面から出没可能となっている。
第2リフトピン昇降機構PDbが設けられた箇所においては、基板載置ステージ30の下面のうち、つば部材41と当接する位置に、下方に向かって伸びる棒状のストッパ141が設けられている。このストッパ141は第2リフトピン110bとともにつば部材41が上昇してきたとき、所定の上昇距離に相当する高さでつば部材41と当接することによって、第2リフトピン110bが基板載置ステージ30の上面に突出する長さ(リフトピンの突出長)を規制するためのものである。つまり、このストッパ141は、第2リフトピン110bの上昇限界高さを第1リフトピン110aの上昇限界高さよりも低く規制する規制手段として機能する。支持枠120が最下点にあるときのつば部材41とストッパ141との距離は、支持枠120の昇降ストロークよりも小さい。ストッパ141は、その根本(図中では上側)が雄ネジ状となっており、基板載置ステージ30の下面に設けた雌ネジ穴に螺合している。したがって、雄ネジ部分を回転させることによって基板載置ステージ30の下面からのストッパ141の突出長を変更することができる。これによって、基板20の種類やハンドリング機構の種類など種々の条件にあわせて、第2リフトピン110bの上昇限界高さを調整できるようになっている。
また、第2リフトピン昇降機構PDbにおいては、第2リフトピン押し上げ部材130bの横板部132bと、第2リフトピン110bの下端に取り付けられたつば部材41とが弾性体140を介して弾性的に接続されている。この弾性体140は、変位伝達部材としての支持枠120と第2リフトピン110bとを結合するとともに、支持枠120と第2リフトピン110bとの結合状態(この実施形態の場合には結合距離)を、第2リフトピン110b側に加わる外力に応じて変化させる「可変カップリング手段」として機能する。この可変カップリング手段の作用の詳細は、以下の動作説明の中で述べる。
<1.2 基板昇降装置の動作>
以下、基板昇降装置100の動作について説明するが、説明の便宜上、基板処理装置1の基板載置ステージ30上での感光液の塗布が完了した基板20を基板載置ステージ30から上昇させて離間させるプロセス(基板上昇プロセス)を先に説明する。その後に、外部から基板載置ステージ30の上方に搬入された未処理の基板20を受け取って下降させ、当該基板を基板載置ステージ30に載置する動作(基板下降プロセス)について説明する。
<A.基板上昇プロセス(搬出動作)>
図3および図4はそれぞれ、基板載置ステージ30からの基板20の上昇プロセスでの中間状態および最終状態での基板昇降装置100の要部を示す断面図である。この動作の場合の初期状態は図2になる。ただし、後述するように、逆の動作すなわち基板下降プロセスでは、図4の状態が初期状態となり、図3の状態が中間状態となり、そして図2の状態が最終状態となる。図3および図4に示された太矢印U、Dのうち、白矢印Uは基板上昇プロセスでの駆動変位の方向を示しており、ハッチングを付した矢印Dは基板下降プロセスでの駆動変位の方向を示している。
基板上昇プロセスにおいては、まず図2の状態を初期状態として、モータ101を駆動することにより、モータ101の回転に伴ってボールねじ102がナット部材103を上昇させる。ナット部材103には面格子状の支持枠120が接続されているため、支持枠120に取り付けられたリフトピン押し上げ部材130a、130bのすべてがナット部材103の上昇に伴って上昇する。
第1リフトピン昇降機構PDaにおいては、第1リフトピン押し上げ部材130aの横板部132aが、第1リフトピン110aの下端と当接しているため、ナット部材103の上昇動作に伴って、第1リフトピン110aは上昇動作を行い、ナット部材103が最高位置に達するまでこの上昇が継続する。最終的に最高位置(上昇限界高さ)に第1リフトピン110aが達した状態が図4である。
他方、第2リフトピン昇降機構PDbにおいては、第2リフトピン押し上げ部材130bの横板部132bと、第2リフトピン110bの下端に取り付けられたつば部材41とが弾性体140を介して弾性的に接続されている。したがって、上昇する第2リフトピン押し上げ部材130bの引上げ作用により、弾性体140がその弾性によって若干は伸びつつも、ナット部材103の上昇動作に伴って、つば部材41と第2リフトピン110bとの結合体が第2リフトピン110bとともに上昇する。
支持枠120の上昇ストロークの最大高さよりも低い中間高さまで支持枠120が上昇した段階で、第2リフトピン110bに結合したつば部材41とストッパ141の下端とが当接する。それにより第2リフトピン110bはそれ以上上昇することができず、その位置において上昇動作を停止する。このようにつば部材41とストッパ141の下端とが当接するまでの上昇動作においては、第1リフトピン110aと第2リフトピン110bとは、互いに同じ先端高さを維持して上昇駆動され、第1リフトピン110aと第2リフトピン110bとは、基板20の下面に当接し、基板20を支持する。それ以後は、第2リフトピン押し上げ部材130bが上昇しても弾性体140が伸長することによって、第2リフトピン押し上げ部材130bの上昇変位を吸収する。
このような動作によって理解できるように、支持枠120と第2リフトピン110bとの結合距離は第2リフトピン110b側に加わる外力によって変化するものであり、ストッパ141による停止力が作用する前には上記結合距離はほぼ一定であるが、ストッパ141による停止力が作用していると上記結合距離は支持枠120の上昇に従って大きくなる。これがこの実施形態における可変カップリング手段の作用である。他方、第1リフトピン110aは、ストッパ141のような上昇動作を制限する部材がないために上記中間高さを越えてそのまま支持枠120の上昇ストロークの最大高さまで上昇を続ける。
すなわち、モータ101は第1リフトピン昇降機構PDaと第2リフトピン昇降機構PDbとに共通の駆動源として単一であり、全てのリフトピン110に共通の支持枠120を使用しているため、第1リフトピン昇降機構PDaと第2リフトピン昇降機構PDbとの双方に対して同じ駆動変位が与えられるが、第1リフトピン110aはその駆動変位をそのまま受けて上昇し、上昇変位の規制手段が付設された第2リフトピン110bは、中間変位までは駆動変位を反映して上昇するものの、中間変位以後は第2リフトピン110bの上昇が停止して弾性体140の伸長によって、駆動変位を代替吸収することになる。
したがって、上記中間変位までは第1リフトピン110aと第2リフトピン110bとの双方が基板載置ステージ30の上面から上方に進出して基板20の下面(裏面)を支持しつつ基板20を基板載置ステージ30の上面から離間するように押し上げるが、中間変位以後では第1リフトピン110aのみが基板20の下面を支持しつつ基板20をさらに押し上げる。このため、モータ101の駆動が停止した時点では、第1リフトピン110aだけが、変位ストロークの最高位置で基板20を持ち上げた状態になる。
そこで、図4に示すように、ロボット搬送機構60の搬送アーム61が基板20と基板載置ステージ30との間の隙間の空間に進入して基板20をすくい上げる。
ここにおいて、図6に示すように、ロボット搬送機構60の搬送アーム61は基板20の使用領域に進入するが、使用領域に対向して設けた第2リフトピン110bは途中高さ以上には上昇しておらず、基板20と第2リフトピン110bとの間には隙間があるため、この隙間に搬送アーム61を挿入可能である。そして、基板20を下方から支持した搬送アーム61が基板20を基板載置ステージ30の外部に引き出すことによって基板20の搬出動作が完了する。
<B.基板下降プロセス(搬入動作)>
処理済の基板の搬出が完了した後、モータ101の逆回転によってリフトピン110は中間高さあるいは最低位置まで下降する。ロボット搬送機構60の搬送アーム61が未処理の基板20を基板載置ステージ30の上方に搬入してくると、モータ101の順回転によって支持枠120が最高高さまで上昇し、リフトピン110のうち第1リフトピン110aのみが基板20の下面に当接して基板20を支持する状態になる(図4)。
この場合も、図6に示すように、使用領域に対向して設けた第2リフトピン110bは途中高さ以上には上昇していないため、基板20と第2リフトピン110bとの間には隙間に搬送アーム61を挿入可能である。そして、基板20の下方に進入した搬送アーム61を若干下降させることによって基板20の下面の支持を解除した搬送アーム61が、基板載置ステージ30の外部に待避する。搬送アーム61を若干下降させた段階で基板20は第1リフトピン110aによって支持された状態となる。
その後、モータ101の逆回転によって支持枠120が下降し始める。中間高さまでは第1リフトピン110aのみで基板20の下面を支持しつつ、第1リフトピン110aが下降して基板20を下降させる。この期間においては、第2リフトピン昇降機構PDbの第2リフトピン押し上げ部材130bも下降するが、この下降変位は弾性体140が縮小することによって吸収され、第2リフトピン110bは中間高さのままである。基板20が中間高さになった状態(図3)で基板20の下面が第2リフトピン110bにも接触するようになる。この高さからさらに支持枠120が若干下降すると、弾性体140を伸長させる方向の荷重すなわち、
(1) つば部材41と第2リフトピン110bとの自重、および
(2) 基板20から第2リフトピン110bに作用する重量、
の合計が、弾性体140の弾性力と釣り合うようになる。このため、それ以後は、支持枠120が下降に伴って第1リフトピン110aと第2リフトピン110bとの双方で基板20の重量を分担して負担しながら、基板20とともに下降することになる。
そして、支持枠120が最低高さまで下降すると、図2のように基板20が基板載置ステージ30上に載置された状態となる。
この状態で、図1のノズル機構50が感光液をカーテン状に吐出しつつ基板20の上面を走査し、それによって基板20の上面に感光液が塗布される。
<1.3 本実施の形態の効果>
この実施形態の基板昇降装置100では、基板20の外周や裁断予定線などの位置に設けた第1リフトピン110aのほかに、基板20の使用領域に対応する位置にも第2リフトピン110bを設けている。そのため、基板20の昇降プロセスのうち、特に、基板20と基板載置ステージ30との間の空間と、外部空間との間の気圧差が出やすく、それによって比較的大きな基板支持力が必要となる中間高さ以下では、多くの支持点で基板20を支持することができる。このため、比較的高速で基板20を昇降させても基板20は破損せず、タクトタイムのロスが防止できる。
その一方で、第2リフトピン110bは中間高さよりも突出しないように規制されているため、ロボットのアームのような基板搬送ツールを基板20と基板載置ステージ30との隙間に挿入して基板を搬送することが可能である。
また、途中停止が可能な規制手段を備えた第2リフトピン110bを使用することによって、リフトピン110と基板20の接触時間を、途中停止が不可能な第1リフトピン110aと比べて短くすることができ、第2リフトピン110bが接触する位置でのピン跡が出にくい。
すなわち、裁断予定線Lbや外周縁Laに沿った付随領域Ra、Rbだけでなく基板20の実用領域Rmにもリフトピン110を配置することによる不利益としての、基板搬送ツールの出し入れへの障害や、基板20の実用領域へピン跡が出ることによる悪影響を防止しつつ、基板20の昇降プロセスにおけるタクトタイムのロスの減少や、基板20の破損防止を達成可能である。
さらに、第1リフトピン110aと第2リフトピン110bとのそれぞれを異なる駆動源で駆動し、後者については駆動ストロークを短くするような場合と比較して、この実施形態の装置では駆動源が少なくて済むため、簡易な構造で上記の利点を持つ装置となっている。
<2. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、第1リフトピン押し上げ部材130aの縦板部131aと比較して、第2リフトピン押し上げ部材130bの縦板部131bは長く、また第2リフトピン110bと第1リフトピン110aはほぼ同一の長さであるとしたがこの限りではない。支持枠120が最下点にあるときの、つば部材41とストッパ141との距離が、支持枠120の昇降ストロークよりも小さくなるのであれば、第2リフトピン押し上げ部材130bの縦板部131bが第1リフトピン押し上げ部材130aの縦板部131aと同等もしくは小さくなっても構わない。また、第1リフトピン110aと第2リフトピン110bの長さについても、上記条件を満たすのであれば、同一の長さでなくても構わない。
上記実施の形態では駆動手段としてモータ101にボールねじ102を接続して使用しているが、駆動手段についてはこれに限らない。例えば、ラック&ピニオンを使用したものや、タイミングベルト、カムを利用したもの、リンク方式など、リフトピン110を昇降させる駆動手段であれば構わない。
また、第2リフトピン110bについても、上記実施の形態においてはリフトピン押し上げ部材130bとつば部材41の間に弾性体140を介して接続されているが、これに限らない。例えば、図7に例示するように、リフトピン押し上げ部材130bの横板部132bのうちつば部材41に対向する箇所に磁石151を固定する一方、鉄やステンレスなどの磁性金属を用いてつば部材41を形成してもよい。すると、リフトピン押し上げ部材130bが上昇してつば部材41とストッパ141とが当接するまでは、リフトピン押し上げ部材130bが第2リフトピン110bを上昇させる。つば部材41とストッパ141とが当接した後は、つば部材41の上昇がストッパ141によって阻止されて、磁石151とつば部材41との磁性結合が解除される。その結果、第2リフトピン110bが初期位置(最下点)まで落下し、第1リフトピン110aだけで基板20を押し上げる。
すなわち、この変形例では可変カップリング手段として磁性体結合が用いられている。ストッパ141による停止力が第2リフトピン110b側に作用するまでは磁石151とつば部材41との磁性結合によってその結合状態は密であり、ストッパ141による停止力が第2リフトピン110b側に作用すると磁石151とつば部材41との磁性結合が強制的に解除されてその結合力は実質的に失われ、結合状態が解除される。
この変形例では、基板下降プロセスは第1リフトピン110aだけを使用して基板20の支持が行われるが、一般に、基板下降プロセスよりも基板上昇プロセスの方が基板20に作用する力が大きいため、基板上昇プロセスだけで上記のような第2リフトピン上昇規制がなされても技術的に有意である。
もっとも、ストッパ141の先端もしくはつば部材41の当接箇所に磁石151を設けて停止後の第2リフトピン110bを中間位置で維持するように変形すれば、基板下降プロセスと基板上昇プロセスとの双方で第2リフトピン110bによる基板支持作用を利用可能である。
また、実施形態の装置におけるストッパ141を設けずにリフトピン110bの昇降を案内する軸受け33a(図8)を下方に延長し、軸受け33aとつば部材41が当接することで、第2リフトピン110bの上昇を規制させる機構も利用可能である。
また、図9に例示するように、リフトピン押し上げ部材130bを省略して、支持枠120のうち第2リフトピン昇降機構PDbに対応する部分を上部に延長して支持枠突出部120aとし、これと弾性体140とを直接に連結させてもよい。
この基板載置ステージ30は、リニアコータの載置ステージに限らず、減圧乾燥の基板処理ステージ、加熱処理を行うためのホットプレート、冷却処理を行うためのクールプレート、さらには複数のプロキシミティピンなどであってもよい。
複数のプロキシミティピンを用いる場合の基板の「載置面」は、プロキシミティピンの先端の高さの面となる。
また、基板20を載置面Sから上昇させるときに、リフトピン110が基板20の外側部分を内側部分よりも先に突き上げ、それ以後も基板20の外側部分を内側部分よりも高く支持して、基板20を凹状に撓ませながら上昇させる場合がある。このように基板20を凹状に撓ませながら載置面Sから上昇させる昇降機構にも、本発明は適用できる。
この種の昇降機構に本発明を適用した場合には、図11に示すように、複数の第1リフトピン110aのそれぞれの上昇限界高さにおいてこれら複数の第1リフトピン110aの頂部をつなぐ仮想面を第1基準面PL1(これは図示状態で基板20が作る面とほぼ一致する)とし、複数の第2リフトピン110bのそれぞれの上昇限界高さにおいてこれら複数の第2リフトピン110bの頂部をつなぐ仮想面を第2基準面PL2としたときに、第2基準面PL2が第1基準面PL1よりも下に存在するように各第2リフトピン110bの上昇高さを個別に規制する。
すなわち、本発明は、個々の第2リフトピン110bの上昇限界高さが第1リフトピン110aの上昇限界高さよりも低く規制される場合のみならず、複数の第1リフトピン110aからなる集合と、複数の第2リフトピン110bからなる集合とを考えたときに、全体として、第2リフトピン110bの集合の頂部が第1リフトピン110aの集合の頂部よりも低くなるようにそれぞれの上昇限界高さを規制する場合も含むものである。
第2リフトピン110bの上昇限界高さ以下においては、図10のように、第1リフトピン110aと第2リフトピン110bとが、基板20の下面に当接する。基板20は凹状に撓みつつ、第1リフトピン110aと第2リフトピン110bとにより支持されて、基板20は上昇する。また、第2リフトピン110bの上昇限界高さ以上、かつ第1リフトピン110aの上昇限界高さ以下においては、図11のように、第1リフトピン110aが基板20の下面に当接する。基板20は凹状に撓んだ状態のままで、第1リフトピン110aにより支持されながら、第1リフトピン110aの上昇限界高さまで上昇する。
このような昇降機構は、基板20を上昇させる際に基板20の周囲から空気を基板20の下面側に早期に引き込むことによって、載置面Sからの基板20の剥離を容易にするという利点がある。ただし、この図10、図11では凹状の基板20を誇張して描いている。
第1基準面PL1と第2基準面PL2とが平面である場合が、図1〜図9を参照して説明した実施形態に相当し、第1基準面PL1と第2基準面PL2が凹面の場合が、図10および図11に示した例となっている。
基板処理装置の全体斜視図である。 基板昇降装置の要部XZ断面略図である。 リフトピンの動作状態についてのXZ断面図である。 リフトピンの他の動作状態についてのXZ断面図である。 リフトピン群を支持するための支持枠についての上面図である。 ロボット搬送機構のアームが基板下面に進入したときの上面図である。 磁石を使用した変形例のXZ断面図である。 ストッパを使用しない場合の変形例についてのXZ断面図である。 リフトピン押し上げ部材を使用しない場合の変形例についてのXZ断面図である。 第2リフトピン上昇限界高さ以下で、基板を支持した場合における変形例についてのYZ断面図である。 第1リフトピン上昇限界高さ以下で、基板を支持した場合における変形例についてのYZ断面図である。
符号の説明
1 基板処理装置
10 基板処理装置の本体
20 基板
30 基板載置ステージ
32 貫通孔
33,33a 軸受け
41 つば部材
50 ノズル機構
60 ロボット
61 搬送アーム
80 制御機構
100 基板昇降装置
101 モータ
102 ボールねじ
103 ナット部材
110 リフトピン
110a 第1リフトピン
110b 第2リフトピン
120 支持枠(変位伝達部材)
130a,130b リフトピン押し上げ部材
140 弾性体
141 ストッパ
151 磁石
PD リフトピン昇降機構
PDa 第1リフトピン昇降機構
PDb 第2リフトピン昇降機構
Lb 基板の裁断予定線
La 基板の外周縁
Ra、Rb 付随領域
Rm 基板の実用領域
S 載置面

Claims (10)

  1. 基板が載置される載置面を貫いて昇降するリフトピンによって、前記載置面に対する基板の昇降を行う基板昇降装置において、
    前記載置面の第1領域に配置され、前記載置面を貫いて昇降可能な第1リフトピンと、
    前記載置面の第2領域に配置され、前記載置面を貫いて昇降可能な第2リフトピンと、
    共通の駆動源からの駆動力を受けて、前記第1および第2リフトピンをそれぞれ昇降させる第1リフトピン昇降機構および第2リフトピン昇降機構と、
    を備え、
    前記第2リフトピン昇降機構が、
    前記第2リフトピンの上昇限界高さを前記第1リフトピンの上昇限界高さよりも低く規制する規制手段を備え、
    前記第2リフトピンの上昇限界高さ以下では、前記第1リフトピンと前記第2リフトピンとが、前記基板の下面に当接することを特徴とする基板昇降装置。
  2. 請求項1に記載の基板昇降装置において、
    前記第2リフトピンの上昇限界高さ以下では、前記第1リフトピンと前記第2リフトピンとは、互いに同じ先端高さを維持して昇降駆動されることを特徴とする基板昇降装置。
  3. 請求項2に記載の基板昇降装置において、
    前記第1および第2リフトピン昇降機構は、共通の変位伝達部材を介して前記駆動源に結合され、
    前記規制手段が、
    前記第2リフトピンの上昇中に、前記第2リフトピンに固定された部材に当接して前記第2リフトピンの上昇限界高さを規制する当接部材、
    を備えるとともに、
    前記第2リフトピン昇降機構が、
    前記変位伝達部材と前記第2リフトピンとの結合状態を、前記第2リフトピン側に加わる外力に応じて変化させる可変カップリング手段、
    を備えることを特徴とする基板昇降装置。
  4. 請求項3に記載の基板昇降装置において、
    前記当接部材は、前記第2リフトピンに対する前記当接部材の当接高さが調整可能に設置されていることを特徴とする基板昇降装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の基板昇降装置において、
    前記可変カップリング手段が弾性体を有することを特徴とする基板昇降装置。
  6. 請求項3または請求項4に記載の基板昇降装置において、
    前記可変カップリング手段が磁性体を有することを特徴とする基板昇降装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の基板昇降装置において、
    前記第1領域は、前記基板が有する実用領域と付随領域とのうち、前記付随領域に対向する領域であり、
    前記第2領域は、前記基板の前記実用領域に対向する領域であることを特徴とする基板昇降装置。
  8. 請求項1に記載の基板昇降装置において、
    前記第1リフトピンと前記第2リフトピンとは、それぞれ複数設置されており、
    複数の第1リフトピンのそれぞれの上昇限界高さにおいて前記複数の第1リフトピンの頂部をつなぐ仮想面を第1基準面とし、
    複数の第2リフトピンのそれぞれの上昇限界高さにおいて前記複数の第2リフトピンの頂部をつなぐ仮想面を第2基準面としたとき、
    前記第2基準面が前記第1基準面よりも下に存在し、
    前記第2リフトピンの上昇限界高さ以下では、前記第1リフトピンと前記第2リフトピンとが、
    前記基板の下面に当接しつつ前記基板を凹状に撓ませながら、前記基板を上昇させることを特徴とする基板昇降装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の基板昇降装置において、
    前記基板はフラットパネルディスプレイ用の基板であり、
    前記実用領域は、前記フラットパネルディスプレイの画像表示領域であり、
    前記付随領域は、前記基板のうち前記画像表示領域を除いた部分であることを特徴とする基板昇降装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の基板昇降装置を備えることを特徴とする基板処理装置。
JP2008218178A 2008-08-27 2008-08-27 基板昇降装置および基板処理装置 Pending JP2010056217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008218178A JP2010056217A (ja) 2008-08-27 2008-08-27 基板昇降装置および基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008218178A JP2010056217A (ja) 2008-08-27 2008-08-27 基板昇降装置および基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010056217A true JP2010056217A (ja) 2010-03-11

Family

ID=42071835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008218178A Pending JP2010056217A (ja) 2008-08-27 2008-08-27 基板昇降装置および基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010056217A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046517A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 パナソニック株式会社 基板の剥離装置
CN105652608A (zh) * 2016-04-14 2016-06-08 京东方科技集团股份有限公司 曝光机及曝光方法
CN105990181A (zh) * 2015-01-28 2016-10-05 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 顶针机构和除气腔室
JP2018157038A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 キヤノン株式会社 基板搬送システム、リソグラフィ装置、および物品の製造方法
US11243476B2 (en) 2018-04-26 2022-02-08 Asml Netherlands B.V. Stage apparatus, lithographic apparatus, control unit and method
KR102699257B1 (ko) 2020-06-22 2024-08-27 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 기판 처리 장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046517A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 パナソニック株式会社 基板の剥離装置
CN105990181A (zh) * 2015-01-28 2016-10-05 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 顶针机构和除气腔室
CN113161280A (zh) * 2015-01-28 2021-07-23 北京北方华创微电子装备有限公司 顶针机构和除气腔室
CN113161280B (zh) * 2015-01-28 2024-05-17 北京北方华创微电子装备有限公司 顶针机构和除气腔室
CN105652608A (zh) * 2016-04-14 2016-06-08 京东方科技集团股份有限公司 曝光机及曝光方法
JP2018157038A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 キヤノン株式会社 基板搬送システム、リソグラフィ装置、および物品の製造方法
US11243476B2 (en) 2018-04-26 2022-02-08 Asml Netherlands B.V. Stage apparatus, lithographic apparatus, control unit and method
KR102699257B1 (ko) 2020-06-22 2024-08-27 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 기판 처리 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4516354B2 (ja) 部品供給方法
JP5976709B2 (ja) エンドエフェクタを備えたロボット及びその運転方法
JP3350278B2 (ja) 基板処理装置
JP2010056217A (ja) 基板昇降装置および基板処理装置
US10319614B2 (en) Wafer leveling device
US20120258414A1 (en) Substrate support instrument, and vertical heat treatment apparatus and driving method thereof
CN103009382B (zh) 搬运机器人和基板处理设备
KR20130038314A (ko) 다이본더 및 픽업 방법 및 픽업 장치
KR20150102720A (ko) 흡착 패드, 로봇 핸드 및 로봇
JPWO2017038811A1 (ja) 基板搬送ロボットおよび基板処理システム
KR20140119179A (ko) 반송 로봇, 그의 기판 반송 방법 및 기판 반송 중계 장치
JP4735829B2 (ja) チップ突き上げ装置
JP2000237983A (ja) 基板チャック装置
JP2005310989A (ja) 基板及びフォトマスクの受け渡し方法、並びに基板及びフォトマスクの受け渡し装置
JP5756507B2 (ja) 基板支持モジュール
KR102477733B1 (ko) 기판 지지 장치, 기판 반송 로봇 및 얼라이너 장치
CN210805713U (zh) 加热装置
JP6042149B2 (ja) 基板搬送装置、基板処理装置、および、基板搬送方法
CN101814407B (zh) 显示面板组装装置及方法及处理作业装置及基板输送装置
JP2007109703A (ja) 基板ステージ装置
JP2000243816A (ja) 基板チャック装置
KR20150106969A (ko) 매니퓰레이터 및 반도체 장치
JP2008311407A (ja) リフトピン昇降装置
KR20120079982A (ko) 기판 수직 이송장치
KR101680693B1 (ko) 선형 기판이송장치를 갖는 기판처리시스템 및 기판교환방법