JP6432495B2 - 梱包容器、梱包構造 - Google Patents

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Description

本発明は、梱包容器および梱包構造に関する。
一般に、梱包容器は、段ボールなどの緩衝性の板材で形成され、直方体状の箱部と、被梱包品と前記箱部の内側面との間に介在する緩衝部とを含む(例えば、特許文献1参照)。前記箱部および前記緩衝部は、落下などによって前記梱包容器が受ける外力に応じて潰れることにより、前記被梱包品に伝わる衝撃を緩和する。
特開2005−266319号公報
ところで、前記被梱包物が、ギア機構およびそのギア機構によって駆動される回転体を含む場合がある。この場合、前記ギア機構が前記被梱包物における長手方向の第1端部に設けられ、前記回転体の一対の軸受の一方が、前記被梱包物の第2端部に設けられる。前記ギア機構は比較的衝撃に弱く、前記軸受などは比較的衝撃の影響が小さい。
一方、前記梱包容器において、必要な緩衝性を確保しつつ、材料の使用量を極力削減できることが求められている。
本発明の目的は、一端にギア機構を含む物品の収容に必要な緩衝性を確保しつつ、材料の使用量を極力削減できる梱包容器および梱包構造を提供することにある。
本発明の一の局面に係る梱包容器は、緩衝性の板材で形成され、被梱包品を収容する。前記被梱包品は、長手方向の第1端部にギア機構を含む物品である。前記梱包容器は、箱部と、第1端部下面支持部とを備える。前記箱部は、前記被梱包品を収容する直方体状の部分である。前記第1端部下面支持部は、前記箱部の長手方向の第1端寄りの位置において、前記箱部の底板部と前記被梱包品の前記第1端部の下面との間に緩衝空間を形成するとともに前記被梱包品の前記第1端部を下方から支える部分である。前記箱部の前記底板部の一部が、前記被梱包品における前記第1端部の反対側の第2端部を下方から支える第2端部下面支持部を成している。前記第1端部下面支持部および前記第2端部下面支持部は、前記被梱包品の下面における前記第1端部と前記第2端部との間の部分と前記底板部との間に隙間が生じる状態で、かつ、前記被梱包品の長手方向が前記箱部の長手方向に対して縦方向に傾斜する状態で、前記被梱包品を支持する。
本発明の他の局面に係る梱包構造は、長手方向の第1端部にギア機構を有する被梱包品と、前記被梱包品を収容する前記梱包容器とを備える。
本発明によれば、一端にギア機構を含む物品の収容に必要な緩衝性を確保しつつ、材料の使用量を極力削減できる梱包容器および梱包構造を提供することが可能になる。
図1は、被梱包品の一例である廃トナーユニットの第1斜視図である。 図2は、被梱包品の一例である廃トナーユニットの第2斜視図である。 図3は、被梱包品の一例である廃トナーユニットの切り欠き第1斜視図である。 図4は、実施形態に係る梱包容器の斜視図である。 図5は、実施形態に係る梱包容器の縦断面および廃トナーユニットの側面を表す図である。 図6は、実施形態に係る梱包容器の平断面および廃トナーユニットの上面を表す図である。 図7は、実施形態に係る梱包容器を構成する緩衝性の板材の展開図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[廃トナーユニット9]
まず、図1〜3を参照しつつ、実施形態に係る梱包容器1に収容される被梱包品の一例である廃トナーユニット9の構成について説明する。廃トナーユニット9は、電子写真方式のカラー画像形成装置に装着される部品である。
なお、被梱包品の一例である廃トナーユニット9と、その廃トナーユニット9を収容する梱包容器1とが、実施形態に係る梱包構造を構成する。
前記カラー画像形成装置は、タンデム式の画像形成装置であり、それぞれ異なる色のトナー像を作像する複数の作像部を備える。前記作像部各々は、回転するドラム状の像担持体と、中間転写ベルトと、現像部と、一次クリーニング部と、二次クリーニング部とを備える。
前記像担持体は、その表面には静電潜像が形成される感光体である。前記現像部は、前記像担持体の表面に形成された静電潜像をトナー像へ現像する。前記現像部各々は、それぞれ異なる色のトナーを収容する現像容器を備える。
前記一次クリーニング部は、前記像担持体の表面における前記トナー像が前記中間転写ベルトへ転写された後の部分から、残存する前記廃トナーを擦り取る。
前記二次クリーニング部は、前記中間転写ベルトにおける前記トナー像が紙などのシート材へ転写された後の部分から、残存する前記廃トナーを擦り取る。
廃トナーユニット9は、複数の前記一次クリーニング部、複数の前記現像部および前記二次クリーニング部から回収される廃トナーを貯留する部品である。前記廃トナーは、複数の前記一次クリーニング部によって前記像担持体から擦り取られた前記廃トナーと、複数の前記現像部の前記現像容器内で浮遊する前記トナーの吸引により回収される前記廃トナーと、前記二次クリーニング部によって前記中間転写ベルトから擦り撮られた前記廃トナーとを含む。
廃トナーユニット9は、廃トナー容器91、ギア機構92、撹拌部材93、第1軸受94および第2軸受95を備える。
廃トナー容器91は、前記画像形成装置において、複数の前記現像部を含む前記作像部から回収される前記廃トナーを収容する容器である。以下の説明において、廃トナーユニット9の長手方向のことを第1長手方向Dx1と称する。
さらに、第1幅方向Dx2および第1高さ方向Dx3は、廃トナーユニット9を収容する梱包容器1が取り扱われるときの廃トナーユニット9の幅方向および高さ方向を意味する。第1長手方向Dx1、第1幅方向Dx2および第1高さ方向Dx3は、相互に直交する方向である。
なお、廃トナーユニット9が前記画像形成装置に装着された状態においては、第1幅方向Dx2および第1高さ方向Dx3は、それぞれ廃トナーユニット9の高さ方向および幅方向となる。図1〜3は、第1幅方向Dx2が縦方向となる向き、即ち、廃トナーユニット9が前記画像形成装置に装着されたときの向きの廃トナーユニット9を示す。
また、以下の説明において、廃トナー容器91の下面9b、上面9u、第1端面9f、第2端面9r、第1側面9vおよび第2側面9wの向きも、梱包容器1に収容された廃トナーユニット9の姿勢を基準にした向きである。第2側面9wは、廃トナー容器91における第1側面9vの反対側の面である。
廃トナー容器91が前記画像形成装置に装着された状態においては、廃トナー容器91の第1側面および第2側面9wが、それぞれ下面および上面となる。
廃トナー容器91の上面9uには、複数の第1トナー受入口911および複数の第2トナー受入口912が形成されている。
第1トナー受入口911各々は、前記一次クリーニング部各々によって回収される前記廃トナーの入口を成す開口である。第2トナー受入口912各々は、前記現像部各々から回収される前記廃トナーの入口を成す開口である。
さらに、廃トナー容器91の上面9uには、トナー受入ダクト913が突出して形成されている。トナー受入ダクト913には、第3トナー受入口914が形成されている。第3トナー受入口914は、前記二次クリーニング部によって回収される前記廃トナーの入口を成す開口である。
また、廃トナー容器91の第1側面9vには、排気ダクト915が突出して形成されている。前記画像形成装置に設けられた換気ファンが、排気ダクト915の開口916から廃トナー容器91内の空気を吸引する。
従って、廃トナー容器91内が負圧となる。その結果、前記現像部各々から第2トナー受入口912各々を経て排気ダクト915へ流れる気流が発生する。前記現像部各々の浮遊トナーは、その気流によって廃トナー容器91に回収される。
排気ダクト915の開口916内には、吸塵フィルター917が詰められている。前記吸塵フィルター917は、空気に混在して排気ダクト915を流れる前記廃トナーを捕捉する。
ギア機構92は、廃トナー容器91の長手方向の第1端部9xに設けられている。廃トナーユニット9は、第1長手方向Dx1の第1端部9xにギア機構92を含む被梱包品の一例である。なお、廃トナーユニット9において、第1端部9xの端面が第1端面9fであり、第2端部9yの端面が第2端面9rであり、
図3に示されるように、撹拌部材93は、回転軸931および撹拌羽根932を含む。回転軸931は、ギア機構92に連結され、廃トナー容器91の第1端部9xからその反対側の第2端部9yに亘って形成されている。第1長手方向Dx1は、回転軸931に沿う方向である。
回転軸931は、廃トナー容器91の長手方向における第1端部9xおよび第2端部9yに設けられた第1軸受94および第2軸受95によって回転可能に支持されている。廃トナーユニット9の第2端部9yには、リンク機構およびギア機構など、衝撃に弱い機構は設けられていない。
なお、廃トナー容器91の第1端部9xおよび第2端部9yは、第1長手方向Dx1における廃トナーユニット9の両端部でもある。また、廃トナー容器91の下面9b、上面9u、第1端面9f、第2端面9r、第1側面9vおよび第2側面9wは、それぞれ廃トナーユニット9の下面9b、上面9u、第1端面9f、第2端面9r、第1側面9vおよび第2側面9wであるともいえる。
回転軸931は、ギア機構92の駆動に連動して回転する。撹拌羽根932は、回転軸931の外周面から外側へ張り出して形成されている。撹拌羽根932は、回転軸931が回転することにより、回転軸931の周りを回動する。回動する撹拌羽根932は、廃トナー容器91の前記廃トナーを撹拌する。これにより、前記廃トナーが廃トナー容器91内で分散して堆積する。
[梱包容器1の概要]
廃トナーユニット9は、梱包容器1に収容された状態で流通する。梱包容器1は、段ボールなどの緩衝性の板材で形成されている。
図4に示されるように、梱包容器1は、直方体状の箱部2を有する。なお、図1において、梱包容器1が仮想線で示されている。
さらに、梱包容器1は、被梱包品である廃トナーユニット9と箱部2の内側面との間に介在する緩衝部とを含む。前記緩衝部の詳細については後述する。
梱包容器1の箱部2および前記緩衝部は、落下などによって梱包容器1が受ける外力に応じて潰れることにより、廃トナーユニット9に伝わる衝撃を緩和する。
ところで、前記被梱包物が、廃トナーユニット9のように、ギア機構92およびそのギア機構92によって駆動される回転体を含む場合がある。撹拌部材93は前記回転体の一例である。
前述したように、ギア機構92が廃トナーユニット9における長手方向の第1端部9xに設けられ、撹拌部材93の一対の軸受94,95の一方が、廃トナーユニット9の第2端部9yに設けられる。ギア機構92は比較的衝撃に弱く、軸受94,95などは比較的衝撃の影響が小さい。
一方、梱包容器1において、必要な緩衝性を確保しつつ、材料の使用量を極力削減できることが求められている。
梱包容器1が採用されれば、一端にギア機構92を含む廃トナーユニット9の収容に必要な緩衝性を確保しつつ、材料の使用量を極力削減できる。梱包容器1の材料の典型例は段ボールである。
[梱包容器1の構成の詳細]
梱包容器1は、図7に示される1枚の緩衝性の板材が折り曲げられ、かつ、一部が接着されることによって組み立てられる。
図7において、実線は前記板材の外形および前記板材に形成されたスリットを表す。また、ハッチングが記された部分は、前記板材に形成された開口である。また、前記板材は、図7の一点破線は、谷折りの折り目となる線であり、二点破線は、山折りの折り目となる線である。図7と図5,6とにおいて、相互に対応する部分には、同じ参照符号が付されている。
図5に示されるように、梱包容器1は、箱部2と、第1端部下面支持部3とを備える。箱部2は、廃トナーユニット9を収容する直方体状の部分である。箱部2は、底板部2b、天板部2u、第1側板部2f、第2側板部2v、第3側板部2rおよび第4側板部2wを含む。
以下の説明において、箱部2の長手方向のことを第2長手方向Dy1と称する。第2長手方向Dy1は、底板部2bおよび天板部2uの長辺に沿う方向である。また、第2幅方向Dy2および第2高さ方向Dy3は、それぞれ箱部2の幅方向および高さ方向を意味する。第2長手方向Dy1、第2幅方向Dy2および第2高さ方向Dy3は、相互に直交する方向である。
第1側板部2fは、箱部2における第2長手方向Dy1の第1端を形成し、第3側板部2rは、箱部2における第2長手方向Dy1の第2端を形成する。
また、第2側板部2vは、箱部2における第2幅方向Dy2の第1端を形成し、第4側板部2wは、箱部2における第2幅方向Dy2の第2端を形成する。
本実施形態において、底板部2b、第2側板部2v、天板部2uおよび第4側板部2wは角筒状に形成されている。図7に示される前記板材において、第2側板部2vに連なるのりしろ7と第4側板部2wとが接着される。これにより、角筒状部が形成される。そして、第1側板部2fおよび第3側板部2rが、角筒状部の両端の開口の塞ぐ蓋を形成している。
図5に示されるように、第1端部下面支持部3は、廃トナーユニット9の第1端部9xを下方から支える部分である。第1端部下面支持部3は、第2長手方向Dy1における箱部2の第1側板部2f寄りの位置において、底板部2bと廃トナーユニット9の第1端部9xの下面との間に緩衝空間82を形成している。なお、箱部2の第1側板部2f寄りの位置は、第2長手方向Dy1の前記第1端寄りの位置である。
箱部2の底板部2bの一部が、第2端部下面支持部2b1を成している。第2端部下面支持部2b1は、底板部2bにおける第2長手方向Dy1の前記第2端寄りの部分である。第2端部下面支持部2b1は、廃トナーユニット9における第2端部9yを下方から支える。
第1端部下面支持部3および第2端部下面支持部2b1は、廃トナーユニット9の下面9bにおける第1端部9xと第2端部9yとの間の部分と底板部2bとの間に隙間81が生じる状態で、廃トナーユニット9を支持する。
さらに、第1端部下面支持部3および第2端部下面支持部2b1は、第1長手方向Dx1が第2長手方向Dy1に対して縦方向に傾斜する状態で、廃トナーユニット9を支持する。即ち、縦方向において第1長手方向Dx1を第2長手方向Dy1に平行に支持するための緩衝部は省略されている。
一般的に、被梱包品は、その長手方向と梱包容器の長手方向とが平行になる状態で、前記梱包容器内に収容される。この場合、第2端部下面支持部2b1として、底板部2bと廃トナーユニット9の下面9bとの間に介在する緩衝材が必要となる。
一方、本実施形態においては、第1長手方向Dx1が第2長手方向Dy1に対して上下方向において傾斜する状態で、廃トナーユニット9が梱包容器1内に収容される。この点が、従来の梱包構造と異なる。
本実施形態によれば、一端にギア機構92を含む廃トナーユニット9の収容に必要な緩衝性を確保しつつ、緩衝材料の使用量を極力削減できる。また、梱包容器1の外形寸法を小さくでき、収納スペースを削減できる。
また、廃トナーユニット9の上面9uにおいて、他の部分よりも突出したトナー受入ダクト913が、第2端部9y寄りの位置に形成されている。トナー受入ダクト913は、第1突出部の一例である。
第1端部下面支持部3が、廃トナーユニット9の第1端部9xを底板部2bから上方へ離れた位置に保持しても、トナー受入ダクト913の高さはほとんど変わらない。従って、第1端部下面支持部3が設けられても、梱包容器1の外形は、第1端部下面支持部3が存在しない場合に比べてほとんど大きくならない。この点も、緩衝材料の使用量の抑制に寄与する。
図5に示されるように、梱包容器1は、第1端面緩衝部4および第2端面緩衝部5をさらに備える。
第1端面緩衝部4は、廃トナーユニット9の第1端面9fとこれに対向する第1側板部2fとの間に緩衝空間83を形成する部分である。同様に、第2端面緩衝部5は、廃トナーユニット9の第2端面9rとこれに対向する第3側板部2rとの間に緩衝空間84を形成する部分である。
本実施形態において、第1端部下面支持部3は、緩衝性の前記板材における底板部2bと第1端面緩衝部4とを繋ぐ部分により形成されている。従って、梱包容器1の組み立てに擁する前記板材の枚数を少なくすることができる。なお、本実施形態において、梱包容器1は、図7に示される1枚の前記板材によって形成される。
図5に示されるように、第1端部下面支持部3は、折り返し部31、起立部33および連結部35を有する。折り返し部31は、底板部2bに連なり、底板部2bに沿って折り返された部分である。
起立部33は、折り返し部31から起立した部分である。起立部33は、折り返し部31に連なり、折り返し部31との境界に第1屈曲部32を形成している。
連結部35は、起立部33と第1端面緩衝部4とに連なる部分である。連結部35は、起立部33との境界に第2屈曲部34を形成している。
そして、第2屈曲部34および連結部35のうちの少なくとも第2屈曲部34が、廃トナーユニット9の第1端部9xの下面を支える。本実施形態においては、第2屈曲部34から連結部35に亘る部分が、廃トナーユニット9の下面9bを支えている。そして、起立部33から連結部35に亘る部分が形成する空間が、緩衝空間82である。
また、第1端面緩衝部4は、第1対向部42および第1スペーサー部44を含む。第1対向部42は、廃トナーユニット9の第1端面9fに対向する部分である。第1対向部42は、連結部35と連なり、連結部35との境界に第3屈曲部41を形成している。
第1スペーサー部44は、第1対向部42に連なり、第1対向部42と箱部2の第1側板部2fとの間に挟み込まれる部分である。第1スペーサー部44は、第1対向部42との境界に第4屈曲部43を形成している。第1スペーサー部44が第1対向部42と第1側板部2fとの間に形成する空間が、第1端面緩衝部4の緩衝空間83である。
一方、第2端面緩衝部5は、第2スペーサー部51、第2対向部53および第3スペーサー部55を含む。第2スペーサー部51は、箱部2の底板部2bから底板部2bに沿って折り返された部分である。即ち、第2スペーサー部51は、底板部2bに連なっている。
第2対向部53は、廃トナーユニット9の第2端面9rに対向する部分である。第2対向部53は、第2スペーサー部51と連なり、第2スペーサー部51との境界に第5屈曲部52を形成している。
第3スペーサー部55は、第2対向部53に連なり、第2対向部53と箱部2の第3側板部2rとの間に挟み込まれる部分である。第3スペーサー部55は、第2対向部53との境界に第6屈曲部54を形成している。第2スペーサー部51および第3スペーサー部55が第2対向部53と第3側板部2rとの間に形成する空間が、第2端面緩衝部5の緩衝空間84である。
また、図6に示されるように、梱包容器1は、さらに第1側面緩衝部6を備える。第1側面緩衝部6は、箱部2の第2側板部2vにおける第2長手方向Dy1の前記第2端寄りの部分と、廃トナーユニット9の第1側面9vとの間に介在する部分である。
本実施形態において、第1側面緩衝部6は、箱部2の第2側板部2vから第2側板部2vに沿って折り返された部分である。即ち、第1側面緩衝部6は、第2側板部2vに連なっている。
なお、廃トナーユニット9の第1側面9vは、廃トナーユニット9の第1幅方向Dx2の両端を成す一対の側面のうち、箱部2の第2側板部2v側の側面である。
廃トナーユニット9の第1側面9vにおける第1長手方向Dx1に沿う縁に、溶着により接合された接合部918が形成されている。接合部918は、超音波溶着によって接合された部分である。
上記のような接合部918は、第1端部9xと第2端部9yとの間の部分において衝撃を受けると、接合が外れるおそれがある。そのため、廃トナーユニット9の第1側面9vについては、梱包容器1が、比較的衝撃に強い第1端部9xおよび第2端部9yを支えることが望ましい。
そして、廃トナーユニット9の第2側面9wにおける第1端部9x寄りの位置には、他の部分よりも突出した排気ダクト915が形成されている。なお、排気ダクト915は第2突出部の一例である。また、廃トナーユニット9の第1端部9xは、準第1端部の一例である。また、廃トナーユニット9の第2端部9yは、準第2端部の一例である。
ここで、第2側板部2vにおける廃トナーユニット9の第1端部9xに対向する部分のことを、第1側面接触部2v1と称する。
第1側面緩衝部6および第1側面接触部2v1は、廃トナーユニット9の第1側面9vにおける第1端部9xと第2端部9yとの間の部分と第2側板部2vとの間に隙間85が生じる状態で、廃トナーユニット9の第1側面9vを支える。
さらに、第1側面緩衝部6および第1側面接触部2v1は、第1長手方向Dx1が第2長手方向Dy1に対して横方向に傾斜する状態で、廃トナーユニット9の第1側面9vを支える。即ち、横方向において第1長手方向Dx1を第2長手方向Dy1に平行にするための緩衝部は省略されている。このことは、緩衝材料の使用量の削減に寄与する。
さらに、本実施形態によれば、接合部918における衝撃に弱い部分、即ち、接合部918における第1端部9xと第2端部9yとの間の部分が、第2側板部2vに対して直接接触しない。そのため、接合部918が適切に保護される。
また、第1側面緩衝部6は、第1長手方向Dx1における排気ダクト915が形成されている側に対して反対側に設けられている。そのため、第1側面緩衝部6が、廃トナーユニット9の第2端部9yを第2側板部2vから離れた位置に保持しても、排気ダクト915の位置はほとんど変わらない。従って、第1側面緩衝部6が設けられても、梱包容器1の外形は、第1側面緩衝部6が存在しない場合に比べてほとんど大きくならない。この点も、緩衝材料の使用量の抑制に寄与する。また、梱包容器1の外形寸法を小さくでき、収納スペースを削減できる。
なお、廃トナー容器91の第2側面9wにおいて、排気ダクト915が、第2長手方向Dy1における第2端部9y寄りの位置に形成されている場合が考えられる。この場合、第1側面緩衝部6および第1側面接触部2v1の第1長手方向Dx1における位置関係が、以上に示された位置関係とは逆になる。
即ち、排気ダクト915が第2端部9y寄りの位置に形成されている場合、第1側面緩衝部6は廃トナーユニット9の第1端部9xを支える位置に形成される。さらに、第1側面接触部2v1は、第2側板部2vにおける廃トナーユニット9の第2端部9yに対向する部分である。この場合、廃トナーユニット9の第2端部9yが、前記準第1端部の一例であり、さらに、廃トナーユニット9の第1端部9xが、前記準第2端部の一例である。
[応用例]
梱包容器1の構造が、廃トナーユニット9以外の被梱包品を収容する梱包容器に適用されることも考えられる。例えば、前記被梱包品が、前記画像形成装置における前記現像部に補給される前記トナーを収容するトナー補給ユニット、または、前記像担持体、前記現像部および前記一次転写部を含む現像ユニットなどであることも考えられる。これらのユニットも、長手方向の一方の端部にギア機構を備え、他方の端部に軸受を備える。
なお、本発明に係る梱包容器および梱包構造は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :梱包容器
2 :箱部
2b :底板部
2b1 :第2端部下面支持部
2f :第1側板部
2r :第3側板部
2u :天板部
2v :第2側板部
2v1 :第1側面接触部
2w :第4側板部
3 :第1端部下面支持部
4 :第1端面緩衝部
5 :第2端面緩衝部
6 :第1側面緩衝部
7 :のりしろ
9 :廃トナーユニット
9b :下面
9f :第1端面
9r :第2端面
9u :上面
9v :第1側面
9w :第2側面
9x :第1端部
9y :第2端部
31 :折り返し部
32 :第1屈曲部
33 :起立部
34 :第2屈曲部
35 :連結部
41 :第3屈曲部
42 :第1対向部
43 :第4屈曲部
44 :第1スペーサー部
51 :第2スペーサー部
52 :第5屈曲部
53 :第2対向部
54 :第6屈曲部
55 :第3スペーサー部
81,85:隙間
82,83,84:緩衝空間
91 :廃トナー容器
92 :ギア機構
93 :撹拌部材
94 :第1軸受
95 :第2軸受
911 :第1トナー受入口
912 :第2トナー受入口
913 :トナー受入ダクト(第1突出部)
914 :第3トナー受入口
915 :排気ダクト(第2突出部)
916 :開口
917 :吸塵フィルター
918 :接合部
931 :回転軸
932 :撹拌羽根
Dx1 :第1長手方向
Dx2 :第1幅方向
Dx3 :第1高さ方向
Dy1 :第2長手方向
Dy2 :第2幅方向
Dy3 :第2高さ方向

Claims (6)

  1. 緩衝性の板材で形成され、長手方向の第1端部にギア機構を含む被梱包品を収容する梱包容器であって、
    前記被梱包品を収容する直方体状の箱部と、
    前記箱部の長手方向の第1端寄りの位置において、前記箱部の底板部と前記被梱包品の前記第1端部の下面との間に緩衝空間を形成するとともに前記被梱包品の前記第1端部を下方から支える第1端部下面支持部と、を備え、
    前記箱部の前記底板部の一部が、前記被梱包品における前記第1端部の反対側の第2端部の下面を下方から支える第2端部下面支持部を成し、
    前記箱部における前記底板部に対向する天板部の一部が、前記被梱包品の前記第2端部の上面に上方から接し、
    前記第1端部下面支持部および前記第2端部下面支持部は、前記被梱包品の下面における前記第1端部と前記第2端部との間の部分と前記底板部との間に隙間が生じる状態で、かつ、前記被梱包品の長手方向が前記箱部の長手方向に対して縦方向に傾斜する状態で、前記被梱包品を支持する、梱包容器。
  2. 前記被梱包品の上面における前記第2端部寄りの位置に第1突出部が形成されている、請求項1に記載の梱包容器。
  3. 前記被梱包品における前記第1端部の端面とこれに対向する前記箱部の前記第1端を形成する第1側板部との間に緩衝空間を形成する第1端面緩衝部を備え、
    前記第1端部下面支持部は、前記板材における前記底板部と前記第1端面緩衝部とを繋ぐ部分により形成されている、請求項1または請求項2に記載の梱包容器。
  4. 前記箱部の長手方向に直交する幅方向の一端を形成する第2側板部における前記箱部の長手方向の一端寄りの部分と前記被梱包品における前記第2側板部側の第1側面との間に介在する第1側面緩衝部を備え、
    前記被梱包品の前記第1側面における前記被梱包品の長手方向に沿う縁に、溶着により接合された接合部が形成されており、
    前記被梱包品における前記第1側面の反対側の第2側面における、前記第1端部および前記第2端部の一方である準第1端部寄りの位置に第2突出部が形成されており、
    前記第1側面緩衝部および前記第2側板部における前記被梱包品の前記準第1端部に対し反対側の準第2端部に対向する部分は、前記被梱包品の前記第1側面における前記準第1端部と前記準第2端部との間の部分と前記第2側板部との間に隙間が生じる状態で、かつ、前記被梱包品の長手方向が前記箱部の長手方向に対して横方向に傾斜する状態で、前記被梱包品の前記第1側面を支える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の梱包容器。
  5. 前記被梱包品が、
    画像形成装置において複数の現像部を含む作像部から回収されるトナーを収容する廃トナー容器と、
    前記廃トナー容器の前記第1端部に設けられた前記ギア機構と、
    前記ギア機構に連結され、前記廃トナー容器の前記第1端部から前記第2端部に亘って形成された回転軸と、
    前記廃トナー容器の前記第2端部に設けられ、前記回転軸を回転可能に支持する軸受と、を備える廃トナーユニットである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の梱包容器。
  6. 長手方向の第1端部にギア機構を有する被梱包品と、
    前記被梱包品を収容する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の梱包容器と、を備える梱包構造。
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