JP7230496B2 - 梱包材 - Google Patents
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Description
複数の平面状の壁部からなり被梱包物を内部に収納可能な収容部と、
前記壁部の1つから外側に向けて前記壁部を延長した状態で突出し衝撃を緩衝可能な緩衝部と、
前記収容部の内側に向くように前記緩衝部に対して傾斜して前記被梱包物を押さえる押え部と、を備えた梱包材であって、
前記収容部、前記緩衝部及び前記押さえ部は1つのシートを折り込んで形成されるものであって、前記シートは、前記壁部に続いて配置された第1側部と、前記第1側部が続く前記壁部とは異なる前記壁部に続いて配置され、且つ、前記第1側部を挟んで設けられた第2側部とを有し、前記押さえ部は、前記第1側部に対して前記第2側部を45°より大きい角度で谷折りで内側に折り込むことにより、前記収容部に向かって傾斜する前記第1側部によって形成されている、
ことを特徴とする。
前記緩衝部は、前記壁部に対して交差する方向の端部を有する、
ことを特徴とする。
前記第1側部は、折られる前のシート状態で、前記第1側部のうち前記押さえ部を形成する部分よりも外側に配置されたフラップ部を有し、前記フラップ部が前記収容部の外側に折り曲げられている、
ことを特徴とする。
前記フラップ部は、折り曲げ方向に沿った幅が前記第1側部よりも広い、
ことを特徴とする。
前記第2側部は、前記収容部よりも外側で山折り谷折りされる折り部を有し、前記折り部に前記フラップ部の折り曲げ方向と交差する方向の両端部が折り込まれて固定される、
ことを特徴とする。
前記壁部は、前記壁部を内側へ折り曲げたとき、前記収容部を塞いだ状態を保持するロック用の舌片と、前記ロック用の舌片が嵌るロック用の孔を有する、
ことを特徴とする。
前記被梱包物は、側部に突起物を設けた長尺部材である、
ことを特徴とする。
る。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)梱包材の構成
図1は梱包材100の外観を示す斜視図、図2は梱包材100の内部を示す縦断面模式図、図3は梱包材100を展開した状態のシートを示す平面図である。
以下、図面を参照しながら梱包材100の構成を説明する。
梱包材100は、被梱包物Wを内部に収納可能な収容部110と、収容部110の外側に突出して衝撃を緩衝可能な緩衝部120と、収容部110の内側に向くように緩衝部120に対して傾斜して被梱包物Wを押さえる押さえ部130を備えている。
収容部110を形成した際に底面となる壁部111の長さ方向における両側には、壁部111に続いて折り込み線(谷折り線)105を介して第1側部116が配置されている。第1側部116は、後述するように、折り込み線105で谷折りされて押さえ部130を形成する。
折り込み線106は、折り込み線(山折り線)101a、102aに対して45°より大きい角度で形成され、後述するように、第2側部117は折り込み線106(谷折り線)を内側に折り込む(谷折り)ことで、第1側部116が収容部110に向かって傾斜して押さえ部130が形成される。尚、本実施形態においては、折り込み線106の折り込み線(山折り線)101a、102aに対する角度は50°で形成されている。
緩衝部120は、後述するように、第4側部118が折り込み線106(谷折り線)で折り込まれ、その一部が他部となる隣り合う第2側部117と重なるように合わさった部分と、第3側部119で形成され、収容部110の外側に突出している。
また、壁部114には、切り起こし片114bが形成され、舌片115aには切り起こし片114bが嵌るロック用の穴115bが設けられている。これにより、後述するように、収容部110は壁部114、115で塞がれた状態でロックされる。
図4は梱包材100を展開したシートSから折り込む状態を示す平面図、図5はシートSを折り込んで押さえ部130を形成した状態を示す平面図、図6はシートSを折り込んで押さえ部130を形成した梱包材100の斜視図、図7は組み立てられた梱包材100の緩衝部120側に視点をおいた側面図、図8はロック機構を説明する斜視図である。
ここで、最も外側に配置された壁部114、115の長さ方向における両側に壁部114、115に続いて配置された第3側部119と、第4側部118の一部と重なり合った第2側部117で緩衝部120が形成される。
収容部110の外側に折り曲げられたフラップ部116aは、図7に示すように、天面内蓋となる壁部114の長さ方向における両側に壁部114に続いて配置された第3側部119と面接触して状態になる。これにより、フラップ部116aが内側に折り込まれた場合に比べて、収容部110と緩衝部120の間の隙間を塞ぐことができる。
ロック機構は、壁部115に設けられたロック用の舌片115aを壁部114に設けられたロック用の孔114aに嵌め込むことで形成される。さらに、壁部114に設けられた切り起こし片114bを舌片115aに設けられたロック用の穴115bに嵌め込むことで収容部110は壁部114、115で塞がれた状態でロックされる。
図9は衝撃を受けた場合の梱包材100の作用を説明する断面模式図、図10は振動を受けた場合の梱包材100の作用を説明する断面模式図である。
図9に示すように、梱包材100は収容部110内で収容部110の内側に向くように緩衝部120に対して傾斜した押さえ部130で押さえた状態で収容している。そして、梱包材100は、緩衝部120が被梱包物Wを内部に収納した収容部110の外側に突出して形成されている。
(1)梱包材の構成
図11は梱包材100Aを展開した状態のシートを示す平面図である。
梱包材100Aは、第1側部116のうち押さえ部130を形成する部分よりも外側に折り込み線(山折り線)107を介して配置されているフラップ部116Aが第1実施形態に係る梱包材100と異なっている。以下、図面を参照しながら、梱包材100Aについて説明するが、第1実施形態に係る梱包材100と共通の構成要素には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
そして、第1側部116のうち押さえ部130を形成する部分よりも外側には折り込み線(山折り線)107を介してフラップ部116Aが配置されている。フラップ部116Aは、図11に示すように、折り曲げ方向に沿った幅W1が第1側部116の幅W0よりも広くなるように形成されている。
図12はシートSAを折り込んで押さえ部130を形成した梱包材100Aの斜視図、図13は組み立てられた梱包材100Aの緩衝部120側に視点をおいた側面図である。
第1側部116のうち押さえ部130を形成する部分よりも外側に配置されたフラップ部116Aは、折り込み線(山折り線)107で山折りされ収容部110の外側に折り曲げられる。そして、フラップ部116Aは折り曲げ方向に沿った幅W1が第1側部116の幅W0よりも広くなるように形成されているために、折り曲げ方向と交差する方向の両端部116Aaが折り込み線106で内側に折り込まれた第2側部117の折り曲げ端部117aに載った状態になる(図12 参照)。
図14は変形例に係る梱包材100Bを展開した状態のシートを示す平面図、図15は梱包材100Bを展開したシートSBから折り込む状態を示す平面図、図16は組み立てられた梱包材100Bの緩衝部120側に視点をおいた側面図である。
変形例に係る梱包材100Bは、第2側部117が収容部110よりも外側で山折り谷折りされる折り部117Aを有し、折り部117Aにフラップ部116aの折り曲げ方向と交差する方向の両端部が折り込まれて固定される。
第1折り部117Aaと第2折り部117Abは、折り込み線(谷折り線)109で区画されている。
例えば、本実施形態での梱包材100、100A、100Bにおいては、緩衝部120及び押さえ部130は、収容部110の両側に設けられている態様について説明したが、緩衝部120及び押さえ部130は収容部130の片側に設けられていてもよい。
また、梱包材100、100A、100Bは四角柱形状であるが、五角柱以上の多角柱形状でもよく、被梱包物Wが収容される収容部110は様々な形状が適用される。また、梱包材に収容される被梱包物Wとしては長尺部材に限らず、また、大きさを問わず、梱包材に収容される様々なものが適用される。
101、102、103、104・・・折り込み線(谷折り線)
105、106・・・折り込み線(谷折り線)
107、108・・・折り込み線(山折り線)
109・・・折り込み線(谷折り線)
101a、102a・・・折り込み線(山折り線)
110・・・収容部
111、112、113、114、115・・・壁部
116・・・第1側部
116a、116A・・・フラップ部
117・・・第2側部
117A・・・折り部
117Aa・・・第1折り部
117Ab・・・第2折り部
118・・・第4側部
119・・・第3側部
120・・・緩衝部
130・・・押さえ部
W・・・被梱包物
S、SA、SB・・・シート
Claims (7)
- 複数の平面状の壁部からなり被梱包物を内部に収納可能な収容部と、
前記壁部の1つから外側に向けて前記壁部を延長した状態で突出し衝撃を緩衝可能な緩衝部と、
前記収容部の内側に向くように前記緩衝部に対して傾斜して前記被梱包物を押さえる押え部と、を備えた梱包材であって、
前記収容部、前記緩衝部及び前記押さえ部は1つのシートを折り込んで形成されるものであって、前記シートは、前記壁部に続いて配置された第1側部と、前記第1側部が続く前記壁部とは異なる前記壁部に続いて配置され、且つ、前記第1側部を挟んで設けられた第2側部とを有し、前記押さえ部は、前記第1側部に対して前記第2側部を45°より大きい角度で谷折りで内側に折り込むことにより、前記収容部に向かって傾斜する前記第1側部によって形成されている、
ことを特徴とする梱包材。 - 前記緩衝部は、前記壁部に対して交差する方向の端部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の梱包材。 - 前記第1側部は、折られる前のシート状態で、前記第1側部のうち前記押さえ部を形成する部分よりも外側に配置されたフラップ部を有し、前記フラップ部が前記収容部の外側に折り曲げられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の梱包材。 - 前記フラップ部は、折り曲げ方向に沿った幅が前記第1側部よりも広い、
ことを特徴とする請求項3に記載の梱包材。 - 前記第2側部は、前記収容部よりも外側で山折り谷折りされる折り部を有し、前記折り部に前記フラップ部の折り曲げ方向と交差する方向の両端部が折り込まれて固定される、
ことを特徴とする請求項4に記載の梱包材。 - 前記壁部は、前記壁部を内側へ折り曲げたとき、前記収容部を塞いだ状態を保持するロック用の舌片と、前記ロック用の舌片が嵌る孔を有する、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の梱包材。 - 前記被梱包物は、側部に突起物を設けた長尺部材である、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の梱包材。
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- 2018-12-25 JP JP2018240695A patent/JP7230496B2/ja active Active
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