JP6344917B2 - ガラス瓶の梱包装置 - Google Patents

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Description

本発明はガラス瓶の梱包装置に係り、とくにガラス瓶を緩衝体によって緩衝しながら梱包するようにしたガラス瓶の梱包装置に関する。
例えば清酒等を充填したいわゆる一升瓶から成るガラス瓶を出荷する場合に、そのままであると外部からの衝撃によってガラス瓶が割れることがある。そこで従来より、ガラス瓶については、物流の途中で衝撃によって割れないように緩衝体によって緩衝するようにしている。最も一般的なガラス瓶の緩衝方法は、底部を複数枚の段ボールの板状体によって受けるようにしている。ここで複数の板状体はそれぞれ糊によって点付けされている。
従って複数枚の板状体を結合している糊が外れた場合には、瓶の底部を固定することができず、これによって緩衝機能が低下し、瓶が破損することがある。
またガラス瓶の首部を固定するために、外装箱の内部の横断面形状と整合する正方形の板を用意し、このような板の中心部に首部の直径と整合する円形の開口を形成し、この板を首部に装着するようにしていた。ところがガラス瓶の首部の周囲には包装用のキャップ、包装シート、ラベル等を貼付けるようにしているために、緩衝用の梱包材によって上記のキャップやラベルが破損したり傷付いたりしていた。
特開2007−153368号公報には、重なり合う基板の周囲に側板を連設して枡形の形状とし、側板の端縁から延出した折曲片を内側へ折り曲げる瓶の緩衝材において、2枚の基板を、その一方の基板の一側から切り込んで形成した連結片を介して繋ぎ、各基板の一組の対向端縁から側板及び折曲片を順次延出し、一方の基板と連結片との境界の折目線を、この基板の角部から斜め方向に延びるものとし、他方の基板と連結片との境界の折目線を、他の折目線とは逆方向に折れ曲がるようにし、基板同士を90°捻って重ねた緩衝装置が提案されている。
このような構造の瓶の緩衝装置は、ガラス瓶のとくに底部を緩衝して梱包する緩衝体として用いるようになっている。ところがこのような瓶の緩衝装置は、組立てる際における折曲げ回数が非常に多く、これによって組立てが面倒になる欠点がある。
特開2007−320587号公報 特開2003−160172号公報 実用新案登録第3153754号公報 実開平06−039723号公報
本願発明の課題は、緩衝体によってガラス瓶のとくに上下の部分を確実に緩衝して保護するようにしたガラス瓶の梱包装置を提供することである。
本願発明の別の課題は、緩衝体の各部分が互いにばらばらになって緩衝効果が低下することがないようにしたガラス瓶の梱包装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、緩衝体によってガラス瓶の首の部分に取付けられている包装用のキャップやラベルが破損しないようにしたガラス瓶の梱包装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、組立てが容易であって、しかも手間が掛からないようにした緩衝体を備えるガラス瓶の梱包装置を提供することである。
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術的思想、およびその実施の形態によって明らかにされる。
本願の主要な発明は、外箱内にガラス瓶を収納して上側の緩衝体と下側の緩衝体とによって緩衝するようにしたガラス瓶の梱包装置において、
前記上側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状と整合する板状体から構成され、該板状体には先端が前記外箱の蓋板と接するフラップが連設されるとともに、前記板状体に前記ガラス瓶の首部を受入れる開口が形成され、前記フラップの先端部が前記外箱の蓋板と接するように前記板状体の高さ方向の位置が設定されたときに、該高さ方向の位置における前記板状体の開口が前記ガラス瓶の対応する高さの首部の外形と整合し、
前記下側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状とほぼ整合する上板および下板から構成され、前記上板と前記下板とにはそれらの4辺から立上がる側壁部が折曲げ可能に連設され、しかも前記上板の一つの側壁部と前記下板の一つの側壁部とが折曲げ可能に連結され、折畳んで前記上板と前記下板とが重合わされて前記外箱の底部に装着され、
前記外箱内に収納されたガラス瓶の上部が上側の緩衝体によって、下部が下側の緩衝体によってそれぞれ緩衝されることを特徴とするガラス瓶の梱包装置に関するものである。
ここで、前記上側の緩衝体が段ボールから構成されてよい。また前記下側の緩衝体が段ボールから構成されてよい。また前記下側の緩衝体の前記上板の一つの側壁部の先端と前記下板の一つの側壁部の先端とが半切線によって折曲げ可能に連結されてよい。また前記下側の緩衝体の中心部に前記ガラス瓶の底部の直径よりも小さな緩衝用の開口が形成されてよい。また前記下側の緩衝体の前記上板の下面と前記下板の上面とが糊付けされて固着されてよい。
本願の別の主要な発明は、化粧箱内に収納されたガラス瓶を上側の緩衝体と下側の緩衝体とによって緩衝して外箱に収納するようにしたガラス瓶の梱包装置において、
前記上側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状と整合する板状体から構成され、前記板状体の外側部に下方に折曲げ可能にフラップが連設され、前記化粧箱の上部を覆うようにして前記化粧板の上部に装着され、
前記下側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状とほぼ整合する上板および下板から構成され、前記上板と前記下板とにはそれらの4辺から立上がる側壁部が折曲げ可能に連設され、しかも前記上板の一つの側壁部と前記下板の一つの側壁部とが折曲げ可能に連設され、折畳んで前記上板と前記下板とが重合わされて前記外箱の底部に装着され、
前記ガラス瓶を収納した前記化粧箱の上部が上側の緩衝体によって、下部が下側の緩衝体によってそれぞれ緩衝されることを特徴とするガラス瓶の梱包装置に関するものである。
ここで、前記化粧板が板紙から構成されるとともに、前記外箱が段ボールから構成されてよい。また前記上側の緩衝体と前記下側の緩衝体とが段ボールから構成されてよい。
本願の主要な発明は、外箱内にガラス瓶を収納して上側の緩衝体と下側の緩衝体とによって緩衝するようにしたガラス瓶の梱包装置において、
前記上側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状と整合する板状体から構成され、該板状体には先端が前記外箱の蓋板と接するフラップが連設されるとともに、前記板状体に前記ガラス瓶の首部を受入れる開口が形成され、前記フラップの先端部が前記外箱の蓋板と接するように前記板状体の高さ方向の位置が設定されたときに、該高さ方向の位置における前記板状体の開口が前記ガラス瓶の対応する高さの首部の外形と整合し、
前記下側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状とほぼ整合する上板および下板から構成され、前記上板と前記下板とにはそれらの4辺から立上がる側壁部が折曲げ可能に連設され、しかも前記上板の一つの側壁部と前記下板の一つの側壁部とが折曲げ可能に連結され、折畳んで前記上板と前記下板とが重合わされて前記外箱の底部に装着され、
前記外箱内に収納されたガラス瓶の上部が上側の緩衝体によって、下部が下側の緩衝体によってそれぞれ緩衝されるようにしたものである。
従ってこのような構成に係るガラス瓶の梱包装置によると、カラス瓶の底部が下側の緩衝体によって効果的に緩衝される。しかも下側の緩衝体は、ともに4辺に側壁部を備える上板と下板とを備え、これらの上板と下板とが、それぞれの側壁部が折曲げ可能に連結され、折畳んで上板と下板とが重合わせて組立てられるようになっている。従って下側の緩衝体を構成する上板と下板とが互いにばらばらに分離することがない。
またガラス瓶の首部を押える上側の緩衝体は、フラップの先端部が外装箱の蓋板と接するように板状体の高さ方向の位置が設定されたときに、この板状体の開口がガラス瓶の対応する高さの首部の外形と整合して首部を押えるようになる。従って外箱の蓋板に先端部が接するフラップの長さを任意の値に設定することによって、上側の緩衝体を構成する板状体の高さ方向の位置を自由に設定することができ、首部に装着される包装用のキャップやラベル等を損傷することなくガラス瓶の首部の保護を行なうことが可能になる。
第1の実施の形態の外箱の展開平面図である。 外箱の組立て状態の斜視図(A)および外観斜視図(B)である。 上側緩衝体の展開平面図である。 同上側緩衝体の組立て斜視図である。 下側緩衝体の展開平面図である。 下側緩衝体の組立ての動作を示す斜視図である。 下側緩衝体の組立て斜視図である。 下側緩衝体を逆様にして見た状態の斜視図である。 下側緩衝体の縦断面図である。 上側緩衝体と下側緩衝体とを装着したガラス瓶の斜視図(A)およびガラス瓶を外装箱内に挿入した状態の縦断面図(B)である。 ガラス瓶を収納した板紙製の化粧箱の上部と下部とに上側緩衝体と下側緩衝体とをそれぞれ装着した状態の外観斜視図(A)および上側緩衝体と下側緩衝体とを装着した化粧箱を外箱内に収納した状態の縦断面図(B)である。 ガラス瓶を収納した板紙製の化粧箱の上部と下部とに緩衝体をそれぞれ装着した状態の外観斜視図(A)および上下に緩衝体を装着した化粧箱を外箱内に収納した状態の縦断面図(B)である。 ガラス瓶を収納した化粧箱の上下にそれぞれ緩衝体を装着した状態の外観斜視図(A)および縦断面図(B)である。
以下本願発明を図示の実施の形態によって説明する。
図1は第一の実施の形態に係るガラス瓶の梱包装置の外箱10を組立てるための段ボールシートを展開したものである。すなわち外箱10は図1の形状に打抜かれた段ボールを組立てて形成されるようになっている。外箱10は正面板11を備えるとともに、その両側に左側板12と右側板13とを備え、さらに背面側に背面板14とを備えている。これらの正面板11、左側板12、右側板13、背面板14は互いに折曲げ線15によって折曲げ可能に連結されている。また左側板12の左端には、折曲げ線16を介して接合板17が形成されている。
正面板11の下端には底板20が折曲げ線21を介して連結されている。また背面板14の下端には補助底板22が折曲げ線23を介して連結されている。補助底板22にはその先端に突片24が突設されている。この突片24が底板20のコ字状の切込み25内に挿入されるようになっており、これによって底板20と補助底板22とで底部開口を閉塞するようになっている。また左右側板12、13の下端には折曲げ線26を介して側面フラップ27が折曲げ可能に連設され、底板20と補助底板22の上側に折込まれるようになっている。
外箱10の背面板14の上端には蓋板30が折曲げ線31を介して折曲げ可能に連設されている。蓋板30の先端側は折曲げ線32を介して挿入片33を連設している。そして挿入片33の根元側であって折曲げ線32に沿う位置には下端側が半円状であって上端側がスリット状の開口34が形成されている。そしてこのような開口34に対応して、正面板11の上端には係止片35が連設されている。係止片35は上下に一対の折曲げ線36、37を備えている。またこの外箱10の左右側板12、13の上端には折曲げ線38を介して補助フラップ39が連設されている。
次に図1に示す構成の段ボールから成る板状体を折曲げて外箱10を組立てる動作を図2により説明する。正面板11、左右側板12、13および背面板14を、折曲げ線15によって順次折曲げて四角筒状に組立てる。そして左側板12の端部に連設されている接合板17を折曲げ線16によって折曲げるとともに、背面板14の右側板13とは反対側の端部に糊付けして接合する。これによって外箱10が四角筒状に組立てられる。この後に折曲げ線26によって側面フラップ27を内側に折曲げるとともに、その後に折曲げ線21によって底板20を内側に折曲げ、さらに折曲げ線23によって補助底板22を内側に折曲げるようにし、底部開口を閉塞する。これによって底部が閉じた直方体状の外箱10が組立てられる(図2B参照)。
このような外箱10内に、後述するガラス瓶を、上下の緩衝体を介して収納するようにしている。そしてその後に、左右側板12、13の上端にそれぞれ折曲げ線38を介して連設されている左右の補助フラップ39を内側に折曲げ、この後に蓋板30を折曲げ線31によって折曲げて上部開口を閉塞し、挿入片33を正面板11の内側に挿入する。そしてこの後に、一対の折曲げ線36、37によって係止片35を斜め手前側に折曲げた後に、この係止片35の上端部を蓋板30の開口34に挿入する。これによって図2Bに示すように、この外箱の上部開口が蓋板30で閉じられて係止片35によって係止される。
次に本願発明の上側緩衝体を構成し、ガラス瓶の上部を緩衝する上側緩衝板42について、図3および図4により説明する。上側緩衝板42はほぼ正方形の段ボール製の板状体であって、上記の外箱10の内側の横断面の形状と整合する形状である。そして上側緩衝板42の中心部には円形の開口43が形成される。この開口43の直径は、後述する瓶の首部の外径と等しい値になっている。また上側緩衝板42の互いに対向する2辺には折曲げ線44を介して長いフラップ45が形成される。この長いフラップ45は、先端部が外箱10の蓋板30に接し、これによって上側緩衝板42の高さ方向の位置決めをする役割を果たす。なお長いフラップ45には、その先端側であって幅方向の中心部に円形の開口46が形成される。この開口46は、上側緩衝板42の中心部の円形の開口43よりも小さな開口である。また上側緩衝板42の残りの対向する2辺には折曲げ線47を介して短いフラップ48が形成される。
上記のような上側緩衝板42は、図4に示すように、折曲げ線44によって長いフラップ45を上方に向けて折曲げる。また折曲げ線47によって、短いフラップ48を上方に折曲げる。これによって図4に示すような形状に組立てられる。このような上側緩衝板42が、外箱10内において、ガラス瓶の首部の部分の横方向の位置決めを行ないながらしかも緩衝を行なうようになる。
次に図5〜図9によって、外箱10内に収納されるガラス瓶の底部を緩衝する下側緩衝体50について説明する。図5は、上記のような下側緩衝体50を、1度に6個ずつ取出すための段ボールシートである。すなわち段ボールシート51は、縦方向の2本の切断線52と、横方向の1本の切断線53とによって、横方向に3区画、上下に2区画で3×2=6区画の下側緩衝体50を得るようにしている。
段ボールシート51によって作られる6個の下側緩衝体の内の1つについて説明すると、各下側緩衝体は上板55と下板56とを備えている。これらは、折曲げ線57によって互いに折曲げ可能に連結されている。折曲げ線57は、その下面のライナのみが連結された半切線から形成される。そして上板55には円形の開口58が中央に形成されるとともに、折曲げ線59によってその4辺にそれぞれ4つの側壁部60が形成されている。
また下側緩衝体50下板56には中心部に円形の開口63が形成される。またその4辺にはそれぞれ浅い切込み64が形成されるとともに、切込み64の両側が折曲げ線65になっている。そしてこれらの切込み64と折曲げ線65とによって、下板56の4辺には折曲げ可能に側壁部66が形成される。なお図5において斜線で示す部分は、切除領域68を構成しており、この部分は、打抜きの際あるいは打抜き後に除去される部位である。
段ボールシート51によって組立てられる6個の下側緩衝体50は、図6に示すように、まず段ボールシート51の1/6の部分の上板55と下板56とを折曲げ線57の部分で折曲げるようにし、これによって上板55と下板56とを互いに重合わせる。なお上板55の下面と下板56の上面の内の少なくとも一方、例えば下板56の上面に、糊67を筋状に塗付しておく(図5〜図7参照)。なお図5においては、下段の1枚の下板56に糊67を塗付した状態を示したが、実際はすべての下板56に糊が塗付される。そして上板55と下板56とを、上下に重合わせ、糊67によって固着する。そしてこの後に、上板55の側壁部60と、下板56の側壁部66とを、それぞれ折曲げ線59、65によって上方に直角に折曲げる(図7参照)。下板56の切込み64を有する側壁部66は、折曲げると上記切込み64によって下板56から分離するが筋状の糊67によって上板55の側壁部60に固着して保持される。このようにして折曲げられた側壁60、66の内の内側の互いに対向する側壁60間の寸法が、後述するガラス瓶の直径と等しい値になる。図8は上記のような下側緩衝体50を、上下逆様にして底面を露出した状態で示したものである。また図9は、このような下側緩衝体50の縦断面を示している。図9においてこの下側緩衝体50の内部は、上方に開口した凹部になっている。このような凹部に、ガラス瓶の底部が受入れられる。
図10は、上述の上側緩衝板42と下側緩衝体50とによって、例えば清酒が入ったガラス瓶70を梱包する状態を示している。図10Aに示すように、まずガラス瓶70の首部に、上側緩衝板42を取付ける。このときに、この上側緩衝板42の円形の開口43に、ガラス瓶70の首部を挿入する。円形の開口43の直径と等しい首部の対応する部分でこの上側緩衝板42が位置保持される。なおこのときの上側緩衝板42の長いフラップ45が、図10Bに示すように、外箱10の蓋板30の下面に接するようになっている。
またこのガラス瓶70の底部は、下側緩衝体50によって受けられる。下側緩衝体50は上述の如く上板55と下板56とを備え、これらが互いに重合わされた状態で糊67によって固着されている。またこれらの上板55と下板56の4辺は、側壁部60と側壁部66とから構成され、これらが互いに重合っている。従ってガラス瓶70の底面側の部分が重合う上板55と下板56とによって緩衝されるとともに、ガラス瓶70の底部の外周側の部分が側壁60と側壁66とによって緩衝されることになる。
このようにガラス瓶70の首部に上側緩衝板42を装着し、下部を下側緩衝体50で受けたガラス瓶を、図10Bに示すように外箱10内に収納する。するとガラス瓶70は外箱10内に挿入された状態で、その上部が上側緩衝板42によって、また下部が下側緩衝体50によってそれぞれ緩衝されることになる。そして上側緩衝板42の高さ方向の位置が、長いフラップ45によって規制される。すなわち長いフラップ45の上端が外箱10の蓋板30の下面に接触した状態で、この上側緩衝板42の円形の開口43はガラス瓶70の首部の外周と嵌合されるようになる。そして上側緩衝板42の高さ方向の位置が、ガラス瓶70の首部の比較的低い位置になるように設定することによって、ガラス瓶70の首回りの部分の包装用のキャップやラベルが、上側緩衝板42によってすれて破れたり傷が付いたりすることが防止される。しかもガラス瓶70の横ぶれは、この上側緩衝板42の矩形の開口43とガラス瓶70の首部の嵌合による位置決めによって防止される。
次に別の実施の形態のガラス瓶の梱包装置を図11によって説明する。この実施の形態は、外箱10と、上側緩衝板42と、下側緩衝体50の他に、さらに化粧箱71を用いるようにしている。ここで化粧箱71は、板紙によって組立てられた直方体状の箱である。なお化粧箱71それ自体に特別な特徴はない。この化粧箱71の外表面には、美麗な印刷が施され、これによってデザインが外部から見えるようにしている。なお化粧箱71はその材料が板紙であって薄いために、その横方向の寸法は、ガラス瓶70の直径とほとんど変わらない値になっている。
このような化粧箱71内に、清酒が入ったガラス瓶70を挿入する。そして化粧箱71の上部には上側緩衝板42を被せる。この上側緩衝板42の上部であってその4辺には長いフラップ45と短いフラップ48とが設けられており、これらのフラップ45、48が折曲げられて化粧箱71の上部の外表面を覆うようになる。また化粧箱71の下部側の部分は、下側緩衝体50によって受けられる。すなわち上板55と下板56の二重構造から成り、側面には側壁部60と側壁部66とが重合うようになっている下側緩衝体50を化粧箱71の下部に外側から装着する。
このような状態で、外箱10内に、ガラス瓶70が入っておりかつ上側緩衝板42と下側緩衝体50とを取付けた化粧箱71を図11Bに示すように挿入する。これによって、ガラス瓶70は、まず化粧箱71によって収納され、上部と下部とがそれぞれ上側緩衝板42と下側緩衝体50とによって緩衝された状態で、段ボール製の厚みのある外箱10に収納されることになる。従って、物流段階における主たる緩衝は、段ボール製の外箱10と板紙製の化粧箱71の間に介在する上側緩衝板42と下側緩衝体50とによって行なわれることになる。
次にさらに別の実施の形態を図12によって説明する。この実施の形態は、ガラス瓶70をまず化粧箱71に収納し、さらにこの化粧箱71を緩衝板42によって緩衝しながら外箱10内に収納するようにしたものである。すなわちまずガラス瓶70を化粧箱71内に収納し、上蓋を閉じる。そしてこの化粧箱71の上部には、緩衝板42を装着する。このときに4辺の長いフラップ45と短いフラップ48とが化粧箱71の外側部を覆うようになる。さらにこの化粧箱71の下端側に緩衝板42を上下逆様にして取付けるようにし、長いフラップ45と短いフラップ48とをそれぞれ化粧箱71の底部側の外表面上に装着する。このような状態において、化粧箱71を図12Bに示すように、外箱10内に収納する。なお外箱10の蓋板30の挿入片33を挿入する部分において、上側に装着された緩衝板42の対応する長いフラップ45あるいは短いフラップ48の部分を切欠くか除去するようにしてもよい。なお外箱10の寸法を少し大きくしておけば、長いフラップ45や短いフラップ48を切欠くことなく、蓋板30の挿入片33を上側の緩衝板42のフラップ45、48の外側に挿入することが可能になる。
次にさらに別の実施の形態を図13によって説明する。この実施の形態は、外箱10を用いることなく、化粧箱71と2つの上側緩衝板42とを用いてガラス瓶70を梱包するものである。まずガラス瓶70が図13Aおよび図13Bに示すように、直方体状の化粧箱71内に収納保持される。そしてこの後に、この化粧箱71の上部には上側緩衝板42が重なるようにして装着される。長いフラップ45と短いフラップ48とが化粧箱71の側面に重合うように装着される。またもう一つの上側緩衝板42を上下逆様にし、化粧箱71の底部側の部分を覆うように装着する。ここでも化粧箱71の底部は、緩衝板42の4辺のフラップ45、48によって覆われる。そしてこの後に、例えば結束バンド72等によって、化粧箱71の上下に取付けられる一対の緩衝板42を押えるようにする。これによって、ガラス瓶70がその首部と底部とがそれぞれ緩衝板42によって緩衝された状態で物流に供されることになる。
以上本願発明を図示の一実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば本願の上記実施の形態は、中に清酒が入ったガラス瓶の梱包装置に関するものであるが、本願発明は、各種の液体を充填したガラス瓶を梱包するガラス瓶の梱包装置に広く適用することができる。またここで梱包されるガラス瓶の大きさについても、とくに制限はなく、大きいものから小さいものまで、広範に利用可能である。また図12、図13に示す実施の形態は、外装箱71の上下にそれぞれ上側緩衝板42を装着しているが、このような構成に代えて、化粧箱71の上下にそれぞれ下側緩衝体50を装着してガラス瓶70を緩衝してもよい。
本願発明は、各種の飲料、その他の液体を充填したガラス瓶の梱包装置に広く利用することができる。
10 外箱
11 正面板
12 左側板
13 右側板
14 背面板
15 折曲げ線
16 折曲げ線
17 接合板
20 底板
21 折曲げ線
22 補助底板
23 折曲げ線
24 突片
25 コ字状切込み
26 折曲げ線
27 側面フラップ
30 蓋板
31 折曲げ線
32 折曲げ線
33 挿入片
34 開口
35 係止片
36 折曲げ線
37 折曲げ線
38 折曲げ線
39 補助フラップ
42 上側緩衝板
43 円形の開口
44 折曲げ線
45 長いフラップ
46 円形の開口
47 折曲げ線
48 短いフラップ
50 下側緩衝体
51 段ボールシート
52 切断線(縦)
53 切断線(横)
55 上板
56 下板
57 折曲げ線
58 円形の開口
59 折曲げ線
60 側壁部
63 円形の開口
64 切込み
65 折曲げ線
66 側壁部
67 糊
68 切除領域
70 ガラス瓶
71 化粧箱
72 バンド

Claims (9)

  1. 外箱内にガラス瓶を収納して上側の緩衝体と下側の緩衝体とによって緩衝するようにしたガラス瓶の梱包装置において、
    前記上側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状と整合する板状体から構成され、該板状体には先端が前記外箱の蓋板と接するフラップが連設されるとともに、前記板状体に前記ガラス瓶の首部を受入れる開口が形成され、前記フラップの先端部が前記外箱の蓋板と接するように前記板状体の高さ方向の位置が設定されたときに、該高さ方向の位置における前記板状体の開口が前記ガラス瓶の対応する高さの首部の外形と整合し、
    前記下側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状とほぼ整合する上板および下板から構成され、前記上板と前記下板とにはそれらの4辺から立上がる側壁部が折曲げ可能に連設され、しかも前記上板の一つの側壁部と前記下板の一つの側壁部とが折曲げ可能に連結され、折畳んで前記上板と前記下板とが重合わされて前記外箱の底部に装着され、
    前記外箱内に収納されたガラス瓶の上部が上側の緩衝体によって、下部が下側の緩衝体によってそれぞれ緩衝されることを特徴とするガラス瓶の梱包装置。
  2. 前記上側の緩衝体が段ボールから構成される請求項1に記載のガラス瓶の梱包装置。
  3. 前記下側の緩衝体が段ボールから構成される請求項1または2に記載のガラス瓶の梱包装置。
  4. 前記下側の緩衝体の前記上板の一つの側壁部の先端と前記下板の一つの側壁部の先端とが半切線によって折曲げ可能に連結されている請求項3に記載のガラス瓶の梱包装置。
  5. 前記下側の緩衝体の中心部に前記ガラス瓶の底部の直径よりも小さな緩衝用の開口が形成されている請求項1〜4の何れかに記載のガラス瓶の梱包装置。
  6. 前記下側の緩衝体の前記上板の下面と前記下板の上面とが糊付けされて固着されている請求項1〜5の何れかに記載のガラス瓶の梱包装置。
  7. 化粧箱内に収納されたガラス瓶を上側の緩衝体と下側の緩衝体とによって緩衝して外箱に収納するようにしたガラス瓶の梱包装置において、
    前記上側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状と整合する板状体から構成され、前記板状体の外側部に下方に折曲げ可能にフラップが連設され、前記化粧箱の上部を覆うようにして前記化粧板の上部に装着され、
    前記下側の緩衝体が前記外箱の内部の横断面形状とほぼ整合する上板および下板から構成され、前記上板と前記下板とにはそれらの4辺から立上がる側壁部が折曲げ可能に連設され、しかも前記上板の一つの側壁部と前記下板の一つの側壁部とが折曲げ可能に連設され、折畳んで前記上板と前記下板とが重合わされて前記外箱の底部に装着され、
    前記ガラス瓶を収納した前記化粧箱の上部が上側の緩衝体によって、下部が下側の緩衝体によってそれぞれ緩衝されることを特徴とするガラス瓶の梱包装置。
  8. 前記化粧板が板紙から構成されるとともに、前記外箱が段ボールから構成される請求項7に記載のガラス瓶の梱包装置。
  9. 前記上側の緩衝体と前記下側の緩衝体とが段ボールから構成される請求項7または請求項8に記載のガラス瓶の梱包装置。
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