JP7121484B2 - 緩衝機能付包装用箱 - Google Patents

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Description

この発明は、箱体と一体に緩衝用仕切りが設けられ、収容物を緩衝的に保護して収容する緩衝機能付包装用箱に関する。
従来、ブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片を折り曲げて糊付けし、組み立てて形成された包装用箱がある。この様な包装用箱には、ガラス瓶等の衝撃に弱い収容物を保持するための緩衝用の仕切り片が箱体形成片に一体に設けられているものがある。
例えば、特許文献1に開示されている包装用箱は、互いに連接された側面と、連接された側面を組み立てて形成される筒体の一開口端部を閉鎖する底蓋片と、他方の開口端部を閉鎖する上蓋片からなる箱本体が形成されている。前記側面の1つには、箱本体の内側に接着される3つの内壁が連接して設けられている。3つの内壁のうち、両側の2つの内壁の下端部には、下ホールド部が一体に設けられ、組立状態の時に箱本体の下部両側に位置する。各下ホールド部には、下緩衝片と、下支え緩衝片と、貼着片が折り目を介して連続して設けられている。下緩衝片は、箱体の組立状態の時に、側面の途中から箱本体内下方へ傾斜突出し、収容物の下端部の両側の角部が当接し、収容物を緩衝的に保持することができる。
特開2005-255224号公報
上記背景技術の場合、収容物を1枚の下緩衝片のみで支えるため、緩衝機能が十分ではない。また、下ホールド部を設けるために3つの内壁が設けられているため、箱体形成片の面積が大きいものであり、ブランクシートの歩留まりが良くないという問題もある。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、小さい面積の箱体形成片で形成され、高い緩衝機能を有し、確実に収容物を保護することができる緩衝機能付包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、一枚の箱体形成片から成り、筒体に組み立てられた側面と、前記筒体の下方の開口端部を閉鎖する底部と、互いに対向する前記一対の側面の下端部に連接して設けられ前記底部の内側に重ねられる一対のフラップと、前記一対のフラップに連続して緩衝部が各々設けられている緩衝機能付包装用箱である。前記緩衝部は、前記フラップの端部に連接し前記フラップから所定角度で立ち上がる立ち上がり片と、上側支持片及び下側支持片が設けられ、前記下側支持片は、前記筒体の底部側に位置し、前記上側支持片は、前記下側支持片に対して前記底部と反対側に位置し筒体に入れた収容物側に位置し、前記下側支持片の一方の端部には、前記フラップが設けられた前記側面の高さの途中部分に糊付けされる下側支持片糊付け部が設けられ、他方の端部には、前記立ち上がり片に糊付けされる立ち上がり片糊付け部が設けられ、前記上側支持片は、前記立ち上がり片から連続し、前記立ち上がり片と反対側の端部には、前記下側支持片糊付け部に折罫線を介して連接する上側支持片糊付け部が設けられ、前記上側支持片糊付け部は前記下側支持片糊付け部の、前記側面に糊付けされた面とは反対側の面に、前記折罫線により折り返されて糊付けされ、前記上側支持片は前記側面から離れるにつれて前記底部に近づく方向に傾斜して設けられ、前記収容物の底面に傾斜して当接する。
前記上側支持片と前記下側支持片は、前記立ち上がり片との連接方向に交差する緩衝用折曲線がそれぞれ設けられ鈍角で谷状に折り曲げられ、前記下側支持片の前記各緩衝用折曲線は、前記上側支持片の前記各緩衝用折曲線の垂直方向の下方に一致せず水平方向へずれた位置にある。前記下側支持片は、前記上側支持片よりも前記立ち上がり片との連接方向の長さが長く設けられ、前記下側支持片の前記立ち上がり片側の端部は、前記立ち上がり片の、前記上側支持片から離間した位置に設けられている。このため収容物に上下の移動があっても緩衝用折曲線の角度が変わりにくく、クッション機能が高い。さらに、前記下側支持片には、前記緩衝用折曲線に対して交差する方向に複数本の補助罫線が形成されていると良い。
前記立ち上がり片は、前記フラップに対して内側の角度が鈍角に立ち上がり、前記各支持片は、前記立ち上がり片に対して内側の角度が鋭角に折り曲げられている。
前記箱体形成片の前記緩衝部は、前記立ち上がり片、前記上側支持片、前記上側支持片糊付け部、前記下側支持片糊付け部、前記下側支持片、前記立ち上がり片糊付け部の順で、各々折罫線を介して連接して設けられている。
前記一対のフラップは、組み立て状態で互いに対向する方向の長さの和が、前記底部よりも短く形成されて前記一対のフラップの間に隙間が生じ、前記フラップに連続する一対の緩衝部も互いに離間している。
本発明の機能付包装用箱は、小さい面積の箱体形成片で形成され、高い緩衝機能を有し、確実に収容物を保護することができる。収容物に当接する支持片は、上側支持片と下側支持片の二層構造であり、下側支持片は、上側支持片を支えるバネの機能を有し、クッション性が高く、安全性が高い。従って、収容物に大きい力が加えられても、確実に保持することができ、外部からの衝撃も吸収し、落下等の衝撃等を受けても破損を防ぐことができる。
この発明の一実施形態の緩衝機能付包装用箱の縦断面図である。 この実施形態の緩衝機能付包装用箱の展開図である。 この実施形態の緩衝機能付包装用箱の組立工程を示す裏面から見た展開図である。 この実施形態の緩衝機能付包装用箱の組立工程を示す裏面から見た展開図である。 この実施形態の緩衝機能付包装用箱の組立工程を示す縦断面図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の緩衝機能付包装用箱10は、紙製のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて設けられている。図2は箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20はほぼ同じ矩形であり、さらに側面20の側縁部には、緩衝機能付包装用箱10の組立状態で側面14の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。側面14,16,18,20、糊付片22は、各々折罫線24,26,28,30で区切られて設けられている。
側面14において、側面同士の連接方向に対して直角な方向の一端部には、矩形の内側上蓋片32が折罫線34で区切られて設けられている。側面14の、折罫線34に隣接する部分には、コの字形の開封用破断線36が設けられている。開封用破断線36は、折罫線34から離れる方向に膨出するコの字形で形成され、開封用破断線36の両端部は、折罫線34に達し、さらに折罫線34に沿って互いに離れる方に延出している。開封用破断線36と折罫線34で囲まれた矩形の部分は、緩衝機能付包装用箱10を開封する際の押し部38となる。側面14の、折罫線34と反対側の端部には、矩形の内側底蓋片40が折罫線42で区切られて設けられている。
側面16の、側面14の折罫線34に隣接する部分には、側面16の端部を下底とする小さい台形状のフラップ44が折罫線46で区切られて設けられている。側面16の、折罫線46と反対側の端部にも、側面16の端部を下底とする小さい台形状のフラップ48が折罫線50で区切られて設けられている。フラップ48は、折罫線50に対して直角方向の長さは、フラップ44よりもわずかに短く、また緩衝機能付包装用箱10を組み立てた時の底部108の中心に達しないものである。
フラップ48の、折罫線50と反対側の端部48aには、緩衝部51が、折罫線58で区切られて連続して設けられている。緩衝部51は、まず、端部48aに連接して、立ち上がり片52と、上側支持片54、上側支持片糊付け部56が順に設けられ、端部48aに対して平行な折罫線60,62で各々区切られている。立ち上がり片52と、上側支持片54、上側支持片糊付け部56は、連接方向に交差する幅が互いに同じ矩形であり、フラップ48の端部48aよりわずかに短い。連接方向の長さは互いに異なり、立ち上がり片52はフラップ48より少し長く、上側支持片54は立ち上がり片52よりも長く、上側支持片糊付け部56は一番短くフラップ48よりもわずかに短い。
上側支持片54には、折罫線60,62に対して平行な緩衝用折曲線64が設けられ、上側支持片糊付け部56側の当接面54aと、立ち上がり片52側の被当接面54bに区切られている。なお、当接面54aは、後述する収容物である錠剤入り薬瓶11に当接する面であり、被当接面54bは錠剤入り薬瓶11に当接しない。緩衝用折曲線64は、折罫線60よりも折罫線62に近い位置にあり、当接面54aは、被当接面54bよりも連接方向の長さが短い。
上側支持片糊付け部56の、折罫線62と反対側の端部56aには、緩衝部51の一部である下側支持片糊付け部66と、下側支持片68、立ち上がり片糊付け部70が順に連接して設けられ、端部56aに対して平行な折罫線72,74,76で各々区切られている。下側支持片糊付け部66と、下側支持片68、立ち上がり片糊付け部70は、連接方向に交差する幅が互いに同じ矩形であり、上側支持片糊付け部56の端部56aよりわずかに短い。連接方向の長さは互いに異なり、下側支持片糊付け部66は連接する上側支持片糊付け部56よりわずかに長く、緩衝機能付包装用箱10の組み立て状態で上側支持片糊付け部56に重ねられて糊付けされた時に折罫線74側の端部がわずかに下方に位置する。下側支持片68は、下側支持片糊付け部66より長く、さらに組み立て状態で離間して沿う上側支持片54よりもわずかに長い。立ち上がり片糊付け部70は、下側支持片68と下側支持片糊付け部66よりも短く、組み立て状態で糊付けされる立ち上がり片52よりも短い。
下側支持片68には、折罫線74,76の中間に、折罫線74,76に対して平行な緩衝用折曲線77が設けられている。また、下側支持片68を撓みにくくする補助罫線78も4本設けられている。各補助罫線78は、折罫線74,76に対して直角であり、互いに等間隔であり、折罫線74,76に達しない長さで形成されている。緩衝用折曲線77と補助罫線78は、例えば押し型で設けられている。
側面18の、側面16の折罫線46に隣接する部分には、矩形の外側上蓋片80が折罫線82で区切られて設けられ、外側上蓋片80は内側上蓋片32よりも少し大きい。側面18の、折罫線82と反対側の端部には、矩形の外側上蓋片84が折罫線86で区切られて設けられ、外側底蓋片84は内側底蓋片40よりも少し大きい。
側面20の、側面18の折罫線82に隣接する部分には、フラップ44と同形状のフラップ88が折罫線90で区切られて設けられている。側面20の、折罫線90と反対側の端部には、フラップ48と同形状のフラップ92が折罫線94で区切られて設けられている。
フラップ92の、折罫線94と反対側の端部92aにも、緩衝部51が折罫線58で区切られて連続して設けられている。緩衝部51は、フラップ92の端部92aに連接して、立ち上がり片52、上側支持片54、上側支持片糊付け部56、下側支持片糊付け部66、下側支持片68、立ち上がり片糊付け部70が、折罫線60,62,72,74,76で区切られて設けられている。上側支持片54には緩衝用折曲線64が設けられ、上側支持片糊付け部56側の当接面54aと、立ち上がり片52側の被当接面54bとに区切られている。下側支持片68には、緩衝用折曲線77と補助罫線78が設けられている。
次に、この実施形態の緩衝機能付包装用箱10の組立方法の一例について説明する。なお、ここでは図2が緩衝機能付包装用箱10の箱体形成片12の表側を見たものであり、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、一対の立ち上がり片糊付け部70の裏面に糊98を塗布し、一対の上側支持片糊付け部56の裏面に糊96を塗布し、折罫線72を正折りする。すると、立ち上がり片糊付け部70の裏面は糊98により立ち上がり片52の裏面に糊付けされ、上側支持片糊付け部56の裏面は糊96により下側支持片糊付け部66の裏面に糊付けされ、図3に示す状態となる。なお図3は、箱体形成片12の裏面を見たものである。
次に、下側支持片糊付け部66の表面に、糊100を塗布し、折罫線58を正折りする。すると、下側支持片糊付け部66の表面は糊100により側面16又は側面20の裏面に糊付けされ、図4に示す状態となる。なお、図4は、図3と同様に、箱体形成片12の裏面を見たものである。
次に、糊付片22の表面に糊102を塗布し、折罫線28を正折りし、次に折罫線24を正折りする。これにより、側面14の裏面は糊102により糊付片22の表面に糊付けされ、折り畳み状態となり、この状態で箱体形成片12による折り畳み状態の緩衝機能付包装用箱10が、収容物を包装する工場へ出荷される。
次に、収容物を収容し包装する工場において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りして四角形の筒体にする。次に、外側上蓋片80の裏面に、折罫線82と反対側の端部に沿って糊104を塗布し、折罫線46,90でフラップ44,88を90°に正折りし、内側上蓋片32を折罫線34で正折りし、次に外側上蓋片80を折罫線82で90°に正折りする。これにより、外側上蓋片80の裏面は内側上蓋片32の表面に糊104により糊付けされ、一方の端面が形成される。
そして他方の端面から収容物である錠剤入り薬瓶11を入れる。そして、折罫線50,94でフラップ48,92を90°に正折りする。すると、図5に示す状態を通過し、図1に示すように、立ち上がり片52はフラップ48,92に対して折罫線58で、内側の角度が鈍角に立ち上がり、上側支持片54は立ち上がり片52に対して折罫線60で、内側の角度が鋭角に折り曲げられ、上側支持片54の折罫線62側の端部は側面16,20に糊付けされた上側支持片糊付け部56に連続し、立ち上がり片52と上側支持片54は変形したコの字形に組み立てられる。また、上側支持片糊付け部56と側面16の間に挟まれて糊付けされた下側支持片糊付け部66の折罫線74側の端部から、下側支持片68が、上側支持片54の下方に離間しながら沿って位置し、立ち上がり片52に糊付けされた立ち上がり片糊付け部70に達する。これにより、上側支持片54と下側支持片68は二重構造となる。下側支持片68は上側支持片54よりも連接方向の長さがわずかに長いため、緩衝用折曲線77がわずかに逆折りされる。このように緩衝部51が組み立てられ、緩衝部51はフラップ48,92に各々設けられているため、一対の緩衝部51が互いに対面して、離間して設けられる。
次に、外側底蓋片84の裏面に、折罫線86と反対側の端部に沿って糊106を塗布し、内側底蓋片40を折罫線42で90°に正折りし、次に外側上蓋片84を折罫線86で90°に正折りする。これにより、外側上蓋片84の裏面は内側底蓋片40の表面に糊106により糊付けされ、筒体の他方の端面が閉鎖され、箱体の底部108が形成される。
図1に示すように、対向する一対の緩衝部51は、底部108に押さえられて立体形状を維持する。錠剤入り薬瓶11の底面の、周縁部の直径方向に位置する2か所が、上側支持片54の当接面54aに当接し、錠剤入り薬瓶11により下方に押されて、上側支持片54は緩衝用折曲線64でわずかに逆折りされ、谷状に折り曲げられる。この時、当接面54aは底部108に対して鋭角で45°程度となり、被当接面54bは底部108に対して鈍角で水平に近い傾斜となる。
なお、下側支持片68は、緩衝用折曲線77よりも下側支持片糊付け部66に近い部分は、緩衝用折曲線77に近づくほど上側支持片54から離れる方向に傾斜し、緩衝用折曲線77よりも立ち上がり片糊付け部70に近い部分は、立ち上がり片糊付け部70に近づくほど上側支持片54に近づく方向に傾斜し、緩衝用折曲線77が最も上側支持片54から離れた状態となり、谷状に折り曲げられる。緩衝用折曲線77は、緩衝用折曲線64の垂直方向の下方ではなく、立ち上がり片糊付け部70側へずれた位置にある。そして、下側支持片68の端部に位置する折罫線76は、立ち上がり片52の端部に位置する折罫線60よりも底部108に近い位置にある。このことから、下側支持片68は上側支持片54を支えるバネの機能を持つ。つまり錠剤入り薬瓶11に下向きの力がかかって上側支持片54の緩衝用折曲線64の角度が変化する時、下側支持片68の弾性で角度の変化を小さく抑えることができる。下側支持片68には補助罫線78が形成され、曲げ強度が高くなり、復元力も高い。
この実施形態の緩衝機能付包装用箱10によれば、小さい面積の箱体形成片12で形成され、高い緩衝機能を有し、確実に収容物である錠剤入り薬瓶11を保護することができる。錠剤入り薬瓶11は一対の上側支持片54の傾斜した当接面54aに、底部の直径方向の2か所が当接して保持され、傾斜面に挟持されて隙間が無く、がたつくことが無い。上側支持片54は緩衝用折曲線64で折り曲げられて弾性を有し、錠剤入り薬瓶11に下向きの力がかかったり上下に振動したりする時に、緩衝用折曲線64の折り曲げ角度が変化してクッション効果があり、振動を吸収することができる。下側支持片68は、上側支持片54を支えるバネの機能を有し、緩衝用折曲線64の角度の変化を小さく抑えることができ、錠剤入り薬瓶11に大きい力が加えられても、確実に保持することができる。従って、外部からの強い衝撃を吸収し、落下等の衝撃による破損を防ぐことができる。下側支持片68には、湾曲する方向に沿って補助罫線78が設けられ、曲げ強度が高くなり、復元力も高いため、高い弾性力を持つことができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上蓋片や底蓋片、各フラップ等の形状や大きさ、数等、適宜変更可能である。収容物は錠剤入り薬瓶以外にいろいろな物品に使用することができる。箱体形成片の素材は、紙以外に合成樹脂や合成樹脂と紙を積層したもの等、自由に選択可能である。折罫線や補助罫線の本数や長さも、適宜変更可能であり、下側支持片以外に補助罫線が設けられてもよい。折罫線は、折り曲げやすくするために破断線等で設けてもよい。また、箱体の内側に収容物固定のための仕切り等を追加してもよい。立ち上がり片や上側支持片、下側支持片等の連接方向の幅は、上記実施形態以外でも良く、例えば互いに同じでもよい。
10 緩衝機能付包装用箱
11 薬瓶(収容物)
12 箱体形成片
14,16,18,20 側面
48,92 フラップ
48a,92a 端部
51 緩衝部
52 立ち上がり片
54 上側支持片
56 上側支持片糊付け部
58,60,62,72,74,76 折罫線
64,77 緩衝用折曲線
66 下側支持片糊付け部
68 下側支持片
70 立ち上がり片糊付け部
78 補助罫線
108 底部

Claims (3)

  1. 一枚の箱体形成片から成り、筒体に組み立てられた側面と、前記筒体の下方の開口端部を閉鎖する底部と、互いに対向する前記一対の側面の下端部に連接して設けられ前記底部の内側に重ねられる一対のフラップと、前記一対のフラップに連続して緩衝部が各々設けられ、
    前記緩衝部は、前記フラップの端部に連接し前記フラップから所定角度で立ち上がる立ち上がり片と、上側支持片及び下側支持片が設けられ、
    前記下側支持片は、前記筒体の底部側に位置し、前記上側支持片は、前記下側支持片に対して前記底部と反対側に位置し筒体に入れた収容物側に位置し、
    前記下側支持片の一方の端部には、前記フラップが設けられた前記側面の高さの途中部分に糊付けされる下側支持片糊付け部が設けられ、他方の端部には、前記立ち上がり片に糊付けされる立ち上がり片糊付け部が設けられ、
    前記上側支持片は、前記立ち上がり片から連続し、前記立ち上がり片と反対側の端部には、前記下側支持片糊付け部に折罫線を介して連接する上側支持片糊付け部が設けられ、前記上側支持片糊付け部は前記下側支持片糊付け部の、前記側面に糊付けされた面とは反対側の面に、前記折罫線により折り返されて糊付けされ、
    前記上側支持片と前記下側支持片には、前記立ち上がり片との連接方向に交差する緩衝用折曲線がそれぞれ設けられ鈍角で谷状に折り曲げられ、前記下側支持片の前記各緩衝用折曲線は、前記上側支持片の前記各緩衝用折曲線の垂直方向の下方に一致せず水平方向へずれた位置にあり、
    前記上側支持片は、前記側面から離れるにつれて前記底部に近づく方向に傾斜して設けられ、前記収容物の底面に傾斜して当接し、
    前記下側支持片は、前記上側支持片よりも前記立ち上がり片との連接方向の長さが長く設けられ、前記立ち上がり片糊付け部は、前記立ち上がり片の上端部から離間した位置に接続していることを特徴とする緩衝機能付包装用箱。
  2. 前記立ち上がり片は、前記フラップに対して内側の角度が鈍角に立ち上がり、前記各支持片は、前記立ち上がり片に対して内側の角度が鋭角に折り曲げられている請求項1記載の緩衝機能付包装用箱。
  3. 一枚の箱体形成片から成り、筒体に組み立てられた側面と、前記筒体の下方の開口端部を閉鎖する底部と、互いに対向する前記一対の側面の下端部に連接して設けられ前記底部の内側に重ねられる一対のフラップと、前記一対のフラップに連続して緩衝部が各々設けられ、
    前記緩衝部は、前記フラップの端部に連接し前記フラップから所定角度で立ち上がる立ち上がり片と、上側支持片及び下側支持片が設けられ、
    前記下側支持片は、前記筒体の底部側に位置し、前記上側支持片は、前記下側支持片に対して前記底部と反対側に位置し筒体に入れた収容物側に位置し、
    前記下側支持片の一方の端部には、前記フラップが設けられた前記側面の高さの途中部分に糊付けされる下側支持片糊付け部が設けられ、他方の端部には、前記立ち上がり片に糊付けされる立ち上がり片糊付け部が設けられ、
    前記上側支持片は、前記立ち上がり片から連続し、前記立ち上がり片と反対側の端部には、前記下側支持片糊付け部に折罫線を介して連接する上側支持片糊付け部が設けられ、前記上側支持片糊付け部は前記下側支持片糊付け部の、前記側面に糊付けされた面とは反対側の面に、前記折罫線により折り返されて糊付けされ、
    前記上側支持片は、前記側面から離れるにつれて前記底部に近づく方向に傾斜して設けられ、前記収容物の底面に傾斜して当接し、
    前記箱体形成片の前記緩衝部は、前記立ち上がり片、前記上側支持片、前記上側支持片糊付け部、前記下側支持片糊付け部、前記下側支持片、前記立ち上がり片糊付け部の順で、各々折罫線を介して連接して設けられていることを特徴とする緩衝機能付包装用箱。
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