JP2017013892A - 包装用箱 - Google Patents

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【課題】簡単な構造で底部と緩衝用の仕切り片の組み立てが簡単且つ確実に行われ、収容物とともに、収容物についての説明書を取り出しやすいように包装することができる包装用箱を提供する。【解決手段】一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片の側面14,16,18,20で形成される筒体から成り、筒体の一開口端部を閉鎖する底部分を有する。組み立てられた筒体の中に、所定形状に組み立てられて収容物を保持する仕切り片36を備える。仕切り片36は、底部分から離間する位置に、筒体の他方の開口端部に向かって折り返される保持片64を備える。保持片64は、折罫線68で鋭角に折られて上方に開口する空間130を形成する。【選択図】図1

Description

この発明は、箱体と一体に緩衝用仕切りが設けられ、収容物を緩衝的に保護し、収容物についての説明書も収容する包装用箱に関する。
従来、ブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片を折り曲げて糊付けし、ワンタッチで引き起こして組み立て可能に形成された包装用箱がある。このような包装用箱には、ガラス瓶等の衝撃に弱い収容物を保持するための緩衝用の仕切り片が箱体形成片に一体に設けられているものがある。
たとえば、特許文献1に開示されている緩衝機能付包装用箱は、互いに連接された側面と、組立状態で連接された側面で形成される一開口端部を閉鎖する底部分と、前記底部分に交差して設けられている立上片と、前記立上片の上端部から折罫線を介して設けられ前記側面の一つに連続する上面片と、前記立上片と前記上面片の間の前記折罫線上には、収容物が嵌合される打ち抜き部が形成されている。この緩衝機能付包装用箱は、打ち抜き部に収容物を入れ、収容物と側面の間に収容物についての説明書を入れることができる。
特開2011−219153号公報
上記背景技術の場合、説明書が小さく折り畳まれている場合、説明書の上端部が箱体の深さ方向の奥に位置し、取り出しにくいものである。特に収容物が入れられた状態では、収容物の側面で説明書が隠れることがあり、説明書の上端部を保持して引き上げることが難しい。近年は、薄い紙に情報を印刷し、小さく折り畳んで糊付けされたコンパクトな説明書があり、このようなコンパクトな説明書は、箱体の底部に落ちると取り出しにくいものである。そこで、説明書を取り出しやすくするために、側面に破断線を設ける等の工夫が考えられているが、側面の外観を損ねるという問題があった。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で底部及び緩衝用の仕切り片の組み立てが簡単且つ確実に行われ、収容物とともに、収容物についての説明書を、取り出しやすいように包装することができる包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、互いに連接された側面と、前記箱体形成片が組立状態のとき前記連接された側面で形成される筒体の一開口端部を閉鎖する底部分が設けられ、前記組み立てられた筒体の中に所定形状に組み立てられて収容物を保持する仕切り片が設けられ、前記仕切り片には、前記底部分から離間する位置に、筒体の他方の開口端部に向かって折り返される保持片が折罫線を介して設けられ、前記保持片は前記折罫線が鋭角に折られて上方に開口する空間を形成する包装用箱である。
また、前記仕切り片は、側面を筒体に糊付けする糊付片に連接して設けられ、前記糊付片と反対側の側縁部には、前記糊付片が糊付けされた側面に対して平行に位置する側面に糊付けされる仕切り片用糊付部が設けられ、前記仕切り片は、組立状態で筒体の内側に立設される背面板と、前記背面板に交差して連続する上面片と、前記上面片の下方に位置し前記背面板に交差して連続する底面片と、前記上面片と前記底面片の、前記背面板と反対側の端部同士を結ぶ立上片が設けられ、前記立上片の一方の側縁部には前記糊付片が設けられ、他方の側縁部には前記仕切り片用糊付部が設けられている。
また、前記底部分は、前記一側面に連続し前記底部分の一部を覆う第一底蓋片と、この第一底蓋片に対向する側面から延出した第二底蓋片と、この第一底蓋片の両側の側面から延出し前記第一底蓋片または前記第二底蓋片に糊付けされる一対のフラップとが設けられ、
前記箱体形成片の折り畳み状態から前記第一底蓋片と前記第二底蓋片が引き起こされて底部分が形成されるときに前記仕切り片が引き起こされて組み立てられ、折り畳み状態で前記仕切り片に重ねられる前記一方のフラップは、引き起こされる前記仕切り片が通過可能な大きさに形成され、前記フラップには突部が形成され、底部が組み立てられた時に底部の隙間を閉鎖するものである。
本発明の包装用箱は、簡単な構造で底部と緩衝用の仕切り片の組み立てが簡単且つ確実に行われ、収容物とともに、収容物についての説明書を、取り出しやすいように包装することができる。特に、薄い紙に情報を印刷して折り畳んで糊付けされたコンパクトな説明書でも、底部から離間したV字形の空間に入れられるため包装用箱の底に落ちることがなく、使用する時に簡単に取り出して、読むことができる。また、収容物を取り出す前に説明書を簡単に取り出して、説明書を読んで使用方法を確認することができる。
この発明の一実施形態の包装用箱の部分破断斜視図である。 この発明の一実施形態の包装用箱の組立状態を示す縦断面図(a)と、使用状態を示す縦断面図(b)である。 この発明の一実施形態の包装用箱の展開図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の包装用箱10は、厚紙等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて形成されている。
図3は、箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12の側面14,16,18,20は、連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20はやや短くて互いにほぼ等しい。さらに、側面14の側縁部には、包装用箱10の組立状態で側面20の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。糊付片22、側面14,16,18,20は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
糊付片22において、側面14との連接方向に対して直角な方向の一端部には、矩形のフラップ用糊付け部32が折罫線34で区切られて設けられている。糊付片22の、折罫線34と反対側の端部22aは、折罫線24から離れるにしたがって折罫線34に近づく曲線で形成され、糊付片22の外側に膨出する湾曲線であり、糊付片22の折罫線24に対して平行な側縁部22bに連続している。
糊付片22の側縁部22bには、緩衝用の仕切り片36が折罫線37で区切られて設けられている。仕切り片36は、糊付片22との連接方向の長さが、側面14,18とほぼ等しい矩形であり、糊付片22との連接方向に対して直角な方向の一方の端部36aは、隣接するフラップ用糊付け部32の中心付近に位置し、反対側の端部36bは、隣接する糊付片22の端部22aよりも外側に突出している。端部36aの中心には、仕切り片36の内側に向かってくぼむ円弧状の切り欠き部35が設けられている。
仕切り片36には、端部36aに隣接してT字形に形成される背面板38が設けられている。背面板38は、包装用箱10の組立状態で、側面14の裏面から所定間隔離れて略平行に対面するものであり、T字形の横棒部分は仕切り片36の端部36aに一致し、T字形の縦棒部分は、仕切り片36の中心線に沿って下方に延出し、仕切り片36の中央付近に達している。背面板38の上端部から下端部までの長さは、側面14,18よりも少し小さい。
背面板38のT字形の縦棒部分の下端部には、T字形の縦棒部分と同じ幅の矩形の底面片40が折罫線42で区切られて設けられている。
仕切り片36の、背面板38のT字形の縦棒部分の両側には、細長い矩形の上面片44が、縦棒部分の長手方向に沿って各々設けられている。上面片44は、背面板38の、T字形の横棒部分との間が折罫線46で区切られ、T字形の縦棒部分との間には透孔52が設けられて区切られている。透孔52の、上面片44側の側縁部の形状は、上面片44の内側に膨出する円弧形状である。透孔52の、背面板38側の側縁部の形状は直線であり、折罫線46と反対側の端部が、上面片44側に向かって湾曲している。上面片44の、折罫線46と反対側の端部は、背面板38と底面片40を区切る折罫線42よりも少し折罫線46に近い位置に達している。
各上面片44の折罫線46と反対側の端部には、細長い矩形の立上片48が、背面板38の縦棒部分の長手方向に沿って設けられている。各立上片48は、上面片44との間が折罫線50で区切られ、背面板38の縦棒部分とそれに連続する底面片40の間が、切断線54で区切られている。立上片48の、折罫線50と反対側の端部は、底面片40の折罫線42と反対側の端部に一致して隣接している。
仕切り片36と糊付片22との間の折罫線37は、背面板38と上面片44に隣接する部分が、折罫線37上に位置する直線の切断線56で区切られている。切断線56の途中の1か所には切り残し部が設けられている。そして、仕切り片36の、折罫線37と反対側の側縁部には、仕切り片用糊付部58が折罫線60で区切られて設けられている。仕切り片用糊付部58は、仕切り片36との連接方向の長さが糊付片22とほぼ同じに設けられた矩形である。仕切り片用糊付部58は、仕切り片36との連接方向に対して直角な一方の端部58aが上面片44の折罫線46の近傍に位置し、反対側の端部58bが立上片48の長手方向の途中に位置している。仕切り片36と仕切り片用糊付部58の間の折罫線60は、上面片44に隣接する部分が、折罫線60上に位置する直線の切断線62で区切られている。切断線62の途中の1か所には切り残し部が設けられている。
底面片40の、折罫線42とは反対側の端部と、立上片48の、折罫線50とは反対側の端部は隣接して一致し、この隣接する端部には1個の保持片64が折罫線66で区切られて設けられている。保持片64は、変形した矩形であり、仕切り片36の折罫線60の延長線上に位置する側縁部は、保持片64の折罫線66と反対側の端部64aに近い部分が一定長さにわたって切り欠かれている。これは、後述する説明書13を取りやすくするためである。保持片64の、仕切り片36の折罫線37の延長線上に位置する側縁部は、折罫線66に近づくにつれて斜めに切り欠かれている。なお、立上片48も折罫線66に連続する部分が小さく切り欠かれ、これは包装用箱10の折り畳み状態の時に後述する第二底蓋片102の糊付片106に重ならないように設計されている。保持片64の、折罫線66に近い位置には、折罫線66に対して平行な折罫線68が設けられている。
側面14の、糊付片22の折罫線34に隣接する端部には、上蓋片70が折罫線72で区切られて設けられている。上蓋片70の、折罫線72の反対側の端部には、さらに差込片74が折罫線76で区切られて設けられている。
側面14の、折罫線72と反対側の端部には、底部分を形成する変形した台形状の第一底蓋片78が折罫線80で区切られて設けられている。第一底蓋片78の折罫線80から折罫線80に対して平行な端部78aまでの長さは、包装用箱10の組立状態で端部78aが底面の中心線を超える長さに設けられている。第一底蓋片78の側面16に近い傾斜した辺の途中には、略三角形の糊付片82が折罫線84で区切られて設けられている。折罫線80から、糊付片82の、端部78a側の基端部までの長さは、包装用箱10の組立状態で底面の中心線付近に位置する長さに設けられている。第一底蓋片78の、糊付片82の端部78a側に隣接する部分には、底部の組み立てを維持するために後述する第二底蓋片102が係止される小さい切り欠き部86が設けられている。
側面16の、側面14の折罫線72に隣接する端部には、台形状のフラップ88が折罫線90で区切られて設けられている。側面16の、折罫線90と反対側の端部には、底部分を形成する略三角形状のフラップ92が折罫線94で区切られて設けられている。フラップ92の、側面14に近い傾斜した辺には、折罫線94と交差する部分に、外側に突出する小さい突部96が設けられている。
側面18の、側面16の折罫線90に隣接する端部18aは、開封時の正面に位置し、他の部材が設けられていない。側面18の端部18a近傍には、端部18aの中央付近に矩形の糊付け部98が設けられている。糊付け部98は、端部18aに連続するコの字形の開封用破断線100で囲まれて周囲と区切られている。
側面18の、端部18aと反対側の端部には、底部分を形成する変形した台形状の第二底蓋片102が折罫線104で区切られて設けられている。第二底蓋片102の折罫線104から折罫線104に対して平行な端部102aまでの長さは、包装用箱10の組立状態で端部102aが底面の中心線を超える長さに設けられている。第二底蓋片102の側面20に近い傾斜した辺の途中には、略三角形の糊付片106が折罫線108で区切られて設けられている。折罫線104から、糊付片106の、端部102a側の基端部までの長さは、包装用箱10の組立状態で底面の中心線付近に位置する長さに設けられている。第二底蓋片102の、糊付片106の端部102a側に隣接する部分には、底部の組み立てを維持するために第一底蓋片78の切り欠き部86が係止される小さい切り欠き部110が設けられている。第二底蓋片102の、側面16に近い傾斜した辺と端部102aが交差する角部は丸く面取りされ、包装用箱10の組み立ての時に他部材に当接しないように設計されている。
側面20の、側面18の端部18aに隣接する端部には、フラップ88と同形状のフラップ112が折罫線114で区切られて設けられている。側面20の、折罫線114と反対側の端部には、底部分を形成する台形状のフラップ118が折罫線120で区切られて設けられている。フラップ118の、折罫線120から折罫線120に対して平行な端部118aまでの長さはフラップ92の長さよりも長く設けられている。
なお、各折罫線80,94,104,120は、曲げやすいように破断線で設けられても良く、その他の折罫線にも必要に応じて破断線を設けても良い。
次に、この実施形態の包装用箱10の組立方法について説明する。なお、ここでは図3が10の箱体形成片12の表面側を見たものであり、箱体形成片12の表面側が凸になる折り方を正折り、そして裏面側が凸になる折り方を逆折りとする。
まず、仕切り片36の折罫線66を正折りし、仕切り片用糊付部58の表面に糊122を塗布し、折罫線37を正折りする。次に、糊付片82,106の裏面に糊124,126を塗布し、折罫線84,108で糊付片82,106を逆折りし、折罫線80,94,104,120を正折りする。
そして、糊付片22とフラップ用糊付け部32の表面に糊128を連続して塗布し、折罫線26を正折りし、これにより仕切り片用糊付部58の表面は糊122により側面16の裏面に糊付けされ、糊付片82の裏面は糊124によりフラップ92の表面に糊付けされる。次に、折罫線30を正折りし、これにより糊付片22の表面は側面20の裏面に糊付けされ、上蓋片用糊付け部32はフラップ112の裏面に糊付けされ、糊付片106の裏面は糊126によりフラップ118の表面に糊付けされる。この様にして、箱体形成片12は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で出荷される。
次に、収容物を包装する工場において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りし、側面14,16,18,20を四角形の筒体にする。すると、第一底蓋片78は側面14からフラップ92とともに引き起こされて、折罫線80で直角に正折りされ、同時に第二底蓋片102は側面18からフラップ118とともに引き起こされて折罫線104で直角に正折りされる。さらに、第一底蓋片78の切り欠き部86と第二底蓋片102の切り欠き部110が互いに係止され、逆戻りが防止され、底部が形成されて図2(a)に示す状態となる。この時仕切り片36は、折罫線37,60が90°に正折りされ、側面14から引き起こされて、糊付片22と仕切り片用糊付部58の幅で側面14から離間して平行に対面する。仕切り片36が側面14から引き起こされるとき、側面14に折り重ねられた第一底蓋片78とフラップ92の近傍を通過するが、フラップ92は小さく形成され、引き起こされる仕切り片36が通過可能でありぶつかることがなく、円滑に引き起こされる。フラップ92は小さく形成されているが、突部96が形成されているため、組み立てられた時に底部に隙間が生じることがない。
仕切り片36の端部36aは、四角形の筒体の開口端部から上方に突出する。突出する仕切り片36の端部36aを包装用箱10の中に押し込み、背面板38のT字形の縦棒部分を側面18に近づけるように押す。すると、切断線56,62の切り残し部が切断され、折罫線46が90°に正折りされ、折罫線50が90°に逆折りされ、一対の上面片44が底部に対して平行にセットされる。この時、折罫線42が90°に正折りされ、底面片40も上面片44よりも下で底部に対して平行にセットされ、図1、図2(b)に示すように立体的に組み立てられる。保持片64は、折罫線66が鋭角に開いて立上片48との間にV字状の空間130が形成される。
この状態で、収容物11を中に入れる。収容物11は、例えば医薬品が入れられたバイアルである。収容物11は、一対の上面片44の間に側面が嵌合され、底面片40に底部が保持される。上面片44には透孔52の側縁部の形状である円弧形状が切り欠かれ、収容物11の側面に沿っている。収容物11の側面の一部は、一対の立上片48の間に保持される。収容物11は水平方向と垂直方向に対して、緩衝的に保護される。そして空間130に、収容物11についての情報が印刷された説明書13を入れる。説明書13は、薄い紙に情報を印刷して折り畳んで糊付けされたコンパクトなものである。保持片64には折罫線68が設けられ、説明書13を入れる時に折罫線68は鈍角に正折りされ、空間130が広くなる。そして、折罫線90,114でフラップ88,112を90°に正折りし、その後折罫線72で上蓋片70を90°に正折りし、差込片74を折罫線76で90°に正折りし、差込片74を側面18の端部18aから側面18の裏面に差し込んで係止する。このとき、糊付け部98の裏面に糊132を塗布して差込片74に糊付けして閉鎖し、包装が完了する。説明書13は、保持片64と立上片48の間の空間130に保持され、包装用箱10の底に落ちることがなく、開口端部の近傍に位置し、取り出しやすい。
収容物11を使用する時は、側面18の糊付け部98を押して開封用破断線100を切断し、上蓋片70を上方に引き上げる。糊付け部98は差込片74に貼り付いたまま側面18から分離し、開封される。包装用箱10から説明書13を取り出し、説明書13を読んで使用方法を確認し、収容物11を包装用箱10から取り出して説明書13の説明の通りに使用する。
この実施形態の包装用箱10によれば、簡単な構造で底部と緩衝用の仕切りの組み立てがワンタッチで確実に行われ、収容物11とともに、収容物11についての説明書を、取り出しやすいように包装することができる。薄い紙に情報を印刷し小さく折り畳まれた説明書13でも、底部から離間したV字形の空間130に入れられるため、包装用箱10の底に落ちることがなく、包装用箱10の開口端部の近傍に位置し、使用する時に簡単に取り出して、読むことができる。従って、収容物11を取り出す前に説明書13を簡単に取り出して、説明書13を読んで使用方法を確認することができる。仕切り片36は、組立が簡単であり、包装用箱10の開口端部から上方に突出する仕切り片36の端部36aを押し込む簡単な操作で、立体的に組み立てることができる。さらに、説明書13を取り出しやすくするために側面に破断線を設ける等の工夫をする必要がなく、側面の外観を損ねることがなく、自由にデザインすることができる。仕切り片36は、背面板38、底面片40、上面片44、立上片48により収容物11の4方向から保持し、包装用箱10の各側面に接触することがなく、緩衝効果が高いものである。特に底面片40が面でバイアルの底部を保持するため、底面片40の弾性によりバネ性があり、上下方向の衝撃に強く、高価な医薬品も安全に運搬し保管することができる。しかも、空間130に入れられた説明書13が収容物11の側面に当接し、緩衝効果も高めるものである。
なお、この発明の包装用箱は、上記実施形態に限定されるものではない。仕切り片の構造や大きさは収容物の形状や数に合わせて適宜変更可能である。箱体形成片の素材も、紙や合成樹脂など、適宜変更可能である。仕切り片は、糊付片以外の部材に連続して設けられてもよい。底部と上蓋、開封用破断線等の形状も適宜変更可能である。
10 包装用箱
11 収容物
12 箱体形成片
14,16,18,20 側面
22 糊付片
36 仕切り片
38 背面板
40 底面片
44 上面片
48 立上片
58 仕切り片用糊付部
64 保持片
78 第一底蓋片
88,92、112,118 フラップ
96 突部
102 第二底蓋片
130 空間

Claims (3)

  1. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、互いに連接された側面と、前記箱体形成片が組立状態のとき前記連接された側面で形成される筒体の一開口端部を閉鎖する底部分が設けられ、前記組み立てられた筒体の中に所定形状に組み立てられて収容物を保持する仕切り片が設けられ、
    前記仕切り片には、前記底部分から離間する位置に、筒体の他方の開口端部に向かって折り返される保持片が折罫線を介して設けられ、前記保持片は前記折罫線が鋭角に折られて上方に開口する空間を形成することを特徴とする包装用箱。
  2. 前記仕切り片は、前記側面を筒体に糊付けする糊付片に連接して設けられ、前記糊付片と反対側の側縁部には、前記糊付片が糊付けされた側面に対して平行に位置する側面に糊付けされる仕切り片用糊付部が設けられ、
    前記仕切り片は、組立状態で筒体の内側に立設される背面板と、前記背面板に交差して連続する上面片と、前記上面片の下方に位置し前記背面板に交差して連続する底面片と、前記上面片と前記底面片の、前記背面板と反対側の端部同士を結ぶ立上片が設けられ、前記立上片の一方の側縁部には前記糊付片が設けられ、他方の側縁部には前記仕切り片用糊付部が設けられている請求項1記載の包装用箱。
  3. 前記底部分は、前記一側面に連続し前記底部分の一部を覆う第一底蓋片と、前記第一底蓋片に対向する側面から延出した第二底蓋片と、前記第一底蓋片の両側の側面から延出し前記第一底蓋片または前記第二底蓋片に糊付けされる一対のフラップとが設けられ、
    前記箱体形成片の折り畳み状態から前記第一底蓋片と前記第二底蓋片が引き起こされて底部分が形成されるときに前記仕切り片が引き起こされて組み立てられ、
    折り畳み状態で前記仕切り片に重ねられる前記一方のフラップは、引き起こされる前記仕切り片が通過可能な大きさに形成され、前記フラップには突部が形成され、底部が組み立てられた時に底部の隙間を閉鎖する請求項1記載の包装用箱。
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