JP2015121589A - ベルトユニット梱包体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ベルトユニットを輸送する際の振動や衝撃等により、転写体がフレームから外れてしまうことを抑制する。
【解決手段】 ベルトユニット1が梱包されたときに、ベルト4の内周面4Aを転写体5に押し付ける第1接触部12Aを第1緩衝部材11に設ける。これにより、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5を保持する部分に大きな力が作用して当該部分が変形しまうことを抑制できる。したがって、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5がフレーム8から外れてしまうことを抑制でき得る。
【選択図】 図4
【解決手段】 ベルトユニット1が梱包されたときに、ベルト4の内周面4Aを転写体5に押し付ける第1接触部12Aを第1緩衝部材11に設ける。これにより、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5を保持する部分に大きな力が作用して当該部分が変形しまうことを抑制できる。したがって、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5がフレーム8から外れてしまうことを抑制でき得る。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ベルトユニットを輸送する際のベルトユニット梱包体に関する。なお、ベルトユニットとは、無端状のベルトを有するユニットであって、電子写真方式の画像形成装置に着脱自在に装着されたユニットである。
例えば、特許文献1に記載のベルトユニット梱包体では、ベルトが架け渡された一対のローラと係合する係合部を有する一対の保護部材により、ベルトユニットを保持している。
ところで、ベルト内には転写ローラ等の転写体が配設されている。当該転写体は、バネやゴム等の弾性部材によりベルトの内周面に向けて押圧された状態でフレームに組み付けられている。つまり、弾性部材は弾性変形した状態でフレームに組み付けられていることになる。
このため、ベルトユニットを輸送する際の振動や衝撃等により、転写体を保持する部分に大きな力が作用して当該部分が変形すると、弾性部材の弾性力によって転写体がフレームから外れてしまう可能性がある。
本発明は、上記点に鑑み、ベルトユニットを輸送する際の振動や衝撃等により、転写体がフレームから外れてしまうことを抑制することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、第1ローラ(2)及び第2ローラ(3)、第1ローラ(2)及び第2ローラ(3)に架け渡された無端状のベルト(4)、ベルト(4)内に配置された転写体(5)、転写体(5)をベルト(4)の内周面(4A)に向けて押圧する弾性部材(7)、並びに弾性部材(7)の押圧方向に変位可能な状態で転写体(5)が組み付けられたフレーム(8)を有するベルトユニット(1)と、ベルトユニット(1)が梱包されたときに、ベルト(4)の内周面(4A)を転写体(5)に押し付ける押圧部(12A、14D)とを備えることを特徴とする。
そして、弾性部材(7)が転写体(5)を押圧する向きを「弾性部材(7)の押圧の向き」としたとき、本発明では、転写体(5)は、ベルト(4)を介して弾性部材(7)の押圧の向きと逆向きに押圧される。
これにより、ベルトユニット(1)を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体(5)を保持する部分に大きな力が作用して当該部分が変形しまうことを抑制できる。したがって、ベルトユニット(1)を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体(5)がフレーム(8)から外れてしまうことを抑制でき得る。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
本実施形態は、電子写真方式の画像形成装置に用いられるベルトユニットを梱包した梱包体に本発明を適用したものである。各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.ベルトユニットの概略
図1に示すように、ベルトユニット1は、第1ローラ2、第2ローラ3及びベルト4等を有している。ベルト4は無端状の帯体であって、第1ローラ2及び第2ローラ3に架け渡されている。
1.ベルトユニットの概略
図1に示すように、ベルトユニット1は、第1ローラ2、第2ローラ3及びベルト4等を有している。ベルト4は無端状の帯体であって、第1ローラ2及び第2ローラ3に架け渡されている。
ベルト4内には転写体5が配置されている。転写体5は、感光ドラム(図示せず。)に担持されている現像剤を、ベルト4又ベルト4により搬送される用紙に転写させる。なお、本実施形態に係るベルトユニット1には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの現像剤に対応して4つの転写体5がベルト4内に設けられている。複数の転写体5は第1ローラ2と第2ローラ3と間に配設されている。
なお、以下、ベルト4の外周面のうち上記感光ドラムと対向する部位を張架面4Bという。ベルト4の移動方向であって第1ローラ2から第2ローラ3に向かう方向を張架方向という。第1ローラ2の回転軸線と平行な方向を幅方向という。
因みに、第1ローラ2の回転軸線と第2ローラ3の回転軸線とは略平行である。このため、第1ローラ2の回転軸線と第2ローラ3の回転軸線とを含む仮想の平面は後述する仮想平面Soと平行となる。
図2に示すように、各転写体5は、その長手方向両端側が軸受部6を介して回転可能に支持されたローラである。各軸受部6は、第1部材6A及び第2部材6Bにより軸部5Aを挟み込んで転写体5を支持している。
各軸受部6は弾性部材7から押圧力F1を受けている。当該押圧力F1は各軸受部6をベルト4の内周面4Aに向けて押圧する弾性力である。そして、各軸受部6は、弾性部材7の押圧方向に変位可能としてフレーム8に組み付けられている。つまり、各転写体5は弾性部材7によりベルト4の内周面4Aに向けて押圧されている。
なお、各軸受部6の第1部材6Aには、フレーム8に設けられた被係止部8Aと係止可能な係止部6Cが設けられている。そして、係止部6Cが被係止部8Aに係止された状態では、転写体5はその位置より更に内周面4A側に変位できない。
2.ベルトユニット梱包体
2.1 ベルトユニット梱包体の構成
図3に示すように、本実施形態に係るベルトユニット梱包体10は、一対の第1緩衝部材11、ベルトユニット1及び梱包箱14等を備えている、梱包箱14は一対の第1緩衝部材11及びベルトユニット1を収納する。当該梱包箱14は、段ボール等の紙製の箱体であって、所定形状に切断成形された板状の段ボールを折り曲げて箱状とした組立式梱包箱である。
2.1 ベルトユニット梱包体の構成
図3に示すように、本実施形態に係るベルトユニット梱包体10は、一対の第1緩衝部材11、ベルトユニット1及び梱包箱14等を備えている、梱包箱14は一対の第1緩衝部材11及びベルトユニット1を収納する。当該梱包箱14は、段ボール等の紙製の箱体であって、所定形状に切断成形された板状の段ボールを折り曲げて箱状とした組立式梱包箱である。
一対の第1緩衝部材11のうち一方の部材はベルトユニット1の幅方向一端側に配置されている。一対の第1緩衝部材11のうち他方部材はベルトユニット1の幅方向他端側に配置されている。そして、各第1緩衝部材11の主要構造は同一である。
各第1緩衝部材11の外壁部には、梱包箱14の内周面に接触する3つの突起部11A〜11Cが設けられている。突起部11Aは梱包箱14の上部内周面に接触する。突起部11Bは梱包箱14の側部内周面に接触する。突起部11Cは梱包箱14の下部内周面に接触する。そして、第1緩衝部材11は、3つの突起部11A〜11Cと共に発泡樹脂にて一体成形されている。
各第1緩衝部材11には、図4に示すように、ベルトユニット1の幅方向端部が挿入される凹部12が設けられている。凹部12は、図5に示すように、張架方向に延びる溝状の部位である。このため、第1緩衝部材11がベルトユニット1に装着された状態では、図6に示すように、幅方向端部の張架方向全域が凹部12内に挿入された状態となる。
凹部12のうち張架面4Bに面する部位には、図4に示すように、第1接触部12Aが設けられている。第1接触部12Aは、ベルトユニット1の幅方向端部が凹部12に挿入されたときに、張架面4Bの幅方向端部側に接触する。
なお、「第1接触部12Aが張架面4Bに接触する」とは、第1接触部12Aが張架面4Bに直接的に接触する場合は勿論のこと、ナイロン製の膜状部材等を介して間接的に第1接触部12Aが張架面4Bに接触する場合も含む意味である。因みに、本実施形態では、ベルトユニット1が梱包されたときには、第1接触部12Aは張架面4Bに間接的に接触する。
凹部12の内壁面のうち第1接触部12Aに対して幅方向端部側(図4では右端側)には第1保持部12B及び第2保持部12Cが設けられている。第1保持部12B及び第2保持部12Cは、フレーム8を挟んで前記押圧方向(図4では、上下方向)両側に設けられている。
そして、凹部12にベルトユニット1の幅方向端部側挿入されたときに、第1保持部12B及び第2保持部12Cのうち少なくとも一方がフレーム8に接触することにより、ベルトユニット1を保持する。
ところで、第1緩衝部材11が装着されていない状態のベルトユニット1(以下、非装着状態という。)では、図2に示すように、弾性部材7は、係止部6Cと被係止部8Aとが接触するまで転写体5を内周面4Aに向けて押圧する。このため、非装着状態では、図2のA部に示すように、張架面4Bはフレーム8のうち張架面4B側の端部より上方側に位置している。
なお、フレーム8のうち張架面4B側の端部とは、図4に示すように、ベルトユニット1に第1緩衝部材11が装着されたときに、フレーム8のうち張架面4B側に位置する第1保持部12Bが接触する部位をいう。
第1接触部12Aと第1保持部12Bとは、図4に示すように、連続した1つの平面に設けられている。そして、第1緩衝部材11が装着された状態のベルトユニット1(以下、装着状態という。)では、係止部6Cと被係止部8Aとが離隔した状態となるとともに、弾性部材7は、非装着状態に比べて大きく弾性変形した状態となる。
つまり、装着状態では、第1接触部12Aは、張架面4Bに圧接するとともに、ベルト4の内周面4Aを転写体5に押し付ける押圧部として機能する。なお、「第1接触部12Aが張架面4Bに圧接する」とは、第1接触部12Aが張架面4Bに直接的又は間接的に接触したときの接触面圧が0より大きいことを意味する。
図6に示すように、第1接触部12Aは、張架面4Bの幅方向端部のうち各転写体5に対応する位置、つまり各転写体5の直上にてベルト4に直接的又は間接的に接触する。換言すれば、第1接触部12Aは、第1ローラ2と第2ローラ3との間であって、張架方向中央側にずれた位置にて張架面4Bに接触してベルト4を各転写体5に向けて押圧する。
2.2 ベルトユニットの梱包作業
ベルトユニット1の梱包作業は、概ね以下の手順に行われる。
先ず、ベルトユニット1が樹脂製の袋内に挿入される。次に、図7に示すように、ベルトユニット1の幅方向両端それぞれに第1緩衝部材11が装着された後、梱包ベルト13にて装着状態が保持される。
ベルトユニット1の梱包作業は、概ね以下の手順に行われる。
先ず、ベルトユニット1が樹脂製の袋内に挿入される。次に、図7に示すように、ベルトユニット1の幅方向両端それぞれに第1緩衝部材11が装着された後、梱包ベルト13にて装着状態が保持される。
その後、梱包ベルト13にて装着状態が保持されたベルトユニット1等が梱包箱14内に組み込まれた後、梱包箱14が接着テープ等により封印されてベルトユニット梱包体10が構成される。
3.本実施形態に係るベルトユニット梱包体の特徴
ベルトユニット1が梱包されたときに、ベルト4の内周面4Aが転写体5に押し付けられるので、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5を保持する部分に大きな力が作用して当該部分が変形しまうことを抑制できる。したがって、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5がフレーム8から外れてしまうことを抑制でき得る。
ベルトユニット1が梱包されたときに、ベルト4の内周面4Aが転写体5に押し付けられるので、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5を保持する部分に大きな力が作用して当該部分が変形しまうことを抑制できる。したがって、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5がフレーム8から外れてしまうことを抑制でき得る。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1接触部12Aが張架面4Bに直接的又は間接的に接触したときの接触面圧が略0となるように第1接触部12Aの位置を設定したものである。つまり、本実施形態では、第1緩衝部材11がベルトユニット1に装着された状態であっても、係止部6Cと被係止部8Aとが接触した状態となる。
本実施形態では、第1接触部12Aが張架面4Bに直接的又は間接的に接触したときの接触面圧が略0となるように第1接触部12Aの位置を設定したものである。つまり、本実施形態では、第1緩衝部材11がベルトユニット1に装着された状態であっても、係止部6Cと被係止部8Aとが接触した状態となる。
これにより、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5が大きく変位することを抑制できるので、転写体5を保持する部分が変形しまうことを抑制できる。したがって、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5がフレーム(8)から外れてしまうことを抑制でき得る。
なお、本実施形態は、第1接触部12Aが張架面4Bに接触したときの接触面圧が略0となるものであるので、第1接触部12Aと張架面4Bとの間に所定寸法の隙間を設けてもよい。
当該隙間の寸法は、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5がフレーム8から外れてしまうことを防止することができる寸法とすることが望ましい。
(第3実施形態)
<本実施形態の構成>
本実施形態は、図8に示すように、第2緩衝部材14Aを設けたものである。本実施形態に係る第2緩衝部材14Aは、梱包箱14の内面のうち張架面4Bと対向する位置から当該張架面4Bに向けて突出した突出部により構成されている。なお、突出部、つまり第2緩衝部材14Aの突出方向L1は、張架面4Bと直交する方向である。
(第3実施形態)
<本実施形態の構成>
本実施形態は、図8に示すように、第2緩衝部材14Aを設けたものである。本実施形態に係る第2緩衝部材14Aは、梱包箱14の内面のうち張架面4Bと対向する位置から当該張架面4Bに向けて突出した突出部により構成されている。なお、突出部、つまり第2緩衝部材14Aの突出方向L1は、張架面4Bと直交する方向である。
第2緩衝部材14Aは、梱包箱14に一体に設けられた一対の第1フラップ14Bが所定形状に折り曲げられて構成されたものである。すなわち、図9に示すように、梱包箱14の上方側を閉塞する蓋部は、一対の第1フラップ14B及び一対の第2フラップ14Cを重ね合わせることにより構成される。
そして、幅方向端部側に位置する一対の第1フラップ14Bの先端側が図8に示すように折り曲げられて第2緩衝部材14Aが構成される。このため、梱包箱14の上方側が閉塞されると、第2緩衝部材14Aは第1緩衝部材11と共に梱包箱14内に収納された状態となる。
本実施形態に係る第2緩衝部材14Aの突出方向先端には、図8に示すように、張架面4Bに接触する第2接触部14Dが設けられている。なお、第2接触部14Dが張架面4Bに接触するとは、第1接触部12Aと同様に、第2接触部14Dが直接的又は間接的に張架面4Bに接触することをいう。
そして、本実施形態に係る第2接触部14Dは、張架面4Bに圧接するとともに、ベルト4の内周面4Aを転写体5に押し付ける押圧部として機能する。このため、梱包箱14の上方側が閉塞された状態では、第2接触部14Dは張架面4Bを転写体5に向けて押圧するため、係止部6Cと被係止部8Aとは離隔した状態となる。
なお、本実施形態では、第2接触部14Dにより張架面4Bが転写体5に向けて押圧されることから、第1緩衝部材11の第1接触部12Aは、張架面4Bに対して離間した状態又は接触面圧が0の状態で張架面4Bに接触した状態となっている。
第2緩衝部材14Aは、幅方向中間部において張架方向に延びる突条である。そして、第2緩衝部材14Aの突出方向L1と直交する仮想の平面を仮想平面Soとしたとき、図10に示すように、仮想平面Soに投影された第2緩衝部材14A、つまり第2接触部14Dは、仮想平面Soに投影されたベルト4の幅方向中間部であって、仮想平面Soに投影された第1ローラ2と仮想平面Soに投影された第2ローラ3との間に位置する。
<本実施形態の特徴>
転写体5は、幅方向端部にてフレーム8に支持されるので、振動等により転写体5に加振力が作用すると、幅方向中央が最も大きく振動する。
転写体5は、幅方向端部にてフレーム8に支持されるので、振動等により転写体5に加振力が作用すると、幅方向中央が最も大きく振動する。
これに対して、本実施形態では、ベルト4の幅方向中間部を押圧する第2接触部14Dを有しているので、転写体5がフレー8から外れてしまうことを効果的に抑制でき得る。
(第4実施形態)
本実施形態は、第3実施形態の変形例である。すなわち、本実施形態に係る第2接触部14Dは接触面圧が0の状態で張架面4Bに接触するように、第2緩衝部材14Aの突出寸法を設定したものである。なお、第1接触部12Aは、第3実施形態と同じである。
(第4実施形態)
本実施形態は、第3実施形態の変形例である。すなわち、本実施形態に係る第2接触部14Dは接触面圧が0の状態で張架面4Bに接触するように、第2緩衝部材14Aの突出寸法を設定したものである。なお、第1接触部12Aは、第3実施形態と同じである。
(第5実施形態)
本実施形態は、第4実施形態の変形例である。すなわち、本実施形態に係る第2接触部14D、つまり第2緩衝部材14Aの突出方向先端は、張架面4Bに対して離隔している。そして、当該突出方向先端から張架面4Bまでの距離が予め設定された所定寸法以下となるように第2緩衝部材14Aの突出寸法が設定されている。
本実施形態は、第4実施形態の変形例である。すなわち、本実施形態に係る第2接触部14D、つまり第2緩衝部材14Aの突出方向先端は、張架面4Bに対して離隔している。そして、当該突出方向先端から張架面4Bまでの距離が予め設定された所定寸法以下となるように第2緩衝部材14Aの突出寸法が設定されている。
上記の所定寸法は、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により、転写体5がフレーム8から外れてしまうことを防止することができる寸法に基づいて決定された寸法である。なお、本実施形態に係る上記の所定寸法は約5mmである。
これにより、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により転写体5が変位した場合であっても、転写体5がフレーム8から外れてしまうまで大きく転写体5が変位することを抑制できる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係る第2緩衝部材14A、つまり第2接触部14Dは、梱包箱14に一体形成された板状の第1フラップ14Bを折り曲げて構成されたものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態に係る第2緩衝部材14A、つまり第2接触部14Dは、梱包箱14に一体形成された板状の第1フラップ14Bを折り曲げて構成されたものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、梱包箱14と別体に設けられた紙製の板状部材を折り曲げて第2緩衝部材14Aを構成する、第1緩衝部材11と別体の発泡樹脂にて第2緩衝部材14Aを構成する、又は第1緩衝部材11と第2緩衝部材14Aとを一体に構成する等としてもよい。
上述の実施形態に係る第1緩衝部材11は発泡樹脂製であったが、本発明これに限定されるものではなく、例えば第1緩衝部材11を段ボール等の紙製としてもよい。
上述の実施形態では、一対の第1緩衝部材11は梱包ベルト13にて装着状態が保持されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、梱包ベルト13を廃止してもよい。
上述の実施形態では、一対の第1緩衝部材11は梱包ベルト13にて装着状態が保持されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、梱包ベルト13を廃止してもよい。
上述の実施形態では、ベルトユニット1を保持する保持部12B、12Cが設けられた第1緩衝部材11に第1接触部12Aが設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、保持部12B、12Cが設けられた部材と別部材に第1接触部12Aを設けてもよい。
上述の実施形態に係る弾性部材7は、金属製のコイルばねであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、導電性ゴム等の弾性材にて弾性部材7を構成してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明は、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により転写体5が変位した場合であっても、その変位量を所定寸法以下に規制する規制部を設けることである。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明は、ベルトユニット1を輸送する際の振動や衝撃等により転写体5が変位した場合であっても、その変位量を所定寸法以下に規制する規制部を設けることである。
そして、上述の実施形態では、第1接触部12A及び第2接触部14D(第2緩衝部材14A)が当該規制部として機能する。なお、上記所定寸法は、転写体5がフレーム8から外れてしまうことを防止することができる寸法(例えば、0mm以上、5mm以下)である。
なお、上述の実施形態に示された天地方向(上下方向)は一例であって、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば天地方向を上述の実施形態に示された状態と逆向きとしてもよい。
1… ベルトユニット 2… 第1ローラ 3… 第2ローラ 4… ベルト
4B… 張架面 5… 転写体 6… 軸受部 6… 各軸受部 6A… 第1部材
6B… 第2部材 6C… 係止部 7… 弾性部材 8… フレーム
8A… 被係止部 10… ベルトユニット梱包体 11… 第1緩衝部材
11A〜11C… 突起部 12… 凹部 12A… 第1接触部 12B… 第1保持部
12C… 第2保持部 13… 梱包ベルト 14… 梱包箱 14A… 第2緩衝部材
14B… 第1フラップ 14C… 第2フラップ 14D… 第2接触部
4B… 張架面 5… 転写体 6… 軸受部 6… 各軸受部 6A… 第1部材
6B… 第2部材 6C… 係止部 7… 弾性部材 8… フレーム
8A… 被係止部 10… ベルトユニット梱包体 11… 第1緩衝部材
11A〜11C… 突起部 12… 凹部 12A… 第1接触部 12B… 第1保持部
12C… 第2保持部 13… 梱包ベルト 14… 梱包箱 14A… 第2緩衝部材
14B… 第1フラップ 14C… 第2フラップ 14D… 第2接触部
Claims (18)
- 第1ローラ及び第2ローラ、前記第1ローラ及び前記第2ローラに架け渡された無端状のベルト、前記ベルト内に配置された転写体、前記転写体を前記ベルトの内周面に向けて押圧する弾性部材、並びに前記弾性部材の押圧方向に変位可能な状態で前記転写体が組み付けられたフレームを有するベルトユニットと、
前記ベルトユニットが梱包されたときに、前記ベルトの内周面を前記転写体に押し付ける押圧部と
を備えることを特徴とするベルトユニット梱包体。 - 前記第1ローラの回転軸線と平行な方向を幅方向としたとき、
前記押圧部は、前記ベルトの幅方向端部側を押圧する第1押圧部を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載のベルトユニット梱包体。 - 前記第1押圧部は、前記ベルトの幅方向一端側を押圧する部材及び幅方向他端側を押圧する部材を有して構成されていることを特徴とする請求項2に記載のベルトユニット梱包体。
- 前記第1押圧部は、発泡樹脂製であることを特徴とする請求項2又は3に記載のベルトユニット梱包体。
- 前記第1ローラの回転軸線と平行な方向を幅方向としたとき、
前記押圧部は、前記ベルトの幅方向中間部を押圧する第2押圧部を有して構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のベルトユニット梱包体。 - 前記第2押圧部は、板状の紙部材が所定形状に折り曲げられて構成されたものであることを特徴とする請求項5に記載のベルトユニット梱包体。
- 前記押圧部及び前記ベルトユニットを収納する紙製の梱包箱を備えており、
前記第2押圧部は、前記梱包箱に一体に設けられたフラップが所定形状に折り曲げられて構成されたものであることを特徴とする請求項5又は6に記載のベルトユニット梱包体。 - 前記転写体は前記第1ローラ及び前記第2ローラ間に配設されており、
前記第1ローラから第2ローラに向かう方向を張架方向としたとき、
前記押圧部は、前記第1ローラと前記第2ローラとの間であって、張架方向中央側にずれた位置にて前記ベルトを前記転写体に向けて押圧することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のベルトユニット梱包体。 - 前記転写体は、軸受部を介して回転可能に支持されたローラであり、
前記軸受部は、前記弾性部材の押圧方向に変位可能として前記フレームに組み付けられた状態で、前記弾性部材から弾性力を受けていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のベルトユニット梱包体。 - 第1ローラ及び第2ローラ、前記第1ローラ及び前記第2ローラに架け渡された無端状のベルト、前記ベルト内に配置された転写体、前記転写体を前記ベルトの内周面に向けて押圧する弾性部材、並びに前記弾性部材の押圧方向に変位可能な状態で前記転写体が組み付けられたフレームを有するベルトユニットと、
前記ベルトユニットが梱包されたときに、前記ベルトの外周面に接触する接触部と
を備えることを特徴とするベルトユニット梱包体。 - 前記第1ローラの回転軸線と平行な方向を幅方向としたとき、
前記接触部は、前記ベルトの幅方向端部側に接触する第1接触部を有して構成されていることを特徴とする請求項10に記載のベルトユニット梱包体。 - 前記第1接触部は、前記ベルトの幅方向一端側に接触する部材及び幅方向他端側に接触する部材を有して構成されていることを特徴とする請求項11に記載のベルトユニット梱包体。
- 前記第1接触部は、発泡樹脂製であることを特徴とする請求項11又は12に記載のベルトユニット梱包体。
- 前記第1ローラの回転軸線と平行な方向を幅方向としたとき、
前記接触部は、前記ベルトの幅方向中間部を押圧する第2接触部を有して構成されていることを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に記載のベルトユニット梱包体。 - 第1ローラ及び第2ローラ、前記第1ローラ及び前記第2ローラに架け渡された無端状のベルト、前記ベルト内に配置された転写体、前記転写体を前記ベルトの内周面に向けて押圧する弾性部材、並びに前記弾性部材の押圧方向に変位可能な状態で前記転写体が組み付けられたフレームを有するベルトユニットと、
前記ベルトユニットを収納する紙製の梱包箱と、
前記梱包箱の内面のうち前記ベルトの外周面と対向する位置から当該外周面に向けて突出した突出部であって、突出方向先端から前記外周面までの距離が予め設定された所定寸法以下となっている突出部と
を備えることを特徴とするベルトユニット梱包体。 - 前記第1ローラの回転軸線と平行な方向を幅方向としたとき、
前記突出部の突出方向と直交する仮想平面に投影された前記突出部は、前記仮想平面に投影された前記ベルトの幅方向中間部であって、前記仮想平面に投影された前記第1ローラと前記仮想平面に投影された前記第2ローラとの間に位置することを特徴とする請求項15に記載のベルトユニット梱包体。 - 前記突出部は、前記梱包箱に一体に設けられたフラップが所定形状に折り曲げられて構成されたものであることを特徴とする請求項15ないし16のいずれか1項に記載のベルトユニット梱包体。
- 前記転写体は、軸受部を介して回転可能に支持されたローラであり、
前記軸受部は、前記弾性部材の押圧方向に変位可能として前記フレームに組み付けられた状態で、前記弾性部材から弾性力を受けていることを特徴とする請求項15ないし17のいずれか1項に記載のベルトユニット梱包体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013263900A JP2015121589A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | ベルトユニット梱包体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013263900A JP2015121589A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | ベルトユニット梱包体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015121589A true JP2015121589A (ja) | 2015-07-02 |
Family
ID=53533273
Family Applications (1)
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JP2013263900A Pending JP2015121589A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | ベルトユニット梱包体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015121589A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017102371A (ja) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 梱包容器、梱包構造 |
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2013
- 2013-12-20 JP JP2013263900A patent/JP2015121589A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017102371A (ja) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 梱包容器、梱包構造 |
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