JP6430719B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、面状発光体を用いる車両用灯具に関する。
有機ELパネル等の平面光源を備えた車両用灯具が知られている。例えば、特許文献1には、ハウジングと透光カバーとで形成される灯室内に、柔軟な帯状発光材料からなる平面光源を接地した車両用灯具が開示されている。帯状発光材料は、車両後方を向く第1発光面と、車両側方を向く第2発光面とを有し、第1および第2発光面は、一方の発光面からの光が他方の発光面に入射しないように設定される。
特開2013−45523号公報
特許文献1のような平面光源を用いた車両用灯具では、従来の光源とリフレクタを用いる車両用灯具と比べると、灯具を前方から観察したときの立体感・奥行き感が乏しくデザイン性に欠けるという問題がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、面状発光体を用いる車両用灯具において、灯具を前方から観察する観察者に奥行き感を与える技術を提供することにある。
本発明のある態様は、基板の一部に有機EL発光部を有する面状発光体と、前記有機EL発光部から発せられた光を繰り返し反射させるとともに一部の光を車両前方に透過させるように対向して配置された反射部材およびハーフミラーと、を備える車両用灯具である。
この態様によると、ハーフミラーを用いた繰り返し反射により奥行き感のある見映えを実現できる。
前記ハーフミラーが前記面状発光体の前方に配置され、車両用灯具を正面から観察したとき、前記ハーフミラーが前記有機EL発光部の全体または少なくとも一部を隠さないように構成されてもよい。これによると、有機EL発光部のうちハーフミラーにより隠されない部分からの直射光により高い光度を確保することができる。
前記反射部材は、前記面状発光体の有機EL発光部以外の部分の陰極層であってもよい。これによると、反射部材を別に設ける必要がなくなる。
前記面状発光体の有機EL発光部以外の部分が透明であり、前記反射部材は、前記面状発光体の後方に配置されるミラーであってもよい。これによると、有機EL発光部から発せられた光がミラーとハーフミラーとの間で一回以上反射されてから前方に出射するため、灯具を前方から観察すると光のラインが多重に見え、看者に奥行き感を与えることができる。
前記ハーフミラーが前記面状発光体の前方に配置されてもよい。これによると、面状発光体の有機EL発光部からの光の一部を前方に出射するとともに、残りをミラーに向けて反射させることができる。
前記ハーフミラーが前記面状発光体の後面に形成されてもよい。これによると、ハーフミラーを別個に配置する必要がなくなる。
前記ミラーが曲面であってもよい。これによると、反射光を広角に広げることができる。
前記ハーフミラーの前方に、有機EL発光部を有する第2の面状発光体をさらに備えてもよい。これによると、第2の面状発光体の直射光により、車両用灯具の光量を高めることができる。
前記基板が透光性アルミナ基板であってもよい。これによると、有機EL発光部を高輝度にすることができる。
本発明によれば、面状発光体を用いる車両用灯具において、灯具を前方から観察する看者に奥行き感を与えることができる。
本発明の各実施形態で用いられる有機ELパネルの概略構成を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す図である。 (a)、(b)は、本発明の別の実施形態に係る車両用灯具を示す図である。 (a)、(b)は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具を示す図である。 (a)、(b)は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具を示す図である。 (a)、(b)は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具を示す図である。 図8ないし図11の各実施形態に係る車両用灯具において、灯具前面に位置する看者から観察される光のラインを示す図である。 本発明の一実施形態に係る車両用灯具を、図8中のA−A線に沿って切断したときの概略断面図である。 本発明の別の実施形態に係る車両用灯具を、図8中のA−A線に沿って切断したときの概略断面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具を、図8中のA−A線に沿って切断したときの概略断面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具を、図8中のA−A線に沿って切断したときの概略断面図である。 (a)は本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具の概略断面図であり、(b)は車両用灯具を正面から観察したときの様子を示す図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具の概略断面図である。 (a)は本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具の概略断面図であり、(b)は車両用灯具を正面から観察したときの様子を示す図である。 (a)は本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具の正面図、(b)は概略断面図、(c)はさらに別の実施形態に係る車両用灯具の正面図である。 有機EL発光層における電流密度別の光束と寿命の関係を示したグラフである。 一般的な有機ELパネルの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る高輝度の有機ELパネルの概略断面図である。
図1は、後述する本発明の各実施形態で用いられる有機ELパネルの発光部の概略構成を示す断面図である。有機ELパネルは、前面ガラス基板12と後面ガラス基板22との間に、透明導電膜(例えばITO)である陽極層14、微反射金属層16、有機発光層18、および背面側の透明導電膜である陰極層20が積層された構造を有している。
陽極層14と有機発光層18との間に微反射金属層16を配置することで、マイクロキャビティ構造を形成している。なお、微反射金属層16と陰極層20の間の距離は、有機発光層18から発せられる光の波長に応じて選択される。このマイクロキャビティ構造により、有機発光層18から発せられた光が微反射金属層16と陰極層20の間で反射を繰り返し、共振する特定の波長のみ増幅される。これにより、発光部の輝度を高めることができる。
図2(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具30を示す図である。車両用灯具30は、テールランプとストップランプで兼用される灯具である。
車両用灯具30は、外形が同一の二枚の有機ELパネルを前後に所定の間隔だけ空けて重ね合わせて構成される。前方側の第1有機ELパネル32は、全面または周縁部を除く少なくとも中央部分が透明にされたパネルである。後方側の第2有機ELパネル34は、前面ガラス基板の表面に、金属蒸着などによりミラー面が形成されている。第1および第2有機ELパネル32、34は、その全体が発光部となっている。第1および第2有機ELパネル32、34の有機発光層は、点灯時に赤色光を発するように適切な材料が選択される。
車両用灯具30をテールランプとして用いる場合には、前方側の第1有機ELパネル32を消灯し、後方側の第2有機ELパネル34を点灯する。第2有機ELパネル34から発せられた光は、第1有機ELパネル32の透明領域を通して前方に出射される。
車両用灯具30をストップランプとして用いる場合には、第1有機ELパネル32と第2有機ELパネル34の両方を点灯する。第1有機ELパネル32の前面からは、前方に光が直射される。第2有機ELパネル34から発せられた光は、第1有機ELパネル32の透明領域を通して前方に出射されるのに加えて、第1有機ELパネル32の後面ガラス基板でその一部が反射され、さらに第2有機ELパネル34のミラー面で反射される。反射光の一部が第1有機ELパネル32の透明領域を通して前方に出射され、残りは再び第2有機ELパネル34に向けて反射される。このような第1有機ELパネル32と第2有機ELパネル34との間での一回または複数回の光の反射によって、車両用灯具30の前方に位置する看者は、ストップランプに奥行き感を感じることができる。
なお、第1および第2有機ELパネルに持たせるランプの機能は、上記の組み合わせに限られず、例えばクリアランスランプ、デイランプ、ターンシグナルランプ、テールランプ、ストップランプ等のうち任意の組み合わせを選択することができる。
図3(a)、(b)は、本発明の別の実施形態に係る車両用灯具40を示す図である。車両用灯具40は、一枚の有機ELパネル44を備える。有機ELパネル44は、ガラス基板の周縁部にのみ環状の発光部44aが設けられており、その内側は透明領域になっている。有機ELパネル44の前方には、ハーフミラー42が所定の間隔を空けて配置される。また、有機ELパネル44の後方には、全反射ミラー46が所定の間隔を空けて配置される。
有機ELパネル44を点灯すると、発光部44aの前後面から発せられた光の一部が、有機ELパネル44の中央の透明領域を通して、ハーフミラー42と全反射ミラー46との間で一回または複数回反射される。そして、反射光の一部がハーフミラー42から前方に出射される。この結果、車両用灯具40の前方に位置する看者からは、手前側から奧側に向けて徐々に径が小さくなっていく入れ子状になった環状の光のラインが観察されるため、看者に奥行き感を与えることができる。
図4(a)、(b)は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具50を示す図である。有機ELパネル54の前方にハーフミラー52が、後方に全反射ミラー56が、それぞれ所定の間隔を空けて配置される点は、図3の実施形態と同様である。しかしながら、この実施形態の有機ELパネル54には、帯状の発光部54aでロゴが形成されており、ロゴ以外の領域は透明領域となっている。
有機ELパネル54の発光部54aを点灯すると、発光部54aの前後面から発せられた光の一部が、ハーフミラー52と全反射ミラー56との間で一回または複数回反射される。そして、反射光の一部がハーフミラー52から前方に出射される。この結果、車両用灯具50の前方に位置する看者からは、手前側から奧側に向けて徐々に小さくなっていく多数のロゴが観察されるため、看者に奥行き感を与えることができる。また、多数のロゴからなる特徴的なデザインを実現することができる。
図5(a)、(b)は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具60を示す図である。車両用灯具60は、外形が同一の二枚の有機ELパネルを前後に所定の間隔だけ空けて重ね合わせて構成される。
前方側の第1有機ELパネル62は、周縁部にのみ環状の発光部62aが形成され、その内側は透明領域62bとなっている。発光部62aは、前方にのみ光を出射する。第1有機ELパネル62の後面には、金属蒸着によりハーフミラー面62cが形成されている。
後方側の第2有機ELパネル64も、周縁部にのみ環状の発光部64aが形成されている。発光部64aの内側には、フレネル反射面64bが配置されている。
第1有機ELパネル62と第2有機ELパネル64を同時に点灯した場合、図5(b)の断面図に示すように、第1有機ELパネル62の発光部62aから、前方に光が出射される。第2有機ELパネル64から発せられた光の一部は、第1有機ELパネル62の透明領域62bを通過して前方に直接出射される他、第1有機ELパネル62の後面のハーフミラー面62cで光の一部が反射され、第2有機ELパネル64のフレネル反射面64bで再び前方に反射される。反射光は、ハーフミラー面62cとフレネル反射面64bとの間で一回または複数回反射を繰り返しながら、ハーフミラー面62cの透過率に応じた割合で光が前方に出射される。
この結果、車両用灯具60の前方に位置する看者からは、手前側から奧側に向けて徐々に径が小さくなっていく入れ子状になった環状の光のラインが観察される。これにより、二枚の有機ELパネルで構成される薄型の灯具であるにもかかわらず、灯具の実際の奥行き以上の奥行き感、立体感を看者に与えることができる。また、フレネル反射面の形状を変えて環状の光のライン同士の間隔を例えば等間隔にすることで、光のラインをトンネルのように見せたり、手前側の間隔を狭く、奧側の間隔を広くすることで、お椀状に見せたりすることも可能である。
なお、第2有機ELパネルのフレネル反射面の代わりに、平坦なミラーを配置してもよいし、凸面鏡を配置してもよい。フレネル反射面は凸面鏡よりも薄くできる点で優れているが、レンズの段差部で像が歪む可能性があるので、灯具の厚みが増してもよい場合は凸面鏡の方が好ましい。
図6(a)、(b)は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具70を示す図である。車両用灯具70は、一枚の有機ELパネル72を備える。有機ELパネル72は、ガラス基板の周縁部にのみ環状の発光部72aが設けられており、その内側は透明領域72bとなっている。発光部72aは、前後の両方向に光を出射する。有機ELパネル72の後面には、金属蒸着によりハーフミラー面72cが形成されている。さらに、有機ELパネル72の後方には、中央部が両端部よりも膨らんだ凸面鏡74が所定の間隔を空けて配置される。
有機ELパネル72を点灯すると、図6(b)の断面図に示すように、発光部72aから前方に光が出射される。発光部72aから後方に発せられた光は、凸面鏡74で前方に反射される。反射光は、有機ELパネル72のハーフミラー面72cと凸面鏡74との間で一回または複数回反射を繰り返しながら、ハーフミラー面72cの透過率に応じた割合で光が前方に出射される。
この結果、車両用灯具70の前方に位置する看者からは、手前側から奧側に向けて徐々に径が小さくなっていく入れ子状になった環状の光のラインが観察される。これにより、有機ELパネルと凸面鏡のみで構成される薄型の灯具であるにもかかわらず、灯具の実際の奥行き以上の奥行き感、立体感を看者に与えることができる。また、凸面鏡を使用することで、反射光を広角に広げることができる。また、有機ELパネルの発光部から後方に発せられた光が有効活用されるので、車両用灯具全体の照射効率を高めることができ、省エネルギーにつながる。
なお、凸面鏡の代わりにフレネル反射面を配置してもよい。
以上説明したように、図3ないし図6に示した車両用灯具では、従来の光源とリフレクタとを用いる車両用灯具に比べて、灯具の奥行き方向の寸法を短縮しつつ、看者に奥行き感を与えることができる。
図7は、後述する図8ないし図11の本発明の各実施形態に係る車両用灯具において、灯具前方に位置する看者から観察される光のラインを示す図である。これらの車両用灯具では、図示のように、手前側から奧側に向かって徐々に径が小さくなっていく入れ子状になった環状の光のラインが観察される。
図8は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具90を、図7中のA−A線に沿って切断したときの概略断面図である。車両用灯具90は、前方から後方に向けて、アウターレンズ91、第1有機ELパネル92、第2有機ELパネル93、ハーフミラー94、第3有機ELパネル95、および凸面鏡96を備えている。ハーフミラー94と凸面鏡96は、例えばガラス基板への金属蒸着により形成される。
第1〜第3有機ELパネルは、それぞれ環状に構成された発光部92a、93a、95aを有している。第1有機ELパネル92の発光部92aは、パネルの最外周に一つまたは複数(この例では三つ)配置される。第2有機ELパネル93の発光部93aは、第1有機ELパネル92の発光部92aよりも内周側に一つまたは複数(この例では二つ)配置される。第3有機ELパネル95の発光部95aは、第2有機ELパネル93の発光部93aよりもさらに内周側に一つまたは複数(この例では一つ)配置される。第1〜第3有機ELパネルは、発光部を含めて透明に構成されている。
第1〜第3有機ELパネルを全て点灯した場合、第1有機ELパネル92の発光部92aと第2有機ELパネル93の発光部93aからは、アウターレンズを通して光が前方に直射される。一方、第3有機ELパネルの発光部95aから発せられた光は、前方にハーフミラー94が配置されているので、ハーフミラー94と凸面鏡96との間で一回または複数回反射を繰り返し、ハーフミラーの透過率に応じた割合で光が前方に出射される。
この結果、車両用灯具90の前方に位置する看者からは、各有機ELパネルの発光部からの直射光による環状の光のラインに加えて、ハーフミラー94と凸面鏡96との間での反射による環状の光のラインも観察される。したがって、環状の発光部の数よりも多数のラインを看者に見せることができ、灯具の実際の奥行き以上の奥行き感、立体感を看者に与えることができる。第1および第2有機ELパネルの発光部からは直射光が得られるので、車両用灯具の光量も確保することができる。また、LED、ライトガイド、エッジライトを用いる場合に比べて、環状の光のラインが均一に発光し、ラインが途切れないので見映えも改善される。
図9は、本発明の別の実施形態に係る車両用灯具100を、図7中のA−A線に沿って切断したときの概略断面図である。車両用灯具100は、前方から後方に向けて、アウターレンズ102、ハーフミラー104、有機ELパネル106、および凸面鏡108を備えている。ハーフミラー104と凸面鏡108は、例えばガラス基板への金属蒸着により形成される。
この実施形態では、有機ELパネル106に、外周から中心部に向けて複数の同心の環状発光部106aが形成されている。有機ELパネル106は、発光部を含めて透明に構成されている。
有機ELパネル106を点灯すると、各環状発光部106aから発せられた光の一部が、ハーフミラー104を透過して前方に出射される一方、残りの光は、ハーフミラー104と凸面鏡108との間で一回または複数回反射を繰り返し、ハーフミラー104の透過率に応じた割合で光が前方に出射される。
この結果、車両用灯具100の前方に位置する看者からは、ハーフミラー104と凸面鏡108との間での反射による多数の環状の光のラインが観察される。したがって、環状の発光部の数よりも多数のラインを看者に見せることができ、看者に奥行き感を与えることができる。
図10は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具110を、図7中のA−A線に沿って切断したときの概略断面図である。図9に示した車両用灯具100と同様に、車両用灯具110は、前方から後方に向けて、アウターレンズ112、ハーフミラー114、有機ELパネル116、および凸面鏡118を備えている。
この実施形態では、有機ELパネル116の外周に、環状発光部116aが一つのみ形成されている。有機ELパネル116は、発光部を含めて透明に構成されている。
有機ELパネル116を点灯すると、環状発光部116aから発せられた光の一部が、ハーフミラー114を透過して前方に出射される一方、残りの光は、ハーフミラー114と凸面鏡118との間で一回または複数回反射を繰り返し、ハーフミラー114の透過率に応じた割合で光が前方に出射される。
この結果、車両用灯具110の前方に位置する看者からは、ハーフミラー114と凸面鏡118との間での反射による多数の環状の光のラインが観察される。したがって、図9に示した実施形態よりも光量は少なくなるものの、わずかな発光部で多数のラインを看者に見せることができ、看者に奥行き感を与えることができる。
図11は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具120を、図7中のA−A線に沿って切断したときの概略断面図である。この実施形態では、複数枚の板状の有機ELパネル124を組み合わせて、筒状の灯室128を形成している。筒状の灯室128は、その断面形状が相似のまま手前側から奧側に向けて断面積が徐々に小さくなるように形成されている。有機ELパネル124には複数の直線状の発光部124aが形成されており、隣合う有機ELパネル124で各発光部124aが連続して環状のラインを形成するようにパネルが組み合わされている。
有機ELパネル124を点灯すると、車両用灯具120の前方に位置する看者からは、図7に示したような手前側から奧側に向かって徐々に径が小さくなっていく入れ子状になった環状の光のラインが観察される。
板状の有機ELパネルを組み合わせる代わりに、湾曲可能に構成された一枚の有機ELパネルを丸めて筒状の灯室を形成してもよい。
上述した各実施形態に係る車両用灯具を例えばテールランプとして使用する場合、法規の光度を満たすのことが困難であるという問題がある。
光度を満たすために、有機ELパネルの発光部の面積を拡大したり、有機ELパネルの枚数を増やすことも考えられる。しかし、これらの手法では、車両用灯具の製造が困難になる上、コストも増加してしまう。
そこで、以下で述べる各実施形態では、一枚の有機ELパネルを使用して、テールランプとしての法規を満たす光度の確保と奥行き間のある見映えとを両立することが可能な車両用灯具について説明する。
図12(a)は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具130の概略断面図である。車両用灯具130は、有機ELパネル132と、有機ELパネル側が凸面になるように湾曲形成されたハーフミラー136とを、前後に所定の間隔を空けて重ね合わせて構成される。
有機ELパネル132には、周縁部のみに環状の発光部132aが形成されている。発光部132aの内側の領域には、ハーフミラー側にミラー面132bが形成されている。ミラー面132bは、金属蒸着により形成されてもよいし、有機ELパネル132の陰極層をアルミニウムで構成した上でこの陰極層をミラー面として利用してもよい。
ハーフミラー136は、車両用灯具130を正面から観察したときに、ハーフミラーの全体または大部分が有機ELパネル132の環状の発光部132a内に含まれ、発光部132aの全体を隠さないか、またはその大部分を隠さないような大きさで作成され配置される。
有機ELパネル132を点灯した場合、発光部132aからの直射光はハーフミラー136による影響を全くまたはほとんど受けないので、前方に強い光度で照射される。
有機ELの光は拡散光であるため、発光部132aから有機ELパネル132の中央側に傾斜して出射する光の一部は、ハーフミラー136に入射する。この光は、一部がハーフミラー136を透過するとともに、残りは有機ELパネル132のミラー面132bに向けて反射される。反射光は、ハーフミラー136とミラー面132bとの間で一回または複数回反射を繰り返し、ハーフミラー136の透過率に応じた割合で光が前方に出射される。
図12(b)は、有機ELパネル132の点灯時に、車両用灯具130を正面(図12(a)の右側)から観察したときの様子を示す図である。図示するように、車両用灯具130の前方に位置する看者からは、手前側から奧側に向けて徐々に径が小さくなっていく入れ子状になった環状の光のライン138が観察される。これにより、薄型の灯具であるにもかかわらず、灯具の実際の奥行き以上の奥行き感、立体感を看者に与えることができる。さらに、発光部132aからは強い直射光が照射されるので、車両用灯具130を例えばテールランプとして使用する場合にも、法規を満たす光度を確保することができる。
このように、本実施形態では、一枚の有機ELパネルを使用して、法規適合のために必要な直射光とハーフミラーへの入射光とを作ることができる。
図13は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具140の概略断面図である。車両用灯具140は、有機ELパネル142と、平面状のハーフミラー148と、ハーフミラー148側が凸面になるように湾曲形成されたミラー146とで構成される。
有機ELパネル142には、周縁部のみに環状の発光部142aが形成されている。発光部142aの内側の領域に、ミラー146が配置される。
ハーフミラー148は、車両用灯具140を正面から観察したときに、ハーフミラーの全体または大部分が有機ELパネル142の環状の発光部142a内に含まれ、発光部142aの全体を隠さないか、または大部分を隠さないような大きさで作成され配置される。
凸状のミラー146は、前方から観察したときに、その全体が環状の発光部142a内に含まれるような大きさに構成され、有機ELパネル142とハーフミラー148との間に配置される。ミラー面とハーフミラーは、例えば金属蒸着により形成されてもよい。
有機ELパネル142を点灯した場合、発光部142aからの直射光はハーフミラー148による影響を全くまたはほとんど受けないので、前方に強い光度で照射される。
有機ELの光は拡散光であるため、発光部142aから有機ELパネル142の中央側に傾斜して出射する光の一部は、ハーフミラー148に入射する。この光は、一部がハーフミラー148を透過するとともに、残りは凸面状のミラー146に向けて反射される。反射光は、ハーフミラー148とミラー146との間で一回または複数回反射を繰り返し、ハーフミラー148の透過率に応じた割合で光が前方に出射される。
この結果、図12(b)に示したものと同様に、車両用灯具140の前方に位置する看者からは、手前側から奧側に向けて徐々に径が小さくなっていく入れ子状になった環状の光のラインが観察される。これにより、薄型の灯具であるにもかかわらず、灯具の実際の奥行き以上の奥行き感、立体感を看者に与えることができる。さらに、発光部142aからは強い直射光が照射されるので、車両用灯具140を例えばテールランプとして使用する場合にも、法規を満たす光度を確保することができる。
このように、本実施形態においても、一枚の有機ELパネルを使用して、法規適合のために必要な直射光とハーフミラーへの入射光とを作ることができる。
図12のハーフミラー136、または図13のミラー146の形状を変えて環状の光のライン同士の間隔を例えば等間隔にすることで、光のラインをトンネル(ライトトンネル)のように見せたり、手前側の間隔を狭く、奧側の間隔を広くすることで、お椀状に見せたりすることも可能である。また、ハーフミラー148は、平面でなく凸面であってもよい。この場合、虚像の縮小率が代わるので、平面の場合とは異なる光のラインが観察される。
図12および図13に示した車両用灯具では、有機ELパネルの周縁部のみに環状の発光部が設けられている。これに対し、発光部を有機ELパネルの中央に設けても、同様の作用効果を得ることができる。
図14(a)は、本発明のさらに別の実施形態に係る車両用灯具150の概略断面図である。車両用灯具150は、車両用灯具150は、有機ELパネル152と、有機ELパネル側が凸面になるように湾曲形成されたハーフミラー156とを、前後に所定の間隔を空けて重ね合わせて構成される。
有機ELパネル152には、中央にのみ直線状の発光部152aが形成されている。発光部152a以外の領域には、ハーフミラー側にミラー面152bが形成されている。ミラー面152bは、金属蒸着により形成されてもよいし、有機ELパネル152の陰極層をアルミニウムで構成した上でこの陰極層をミラー面として利用してもよい。
ハーフミラー156は、車両用灯具150を正面から観察したときに、有機ELパネル152のほぼ全体を覆うような大きさで作成され配置される。ハーフミラー156のうち、発光部152aと重なる部分には、表面に金属蒸着が施されない透明領域156aが形成される。
有機ELパネル152を点灯した場合、発光部152aからの直射光は、ハーフミラー156の透明領域156aを透過して前方に強い光度で照射される。
発光部152aから有機ELパネルの周縁側に傾斜して出射する光の一部は、ハーフミラー156に入射する。この光は、一部がハーフミラー156を透過するとともに、残りは有機ELパネル152のミラー面152bに向けて反射される。反射光は、ハーフミラー156とミラー面152bとの間で一回または複数回反射を繰り返し、ハーフミラー156の透過率に応じた割合で光が前方に出射される。
図14(b)は、有機ELパネル152の点灯時に、車両用灯具150を正面(図14(a)の右側)から観察したときの様子を示す図である。図示するように、車両用灯具150の前方に位置する看者からは、手前側から奧側に向けて徐々に径が大きくなっていく入れ子状になった環状の光のライン158が観察される。これにより、薄型の灯具であるにもかかわらず、灯具の実際の奥行き以上の奥行き感、立体感を看者に与えることができる。さらに、発光部152aからは強い直射光が照射されるので、車両用灯具150を例えばテールランプとして使用する場合にも、法規を満たす照度を確保することができる。
このように、本実施形態においても、一枚の有機ELパネルを使用して、法規適合のために必要な直射光とハーフミラーへの入射光とを作ることができる。
中央の発光部152aに加えて、図12および図13と同様に周縁の発光部152cをさらに設けてもよい。こうすると、発光部152aと152cからの両方の光でライトトンネルが形成されるため、より複雑なラインを構成することができる。
図12ないし図14を参照して、直射光とハーフミラーへの入射光とを一つの発光部で作り出すことを説明した。しかしながら、直射光用の発光部とハーフミラーへの入射光用の発光部とを別々に設けてもよい。
図15(a)は、そのような車両用灯具160の正面図であり、図15(b)は車両用灯具160の断面図である。車両用灯具160は、有機ELパネル162と、有機ELパネル側が凸面になるように湾曲形成されたハーフミラー166とを、前後に所定の間隔を空けて重ね合わせて構成される。
有機ELパネル162には、二つの環状の発光部162a、162bが形成されている。発光部162bの内側の領域には、ミラー面162cが形成されている。
外周側の発光部162aは直射光形成用の発光部であり、内周側の発光部162bは、ハーフミラー166とミラー面162cとの間での複数回反射により環状の光のライン(ライトトンネル)を構成するための発光部である。このように発光部を分けることにより、ライトトンネルの光度を高めることができる。
図15(c)は、直射光用の発光部とハーフミラーへの入射光用の発光部とを分けた車両用灯具170の正面図である。車両用灯具170は、車両用灯具160と同様に、有機ELパネル172と、有機ELパネル側が凸面になるように湾曲形成されたハーフミラー(図示せず)とを、前後に所定の間隔を空けて重ね合わせて構成される。
有機ELパネル172には、環状の発光部172aと、その内側に位置するL字状の発光部172bとが形成されている。発光部172bの内側には、ミラー面172cが形成されている。
外周側の発光部172aは直射光形成用の発光部であり、内周側の発光部172bは、ハーフミラーとミラー面172cとの間での複数回反射によりL字形の光のラインを構成するための発光部である。
上述したように、車両用灯具として有機ELパネルを使用する場合、発光部の高輝度化が必要とされる。
一般に、有機ELでは、電流密度と輝度が比例する。したがって、高輝度化のためには電流密度を増やせばよいが、これに伴い発光層の温度が高くなり発光層の寿命が低下する。図16は、有機EL発光層における電流密度別の光束と寿命の関係を示したグラフである。図から分かるように、電流密度を増やすと、所定の光束を維持できる時間(光束維持率)が低下してしまう。
図17に、一般的な有機ELパネル200の構成例を示す。通常、有機ELパネルの発光層204で発生した熱は、ガラス基板202を通して放熱されるか、封止されている窒素ガスの対流によってキャビティガラス206に放熱される。ガラスや窒素はいずれも熱伝導率が低く、発光層で発生した熱を放熱する材料としては必ずしも適していない。
本願発明者らは、有機ELパネルの構成部材に熱伝導性の高い材料を使用し、有機EL発光層の温度上昇を抑制することで、有機ELパネルの高輝度化が実現できると考えた。以下では、そのような有機ELパネルの構造について説明する。
図18は、高輝度の有機ELパネル180の発光部の概略構成を示す断面図である。有機ELパネル180では、基板として、ガラス基板の代わりに透光性アルミナ基板182を使用する。透光性アルミナ基板182の上に、蒸着により発光層184を形成する。発光層184は、従来のガラス基板やキャビティガラスの代わりに、耐湿コート付きの透明フィルム186で封止される。透明フィルム186の内部には、従来の窒素ガスの代わりに、吸湿剤入りのゲルなどの封止材185が封入される。さらに、透明フィルム186の発光層とは反対の側に、アルミフォイルなどの金属薄膜188が貼り付けられる。金属薄膜188は、化学気相成長(CVD)により形成作成してもよい。
透光性アルミナ基板182は、従来のガラス基板よりも熱伝導率が高い。また、封止材185は窒素ガスよりも熱伝導率が高い。さらに、金属薄膜188により放熱が促進される。このように、熱伝導率が高い材料を構成部品として使用することで発光層184で発生する熱の放熱が促進され、発光層184の温度上昇が抑制されるので、有機ELパネルの高輝度化を実現することができる。
加えて、透光性アルミナ基板はガラス基板よりも屈折率が高いため、基板と発光層の陽極との界面における全反射による光の損失を低減することができ、発光効率が向上するという利点もある。
なお、図16の有機ELパネルは、上述した全ての実施形態と組み合わせて使用することができる。
上述した各実施形態において、有機ELパネルと、その前後に配置されるハーフミラー、ミラー、アウターレンズ、または凸面鏡との間の空間を、透明樹脂で充填してもよい。一般に、空気とガラスの屈折率の差よりも、透明樹脂とガラスの屈折率の差の方が小さい。そのため、これらの空間を透明樹脂で充填すると、ガラス基板と透明樹脂との界面における屈折角が小さくなるため、配光精度が向上し、光の利用効率を高めることができる。
図2および図5に示した実施形態では、有機ELパネルの前面にミラー面を形成することを述べた。この代わりに、有機EL発光部の電極をアルミニウム電極で構成し、この電極をミラー面として利用してもよい。これにより、金属蒸着過程を省略してコストを抑えることができる。
上述した実施形態では、ハーフミラーという用語を用いているが、これは入射光と透過光の強さがほぼ同一のもの、つまり透過率が50%前後のものに限られず、必要に応じて透過率をより大きくまたはより小さくしてもよい。
上述した一部の実施形態では、有機ELパネルに環状の発光部を設けることを述べた。しかしながら、発光部は他の形状でもよい。例えば、直線状やコの字状に発光部を形成してもよい。
上述した実施の形態では、全体的に平坦である有機ELパネルについて説明したが、ガラス基板の代わりに曲面対応の極薄ガラスや透明樹脂を用いることで、有機ELパネル自体が湾曲または屈折していてもよい。
30 車両用灯具、 32 第1有機ELパネル、 34 第2有機ELパネル、 40 車両用灯具、 42 ハーフミラー、 44 有機ELパネル、 44a 発光部、 46 全反射ミラー、 50 車両用灯具、 52 ハーフミラー、 54 有機ELパネル、 54a 発光部、 56 全反射ミラー、 60 車両用灯具、 62 第1有機ELパネル、 62a 発光部、 64 第2有機ELパネル、 64a 発光部、 64b フレネル反射面、 70 車両用灯具、 72 有機ELパネル、 72a 発光部、 74 凸面鏡、 90 車両用灯具、 91 アウターレンズ、 92 第1有機ELパネル、 92a 発光部、 93 第2有機ELパネル、 93a 発光部、 94 ハーフミラー、 95 第3有機ELパネル、 95a 発光部、 96 凸面鏡、 100 車両用灯具、 102 アウターレンズ、 104 ハーフミラー、 106 有機ELパネル、 106a 環状発光部、 108 凸面鏡、 110 車両用灯具、 112 アウターレンズ、 114 ハーフミラー、 116 有機ELパネル、 116a 環状発光部、 118 凸面鏡、 120 車両用灯具、 124 有機ELパネル、 124a 発光部。

Claims (7)

  1. 基板の一部に有機EL発光部を有する面状発光体と、
    前記有機EL発光部から発せられた光を繰り返し反射させるとともに一部の光を車両前方に透過させるように対向して配置された反射部材およびハーフミラーと、
    を備え、
    前記ハーフミラーが前記面状発光体の前方に配置され、
    車両用灯具を正面から観察したとき、前記ハーフミラーが前記有機EL発光部の少なくとも一部を隠さないように構成され
    前記反射部材は、前記面状発光体の有機EL発光部以外の部分の陰極層であることを特徴とする車両用灯具。
  2. 基板の一部に有機EL発光部を有する面状発光体と、
    前記有機EL発光部から発せられた光を繰り返し反射させるとともに一部の光を車両前方に透過させるように対向して配置された反射部材およびハーフミラーと、
    を備え、
    前記面状発光体の有機EL発光部以外の部分が透明であり、
    前記反射部材は、前記面状発光体の後方に配置されるミラーであることを特徴とする車両用灯具。
  3. 前記ハーフミラーが前記面状発光体の前方に配置されることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  4. 前記ハーフミラーが前記面状発光体の後面に形成されることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  5. 前記ミラーが曲面であることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の車両用灯具。
  6. 前記ハーフミラーの前方に、有機EL発光部を有する第2の面状発光体をさらに備えることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の車両用灯具。
  7. 前記基板が透光性アルミナ基板であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の車両用灯具。
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