JP6778525B2 - 有機elパネルの輝度設定方法 - Google Patents

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本発明は、有機EL(Electro Luminescence)を使用した車両用灯具に関する。
従来より、車両用灯具を薄く小型化するために、光源に有機ELパネルを使用すること提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2015−170806号公報
有機ELパネルを用いた車両用灯具においても、当然ながら車両用灯具に求められる法規を満たす必要がある。しかしながら、有機ELパネルは均一発光光源のためレンズやリフレクタによる配光制御が難しく、有機ELパネルの輝度を制御して法規を満たす必要がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、有機ELパネルを用いた車両用灯具において、車両用灯具に求められる法規に適合するために必要な輝度が分かる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、平面の有機ELパネルを備える車両用灯具であって、有機ELパネルの面積をSとし、有機ELパネルの灯具正面方向に対する傾斜角をθとし、車両用灯具に求められる法規を満たす光度をLsとしたときに、有機ELパネルの輝度Bが以下の式:
B≧Ls/(S×cosθ)
を満たす。
本発明の別の態様もまた、車両用灯具である。この車両用灯具は、曲面の有機ELパネルを備える車両用灯具であって、有機ELパネルの面積をSとし、有機ELパネルを第1部分〜第n部分にn分割したときに各部分の灯具正面方向に対する傾斜角をθ〜θとし、車両用灯具に求められる法規を満たす光度をLsとしたときに、有機ELパネルの輝度Bが以下の式:
B≧Ls×n/(S×(cosθ+cosθ+・・・+cosθ))
を満たす。
本発明のさらに別の態様は、平面の有機ELパネルを備える車両用灯具において、有機ELパネルの輝度を設定する方法である。この方法は、有機ELパネルの面積をSとし、有機ELパネルの灯具正面方向に対する傾斜角をθとし、車両用灯具に求められる法規を満たす光度をLsとしたときに、有機ELパネルの輝度Bを以下の式:
B≧Ls/(S×cosθ)
により設定する。
本発明のさらに別の態様は、曲面の有機ELパネルを備える車両用灯具において、有機ELパネルの輝度を設定する方法である。この方法は、有機ELパネルの面積をSとし、有機ELパネルを第1部分〜第n部分にn分割したときに各部分の灯具正面方向に対する傾斜角をθ〜θとし、車両用灯具に求められる法規を満たす光度をLsとしたときに、有機ELパネルの輝度Bを以下の式:
B≧Ls×n/(S×(cosθ+cosθ+・・・+cosθ))
により設定する。
本発明によれば、有機ELパネルを用いた車両用灯具において、車両用灯具に求められる法規に適合するために必要な輝度が分かる。
本発明の実施形態に係る車両用灯具を説明するための概略断面図である。 車両用灯具の配光曲線の一例を示す図である。 有機ELパネルが灯具正面方向に対して傾けて配置された場合の光度の求め方を説明するための図である。 車両用灯具の実施例に係る配光曲線を示す図である。 車両用灯具の別の実施例に係る配光曲線を示す図である。 有機ELパネルが曲面の場合の光度の求め方を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る車両用灯具について詳細に説明する。なお、本明細書において「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」等の方向を表す用語が用いられる場合、それらは車両用灯具が車両に装着されたときの姿勢における方向を意味する。また、各図面は各部材の位置関係を説明することを目的としているため、必ずしも実際の各部材の寸法関係を表すものではない。また、各実施形態の説明において、同一または対応する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10を説明するための概略断面図である。図1に例示した車両用灯具10は、テールランプ、ストップランプ、デイタイムランニングランプ、クリアランスランプなどの標識灯に用いられてよい。
図1に示すように、車両用灯具10は、ランプボディ12と、ランプボディ12の前面開口部を覆う透明なカバー14と、ランプボディ12およびカバー14により形成された灯室16内に配置された有機ELパネル20とを備える。有機ELパネル20は、支持部材(図示せず)によりランプボディ12に固定される。
有機ELパネル20は、透明な基板22上に、陽極24、有機物層26および陰極28を積層し、さらにそれらを封止部材29で封止することにより構成されている。陽極24としては、ITO(酸化インジウムスズ)等の透明電極が用いられる。陰極28としては、アルミニウム等の金属電極が用いられる。陽極24および陰極28を用いて有機物層26に電圧を印加すると、陽極24から正孔が、陰極28からは電子が注入され、有機物層26でそれらが結合する際に生じるエネルギーで蛍光性有機化合物が励起され、発光する。有機物層26で発光した光のうち陽極24に向かう光は、陽極24および基板22を通過して灯具前方に出射される(光線L1で示す)。一方、有機物層26で発光した光のうち陰極28に向かう光は、陰極28で反射した後、有機物層26、陽極24および基板22を通過して灯具前方に出射される(光線L2で示す)。なお、有機物層26は、リン光性有機化合物を含むものであってもよい。
図2は、車両用灯具の配光曲線の一例を示す。図2には、車両用灯具の配光曲線30と、車両用灯具が満たすべき光度要件32とが図示されている。車両用灯具の配光曲線30は、図2に示すように光度要件32を上回る必要がある。有機ELパネルは、均一発光光源であるため、ランバーシアン配光となる。ランバーシアン配光の場合、図2に示すように角度範囲の全域にわたり光度の変化が小さいため、0度方向の光度が光度要件32の中心最大光度を上回っていれば、角度範囲の全域にわたって光度要件32を満たすことができる。
図3は、有機ELパネル20が灯具正面方向(0度方向)に対してθ度傾けて配置された場合の光度の求め方を説明するための図である。ここでは、平面の有機ELパネル20について説明する。有機ELパネルはランバーシアン配光であるため、発光面に対して垂直な方向(面直方向)の輝度をB(cd/m)としたとき、θ度傾いた方向の輝度はcosθ倍となる。すなわち、灯具正面方向(0度方向)の輝度はB×cosθ(cd/m)である。従って、有機ELパネル20の発光面積をS(m)とすると、灯具正面方向(0度方向)に対してθ度傾けて配置された有機ELパネル20の光度Lrは、以下の(1)式で表すことができる。
Lr=B×S×cosθ ・・・(1)
車両用灯具に求められる法規を満たす光度をLsとすると、Ls≦Lrとすれば法規に適合することになる。すなわち、以下の(2)式が成り立つ。
Ls≦B×S×cosθ ・・・(2)
(2)式を有機ELパネル20の輝度Bについての式に変形すると、以下の(3)式が得られる。
B≧Ls/(S×cosθ) ・・・(3)
なお、光度Lsは、余裕を持たせるため、車両用灯具が満たすべき光度要件よりも大きい値に設定することが望ましい。
上記の(3)式から、車両用灯具に求められる法規に適合するために、有機ELパネル20をどれくらいの光度で発光させればよいか分かる。例えば、Ls=10cd、面積S=100cm、傾斜角θ=0°のとき、(3)式から有機ELパネル20の輝度Bを1000cd/m以上に設定すればよいことが分かる。また、例えば、Ls=10cd、面積S=200cm、傾斜角θ=60°のとき、(3)式から有機ELパネル20の輝度Bを1000cd/m以上に設定すればよいことが分かる。
図4は、車両用灯具の実施例に係る配光曲線を示す。図4に示す光度要件32は、テールランプの光度要件である。図4に示すように、光度要件32における中心最大光度は4.0cdである。ここでは、余裕を持たせるため、車両用灯具に求められる法規を満たす光度Lsを、中心最大光度4.0cdよりも大きい5.0cdとする。有機ELパネル20の傾斜角θ=0°、発光面積S=50cmとすると、(3)式から有機ELパネル20の輝度Bを1000cd/m以上に設定すればよいことが分かる。ランバーシアン配光のため、灯具正面方向(0度方向)の光度が中心最大光度を上回っていれば、角度範囲の全域にわたって光度要件32を満たすことができる。
図5は、車両用灯具の別の実施例に係る配光曲線を示す。図4に示す光度要件32もテールランプの光度要件である。本実施例では、有機ELパネル20を灯具正面方向(0度方向)に対して45°傾斜させている。発光面積Sは、図4に示す実施例と同様に50cmである。この場合、車両用灯具に求められる法規を満たす光度Ls=5cdを満たすためには、(3)式から、B≧5cd/(50cm×cos45°)=1414cdとなるので、有機ELパネル20の輝度Bを1414cd/m以上に設定すればよいことが分かる。
上記実施例から分かるように、有機ELパネル20の傾斜角度を0°とした場合が最も光の利用効率が高くなり、灯具正面に対して傾斜させるほど利用効率が低下する(すなわち、光度要件を満たすためにより高い輝度に設定する必要がある)。
上記の(1)式から分かるように、有機ELパネル20の光度Lrは、輝度Bだけでなく、発光面積Sにも依存する。従って、発光面積Sを調整することにより、車両用灯具に求められる法規に適合させてもよい。すなわち、上記の(2)式を発光面積Sについての式に変形すると、以下の(4)式が得られる。
S≧Ls/(B×cosθ) ・・・(4)
上記の(4)式から、車両用灯具に求められる法規に適合するために、有機ELパネル20の発光面積Sをどれくらいの大きさに設定すればよいか分かる。例えば、Ls=10cd、有機ELパネル20の輝度B=1000cd/m、傾斜角θ=0°のとき、(4)式から有機ELパネル20の発光面積Sを100cm以上に設定すればよいことが分かる。また、例えば、Ls=10cd、有機ELパネル20の輝度B=1000cd/m、傾斜角θ=60°のとき、(4)式から有機ELパネル20の発光面積Sを200cm以上に設定すればよいことが分かる。
図6は、有機ELパネルが曲面の場合の光度の求め方を説明するための図である。図6に示すような曲面の有機ELパネル60を考える。この場合、図6に示すように、有機ELパネル60を第1部分60_1〜第n部分60_nにn分割し、各部分の灯具正面方向に対する傾斜角をθ〜θとする(nは2以上の整数)。傾斜角θ〜θは、各部分の端部a,bを結んだ直線の法線と、灯具正面方向との間の角度である(第2部分60_2参照)。有機ELパネル60の全体の発光面積をS(m)とすると、有機ELパネル60の光度Lrは、以下の(5)式で表すことができる。
Lr=B×S×(cosθ+cosθ+・・・+cosθ)/n ・・・(5)
車両用灯具に求められる法規を満たす光度をLsとすると、Ls≦Lrとすれば法規に適合することになる。すなわち、以下の(6)式が成り立つ。
Ls≦B×S×(cosθ+cosθ+・・・+cosθ)/n ・・・(6)
(6)式を有機ELパネル60の輝度Bについての式に変形すると、以下の(7)式が得られる。
B≧Ls×n/(S×(cosθ+cosθ+・・・+cosθ))・・・(7)
上記の(7)式から、車両用灯具に求められる法規に適合するために、曲面の有機ELパネル60をどれくらいの光度で発光させればよいか分かる。
上記の(5)式から分かるように、有機ELパネル60の光度Lrは、輝度Bだけでなく、発光面積Sにも依存する。従って、発光面積Sを調整することにより、車両用灯具に求められる法規に適合させてもよい。すなわち、上記の(6)式を発光面積Sについての式に変形すると、以下の(8)式が得られる。
S≧Ls×n/(B×(cosθ+cosθ+・・・+cosθ))・・・(8)
上記の(8)式から、車両用灯具に求められる法規に適合するために、有機ELパネル20の発光面積Sをどれくらいの大きさに設定すればよいか分かる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 車両用灯具、 12 ランプボディ、 14 カバー、 16 灯室、 20、60 有機ELパネル、 22 基板、 24 陽極、 26 有機物層、 28 陰極、 29 封止部材。

Claims (1)

  1. 曲面の有機ELパネルを備える車両用灯具において、有機ELパネルの輝度を設定する方法であって、
    有機ELパネルの面積をSとし、有機ELパネルを第1部分〜第n部分にn分割したときに各部分の灯具正面方向に対する傾斜角をθ〜θとし、車両用灯具に求められる法規を満たす光度をLsとしたときに、有機ELパネルの輝度Bを以下の式:
    B≧Ls×n/(S×(cosθ+cosθ+・・・+cosθ))
    により設定することを特徴とする方法。
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