JP6784083B2 - 車両用灯具 - Google Patents
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Description
(1)本発明の車両用灯具は、発光チップを有する半導体型の光源部と、反射特性を有し、前記発光チップからの光に対するリフレクタとしての機能を合わせ持つ半導体型の面光源と、前記面光源が設けられ、前記面光源の面形状を前記発光チップからの光を鉛直方向に配光制御する前記リフレクタとして機能する面形状とする面形状規制部と、を備え、前記面形状規制部は、前記面光源が設けられ、前記面光源の面形状を規制する規制面を有し、前記規制面が、放物線を基本とする自由曲線が水平方向側方に連続する柱面である。
図3に示すように、灯具ユニット10は、半導体型の光源部20と、半導体型の面光源30と、面光源30が設けられ、面光源30の面形状を規制する規制面41を有する面形状規制部40と、光源部20が設けられ、面形状規制部40に取り付けられるブラケット50と、を備えている。
光源部20は、高い光量が求められるストップランプ、デイタイムランニングランプ、ターンランプやリアフォグランプ等に用いられる光を放射する光源であり、図4に示すように、基板21と、基板21上に設けられた発光チップ22と、を備えている。
また、光源部20が備える発光チップ22の数は、2つに限定される必要はなく、発光チップ22の数は、1つでもよく、3つ以上であってもよい。
面光源30は、比較的光量が低くても問題のないテールランプやクリアランスランプ等に用いられる光を放射する光源であり、本実施形態では、シート状の有機ELである有機ELシートを用いている。
また、面光源30がクリアランスランプに用いる光を放射する光源に用いられる場合には、発光色が白色の面光源30を用いるのが好ましい。
陽極38には、ITOやATOといった透明電極が用いられ、発光層35で発光した光が透過できるようになっている。
なお、陰極32にITOやATOといった透明電極を用いる場合には、裏面側保護層31の裏面側にアルミニウム等からなる反射膜を設けるようにすればよく、本実施形態のように、陰極32にMgとAgの合金が使用される場合でも、面側保護層31の裏面側にアルミニウム等からなる反射膜を設けるようにしてもよい。
面形状規制部40は、図4に示すように、面光源30が設けられる載置部としての役目をするとともに、面光源30が発光チップ22からの光を鉛直方向に配光制御するリフレクタとして機能する面形状となるように面光源30の面形状を規制する役目を果たす部分でもある。
なお、直接、規制面41上に面光源30を成膜する場合にも、面光源30の面形状は、規制面41の面形状に沿った形状となるので同様である。
例えば、灯室を構成するハウジングに面光源30の面形状がリフレクタとしての配光制御が行える面形状となるように、面光源30が設けられる規制面41を形成するようにして、そこに面光源30が設けられるようにしてもよい。
ブラケット50は、光源部20が取り付けられる部材であり、図2に示すように、ネジ51で面形状規制部40にブラケット50が取り付けられると、図4に示すように、光源部20の発光チップ22が、リフレクタとして機能する面光源30に対して所定の位置に位置するように設計されている。
このため、光源部20が取り付けられているブラケット50は、面形状規制部40に取り付けられたときに、発光チップ22が面光源30のリフレクタとしての焦線近傍に位置するように設計されている。
つまり、第2反射光(光線HR2)から第1反射光(光線HR1)、そして、第3反射光(光線HR31)の順に反射光の反射される方向を下方から徐々に上方(光源部20側)になるように規制面41の形状が連続的に変化するように設定することで面光源30の面形状の変化を緩やかにすることができる。
この結果、面光源30に無理な折り曲げを発生させることを抑制することができる。
図5では、リフレクタとしての焦線を点線FLで示しており、図5に示すように、面光源30のリフレクタとしての焦線に沿って、焦線近傍に2つの発光チップ22が設けられている。
そして、この隣接する2つの発光チップ22の間の距離Dを離すようにすると、スクリーン上に形成される2つの配光パターンも離れるように形成され、近づけるようにすると、2つの配光パターンも近づくように形成される。
ただし、高い光度を得るために、3つ以上の発光チップ22が形成する配光パターンをオーバーラップさせるようにしてもよいことは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、発光チップ22が面光源30の鉛直方向上側に設けられている場合について示してきたが、面光源30と発光チップ22の位置関係は、鉛直方向の上下が逆、つまり、図4の上下を逆転したものとしてもよい。
20 光源部
21 基板
22 発光チップ
30 面光源
31 裏面側保護層
32 陰極
33 電子注入層
34 電子輸送層
35 発光層
36 ホール輸送層
37 ホール注入層
38 陽極
39 表面側保護層
40 面形状規制部
41 規制面
41a 部分
50 ブラケット
51 ネジ
102F 前方の車両用灯具
102R 後方の車両用灯具
102 車両
Claims (9)
- 発光チップを有する半導体型の光源部と、
反射特性を有し、前記発光チップからの光に対するリフレクタとしての機能を合わせ持つ半導体型の面光源と、
前記面光源が設けられ、前記面光源の面形状を前記発光チップからの光を鉛直方向に配光制御する前記リフレクタとして機能する面形状とする面形状規制部と、を備え、
前記面形状規制部は、前記面光源が設けられ、前記面光源の面形状を規制する規制面を有し、
前記規制面が、放物線を基本とする自由曲線が水平方向側方に連続する柱面であることを特徴とする車両用灯具。 - 前記発光チップは、前記面光源の前記リフレクタとしての焦線近傍に配置され、
前記面光源は、前記発光チップから鉛直方向に沿って放射される第1放射光を前方側に反射する第1反射光とするとき、前記発光チップから鉛直方向よりも後方側に放射される第2放射光を、鉛直方向で見て、前記第1反射光を基準に前記発光チップ側から遠い側に反射する第2反射光とし、前記発光チップから鉛直方向よりも前方側に放射される第3放射光のうち後方寄りの光を、鉛直方向で見て、前記第1反射光を基準に前記発光チップに近い側に反射する第3反射光とする前記配光制御を行う面形状に前記規制面で規制されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。 - 前記面光源は、前記第3放射光のうち前記第3反射光とされる光よりも前方側に放射される前記第3放射光ほど、水平方向前方側に反射する反射光とした後、さらに前方側に放射される前記第3放射光ほど、前記第1反射光を基準に前記発光チップから遠い側に反射する反射光とする前記配光制御を行う面形状に前記規制面で規制されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
- 前記発光チップは前記面光源の鉛直方向上側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
- 前記面光源の前記リフレクタとしての焦線に沿って、前記焦線近傍に設けられる複数の前記発光チップを備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
- 複数の前記発光チップのうち、少なくとも隣接する2つの前記発光チップは、前記発光チップ間の距離が前記発光チップの光によって形成される配光パターンの少なくとも一部が重なる距離に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
- 前記面光源はフレキシブルな有機ELシートであり、
前記有機ELシートが、前記規制面の形状に沿って前記規制面上に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用灯具。 - 前記規制面は、外形が前記面光源より大きいサイズであり、
前記面光源が設けられていない前記規制面の部分もリフレクタとして機能する反射特性を有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用灯具。 - 前記面光源からの光がテールランプ又はクリアランスランプに用いられ、
前記発光チップからの光がストップランプ、デイタイムランニングランプ、ターンランプ又はリアフォグランプに用いられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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