JP6844141B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、有機ELからなる面状発光体とLEDからなる発光素子を備え、有機ELの裏面側に反射率の高い反射膜を設ける又は有機ELの裏面側電極を反射率の高い材料で形成し、有機ELをLEDからなる発光素子のリフレクタとして用い、有機ELを放物面上に形成することでLEDからなる発光素子の配光制御を行うようにした車両用灯具が開示されている。
特開2014−192000号公報
ところで、有機ELの形状を放物面とする場合、リフレクタとしての配光設計の自由度が高い利点があるものの、放物面は3次元の形状変化を有する複雑な形状であるため、安価に入手可能であるシート状の有機EL(以下、有機ELシートともいう)を、そのような形状にしようとすると、有機ELシートに無理な折り曲げ等が加わり、有機ELシートが破損するおそれがある。
一方で、有機ELシートに無理な折り曲げ等が加わらないようなシンプルな形状とすると、配光設計の自由度が低下するため、良好な配光パターンが得にくくなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、有機ELのような面光源の形状が複雑になることを抑制しつつ、良好な配光パターンが得られる車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、半導体型の点光源と、反射特性を有し、前記点光源からの光に対するリフレクタとしての機能を合わせ持つ半導体型の面光源と、前記面光源の面形状を前記点光源からの光を鉛直方向に配光制御する前記リフレクタとして機能する面形状にする前記面光源が配置される規制面を有する面形状規制部と、一部の前記面光源上に配置され、前記面光源を前記面形状規制部に対して締結する締結部材と、を備え、前記規制面は、放物線を基本とする自由曲線が水平方向側方に連続する柱面であり、前記締結部材は、前記点光源に対するリフレクタとして機能する放物面を基本とする自由曲面の反射面を有している。
(2)上記(1)の構成において、前記面光源は、前記点光源から鉛直方向に放射される第1放射光をほぼ水平方向前方側に反射する第1反射光とし、前記点光源から後方側に放射される第2放射光を、鉛直方向で見て、前記第1反射光を基準に前記点光源から遠い側に反射する第2反射光とし、前記点光源から前方側に放射される第3放射光を、鉛直方向で見て、前記第1反射光を基準に前記点光源に近い側に反射する第3反射光とする前記配光制御を行う面形状に前記規制面で規制されている。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記締結部材は、少なくとも前記面光源の一方側の側部又は他方側の側部に設けられている。
(4)上記(3)の構成において、前記締結部材は、前記面光源の一方側の側部及び他方側の側部のそれぞれの側部に設けられている。
(5)上記(3)又は(4)の構成において、前記締結部材は、前記面光源の側部に沿って多段に設けられる複数の前記反射面を有している。
(6)上記(1)又は(2)の構成において、前記締結部材は、前記面光源の一方側の側部と他方側の側部の間を横断するように設けられている。
(7)上記(6)の構成において、前記締結部材は、横断方向に沿って多段に設けられる複数の前記反射面を有している。
(8)上記(1)から(7)のいずれか1つの構成において、前記面光源からの光がテールランプ又はクリアランスランプに用いられ、前記点光源からの光がストップランプ、デイタイムランニングランプ、ターンランプ、リアフォグランプ又はヘッドランプに用いられている。
本発明によれば、有機ELのような面光源の形状が複雑になることを抑制しつつ、良好な配光パターンが得られる車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る第1実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本発明に係る第1実施形態の灯具ユニットの主要部を示す斜視図である。 図2のA−A線に沿った鉛直方向断面図である。 本発明に係る第1実施形態の面形状規制部と面光源を示した斜視図である。 本発明に係る第1実施形態の締結部材の反射面を説明するための斜視図である。 本発明に係る第2実施形態の車両用灯具を説明するための斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
本発明に係る実施形態の車両用灯具は、図1に示す車両102の後方に設けられる車両用灯具102Rや前方に設けられる車両用灯具102Fであり(以下では、単に車両用灯具と記載する)、例えば、テールランプとストップランプを備える車両用灯具、テールランプとターンランプを備える車両用灯具、テールランプとリアフォグランプを備える車両用灯具、クリアランスランプとデイタイムランニングランプを備える車両用灯具、クリアランスランプとターンランプを備える車両用灯具、クリアランスランプとロービームやハウビーム用のヘッドランプを備える車両用灯具等である。
なお、以降の説明においては、特に断りがない場合、車両用灯具としての光を照射する方向を「前、前方、前側」とし、光を照射する方向と反対側となる方向を「後、後方、後側」とし、車両における上下方向を鉛直方向とし、その鉛直方向に直交する方向を水平方向とする。
また、水平方向に関しては、車両用灯具としての光を照射する方向の水平方向を水平方向前方(側)とし、それと反対側となる水平方向を水平方向後方(側)とする。
さらに、車両用灯具としての光を照射する方向と直交する水平方向を水平方向側方とし、前後方向及び鉛直方向に直交する方向側を指して側方との記載を用いる。
(第1実施形態)
本実施形態の車両用灯具は、光を照射する方向である前方側に開口したハウジング(図示せず)と開口を覆うようにハウジングに取り付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に灯具ユニット10(図2及び図3参照)等が配置されている。
図2は灯具ユニット10の主要部を示す斜視図であり、図3は図2のA−A線に沿った鉛直方向断面図である。
なお、図3では、後述する締結部材60の図示を省略している。
図3に示すように、灯具ユニット10は、半導体型の点光源20と、半導体型の面光源30と、面光源30が配置される規制面41を有する面形状規制部40と、点光源20が設けられ、ネジ51(図2参照)で面形状規制部40に取り付けられるブラケット50と、図2に示すように、一部の面光源30上に配置される締結部材60と、を備えている。
(点光源)
点光源20は、高い光量が求められるストップランプ、デイタイムランニングランプ、ターンランプやリアフォグランプ等に用いられる光を放射する光源であり、図3に示すように、基板21と、基板21上に設けられた発光チップ22と、を備えている。
本実施形態では、点光源20として、発光チップ22に発光ダイオードチップを用いた半導体型の光源であるLED光源を用いているが、LED光源に限定される必要はなく、点光源20は、発光チップ22にレーザダイオードチップを用いた半導体型の光源であるレーザ光源であってもよい。
なお、本実施形態では、発光チップ22が1つである場合について示しているが、発光チップ22の数は特に限定されるものではなく、複数設けられていてもよい。
(面光源)
面光源30は、比較的光量が低くても問題のないテールランプやクリアランスランプ等に用いられる光を放射する光源であり、本実施形態では、シート状の有機ELである有機ELシートを用いている。
面光源30がテールランプに用いる光を放射する光源に用いられる場合には、発光色が赤色の面光源30を使用してもよいが、白色に発光する面光源30を用いてアウターレンズを赤色にしてもよい。
また、面光源30がクリアランスランプに用いる光を放射する光源に用いられる場合には、発光色が白色の面光源30を用いるのが好ましい。
具体的には、面光源30は、図3中の拡大図に示すように、面形状規制部40の規制面41上に設けられる裏面側保護層31と、裏面側保護層31上に設けられる陰極32と、陰極32上に設けられる電子注入層33と、電子注入層33上に設けられる電子輸送層34と、電子輸送層34上に設けられる発光層35と、発光層35上に設けられるホール輸送層36と、ホール輸送層36上に設けられるホール注入層37と、ホール注入層37上に設けられる陽極38と、陽極38上に設けられる表面側保護層39と、を備えている。
陰極32には、MgとAgの合金が使用されることで反射特性を有するものになっており、発光チップ22(点光源20)からの光に対するリフレクタとしての機能を合わせ持つものになっている。
陽極38には、ITOやATOといった透明電極が用いられ、発光層35で発光した光が透過できるようになっている。
なお、陰極32にITOやATOといった透明電極を用いる場合には、裏面側保護層31の裏面側にアルミニウム等からなる反射膜を設けるようにすればよく、本実施形態のように、陰極32にMgとAgの合金が使用される場合でも、裏面側保護層31の裏面側にアルミニウム等からなる反射膜を設けるようにしてもよい。
また、発光層35は蛍光材料を含有する有機材料を用いたものであってもよいが、電気を光に変換する効率が高く、熱の発生が抑制できることからイリジウムを含有する有機金属錯体からなるリン光発光材料を用いるのが好ましい。
さらに、裏面側保護層31及び表面側保護層39には、透明なガラスや樹脂を用いることができるが、湿気による発光層35の劣化を抑制するために、防湿性に優れた透明な材料を用いるのが好ましい。
(面形状規制部)
面形状規制部40は、図3に示すように、面光源30が配置される載置部としての役目をするとともに、面光源30が点光源20からの光を鉛直方向に配光制御するリフレクタとして機能する面形状となるように面光源30の面形状を規制する役目を果たす部分でもある。
このため、面光源30が配置される規制面41の形状は、面光源30であるフレキシブルな有機ELシートを規制面41の形状に沿って、後述する締結部材60(図2参照)で規制面41上に固定すると、面光源30の面形状がリフレクタとしての配光制御が行える面形状となる形状に形成されている。
具体的には、図3に示すように、規制面41は、断面で見ると、放物線を基本とする自由曲線になっており、図2を見るとわかるように、規制面41は、その自由曲線が水平方向側方に連続する柱面になっている。
このため、規制面41は、2次元的な面形状の変化を有しているだけであり、有機ELシートで構成される面光源30に無理な折り曲げを発生させることなく、面光源30を設けることができ、面光源30の形状が3次元的な複雑な形状になることを抑制できるようにしている。
そして、このような規制面41上に配置され、面形状が規制された面光源30は、規制面41と同様の面形状を有し、点光源20からの光を反射する配光制御を行うリフレクタとしての機能を果たす。
具体的には、図3に示すように、面光源30は、点光源20から鉛直方向(より正確には、鉛直方向下側)に放射される第1放射光(光線L1参照)をほぼ水平方向前方側に反射する第1反射光(光線LR1参照)とし、点光源20から後方側に放射される第2放射光(光線L2参照)を、鉛直方向で見て、第1反射光(光線LR1参照)を基準に点光源20から遠い側に反射する第2反射光(光線LR2参照)とし、点光源20から前方側に放射される第3放射光(光線L3参照)を、鉛直方向で見て、第1反射光(光線LR1参照)を基準に点光源20に近い側に反射する第3反射光(光線LR3参照)とする配光制御を行う面形状に規制面41で規制されることになる。
そして、このような配光制御を行うようにすると、点光源20から後方側に放射される第2放射光(光線L2参照)が、点光源20から離れる第2反射光(光線LR2参照)になっているため、第2反射光(光線LR2参照)がブラケット50等によって遮光されることを回避することができる。
また、後方側から前方側に向かって、反射光を、順次、鉛直方向で見て、第1反射光(光線LR1参照)を基準に点光源20から遠い側に反射する第2反射光(光線LR2参照)、ほぼ水平方向前方側に反射する第1反射光(光線LR1参照)、そして、鉛直方向で見て、第1反射光(光線LR1参照)を基準に点光源20に近い側に反射する第3反射光(光線LR3参照)にすると、そのような反射光を形成するための面形状は、図3に示すように、緩やかな放物線に沿った変化でよいため、一層、面光源30に無理な折り曲げ等が加わることが回避できる。
このため、面光源30に無理な折り曲げ等が加わることで面光源30が破損することが抑制でき、信頼性を向上させることができるとともに、一般に市販されるようになってきているフレキシブルなシート状の有機ELシートを用いることができるため、面光源30のコストを低減することも可能である。
一方、本実施形態では、面形状規制部40を構成する部材を用いている場合を示しているが、面形状規制部40は専用の部材として作製する必要はない。
例えば、灯室を構成するハウジングに面光源30の面形状がリフレクタとしての配光制御が行える面形状となるように、面光源30が配置される規制面41を形成するようにして、そこに面光源30が締結部材60(図2参照)で固定されるようにしてもよい。
(ブラケット)
ブラケット50は、点光源20が取り付けられる部材であり、図3に示すように、ネジ51(図2参照)で面形状規制部40にブラケット50が取り付けられると、点光源20が、リフレクタとして機能する面光源30に対して所定の位置に位置するように設計されている。
具体的には、ネジ51(図2参照)で面形状規制部40にブラケット50が取り付けられると、点光源20が、リフレクタとして機能する面光源30の焦線FL上若しくはその焦線FLの近傍に位置するように、ブラケット50は設計されている。
なお、放物面からなるようなリフレクタの場合は、焦点を有するようになるが、本実施形態のリフレクタとして機能する面光源30が焦点ではなく、焦線FLを有するのは、上述したように、リフレクタとして機能する面光源30が、放物面のような3次元的な変化を有しておらず、面の形状変化が2次元的なものになっているためである。
(締結部材)
図2に示すように、締結部材60は、一部の面光源30上に設けられ、面光源30を規制面41に押し付けるように面形状規制部40に対して固定されることで面光源30を面形状規制部40に対して締結する役目を果たす部材である。
図4は、面形状規制部40と面光源30を示した斜視図である。
図4に示すように、面光源30は、一方側の側部30aの締結部材60で隠れる部分(図2参照)に、その側部30aに沿って、3つの切り欠き部30aaが設けられており、その切り欠き部30aaに対応する面形状規制部40には、締結部材60(図2参照)の後面に設けられ、後面から突出するように設けられたボス(図示せず)が圧入されるボス圧入孔42が形成されている。
また、図4に示すように、面光源30は、一方側の側部30aと同様に、他方側の側部30bの締結部材60で隠れる部分(図2参照)に、その側部30bに沿って、3つの切り欠き部30baが設けられており、その切り欠き部30baに対応する面形状規制部40には、締結部材60(図2参照)の裏面に設けられ、後面から突出するように設けられたボス(図示せず)が圧入されるボス圧入孔43が形成されている。
このため、例えば、面光源30を形状に凹凸が現れない程度の薄い両面テープ等で面形状規制部40の規制面41上に仮固定し、その後、締結部材60のボス(図示せず)を面形状規制部40のボス圧入孔42及びボス圧入孔43に圧入して締結部材60を固定するようにすると、締結部材60の後面によって面光源30が規制面41に押し付けられるようにして、面光源30が、しっかりと規制面41に対して締結される。
なお、両面テープ等による仮固定を行うようにすることで作業性がよくなるが、例えば、面光源30に設けられている切り欠き部30aa及び切り欠き部30abを締結部材60のボス(図示せず)の外径とほぼ等しい直径の孔にして締結部材60に対してズレが発生しないようにしておけば、両面テープ等による仮固定を行うことなく面光源30を規制面41に対して締結させることも可能である。
また、上記では、締結部材60にボス(図示せず)を設け、面形状規制部40にボス圧入孔(ボス圧入孔42及びボス圧入孔43)を設けるようにしているが、締結部材60にボス圧入孔を設け、面形状規制部40にボスを設けるようにしてもよく、面形状規制部40と締結部材60の間の固定の態様はボスとボス圧入孔以外の態様であってもよい。
一方、締結部材60は、図2に示すように、前面側に、点光源20に対するリフレクタとして機能する放物面を基本とする自由曲面の反射面61を有するものに形成されている。
図5は、締結部材60の反射面61を説明するための斜視図である。
なお、図5では、ブラケット50及び点光源20の基板21の図示を省略し、発光チップ22の発光面を模式的に示すようにしている。
図5に示すように、面光源30の一方側の側部30a及び他方側の側部30bの、それぞれの側部(側部30a及び側部30b)に設けられている締結部材60は、面光源30の側部(側部30a及び側部30b)に沿って多段に設けられる複数の反射面61を有している。
なお、本実施形態では、各締結部材60は3つの反射面61を有するものになっているが、反射面61の数は特に限定されるものではなく、1つでも、2つでもよく、また、4つ以上であってもよい。
このように、多段に反射面61を設けるようにすると、異なる放物面形状とした適切な形状の反射面61を設計しやすくなるため、反射面61による配光制御の自由度を高めることができる。
そして、上述したように、リフレクタとして機能する面光源30は、点光源20からの光に対して鉛直方向の配光制御しか行わないものになっているものの、締結部材60に形成された反射面61は、放物面を基本としているため、図5に示すように、発光チップ22(点光源20)から反射面61に向かって放射される光(光線L5参照)を、水平方向及び鉛直方向に制御した所望の反射光(光線LR5参照)を形成するように、配光制御する設計が可能である。
このため、締結部材60の反射面61で反射される光によって、例えば、ストップランプ、デイタイムランニングランプ、ターンランプ、リアフォグランプ又はヘッドランプのスクリーン上での配光パターンの中央側に設けられる光度の高い高光度帯を形成することが可能である。
また、締結部材60の反射面61を視認角方向に光を反射するように設計することも可能であるため、リフレクタとして機能する面光源30で反射される光で視認角方向に光を照射することが困難である場合にも、締結部材60の反射面61を視認角方向に光を反射するように設計することで、良好な視認角方向への光の照射が行える。
したがって、リフレクタとして機能する面光源30が複雑な形状とならないように、2次元的な面形状の変化にしつつ、そのリフレクタとして機能する面光源30では形成することが困難な配光に関しては、締結部材60の反射面61で反射される反射光(光線LR5参照)で形成できるため、良好な配光パターンが得られる車両用灯具を実現することができる。
しかも、このようなリフレクタとしての面光源30が形成することが困難な配光を形成するために新たな部材を設けることなく、面光源30を面形状規制部40に対して締結する締結部材60を利用しているため、部品点数の削減が可能であり、車両用灯具のコストを抑制することが可能である。
また、図5に示すように、締結部材60を面光源30の側方よりも外側まで設けるようにすることで、点光源20から面光源30の外側に放射されている光を利用することが可能であるため、点光源20の光の利用効率を高めることも可能である。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態の車両用灯具を説明するための斜視図である。
なお、図6では、ブラケット50及び点光源20の図示を省略している。
第2実施形態において、第1実施形態と異なる点は、締結部材60の構成だけであり、その他の構成は第1実施形態と同様である。
したがって、以下では、主に異なる点について説明し、第1実施形態と同様の点については、説明を省略する場合がある。
図6に示すように、第2実施形態では、離間して設けられた2つの締結部材60が、それぞれ、面光源30の一方側の側部30aと他方側の側部30bの間を横断するように設けられており、それぞれの締結部材60は、横断方向に沿って多段に設けられる複数の反射面61を有している。
なお、本実施形態では、各締結部材60は3つの反射面61を有するものになっているが、反射面61の数は特に限定されるものではなく、1つでも、2つでもよく、また、4つ以上であってもよい。
このように、締結部材60を構成するようにしても、第1実施形態と同様に、面光源30を面形状規制部40に対して締結する締結部材60を利用して、リフレクタとして機能する面光源30では形成することが難しい配光を締結部材60の反射面61で形成することができる。
なお、第2実施形態では、面光源30を横断するように締結部材60を設けているため、面光源30が放射する光によって形成されるストップランプ等をストライプ状にすることができ、斬新な意匠性を得ることも可能である。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、2つの締結部材60を用いる場合について、示してきたが、締結部材60は、面形状規制部40に対して面光源30を締結するのに必要な数だけ設けられればよく、用いる締結部材60の数は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、点光源20が鉛直方向上側に位置し、リフレクタとして機能する面光源30が鉛直方向下側に位置する場合について示したが、図3の上下の関係を逆転させて、点光源20が鉛直方向下側に位置し、リフレクタとして機能する面光源30が鉛直方向上側に位置するようにしてもよい。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、技術的思想を逸脱することのない変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 灯具ユニット
20 点光源
21 基板
22 発光チップ
30 面光源
30a 一方側の側部
30aa 切り欠き部
30b 他方側の側部
30ba 切り欠き部
31 裏面側保護層
32 陰極
33 電子注入層
34 電子輸送層
35 発光層
36 ホール輸送層
37 ホール注入層
38 陽極
39 表面側保護層
40 面形状規制部
41 規制面
42 ボス圧入孔
43 ボス圧入孔
50 ブラケット
51 ネジ
60 締結部材
61 反射面
102F 前方の車両用灯具
102R 後方の車両用灯具
102 車両

Claims (8)

  1. 半導体型の点光源と、
    反射特性を有し、前記点光源からの光に対するリフレクタとしての機能を合わせ持つ半導体型の面光源と、
    前記面光源の面形状を前記点光源からの光を鉛直方向に配光制御する前記リフレクタとして機能する面形状にする前記面光源が配置される規制面を有する面形状規制部と、
    一部の前記面光源上に配置され、前記面光源を前記面形状規制部に対して締結する締結部材と、を備え、
    前記規制面は、放物線を基本とする自由曲線が水平方向側方に連続する柱面であり、
    前記締結部材は、前記点光源に対するリフレクタとして機能する放物面を基本とする自由曲面の反射面を有していることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記面光源は、前記点光源から鉛直方向に放射される第1放射光をほぼ水平方向前方側に反射する第1反射光とし、前記点光源から後方側に放射される第2放射光を、鉛直方向で見て、前記第1反射光を基準に前記点光源から遠い側に反射する第2反射光とし、前記点光源から前方側に放射される第3放射光を、鉛直方向で見て、前記第1反射光を基準に前記点光源に近い側に反射する第3反射光とする前記配光制御を行う面形状に前記規制面で規制されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記締結部材は、少なくとも前記面光源の一方側の側部又は他方側の側部に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記締結部材は、前記面光源の一方側の側部及び他方側の側部のそれぞれの側部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記締結部材は、前記面光源の側部に沿って多段に設けられる複数の前記反射面を有していることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の車両用灯具。
  6. 前記締結部材は、前記面光源の一方側の側部と他方側の側部の間を横断するように設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  7. 前記締結部材は、横断方向に沿って多段に設けられる複数の前記反射面を有していることを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具。
  8. 前記面光源からの光がテールランプ又はクリアランスランプに用いられ、
    前記点光源からの光がストップランプ、デイタイムランニングランプ、ターンランプ、リアフォグランプ又はヘッドランプに用いられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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