JP7286459B2 - 車両用ランプ - Google Patents

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Description

本発明は自動車等の車両に用いるランプに関し、特に有機発光素子を光源とした車両用ランプに関する。
自動車のランプとして、有機ELを光源に用いたランプが提案されている。特許文献1には、有機ELにおける光出力の低下を抑制するために、可撓性のある樹脂からなる基板上に設けられた有機発光層を第一封止フィルムで封止した有機ELユニットを形成し、この有機ELユニットを本体部(ランプボディ)に支持させたランプが提案されている。
特許文献1では、有機ELユニットを本体部に支持させるに際し、有機ELユニットを本体部に搭載するとの記載があるが、その具体的な支持構造については明確にされていない。特許文献1には、有機ELユニットの基板を封止している第二封止フィルムがランプボディに接触して搭載されているとの記載があることからみれば、接着剤により接着される支持構造であると推測される。
特開2019-40855号公報
特許文献1のように、可撓性のある基板を備える有機ELユニットでは、基板を曲面状に湾曲させた状態でランプボディに支持することが考えられる。この場合、湾曲された基板の弾性復帰力によって接着部にダメージを受け易くなる。特に、特許文献1は基板を封止した第二封止フィルムが本体部に接触した状態で搭載されているので、弾性復帰力により第二封止フィルムがダメージを受けて本体部から剥がれ易くなる。剥がれが生じると、有機ELユニットの湾曲形状が崩されてランプの見栄え低下となり、同時に封止フィルムによる封止機能が低下されることもあり、結果としてランプ品質が低下する。このことは、第一封止フィルムを基板と本体部の間に介在させた形態で有機ELユニットを支持するようにした場合も同様である。
また、特許文献1の有機ELユニットは、第一封止フィルムで基板の一方の面上の有機発光層を封止し、第二封止フィルムで基板の他方の面側を封止している。このように有機ELユニットの両面を封止フィルムで封止すると厚み寸法が増大する。特に、第二封止フィルムはその一部が基板と本体部との間にも介在されており、基板と本体部との間の寸法が大きくなる。そのため、有機ELの特徴の一つである発光素子の薄さをランプのデザインに活かすことが難しくなり、ランプの見栄えを向上することが難しくなる。
本発明の目的は発光ユニットの構造的な信頼性を改善し、かつ見栄えを改善した高品質の車両用ランプを提供する。
本発明は、有機発光部と、当該有機発光部が一方の面に搭載され、反対側の他方の面から有機発光部で発光した光を出射する基板を備える発光ユニットと、この発光ユニットをランプハウジングに内装支持する板状の支持部材を備えるランプであり、支持部材は基板の一方の面側に接着されており、基板の縁部には有機発光部が配設されていない延出部が設けられ、支持部材は延出部に対応する部位が他の部位よりも薄く形成されていることを特徴とする。ここで、「直接」とは、基板と支持部材の間に接着部材叉はこれと同等な部材以外の部材が介在されていないことを言う。
本発明における有機発光部は、基板の一方の面に形成された有機発光素子と、この有機発光素子を封止する封止層を備える。有機発光素子は、例えば、有機発光ダイオードで構成される。さらに、基板と支持部材は、少なくとも延出部を含む領域が厚み方向に曲げ形成される。
本発明によれば、有機発光部が存在しない基板の延出部において基板と支持部材が直接に接着されているので、延出部が曲げ形成されていても接着状態が維持されて発光ユニットの支持の信頼性が改善される。また、延出部の領域が薄く形成でき、ランプの見栄えが改善できる。
本発明を適用したリアコンビネーションを備える自動車の一部の斜視図。 ボディ側ユニットの概略分解斜視図。 図1のIII-III線に沿う断面図。 図1のIV-IV線に沿った箇所における有機ELユニットの断面図。 延出部の配設形態を示す有機ELユニットの概略背面図。 有機ELユニットの光出射の形態を示す模式図。 延出部の異なる配設形態を示す有機ELユニットの概略背面図。 支持フレームの異なる形態を示す断面図。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を右リアコンビネーションランプに適用した自動車の後部の斜視図である。この右リアコンビネーションランプRCLは、自動車CARの車体後部に装備されるボディ側ユニットBUと、トランクリッドに装備されるリッド側ユニットLUで構成されている。ここでは、ボディ側ユニットBU内には上側にテール&ストップランプT&SLが配設され、下側にターンシグナルランプTSLが配設されている。また、リッド側ユニットLU内には上側にテールランプTLが配設され、下側にバックアップランプBULが配設されている。
本実施形態では、図2に概略分解斜視図を示すように、ボディ側ユニットBUのテール&ストップランプT&SLに本発明を適用している。ボディ側ユニットBUは、容器状をしたランプボディ101と、このランプボディ101に自動車後方から右側方に向けて開口された開口部に取り付けられた透光カバー102とでランプハウジング100が構成されている。前記透光カバー102は、図1に示したように自動車CARの車体ボディの側面、ここでは右側面から後側面にわたる領域の曲面形状に倣うような曲面形状、すなわち水平方向及び鉛直方向にそれぞれ所定の曲率を有する曲面形状に形成されている。
前記テール&ストップランプT&SLは、詳細については後述するように、有機EL部12において発光した光を、基板11の正面から出射させる有機ELユニット1を備えており、この有機ELユニット1が支持フレーム2により前記ランプボディ101に支持されている。
前記支持フレーム2は所要の剛性を有する樹脂や金属で前記有機ELユニット1の基板11と略同じ形状をした厚みが1mm程度の板状に形成されている。また、支持フレーム2は前記透光カバー102の曲面に倣って、水平方向と鉛直方向にそれぞれ所定の曲率の曲面形状に形成されている。支持フレーム2の周縁部の複数個所には固定タブ21が設けられており、支持フレーム2はこれらの固定タブ21を利用して前記ランプボディ101に固定支持される。例えば、ランプボディ101の内面に設けられたボス(符号省略)に固定支持される。
図3は図1のIII-III線に沿う部位の概略断面図、図4は図1のIV-IV線に沿った箇所での有機ELユニット1の概略断面図である。これらの図に示すように、前記有機ELユニット1は、バリア基板とも称される透光性の基板11と、この基板11の一方の面(背面)に搭載された有機EL部12を備えている。この有機EL部12は発光を行う有機EL素子13と、この有機EL素子13を封止する封止層14を備えている。有機EL素子13はここでは面状の有機LED(有機発光ダイオード:OLED)で構成されており、給電されたときに発光し、発光した光は基板11の他方の面(正面)から出射される。
前記基板11は所要の厚み、例えば0.15~0.5mm程度の厚みを有し、水平方向に所要の長さを有する板状の透光性樹脂で形成されており、板厚方向に変形が可能な可撓性のある部材で形成されている。この基板11は後述するように支持フレーム2に支持される前の状態では平坦な板状であってもよいが、この実施形態では前記透光カバー102の曲面に倣うように水平方向と鉛直方向にそれぞれ所定の曲率で湾曲された状態に形成されている。
前記有機EL素子13は、図3に一部の拡大断面図を示すように、透明電極層(陽極)131、ホール輸送層132、発光層133、電子輸送層134、反射電極層(陰極)135が積層された有機LEDであり、透明電極層131と反射電極層135に給電を行うことにより発光層133において発光が行われる。この有機EL素子13は、前記透明電極層131側が前記基板11の背面に密接された状態に形成される。
前記封止層14は前記有機EL素子13の防水性を確保するために有機EL素子13を覆うように形成されている。この封止層14は防水性のある封止フィルムで構成されて前記基板11の背面に接着されているが、防水性樹脂を塗布した構成であってもよい。これら有機EL素子13と封止層14を合せた厚みは、ほぼ0.1mm程度である。
前記有機EL素子13は前記基板11に搭載された状態では、前記透明電極131と前記反射電極135とが基板11の背面に形成されている配線パターン(図示せず)に電気接続される。この配線パターンの一部には図2に示したFPC(フレキシブル配線基板)15の一端部が接続されている。このFPC15の他端部はエッジコネクタとして構成され、ランプハウジング100の外部にまで延長された上で、図示されていないランプ点灯回路につながるコネクタに電気接続され、有機EL素子13に対する給電が行われる。
以上のように、実施形態の有機ELユニット1は、基板11と、この基板11の背面に搭載された有機EL部12で構成されている。そして、FPC15を通して有機EL素子13に対する給電を行うことにより有機EL素子13は発光される。発光層133で発光された光は反射電極135で反射された上で透明電極131を透過され、あるいは発光層133から直接に透明電極131を透過され、さらに基板11を透過されて正面から出射される。
前記有機ELユニット1は、図5にその概略背面図を示すように、前記基板11の背面の周縁一部の領域、特に基板11の曲率が大きい上側の縁部11aと、車幅方向外側の縁部11bには、有機EL部12が搭載されていない領域、ここでは有機EL部12の配設領域よりも外側に向けて延長状態に突出された領域に延出部16が設けられている。この延出部16が形成された領域は有機ELユニット1がランプハウジング100に内装されたときに透光カバー102を透して外部から視認され易い領域であるとも言える。すなわち、図5において点描した領域に有機EL部12が配設されており、白抜きの領域は有機EL部12が存在しない延出部16とされ、この延出部16の領域において基板11の背面が露呈されている。
その上で、前記基板11の背面側に前記支持フレーム2が両面接着シート3により接着される。基板11は支持フレーム2の曲面に倣うように幾分湾曲される。この接着により、有機ELユニット1は支持フレーム2に一体化される。接着された基板11と支持フレーム2は、有機EL部12が存在する領域では、この有機EL部12を挟んだ状態で接着されるが、有機EL部12が存在していない延出部16では、接着部材としての両面接着シート3のみが存在し、基板11と支持フレーム2は直接に接触した状態で接着されることになる。このように、本発明においては、「直接」とは、基板11と支持フレーム2の間に両面接着シート3以外の部材が介在されていないことを言う。
図3に示したように、支持フレーム2は固定タブ21において前記ランプボディ101にネジ103により固定される。これにより、支持フレーム2に接着されて一体化された有機ELユニット1はランプハウジング100に内装支持される。有機ELユニット1の基板11は透光カバー102の曲面形状に沿って湾曲されているので、基板11の正面、すなわち有機ELユニット1の発光面は透光カバー102の曲面形状に沿った曲面に構成される。
以上の構成のテール&ストップランプT&SLでは、非点灯時に外部から透光カバー102を通してテール&ストップランプT&SLを観察すると、基板11の上側縁部11aから車幅方向外側縁部11bにわたる縁部が視認される。これらの縁部11a,11bは延出部16が形成されていて基板11が支持フレーム2に直接接着されている部位である。この部位には有機EL部12が介在されていないため、介在されている部位よりも有機EL部12の厚さ寸法だけ薄くなっている。したがって、テール&ストップランプT&SLを観察したときに、当該ランプT&SLの縁部の薄さが強調された外観となり、デザイン上での見栄えが向上される。
また、基板11と支持フレーム2は延出部16において直接接着されているので、有機EL部12を介して接着されている部位に比較して接着力が高められる。したがって、この部位において基板11に弾性復帰力が生じることがあっても、両者の接着状態が維持され、支持フレーム2から基板11が剥がれることが防止される。特に、基板11が曲げ形成されている場合には、弾性復帰力は、基板11の縁部において大きくなるので、基板11の縁部における剥がれ防止効果が高められる。この剥がれ防止によりランプの上側縁部11aから車幅方向外側縁部11bにおける外観上の見栄え低下が防止できる。また、この弾性復帰力が有機EL部12に影響を与えることも防止できる。
因みに、図4に示すように、基板11の下側縁部11cにおいては、支持フレーム2との間に有機EL部12が介在されている。封止層14は機械的強度の小さい材質であるので、両面接着シート3による基板11と支持フレーム2の接着力は延出部16での接着力ほど大きくはない。そのため、基板11に生じる弾性復帰力によって封止層14においてダメージを受け易くなるが、この実施形態では、基板11の下側縁部11cはほぼ平坦であって曲げの程度(曲率)が緩やかであるので弾性復帰力は小さく、ダメージを受けることは殆どない。また、仮に封止層14がダメージを受けて基板11が支持フレーム2から剥がれ易くなっても、この下側縁部11cは外部から視認され難いので外観上の見栄えが低下することはない。
テール&ストップランプT&SLがテールランプとして点灯される点灯時には、図6に模式的に光路を示すように、有機EL素子13は所定の光度で発光され、発光された光は基板11を透過してその正面から出射される。有機EL素子13で発光された光の大部分は基板11を透過して基板11の正面から出射されるので、基板11は有機EL部12が配設されている領域において面発光された点灯状態となる。テール&ストップランプT&SLがブレーキランプとして点灯される点灯時には、有機EL素子13はより高い光度で発光され、発光された光は基板11を透過して出射される。
また、図6に示すように、テール&ストップランプT&SLの点灯時に有機EL素子13で発光された光の一部は、基板11を透過する際に基板11の正面と背面での内部反射によって基板11の内部を面方向に導光され、基板11の縁部、同図では上側縁部11aの端面からも出射され、当該端面も発光面となる。また、同図には表れないが、有機EL素子13で発光された光の他の一部は基板11の側方縁部11bの端面から出射されることもある。
これら端面からの光の出射において、仮に基板11の縁部に延出部16が形成されておらず有機EL部12が介在されていると、有機EL素子13からの光は有機EL部12の側面端部から不規則な方向に向けて光が出射されることがあり、基板11の外周部の輪郭があいまいな外観となるおそれがある。実施形態では、基板11の縁部に延出部16が形成されており、この延出部16が存在する縁部においては、基板11と支持フレーム2が直接接着されて有機EL部12が露呈されていないので、有機EL部12の側面端部からの光の出射は防止される。これにより、ランプを外部から視認したときに、延出部16が存在する領域においては、基板11の端面が細い線状に発光する発光面として視認でき、点灯時においてもランプの薄さが強調された見栄えとなる。
以上説明したように、実施形態のテール&ストップランプT&SLは、有機ELユニット1の基板11に有機EL部12が存在しない延出部16を設け、この延出部16において基板11を支持フレーム2に両面粘着シート13により直接接着しているので、この部位における接着強度を高め、有機ELユニット1における支持構造の信頼性を高めることができる。
また、延出部16を設けた部位には有機EL部12が存在しておらず、基板11と支持フレーム2で有機EL部12の端部を覆っているので、非点灯時におけるランプの見栄えを改善する。同時に、点灯時における有機EL部12からの側方への光の出射を防止し、ランプを点灯したときの発光状態を改善し、見栄えを向上することができる。
前記実施形態では、有機ELユニット1の基板11を予め支持フレーム2の曲面に対応してある程度曲げ形成した例を示したが、基板11の可撓性が十分にあり、また基板11の曲げ程度が緩やかな場合には、基板11を平坦に形成してもよい。そして、基板11を支持フレーム2に接着する際に基板11を曲げながら支持フレーム2に接着してもよい。このような場合には、曲げ形成した基板11における弾性復帰力は予め曲げ形成している場合よりも大きくなり、基板11と支持フレーム2がより剥がれ易くなるので、延出部16を設けて接着力を高めたことによる有機ELユニット1の支持強度の増大効果が顕著なものになる。
基板11に形成する延出部16の領域、すなわち支持フレーム2に直接接着する領域は適宜に変更することができる。図7は延出部16の変形例を示す図である。図7(a)は基板11の幅方向の上下の各縁部と、長さ方向の縁部に延出部16を配設している。このようにすることで、前記したように基板11を支持フレーム2に接着したときに、有機ELユニット1の幅方向の上下の縁部と長さ方向の縁部の板厚寸法を低減し、これらの領域におけるランプの見栄えを改善する。
図7(b)は、基板11の長さ方向の縁部にのみ延出部16を配設している。この形態は、有機ELユニット1の上下の縁部の見栄えよりも、長さ方向の縁部の見栄えを改善することが要求されるランプに適用することができる。また、有機ELユニット1の有機EL部12の面積、特に有機EL素子の面積を増大してランプの明るさが向上できる。
図7(c)は図7(b)とほぼ同じであるが、延出部16は基板11の長さ方向の縁部の一部において、基板11の上下寸法よりも小さい領域にのみ配設している。この場合には、有機ELユニット1の有機EL部12の面積をさらに増大してランプの明るさを一層高めることができる。
本発明における支持フレームの縁部、特に基板11の延出部16を配設する部位は、その板厚を薄く加工してもよい。例えば、図8(a)のように、基板11の延出部16に対応する部位22Aを、有機EL部12外れた位置から縁部に向けて徐々に板厚を小さくするテーパ状に形成してもよい。また、図8(b)のように、基板11の延出部16に対応する部位22Bを、有機EL部12を外れた位置から縁部までの部位の板厚を小さくしたステップ状に形成してもよい。
このようにすることで、支持フレーム2のこれらの部位22A,22Bを含む領域の曲げ加工が容易になる。また、有機ELユニットをランプ内に固定支持したときにランプの周縁部の厚み寸法が小さくなり、非点灯時にランプを上方から観察したときのランプの周縁部の薄さをさらに強調することができる。さらに、支持フレーム2の縁部の端面の面積(線幅)が小さくなるため、ランプの点灯時に基板11の周縁部から出射した光が支持フレーム2の端面で反射しても、その反射面が縮小でき、ランプの縁部の薄さが強調できる。
本発明において、図示は省略するが接着力が異なる両面接着シートを用意し、支持フレームが有機EL部と接着する部位では接着力の小さい両面接着シートを用いて接着し、基板と支持フレームを直接接着する延出部では、接着力がより大きい両面接着シートを用いて接着するようにしてもよい。リユース等において有機ELユニットを支持フレームから取り外す際に、有機EL部に対するダメージが防止できる。
本発明において、基板と支持フレームの接着には接着剤を用いてもよい。この場合、接着する延出部の全面を接着剤で接着してもよく、あるいは基板と支持フレームが直接接着される延出部を接着剤で接着し、その他の領域を両面接着シートで接着してもよい。接着剤を用いる場合でも、基板と支持フレームの間に有機EL部を介在させなければ、両者を直接に接着することになる。
実施形態では自動車のリアコンビネーションランプのうち、テール&ストップランプに本発明を適用しているが、ターンシグナルランプやバックアップランプについても有機ELユニットとして構成されている場合には、これらのランプに適用してもよい。本発明は光源として基板に有機発光素子、特に有機ELを搭載した有機ELユニット等の発光ユニットを備え、この発光ユニットを支持部材によりランプに支持する構成のランプに適用できる。
1 有機ELユニット
2 支持フレーム(支持部材)
3 両面接着シート
11 基板
12 有機EL部(有機発光部)
13 有機EL素子(有機発光素子:有機発光ダイオード)
14 封止層
15 FPC(フレキシブル配線基板)
16 延出部
21 固定タブ
22A,22B 部位
100 ランプハウジング
101 ランプボディ
102 透光カバー
RCL リアコンビネーションランプ
T&SL テール&ストップランプ(ランプ)

Claims (6)

  1. 有機発光部と、前記有機発光部が一方の面に搭載され、反対側の他方の面から前記有機発光部で発光した光を出射する基板を備える発光ユニットと、この発光ユニットをランプハウジングに内装支持する板状の支持部材を備えるランプであって、前記支持部材は前記基板の一方の面側に接着されており、前記基板の縁部には前記有機発光部が配設されていない延出部が設けられ、前記支持部材は前記延出部に対応する部位が他の部位よりも薄く形成されていることを特徴とする車両用ランプ。
  2. 前記有機発光部は、前記基板の一方の面に形成された有機発光素子と、この有機発光素子を封止する封止層を備えている請求項1に記載の車両用ランプ。
  3. 前記有機発光素子は有機発光ダイオードで構成される請求項2に記載の車両用ランプ。
  4. 前記基板と前記支持部材は、少なくとも前記延出部を含む領域が厚み方向に曲げ形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用ランプ。
  5. 前記基板と前記支持部材は両面接着シートで接着されている請求項1ないしのいずれかに記載の車両用ランプ。
  6. 前記延出部は、他の部位よりも接着力が高められている請求項1ないしのいずれかに記載の車両用ランプ。
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