JP2012119152A - 照明装置 - Google Patents

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Nobuo Kawamura
信雄 川村
Masahiro Yokota
昌広 横田
Takeshi Okawa
猛 大川
Osamu Ono
修 小野
Takeshi Takahashi
高橋  健
Shusuke Morita
修介 森田
Koji Nishimura
孝司 西村
Shuzo Matsuda
秀三 松田
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Abstract

【課題】側面あるいは背面方向まで光を照射させることができるとともに製造が容易な照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、基材2と、可視光線を放出する光源6と、前記光源の少なくとも前面を覆い、前記光源から放出された光を外部に放出する透光領域を有する透光カバー4と、を備えている。光源は、基材の前面平坦部2aに配置され、光源から放出される光の光度は、前面平坦部の法線方向で強く、背面側で零となる指向性を有し、透光カバーの透光領域は、前記光源の側面あるいは背面側に位置し、外向きの法線方向が側面方向よりも背面側に向いた背面側透光領域8bを有し、かつ、前記透光領域の前面側透光領域8aにおける透過率が、背面側透光領域における透過率よりも低く形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、白色LEDのように平面実装された狭い配光分布を持つ光源を用いた照明装置に関する。
照明装置としては、フィラメントの熱による発光を利用した白熱電球や、紫外線励起の蛍光体発光による蛍光灯が広く用いられてきたが、短い寿命、赤外線放出(紫外線放出)、水銀使用問題、発光効率などの問題を抱えていた。
近年、これらの問題を解消する技術として、LED光源やEL光源が開発され、特にLED光源は一般の照明装置への利用が加速度的に広がっている。
しかしながら、一般的な表面実装タイプのLED光源は、実装基板の法線方向に強く光を放出し、実装基板の法線方向とのなす角度をθとするとき、cosθに比例して光度が減衰する指向性を有している。これは、一般的なLED光源の構造が、1次光線を放出するLEDチップを、1次光線から2次光線に変換する蛍光体を含んだ保護層で面状に覆った構成としているためである。このため、電球や蛍光灯にLED光源を用いた照明装置は、実装基板の法線方向の光が強く、実装基板の側方から背面方向にかけては光がほとんど出ない光度分布となる。従って、正面から背面までほぼ均一な光度分布をもつ従来の白熱電球あるいは蛍光灯と、LED光源を用いた照明装置とを置き換えた場合、天井や壁の明るさが著しく変わってしまい、違った照度空間となってしまう。
LED光源を用いた照明装置で背面方向まで光を放出する技術としては、LEDを実装する平面を多面体にして側面や背面方向を向いて配置する技術がある。また、別の技術として、LED光源の光により励起する蛍光体を透光カバーの内面に塗布し、透光カバー自体が光るようにした照明装置がある。
特許第4076329号公報 特許第4290887号公報 特開2010−27282号公報 特開2005−05546号公報
LED光源を側面あるいは背面に向けて実装した場合、照明装置の製造組立が煩雑になるとともに、機械強度や放熱性の設計困難さが増大してしまう問題がある。また、透光カバーに蛍光体を塗布した場合も、同様に照明装置の製造組立が煩雑になる問題がある。
また、特に、LEDを用いた電球型の照明装置では、LED光源を駆動し、発生した熱を伝達放熱するために基材部分を大きくする必要があり、この基材の大きさが背面方向への光照射を妨げている。
この発明は以上の点を鑑みてなされたもので、その課題は、側面あるいは背面方向まで光を照射させることができるとともに製造が容易な照明装置を提供することにある。
実施形態によれば、照明装置は、基材と、可視光線を放出する光源と、光源の少なくとも前面を覆い光源から放出された光を外部に放出する透光領域を有する透光カバーとを備え、光源は基材の前面平坦部に配置されており、光源から放出される光の光度は、前面平坦部の法線方向で強く、背面側で零となる指向性を有しており、透光領域は、さらに光源の側面あるいは背面側に位置し、外向きの法線方向が側面方向よりも背面側に向いた背面透側光領域を有しており、かつ、透光領域の前方領域における透過率が、背面側透光領域における透過率よりも低く構成する。
図1は、第1の実施形態に係る電球型の照明装置を示す断面図。 図2は、第1の実施形態に係る蛍光灯型の照明装置を示す断面図。 図3は、LED光源を拡大して示す断面図。 図4は、変形例に係る照明装置のグローブおよび光学制御部材を示す図。 図5は、他の変形例に係る照明装置のグローブおよび光学制御部材を示す断面図。 図6は、更に他の変形例に係る照明装置のグローブおよび光学制御部材を示す断面図。 図7は、第2の実施形態に係る電球型の照明装置を示す断面図。 図8は、第2の実施形態に係る蛍光灯型の照明装置を示す断面図。 図9は、変形例に係る電球型の照明装置を示す断面図。 図10は、第3の実施形態に係る電球型の照明装置を示す断面図および底面図。 図11は、変形例に係る電球型の照明装置を示す断面図および底面図。 図12は、第4の実施形態に係る電球型の照明装置を示す断面図。 図13は、第5実施形態に係る電球型の照明装置を示す断面図。
以下、図面を参照しながら、種々の実施形態に係る照明装置について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電球型の照明装置としてLED電球1を示し、図2は、第1の実施形態に係る蛍光灯型の照明装置としてLED蛍光灯11の断面を示している。LED電球1は、中心軸に対して回転対象の形状を有し、LED蛍光灯11は、図示の断面を直線状に引き伸ばした棒状の立体形状、あるいは、曲線状に引き伸ばした環状を有している。
LED電球1およびLED蛍光灯11は、前面平坦部2aを有する基材2と、基板5に実装されたLEDから成る光源6と、透光カバーとして機能するグローブ4と、を備えている。LED電球1では、基材2は、例えば、円柱形状に形成され、その上端が前面平坦部2aを形成している。基材2は、円錐形状あるいは断面半円形状に形成してもよい。LED蛍光灯11では、基材2は、断面がほぼ矩形状の角柱形状に形成され、その上端が前面平坦部2aを形成している。
光源6が実装された基板5は、基材2の前面平坦部2a上に支持され、また、グローブ4は、基材2の胴部外周に支持されている。
図3に示すように、光源6は、基板5に実装されて青色光を放出する多数のLEDチップ6aと、LEDチップ6aを保護する封止樹脂6cと、封止樹脂6cに分散されて青色光により緑色光および赤色光を変換放出する蛍光体6bとを有している。光源6は、その前面方向に可視光を放出する。図1および図2に示すように、光源6から放出される光は、前面平坦部2aの法線方向(前面方向)Aに強く光を放出し、法線方向となす角度をθとするときcosθに比例して光度が減衰し、法線方向と逆方向(背面方向)側へは基板5が遮蔽壁となるため光が放出されない配光特性を有している。なお、ここでは複数のLEDチップ6aを搭載した光源6を示したが、LEDチップは1つでもよい。
LED電球1では、基材2の背面側端に、電源供給側の端子である口金3が取付けられている。基材2の内部に、光源6を駆動する駆動回路7が設けられている。口金3から駆動回路7に電力が供給され、この駆動回路7により光源6を点灯する。基材2は光源6で発生する熱を逃がす役割も有し、例えば、熱容量の大きい金属材料で構成されている。
LED蛍光灯11では、駆動回路が照明装置とは別に設けられている。そのため、基材2はアルミニウム製の基板5と兼用の一体部材として構成してもよい。LED蛍光灯11は、図2に示す断面を1.2m程度に引き伸ばした形状を有している。光源6は表面実装タイプのLEDを、基材2の前面平坦部2a上に直線上に複数並べて構成されている。
グローブ4は、例えば、断面が半円形状で下部に開口端4aを有する形状に形成されている。LED電球1のグローブ4は、ほぼ球形状に形成され、また、LED蛍光灯11のグローブ4は、断面がほぼ円形の細長い筒状に形成されている。基材2は、グローブ4の開口端4aを通してグローブ4内に延出し、グローブ4は、その開口端4aが基材2の胴部外周に固定および支持されている。
基材2の前面平坦部2aおよびこの上に設けられた光源6は、グローブ4内のほぼ中心に位置している。すなわち、光源6は、円弧状の断面形状を有するグローブ4の前面側透光領域8aに対し、円弧形状のほぼ中心に位置している。基材2の最大径あるいは最大幅は、グローブ4の最大径部4bあるいは最大幅部4bよりも小さく形成されている。これにより、グローブ4は、光源6の前面側、側面側および背面側を覆っている。
グローブ4は、例えば、厚さ1.5mmに形成されている。グローブ4は、光源6の少なくとも前面を覆い光源6から放出された光を外部に放出する透光領域を有している。なお、実施形態において、前面平坦部2aに垂直な上方向(法線方向)を前面方向A、前面平坦部2aと平行な方向を側面方向、前面平坦部2aに垂直な下方向を背面方向としている。本実施形態において、グローブ4は、その全域が光を透過可能な透光領域を形成している。グローブ4は、透過率が90%となる樹脂材料で形成されており、その透過率はグローブ4の全域でほぼ均一である。これにより、グローブ4は、前面方向および側面方向を向いた前面側透光領域8aと外向き法線方向が側面方向より背面方向を向いた背面側透光領域8bとを有している。背面側透光領域8bは、前面側透光領域8aの形状を延長して光源6より背面側に延長された断面形状を有している。
第1の実施形態によれば、LED電球1およびLED蛍光灯11は、透過反射層を有するシート状の光学制御部材20を備え、この光学制御部材は、グローブ4内で光源6とグローブ4の前面領域との間に設けられている。光学制御部材20は、例えば、前面側に凸となるカップ状に形成され、その周縁部がグローブ4の壁部に支持されている。また、光学制御部材20は、グローブ4の前面側透光領域8aよりも扁平に形成されている。光学制御部材20は、その支持部を除いて、グローブ4の内面から1mm以上の間隔を置いて配置されている。
光学制御部材20は、光源6の前面に対向する領域を透過率30%の透過反射層で形成し、光源6と光学制御部材20で挟まれる空間Oから前面方向Aに抜ける行路における透過率を、空間Oから側面および背面方向Bに抜ける行路における透過率よりも低くなるように制御している。また、光学制御部材20の周縁部分は、周縁に向かうにつれて透過率が100%となるよう徐々に透過率を高くしている。
光学制御部材20は、例えば、厚さ0.3mmのポリカーボネート材からなる曲面成型された透明あるいは半透明のベースシート22と、ベースシート22の表面に積層された透過反射層24とを有している。透過反射層24は、ベースシート22のグローブ4側の表面上に形成しているが、特に決めているものではなく、光源6側の表面上に形成しても良く、また、その両側に形成しても良い。ベースシート22は真空成型、圧縮成型、など既存の成型法によりその形状が形成される。成型は透過反射層24の形成前、形成後のどちらでも可能であるが、形状が複雑な場合は、印刷後に形成するプロセスが簡便である。
ベースシート22の材料は透過率の高さを重視し、PC、PMMA、PET、PSもしくはCOCが望ましい。ベースシート22は必要に応じて散乱粒子を含めることで、透過光の拡散性を上げることができ、照明装置全体の輝度ムラ、配光分布のばらつきを低減することができる。ベースシート22の厚さは汎用で調達できる0.1〜1.0mm程度が望ましく、成型の伸びや透過反射層の加工し易さに応じて適時選択可能である。また、半透明シートを用いてもよいが、本実施形態のように印刷により透過反射層24を形成することで、領域ごとの透過反射特性を任意に制御することができ、照明装置の光度分布を均一にする制御手段とすることができる。
基材2の前面(前面平坦部2a)および側面は、可視光線に対する反射率90%、赤外線に対する輻射率0.9の白い塗布膜で覆われ、グローブ4の背面側透光領域8bから照射される光を吸収しないように配慮しつつ、輻射放熱特性も向上させている。
図1に示すLED電球1では、光学制御部材20を光源6に対して前面方向のみに配置しているが、図2に示すLED蛍光灯11のように、光学制御部材20を光源6の背面方向まで囲むように形成し、背面方向まで反射透過膜を設置してもよい。
上記のように構成された第1の実施形態によれば、光学制御部材20により光源6の背面側への光を反射させ、グローブ4の背面側透光領域8bにより背面側に照射することができる。これにより、約300度の配光範囲まで光度を確保することのできる広配光型の照明装置を実現することができる。また、基材2を縦方向に長く設計して基材2の体積および表面積を増やして放熱特性を向上させることができる。
本実施形態では、光学制御部材20の透過反射層24は、領域により異なる透過率にパターニングしているが、全面均一の透過反射層あるいは乳白拡散シートを用いてもよい。
図4は、第1の実施形態におけるグローブ4および光学制御部材20の固定構造の変形例を示している。この変形例によれば、グローブ4は、前面側部分8aおよび背面側部分8bの2つに分割され、それぞれ別々に形成した後に、互いに連結されている。また、光学制御部材20は、その周縁部から突出した複数の固定部20bを一体に有し、これらの固定部20bは、グローブ4の上下に分割した前面側部分8a、背面側部分8bの接合部分に挟まれて固定されている。
このように、グローブ4は射出成型で形成した上下2部材からなり、光学制御部材20の固定部20bをグローブ4の接合部分に固定している。
図5は、光学制御部材20の固定構造の他の変形例を示している。この変形例によれば、光学制御部材20をグローブ4の前面側部分8aに一体形成している。具体的には、グローブ4を射出成型するときに、あらかじめ曲面成型しておいた光学制御部材20を仕込んでおいてインサート射出成型している。本変形例では、剥がれ防止のために光学制御部材20から突出してグローブ4に食い込む固定部20bを設けている。光学制御部材20とグローブ4の密着が良好であれば、固定部20bを削除してもよい。これにより、光学制御部材20の取り付けをグローブ4形成と同時に行うことができ、組立コストを低減することができる。
図6は、光学制御部材20の固定構造の更に他の変形例を示している。この変形例によれば、グローブ4の内面に直接、透過反射層24を印刷して光学制御部材20としている。印刷は、曲面に対応できるパッド印刷を用いている。これにより、光学制御部材20とグローブ4を一体部品とし、組立コストを低減することができる。
なお、光学制御部材20の固定方法は、上述した実施形態および変形例に限るものではなく、例えば、光学制御部材20を基材2に固定してもよい。
次に、他の実施形態に係る照明装置について説明する。後述する他の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る電球型の照明装置としてLED電球1を示し、図8は、第2の実施形態に係る蛍光灯型の照明装置としてLED蛍光灯11の断面を示している。LED電球1は、中心軸に対して回転対象の形状を有し、LED蛍光灯11は、図示の断面を直線状に引き伸ばした棒状の立体形状、あるいは、図示の断面をサークル状に引き伸ばした円環状を有している。
第2の実施形態によれば、グローブ4は、断面形状が半円の前面側透光領域8aと、前面側透光領域の下端、すなわち、グローブ4の最大径となる部分、から基材2の前面平坦部2aまでこの前面平坦部と平行に延びる平坦な背面側透光領域8bと、を有している。このように、グローブ4の背面側透光領域8bは、グローブ4の前面側透光領域8aの形状を光源6の方向に曲げた断面形状を有している。グローブ4の最大径部4bは、基材2の前面平坦部2aの径あるいは幅よりも大きく形成されている。光源6の前面と対向して設けられた光学制御部材20は、その周縁部が背面側透光領域8bに固定されている。
LED電球1およびLED蛍光灯11の他の構成は、前述した第1の実施形態と同一である。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態に比べて対流放熱する表面積を大幅に拡大することができ、電球型照明装置では発熱を5℃ほど下げることができ、260度の広配光を実現することができる。
グローブ4の背面側透光領域8bの形態は第2の実施形態のように光源6と平行に限るものではなく、図9に示す変形例のように、光源6の背面側に傾斜して延びる構成としてもよい。この構成によれば、若干の放熱特性劣化はあるが、斜め背面方向の光度劣化を補い300度以上の広配光達成が容易となる。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態に係る電球型の照明装置としてLED電球1を示している。LED電球1は、中心軸に対して回転対象の形状を有している。第3の実施形態によれば、LED電球1は、基材2の外周に設けられた複数の放熱フィン30を備え、これらの放熱フィン30は、基材2から放射状に突出している。グローブ4の背面側透光領域8bは、一部が放熱フィン30間を延びて基材2に固定されている。放熱フィン30の間から背面側へ光を照射できる構成としている。なお、放熱フィン30も反射率90%、輻射率0.9の白色塗布膜が施され、背面照射光を吸収しないよう配慮されている。
上記構成によれば、放熱フィン30を設けることにより、10℃程度発熱を低減することができる。
第3の実施形態において、図11に示す変形例のように、グローブ4は、第2の実施形態と同様な形状としてもよい。すなわち、グローブ4は、断面形状が半円の前面側透光領域8aと、前面側透光領域の下端、すなわち、グローブ4の最大径となる部分、から基材2の前面平坦部2aまでこの前面平坦部と平行に延びる平坦な背面側透光領域8bと、を有している。グローブ4の最大径部4bは、基材2の前面平坦部2aの径あるいは幅よりも大きく形成されている。光源6の前面と対向して設けられた光学制御部材20は、その周縁部が背面側透光領域8bに固定されている。
このような構成においても、上記第3の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
図12は、第4の実施形態に係る電球型の照明装置としてLED電球1を示している。
本実施形態によれば、LED電球1は、光学制御部材20を用いず、代わりに、グローブ4の前面側透光領域8aを厚さ4mm、背面側透光領域を厚さ4mmから0.8mmに順次薄くする構成とした。これによりグローブ4の前面側透光領域8aの透過率を40%、背面側透光領域8bの最薄部の透過率を85%として、第1の実施形態で光学制御部材20が果たしていた方位による透過率差を生み出し、略200度以上の配光角を実現している。また、光学制御部材20のような追加部材を削減し、構成の簡素化および製造コストの低減を図ることができる。
(第5の実施形態)
図13は、第5の実施形態に係る電球型の照明装置としてLED電球1を示している。
第5の実施形態によれば、グローブ4は、断面形状が半円の前面側透光領域8aと、前面側透光領域の下端、すなわち、グローブ4の最大径となる部分4b、から基材2の前面平坦部2aまでこの前面平坦部と平行に延びる平坦な背面側透光領域8bと、を有している。グローブ4の最大径部4bは、基材2の前面平坦部2aの径あるいは幅よりも大きく形成されている。光源6の前面と対向して設けられた光学制御部材20は、その周縁部が背面側透光領域8bに固定されている。
また、光学制御部材20を用いずに、代わりに、グローブ4の前面側透光領域8aを厚さ1.5mm、透過率40%の材料で形成し、背面側透光領域8bを厚さ1.5mm、透過率90%の材料で形成している。これにより略240度以上の配光角を実現している。
以上詳述した各実施形態および変形例によれば、側面あるいは背面方向まで光を照射させることができるとともに安価に製造することが可能な照明装置を提供することができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…LED電球、2…基材、2a…前面平坦部、3…口金、4…グローブ、
4a…開口端、4b…最大径部、最大幅部、5…LED基板、6…光源、
7…駆動回路、8a…前面側透光領域、8b…背面側透光領域、11…LED蛍光灯、
20…光学制御部材、20b…固定部、22…ベースシート、24…透過反射層、
30…放熱フィン

Claims (17)

  1. 基材と、可視光線を放出する光源と、前記光源の少なくとも前面を覆い、前記光源から放出された光を外部に放出する透光領域を有する透光カバーと、を備え、
    前記光源は、前記基材の前面平坦部に配置され、前記光源から放出される光の光度は、前記前面平坦部の法線方向で強く、背面側で零となる指向性を有し、
    前記透光カバーの透光領域は、前記光源の側面あるいは背面側に位置し、外向きの法線方向が側面方向よりも背面側に向いた背面側透光領域を有し、かつ、前記透光領域の前面側透光領域における透過率が、前記背面側透光領域における透過率よりも低く形成されている照明装置。
  2. 前記透光カバーの少なくとも前面側透光領域は円弧状の断面形状を有し、前記光源は、前記円弧状断面形状のほぼ中心に配置されている請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記背面側透光領域は、前記透光カバーの前面側透光領域の形状を延長して前記光源より背面側に延長された断面形状を有している請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記背面側透光領域は、前記透光カバーの前面側透光領域の形状を前記光源の方向に曲げた断面形状を有している請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記光源と前記透光カバーの前記透光領域との間に設けられた光学制御部材を備え、
    前記光学制御部材は、前記光源からの光を一部反射し、一部透過する透過反射層を有し、前記光学制御部材により、前記前面側透光領域の透過率が、前記背面側透光領域における透過率よりも低く構成されている請求項1に記載の照明装置。
  6. 前記光学制御部材と前記透光カバーとの間に1mm以上の隙間がある請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記光学制御部材は、前記透光カバーよりも扁平であることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  8. 前記光学制御部材は、前記光学制御部材を固定する固定部を有している請求項5に記載の照明装置。
  9. 前記透光カバーは、互いに接合された2部材以上で構成され、前記透光カバーの接合部分に前記固定部が固定されている請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記光学制御部材は、前記透光カバーと一体に形成されていることを特徴とする請求項5記載の照明装置。
  11. 前記透光カバーが略一定の透過率の材料から構成されており、前記透光カバーの前方領域の厚さよりも前記透光カバーの背面側透光領域の厚さの方が薄くなっていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  12. 前記透光カバーは透過率の異なる複数の材料で形成され、前記透光カバーの前面側透光領域を形成する材料の透過率よりも前記透光カバーの背面側透光領域を形成する材料の透過率の方が高い請求項1に記載の照明装置。
  13. 前記基材は反射率が60%以上の側面を有している請求項1に記載の照明装置。
  14. 前記基材の側面に設けられた複数の放熱フィンを備え、前記放熱フィンの間あるいは前方隣接部に前記透光カバーの背面側透光領域が設けられている請求項1に記載の照明装置。
  15. 前記放熱フィンの表面は、反射率が60%以上である請求項14に記載の照明装置。
  16. 白熱電球を模擬したLED光源を有する電球型の照明装置である請求項1ないし15のいずれか1項に記載の照明装置。
  17. 蛍光灯を模擬したLED光源を有する蛍光灯型の照明装置である請求項1ないし15のいずれか1項に記載の照明装置。
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