JP6429007B2 - ロールペーパーホルダー - Google Patents
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Description
特許文献1に開示のロールペーパーホルダーであると、任意の長さを引き出した後に、カバーを押し下げてロールペーパーを切断し手を離すと、次の使用に丁度よい長さが引き出されようにしている。そのため、手がカバーに触れ、手指に付着した大腸菌等の雑菌や排泄し手指に付着した糞尿がカバーに付着するおそれがあり不衛生であるという問題点があった。
カバー本体の押し下げ後の、押し下げ前のカバー体の位置への復元により芯部材を回転駆動する手段により、ロール体を回転させ、ペーパーを垂下させるロールペーパーホルダーが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示のロールペーパーホルダーであると、カバー体を手で押し下げるために、カバー体に手指に付着した大腸菌等の雑菌や排泄した糞尿が付くおそれがあり、カバー体の衛生状態が保持されないという問題点があった。
上部にピンを有し円弧状溝内に沿って回転動可能な刃部の廻り止め辺を具備した回転支持アームと、先端にフック部を設けたクランクとをフック部とピンが係脱可能に設けられた自動摺動突出引込み機構と、裏面先端に爪を表面中央に突起を、裏面先端しストッパー辺を具備した刃部とを有し、ホルダー本体内を昇降するケースにロールペーパーを抱持させ、ホルダー本体の側端縁部及びケースの端縁部の相互部位に架設されたロールペーパーの引き出された先端縁部が挟持され、ペーパーの端部が手前に引くとロールペーパーを回転しペーパーが適宜量繰り出されると、ホルダー本体の側端縁部よりカッターを突出させ、このカッターの刃部の突出により引っ張られたペーパーは切断された後に、突起と側端縁部との係止が外れ刃部はホルダー本体の側端縁部に引き込み、ペーパーの端部をホルダー本体の側端縁部の外に残存させて、次の使用の摘み代とするようにしたロールペーパーホルダーが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3に開示のワンハンド操作によるロールペーパーホルダーは、ペーパーを引かなくなると、突起と側端縁部との係止が解除され、刃部はスプリングの復元力で側端縁部より引き込みむ構成であり、本願発明の構成とは別異である。
押込み回動板と追従紙切板を重合してカバー体として装着し、押込回動板及び扇状歯形板を手で押さえ込んだ状態でロールペーパーを手前に繰り出し先端部を追従紙切板で切り離し後、押込回動板から手を離すという作業を、使用後に再度行い所望量のペーパーをカバー体の正面端縁から正面方に露出させることが開示されている(例えば、特許文献4参照)。
特許文献4に開示の巻紙保持機器具であると、押込回動板及び扇状歯形板を手で押圧しなければペーパーの切断ができず面倒であり、特に、爪に装飾を施した女性にとっては爪が痛むおそれがあるという問題点があった。又、次の使用のために、使用後に自動的に摘み用の紙が出てくるのではなく、押込回動板及び扇状歯形板を手で押圧状態下で、ペーパーを手前に引き出すという人為的作業をする必要があり、排便後の人の手指に付着した大腸菌等の雑菌や排泄した糞尿が押込回動板及び扇状歯形板に付着するおそれがあり、カバー体の衛生状態が保持されないという問題点があった。
又、上記特許文献1〜4は何れもペーパーを切断するときにロールペーパーが回転するので、切断が困難であるという問題点があった。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロールペーパーホルダーの回転軸が停止状態で前記ロールペーパー芯保持具が回転動状態では、前記回転軸が上記側部材の側壁外側面に対して略90度の角度を保持状態で安定的に停止可能に、前記回転軸には、側部材の側壁の外側面と当接し回転軸の軸心と90度の角度を以って外方に張り出す当接片が固着されたことを特徴とする
請求項3に記載の発明は、ロールペーパーの芯が取り付けられるロールペーパー芯取付具と、該ロールペーパー芯取付具の上方で起伏動すると共に正面端縁に紙切断機能を有するカバー体と、前記ロールペーパー芯取付具が周回可能に取り付けられた中空側部材を具備してなるロールペーパーホルダーであって、前記ロールペーパー芯取付具の閉塞された一端面には正面方向に傾斜した外歯を有するラチェットギアと、該ラチェットギアと係合するラチェット爪を具備するラチェット機構を設け、前記側部材の中空部に於いて、ラチェット軸と同期可能に回転板が固着され、該回転板には、錘と、側部材を構成する側壁方向に突出する案内ピンが、前記ラチェット軸を中心として周方向に離隔角度が90度を超えて180度未満の範囲内であって、且つ、錘が前記ラチェット軸の真下に位置した場合は案内ピンが正面方に位置する位置関係に設けられ、前記側部材の中空部には、前記側部材の側壁と前記回転板との間に於いて、先端部を前記ラチェット軸に近接させる付勢手段を具備し、且つ前記案内ピンの位置的関連に応じて起伏動可能な回動案内アームを設け、該回動案内アームには、前記ラチェット軸の正面方向への回転により移動する前記案内ピンをガイド可能な弧状ガイド壁と、案内ピン及び前記ラチェット軸の正面方向への回転を停止可能な案内ピン係止壁が、案内ピン通り抜け溝を介在して設けられ、前記ロールペーパー芯取付具の外周面には、ロールペーパーの芯の内周面との摩擦力でロールペーパーを取り付ける摩擦部材を具備し、ロールペーパーを正面方に引き出し初期では、案内ピンが弧状ガイド壁に沿って移動しロールペーパーとラチェット軸が同期回転をし、一定長さ以上のロールペーパー引き出し状態では、案内ピンが前記案内ピン係止壁に係止されてラチェット軸は回転動を停止し、ロールペーパーの引き出しを停止すると、前記付勢手段による付勢で回動案内アームを回転動させ案内ピンは案内ピン係止壁から外れ、案内ピンは案内ピン通り抜け溝を通り、回転板は錘が回転軸の真下に位置するように正面方向に回転動し、ラチェット軸はロールペーパー芯取付具と共に正面方向に回転動し、該回転動量分に相当するペーパーを摘み部としてカバー体の正面端縁より正面方に繰り出すようにしたことを特徴とする。
ペーパーを切断するときに、ロールペーパーが停止しているので、容易に切断できるという効果がある。
図8は、ペーパーを引き出す前、つまり使用前の状態である。捩じりバネ19は復元し、錘12は回転軸10の真下に位置し、案内ピン13はロールペーパーホルダー1の正面側に位置し、回動案内アーム15の他端は回転軸10の上方で回転軸10に近接している。図8に示す状態で、使用者がカバー体8の正面端縁から露出するロールペーパー26の摘み部27を正面方向に引き出す。ロールペーパー26の芯28の内周面は、摩擦部材24との摩擦力及び摩擦部材24の外方向への付勢力、換言すれば芯28の内周面への摩擦部材24の復元力の作用により、ロールペーパー26はロールペーパー芯保持具22に安定的に取り付けられる。摘み部27を正面方向に引き、ペーパーを繰り出そうとすると、ロールペーパー26は正面方向に周回する。芯28は摩擦部材24の復元力及び摩擦力によりロールペーパー芯保持具22に固定され、ロールペーパー26とロールペーパー芯保持具22及び回転軸10は同期回転をする。図8中、回転板11に矢印で示すように、回転軸10の回転に伴い、同時に案内ピン13は下方から後方へと回転をし、弧状ガイド壁16を一端方から他端方(先端方)に沿って移動する。
ロールペーパーホルダー29は、壁面に取り付けるための背面板30と90度の角度を有して背面板30の左右方向の一側縁から正面方に突き出す中空の側部材31を一体的に連設している。側部材31は、側壁32と蓋33と内側に空間部を設けている。背面板30の左右方向の他側縁の上端には枢軸取り付け片34を背面30と90度の角度を有して正面方に連続的に突設している。側壁32の上端と枢軸取り付け片34には枢軸35によりカバー体36を起伏動可能に枢着している。カバー体36の正面端縁には紙を切断可能な紙切断用刃37を設けている。
3、31 側部材
4、32 側壁
8、36 カバー体
10 回転軸
11、45 回転板
12、44 錘
13、43 案内ピン
15、46 回動案内アーム
16、47 弧状ガイド壁
17、48 案内ピン係止壁
18 案内ピン通り抜け溝
22 ロールペーパー芯保持具
24、39 摩擦部材
25 当接片
26 ロールペーパー
27 摘み部
38 ロールペーパー芯取付具
40 ラチェット軸
41 ラチェットギア
42 ラチェット爪
Claims (3)
- ロールペーパーを支持可能な回転軸と、該回転軸の上方でロールペーパーに被覆可能に起伏動すると共に正面端縁に紙切断機能を有するカバー体と、前記回転軸が周回可能に回転軸の一端が軸架された中空の側部材を具備してなるロールペーパーホルダーであって、前記側部材の中空部に於いて前記回転軸の一端には該回転軸と同期可能に回転板が固着され、
該回転板には、錘と、側部材を構成する側壁方向に突出する案内ピンが、回転軸を中心として周方向に離隔角度が90度を超えて180度未満の範囲内であって、且つ、錘が前記回転軸の真下に位置した場合は案内ピンが正面方に位置する位置関係に設けられ、
前記側部材の中空部には、前記側部材の側壁と前記回転板との間に於いて、先端部を前記回転軸に近接させる付勢手段を具備し、且つ前記案内ピンの位置的関連に応じて起伏動可能な回動案内アームを設け、
該回動案内アームには、前記回転軸の正面方向への回転により移動する前記案内ピンをガイド可能な弧状ガイド壁と、案内ピン及び前記回転軸の正面方向への回転を停止可能な案内ピン係止壁が、案内ピン通り抜け溝を介在して設けられ、
前記側部材と前記カバーとで囲まれる空間に於ける回転軸の外側には回転軸外径よりも内径が大径なロールペーパー芯保持具が配設され、
ロールペーパー芯保持具の外周面には、ロールペーパーの芯の内周面との摩擦力でロールペーパーを取り付ける摩擦部材を外周面に具備し、
ロールペーパーを正面方に引き出し初期では、案内ピンが弧状ガイド壁に沿って移動しロールペーパーと回転軸が同期回転をし、
一定長さ以上のロールペーパー引き出し状態では、案内ピンが前記案内ピン係止壁に係止されて回転軸は回転動を停止し、ロールペーパー芯保持具はロールペーパーと共に回転軸を空回りし、
ロールペーパーの引き出しを停止すると、前記付勢手段による付勢で回動案内アームを回転動させ案内ピンは案内ピン係止壁から外れ、案内ピンは案内ピン通り抜け溝を通り、回転板は錘が回転軸の真下に位置するように正面方向に回転動し、回転軸はロールペーパー芯保持具と共に正面方向に回転動し、該回転動量分に相当するペーパーを摘み部としてカバー体の正面端縁より正面方に繰り出すようにしたことを特徴とするロールペーパーホルダー。 - 前記回転軸が停止状態で前記ロールペーパー芯保持具が回転動状態では、前記回転軸が上記側部材の側壁外側面に対して略90度の角度を保持状態で安定的に停止可能に、
前記回転軸には、側部材の側壁の外側面と当接し回転軸の軸心と90度の角度を以って外方に張り出す当接片が固着されたことを特徴とする請求項1に記載のロールペーパーホルダー。 - ロールペーパーの芯が取り付けられるロールペーパー芯取付具と、該ロールペーパー芯取付具の上方で起伏動すると共に正面端縁に紙切断機能を有するカバー体と、前記ロールペーパー芯取付具が周回可能に取り付けられた中空側部材を具備してなるロールペーパーホルダーであって、
前記ロールペーパー芯取付具の閉塞された一端面には正面方向に傾斜した外歯を有するラチェットギアと、該ラチェットギアと係合するラチェット爪を具備するラチェット機構を設け、
前記側部材の中空部に於いて、ラチェット軸と同期可能に回転板が固着され、
該回転板には、錘と、側部材を構成する側壁方向に突出する案内ピンが、前記ラチェット軸を中心として周方向に離隔角度が90度を超えて180度未満の範囲内であって、且つ、錘が前記ラチェット軸の真下に位置した場合は案内ピンが正面方に位置する位置関係に設けられ、
前記側部材の中空部には、前記側部材の側壁と前記回転板との間に於いて、先端部を前記ラチェット軸に近接させる付勢手段を具備し、且つ前記案内ピンの位置的関連に応じて起伏動可能な回動案内アームを設け、
該回動案内アームには、前記ラチェット軸の正面方向への回転により移動する前記案内ピンをガイド可能な弧状ガイド壁と、案内ピン及び前記ラチェット軸の正面方向への回転を停止可能な案内ピン係止壁が、案内ピン通り抜け溝を介在して設けられ、
前記ロールペーパー芯取付具の外周面には、ロールペーパーの芯の内周面との摩擦力でロールペーパーを取り付ける摩擦部材を具備し、
ロールペーパーを正面方に引き出し初期では、案内ピンが弧状ガイド壁に沿って移動しロールペーパーとラチェット軸が同期回転をし、
一定長さ以上のロールペーパー引き出し状態では、案内ピンが前記案内ピン係止壁に係止されてラチェット軸は回転動を停止し、
ロールペーパーの引き出しを停止すると、前記付勢手段による付勢で回動案内アームを回転動させ案内ピンは案内ピン係止壁から外れ、案内ピンは案内ピン通り抜け溝を通り、回転板は錘が回転軸の真下に位置するように正面方向に回転動し、ラチェット軸はロールペーパー芯取付具と共に正面方向に回転動し、該回転動量分に相当するペーパーを摘み部としてカバー体の正面端縁より正面方に繰り出すようにしたことを特徴とするロールペーパーホルダー。
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