JP7209160B2 - ロールペーパーホルダー - Google Patents
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Description
この欠点に鑑みて、本願発明者はロールペーパーがカバー体の正面端縁に設けた切断刃で切断分離されると同時に、ロールペーパーを自動的に正面方に一定量回転動させることで、カバー体の正面端縁よりロールペーパーが一定長さ繰り出され、この繰り出されたペーパーが、次にロールペーパーを使用する者の摘み代となるように構成されたロールペーパーホルダーを創案し、特願2014-177513として特許出願した(特許文献4参照)。特許文献4に開示の発明は、手指がカバー体を含むロールペーパーホルダーに接触することがなくペーパーを切断することができるので、ロールペーパーホルダー表面の衛生状態が保持され、又、使用者の手指の爪先等を損傷しないという長所がある。
本願発明者は研究を重ね、ロールペーパーを回転動させる基端回転軸に板カム、錘及び案内ピンを有する錘用腕杆を供回り可能に取り付け、ペーパーを正面方向に引き出すと回転軸と板カム及び錘用腕杆が同期回転し、この回転動に伴い、上端に案内ピン係止壁を有する従節シャフトを上昇させ、且つ案内ピンを正面方向に回転動させ、案内ピンが案内ピン係止壁に係止状態でペーパーをカバー体正面端縁で切断後、回転軸は使用者の引っ張り力から解放され、錘の重力でロールペーパーが正面方向に一定量周回動可能な構成のロールペーパーホルダーを開発し、特願2017-63856として特許出願した(特許文献5参照)。特許文献5に開示の発明は、ロールペーパーホルダーに手指が接触することがなくペーパーを引き出すことができ、衛生的であるという効果がある。
特許文献5に開示の発明は、使用者は回転軸を錘と共に回転させる引っ張り力をもってペーパーを引き出し、ペーパー切断後は錘が回転軸の軸心真下に位置するように錘の自重で回転軸を回転動させる。そのため、使用者がロールペーパーを引き出すには、錘と共に回転軸を回転させる程度以上の引っ張り力が必要であり、力の弱い高齢者や子供には不向きであり、又、錘を有する為にロールペーパーホルダー全体として重量があるという問題点があった。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転軸の他端が側壁を回転可能に貫通し、ケーシングの外側にて摘みを設けたことを特徴とする。
案内ピンが案内ピン係止壁に係止した状態で使用者がペーパーを所望長さ引き出し切断すると、弾性部材に蓄積された弾性変形エネルギー、すなわち弾性部材の復元力が案内板に正面方向に回転するように作用し、偏心して取り付けられた案内板の最も軸心から離れた位置が回転軸軸心の真下に位置するように案内板を正面方向に回転させるので、錘を必要とせず、ロールペーパーホルダーを構成する部品点数の一層の減少化を図ることができ経済性が向上し、又、全体としての軽量化を図ることができたという効果がある。
5 回転軸
6 取付部
12 ロールペーパー
15 案内板
16、32 案内ピン
17 案内溝
18 弾性部材
19 シャフト
22 案内ピン係止片
302 側壁
Claims (2)
- 回転軸は一端側にロールペーパー保持手段を具備し、他端側に案内ピンが供回り可能に取り付けられ、
ケーシング内には回転軸の回転運動をシャフトの上下運動に変換する手段を具備し、
使用者のロールペーパー引き出し力によりロールペーパー保持手段と回転軸は供回りし、シャフトを上昇させ、シャフト上端に設けた案内ピン係止片が最上位置に達すると、案内ピン係止片で案内ピンが係止され回転軸の回転動を停止し、
該回転軸停止状態下でロールペーパー保持手段が空転して使用者が所望長さのペーパーを引き出し、ロールペーパーを切断すると、回転軸はロールペーパー引き出し力から解放され、正面方向に回転動し、該回転動に応じた長さのペーパーが自動的に繰り出されるようにしたロールペーパーホルダーにおいて、
ケーシングには弾性部材が設けられ、
回転軸には回転軸と供回りする案内板が偏心して取り付けられ、
案内板の周端面には弾性部材が摺動可能な案内溝が凹設され、
案内板は、側面から視て回転方向に於ける回転軸の軸心と最も近い位置から軸心と最も離れた位置までの範囲は、弾性部材を案内溝の溝底で弾性変形させ弾性部材にエネルギーを蓄積可能な曲線部と、
回転方向に於ける回転軸の軸心と最も離れた位置から軸心と最も近い位置までの範囲は、復元された弾性部材が案内板と接触不可能に軸心からの距離が設定された非接触部よりなり、
使用者によるロールペーパーの引き出し力で回転軸が案内ピン及び案内板と共に正面方に回転動をし、上昇した案内ピン係止片に案内ピンが係止して回転軸が停止し、
一方、弾性部材は回転軸の軸心に最も近い位置側から案内溝に入り、案内板の回転により案内溝を摺動しながら弾性変形され、軸心に最も離れた位置の案内溝にて弾性変形状態で回転軸が停止し、
回転軸の停止状態下で使用者がロールペーパーを切断すると、回転軸は使用者の引き出し力から解放され、同時に弾性部材は復元力で案内板に付勢し案内板を正面方向に回転動させ、案内板の重心が回転軸の軸心真下に位置するように回転動をし、該回転動に応じた長さのロールペーパーを繰り出すようにしたことを特徴とするロールペーパーホルダー。 - 上記回転軸の他端が、上記ケーシングの側壁を回転可能に貫通し、ケーシングの外側にて摘みを設けたことを特徴とする請求項1に記載のロールペーパーホルダー。
Priority Applications (1)
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JP2018248894A JP7209160B2 (ja) | 2018-12-14 | 2018-12-14 | ロールペーパーホルダー |
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Publications (2)
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JP2020093026A JP2020093026A (ja) | 2020-06-18 |
JP7209160B2 true JP7209160B2 (ja) | 2023-01-20 |
Family
ID=71084292
Family Applications (1)
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Citations (2)
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2018
- 2018-12-14 JP JP2018248894A patent/JP7209160B2/ja active Active
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