JP2018143736A - ロールペーパーホルダー - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に開示のロールペーパーホルダーであると、手がカバーに触れ、手指に付着している大腸菌等の雑菌や糞尿がカバーに付着するおそれがあり不衛生であるという問題点があった。
カバー本体の押し下げ後の、押し下げ前のカバー体位置への復元により芯部材を回転駆動する手段によりロール体を回転させ、ロールペーパー先端部を垂下させるロールペーパーホルダーが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示のロールペーパーホルダーであると、カバー体を手で押し下げるために、カバー体に手指に付着した大腸菌等の雑菌や糞尿が付着するおそれがあり、カバー体の衛生状態が保持されないという問題点があった。
上部にピンを有し円弧状溝内に沿って回転動可能な刃部の廻り止め辺を具備した回転支持アームと、先端にフック部を設けたクランクとをフック部とピンが係脱可能に設けられた自動摺動突出引込み機構と、裏面先端に爪を表面中央に突起を、裏面先端にストッパー辺を具備した刃部とを有し、ホルダー本体内を昇降するケースにロールペーパーを抱持させ、ホルダー本体の側端縁部及びケースの端縁部の相互部位に架設されたロールペーパーの引き出された先端縁部が挟持され、ペーパー端部を手前に引きロールペーパーを回転しペーパーが適宜量繰り出されると、ホルダー本体の側端縁部よりカッターを突出させ、このカッター刃部の突出により引っ張られたペーパーは切断され、突起と側端縁部が外れ刃部はホルダー本体の側端縁部に引き込み、ペーパーの端部をホルダー本体の側端縁部の外に残存させて、次の使用の摘み代とするようにしたロールペーパーホルダーが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3に開示の片手操作によるロールペーパーホルダーは、ペーパーを引かなくなると、突起と側端縁部による係止状態が解除され、刃部はスプリングの復元力で側端縁部より引き込む構成であり、本願発明の構成とは別異である。
押込み回動板と追従紙切板を重合してカバー体として装着し、押込回動板及び扇状歯形板を手で押さえ込んだ状態でロールペーパーを手前に繰り出し先端部を追従紙切板で切離後、押込回動板から手を離すという作業を、使用後に再度行い所望量のペーパーをカバー体の正面端縁から正面方に露出させることが開示されている(例えば、特許文献4参照)。
特許文献4に開示の巻紙保持機器具であると、押込回動板及び扇状歯形板を手で押圧しなければペーパーの切断ができず面倒であり、特に、爪に装飾を施した女性にとっては爪が痛むおそれがあるという問題点があった。又、次の使用の便宜のために、使用後に自動的に摘み用の紙が出てくるのではなく、押込回動板及び扇状歯形板を手で押圧状態下で、ペーパーを手前に引き出すという人為的作業をする必要があり、排便後の人の手指に付着した大腸菌等の雑菌や糞尿が押込回動板及び扇状歯形板に付着するおそれがあり、カバー体の衛生状態が保持されないという問題点があった。
又、上記特許文献1〜4に開示の発明は何れもペーパーを切断するときにロールペーパーが回転するので、切断が困難であるという問題点があった。
上記従来例の問題点に鑑みて、本願発明者はロールペーパーをカバー体正面端縁の切断刃で切断と同時に自動的にロールペーパーが正面方に回転させることで、カバー体の正面端縁よりロールペーパーが一定長さ繰り出されるロールペーパーホルダーを創案し、特願2014−177513として特許出願した(特許文献5参照)。特許文献5に開示のロールペーパーホルダーは、使用のためのロールペーパー切断と同時に次の使用のためのロールペーパーの摘み部がカバー体正面端縁から正面方に垂下するので、手指がロールペーパーホルダーやカバー体等を触れることなく衛生的であり、また、使用者の爪等を損傷しないという長所がある。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロールペーパーホルダーのロールペーパー保持部材を、上記基端回転軸の内端に設けた取付部に横方向に長く外面が湾曲面よりなる1対の挿し込み片を凹部を対向させて取り付け、一方の挿し込み片の基部は前記取付部に固定的に取り付けられ、先端内側面には立上り片を設け、該立上り片には前記基端回転軸と同軸上に設けられる先端回転軸を具備すると共に、係合受け部を有し、他方の挿し込み片の基部は一方の挿し込み片の基部に枢着されて前記取付部に取り付けられ、先端内側面には前記係合受け部と係合可能な係止爪を設けたことを特徴とする。
案内ピンが案内ピン係止片に係止され、使用者はロールペーパー周回停止状態下でペーパーを切断するので、ロールペーパーを幅方向に一直線状に切断できるという効果がある。
ロールペーパー37を正面方に引き出すと、基端回転軸7及び先端回転軸30はロールペーパー37の回転動と共に同期回転する。錘12と案内ピン11及び板カム8は、基端回転軸7と供回りをする。錘12は基端回転軸7の真上を通過し、板カム8の最突出縁部801が接触片15を押し上げて従節シャフト13は上昇し、案内ピン係止片16も上昇する。案内ピン係止片16が上昇状態で、基端回転軸7の回転により案内ピン11が案内ピン係止壁17に係止され、錘12は基端回転軸7の正面方に位置した状態で基端回転軸7は停止する。基端回転軸7、つまりラチェット軸が停止状態で、ラチェット爪32と共にロールペーパー保持部材6は正面方向に回転動する。ロールペーパー37を切断すると、錘12の重力で基端回転軸7は正面方向に回転し、錘12は基端回転軸7の真下に移動して配設され、錘12の回転量と同量のロールペーパー37がカバー体5の正面端縁から繰り出されて次の使用のための摘み代となる。
2 背面部材
3 一方の側部材
4 他方の側部材
5 カバー体
6 ロールペーパー保持部材
7 基端回転軸
8 板カム
801 最突出縁部
11 案内ピン
12 錘
13 従節シャフト
15 接触片
16 案内ピン係止片
17 案内ピン係止壁
26 取付部
27、28 挿し込み片
30 先端回転軸
33 枢着
34 立上り片
35 係合受け部
36 係止爪
37 ロールペーパー
Claims (2)
- ロールペーパー保持部材を回転可能に軸架する1対の側部材と、
該側部材を連結する背面部材と、
前記側部材と前記背面部材で囲まれる空間部上方にて起伏し、正面端縁にペーパー切断機能を具備するカバー体とよりなるロールペーパーホルダーであって、
前記対となる側部材のうち一方の側部材は、前記ロールペーパー保持部材の基端回転軸を回転可能に軸架する内側面を具備するケーシングを背面部材の一方の側縁に取り付け、
前記ケーシングには前記ロールペーパー保持部材の回転駆動手段を内装し、
該回転駆動手段は、前記ケーシング内に於ける基端回転軸に固着された板カム、錘及び基端回転軸の軸心線と平行な位置関係に設けられた案内ピンを基端回転軸と供回り可能に取り付け、
前記板カムの上方には板カムの回転運動を上下運動に変換する従節シャフトを設け、該従節シャフトの上端には案内ピン係止片を、下端には接触片を設け、
板カムが従節を上昇させることで案内ピン係止片が最上位置に達したときに、案内ピンが案内ピン係止片に当接係止可能に、基端回転軸の軸心を中心とする板カムの最突出縁部と案内ピンの離隔角度は設定され、
基端回転軸の軸心を中心として案内ピン取付位置と錘の重心位置の離隔角度は0度を越えて180度未満に設定され、且つロールペーパー保持部材の回転方向に於いて前方側に錘が設けられ、
前記対となる側部材のうち他方の側部材は、前記ロールペーパー保持部材の先端回転軸を軸架可能な軸孔を設けた板状物を前記背面部材の他方の側縁に枢着し、
他方の側部材を背面と鈍角をなすように回動させると、ロールペーパーを先端回転軸側からロールペーパー保持部材に取り付け可能に先端回転軸は他方の側部材から解放され、
他方の側部材を一方の側部材内側面と平行な位置関係にすると、他方の側部材に先端回転軸を軸架可能にしたことを特徴とするロールペーパーホルダー。 - 上記ロールペーパー保持部材は、上記基端回転軸の内端に設けた取付部に横方向に長く外面が湾曲面よりなる1対の挿し込み片を凹部を対向させて取り付け、
一方の挿し込み片の基部は前記取付部に固定的に取り付けられ、先端内側面には立上り片を設け、該立上り片には前記基端回転軸と同軸上に設けられる先端回転軸を具備すると共に、係合受け部を有し、
他方の挿し込み片の基部は一方の挿し込み片の基部に枢着されて前記取付部に取り付けられ、先端内側面には前記係合受け部と係合可能な係止爪を設けたことを特徴とする請求項1に記載のロールペーパーホルダー。
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JP2017063856A JP6856834B2 (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | ロールペーパーホルダー |
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2017
- 2017-03-08 JP JP2017063856A patent/JP6856834B2/ja active Active
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