JPH09103389A - 柔軟シートロールホルダ - Google Patents
柔軟シートロールホルダInfo
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- JPH09103389A JPH09103389A JP29185195A JP29185195A JPH09103389A JP H09103389 A JPH09103389 A JP H09103389A JP 29185195 A JP29185195 A JP 29185195A JP 29185195 A JP29185195 A JP 29185195A JP H09103389 A JPH09103389 A JP H09103389A
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- Japan
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- stopper
- flexible sheet
- rotating member
- sheet roll
- roll
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トイレットペーパ等の柔軟シートの切断を片
手で確実に行うことができ、しかも次回の使用時にペー
パの先端がロールから引き出しやすい構造を有する柔軟
シートロールホルダを提供する。 【解決手段】 柔軟シートロールホルダ1においては、
シートロール2から柔軟シート6を引き出すと、回転部
材4がこれと連動して回転する。そして、回転部材4が
180°以上の所定角度回転した状態で、回転部材4と
連動して回転するストッパ移動部材12が、ストッパ部
材8を回転部材4側のストッパ係合部4aと係合する位
置に移動させる。ストッパ部材8は、ストッパ係合部4
aと係合することにより、回転部材4の回転を阻止す
る。この状態で柔軟シート6をカッター部16により切
断すると、ストッパ部材8とストッパ係合部4aとの係
合が解かれ、回転部材4が回転して柔軟シート6が巻き
ロールから繰り出される。
手で確実に行うことができ、しかも次回の使用時にペー
パの先端がロールから引き出しやすい構造を有する柔軟
シートロールホルダを提供する。 【解決手段】 柔軟シートロールホルダ1においては、
シートロール2から柔軟シート6を引き出すと、回転部
材4がこれと連動して回転する。そして、回転部材4が
180°以上の所定角度回転した状態で、回転部材4と
連動して回転するストッパ移動部材12が、ストッパ部
材8を回転部材4側のストッパ係合部4aと係合する位
置に移動させる。ストッパ部材8は、ストッパ係合部4
aと係合することにより、回転部材4の回転を阻止す
る。この状態で柔軟シート6をカッター部16により切
断すると、ストッパ部材8とストッパ係合部4aとの係
合が解かれ、回転部材4が回転して柔軟シート6が巻き
ロールから繰り出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレットペーパ
等の柔軟シートのシートロールを保持するための柔軟シ
ートロールホルダに関する。
等の柔軟シートのシートロールを保持するための柔軟シ
ートロールホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレットペーパやペーパタオル
等の柔軟シートロールを装着するためのロールホルダと
しては、ヒンジ部により回転可能に支持されてシートロ
ールの上面側を覆うロールカバーの下縁部に、直刃状あ
るいは鋸刃状のカッター部を形成しておき、引き出され
たシートをそのカッター部に当てがって引きちぎること
により切断する形式のものが広く使用されている。
等の柔軟シートロールを装着するためのロールホルダと
しては、ヒンジ部により回転可能に支持されてシートロ
ールの上面側を覆うロールカバーの下縁部に、直刃状あ
るいは鋸刃状のカッター部を形成しておき、引き出され
たシートをそのカッター部に当てがって引きちぎること
により切断する形式のものが広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなロールホ
ルダにおいて、柔軟シートを確実に切断するためには、
ロールカバーをシートロールに対し手等で押し付けてロ
ールの回転を阻止しながら、他方の手で切断作業を行う
必要があり、片手でシートの切断を行いにくい難点があ
る。例えば、ロールカバーの押し付けを行わずに、片手
で勢いを付けて無理にシートを引きちぎろうとすると、
シートの切断に失敗したあげく、回転に弾みのついたロ
ールから多量のシートがほどけてしまうことがある。一
方これとは別の問題として、切断後に巻かれたシートの
先端がロール表面に張り付いてしまうことがあり、次の
使用時にその先端部を探してロール表面から引きはがす
のが大変面倒である。
ルダにおいて、柔軟シートを確実に切断するためには、
ロールカバーをシートロールに対し手等で押し付けてロ
ールの回転を阻止しながら、他方の手で切断作業を行う
必要があり、片手でシートの切断を行いにくい難点があ
る。例えば、ロールカバーの押し付けを行わずに、片手
で勢いを付けて無理にシートを引きちぎろうとすると、
シートの切断に失敗したあげく、回転に弾みのついたロ
ールから多量のシートがほどけてしまうことがある。一
方これとは別の問題として、切断後に巻かれたシートの
先端がロール表面に張り付いてしまうことがあり、次の
使用時にその先端部を探してロール表面から引きはがす
のが大変面倒である。
【0004】本発明の課題は、トイレットペーパ等の柔
軟シートの切断を片手で確実に行うことができ、しかも
次回の使用時にシートの先端をロールから引き出しやす
くする構造を有した柔軟シートロールホルダを提供する
ことにある。
軟シートの切断を片手で確実に行うことができ、しかも
次回の使用時にシートの先端をロールから引き出しやす
くする構造を有した柔軟シートロールホルダを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明の柔軟シートロールホルダ
(以下、単にロールホルダともいう)の第一の構成は下
記の要件を備えたことを特徴とする。 ロール装着部:柔軟シートを巻き上げたシートロール
が回転可能に装着される。 回転部材:ロール装着部に装着されたシートロールか
ら柔軟シートが引き出されるに伴いこれと連動して回転
するとともに、その重心が自身の回転軸線から偏心して
位置するよう構成される。 ストッパ係合部:上記回転部材に形成される。 ストッパ部材:外部からの力に基づき上記ストッパ係
合部側へ移動してこれと係合することにより、回転部材
の回転を阻止する一方、その力が解除された場合にはこ
れと逆方向へ移動して、ストッパ係合部との係合状態が
解除される。 ストッパ移動部材:柔軟シートの引き出しに伴いこれ
と連動して回転可能に設けられ、回転部材が、その重心
が最低位置に位置する状態から180°を超えて回転し
た状態において、自身の回転によりストッパ部材に力を
付与してこれをストッパ係合部と係合する位置へ移動さ
せる一方、その状態で柔軟シートに対するその引き出し
方向への力が解除された場合にはこれと逆方向へ回転し
て、ストッパ部材への力の付与を解除する。 カッター部:シートロールから引き出された柔軟シー
トを切断する。 そして、ストッパ部材によりその回転が阻止された状態
から、その重心が最低位置に位置する状態となるまで回
転部材が回転することにより、該回転部材の回転量に対
応する長さの柔軟シートがシートロールから繰り出され
る。
題を解決するために、本発明の柔軟シートロールホルダ
(以下、単にロールホルダともいう)の第一の構成は下
記の要件を備えたことを特徴とする。 ロール装着部:柔軟シートを巻き上げたシートロール
が回転可能に装着される。 回転部材:ロール装着部に装着されたシートロールか
ら柔軟シートが引き出されるに伴いこれと連動して回転
するとともに、その重心が自身の回転軸線から偏心して
位置するよう構成される。 ストッパ係合部:上記回転部材に形成される。 ストッパ部材:外部からの力に基づき上記ストッパ係
合部側へ移動してこれと係合することにより、回転部材
の回転を阻止する一方、その力が解除された場合にはこ
れと逆方向へ移動して、ストッパ係合部との係合状態が
解除される。 ストッパ移動部材:柔軟シートの引き出しに伴いこれ
と連動して回転可能に設けられ、回転部材が、その重心
が最低位置に位置する状態から180°を超えて回転し
た状態において、自身の回転によりストッパ部材に力を
付与してこれをストッパ係合部と係合する位置へ移動さ
せる一方、その状態で柔軟シートに対するその引き出し
方向への力が解除された場合にはこれと逆方向へ回転し
て、ストッパ部材への力の付与を解除する。 カッター部:シートロールから引き出された柔軟シー
トを切断する。 そして、ストッパ部材によりその回転が阻止された状態
から、その重心が最低位置に位置する状態となるまで回
転部材が回転することにより、該回転部材の回転量に対
応する長さの柔軟シートがシートロールから繰り出され
る。
【0006】すなわち、上記構成のロールホルダにおい
ては、ロール装着部に装着されたシートロールから柔軟
シートを引き出すと、回転部材がこれと連動して回転す
る。そして、所定長さのシートが引き出されて、回転部
材が、その重心が最低位置に位置する状態から180°
を超えて回転した状態となった時点で、シートの引き出
しと連動して回転するストッパ移動部材がストッパ部材
を、回転部材に形成されたストッパ係合部と係合する位
置に移動させる。そして、この状態で、ストッパ部材が
そのストッパ係合部と係合することにより、回転部材の
回転すなわち柔軟シートのシートロールからの引き出し
が阻止されることとなり、引き出された柔軟シートをカ
ッター部により容易に切断することができる。すなわ
ち、シート切断時にロールの回転を手等で押さえて阻止
する必要がなくなり、片手でシートの引き出し及び切断
を簡単に行うことができる。
ては、ロール装着部に装着されたシートロールから柔軟
シートを引き出すと、回転部材がこれと連動して回転す
る。そして、所定長さのシートが引き出されて、回転部
材が、その重心が最低位置に位置する状態から180°
を超えて回転した状態となった時点で、シートの引き出
しと連動して回転するストッパ移動部材がストッパ部材
を、回転部材に形成されたストッパ係合部と係合する位
置に移動させる。そして、この状態で、ストッパ部材が
そのストッパ係合部と係合することにより、回転部材の
回転すなわち柔軟シートのシートロールからの引き出し
が阻止されることとなり、引き出された柔軟シートをカ
ッター部により容易に切断することができる。すなわ
ち、シート切断時にロールの回転を手等で押さえて阻止
する必要がなくなり、片手でシートの引き出し及び切断
を簡単に行うことができる。
【0007】また、柔軟シートの切断後は、その引出し
力が解除されることから、ストッパ移動部材が逆方向に
回転して、ストッパ部材への力の付与を解除する。これ
により、ストッパ部材とストッパ係合部との係合が解か
れ、回転部材はその重心が最低位置に位置する状態とな
るまで回転し、その回転量に対応する長さの柔軟シート
がシートロールから繰り出される。これにより、次回の
使用時に柔軟シートをシートロールから容易に引き出す
ことができる。
力が解除されることから、ストッパ移動部材が逆方向に
回転して、ストッパ部材への力の付与を解除する。これ
により、ストッパ部材とストッパ係合部との係合が解か
れ、回転部材はその重心が最低位置に位置する状態とな
るまで回転し、その回転量に対応する長さの柔軟シート
がシートロールから繰り出される。これにより、次回の
使用時に柔軟シートをシートロールから容易に引き出す
ことができる。
【0008】上記ロールホルダは、回転部材と同軸に設
けられてこれと一体的に回転する回転部材側歯車部と、
ストッパ移動部材の回転軸線と同軸に設けられてこれと
一体的に回転するとともに、回転部材側歯車部と噛み合
う移動部材側歯車部とを備えたものとすることができ
る。また、ストッパ移動部材はその中間部において回転
軸により回転可能に支持されるとともに、その回転軸に
関して一方の側に錘部材が取り付けられ、他方の側にス
トッパ部材と当接してこれを移動させる移動部が形成さ
れたものとすることができる。そして、柔軟シートが引
き出された場合には、回転部材が回転部材側歯車部及び
移動部材側歯車部を介してストッパ移動部材を回転させ
ることにより、その移動部によりストッパ部材をストッ
パ係合部と係合する位置へ移動させる一方、柔軟シート
に対するその引き出し方向への力が解除された場合に
は、ストッパ移動部材は、その錘部材に作用する重力に
基づいてストッパ部材から離間する方向へ回転すること
により、ストッパ部材をストッパ係合部から退避する位
置へ移動させるように構成することができる。この構成
では、回転部材の回転が歯車部によりストッパ移動部材
に伝達されるので、ストッパ移動部材の駆動機構を単純
化することができる。また、ストッパ部材は、ストッパ
移動部材からの力が解除された場合に、錘部材に作用す
る重力で退避位置へ移動するので、ストッパ係合部との
係合を解除する機構を単純に構成することができる。
けられてこれと一体的に回転する回転部材側歯車部と、
ストッパ移動部材の回転軸線と同軸に設けられてこれと
一体的に回転するとともに、回転部材側歯車部と噛み合
う移動部材側歯車部とを備えたものとすることができ
る。また、ストッパ移動部材はその中間部において回転
軸により回転可能に支持されるとともに、その回転軸に
関して一方の側に錘部材が取り付けられ、他方の側にス
トッパ部材と当接してこれを移動させる移動部が形成さ
れたものとすることができる。そして、柔軟シートが引
き出された場合には、回転部材が回転部材側歯車部及び
移動部材側歯車部を介してストッパ移動部材を回転させ
ることにより、その移動部によりストッパ部材をストッ
パ係合部と係合する位置へ移動させる一方、柔軟シート
に対するその引き出し方向への力が解除された場合に
は、ストッパ移動部材は、その錘部材に作用する重力に
基づいてストッパ部材から離間する方向へ回転すること
により、ストッパ部材をストッパ係合部から退避する位
置へ移動させるように構成することができる。この構成
では、回転部材の回転が歯車部によりストッパ移動部材
に伝達されるので、ストッパ移動部材の駆動機構を単純
化することができる。また、ストッパ部材は、ストッパ
移動部材からの力が解除された場合に、錘部材に作用す
る重力で退避位置へ移動するので、ストッパ係合部との
係合を解除する機構を単純に構成することができる。
【0009】また、上記ロールホルダには、ストッパ移
動部材がストッパ部材から離間する方向に回転するとき
に、そのストッパ部材をストッパ係合部から離間する方
向へ移動させるストッパ退避部を、該ストッパ移動部材
と一体的に設けることができる。これにより、ストッパ
部材とストッパ係合部との係合状態をより確実に解除す
ることができる。
動部材がストッパ部材から離間する方向に回転するとき
に、そのストッパ部材をストッパ係合部から離間する方
向へ移動させるストッパ退避部を、該ストッパ移動部材
と一体的に設けることができる。これにより、ストッパ
部材とストッパ係合部との係合状態をより確実に解除す
ることができる。
【0010】また、ストッパ移動部材を、シートロール
から引き出された柔軟シートに近接して配置し、カッタ
ー部をそのストッパ移動部材と一体的に回転可能に設け
ることができる。例えば、ストッパ移動部材が、その中
間部において回転軸により回転可能に支持されるととも
に、その回転軸に関して一方の側に錘部材が取り付けら
れ、他方の側にストッパ部材と当接してこれを移動させ
る移動部が形成された構成においては、上記カッター部
に対し柔軟シートを切断するための力が作用した場合
に、その力に基づくトルクによりストッパ部材が回転し
て、その移動部がストッパ部材と当接する一方、その力
が解除された場合には、その錘部材に作用する重力に基
づいてストッパ部材が逆方向に回転し、移動部がストッ
パ部材から離間・退避する位置へ自然復帰するように構
成することができる。
から引き出された柔軟シートに近接して配置し、カッタ
ー部をそのストッパ移動部材と一体的に回転可能に設け
ることができる。例えば、ストッパ移動部材が、その中
間部において回転軸により回転可能に支持されるととも
に、その回転軸に関して一方の側に錘部材が取り付けら
れ、他方の側にストッパ部材と当接してこれを移動させ
る移動部が形成された構成においては、上記カッター部
に対し柔軟シートを切断するための力が作用した場合
に、その力に基づくトルクによりストッパ部材が回転し
て、その移動部がストッパ部材と当接する一方、その力
が解除された場合には、その錘部材に作用する重力に基
づいてストッパ部材が逆方向に回転し、移動部がストッ
パ部材から離間・退避する位置へ自然復帰するように構
成することができる。
【0011】次に、本発明のロールホルダの第二の構成
は、下記の要件を備えたことを特徴とする。 ロール装着部:柔軟シートを巻き上げたシートロール
が回転可能に装着される。 回転部材:ロール装着部に装着されたシートロールか
ら柔軟シートが引き出されるに伴いこれと連動して回転
するとともに、その重心が自身の回転軸線から偏心して
位置する。 カッター部:シートロールから引き出された柔軟シー
トを切断するための切断位置と、シートロールから退避
した退避位置との間で、該シートロールに対し接近・離
間可能に設けられる。 ストッパ係合部:カッター部と一体的に設けられる。 ストッパ部:ストッパ係合部と係合することにより、
カッター部を退避位置に保持する。 ストッパ解除部:回転部材と一体的に回転可能に設け
られ、自身の回転に伴いストッパ部を移動させて、スト
ッパ係合部との係合状態を解除する。 ここで、回転部材は、ストッパ解除部がストッパ部とス
トッパ係合部との係合状態を解除する位置まで回転する
ことにより、その重心が最低位置に位置する状態から1
80°を超えて回転した状態となり、引き出された柔軟
シートを切断すると、その重心が最低位置に位置する状
態となるまで回転して、その回転量に対応する長さの柔
軟シートを前記シートロールから繰り出させる。
は、下記の要件を備えたことを特徴とする。 ロール装着部:柔軟シートを巻き上げたシートロール
が回転可能に装着される。 回転部材:ロール装着部に装着されたシートロールか
ら柔軟シートが引き出されるに伴いこれと連動して回転
するとともに、その重心が自身の回転軸線から偏心して
位置する。 カッター部:シートロールから引き出された柔軟シー
トを切断するための切断位置と、シートロールから退避
した退避位置との間で、該シートロールに対し接近・離
間可能に設けられる。 ストッパ係合部:カッター部と一体的に設けられる。 ストッパ部:ストッパ係合部と係合することにより、
カッター部を退避位置に保持する。 ストッパ解除部:回転部材と一体的に回転可能に設け
られ、自身の回転に伴いストッパ部を移動させて、スト
ッパ係合部との係合状態を解除する。 ここで、回転部材は、ストッパ解除部がストッパ部とス
トッパ係合部との係合状態を解除する位置まで回転する
ことにより、その重心が最低位置に位置する状態から1
80°を超えて回転した状態となり、引き出された柔軟
シートを切断すると、その重心が最低位置に位置する状
態となるまで回転して、その回転量に対応する長さの柔
軟シートを前記シートロールから繰り出させる。
【0012】上記構成のロールホルダにおいては、ロー
ル装着部に装着されたシートロールから柔軟シートを引
き出すと、回転部材がこれと連動して回転するととも
に、所定長さのシートが引き出されると、回転部材とと
もに回転するストッパ解除部が、ストッパ部とストッパ
係合部との係合状態を解除する。これにより、カッター
部はシートロール側へ移動することが許容され、引き出
された柔軟シートの切断が可能となる。このとき回転部
材は、その重心が最低位置に位置する状態から180°
を超えて回転した状態となっており、シートを切断する
とその重心が最低位置に位置する状態となるまで回転し
て柔軟シートをシートロールから繰り出させる。これに
より、次回の使用時に柔軟シートをシートロールから容
易に引き出すことができる。
ル装着部に装着されたシートロールから柔軟シートを引
き出すと、回転部材がこれと連動して回転するととも
に、所定長さのシートが引き出されると、回転部材とと
もに回転するストッパ解除部が、ストッパ部とストッパ
係合部との係合状態を解除する。これにより、カッター
部はシートロール側へ移動することが許容され、引き出
された柔軟シートの切断が可能となる。このとき回転部
材は、その重心が最低位置に位置する状態から180°
を超えて回転した状態となっており、シートを切断する
とその重心が最低位置に位置する状態となるまで回転し
て柔軟シートをシートロールから繰り出させる。これに
より、次回の使用時に柔軟シートをシートロールから容
易に引き出すことができる。
【0013】上述の構成においてカッター部は、その中
間部において回転軸により回転可能に支持されたカッタ
ー回転部材の一端側に設けることができ、回転部材の回
転に伴いシートロールに対し接近・離間するようにする
ことができる。また、カッター回転部材の他端側には錘
部材を取り付けることができ、該錘部材に作用する重力
に基づいてカッター部を切断位置から退避位置に自然復
帰させることができる。この場合、引き出した柔軟シー
トを錘部材に引っ掛けてカッター回転部材を回転させ、
カッター部の先端を柔軟シートロールに押し付けた状態
にすれば、引き出された柔軟シートをカッター部により
片手で切断することができる。
間部において回転軸により回転可能に支持されたカッタ
ー回転部材の一端側に設けることができ、回転部材の回
転に伴いシートロールに対し接近・離間するようにする
ことができる。また、カッター回転部材の他端側には錘
部材を取り付けることができ、該錘部材に作用する重力
に基づいてカッター部を切断位置から退避位置に自然復
帰させることができる。この場合、引き出した柔軟シー
トを錘部材に引っ掛けてカッター回転部材を回転させ、
カッター部の先端を柔軟シートロールに押し付けた状態
にすれば、引き出された柔軟シートをカッター部により
片手で切断することができる。
【0014】また、柔軟シートの切断後において、カッ
ター部が錘部材の作用により退避位置に復帰した際に、
ストッパ部をストッパ係合部側に付勢して両者を係合さ
せる付勢部材を設けることができる。こうすれば、柔軟
シートの切断後において、ストッパ部がカッター部を退
避位置に保持した状態に自然復帰させることができる。
ター部が錘部材の作用により退避位置に復帰した際に、
ストッパ部をストッパ係合部側に付勢して両者を係合さ
せる付勢部材を設けることができる。こうすれば、柔軟
シートの切断後において、ストッパ部がカッター部を退
避位置に保持した状態に自然復帰させることができる。
【0015】上記本発明のロールホルダの第一及び第二
の構成は、シートロールと一体的に、かつ回転伝達機構
を介して回転部材と連動して回転可能に設けられ、回転
部材に対する回転比が1.5以上となるように設定され
た補助回転部材を備えたものとすることができる。この
場合、回転部材が、その重心が最低位置に位置する状態
を始点として180°を超えて回転した状態から、該重
心が最低位置に位置する状態となるまで回転することに
より、上記補助回転部材がシートロールを上述の回転比
に基づく回転量だけ回転させて、その回転量に対応する
長さの柔軟シートをシートロールから繰り出すものとさ
れる。これにより、切断後の柔軟シートの繰出量を増大
させることができ、ひいてはシートロールからの一回の
引き出し・切断により使用者が得ることができる柔軟シ
ートの長さを大きくすることができる。
の構成は、シートロールと一体的に、かつ回転伝達機構
を介して回転部材と連動して回転可能に設けられ、回転
部材に対する回転比が1.5以上となるように設定され
た補助回転部材を備えたものとすることができる。この
場合、回転部材が、その重心が最低位置に位置する状態
を始点として180°を超えて回転した状態から、該重
心が最低位置に位置する状態となるまで回転することに
より、上記補助回転部材がシートロールを上述の回転比
に基づく回転量だけ回転させて、その回転量に対応する
長さの柔軟シートをシートロールから繰り出すものとさ
れる。これにより、切断後の柔軟シートの繰出量を増大
させることができ、ひいてはシートロールからの一回の
引き出し・切断により使用者が得ることができる柔軟シ
ートの長さを大きくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、い
くつかの実施例を参照しつつ図面に基づいて説明する。 (実施例1)図1は、本発明の柔軟シートロールホルダ
の第一の構成の一例を示す平面図である。柔軟シートロ
ールホルダ1は、トイレットペーパ等の柔軟シートのシ
ートロール2が回転可能に装着されるロール装着部3
と、そのロール装着部3と一体的に回転する回転部材4
等を備え、図2に示すように、それらが上側からカバー
5で覆われるとともに、シートロール2から引き出され
た柔軟シート6が下側開口部5bから下方へ垂れ下がる
ように繰り出されるようになっている。また、カバー5
の上面部にはシートロール2を着脱するための開口部5
cが形成され、これが蓋部5aにより開閉可能に塞がれ
ている。
くつかの実施例を参照しつつ図面に基づいて説明する。 (実施例1)図1は、本発明の柔軟シートロールホルダ
の第一の構成の一例を示す平面図である。柔軟シートロ
ールホルダ1は、トイレットペーパ等の柔軟シートのシ
ートロール2が回転可能に装着されるロール装着部3
と、そのロール装着部3と一体的に回転する回転部材4
等を備え、図2に示すように、それらが上側からカバー
5で覆われるとともに、シートロール2から引き出され
た柔軟シート6が下側開口部5bから下方へ垂れ下がる
ように繰り出されるようになっている。また、カバー5
の上面部にはシートロール2を着脱するための開口部5
cが形成され、これが蓋部5aにより開閉可能に塞がれ
ている。
【0017】図1に示すように、ロール装着部3は、シ
ートロール2の円筒状の巻き芯2aの両端開口部にそれ
ぞれ嵌着されてこれを回転可能に支持する支持部材3a
及び3bを備えている。それら支持部材の一方のもの3
bは、カバー5の一方の側面部に形成された中空突出部
5dの貫通孔5eに挿通され、該貫通孔5e内で回転可
能、かつ巻き芯2aの一方の端部側に対し接近・離間可
能に設けられている。また、中空突出部5d内には、支
持部材3bを、その中間部に形成されたばね受け部3d
を介して巻き芯2a側に付勢するばね部材3eが設けら
れている。一方、他方の支持部材3aは、カバー5の他
方の内側面に対し回転可能かつその回転軸線方向の位置
が固定に取り付けられている。そして、支持部材3bの
カバー5の外側に突出する端部側に設けられたハンドル
部3cを引っ張って支持部材3bを後退させ、巻き芯2
aの一方の開口部を支持部材3aに嵌着し、支持部材3
bを巻き芯2aの他方の開口部に押し込めば、シートロ
ール2が両支持部材3a及び3bにより回転可能に支持
されることとなる。
ートロール2の円筒状の巻き芯2aの両端開口部にそれ
ぞれ嵌着されてこれを回転可能に支持する支持部材3a
及び3bを備えている。それら支持部材の一方のもの3
bは、カバー5の一方の側面部に形成された中空突出部
5dの貫通孔5eに挿通され、該貫通孔5e内で回転可
能、かつ巻き芯2aの一方の端部側に対し接近・離間可
能に設けられている。また、中空突出部5d内には、支
持部材3bを、その中間部に形成されたばね受け部3d
を介して巻き芯2a側に付勢するばね部材3eが設けら
れている。一方、他方の支持部材3aは、カバー5の他
方の内側面に対し回転可能かつその回転軸線方向の位置
が固定に取り付けられている。そして、支持部材3bの
カバー5の外側に突出する端部側に設けられたハンドル
部3cを引っ張って支持部材3bを後退させ、巻き芯2
aの一方の開口部を支持部材3aに嵌着し、支持部材3
bを巻き芯2aの他方の開口部に押し込めば、シートロ
ール2が両支持部材3a及び3bにより回転可能に支持
されることとなる。
【0018】次に、上記支持部材3aには、これと同軸
かつ一体的に円板状の回転部材4が取り付けられてお
り、図2に示すように、ロール装着部3に装着されたシ
ートロール2から柔軟シート6が引き出されるに伴い、
シートロール2とともに回転するようになっている。こ
の回転部材4には、そのシートロール2に面さない側の
板面外縁部に錘部材7が取り付けられており、その重心
が自身の回転軸線から偏心して位置するように構成され
ている。また、同じくその板面に対して錘部材7と近接
する位置に、ストッパ係合部4aが該板面から突出して
形成されている。
かつ一体的に円板状の回転部材4が取り付けられてお
り、図2に示すように、ロール装着部3に装着されたシ
ートロール2から柔軟シート6が引き出されるに伴い、
シートロール2とともに回転するようになっている。こ
の回転部材4には、そのシートロール2に面さない側の
板面外縁部に錘部材7が取り付けられており、その重心
が自身の回転軸線から偏心して位置するように構成され
ている。また、同じくその板面に対して錘部材7と近接
する位置に、ストッパ係合部4aが該板面から突出して
形成されている。
【0019】また、図2に示すように、柔軟シート6の
引き出し側においてシートロール2の上方には、これと
近接してストッパ部材8が設けられている。図1に示す
ように、ストッパ部材8は、その中間部においてカバー
5の内面に一端が結合された回転軸9により回転可能に
支持されており、図2に示すように該回転軸9に関して
その両側部分が下方に曲げられてその一方が係合部10
とされ、他方がその係合部10よりも長尺に形成された
力付与部11とされている。そして、その力付与部11
に対し回転部材4へ接近する方向に力が付与されるに伴
い、係合部10が回転部材4側に接近するようになって
いる。
引き出し側においてシートロール2の上方には、これと
近接してストッパ部材8が設けられている。図1に示す
ように、ストッパ部材8は、その中間部においてカバー
5の内面に一端が結合された回転軸9により回転可能に
支持されており、図2に示すように該回転軸9に関して
その両側部分が下方に曲げられてその一方が係合部10
とされ、他方がその係合部10よりも長尺に形成された
力付与部11とされている。そして、その力付与部11
に対し回転部材4へ接近する方向に力が付与されるに伴
い、係合部10が回転部材4側に接近するようになって
いる。
【0020】一方、図2に示すように、シートロール2
から下方に引き出された柔軟シート6の前方側には、こ
れと近接してストッパ移動部材12が設けられている。
ストッパ移動部材12は、図1に示すように、シートロ
ール2の幅方向にまたがる板状に形成されており、その
両側縁部の各中間位置においてカバー5の内面に対し回
転軸13により回転可能に取付けられている。そして、
図1及び図2に示すように、その回転軸13に関してス
トッパ移動部材12の一方の側には、その幅方向にわた
って延びる錘部材14が取り付けられ、他方の側には前
述のストッパ部材8の力付与部11と当接してこれを移
動させる移動部15が形成されている。また、ストッパ
移動部材12の柔軟シート6に面する側には、その幅方
向にわたってその板面から突出するカッター部16がこ
れと一体的に設けられている。
から下方に引き出された柔軟シート6の前方側には、こ
れと近接してストッパ移動部材12が設けられている。
ストッパ移動部材12は、図1に示すように、シートロ
ール2の幅方向にまたがる板状に形成されており、その
両側縁部の各中間位置においてカバー5の内面に対し回
転軸13により回転可能に取付けられている。そして、
図1及び図2に示すように、その回転軸13に関してス
トッパ移動部材12の一方の側には、その幅方向にわた
って延びる錘部材14が取り付けられ、他方の側には前
述のストッパ部材8の力付与部11と当接してこれを移
動させる移動部15が形成されている。また、ストッパ
移動部材12の柔軟シート6に面する側には、その幅方
向にわたってその板面から突出するカッター部16がこ
れと一体的に設けられている。
【0021】次に、図2に示すように回転部材4のシー
トロール2と面さない側には、これと同軸に回転部材側
歯車部17が設けられている。一方、ストッパ移動部材
12には移動部材側歯車部18が回転軸13と同軸に設
けられており、これが回転部材側歯車部17と噛み合う
ことにより、回転部材4の回転がストッパ移動部材12
に伝達されるようになっている。ここで、回転部材側歯
車部17は、回転部材4の回転軸線を中心とする円周経
路のほぼ半周分に沿って形成された回転部材側歯列17
aを有する一方、移動部材側歯車部18は回転軸13を
中心とする円弧状の経路に沿って形成された移動部材側
歯列18aを備え、これら各歯列17aと18aはその
歯数がほぼ等しくなるように形成されている。
トロール2と面さない側には、これと同軸に回転部材側
歯車部17が設けられている。一方、ストッパ移動部材
12には移動部材側歯車部18が回転軸13と同軸に設
けられており、これが回転部材側歯車部17と噛み合う
ことにより、回転部材4の回転がストッパ移動部材12
に伝達されるようになっている。ここで、回転部材側歯
車部17は、回転部材4の回転軸線を中心とする円周経
路のほぼ半周分に沿って形成された回転部材側歯列17
aを有する一方、移動部材側歯車部18は回転軸13を
中心とする円弧状の経路に沿って形成された移動部材側
歯列18aを備え、これら各歯列17aと18aはその
歯数がほぼ等しくなるように形成されている。
【0022】ここで、回転部材4の重心がその最低位置
に位置した状態(すなわち錘部材7が最低位置に位置し
た状態:以下、下限位置という)においては、図2に示
すように、回転部材側歯列17aの回転方向先頭側が移
動部材側歯列18aの先頭側と噛み合うようになってい
る。そして、その状態から回転部材4が柔軟シート6の
引き出しに伴い回転した場合には、それら両歯列17a
及び18aがその噛み合い状態を維持することにより回
転部材側歯車部17の回転が移動部材側歯車部18に伝
達されて、ストッパ移動部材12が回転することとな
る。一方、図3に示すように、回転部材4が、その重心
が最低位置に位置する状態から180°を超えての所定
の角度だけ回転した状態においては、回転部材側歯列1
7aの後端側が移動部材側歯列18aの後端側と噛み合
った状態となり、図4に示すように、以降の回転部材4
の回転に対しては、前述の下限位置に復帰するまで両歯
列17a及び18aは噛み合わない状態となって、回転
部材4とストッパ移動部材12とは互いに独立に回転す
ることとなる。
に位置した状態(すなわち錘部材7が最低位置に位置し
た状態:以下、下限位置という)においては、図2に示
すように、回転部材側歯列17aの回転方向先頭側が移
動部材側歯列18aの先頭側と噛み合うようになってい
る。そして、その状態から回転部材4が柔軟シート6の
引き出しに伴い回転した場合には、それら両歯列17a
及び18aがその噛み合い状態を維持することにより回
転部材側歯車部17の回転が移動部材側歯車部18に伝
達されて、ストッパ移動部材12が回転することとな
る。一方、図3に示すように、回転部材4が、その重心
が最低位置に位置する状態から180°を超えての所定
の角度だけ回転した状態においては、回転部材側歯列1
7aの後端側が移動部材側歯列18aの後端側と噛み合
った状態となり、図4に示すように、以降の回転部材4
の回転に対しては、前述の下限位置に復帰するまで両歯
列17a及び18aは噛み合わない状態となって、回転
部材4とストッパ移動部材12とは互いに独立に回転す
ることとなる。
【0023】また、図2に示すように、回転部材4に面
する側において移動部材側歯車部18の縁部には、その
ストッパ移動部材12に近い側の端部に該歯車18の板
面から突出するストッパ退避部19が形成されている。
このストッパ退避部19は、ストッパ移動部材12がス
トッパ部材8から離間する方向に回転するときに、該ス
トッパ部材8の係合部10を回転部材4のストッパ係合
部4aから離間する方向へ移動させる。
する側において移動部材側歯車部18の縁部には、その
ストッパ移動部材12に近い側の端部に該歯車18の板
面から突出するストッパ退避部19が形成されている。
このストッパ退避部19は、ストッパ移動部材12がス
トッパ部材8から離間する方向に回転するときに、該ス
トッパ部材8の係合部10を回転部材4のストッパ係合
部4aから離間する方向へ移動させる。
【0024】以下、柔軟シートロールホルダ1の作動に
ついて説明する。図1に示すロール装着部3に対し装着
されたシートロール2からは、図2に示すように、柔軟
シート6が下方へ垂れ下がった状態で繰り出されてい
る。ここで、柔軟シート6に引き出しのための力が加わ
っていない状態では、回転部材4は前述の下限位置に位
置した状態となっており、ストッパ部材8は、移動部材
側歯車部18に形成されたストッパ退避部19により回
転部材4から離間する方向に跳ね上げられている。この
状態において、柔軟シート6がシートロール2から引き
出されると回転部材4が回転し、回転部材側歯車部17
及び移動部材側歯車部18を介してストッパ移動部材1
2もこれと連動して回転することとなる。これにより、
図3に示す状態を経て図4に示すように、ストッパ移動
部材12の移動部15はストッパ部材8の力付与部11
と当接し、反対側の係合部10を回転部材4側のストッ
パ係合部4aと係合する位置へ移動させる。これにより
回転部材4は、その下限位置から180°を超えて所定
角度回転した状態で、そのストッパ係合部4aがストッ
パ部材8の係合部10と係合してその回転が阻止される
こととなる。
ついて説明する。図1に示すロール装着部3に対し装着
されたシートロール2からは、図2に示すように、柔軟
シート6が下方へ垂れ下がった状態で繰り出されてい
る。ここで、柔軟シート6に引き出しのための力が加わ
っていない状態では、回転部材4は前述の下限位置に位
置した状態となっており、ストッパ部材8は、移動部材
側歯車部18に形成されたストッパ退避部19により回
転部材4から離間する方向に跳ね上げられている。この
状態において、柔軟シート6がシートロール2から引き
出されると回転部材4が回転し、回転部材側歯車部17
及び移動部材側歯車部18を介してストッパ移動部材1
2もこれと連動して回転することとなる。これにより、
図3に示す状態を経て図4に示すように、ストッパ移動
部材12の移動部15はストッパ部材8の力付与部11
と当接し、反対側の係合部10を回転部材4側のストッ
パ係合部4aと係合する位置へ移動させる。これにより
回転部材4は、その下限位置から180°を超えて所定
角度回転した状態で、そのストッパ係合部4aがストッ
パ部材8の係合部10と係合してその回転が阻止される
こととなる。
【0025】こうして柔軟シート6のシートロール2か
らの引き出しが阻止され、引き出された柔軟シート6は
その状態で、ストッパ移動部材12と一体に設けられた
カッター部16を用いて切断される。ここで、カッター
部16に対し柔軟シート6を切断するための力が作用し
ている間は、その力に基づくトルクによりストッパ移動
部材12の移動部15が、ストッパ部材8の力付与部1
1に対し力を付与した状態に維持されるので、シートロ
ール2はその回転が阻止された状態に維持されることと
なる。これにより、シートロール2の回転を手等で押さ
えて阻止する必要がなくなり、片手でシート6の引き出
し及び切断を簡単に行うことが可能となる。
らの引き出しが阻止され、引き出された柔軟シート6は
その状態で、ストッパ移動部材12と一体に設けられた
カッター部16を用いて切断される。ここで、カッター
部16に対し柔軟シート6を切断するための力が作用し
ている間は、その力に基づくトルクによりストッパ移動
部材12の移動部15が、ストッパ部材8の力付与部1
1に対し力を付与した状態に維持されるので、シートロ
ール2はその回転が阻止された状態に維持されることと
なる。これにより、シートロール2の回転を手等で押さ
えて阻止する必要がなくなり、片手でシート6の引き出
し及び切断を簡単に行うことが可能となる。
【0026】柔軟シート6が切断されると、柔軟シート
6に対するその引き出し方向への力が解除され、ストッ
パ移動部材12は錘部材14に作用する重力に基づいて
上記とは逆方向へ(すなわちストッパ部材8から離間す
る方向へ)回転する。そして、図5に示すように、力付
与部11に対する力の付与が解除されるとともに、上記
ストッパ移動部材12の回転に伴い移動部材側歯車部1
8が振り上がり、ストッパ部材8は再びストッパ退避部
19により跳ね上げられた状態となる。これにより、ス
トッパ部材8の係合部10と回転部材4のストッパ係合
部4aとの係合が解かれ、回転部材4はその重心が最低
位置に位置する状態となるまで回転し、その回転量に対
応する長さの柔軟シート6がシートロール2から繰り出
される。これにより、次回の使用時に柔軟シート6をシ
ートロール2から容易に引き出すことができる。
6に対するその引き出し方向への力が解除され、ストッ
パ移動部材12は錘部材14に作用する重力に基づいて
上記とは逆方向へ(すなわちストッパ部材8から離間す
る方向へ)回転する。そして、図5に示すように、力付
与部11に対する力の付与が解除されるとともに、上記
ストッパ移動部材12の回転に伴い移動部材側歯車部1
8が振り上がり、ストッパ部材8は再びストッパ退避部
19により跳ね上げられた状態となる。これにより、ス
トッパ部材8の係合部10と回転部材4のストッパ係合
部4aとの係合が解かれ、回転部材4はその重心が最低
位置に位置する状態となるまで回転し、その回転量に対
応する長さの柔軟シート6がシートロール2から繰り出
される。これにより、次回の使用時に柔軟シート6をシ
ートロール2から容易に引き出すことができる。
【0027】(実施例2)図6の柔軟シートロールホル
ダ51においては、シートロール2が回転部材4と同軸
に装着されるのではなく、補助回転部材20に対しこれ
と同軸にかつ一体的に回転可能に装着されている。この
補助回転部材20は外周面に歯部20aが形成された歯
車部材とされる一方、回転部材4の外周面には、反転歯
車21を介して補助回転部材20の歯部20aと噛み合
う歯部23が形成されており、これら歯部20a及び2
3と反転歯車21とが回転伝達機構となって、補助回転
部材20の回転が回転部材4に伝達されるようになって
いる。ここで、回転部材4の歯部23の歯数をN1、補
助回転部材20の歯部20aの歯数をN2としたとき
の、その歯数比N1/N2(すなわち、回転部材4に対す
る補助回転部材20の回転比)は1.5以上、例えば本
実施例では約2となるように設定されている。なお、2
2はシートロール2から引き出された柔軟シート6をガ
イドするガイドローラである。
ダ51においては、シートロール2が回転部材4と同軸
に装着されるのではなく、補助回転部材20に対しこれ
と同軸にかつ一体的に回転可能に装着されている。この
補助回転部材20は外周面に歯部20aが形成された歯
車部材とされる一方、回転部材4の外周面には、反転歯
車21を介して補助回転部材20の歯部20aと噛み合
う歯部23が形成されており、これら歯部20a及び2
3と反転歯車21とが回転伝達機構となって、補助回転
部材20の回転が回転部材4に伝達されるようになって
いる。ここで、回転部材4の歯部23の歯数をN1、補
助回転部材20の歯部20aの歯数をN2としたとき
の、その歯数比N1/N2(すなわち、回転部材4に対す
る補助回転部材20の回転比)は1.5以上、例えば本
実施例では約2となるように設定されている。なお、2
2はシートロール2から引き出された柔軟シート6をガ
イドするガイドローラである。
【0028】上述のロールホルダ51においては、シー
トロール2から柔軟シート6を引き出すと、実施例1の
ロールホルダ1と同様の機構により、回転部材4が下限
位置から180°以上の所定の角度θ1(単位:度)だ
け回転した状態でストッパ部材8によりその回転が阻止
されるが、回転部材4が上記角度θ1だけ回転する間
に、補助回転部材20すなわちシートロール2はほぼ2
θ1 だけ回転することとなり、回転が停止するまでの柔
軟シート6の引き出し量が実施例1の機構と比較して増
大する。そして、柔軟シート6をカッター部16により
切断すると、回転部材4は角度θ2(=360°−θ1)
回転することとなるが、このときの補助回転部材20の
回転角度は2θ2となって、シートロール2からの柔軟
シート6の繰り出し量が同様に増大する。
トロール2から柔軟シート6を引き出すと、実施例1の
ロールホルダ1と同様の機構により、回転部材4が下限
位置から180°以上の所定の角度θ1(単位:度)だ
け回転した状態でストッパ部材8によりその回転が阻止
されるが、回転部材4が上記角度θ1だけ回転する間
に、補助回転部材20すなわちシートロール2はほぼ2
θ1 だけ回転することとなり、回転が停止するまでの柔
軟シート6の引き出し量が実施例1の機構と比較して増
大する。そして、柔軟シート6をカッター部16により
切断すると、回転部材4は角度θ2(=360°−θ1)
回転することとなるが、このときの補助回転部材20の
回転角度は2θ2となって、シートロール2からの柔軟
シート6の繰り出し量が同様に増大する。
【0029】(実施例3)図7は、本発明のロールホル
ダの第二の構成の一例を模式的に示すものである。この
ロールホルダ101においては、実施例2のロールホル
ダ51と同様に、シートロール2が補助回転部材20に
対しこれと同軸にかつ一体的に回転可能に装着されてい
る。回転部材4は、これと同軸かつ一体回転可能な歯車
37を有して補助回転部材20の下側に設けられてお
り、この歯車37が、補助回転部材20と同軸かつ一体
回転可能に設けられた歯車38と噛み合っている。ここ
で、回転部材4側の歯車37の歯数N1と、補助回転部
材20側の歯車38の歯数N2との歯数比N1/N2は約
3に設定されている。すなわち、補助回転部材20が3
回転すると、回転部材4はこれと逆方向(図面中では反
時計方向)にほぼ1回転するようになっている。
ダの第二の構成の一例を模式的に示すものである。この
ロールホルダ101においては、実施例2のロールホル
ダ51と同様に、シートロール2が補助回転部材20に
対しこれと同軸にかつ一体的に回転可能に装着されてい
る。回転部材4は、これと同軸かつ一体回転可能な歯車
37を有して補助回転部材20の下側に設けられてお
り、この歯車37が、補助回転部材20と同軸かつ一体
回転可能に設けられた歯車38と噛み合っている。ここ
で、回転部材4側の歯車37の歯数N1と、補助回転部
材20側の歯車38の歯数N2との歯数比N1/N2は約
3に設定されている。すなわち、補助回転部材20が3
回転すると、回転部材4はこれと逆方向(図面中では反
時計方向)にほぼ1回転するようになっている。
【0030】回転部材4の外周縁部には、実施例2のロ
ールホルダ51と同様に錘部材7が設けられており、柔
軟シート6の引き出しに伴う回転方向に沿って錘部材7
から所定距離だけ離れた位置には、ストッパ解除部36
がその板面から突出して設けられている。一方、柔軟シ
ート6の引き出し側において、回転部材4の側方上方寄
りには、回転軸39により前後に回転可能に支持された
ストッパ部33が設けられており、その先端側が回転部
材4の外縁部にかかるように配置されている。一方、そ
のストッパ部33の下側には、回転軸31により前後に
回転可能に支持され、かつシートロール2の幅方向に渡
って配置された板状のカッター回転部材30が設けられ
ている。
ールホルダ51と同様に錘部材7が設けられており、柔
軟シート6の引き出しに伴う回転方向に沿って錘部材7
から所定距離だけ離れた位置には、ストッパ解除部36
がその板面から突出して設けられている。一方、柔軟シ
ート6の引き出し側において、回転部材4の側方上方寄
りには、回転軸39により前後に回転可能に支持された
ストッパ部33が設けられており、その先端側が回転部
材4の外縁部にかかるように配置されている。一方、そ
のストッパ部33の下側には、回転軸31により前後に
回転可能に支持され、かつシートロール2の幅方向に渡
って配置された板状のカッター回転部材30が設けられ
ている。
【0031】カッター回転部材30は、その中間部にお
いて回転部材4に面する側に適宜曲げられるとともに、
そのストッパ部33側の端部側にカッター部16が形成
されており、回転軸31を中心として前後に回転するこ
とにより、カッター部16がシートロール2(あるい引
き出された柔軟シート6)に対し接近・離間するように
なっている。一方、カッター回転部材30の他方の端部
側には錘部材14が設けられており、自身に作用する重
力によりカッター回転部材30を回転させ、カッター部
16をシートロール2から離間させるようになってい
る。また、カッター回転部材30には、カッター部16
と近接する位置にストッパ係合部32が固着されてい
る。
いて回転部材4に面する側に適宜曲げられるとともに、
そのストッパ部33側の端部側にカッター部16が形成
されており、回転軸31を中心として前後に回転するこ
とにより、カッター部16がシートロール2(あるい引
き出された柔軟シート6)に対し接近・離間するように
なっている。一方、カッター回転部材30の他方の端部
側には錘部材14が設けられており、自身に作用する重
力によりカッター回転部材30を回転させ、カッター部
16をシートロール2から離間させるようになってい
る。また、カッター回転部材30には、カッター部16
と近接する位置にストッパ係合部32が固着されてい
る。
【0032】一方、ストッパ部33は、その中間部から
ストッパ分岐部34が下方へ分岐して延びるとともに、
回転部材4と反対側の端部には、一端がケース5の内面
に固定された付勢部材としてのばね35の他端側が結合
されている。そして、このばね35により、ストッパ部
33がカッター回転部材30側へ回転する方向に付勢さ
れるとともに、そのストッパ分岐部34がストッパ係合
部32と係合して、カッター部16をシートロール2か
ら離間した退避位置に保持するようになっている。
ストッパ分岐部34が下方へ分岐して延びるとともに、
回転部材4と反対側の端部には、一端がケース5の内面
に固定された付勢部材としてのばね35の他端側が結合
されている。そして、このばね35により、ストッパ部
33がカッター回転部材30側へ回転する方向に付勢さ
れるとともに、そのストッパ分岐部34がストッパ係合
部32と係合して、カッター部16をシートロール2か
ら離間した退避位置に保持するようになっている。
【0033】以下、ロールホルダ101の作用について
説明する。図8に示すように、シートロール2から柔軟
シート6を引き出すと、補助回転部材20が時計方向に
回転するととともに回転部材4が反時計方向に回転し、
錘部材7及びストッパ解除部36が上方へ移動する。そ
して、図9に示すように、柔軟シート6を所定の長さ引
き出したところで、ストッパ解除部36がストッパ部3
3の先端部に当接する。そして、さらに柔軟シート6を
引き出すことにより、図10に示すように、ストッパ部
33はばね35を伸張させながらその弾性力に抗して上
方へ回転し、所定の角度回転したところでストッパ分岐
部34とストッパ係合部32との係合が解除されて図1
1に示す状態となる。
説明する。図8に示すように、シートロール2から柔軟
シート6を引き出すと、補助回転部材20が時計方向に
回転するととともに回転部材4が反時計方向に回転し、
錘部材7及びストッパ解除部36が上方へ移動する。そ
して、図9に示すように、柔軟シート6を所定の長さ引
き出したところで、ストッパ解除部36がストッパ部3
3の先端部に当接する。そして、さらに柔軟シート6を
引き出すことにより、図10に示すように、ストッパ部
33はばね35を伸張させながらその弾性力に抗して上
方へ回転し、所定の角度回転したところでストッパ分岐
部34とストッパ係合部32との係合が解除されて図1
1に示す状態となる。
【0034】この状態で、図12に示すように、柔軟シ
ート6を錘部材14に引っ掛けて手前に引き込むことに
より、カッター回転部材30が回転してカッター部16
が柔軟シート6側へ倒れ込む(切断位置)。そして、柔
軟シート6をカッター部16により切断すると図13に
示す状態となる。このとき、回転部材4に設けられた錘
部材7は、最低位置(図8の状態)を始点として180
°を超えて回転した状態となっており、図14に示すよ
うに、柔軟シート6の切断に伴い回転部材4は、錘部材
7に作用する重力に基づき、これが上記最低位置に位置
した状態となるまで回転する。これに伴い、シートロー
ル2はその回転角のほぼ3倍に相当する角度だけ回転し
て、対応する長さの柔軟シート6が繰り出されることと
なる。
ート6を錘部材14に引っ掛けて手前に引き込むことに
より、カッター回転部材30が回転してカッター部16
が柔軟シート6側へ倒れ込む(切断位置)。そして、柔
軟シート6をカッター部16により切断すると図13に
示す状態となる。このとき、回転部材4に設けられた錘
部材7は、最低位置(図8の状態)を始点として180
°を超えて回転した状態となっており、図14に示すよ
うに、柔軟シート6の切断に伴い回転部材4は、錘部材
7に作用する重力に基づき、これが上記最低位置に位置
した状態となるまで回転する。これに伴い、シートロー
ル2はその回転角のほぼ3倍に相当する角度だけ回転し
て、対応する長さの柔軟シート6が繰り出されることと
なる。
【図1】実施例1の柔軟シートロールホルダの平面断面
図。
図。
【図2】図1の柔軟シートロールホルダの構成を示す側
面模式図。
面模式図。
【図3】図1のロールホルダの作用説明図。
【図4】図3に続く作用説明図。
【図5】図4に続く作用説明図。
【図6】実施例2の柔軟シートロールホルダの構成を示
す側面模式図。
す側面模式図。
【図7】実施例3の柔軟シートロールホルダの機構を示
す側面模式図。
す側面模式図。
【図8】その作用説明図。
【図9】図8に続く作用説明図。
【図10】図9に続く作用説明図。
【図11】図10に続く作用説明図。
【図12】図11に続く作用説明図。
【図13】図12に続く作用説明図。
【図14】図13に続く作用説明図。
1、51、101 柔軟シートロールホルダ 2 シートロール 4 回転部材 4a ストッパ係合部 6 柔軟シート 8 ストッパ部材 9 回転軸 10 係合部 11 力付与部 12 ストッパ移動部材 13 回転軸 14 錘部材 15 移動部 16 カッター部 17 回転部材側歯車部 18 移動部材側歯車部 19 ストッパ退避部 20 補助回転部材 20a 歯部(回転伝達機構) 21 反転歯車(回転伝達機構) 23 歯部(回転伝達機構) 30 カッター回転部材 32 ストッパ係合部 33 ストッパ部 35 ばね(付勢部材) 36 ストッパ解除部 37、38 歯車(回転伝達機構)
Claims (7)
- 【請求項1】 柔軟シートを巻き上げたシートロールが
回転可能に装着されるロール装着部と、 そのロール装着部に装着された前記シートロールから前
記柔軟シートが引き出されるに伴いこれと連動して回転
するとともに、その重心が自身の回転軸線から偏心して
位置する回転部材と、 その回転部材に形成されたストッパ係合部と、 外部からの力に基づき前記ストッパ係合部側へ移動して
これと係合することにより、前記回転部材の回転を阻止
する一方、その力が解除された場合にはこれと逆方向へ
移動して、前記ストッパ係合部との係合状態が解除され
るストッパ部材と、 前記柔軟シートの引き出しに伴いこれと連動して回転可
能に設けられ、前記回転部材が、その重心が最低位置に
位置する状態から180°を超えて回転した状態におい
て、自身の回転により前記ストッパ部材に力を付与して
これを前記ストッパ係合部と係合する位置へ移動させる
一方、その状態で前記柔軟シートに対するその引き出し
方向への力が解除された場合にはこれと逆方向へ回転し
て、前記ストッパ部材への力の付与を解除するストッパ
移動部材と、 前記シートロールから引き出された前記柔軟シートを切
断するカッター部とを備え、 前記ストッパ部材によりその回転が阻止された状態か
ら、その重心が前記最低位置に位置する状態となるまで
回転することにより、該回転部材の回転量に対応する長
さの柔軟シートを前記シートロールから繰り出すように
したことを特徴とする柔軟シートロールホルダ。 - 【請求項2】 前記回転部材と同軸に設けられてこれと
一体的に回転する回転部材側歯車部と、 前記ストッパ移動部材の回転軸線と同軸に設けられてこ
れと一体的に回転するとともに、前記回転部材側歯車部
と噛み合う移動部材側歯車部とを備え、 前記ストッパ移動部材はその中間部において回転軸によ
り回転可能に支持されるとともに、その回転軸に関して
一方の側に錘部材が取り付けられ、他方の側に前記スト
ッパ部材と当接してこれを移動させる移動部が形成さ
れ、 前記柔軟シートが引き出された場合には、前記回転部材
が前記回転部材側歯車部及び移動部材側歯車部を介して
前記ストッパ移動部材を回転させることにより、その移
動部により前記ストッパ部材を前記ストッパ係合部と係
合する位置へ移動させる一方、 前記柔軟シートに対するその引き出し方向への力が解除
された場合には、前記ストッパ移動部材は、その錘部材
に作用する重力に基づいて前記ストッパ部材から離間す
る方向へ回転することにより、前記ストッパ部材を前記
ストッパ係合部から退避する位置へ移動させるようにな
っている請求項1記載の柔軟シートロールホルダ。 - 【請求項3】 前記ストッパ移動部材が前記ストッパ部
材から離間する方向に回転するときに、そのストッパ部
材を前記ストッパ係合部から離間する方向へ移動させる
ストッパ退避部が、該ストッパ移動部材と一体的に設け
られている請求項1又は2に記載の柔軟シートロールホ
ルダ。 - 【請求項4】 前記ストッパ移動部材は、前記シートロ
ールから引き出された前記柔軟シートに近接して配置さ
れ、 前記カッター部はそのストッパ移動部材と一体的に回転
可能に設けられている請求項1ないし3のいずれかに記
載の柔軟シートロールホルダ。 - 【請求項5】 柔軟シートを巻き上げたシートロールが
回転可能に装着されるロール装着部と、 そのロール装着部に装着された前記シートロールから前
記柔軟シートが引き出されるに伴いこれと連動して回転
するとともに、その重心が自身の回転軸線から偏心して
位置する回転部材と、 前記シートロールから引き出された柔軟シートを切断す
るための切断位置と、前記シートロールから退避した退
避位置との間で、該シートロールに対し接近・離間可能
に設けられたカッター部と、 そのカッター部と一体的に設けられたストッパ係合部
と、 そのストッパ係合部と係合することにより、前記カッタ
ー部を前記退避位置に保持するストッパ部と、 前記回転部材と一体的に回転可能に設けられ、自身の回
転に伴い前記ストッパ部を移動させて、前記ストッパ係
合部との係合状態を解除するストッパ解除部とを備え、 前記回転部材は、前記ストッパ解除部が前記ストッパ部
とストッパ係合部との係合状態を解除する位置まで回転
することにより、その重心が最低位置に位置する状態か
ら180°を超えて回転した状態となり、引き出された
前記柔軟シートを切断すると、その重心が前記最低位置
に位置する状態となるまで回転して、その回転量に対応
する長さの柔軟シートを前記シートロールから繰り出す
ことを特徴とする柔軟シートロールホルダ。 - 【請求項6】 前記カッター部は、その中間部において
回転軸により回転可能に支持されたカッター回転部材の
一端側に設けられ、該カッター回転部材の回転に伴い前
記シートロールに対し接近・離間するものとされ、 そのカッター回転部材の他端側には錘部材が取り付けら
れており、該錘部材に作用する重力に基づいて前記カッ
ター部が前記切断位置から前記退避位置に自然復帰する
ものとされ、さらに、 前記柔軟シートの切断後において、前記カッター部が前
記錘部材の作用により前記退避位置に復帰した際に、前
記ストッパ部を前記ストッパ係合部側に付勢して両者を
係合させる付勢部材が設けられている請求項5記載の柔
軟シートロールホルダ。 - 【請求項7】 前記シートロールと一体的に、かつ回転
伝達機構を介して前記回転部材と連動して回転可能に設
けられ、前記回転部材に対する回転比が1.5以上とな
るように設定された補助回転部材を備え、 前記回転部材が、前記重心が最低位置に位置する状態を
始点として180°を超えて回転した状態から、該重心
が前記最低位置に位置する状態となるまで回転すること
により、前記補助回転部材が前記シートロールを前記回
転比に基づく回転量だけ回転させて、その回転量に対応
する長さの柔軟シートを前記シートロールから繰り出す
ようになっている請求項1ないし6のいずれかに記載の
柔軟シートロールホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29185195A JPH09103389A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 柔軟シートロールホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29185195A JPH09103389A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 柔軟シートロールホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09103389A true JPH09103389A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17774249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29185195A Pending JPH09103389A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 柔軟シートロールホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09103389A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100428046B1 (ko) * | 2001-10-24 | 2004-04-28 | (주)에스제이글로벌 | 티슈 공급 장치 |
JP2018143736A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 義夫 楠本 | ロールペーパーホルダー |
JP2020093026A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 義夫 楠本 | ロールペーパーホルダー |
WO2021242233A1 (en) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Dispensing device with restricted towel dispenser |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP29185195A patent/JPH09103389A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100428046B1 (ko) * | 2001-10-24 | 2004-04-28 | (주)에스제이글로벌 | 티슈 공급 장치 |
JP2018143736A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 義夫 楠本 | ロールペーパーホルダー |
JP2020093026A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 義夫 楠本 | ロールペーパーホルダー |
WO2021242233A1 (en) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Dispensing device with restricted towel dispenser |
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