JP3209079U - トイレットペーパー切り取り具 - Google Patents

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【課題】トイレットペーパーの使用状態に関わらず切りやすく、常に掴み代を残して切断できるトイレットペーパー切り取り具を提供する。【解決手段】トイレットペーパーホルダーのカバー部11の先端から突き出す突出切断部20と、突出切断部20を保持するためのスライド機構30から構成され、突出切断部20はスライド機構30によってカバー部11の形状に即して前方又は下方若しくは前方且つ下方へ切断位置を移動し、切断されたトイレットペーパーPに掴み代を残す構成とした。【選択図】図3

Description

本考案は、トイレットペーパーホルダーのカバー部にスライドするトイレットペーパー切り取り具に関し、詳しくはトイレットペーパーの使用量に伴う外径の変化に影響を受けず、次回使用者が掴みやすい掴み代を残してトイレットペーパーを切断できるトイレットペーパーホルダーの技術に関する。
一般に使用されているトイレットペーパーホルダーは、トイレットペーパーを上から覆うように設けられたカバーの先端部で切断する構造のものが大半を占めている。係るトイレットペーパーホルダーは、トイレットペーパーの先端部を手で掴んで適当な長さ引き出し、一方の手でカバーを押えつつ、もう一方の手で引き出した先端付近か、若しくは何枚かに折り返して上方に引き上げることで切断する構成のものが大半である。しかしながら、この時、トイレットペーパーを切り取ると、切り取ったトイレットペーパーはロールの外周に張り付くような形で、更にカバー部に覆われてしまうため、次に使用する人はカバーを開けてトイレットペーパーの端部を掴むというわずらわしさがある。
係るわずらわしさを解消するために、市販されている各トイレットペーパーホルダーを見ると、意外にも多くの技術開発がされてきた痕跡が見受けられる。例えば、トイレットペーパーのサイズはJIS規格「JIS P 4501」において、使用開始時の最大直径及び使用終了間際の最小直径が規格化されており、カバーの取り付け角度などでは最も切りやすい位置に配置されるなどの工夫がされている。また、トイレットペーパー自身にも、等間隔にミシン目が配置され、切り取りやすくする工夫も一般的である。しかしながら、次の使用者に対してトイレットペーパーの端部を掴みやすくする技術を、簡易な構造で実現しているものは皆無といえる。
係る問題を解決すべく、本考案者以外にも従来よりも技術が提案され、公知技術となっているものがある。例えば、「トイレットペーパーホルダー」を名称とするという技術がある(特許文献1参照)。係る技術は、「トイレットペーパーの残量を確認しやすくするための半円状の窓を持つ上ホルダー、及びトイレットペーパーを掴みやすいように溝を設けたガイド版を正面側に設置した半円柱状の下ホルダーを合わせ、前記上ホルダーと前記下ホルダーの背面側の接続位置で接続され、回動して開く中空の本体と、前記本体の背面側に接続され、左右上留具、及び左右下留具、で壁に固定される設置版とからなるトイレットペーパーホルダー」である。しかしながら、係る技術は、下ホルダーに設けられる溝によって掴みやすいものの、部分的にしか配置することができないため、切れやすいものと考えられる。また、上ホルダーと下ホルダーといった大掛かりな部材に全体が覆われるため、簡易な構造で目的を達成するとう、本考案の課題を解決するには至っていない。
また、片手で簡単に切り且つ次回使用時の把持用ペーパーも同時単一作業でワン、カット、ゲット出来る簡便なトイレットペーパーホルダーに関する技術が公開され公知技術となっている(特許文献2参照)。係る技術は、「トイレットペーパーホルダーを垂直な壁面に取り付けロールペーパーを回転自在に装着した状態で、カバーの表面上部に前回使用時に残されている次回把持用引き出し用ペーパーの端部を所望の長さまで引き出しそのままペーパーを下方向に引き下げると、その引き下げる力がロールペーパーの回転を止め片手且つ容易にトイレットペーパーを切り出すことが出来ると同時に同時単一作業で次回引き出しに必要な次回把持用引出しペーパーがカバーの表面上部に確保される」というものである。しかしながら、係る技術では、トイレットペーパーを背面側から上面を通して前方に引き出して使用するものであるため、トイレットペーパー補充時に煩雑な作業を行なう必要がある。また、ロールペーパー回転止めストッパーに力を作用されるため、掴んだトイレットペーパーの端部を下方へ引き下げて切断するため、切断歯が上向きとなっており、怪我等の危険を伴う形状である。
また、トイレットペーパーの保持と、回転して引出すべき軸芯を持たせず、トイレットペーパーをケースの中に収納保持し、その端末を回転引き出したペーパーの使用部分を、上から押さえて切断する上蓋、及び、巻取ペーパーから引き出され、まだ上蓋の下、ケースの中に残っているペーパー端末部が、ケース内部へ落ちこまぬ様に分離して上に乗せておく中蓋の、2枚の蓋を持つことを特徴としたトイレットペーパーホルダーが公開され、公知技術となっている(特許文献3参照)。係る技術は、トイレットペーパーをしっかりと押さえつけることができるという点で優れているといえるが、操作が面倒であり、構造的にも複雑なものとなってしまうという問題を含んでいる。
また、以上に示した先行技術以外にも、トイレットペーパーホルダーに関する技術は片手でできるものや、衛生面に気を配ったもの、切り易さを向上させるもの等々、多種多様なものが提案されている。しかしながら、常に掴み代を残してトイレットペーパーを切断できる効果を簡易な機構により発揮する技術は見当たらない。
そこで、本考案者は、前述した問題を解決するべく、どのような構成にすればトイレットペーパーの使用状態に関わらず、常に掴み代を残して切断できるかという点に着目し、突出切断部の突出量を調整可能とすること基本とし、これに付随した構成を備えることで前記課題を解決したものである。
特開2005−296636 特開2004−275651 特開2000−157446
本考案は、トイレットペーパーの使用状態に関わらず切りやすく、常に掴み代を残して切断できる技術の提供を課題とするものである。
本考案は、トイレットペーパーホルダーのカバー部の先端から突き出す突出切断部と、該突出切断部を保持するためのスライド機構から構成され、前記突出切断部は前記スライド機構によって前記カバー部の形状に即して前方又は下方若しくは前方且つ下方へ切断位置を移動し、切断されたトイレットペーパーに掴み代を残す構成を採用した。
また、本考案は、前記突出切断部が、前記カバー部から突出した後弾性により前記トイレットペーパーの軸芯方向へと内側に入り込むような曲率を有する形状となる構成を採用することもできる。
また、本考案は、前記スライド機構において前記突出切断部が突出した後、後端まで戻る戻り機構を備えた構成を採用することもできる。
また、本考案は、前記スライド機構が前記突出切断部を前記トイレットペーパーから離隔して浮かせる構成を採用することもできる。
また、本考案は、前記突出切断部にフラップ機構を備え、該フラップ機構は、前記前記突出切断部の先端の角度を変化させるフラップとフラップ復帰部材と抵抗体から構成され、前記トイレットペーパーを引き出す際に抵抗体に発生する摩擦抵抗によって前記フラップが回動し、前記トイレットペーパーの外周から更に距離をおいた位置で切断される構成を採用することもできる。
また、本考案は、前記突き出し量を規制する前記スライド機構に、前記突出切断部を任意の位置で保持する位置決め保持機構を備えた構成を採用することもできる。
また、本考案は、前記突出切断部のスライド機構において、専用のスライド基台部を備えることにより既存のトイレットペーパーホルダーのカバー部に貼り付けて使用可能となる構成を採用することもできる。
また、本考案は、前記突出切断部の先端が穏やかな、アーチ状、逆アーチ状、略V字状形状、逆略V字形状、若しくは傾斜した直線形状の何れかである構成を採用することもできる。
本考案に係るトイレットペーパー切り取り具によれば、スライド機構から突出切断部の先端を突き出し、トイレットペーパーの使用量に伴う外径の変化に影響を受けることなく切りやすくし、常に掴み代を残して切断できるという、従来技術に対して有利な効果を発揮するものである。
また、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具は、既存のトイレットペーパーホルダーのカバー部に装着して使用することもできるため、ユニットごと交換する経済的無駄を回避することが可能であるため、従来技術に比して有利な効果を奏しているといえる。
また、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具は、簡易構造で、付加する部材も少なく、低コストで製造容易であり、従来技術に比して有利な効果を奏しているといえる。
従来型のトイレットペーパーホルダーの基本構成を説明する基本構成説明図である。 本考案に係るトイレットペーパー切り取り具の装着状態を示す説明図である。 本考案に係るトイレットペーパー切り取り具のスライド機構の構造を示す構造説明図である。 本考案に係るトイレットペーパー切り取り具の戻り機能を示す機能説明図である。 本考案に係るトイレットペーパー切り取り具の位置決め保持機構の構造を示す構造説明図である。 本考案に係るトイレットペーパー切り取り具のフラップ機構の構造を示す構造説明図である。 本考案に係るトイレットペーパー切り取り具の突出切断部の先端形状を示す形状説明図である。
本考案は、トイレットペーパーPの使用状態の影響を受けずに、常に掴み代を残してトイレットペーパーPを切断することを可能とするために、スライド機構30により突出する突出切断部20を設けたことを最大の特徴とするものである。以下、図面に基づいて説明する。なお、本考案の技術的要部は、考案に示した形状や寸法、比率等に限定されるものではなく、本考案の技術的効果を発揮する範囲内において変更可能である。
図1は、従来の一般的なトイレットペーパーホルダーの基本構成を説明する基本構成説明図である。図1で示された形状は、最も普及している形状といえるものを示したもので、シンプルで機能的な基本的構成を備えているものである。左右にはトイレットペーパーPを回転自在に保持するアーム部があり、上部には埃や水等が付着しないように、衛生面からカバー部11が設けられている。係るカバー部11は、トイレットペーパーPの上部に接触しながら使用が進むにつれ直径が小さくなると、それに応じて下方へと角度を変えながら下降する。即ち、既存のトイレットペーパーホルダーでは、交換したての初期では、図1(a)に示すようにカバー部11は水平近くの角度でトイレットペーパーPを覆うように配置されることとなるが、図1(b)に示すように使用満了時には大きく下方へと傾いてしまう。
従って、トイレットペーパーPの使用初期と終了時では、当該カバー部11の角度は大きく変化することとなり、使用者は係る角度に対応して、トイレットペーパーP先端部をこの角度に併せて切り取るという作業を行なっていることになる。しかしながら、紙を切断する場合、切断歯に対して切れやすい角度は90度付近と考えられ、無意識のうちに切りやすい角度に調整して切り取り作業をしているのが現状である。
また、図1に示した従来のトイレットペーパーホルダーでは、トイレットペーパーPをカバー部11の先端で押さえて切り取った後に、該切り取り部は該カバー部11の中に覆われた状態となるため、次に使用する者はカバー部11からトイレットペーパーPの端部を掴みにくく、カバーを空けたり、ロール状の外周に張り付いた端部を剥がして掴むという作業を必要とする。
図2は、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1の全体構成並びに部品構成を示す構成説明図である。図2(a)は、本考案係るトイレットペーパー切り取り具1の全体構成を示す斜視図であり、図2(b)は、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1の各部の部品構成を示す斜視図である。図2(a)に示される通り、本考案はトイレットペーパーホルダーとしての本体部分においては一般的なものと外観において特に特徴的な構成を採用しておらず、壁等に取り付けるための背面部とトイレットペーパーPの穴部に挿入する突出部を備える構成である。
各構成部品については、図2(b)に示す通り、ホルダー部10とカバー部11から構成されるトイレットペーパーホルダー本体と、カバー部11に取り付けられる突出切断部20から構成される。なお、トイレットペーパーPは、該トイレットペーパーPの中心部の穴部に、ホルダー部10のアーム部に備えられた凸状部材を挿入することで装着されることは自明の通りである。
ホルダー部10は、既存のトイレットペーパーホルダーのものと同様であり、背面には壁等に固定するための壁部を有し、該壁部には壁への固定のための木ネジ等の螺合部材を利用するための穴部または溝部を備え、該壁部から両側にはロール型のトイレットペーパーPを保持するためのアーム部が突出して備えられ、該アーム部には前記トイレットペーパーPの貫通穴を利用して保持する保持機構が設けられている構成である。但し、特にホルダー部10の形状は図面に示した形状や構造に限定されるものではなく、前記の通り壁への固定とロール型トイレットペーパーPを保持することができる構成であればよい。
カバー部11は、突出切断部20をスライドさせるためのスライド機構30に対応した形状を備えることが必要である。但し、特にその形に特徴はなく、前後方向において幅に変化のない形状であればよい。また、側方向からみた形状において、ロール型トイレットペーパーPの外形に即した形状が望ましいが、極端な曲率変化がなく突出切断部20のスライドに支障のない範囲内での形状とする。
突出切断部20は、前記カバー部11を側部から抱え込むように上下に設けられる第二のカバーともいえる構成であり、スライド機構30によってカバー部11の先端部が突出するかのように前後に動作する切断具である。
図3は、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1のスライド機構30の構造を示す構造説明図である。図3(a)は基本構造全体説明図であり、図3(b)はスライド機構30の部分拡大図であり、図3(c)は、突出切断部20が突出前の状態を示す側面図であり、図3(d)は突出切断部20がトイレットペーパーPを切断後に元に戻った状態を示す側面図である。本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1は、突出切断部20がカバー部11の形状に対応して前後にスライドするスライド機構30を設けたことが特徴的であり、係る動作及び構造について、図3を用いて説明する。
スライド機構30は、トイレットペーパーPを切断する際、突出切断部20を図3(c)の状態に引き出し、トイレットパーパPを切断後、図3(d)に示すように突出切断部20を引き出される前の状態に戻るための機構である。係る動作により、トイレットペーパーPの掴み代を残して切断し、切断後に突出切断部20が元の位置に戻ることにより、従来のトイレットペーパーホルダーにおけるカバー部11の切断位置と比較して前方または下方若しくは前方且つ下方へとトイレットペーパーPの使用量に対応した直径に対して、適切な切断位置へ突出切断部20をスライドさせて切断できるものである。
また、スライド機構30は、突出切断部20がカバー部11の形状に沿ってスライドする構造であり、係る動作は突出切断部20の両側からカバー部11の下側を挟み込むように入り込んだバー21によって動作するものである。
バー21は、ロール状のトイレットペーパーPの最先端部を、該バー21とカバー部11との間に通した状態でトイレットペーパーPに当接し、トイレットペーパーPの最先端部を外周の円周上から前方又は下方若しくは前方且つ下方へと離隔させて切り取られるための突出切断部20の一部であり、該離隔した距離で切断することで、次の使用者に掴み代を残すことができる。
また、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1を、既存のトイレットペーパーホルダーに後付けする構成も有用である。この場合、突出切断部20と既存のトイレットペーパーホルダーに備えられているカバー部11の幅が共通すれば利用することが可能となる。また、係るカバー部11との関係において、スライド機構30におけるバー21の付け根部間にカバー部11が収まる寸法であれば、後付けによる取り付けも可能となる。
図4は、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1の戻り機構32を説明する機能説明図である。図4(a)は、戻り機構32を備えた構成のトイレットペーパー切り取り具1を示す斜視図であり、図4(b)は、戻り気候32を備えた構成の部品構成を示す説明斜視図である。
戻り機構32は、先端側へスライドさせた突出切断部20を元の位置へ復帰させる機能を発揮するためのものであり、具体的には図4に示すようなコイルスプリング等の弾性部材を用いて突出切断部20を元の位置へ復帰させる構成とする。但し、特に図面に示した部材に限定するものではなく、凹凸が少ない平面的形状の平ゴムやトーションバネなどを用いることも有効である。
図5は、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1における突出切断部20の位置決め保持機構31の構造を示す構造説明図である。図5(a)は、位置決め保持機能31により、突出切断部20が通常の位置に保持されている状態を説明するための説明図であり、図5(b)は、位置決め保持機能31により、突出切断部20が突き出した状態に保持されている状態を説明する説明図である。
位置決め保持機構31はスライド機構30により突出切断部20がスライドする動作範囲内において、特定の位置でトイレットペーパーPを切断したい場合に、その位置で突出切断部20が保持される機構であり、該位置決め保持機能31は、突出切断部20とカバー部11との間に基台部35を設けて構成される。
基台部35は、カバー部11の上面に設けられ、カバー部11と一体としてもよく、また、カバー部11に固定する形式でもよい。該基台部35には突出切断部20を受けてスライドさせるための両側部に溝を有し、該溝または突出切断部20の側部の何れかに連続した凹部34を形成し、該凹部34に押し込んで固定するための凸部33を前記基台部35または突出切断部20の側部に設けるなどの構造とする。または、図示していないが、溝の接触抵抗によって保持する位置決め保持機構31でもよい。更に、突出切断部20及び基台部35に可とう性を有する素材を用いれば、曲率が途中で異なる形状の既存のトイレットペーパーホルダーに備えられるカバー部11にも貼り付けて対応することができ、後付け的な利用も可能となる。
凸部33は、凹部34に押圧するための突出形状を有し、弾性部材そのもので形成するか、若しくは弾性部材によって押し付ける構造とする。なお、中心から均等な形状としてもよいが、戻りと送りによる方向の違いで抵抗を変化させるために、凸状に突出する形状が中心から不均等な形状とすることも有効である。
凹部34は、前記凸部33によって押圧され、突出切断部20を保持するためにスライドする方向に連続して複数連設される波型の形状を有するものである。また、凹部34の形状は、凸部33の形状と合致する曲率の曲線が繋がる形状であると、動作がスムーズになり、他方、段差を備えるように、形状を工夫することで保持力を高めるなど、形状を工夫することで保持力の強弱を変えることも有効である。
図6は、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1のフラップ機構40の構造を示す構造説明図である。図6(a)は、トイレットペーパーPをホルダー部10に装着された状態におけるフラップ機構40を示し、図6(b)は、トイレットペーパーPが引き出され、且つ上方に向かって切断される状態のフラップ機構40の状態を示している。
フラップ機構40は、フラップ41とフラップ復帰部材42とから構成され、更に抵抗体43とを有する構成とすることが望ましく、トイレットペーパーPの引き出し操作によりフラップ41の角度を変化させ、トイレットペーパーPの最外周から距離をおいて切断するための機構である。
フラップ41は、突出切断部20の先端側に回動自在に設けられるための回動機能を備え、該回動機能は回動軸と軸受けによりフラップ41を所定の角度まで回動させ、前記回動軸は前方及び後方の双方に延びる平板である。
フラップ復帰部材42は、フラップ41の回動機能を、弾性変形を利用して動作を規制する弾性特性を備えた部材であり、例えば前記回動軸の角度変化をトーションバネにより所定の角度内においてのみ回動させたり、ゴムやエラストマ等の弾性特性を備えた素材を用いて、これらがフラップの回転によりねじられて、元に戻ろうとする復帰力による構造でもよい。即ち、構造的なものに限定がなく、使用時の変形に対して元の状態に復帰する構造であればよい。
抵抗体43は、トイレットペーパーPが引き出された際、フラップ41に接触抵抗が高まる形状、または表面に接触し、その動作によってフラップ41を回動させるための抵抗と、前記フラップ復帰部材42による復帰しようとする力に対してこれを超える抵抗力を備えるものが必要となる。例えば、フラップ41の端辺にトイレットペーパーPに食い込む逆刃状の抵抗体43や、粘性特性によりトイレットペーパーPに張り付く粘着物などが考えられる。但し、歯を食い込ませる構造であると、怪我のけん引ともなりかねないため、直接指に触れないような安全対策を施すことが必要である。なお、突出切断部20の先端付近におもり等を内装させ、自重によってトイレットペーパーPを下方へ押圧して適切な抵抗を発生させる抵抗体43を構成する押圧構造を備えることも有効である。なお、抵抗体43は、必要に応じて設ければよく、必須の構成要素として特に限定されるものではない。
図7は、本考案に係るトイレットペーパー切り取り具1の突出切断部20の先端形状を示す形状説明図である。図7(a)は突出切断部20の先端形状が穏やかなアーチ状である場合を示し、図7(b)は突出切断部20の先端形状が逆アーチ状である場合を示し、図7(c)は突出切断部20の先端形状が略V字状形状である場合を示し、図7(d)は突出切断部20の先端形状が逆略V字形状である場合を示し、図7(e)は突出切断部20の先端形状が傾斜した直線形状である場合を示し、図7(f)は突出切断部20の先端形状が前記図7(e)の傾斜とは逆に傾斜した直線形状である場合を示している。これらの形状は、一般に市販されているトイレットペーパーホルダーのカバーにも取り入れられているものではあるが、本考案に係る突出機能によりその形状によって得られる効果が高められる構成を採用することができる。
本考案は、日常的に使用される日用品であり、生活に不可欠なものとして需要が高く、コストをあまりかけずに有利な効果を得られる点において、産業上の利用可能性は高いものである。
1 トイレットペーパー切り取り具
10 ホルダー部
11 カバー部
20 突出切断部
21 バー
30 スライド機構
31 位置決め保持機構
32 戻り機構
33 凸部
34 凹部
35 基台部
40 フラップ機構
41 フラップ
42 フラップ復帰部材
43 抵抗体
P トイレットペーパー

Claims (8)

  1. トイレットペーパーホルダーのカバー部11の先端から突き出す突出切断部20と、
    該突出切断部20を保持するためのスライド機構30から構成され、
    前記突出切断部20は前記スライド機構30によって前記カバー部11の形状に即して前方又は下方若しくは前方且つ下方へ切断位置を移動し、
    切断されたトイレットペーパーPに掴み代を残すことを特徴とするトイレットペーパー切り取り具1。
  2. 前記突出切断部20が、前記カバー部11から突出した後弾性により前記トイレットペーパーPの軸芯方向へと内側に入り込むような曲率を有する形状となることを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー切り取り具1。
  3. 前記スライド機構30において前記突出切断部20が突出した後、後端まで戻る戻り機構32を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトイレットペーパー切り取り具1。
  4. 前記スライド機構30が前記突出切断部20を前記トイレットペーパーPから離隔して浮かせる構成を採用したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のトイレットペーパー切り取り具1。
  5. 前記突出切断部20にフラップ機構40を備え、
    該フラップ機構40は、前記前記突出切断部20の先端の角度を変化させるフラップ41とフラップ復帰部材42と抵抗体43から構成され、
    前記トイレットペーパーPを引き出す際に抵抗体43に発生する摩擦抵抗によって前記フラップ41が回動し、
    前記トイレットペーパーPの外周から更に距離をおいた位置で切断されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のトイレットペーパー切り取り具1。
  6. 前記突き出し量を規制する前記スライド機構30に、前記突出切断部20を任意の位置で保持する位置決め保持機構31を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項5に記載のトイレットペーパー切り取り具1。
  7. 前記突出切断部20の前記スライド機構30において、専用のスライド基台部35を備えることにより既存のトイレットペーパーホルダーのカバー部11に貼り付けて使用可能となることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のトイレットペーパー切り取り具1。
  8. 前記突出切断部20の先端が穏やかな、アーチ状、逆アーチ状、略V字状形状、逆略V字形状、若しくは傾斜した直線形状の何れかであることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のトイレットペーパー切り取り具1。
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