JP6426802B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のハード構成に変更を加えることなく、多様化した遊技性に対応させつつ遊技者の嗜好に合わせた賭け数の設定を可能にすることができる遊技機を提供することを目的とする。【解決手段】前記制御手段は、前記ベットスイッチ32が操作されるごとに前記賭け数の設定が所定の順序(設定順序)で切り替わるように設定されるとともに、遊技状態に応じて、前記設定順序が異なるように形成されていることを特徴とする。【選択図】図19

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関する。
スロットマシン等の遊技機は、以下のようにして遊技が行われる。
遊技者は、先ず、メダルの投入操作を行う。メダルの投入には、メダル投入口からメダルを投入する方法と、内部貯留されたクレジットメダルをベットスイッチの操作で投入する方法とがあり、いずれかを任意に選択することができる。
そして、遊技者は、次に、遊技のスタート操作を行う。この操作は、スタートスイッチを押下することにより行われ、この押下操作に応じて遊技がスタートすると、全リールが回転を開始し、リール上の図柄が変動状態となる。また、スタートスイッチの押下操作のタイミングで、複数の役のいずれの役に当選するか否かの役抽選が行われる。
次に遊技者がリールの停止操作を行う。この操作は、各リールに対応して設けられているストップスイッチを任意の順番で操作することにより行われる。そして、全リールが停止すると、予め定めた有効ライン上に、役抽選の結果、当選した役の図柄組み合わせが停止表示されているか否かにより、入賞等が決定され、入賞内容に応じて、メダルの払い出し等が行われる。
以上の操作は、遊技者の操作手順であり、通常は、複数遊技に亘って遊技を行うため、これらの操作が何度も繰り返されることとなる。
ここで、従来の遊技機の有利状態において、遊技を開始するための前提条件としてのメダルの賭け数が2枚賭け又は1枚賭けの遊技と、3枚賭けの遊技とが可能な遊技機があり、遊技者が2枚賭け又は1枚賭けか、3枚賭けを選択して行うことによってそれぞれの遊技性で遊技を行うことができるものがある。
そのような遊技機では、3枚賭けの遊技を行う場合には、比較的大きなマックスベットスイッチを操作すればよいものの、2枚賭け又は1枚賭けの遊技を行う場合には、マックスベットスイッチに併設された比較的小さい1ベットスイッチ(いわゆるシングルベットスイッチ)を2回又は1回操作するといったことが必要であり、小さい1ベットスイッチは操作し難く、複数回の操作となると煩わしいものとなって、遊技意欲の減退を招いていた。
さらに、通常遊技では一般的に賭け数が多いほど遊技者にとって有利であるため、通常遊技では3枚賭けの遊技を行う遊技者が多いところ、有利状態に移行した際、2枚賭け又は1枚賭けの遊技が有利であるときに当該賭け数での遊技を行う意思があったとしても、それまでの通常状態でマックスベットスイッチを継続して操作していた習慣により思いがけず3枚賭けのマックスベットスイッチを操作してしまうことがあった。
また、1ベットスイッチを操作しようとした場合であっても、1ベットスイッチとマックスベットスイッチとの2種類が併設されているため、押し損ねによる押し間違えが起こることもあった。
これらより、テンポ良くリズムに乗って遊技を行うことの妨げとなってしまい遊技意欲の減退につながっていた。
このような不都合を解決する方法として、ベットスイッチを1回操作すると、賭け数を最大許容賭け数に設定し、その後、ベットスイッチを操作する毎に最大許容賭け数を1減算し、その減算した値を新たな賭け数として設定する技術が開示されている(例えば特許文献1)。これにより、部品点数の増加を招くことなく、3枚賭けを行いたいという遊技者の嗜好に合わせた賭け数の設定を簡便に行うことが可能となる。
特開平11−226175号公報
しかし、上述した特許文献1に記載の技術では、本発明の実施例として取り上げるような多様化した遊技性において対応しきれず、さらなる改善が必要となる。
具体的には、特許文献1に記載の技術のように、常に、3→2→1→3→2・・・と賭け数の変更を行う場合、遊技者にとって有利となる賭け数が、常に、3枚賭けの場合には対応できる。しかしながら本発明の実施例のように、賭け数を3枚賭けにも2枚賭けにも設定することができる遊技状態を複数種類有し、その遊技状態の種類によって、3枚賭けで遊技したほうが有利であったり、2枚賭けで遊技したほうが有利であったりと変化するような遊技性を有する遊技機では、賭け数の設定が常に3枚賭けから始まってしまうと、かえって遊技者にとって不都合となってしまうという問題点があった。もちろん、2枚賭けを行いたいときにはベットスイッチを2回操作することで3→2へと賭け数を変化させればよいが、毎遊技2回の操作が必要となり煩雑となってしまう。
本発明は、従来のハード構成に変更を加えることなく、多様化した遊技性に対応させつつ遊技者の嗜好に合わせた賭け数の設定を可能にすることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技を開始するために設定可能な遊技媒体の賭け数を設定するためのベットスイッチ32と、複数種類の図柄61を変動表示する複数のリール62と、前記複数のリール62の前記変動表示を開始させるスタートスイッチ40と、複数の前記賭け数のうちでいずれかの前記賭け数が設定されることで遊技を実行可能に制御する制御手段(具体的には、例えば制御装置100)とを備え、前記制御手段は、役に当選か否かの役抽選をする役抽選手段210を備え、前記役抽選で当選した前記役に係る図柄61の組み合わせが所定態様に停止表示することで遊技者に対して利益を付与可能な遊技を実行可能な遊技機10であって、前記制御手段は、前記ベットスイッチ32が操作されるごとに前記賭け数の設定が、遊技状態に応じて異なる前記賭け数の設定順序に基づいて異なる順序で切り替わるように設定され、前記賭け数の前記設定順序の中で最初に設定される初期賭け数は、前記遊技状態に応じて異なり、前記初期賭け数は、前記遊技状態に応じて、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定され、前記初期賭け数を設定するための前記ベットスイッチが操作されたときに、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されている場合は、遊技を開始するために設定をする必要がある遊技媒体の数としての規定数の中で最大となる最大規定数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されているか否かに関わらず、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数を設定し、前記最大規定数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されておらず、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されていない場合は、内部貯留されている分の遊技媒体を賭け数に設定することを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技を開始するために設定可能な遊技媒体の賭け数を設定するためのベットスイッチ32と、複数種類の図柄61を変動表示する複数のリール62と、前記複数のリール62の前記変動表示を開始させるスタートスイッチ40と、複数の前記賭け数のうちでいずれかの前記賭け数が設定されることで遊技を実行可能に制御する制御手段(具体的には、例えば制御装置100)とを備え、前記制御手段は、役に当選か否かの役抽選をする役抽選手段210を備え、前記役抽選で当選した前記役に係る図柄61の組み合わせが所定態様に停止表示することで遊技者に対して利益を付与可能な遊技を実行可能な遊技機10であって、前記制御手段は、前記ベットスイッチ32が操作されるごとに前記賭け数の設定が、遊技状態に応じて異なる前記賭け数の設定順序に基づいて異なる順序で切り替わるように設定され、前記賭け数の前記設定順序の中で最初に設定される初期賭け数は、前記遊技状態に応じて異なり、前記初期賭け数は、前記遊技状態に応じて、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定され、前記初期賭け数を設定するための前記ベットスイッチが操作されたときに、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されている場合及び内部貯留されていない場合のいずれにおいても、遊技を開始するために設定をする必要がある遊技媒体の数としての規定数の中で最大となる最大規定数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されていない場合は、いずれの賭け数の設定も行わないことを特徴とする。
制御手段は、複数の賭け数のうちでいずれかの賭け数が設定されることで遊技を実行可能に制御する。
また、制御手段は、ベットスイッチ32が操作されるごとに賭け数の設定が、遊技状態に応じた前記賭け数の設定順序に基づいて異なる順序で切り替わるように設定されている
ここで、遊技状態に応じて、遊技を実行可能な賭け数が異なるような場合や、遊技状態に応じて複数の賭け数のうち、遊技を最も有利に実行可能な賭け数が異なるような場合には、遊技状態に応じて賭け数を変更させる必要がある。
本発明では、遊技状態に応じて賭け数の設定順序が異なるように形成されていることで、遊技状態に応じて最も適切な賭け数の設定順序にすることが可能となる。このようにすると、遊技状態に応じた最適な賭け数をベットスイッチ32による常に同じ簡単な操作で設定することが可能となる。遊技者にしてみれば、常に同じ操作(動作)をベットスイッチ32にするだけで良く、賭け数の設定操作で間違いの発生を抑えることが可能となる。
これにより、遊技状態に応じて最適な賭け数が異なるような多様化した遊技性に対応することが可能となる。
また、最適な賭け数を設定可能な装置を新たに設けるとなるとハード構成の変更が必要になるのに対して、本発明では、既存のハード構成を利用し遊技状態に応じて賭け数の設定順序を変更することができることで、そのようなハードの変更が不要となる。
また、ベットスイッチ32が操作されるごとに賭け数の設定が所定の順序(設定順序)で切り替わることで、設定順序の最初に設定されている賭け数以外の操作も、ベットスイッチ32の操作を繰り返すことで簡単に設定することができ、遊技者の賭け数の選択の自由を担保することができる。これにより、遊技者の嗜好に合わせた賭け数の設定を可能にすることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記賭け数の前記設定順序の中で最初に設定される初期賭け数は、前記遊技状態に応じて異なることを特徴とする。
本発明では、初期賭け数が遊技状態に応じて異なるように形成されていることで、遊技状態に応じて最も適切な初期賭け数を有する設定順序に設定することが可能となる。
このようにすると、ベットスイッチ32の最初の操作で、遊技状態毎に最も適切な賭け数を設定することができ、遊技者の賭け数の設定のための操作負担を複数回操作が必要なものと比較して少なくすることができる。
また、遊技者にしてみれば、遊技状態が変更して最も適切な賭け数が変更されても、同一のベットスイッチ32を同様の操作で最も適切な賭け数を設定することができ、賭け数以外の遊技内容に集中して遊技の進行をテンポよく進めることができるとともに、賭け数の設定操作の間違いの発生を抑えることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記初期賭け数は、前記遊技状態に応じて、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、賭け数の設定順序の中で最初に設定される初期賭け数が、遊技状態に応じて遊技者に対して最も有利度の高い賭け数となるように設定されていることで、遊技状態に応じて最も有利度の高い賭け数が異なる場合、遊技状態に応じて最も有利度の高い賭け数を最初のベットスイッチ32の操作で設定することが可能となる。仮に設定順序の初期賭け数が最も有利度の高い賭け数に設定されていないと、最も有利度の高い賭け数に変更するためには例えば複数回操作等の操作負担が毎回必ず発生し、そのようなものと比較して遊技者の操作負担を軽減することができる。
また、遊技者にしてみれば、遊技状態が変更して最も有利度の高い賭け数が変更されても、同一のベットスイッチ32を同様の操作で設定することができ、賭け数以外の遊技内容に集中して遊技の進行をテンポよく進めることができるとともに、賭け数の設定操作の間違いの発生を抑えることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記賭け数の設定の切り替えでは、前記設定順序は繰り返し用いられるように形成され、所定の前記賭け数から他の前記賭け数への切り替えが行われて、その後の少なくとも1回の前記賭け数の切り替えにより、前記所定の前記賭け数へ戻ってくるまでの前記賭け数の順序は前記遊技状態に関わらず同一になるように設定されていることを特徴とする。
本発明は、例えば、賭け数の設定順序「2→3→1」と、賭け数の設定順序「3→1→2」とのようなものが含まれる。このようにすると、設定順序の初期賭け数は異なるが、当該設定順序が繰り返し何回も行われるような場合、設定順序「2→3→1」の方は、「2→3→1→2→3→1→2→3→・・・」となり、また、設定順序「3→1→2」の方は、「3→1→2→3→1→2→3→・・・」となって、いずれも賭け数「1」の次には、賭け数「2」に変更され、賭け数「2」の次には、賭け数「3」になり、賭け数「3」の次には、賭け数「1」に変更される。このように設定順序が繰り返されるような場合、初期賭け数は異なっても、所定の賭け数(例えば賭け数1)からの賭け数の順番であるサイクルは、いずれの設定順序であっても「1→2→3」であって、同一となる。
また、別の例で説明すると、本発明は、例えば、ベットスイッチ32が操作されるごとに賭け数の設定が所定の順序、いわゆる設定順序で切り替わるように設定されている場合に、設定順序が「3→2」に設定されているものと、設定順序が「2→3」に設定されているようなものが含まれる。このようにすると設定順序「3→2」と、設定順序「2→3」とのいずれの場合であっても、当該設定順序が繰り返し行われるような場合、所定の賭け数である例えば「3」から他の賭け数である「2」への切り替えが行われて、その後の少なくとも1回の賭け数の切り替えが行われて、例えば、その後、「2→3」の1回の賭け数の切り替えが行われて、元の所定の賭け数である「3」へ戻ってくるまでの賭け数の順序である「3→2」の順序は、遊技状態に関わらず同一の「3→2」となる。
本発明によれば、賭け数の設定順序は異なり初期賭け数は異なるが、設定順序を何度も繰り返すような場合、所定の賭け数からの賭け数の変更のサイクルは同一となる。これにより、初期賭け数は異なっても繰り返すことにより所定の賭け数からの順番は同一であるため、遊技者が所定の賭け数から予め記憶しておく賭け数のサイクルは1個でよいことになる。すなわち、遊技状態のそれぞれに対応したサイクルをもつ必要がなく、データ容量や処理負担を軽減できる。また、所定の賭け数からの賭け数のサイクルが同一であるため、設定順序は異なっても、1つの賭け数の次にくる他の賭け数は常に同一の賭け数となり、ベットスイッチ32の操作による所定の賭け数から次の賭け数への予測を容易にすることができ、遊技者による賭け数の設定操作を容易なものにすることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記遊技状態は、前記賭け数によって、遊技者に対して前記有利度の異なる複数の状態を備え、前記ベットスイッチ32が操作されるごとに遊技者に対して前記有利度の高い順に前記賭け数が設定可能であることを特徴とする。
本発明によれば、遊技状態は、賭け数によって遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えている。このような場合、通常、遊技者は、自己にとって有利度の高い状態の方から選択する傾向にある。ベットスイッチ32が操作されるごとに遊技者に対して有利度の高い順に賭け数が設定可能であることで、最もベットスイッチ32の操作回数を少なくすることができ、賭け数の設定操作を効率的なものにすることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記賭け数には、第1の賭け数(例えば3枚賭け)と、前記第1の賭け数とは異なる第2の賭け数(例えば2枚賭け)とが設けられ、前記遊技状態には、第1の遊技状態(例えばRT4)と、前記第1の遊技状態とは異なる第2の遊技状態(例えばRT2)とが設けられ、前記第1の賭け数(例えば3枚賭け)及び前記第2の賭け数(例えば2枚賭け)が設定可能な前記第1の遊技状態(例えばRT4)及び前記第2の遊技状態(例えばRT2)を備え、前記第1の遊技状態(例えばRT4)では前記第1の賭け数(例えば3枚賭け)が前記第2の賭け数(例えば2枚賭け)より遊技者に対して前記有利度が高くなり、前記第2の遊技状態(例えばRT2)では前記第2の賭け数(例えば2枚賭け)が前記第1の賭け数(例えば3枚賭け)より遊技者に対して前記有利度が高くなるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、初期賭け数は、遊技状態に応じて遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定されている。このため、第1の遊技状態において、ベットスイッチ32を操作すると、初期賭け数は、第1の遊技状態で最も有利度の高い第1の賭け数が設定され、次に操作すると第2の賭け数が設定されることになる。また、第2の遊技状態において、ベットスイッチ32を操作すると、初期賭け数は、第2の遊技状態で最も有利度の高い第2の賭け数が設定され、次にベットスイッチ32を操作すると、第1の賭け数が設定される。
このように、第1の遊技状態と、第2の遊技状態において、最も有利度の高い賭け数が初期賭け数に設定されることで、遊技者にしてみれば、遊技状態が第1の遊技状態と、第2の遊技状態との間で変更して、各遊技状態において最も有利度の高い賭け数が、第1の賭け数と第2の賭け数とで変更されても、同一のベットスイッチ32を同様の操作で設定することができ、賭け数以外の遊技内容に集中して遊技の進行をテンポよく進めることができるとともに、賭け数の設定操作の間違いの発生を抑えることができる。
第1の遊技状態と、第2の遊技状態とで、ベットスイッチ32が操作されるごとに遊技者に対して最も有利度の高い賭け数が設定可能であることで、ベットスイッチ32の操作回数を少なくすることができ、賭け数の設定操作を効率的なものにすることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記ベットスイッチ32が操作される間隔が所定の期間以内の場合は、前記賭け数が切り替わらないことを特徴とする。
本発明によれば、ベットスイッチ32が操作される間隔が所定の期間以内の場合は、賭け数が切り替わらないことで、遊技者のベットスイッチ32を操作する際の指の僅かな振動や震えや、遊技者の習慣による連打等により、遊技者の意図とは別に誤って賭け数が切り替わってしまうようなことを防止することができる。これにより、賭け数の設定操作の誤操作を排除することが可能となり、賭け数の設定操作を安定したものにすることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記設定順序における1回目の前記賭け数の設定と、2回目の前記賭け数の設定との間では、前記ベットスイッチ32が操作されても前記賭け数が切り替わらない無効期間が設定され、2回目の前記賭け数の設定以降では、前記無効期間が設定されないことを特徴とする。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、各リールに設けてある図柄の配置を示す図柄テーブルを示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、(A)は3枚賭けにおける有効ライン、(B)は2枚賭け及び1枚賭けにおける有効ラインを示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メイン制御手段を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、サブ制御手段を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、各役の図柄組み合わせや、払出枚数等を示す図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技状態毎の抽選対象を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、RT0における抽選値(分数で示される当選確率の分母65536に対する分子の数値、以下同様)及び当選確率を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、RT1における抽選値及び当選確率を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、RT2における抽選値及び当選確率を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、RT3における抽選値及び当選確率を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、RT4及びRT5における抽選値及び当選確率を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、RT6〜RT10における抽選値及び当選確率を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、RBB1〜RBB3における抽選値及び当選確率を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技状態の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、(1)〜(8)は遊技の流れの一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図17の(4)〜(8)の遊技の流れの一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、各遊技状態における規定数、最適枚数、設定順序を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メイン制御手段が遊技中に実行する一般的な遊技の制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、図20のステップ112の遊技開始前処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、メダルをメダル投入口から直接投入する手入れの処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、図21のステップ128のベット処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、図23のステップ171の規定数切替スイッチの2回目以降の処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、図23のステップ173の規定数切替スイッチの手入れ後処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、図23のステップ174の規定数切替スイッチの初回処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、図23のステップ171の規定数切替スイッチの2回目以降の処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、図23のステップ171の規定数切替スイッチの2回目以降の処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態であって、図23のステップ171の規定数切替スイッチの2回目以降の処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態であって、図23のステップ173の規定数切替スイッチの手入れ後処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態であって、図23のステップ174の規定数切替スイッチの初回処理を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態であって、図23のステップ171の規定数切替スイッチの2回目以降の処理を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態であって、図23のステップ171の規定数切替スイッチの2回目以降の処理を示すフローチャートである。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の正面に向かって位置している遊技者、すなわち、当該遊技機10の前に設置してある椅子に座っている遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技機10の前に座っている遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1及び図4を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個のリール62(正面から向かって左側の左リール64、中央の中リール66、右側の右リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全てのリール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、リール62の正面側に設けられて、リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のステッピングモータ65と、この各ステッピングモータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記リール62と、前記ステッピングモータ65及び前記リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためのリール位置センサ63が設けられている。このステッピングモータ65は、後述するメイン制御手段200から出力されるステッピングモータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数であるクレジットメダル枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、2個の7セグメントLED表示器で構成されている。7セグメントLED表示器は、10進法のアラビア数字等の1文字を表現するために、それぞれ個別に点灯・消灯が可能な7つのセグメント(LED)から構成されているものである。2個の7セグメントLED表示器を有することにより、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル枚数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。なお、この投入センサ92は、3つのセレクターセンサ(図示せず)が通路に設けられている。投入されたメダルは、3つのセレクターセンサの順序及び所定の範囲の時間の間隔(タイミング)で検知するように配置されている。
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過して後述するメダル払出口28から払い出される。
具体的には、メダルセレクタ17には、特に図示していないが、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口38から投入されたメダルをホッパーユニット24内に貯留させる通路と、メダル払出口28から後述するメダル受け皿26へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口38から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿26へ払い出すかの切り換えをすることができる。
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
前記操作部30の中央には、操作により対応するリール62の回転を停止させるため、3個のリール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール62それぞれに対応して設けられ、複数のリール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件にリール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作によりリール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
本実施の形態では、1回の遊技に使用する遊技媒体としてのメダルの賭け数として複数種類の賭け数が設定可能である。
また本実施の形態では、後述するRT0〜RT10では、規定数として1、2又は3が設定されており、遊技者はこれらの遊技状態では賭け数1、賭け数2又は賭け数3で遊技を行うことができるものである。
ここで、「規定数」とは、遊技機10を作動させるため投入をする必要がある遊技メダル等の数を意味する。また、「賭け数」とは、いわゆるベット数であって、遊技者が賭けたメダルの数を意味する。例えば、規定数として1〜3が定められている遊技状態では、賭け数1、賭け数2、賭け数3のいずれでも遊技ができるものである。
このスタートスイッチ40の上方には、ベットスイッチ32として、貯留されたメダル枚数(クレジットされたメダル枚数)からn枚(具体的にはn枚は1枚〜3枚のいずれか、なお、n枚は1枚〜2枚のいずれかにしてもよい)に達するまでのメダル枚数を貯留されたクレジットメダル枚数から減じてn枚のメダル投入に代えるためのベットスイッチとしての規定数切替スイッチ34と、クレジットメダル枚数から投入枚数1枚のメダル枚数を貯留されたクレジットメダル枚数から減じて1枚のメダル投入に代えるための1ベットスイッチ35とが設けられている。
なお、規定数切替スイッチ34により、設定可能な全ての規定数へのベットが可能であるため、必ずしも1ベットスイッチ35は必要ではないが、取り外すとなるとかえってハード変更が発生してしまうため、本実施例では1ベットスイッチ35を備えたままとしたが、無くすことで新たなスペースを形成してもいい。また、1ベット以外の機能を備えたスイッチ(例えば演出用のスイッチ)として適宜役割変更を行うことで既存のハード構成を活かす仕様変更を行ってもよい。
この規定数切替スイッチ34は、操作されるごとに賭け数の設定が所定の順序、いわゆる「設定順序」で切り替わるように設定されている。なお、この設定順序の賭け数の設定の数は、本実施の形態では、「3→1→2」のように3個であるが、「3→2」のように2個に設定してもよく、また、それ以外の個数に設定してもよい。なお、遊技者による賭け数の選択の自由を担保するため、すべての規定数を順に設定するものが望ましい。
この「設定順序」は、本実施の形態では、遊技状態に応じて、設定順序が異なることが可能に形成されている(図19参照)。
具体的には、遊技状態毎に最適枚数及び設定順序を変えてもよいものである。例えば、RT2では最適枚数が2であり、RT4では最適枚数が3である場合に、RT2では、「2→3→1」となり、RT4では、「3→1→2」となるようなものが含まれる。
なお、本実施の形態では、遊技状態が異なれば設定順序が異なるものがあり、さらに、遊技状態が異なっても設定順序が同一のものも含まれている。もちろん、これに限定されるものではなく、遊技状態が異なれば必ず設定順序が異なるように設定してもよい。
この設定順序の中で最初に設定される初期賭け数は、遊技状態に応じて異なることが可能に形成されている。具体的には、例えば、上記RT2の設定順序における初期賭け数は「2」であり、RT4の設定順序における初期賭け数は「3」となる。
この初期賭け数は、遊技状態に応じて、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定されている。なお、本実施の形態では、複数の遊技状態の全てにおいて、初期賭け数は、最も有利度の高い賭け数に設定されてある。
本実施の形態では、ベットスイッチ32としての上述した規定数切替スイッチ34が操作される間隔が所定の期間以内の場合は、賭け数が切り替わらないように形成されている。具体的には、特に図示等していなが、操作されてから作動する所定のタイマーを有し、所定期間以内に規定数切替スイッチ34が操作されても当該操作を無効とするように形成されているものである。なお、この所定期間は、1秒に設定されてあるが、もちろん当該期間に限定されるものではなく、0.5秒や、2秒等の他の期間に設定してもよい。
また、全ての操作の間で上述したタイマーを作動させるようにしてもよいし、設定順序の1回目と2回目の間だけでもよい。このように、設定順序の1回目と2回目の間だけでも、少なくとも遊技者の癖や習慣による連打は防止することができる。
具体的には、例えば、全ての操作の間で上述したタイマーを作動させる場合には、設定順序が「3→1→2」であるとすると、「3→タイマー作動→1→タイマー作動→・・・」のようなものが含まれる。
また、例えば、設定順序の1回目と2回目の間だけタイマーを作動させる場合には、設定順序が「3→1→2」であるとすると、「3→タイマー作動→1→2→・・・」のようなものが含まれる。
なお、ここで、上述したようにタイマー作動により期間としての時間を見るものに限らず、所定の操作回数までの期間を見るものであってもよい。例えば1回目の操作後において例えば毎回1回分の操作は無効とするようにしてもよい。具体的には、例えば設定順序が「3→1→2」であるとすると、「3(1回目押下操作)→無効(2回目押下操作)→1(3回目押下操作)→無効(4回目押下操作)→2(5回目押下操作)・・・」のようなものが含まれる。また、設定順序の1回目と2回目の間だけ無効操作を設定するようにしてもよい。具体的には、例えば設定順序が「3→1→2」であるとすると、「3(1回目押下操作)→無効(2回目押下操作)→1(3回目押下操作)→2(4回目押下操作)・・・」のようなものが含まれる。
この規定数切替スイッチ34及び1ベットスイッチ35の操作により設定された賭け数が規定数に達している状態で、スタートスイッチ40が操作されることにより、当該賭け数が確定するように形成されている。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている(図4参照)。
扉開閉用スイッチ19は、筐体12側に設置されているものであって、前扉14が閉じているか否かを検知するための扉センサである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが近接することで接触センサによりオン状態(ON状態)となり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して接触センサによりオフ状態(OFF状態)となる。もちろん、接触センサに限定されるものではなく、光センサや磁気センサ等により前扉14の開閉を検知するようにしてもよい。
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45とともに設定変更を行うためのものである。なお、この設定変更スイッチ46は、前扉14の背面に設けられているが(特に図示せず)、後述するリセットスイッチとしても兼用される。
設定表示器89は、7セグメントの小型のLEDにより、当選確率の後述する設定値を設定する際に、当該設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、筐体12の内部、詳しくは、前扉14の背面に設けられており、設定値の設定後、その表示は解除される。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24と、各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている(図4参照)。
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
このホッパーユニット24には、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出して後述するメイン制御手段200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
なお、特に図示していないが、払出センサ94は、払出センサAと、払出センサBとの2つが所定距離を開けて配置されてある。正常な状態でのメダル通過時のタイミングチャートでは、ホッパーモータ95が駆動中(オン状態)のときに、両センサがオン状態に移行可能になっている。
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル枚数が最大クレジットメダル枚数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダル枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、規定数切替スイッチ34や1ベットスイッチ35の操作又はメダル投入により所定枚数(具体的には、3枚、2枚又は1枚)のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個のリール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数のリール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3、2又は1)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。
図3(A)に示すように、3枚賭けのときの有効ライン86は、左リール64の上段と、中リール66の上段と、右リール68の上段とを結んだ上段ラインと、左リール64の上段と、中リール66の中段と、右リール68の下段とを結んだ右下がりラインと、左リール64の中段と、中リール66の中段と、右リール68の中段とを結んだ中段ラインと、左リール64の下段と、中リール66の中段と、右リール68の上段とを結んだ右上がりラインと、左リール64の下段と、中リール66の下段と、右リール68の下段とを結んだ下段ラインとの合計5本からなる。
図3(B)に示すように、2枚賭け及び1枚賭けのときの有効ライン86は、左リール64の上段と、中リール66の上段と、右リール68の上段とを結んだ上段ラインと、左リール64の中段と、中リール66の中段と、右リール68の中段とを結んだ中段ラインと、左リール64の下段と、中リール66の上段と、右リール68の上段とを結んだ右上がり折れ曲がりラインとの合計3本からなる。
図2に示すように、左リール64、中リール66及び右リール68の表面には、「リプレイ、スイカ、ベル、黒BAR、白BAR、チェリー1、チェリー2、赤7、青7、黒7」の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープをリール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号0〜20)は、リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、後述するサブ制御手段400に基づいて演出を行うものであって、スピーカー72と、演出用ランプ78と、表示装置84とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
図4に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御手段としての制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態(遊技の進行)を制御するメイン制御手段200(メイン制御基板や、メイン制御装置ともいう)と、このメイン制御手段200から送信される情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御手段400(サブ制御基板や、サブ制御装置ともいう)とを備えている。
なお、メイン制御手段200とサブ制御手段400との間は、メイン制御手段200への不正操作を防止するために、メイン制御手段200からサブ制御手段400への一方向の通信により行われ、サブ制御手段400からメイン制御手段200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御手段200は、投入センサ92、ベットスイッチ32、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、設定変更スイッチ46、精算スイッチ36、扉開閉用スイッチ19、電源スイッチ44、設定キースイッチ45、リール位置センサ63、払出センサ94、オーバーフローセンサ96の入力を受け付け、リールユニット60、ホッパーユニット24、外部集中端子板18、設定表示器89、クレジット表示器87及び払出枚数表示器88の作動を制御する。サブ制御手段400は、チャンスボタン42、メイン制御手段200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御手段400の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御手段200を有するメイン制御基板と、サブ制御手段400を有するサブ制御基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御手段200のメイン制御基板は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御手段400のサブ制御基板は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御手段200及びサブ制御手段400は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
本実施の形態に係る遊技機10では、通常に行われるノーマル遊技が設けられている。このノーマル遊技よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が高く(或いは低く)設定されているリプレイタイム(RT)遊技が設けられている。さらに、メイン制御手段200では、ボーナス移行役に入賞することにより実行されるボーナス遊技が設けられている。これらの遊技は、メイン制御手段200により制御される。
また、本実施の形態では、前記リプレイタイム(RT)遊技が可能なリプレイタイム(RT)状態が設けられている。
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御手段200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、遊技島設備(例えばデータ機器)や遊技ホールのホール管理者が管理するホールコンピュータに接続されている。
なお、外部集中端子板18は、次の情報に関する信号を出力しているものである。
(1)メダル投入に関する情報
(2)メダル払出に関する情報
(3)ボーナス遊技に関する情報
(4)エラーに関する情報
(5)設定値の変更の有無に関する情報
(6)前扉14の開閉状態に関する情報
図5に示すように、メイン制御手段200は、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250及び送信手段300の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、上述した手段は、メイン制御手段200ではなく、サブ制御手段400が有することも可能であり、又、メイン制御手段200とサブ制御手段400との両方に分けて有することも可能である。
以上の構成をもって、メイン制御手段200は、役の抽選を行い、リール62の回転及び停止を制御し、リール62が全て停止したときに停止図柄の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(例えばRT0〜RT10においては3枚、2枚又は1枚)が設定されると、所定本数の有効ライン86(図3参照)が設定される。
本実施の形態に係る遊技機10は、第1の賭け数としての3枚賭けの場合には、既に説明したように5本の有効ライン86が設定され、第2の賭け数としての2枚賭け又は第3の賭け数としての1枚賭けの場合には、3本の有効ライン86が設定される。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、規定数切替スイッチ34又は1ベットスイッチ35を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。
そして、賭け数(3枚、2枚又は1枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール62の回転開始時から所定の時間(いわゆるウェイト時間(期間)であって、本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個全てのリール62の回転が開始する。
リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサによりリール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応したリール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべてのリール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組み合わせが揃うと、当該図柄61の組み合わせに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組み合わせが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。
役抽選手段210は、メイン制御手段200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。
役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、設定値及び遊技状態(ノーマル遊技、ボーナス遊技、ボーナス内部中遊技、リプレイタイム遊技)にそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御手段200のROM上に記憶している。
役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
役抽選手段210の役抽選に用いる当選確率は、所定の役抽選テーブルにより、予めプログラムされた範囲内で遊技ホールの管理者により変更可能に形成されている。具体的には、その当選確率を規定するための値である設定値を変更するための筐体12内部の設定キースイッチ45を操作することにより、複数の設定値のうちいずれか1つの特定の設定値を選択することで前記当選確率の変更が可能となる。
本実施の形態では、役では、原則として設定値の数値が高くなるほど、当選確率が高くなって遊技者に対して有利になり得るように規定されている。
なお、これらの役では、設定値の数値が高くなるほど、全ての役の当選確率が必ずしも高くなることに限定されるものではなく、設定値の数値が高くなるほど、一部の役の当選確率は高くなるが、他の一部の役の当選確率は同一であってもよい。さらに、設定値の数値が高くなるほど、他の一部の役の当選確率は、低くなるが、全ての役全体として遊技者の利益を考慮すると遊技者に対して有利となるように設定されているようなものでもよい。
また、設定値は、本実施の形態では、設定値1〜6の6段階に設定されているが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、設定値は「1・3・6」「2・4・6」「1・6」の様な複数の段階でもよく、また、1段階でもよいものである。
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役には、大別すると、種別として、小役(メダルの払い出しを伴う役であって、例えばBELL役等)、再遊技(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、例えば、NRP役等)、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役、例えば、RBB1役等)が設けられている。
つぎに、図7に示すように、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄の組み合わせについて説明する。
例えば、図7に示すように、ボーナス移行役(RBB1)として、左リール64、中リール66、右リール68の順(以下同様)に「黒7、黒7、黒7」の図柄61の組み合わせの役、ボーナス移行役(RBB2)として、「赤7、赤7、赤7」の図柄61の組み合わせの役、ボーナス移行役(RBB3)として、「青7、青7、青7」の図柄61の組み合わせの役、ボーナス移行役(CBB1)として、「赤7、赤7、青7」の図柄61の組み合わせの役、ボーナス移行役(CBB2)として、「青7、青7、赤7」の図柄61の組み合わせの役が設けられている。
具体的には、例えば、3枚賭けの遊技において、RBB1に係る図柄の組み合わせが有効ライン86上に停止すると、RBB1に移行可能となる。その際、3枚賭けの遊技では、払出枚数は0枚であり、2枚賭け又は1枚賭けの遊技では、ボーナス移行役としての機能は無効となる。
また、本実施の形態では、ボーナス移行役当選以降に2枚賭けの場合、ボーナス移行役の図柄61の組み合わせが有効ライン86上に揃ってもボーナス遊技が作動しないようなっているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、ボーナス移行役当選以降に2枚賭けのときは、リール制御手段220のリール制御でそもそもボーナス移行役の図柄61の組み合わせが有効ライン86上に揃わないように制御してもよい。
また、例えばRBB1によるボーナス遊技は、メダルの獲得枚数が345枚を超える払い出しで終了する。なお、RBB1によるボーナス遊技中は規定数として「2」が定められているので2枚賭けの遊技となる。
また、図7に示すように、再遊技として、例えば、「リプレイ、リプレイ、リプレイ」の図柄61の組み合わせのNRP(通常リプレイ役)や、「リプレイ、リプレイ、ベル」の図柄61の組み合わせの再遊技役(RT4移行リプレイ役)としてのTRP1などが設けられている。
ここで、NRPは、通常リプレイ役であり、TRP1は、RT4へ移行可能なRT4移行リプレイ役であり、TRP2やTRP3は、RT5へ移行可能なRT5移行リプレイ役である。
再遊技役としてのNRPや、TRP1〜3に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止すると、いずれも今回の遊技で用いられた賭け数と同数の賭け数が次回の遊技において設定される。すなわち、3枚賭けの遊技にて再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止すると、今回の遊技で用いられた3枚の賭け数と同様の3枚の賭け数が次回の遊技に設定され、新たにメダルを用いることなく次回の遊技を実行するができる。また、2枚賭けの遊技にて再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止すると、今回の遊技で用いられた2枚の賭け数と同様の2枚の賭け数が次回の遊技に設定され、新たにメダルを用いることなく次回の遊技を実行するができる。また、1枚賭けの遊技にて再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止すると、今回の遊技で用いられた1枚の賭け数と同様の1枚の賭け数が次回の遊技に設定され、新たにメダルを用いることなく次回の遊技を実行するができる。
また、図7に示すように、小役として、例えば、「ベル、ベル、ベル」の図柄61の組み合わせのBELL、「スイカ、スイカ、スイカ」の図柄61の組み合わせのWM1、「スイカ、スイカ、白BAR」の図柄61の組み合わせのWM2、「チェリー1、ANY、ANY」の図柄61の組み合わせのCH1等が設けられている。なお、ここで「ANY」とは、いずれの図柄61でもよい記号である。
なお、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄の組合せについては、図7に示すものに限定されない。
つぎに、図8を用いて、当選役グループと遊技状態(図16参照)毎の抽選対象について説明する。
図8は、予め定められた複数種類の当選役グループを示し、各当選役グループは、1つの役又は複数の役の組合せから構成される。
そして、役抽選手段210は、役抽選によりいずれかの当選役グループが当選するか否かを決定している。
そのため、当選役グループが複数の役から構成されている場合は、当選役グループの複数の役に同時に当選(重複して当選)していることとなる。また、役抽選の結果、いわゆる「ハズレ」は、いずれの当選役グループも当選しなかった場合を示している。
図8に示すように、当選役グループ「RBB1」には、役「RBB1」が含まれ、図16を用いて後述する遊技状態が、3BET「RT0」(遊技状態がRT0における3枚賭けを意味する。以下同様)、3BET「RT1」、3BET「RT2」、3BET「RT3」、3BET「RT4」、3BET「RT5」の場合に抽選される。
また、当選役グループ「TRP1」には、役「TRP1」が含まれ、図16を用いて後述する遊技状態が、2BET「RT2」等の場合に抽選される。
また、当選役グループ「TRP2」には、役「TRP2」及び役「TRP3」が含まれ、図16を用いて後述する遊技状態が、2BET「RT3」等の場合に抽選される。
図9〜図15を用いて、各遊技状態における当選役グループの設定値毎の抽選値及び当選確率について説明する。
なお、抽選値とは、本実施の形態では、当選確率(x/65536)のxの数値であって、分数からなる当選確率の分母65536の分子xの数値である。
図9に示すように、例えば、遊技状態が3BET「RT0」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「NRP」が「8978/65536」(約1/7.29の当選確率)の確率で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「8978/65536」(約1/7.29の当選確率)の確率で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が3BET「RT0」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「6000/65536」(約1/11の当選確率)の確率で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「6553/65536」(約1/10の当選確率)の確率で抽選される。
なお、本実施形態ではRT0〜10において遊技を実行可能な規定数として1、2、3が設定されており、1枚賭け、2枚賭け、3枚賭けでの遊技が可能となっている。そして、2枚賭けによる遊技と3枚賭けによる遊技との有利度については後述するところ、1枚賭けについては、図8、図9に示すようにRT0〜RT10のいずれにおいても、2枚賭けでの遊技、3枚賭けでの遊技に比べて遊技者にとっての有利度が低くなるよう設定されている。そのため、基本的には2枚賭けと3枚賭けのいずれかでの遊技が行われると考えられるため、以降の説明においては、基本的に2枚賭け、3枚賭けを行う場合について主に説明することとし、RT1〜10での1枚賭けの抽選値等の説明や、ゲームフローによる遊技の流れを説明する際の1枚賭けを行う場合の説明については省略する。
図10に示すように、例えば、遊技状態が3BET「RT1」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「NRP」が「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が3BET「RT1」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「6000/65536」の確率(約1/11の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「6553/65536」の確率(約1/10の当選確率)で抽選される。
図11に示すように、例えば、遊技状態が3BET「RT2」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「NRP」が「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が3BET「RT2」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「TRP1」が「0/65536」の確率(当選確率0)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「0/65536」の確率(当選確率0)で抽選される。すなわち、3BET「RT2」では、「RT4」への移行リプレイ役であるTRP1の当選確率が0であるため、3BET「RT2」から「RT4」へ直接移行することはない。
同様に、例えば、遊技状態が3BET「RT2」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「6000/65536」の確率(約1/11の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「6553/65536」の確率(約1/10の当選確率)で抽選される。
また、図11に示すように、例えば、遊技状態が2BET「RT2」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「TRP1」が「62258/65536」の確率(約1/1.05の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「62258/65536」の確率(約1/1.05の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が2BET「RT2」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「3277/65536」の確率(約1/20.00の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「3277/65536」の確率(約1/20.00の当選確率)で抽選される。
図12に示すように、例えば、遊技状態が3BET「RT3」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「NRP」が「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が3BET「RT3」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「TRP2」が「0/65536」の確率(当選確率0)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「0/65536」の確率(当選確率0)で抽選される。すなわち、3BET「RT3」では、「RT5」への移行リプレイ役であるTRP2の当選確率が0であるため、3BET「RT3」から「RT5」へ直接移行することはない。
同様に、例えば、遊技状態が3BET「RT3」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「6000/65536」の確率(約1/11の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「6553/65536」の確率(約1/10の当選確率)で抽選される。
また、図12に示すように、例えば、遊技状態が2BET「RT3」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「TRP2」が「62258/65536」の確率(約1/1.05の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「62258/65536」の確率(約1/1.05の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が2BET「RT3」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「3277/65536」の確率(約1/20.00の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「3277/65536」の確率(約1/20.00の当選確率)で抽選される。
図13に示すように、例えば、遊技状態が3BET「RT4又はRT5」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「NRP」が「51850/65536」の確率(約1/1.26の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「51850/65536」の確率(約1/1.26の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が3BET「RT4又はRT5」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「6000/65536」の確率(約1/11の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「6553/65536」の確率(約1/10の当選確率)で抽選される。
また、図13に示すように、例えば、遊技状態が2BET「RT4又はRT5」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「NRP」が「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が2BET「RT4又はRT5」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「3277/65536」の確率(約1/20.00の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「3277/65536」の確率(約1/20.00の当選確率)で抽選される。
この3枚賭けのRT4(3BET「RT4」)及び3枚賭けのRT5(3BET「RT5」)では、再遊技役(リプレイ役)としてのNRPの当選確率が1/1.26に設定されて2枚賭けのRT2(2BET「RT2」)や2枚賭けのRT3(2BET「RT2」)よりも高確率である。
しかも、3枚賭けのRT4(3BET「RT4」)及び3枚賭けのRT5(3BET「RT5」)では、2枚賭けの遊技では当選確率が0になっているボーナス遊技への当選の可能性もある。
さらに、3枚賭けのRT4(3BET「RT4」)及び3枚賭けのRT5(3BET「RT5」)では、当選役グループ「BE」の確率も2枚賭けのRT2(2BET「RT2」)や2枚賭けのRT3(2BET「RT3」)よりも高確率となっており、2枚賭けのRT2(2BET「RT2」)や2枚賭けのRT3(2BET「RT3」)よりも遊技媒体としてのメダルを遊技者が多く獲得可能な遊技状態となっている。
図14に示すように、例えば、遊技状態が3BET「RT6〜RT10」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「NRP」が「20000/65536」の確率(約1/3.27の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「20000/65536」の確率(約1/3.27の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が3BET「RT6〜RT10」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「6000/65536」の確率(約1/11の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「6553/65536」の確率(約1/10の当選確率)で抽選される。
また、図14に示すように、例えば、遊技状態が2BET「RT6〜RT10」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「NRP」が「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「8978/65536」の確率(約1/7.29の当選確率)で抽選される。
同様に、例えば、遊技状態が2BET「RT6〜RT10」の場合で、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「BE」が「3277/65536」の確率(約1/20.00の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「3277/65536」の確率(約1/20.00の当選確率)で抽選される。
図15に示すように、例えば、遊技状態がRBB1〜3の場合で、3枚賭け(3BET)は設定されておらず、2枚賭け(2BET)のみであり、設定値が「設定1」の場合は、当選役グループ「RBBALL」が「65536/65536」の確率(約1/1の当選確率)で抽選され、設定値が「設定6」の場合は、「65536/65536」の確率(約1/1の当選確率)で抽選される。
特に図示していないが、CBB1〜2の場合は、3枚賭け(3BET)は設定されておらず、2枚賭け(2BET)のみであり、当該遊技中に全ての小役が当選状態となる。
図5に示すリール制御手段220は、メイン制御手段200が備える手段であり、各リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応するリール62の回転位置とに基づいて、各リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にするようにしてもよい。リール制御手段220による処理は、後述するステップ114(図20参照)において行われる。
リール62の回転速度としては、業界の規則等により80rpm以下に設定されている。 ここで、スロットマシンにおける通常の状態においては、ストップスイッチ50が操作されてから、所定の制限時間(具体的には、190ms)内にリール62を停止しなければならないという業界の規則による仕様上の条件が課されている。
すると、回転速度が80rpm以下のステッピングモータ65が、周囲に21個の図柄61が付されたリール62を回転させるスロットマシンにおいては、制限時間190msの場合の停止可能範囲(すなわち引き込み範囲)は、下記のように算出される。
回転速度が80rpm(回/min)であるため、リール62が1回転する時間は、
60s×1000ms/80rpm=750ms
となる。制限時間190ms内に1周21個の図柄61を配置したリール62において、何個の図柄61(コマ)を回転移動させることができるかは、下記の算出式により求められる。
(190ms/(60s×1000ms/80rpm))×21個=5.32個
すなわち、最大で5図柄(5コマ)となり、スロットマシンでは、ストップスイッチ50が操作されると、その時点で停止可能な図柄61から最大5図柄(当該図柄61ビタ止めを含めない場合には引き込み可能な範囲は4図柄)先までの範囲内でリール62を停止させることができるようになっている。この5図柄(5コマ)の内訳は、最初の1図柄は、スベりコマ数0コマの図柄、いわゆるビタ止め図柄であり、当該ビタ止め図柄より回転上流側の4個の図柄は、スベりコマ数1〜4コマの図柄となる、すなわち引き込み可能範囲が4図柄となる。したがって、この引き込み可能範囲4図柄の中に当選している図柄が含まれていると、有効ライン86まで引き込んで停止させることができることになる。
ここで、当選している場合にストップスイッチ50のいずれの操作タイミングで停止操作しても必ず当該役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に揃えて停止表示させることができる場合を具体例を挙げて、説明する。
例えば、2BET「RT2」(2枚賭けのRT2)において、当選確率1/1.05で当選する当選役グループTRP1は、役としてTRP1を有し、このTRP1に係る図柄61の組み合わせは(リプレイ、リプレイ、ベル)に設定されている(図7、図8、図11参照)。この図柄61の組み合わせ(リプレイ、リプレイ、ベル)を、図柄テーブル(図2参照)で見ると、左リール64、中リール66、右リール68のいずれの停止操作タイミングにおいても、停止可能な図柄から最大5図柄の範囲内に当該図柄61の組み合わせ(リプレイ、リプレイ、ベル)の図柄61が含まれている。すなわち、役TRP1が当選している場合、いずれの停止操作タイミングでも当該図柄61の組み合わせを有効ライン86に停止表示させることができることになる。
上述した役TRP1は、RT4への移行役(RT4移行リプレイ役)として設定されているため、当選役グループTRP1に当選した場合は、必ず当該役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86に停止表示させることができて、RT4へ移行することができることになる。
また、例えば、2BET「RT3」(2枚賭けのRT3)において、当選確率1/1.05(図12参照)で当選する当選役グループTRP2は、重複して同時に当選する役としてTRP2及びTRP3を有し(図8参照)、このTRP2に係る図柄61の組み合わせは(リプレイ、チェリー1、リプレイ)に設定され、TRP3に係る図柄61の組み合わせは(リプレイ、黒BAR、リプレイ)に設定されている(図7参照)。
このTRP2の図柄61の組み合わせ(リプレイ、チェリー1、リプレイ)と、TRP3の図柄61の組み合わせ(リプレイ、黒BAR、リプレイ)を、図柄テーブル(図2参照)で見ると、左リール64、中リール66、右リール68のいずれの停止操作タイミングにおいても、停止可能な図柄から最大5図柄の範囲内に、TRP2の図柄61の組み合わせ(リプレイ、チェリー1、リプレイ)、又は、TRP3の図柄61の組み合わせ(リプレイ、黒BAR、リプレイ)のいずれかの図柄61が含まれている。すなわち、当選役グループTRP2が当選している場合、いずれの停止操作タイミングでも当該図柄61の組み合わせを有効ライン86に停止表示させることができることになる。
上述した役TRP2及び役TRP3は、RT5への移行役(RT5移行リプレイ役)として設定されているため、当選役グループTRP2に当選した場合は、必ず当該役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86に停止表示させることができて、RT5へ移行することができることになる。
停止図柄判定手段230は、メイン制御手段200が備える手段であり、全てのリール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組み合わせを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップ116(図20参照)において行われる。
払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払出等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段240による処理は、後述するステップ117(図20参照)において行われる。
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図5に示すように、大別すると、ノーマル遊技制御手段251、RT遊技制御手段252、ボーナス遊技制御手段253及びボーナス内部中遊技制御手段254の各手段を有する。
ノーマル遊技制御手段251は、ノーマル遊技の進行を制御するものである。ここで、ノーマル遊技は、後述するRT遊技制御手段252によるRT遊技(リプレイタイム遊技)や、ボーナス遊技制御手段253によるボーナス遊技や、ボーナス内部中遊技制御手段254によるボーナス内部中遊技以外の遊技をいい、RT0等を含む(図16参照)。
RT遊技制御手段252は、RT遊技の進行を制御するものである。ここで、RT遊技は、RT1〜RT5を含む(図16参照)。
ボーナス遊技制御手段253は、ボーナス遊技を制御するものである(図16参照)。ボーナス遊技には、RBB1〜3と、CBB1〜2とが設けられている。
ボーナス遊技は、ボーナス内部中にボーナス移行役の図柄を有効ライン86上に揃えることで移行し、所定の枚数、本実施の形態では、各ボーナス移行役に設定されたボーナスの種類に応じた規定数を超えるメダルの払い出しで終了し、例えばRBB1で345枚を超える払い出しでRT1に移行し、RBB2で345枚を超える払い出しでRT2に移行し、RBB3で345枚を超える払い出しでRT2に移行し、CBB1で225枚を超える払い出しでRT3に移行し、CBB2で225枚を超える払い出しでRT3に移行する(図7、図16参照)。
ボーナス内部中遊技制御手段254は、ボーナス内部中遊技を制御するものである。このボーナス内部中遊技は、ボーナス移行役に当選し当該ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する。そして、このボーナス内部中遊技でボーナス移行役の図柄を有効ライン86に揃えることで終了する(ボーナス遊技へ移行する)ものである。ボーナス移行役としては、RBB1、RBB2、RBB3、CBB1、CBB2が設けられている(図7参照)。ここで、「ボーナス内部中遊技」には、RT6〜10がある(図16参照)。
送信手段300は、サブ制御手段400へ信号(コマンド)を送信するためのものである。
送信手段300は、3枚賭けの遊技における役抽選の抽選結果に関する情報、いわゆる当選役情報をサブ制御手段400の受信手段410へ送信する。なお、2枚賭け又は1枚賭けの遊技における当選役情報をサブ制御手段400の受信手段410へ送信していない。これは、3枚賭けの場合、ボーナス移行役に当選可能であるため、ボーナス遊技の当選情報を演出可能にするためであって、2枚賭け又は1枚賭けの場合、ボーナス移行役に当選しないため、その必要がないことによる(図9〜図13参照)。
なお、本実施の形態では、メイン制御手段200にて設定されている具体的な設定値を特定するための情報は、例えば送信経路(ハーネス等の伝送路)の途中で設定値の情報を抜き取るような不正行為(いわゆるゴト行為)を防止するため、サブ制御手段400へ送信していない。もちろん、設定値の情報をサブ制御手段400へ送信するようにしてもよい。
サブ制御手段400は、図6に示すように、受信手段410及び演出制御手段420の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御手段400は、メイン制御手段200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御手段400は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
受信手段410は、送信手段300から送信された信号(コマンド)を受信するものである。
演出制御手段420は、表示装置84により行われる表示演出を実行するためのものである。
演出制御手段420は、役抽選の結果に基づく当選役に応じた演出や、ボーナス内部中遊技やボーナス遊技等に応じた演出等を行う。これらの演出は、それぞれ複数設けられており、演出制御手段420は、抽選により所定の演出を選択するとともに選択した演出を演出装置70を介して実行する。
なお、本実施の形態では、最適な規定数が3枚であっても2枚であっても、基本的には規定数切替スイッチ34を1回操作することで最適な規定数をベットすることができるため、演出により3枚賭けを行うべきか2枚賭けを行うべきかの報知や、最適なベットを促すような演出は特段設ける必要はないが、設けても良い。例えば、報知手段としての表示装置84が3枚賭けと2枚賭けとのいずれを設定するかに関する情報を遊技者に対して報知可能に形成する。特に図示していないが、3枚賭けを行った方が有利となる遊技状態においては、表示装置84に現在の遊技状態に適応した情報である「3枚賭け推奨!」等の文字表示が行われるものである。
このようにすると、報知手段としての表示装置84が3枚賭けと2枚賭けとのいずれを設定するかに関する情報を遊技者に対して報知することができる。遊技者は、当該情報を得ることで、3枚賭けと2枚賭けとのいずれを設定した方がよいかの判断をすることができる。これにより、当該遊技機10に熟練していない初心者等でも、適切な賭け数を選択することができる。
つぎに、図16を用いて遊技の状態について説明する。
遊技の状態には、メイン制御手段200により管理され、大別すると、「ノーマル遊技」、「ボーナス内部中遊技」、「ボーナス遊技」及び「RT遊技」がある。
具体的には、「ノーマル遊技」は、図16に示すRT0であり、「ボーナス内部中遊技」は、図16に示すRT6〜10であり、「ボーナス遊技」は、図16に示すRBB1〜3及びCBB1〜2であり、「RT遊技」は、図16に示すRT1〜5である。
「RT遊技」は、いわゆる「リプレイタイム遊技」の略語であり、「RT遊技」に移行すると、原則として再遊技役に当選する抽選確率、すなわち再遊技確率が高くなるものであって、本実施の形態では、「RT遊技」に移行すると、2枚賭け又は3枚賭けのいずれかにおいて、再遊技役の当選確率が1/1.26以上の高確率に設定されている。
RT1は、後述するボーナス遊技「RBB1」の終了を契機に開始されるものであり、規定遊技数(例えば200回)行うか、いずれかのボーナス移行役に当選した場合に終了する。また、規定数として1、2又は3が設定されており、遊技者は当該RT1では賭け数1、賭け数2又は賭け数3で遊技を行うことができる。規定遊技回数行った後はRT0へ移行する。
RT2は、後述するボーナス遊技「RBB2」または「RBB3」の終了を契機に開始されるものであり、RT4移行図柄が停止表示されるか、いずれかのボーナス移行役に当選した場合に終了する。当該RT2ではRT1のように規定遊技数を設けていないが、これに限らず所定回数(例えば30回など)の規定遊技数を設けてもよい。また、規定数として1、2又は3が設定されており、遊技者は当該RT2では賭け数1、賭け数2又は賭け数3で遊技を行うことができる。
RT3は、後述するボーナス遊技「CBB1」または「CBB2」の終了を契機に開始されるものであり、RT5移行図柄が停止表示されるか、いずれかのボーナス移行役に当選した場合に終了する。当該RT3ではRT1のように規定遊技数を設けていないが、これに限らず所定回数(例えば30回など)の規定遊技数を設けてもよい。また、規定数として1、2又は3が設定されており、遊技者は当該RT3では賭け数1、賭け数2又は賭け数3で遊技を行うことができる。
RT4は、賭け数2のRT2である2BET「RT2」において出現可能なRT4移行図柄が停止表示されたことを契機に開始されるものであり、規定遊技数(例えば100回)行うか、いずれかのボーナス移行役に当選した場合に終了する。また、規定数として1、2又は3が設定されており、遊技者は当該RT4では賭け数1、賭け数2又は賭け数3で遊技を行うことができる。規定遊技回数行った後はRT0へ移行する。
RT5は、賭け数2のRT3である2BET「RT3」において出現可能なRT5移行図柄が停止表示されたことを契機に開始されるものであり、規定遊技数(例えば100回)行うか、いずれかのボーナス移行役に当選した場合に終了する。また、規定数として1、2又は3が設定されており、遊技者は当該RT5では賭け数1、賭け数2又は賭け数3で遊技を行うことができる。規定遊技回数行った後はRT0へ移行する。
なお、ノーマル遊技では、再遊技役の当選確率が2枚賭け及び3枚賭けのいずれにおいても、1/7.29の通常確率に設定され、ボーナス内部中遊技では、再遊技役の当選確率が2枚賭けで1/7.29に設定され、3枚賭けで1/3.27に設定され、ボーナス遊技では、再遊技役の当選確率は0に設定されている。
「ノーマル遊技」は、ノーマル遊技制御手段251により制御され、「RT0」がある。
ノーマル遊技の「RT0」からボーナス内部中遊技には、役抽選の結果、ボーナス移行役に当選した場合に移行可能となる。ボーナス移行役としてのRBB1に当選した場合に、ボーナス内部中のRT6へ移行可能となり、ボーナス移行役としてのRBB2に当選した場合に、ボーナス内部中のRT7へ移行可能となり、ボーナス移行役としてのRBB3に当選した場合に、ボーナス内部中のRT8へ移行可能となり、ボーナス移行役としてのCBB1に当選した場合に、ボーナス内部中のRT9へ移行可能となり、ボーナス移行役としてのCBB2に当選した場合に、ボーナス内部中のRT10へ移行可能となる(図16参照)。
なお、ボーナス移行役に当選した遊技で、当該ボーナス移行役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86に停止表示させることができなかった場合、当選した権利は次遊技にも持ち越されることで、ボーナス内部中遊技となるものである。特に図示していないが、ボーナス移行役に当選した遊技で、当該ボーナス移行役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86に停止表示させた場合、ボーナス遊技へ直接、移行する。
「ボーナス内部中遊技」は、ボーナス内部中遊技制御手段254により制御され、ノーマル遊技又はRT遊技において、当選役グループとしてのRBB1、RBB2、RBB3、CBB1、CBB2のいずれかに当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する(図16参照)。
なお、ボーナス内部中遊技としてのRT6〜RT10においても、1枚賭け、2枚賭け、3枚賭けが選択可能であり、3枚賭けにおいてNRP(通常リプレイ)の当選確率が高く設定されている(図14参照)。
なお、本実施の形態では、「ボーナス遊技」の種類に応じてボーナス内部中遊技が設けられている。
「ボーナス遊技」は、ボーナス遊技制御手段253により制御され、「RBB1〜3、CBB1〜2」がある。
ボーナス遊技「RBB1」は、ボーナス移行役としてのRBB1に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
ボーナス遊技「RBB2」は、ボーナス移行役としてのRBB2に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
ボーナス遊技「RBB3」は、ボーナス移行役としてのRBB3に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
ボーナス遊技「CBB1」は、ボーナス移行役としてのCBB1に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
ボーナス遊技「CBB2」は、ボーナス移行役としてのCBB2に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
「ボーナス遊技」は、本実施の形態では、RBB1〜3や、CBB1〜2であり、所定の枚数、例えばRBB1〜3では345枚、また、CBB1〜2では225枚を超えるメダルの払い出しで終了し、その後、RBB1では、RT1、RBB2及びRBB3では、RT2、CBB1〜2ではRT3へ移行する(図16参照)。
図16に示すように、遊技状態は、賭け数によって、遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えている。
具体的には、例えば、RT2の遊技状態では、3枚賭けの3BET「RT2」と、2枚賭けの2BET「RT2」という遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えている。
また、例えば、RT4の遊技状態では、3枚賭けの3BET「RT4」と、2枚賭けの2BET「RT4」という遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えている。
遊技状態RT2では、設定順序は「2→3→1」であり、遊技状態RT4では、設定順序は、「3→1→2」に設定されている。
このように初期賭け数は、遊技状態RT2では、「2」であり、遊技状態RT4では「3」に設定されている。このように、RT2及びRT4では、初期賭け数は、遊技状態に応じて異なるように形成されている。この初期賭け数は、RT2及びRT4において、各遊技状態に応じて、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定されている。
上述したRT2及びRT3における内容を別の言い方で表現すると、次のようになる。
上述した賭け数には、第1の賭け数である2枚賭けと、第1の賭け数とは異なる第2の賭け数である3枚賭けとが設けられている。
遊技状態には、第1の遊技状態であるRT2と、第1の遊技状態とは異なる第2の遊技状態であるRT3とが設けられている。
2枚賭け及び3枚賭けが設定可能なRT2及びRT3を備えている。
RT2では2枚賭けが3枚賭けより遊技者に対して有利度が高くなり、RT3では3枚賭けが2枚賭けより遊技者に対して有利度が高くなるように形成されているものである。
なお、説明は省略するが、上述したRT2とRT4との賭け数や有利度等の対応関係は、RT3とRT5との対応関係でも同様のことが成立するように形成されている。
図17により遊技の流れの一例を図中の遊技数を用いて説明する。
先ず、図17の1回目の遊技に示すように、ノーマル遊技(RT0)において、遊技者は、遊技を行いボーナス遊技へ移行することを望み、ボーナス移行役の当選を目指す。本実施の形態では、1枚賭け、2枚賭けではボーナス移行役の当選確率が0であるため、3枚賭けのRT0を実施することになる。このとき当選役グループ「NRP」の当選確率は1/7.29となり、再遊技役の当選確率(リプレイ確率)は低確率の状態である。
図17の3回目の遊技に示すように、ボーナス移行役(この場合は、RBB2)に当選し、その後RBB2内部当選状態のボーナス内部中遊技(この場合は、RT7)となる。3枚賭けのRT7を行い、当選役グループ「NRP」の当選確率(リプレイ確率)は、1/3.27の高確率状態になっている。
図17の6回目の遊技に示すように、ボーナス移行役RBB2に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで、ボーナス遊技に移行する。なお、このボーナス遊技では規定数として2のみが設定されてあり、2枚賭けでの遊技が可能である。
図17のM+1回目の遊技に示すように、ボーナス遊技が終了すると、RT2に移行し、RT2では規定数切替スイッチ34の初期設定値は自動的に2枚に変更されることとなり、ボーナス遊技終了後のRT2において規定数切替スイッチ34を操作すると、その初回操作時の賭け数は2BETとなって2枚賭けの遊技となる。
図17に示すように、ボーナス遊技の終了後のRT遊技(この場合、RT2となる)では、3枚賭けの遊技を行うのではなく、2枚賭けの遊技を行う。ここで2枚賭け遊技を行う理由は、RT4移行リプレイ役に当選したいためである。具体的に説明すると、このRT2では、3枚賭けで、再遊技役を有する当選役グループ「NRP」の当選確率が1/7.29となって低確率である。しかも、RT4への移行役を有する当選役グループ「TRP1」の当選確率が0であるため、役抽選で当選することもなく、RT4への移行役TRP1に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86に揃うこともない。このためRT2では、3枚賭けでRT4へ直接移行することはない(図18の点線矢印上のバツ印参照)。
図17に示すように、2枚賭けの遊技でRT2の遊技が実行される。この2枚賭けのRT2では、当選役グループ「TRP1」の役抽選の当選確率が1/1.05であって高確率であるため(図11参照)、1、2回程度の数回の遊技でTRP1が当選可能となっている。さらに、この当選役グループ「TRP1」が有する役TRP1に係る図柄61の組み合わせ(リプレイ、リプレイ、ベル)は、各リール62において、ストップスイッチ50の停止操作タイミングがいずれのタイミングであっても停止表示可能な範囲である5コマ(ビタ止め1コマ+引き込み可能範囲4コマ)の範囲内に図柄61が配置されているため(図2参照)、いずれの停止操作タイミングでストップスイッチ50を操作しても有効ライン86上に停止可能である。
図17のM+3回目の遊技に示すように、当選役グループTRP1が当選し、RT4移行リプレイ役であるTRP1に係る図柄61の組み合わせ(リプレイ、リプレイ、ベル)が有効ライン86上に停止表示される。
図17のM+4回目の遊技に示すように、RT4移行リプレイ役であるTRP1(リプレイ、リプレイ、ベル)が停止表示されることで、RT4へ移行する。
ここで、RT4移行リプレイ役であるTRP1は、再遊技役であって、再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止表示した場合に今回の遊技で用いられた賭け数と同数の賭け数が次回の遊技において設定される。すなわち、RT4移行リプレイ役であるTRP1は再遊技役であって、M+3回目の遊技で2枚賭けで遊技を行っており、M+3回目の遊技で用いられた賭け数である2枚賭けと同数の賭け数が次回の遊技であるM+4回目の遊技において設定される。
すなわち、本実施形態では、規定数切替スイッチ34を操作した場合に遊技状態に応じた最適な賭け数のベットが行われるものの、再遊技役(リプレイ役)に係る図柄の組み合わせが有効ライン86に停止表示した後の遊技においては、あくまで前回遊技と同数の賭け数を行うため、上述のように2枚賭けが最適なRT2から3枚賭けが最適なRT4に移行したとしても、M+4回目で示すように2BETが行われる。
図17のM+4回目の遊技に示すように、RT4における2枚賭け遊技(2BET「RT4」)のリプレイ確率は1/7.29(図13参照)であって、低確率であるため、次のM+5回目の遊技において、賭け数の変更を3枚賭けに変更することで、RT4における3枚賭けの遊技(3BET「RT4」)へ移行し、リプレイ確率を1/1.26(図13参照)の高確率にする。
図17のN+1回目の遊技に示すように、RT4において予め固定されている全遊技回数100回を終了すると(いわゆる完走すると)、ノーマル遊技としてのRT0へ移行し、RT0での遊技が開始される。
なお、RT2の遊技回数は、RT4のように固定遊技回数100回に設定されているものではなく、RT4やボーナス遊技へ移行しない限り、上限はなく、いわゆる無限遊技回数に設定されている。
次に、図18では、図17の(4)〜(8)の遊技の流れを、賭け数の2枚賭けの遊技と、3枚賭けの遊技とに分類した観点で説明している。
なお、図18の記号(4)〜(8)は、図17中の記号(1)〜(8)のうちの(4)〜(8)と同一の遊技の流れである。
図18(4)に示すように、遊技者が規定数切替スイッチ34を操作することで2枚賭けが行われて、リプレイ確率が高確率の2枚賭けのRT2(2BET「RT2」)での遊技が実行される。
図18(5)に示すように、RT4への移行役の図柄を停止表示させると、RT2からRT4へ移行することになる。RT4への移行役は、既に説明しているようにRT4移行リプレイ役であるTRP1(リプレイ、リプレイ、ベル)であって、このTRP1は3枚賭けRT2(3BET「RT2」)では役抽選の当選確率0であり当選することはできず、2枚賭けRT2(2BET「RT2」)において、1/1.05の高確率の当選確率で当選可能となり、高確率のため直ぐに当選可能である。当選後、TRP1(リプレイ、リプレイ、ベル)の図柄61の組み合わせは、いずれの停止操作タイミングにおいても、必ず有効ライン86上に停止表示させることができるように予め図柄61がリール62の周囲に配置されており、当該図柄61の組み合わせを有効ライン86に停止表示させることができ、その結果、RT4へ移行することになる。
図18(6)(7)に示すように、既に説明しているように、RT4移行リプレイ役は再遊技役であるため、当選して、当該役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させた次の遊技(図17のM+4回目の遊技)では、停止表示した遊技で用いられた賭け数(2枚)と同数の賭け数(2枚)が設定される。このため、RT4では、少なくとも1回は、2枚賭けのRT4を実施することになる。そして、このRT4において、遊技者による賭け数の変更が2枚から3枚への変更が行われることで、3枚賭けのRT4(3BET「RT4」)へ移行することになる。
この3枚賭けのRT4(3BET「RT4」)では、遊技回数100回の固定遊技数だけボーナス移行役に当選しない限り実施することができ、リプレイ確率が高確率であり、ボーナス遊技への当選の可能性もあり、さらに、本実施の形態では、当選役グループ「BE」の確率も2枚賭けのRT2(2BET「RT2」)や1枚賭けのRT2(1BET「RT2」)よりも高確率となっており、2枚賭けのRT2(2BET「RT2」)や1枚賭けのRT2(1BET「RT2」)よりも遊技媒体としてのメダルを遊技者が多く獲得可能な遊技状態となっている。
そして、図18(8)に示すように、RT4の固定遊技回数である100回の全遊技回数を実行すると、ノーマル遊技としてのRT0へ移行し、RT0での遊技が開始される。
なお、本実施の形態では、RT4、RT5への移行契機として、RT4移行リプレイ役とRT5移行リプレイ役とをそれぞれ再遊技役としていたが、これに限らず、リプレイ役以外の予め定められた図柄の組合せであっても良く、例えば所定役が当選した際の所定の取りこぼし出目であってもよい。ここで、「取りこぼし出目」とは、役抽選の結果、当選した際に所定の停止操作タイミングで停止操作すると当選役に係る図柄の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることが可能な状態において、当該図柄の組み合わせを停止表示させることができなかったときに有効ライン86上に停止表示される所定の図柄の組み合わせである。この場合、RT4移行リプレイ役が再遊技役であるために当該RT4移行リプレイ役が停止表示された次の遊技も2枚賭けの遊技となり2BETのRT4の遊技となっていたが、所定の取りこぼし出目を移行契機とすると、所定の取りこぼし出目が停止表示された次の遊技は賭け数の変更を行うことができ、3BETのRT4の遊技を行うことができる。
図19に示すように、各遊技状態の規定数、最適枚数(最適規定数)及び設定順序が設定されている。
具体的には、遊技状態RT0では、規定数は1〜3に設定され、遊技者にとって最も有利となる最適枚数(最適規定数)は3に設定され、規定数切替スイッチ34が操作されるごとに賭け数の設定が切り替わる所定の順序(いわゆる設定順序)が3→1→2に設定されている。
また、遊技状態RT1〜3では、規定数は1〜3に設定され、遊技者にとって最も有利となる最適枚数(最適規定数)は2に設定され、規定数切替スイッチ34が操作されるごとに賭け数の設定が切り替わる所定の順序(設定順序)は2→3→1に設定されている。
また、遊技状態RT4〜10では、規定数は1〜3に設定され、遊技者にとって最も有利となる最適枚数(最適規定数)は3に設定され、規定数切替スイッチ34が操作されるごとに賭け数の設定が切り替わる所定の順序(設定順序)は3→1→2に設定されている。
また、遊技状態RBB1〜3、CBB1〜2では、規定数は2に設定され、遊技者にとって最も有利となる最適枚数(最適規定数)は2に設定され、規定数切替スイッチ34が操作されるごとに賭け数の設定が切り替わる所定の順序(設定順序)は2のみ(すなわち、2だけで切り替わらない)に設定されている。
本実施の形態では、規定数切替スイッチ34による賭け数の設定の切り替えでは、設定順序は繰り返し用いられるように形成されている。すなわち、規定数切替スイッチ34の操作により賭け数の設定順序「2→3→1」の切り替えが行われて、さらに操作をすると、同一の設定順序「2→3→1」が行われ、さらに、操作をすると、同一の設定順序「2→3→1」が何度でも繰り返されるように設定されている。
さらに、所定の賭け数から他の賭け数への切り替えが行われて、その後の少なくとも1回(本実施の形態では2回)の賭け数の切り替えにより、所定の賭け数へ戻ってくるまでの賭け数の順序は遊技状態に関わらず同一になるように設定されている。
図19に示すように、RT2では、賭け数の設定順序が「2→3→1」に設定され、RT4では、賭け数の設定順序が「3→1→2」に設定されている。設定順序の初期賭け数は異なるが、当該設定順序が繰り返し何回も行われるような場合、RT2の設定順序「2→3→1」の方は、「2→3→1→2→3→1→2→3→・・・」となり、また、RT4の設定順序「3→1→2」の方は、「3→1→2→3→1→2→3→・・・」となって、いずれも賭け数「1」の次には、賭け数「2」に変更され、賭け数「2」の次には、賭け数「3」になり、賭け数「3」の次には、賭け数「1」に変更される。このように設定順序が繰り返されるような場合、初期賭け数は異なっても、所定の賭け数(例えば賭け数1)からの賭け数の順番であるサイクルは、いずれの設定順序であっても「1→2→3」であって、同一となる。
すなわち、設定順序「3→1→2」と、設定順序「2→3→1」とのいずれの場合であっても、当該設定順序が繰り返し行われるような場合、所定の賭け数である例えば「1」から他の賭け数である「2」への切り替えが行われて、その後の賭け数の切り替えが行われて、元の所定の賭け数である「1」へ戻ってくるまでの賭け数の順序である「1→2→3」の順序は、遊技状態に関わらず同一の「1→2→3」であるように設定されている。
図20に示すフローチャートに基づいて、メイン制御手段200が遊技中に実行する一般的な制御処理について説明する。
ステップ110において、前回遊技で再遊技役に入賞したか否か、すなわち、再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止表示されたか否かが判定される。そして、前回遊技で再遊技役に入賞したと判定された場合、次のステップ111に進み、前回遊技で再遊技役に入賞していないと判定された場合、ステップ112に進む。
ステップ111において、前回遊技と同数の賭け数のメダルの自動投入が行われる。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、遊技開始前処理が行われる。なお、この遊技開始前処理は後で詳細に説明する(図21参照)。そして、次のステップ113に進む。
ステップ113において、遊技者によりストップスイッチ(ストップSW)50の停止操作が行われたか否かが判定される。そして、停止操作が行われたと判定された場合、次のステップ114に進み、停止操作が行われていないと判定された場合、ステップ113に戻る。
ステップ114において、リール制御手段220により、操作されたストップスイッチ50に対応するリール62を停止させるための停止制御が行われる。そして、次のステップ115に進む。
ステップ115において、全てのリール62が回転を停止したか否かが判定される。そして、全てのリール62が回転を停止したと判定された場合、次のステップ116に進み、全てのリール62が回転を停止していない、すなわち回転中のリール62が残っていると判定された場合、ステップ113に戻る。
ステップ116において、停止図柄判定手段230により停止図柄判定処理が行われる。そして、次のステップ117に進む。
ステップ117において、メダルの払出処理が行われる。具体的には、払出制御手段240により、当選役に係る図柄が有効ライン86上に停止している場合には、その当選役に対応する枚数のメダルの払い出しが行われる。なお、役に非入賞で、いわゆる配当の付与が無い場合にはメダルの払い出しは行われない。そして、当該処理が終了する。
なお、ここでの払出処理には、入賞による配当をクレジットメダル枚数に加算する処理も含まれる。具体的には、入賞するとメダルの払い出しとなる配当が得られるが、この配当はクレジットメダル枚数が50枚に達するまではクレジットメダル枚数に加算され、当該クレジットメダル枚数が50枚に達した後は、遊技者に対してメダル払出口28から実際にメダルが払い出される。
図21に示すフローチャートに基づいて、図20のステップ112の遊技開始前処理について説明する。
先ず、ステップ120において、現在の遊技状態における規定数の算出処理が行われる。ボーナス遊技、例えば、RBB2では規定数は2枚となり、また、ノーマル遊技、ボーナス内部中遊技及びRT遊技では、規定数は1枚、2枚及び3枚となる。例えば、RT4では、規定数は1枚、2枚及び3枚となる。その際、それらの規定数の中で最大となる最大規定数Yも算出される。さらに、現在の遊技状態における最適規定数としての最適枚数Xの算出処理が行われる。例えば、RT2では、最適枚数Xは2枚となり、また、RT4では、最適枚数Xは3枚となる。そして、次のステップ121に進む。
ステップ121において、現在投入されている賭け数としてのベット枚数Bが規定数に達しているか否かが判定される。そして、賭け数が規定数に達していると判定された場合、次のステップ122に進み、賭け数としてのベット枚数Bが規定数に達していないと判定された場合、ステップ123に進む。
ステップ122において、遊技開始が可能に設定される。そして、次のステップ123に進む。
ステップ123において、遊技開始が可能であるか否かが判定される。遊技開始が可能であると判定された場合、次のステップ124に進み、遊技開始が可能でないと判定された場合ステップ125に進む。
ステップ124において、スタートスイッチ40が操作されたか否かが判定される。操作されたと判定された場合、ステップ131に進み、操作されていないと判定された場合、ステップ125に進む。
ステップ131において、回胴起動処理が行われ、具体的にはリール62の回転が開始される。そして、当該処理は終了する。
ステップ124でスタートスイッチ40が操作されていないと判定された場合、ステップ125において、前回遊技で再遊技役に入賞したか否か、すなわち再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止表示したか否かが判定される。前回遊技で再遊技役に入賞したと判定された場合、ステップ129に進み、当該役が入賞していないと判定された場合、ステップ126に進む。
なお、ステップ125において、再遊技役に入賞したか否かの判定処理を行うのは、再遊技役に入賞した遊技の次の遊技では入賞した遊技での賭け数と同数の賭け数が自動投入されるため、ステップ128のBET処理を行う必要がないためである。なお、ステップ125で当該判定処理を行うことなく、ステップ128内でステップ125と同様の再遊技役に入賞したか否かの判定処理を行うようにしてもよい。これにより、規定数切替スイッチ34や1ベットスイッチ35を遊技者が操作したとしても受け付けられないため、これらのスイッチを遊技者が操作したか否かに関わらず、前回と同数の賭け数が設定(ベット)され、次の遊技での最初のスタートスイッチ40の操作により、リール62の回転開始を実行した後、賭け数の設定が行われることはない。
ステップ126において、規定数切替スイッチ34が操作可能であるか否かが判定される。操作可能であると判定された場合、次のステップ127に進み、操作可能でないと判定された場合、ステップ129に進む。
ステップ127において、規定数切替スイッチ34の操作が行われたか否かが判定される。当該操作が行われたと判定された場合、ステップ128に進み、当該操作が行われていないと判定された場合、ステップ129に進む。
ステップ128において、ベット処理が行われる。なお、ベット処理の詳細は後で説明する(図23参照)。そして、次のステップ129に進む。
ステップ129において、精算スイッチ36が操作されたか否かが判定される。そして、精算スイッチ36が操作されたと判定された場合、次のステップ130に進み、精算スイッチ36が操作されていないと判定された場合、ステップ121に戻る。
ステップ130において、精算スイッチ36の操作に伴うクレジットメダルの精算処理が行われる。具体的には、設定された賭け数や、内部に貯留されていたクレジットメダル枚数の分だけ遊技者に返却されるものである。ただし、前回遊技において再遊技が入賞したことに基づいて今回遊技にて自動投入された賭け数分については返却されない。そして、ステップ121に戻り、賭け数が規定数に達しているか否かの判定を行う。
図22に示すフローチャートに基づいて、メダル投入口38からのメダルの手投入(手入れ)された際の1枚のメダルが投入されて、投入センサ92により1枚のメダルが検知されたときの処理について説明する。なお、この手投入(手入れ)による処理は割込処理により実施される。
なお、図中の記号Bは、現在までに既にベットされているベット枚数を意味し、記号Cは、クレジットメダルの残り枚数を意味し、記号Xは賭け数として遊技者に最も有利となる最適枚数を意味し、記号Yは、最大規定数を意味している。
先ず、ステップ151において、現在までに既にベットされているベット枚数Bが最大規定数Yであるか否かが判定される。そして、ベット枚数Bが最大規定数Yであると判定された場合、ステップ154に進み、ベット枚数Bが最大規定数Yではないと判定された場合、ステップ152に進む。
ステップ152において、ベット枚数Bに1が加算される。そして、ステップ153に進む。
ステップ153において、後述する切替中フラグ(図26参照)がOFFに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ151でベット枚数Bが最大規定数Yであると判定された場合、ステップ154でクレジットメダルの残り枚数Cに1が加算される。そして、次のステップ155に進む。
ステップ155において、クレジットメダルの残り枚数Cが上限の50に到達したか否かが判定される。上限に到達したと判定された場合、次のステップ156に進み、到達していないと判定された場合、ステップ153に進む。
ステップ156において、メダルの投入を不可とする投入不可設定が行われる。具体的には、メダル投入口38から投入されたメダルをメダル受け皿26へ案内する返却通路を介して、遊技者へ返却される。そして、ステップ153に進む。
図23に示すフローチャートに基づいて、図21のステップ128のベット処理について説明する。
ステップ170において、切替中フラグ(図26参照)がONに設定されているか否かが判定される。切替中フラグがONに設定されていると判定された場合、ステップ171に進み、切替中フラグがONに設定されていないと判定された場合、ステップ172に進む。
なお、メダルをメダル投入口38から手入れした後の規定数切替スイッチ34は1回のみ有効となるものである。当該手入れした際に切替中フラグはOFFとなる。切替中フラグがONである場合には、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理へ進み、賭け数の切り替えが実行されるものである(図26参照)。
ステップ171において、規定数切替スイッチ34の2回目以降の処理が実行される。当該処理は、規定数切替スイッチ34を連続操作して賭け数切替中の処理となる。なお、当該処理は後で詳細に説明する(図24参照)。そして、当該処理は終了する。
ステップ172において、ベット枚数Bが0より大きい数値になっているか否かが判定される。0より大きい数値であると判定された場合、ステップ173へ進み、0より大きい数値でないと判定された場合、ステップ174に進む。
ステップ173において、規定数切替スイッチ34の手入れ後処理が行われる。当該処理は、メダルをメダル投入口38から手入れされた後の1回のみ有効時の処理である。なお、当該処理は後で詳細に説明する(図25参照)。そして、当該処理は終了する。
ステップ172でベット枚数Bが0より大きい数値でないと判定された場合、ステップ174において、規定数切替スイッチ34の初回処理が行われる。当該処理は、メダルをメダル投入口38から手入れもされていない状況で規定数切替スイッチ34を操作されたときの処理である。当該処理は後で詳細に説明する(図26参照)。そして、当該処理は終了する。
図24に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ171の規定数切替スイッチ34の2回目以降処理について説明する。
ステップ180において、ベット枚数Bが1であるか否かが判定される。ベット枚数Bが1であると判定された場合、ステップ181に進み、ベット枚数Bが1でないと判定された場合、ステップ183に進む。
ステップ181において、クレジットメダルの残り枚数Cが1以上であるか否かが判定される。1以上であると判定された場合、ステップ182に進み、1以上でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ182において、ベット枚数Bに1が加算され、また、クレジットメダルの残り枚数Cから1が減算される。そして、当該処理が終了する。
ステップ180で、ベット枚数Bが1でないと判定された場合、ステップ183でベット枚数Bが2であるか否かが判定される。ベット枚数Bが2であると判定された場合、ステップ184に進み、ベット枚数Bが2でないと判定された場合、ステップ186に進む。
ステップ184において、クレジットメダルの残り枚数Cが1以上であるか否かが判定される。1以上であると判定された場合、ステップ182に進み、1以上でないと判定された場合、ステップ185に進む。
ステップ185において、ベット枚数Bから1を減算した数値が新たなベット枚数Bに設定され、クレジットメダルの残り枚数Cに1を加算した数値が、新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ183でベット枚数Bが2でないと判定された場合、ステップ186において、ベット枚数Bから2が減算され、クレジットメダルの残り枚数Cに2が加算される。そして、当該処理が終了する。
図25に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ173の規定数切替スイッチ34の手入れ後処理について説明する。
ステップ210において、クレジットメダルの残り枚数Cが0であるか否かが判定される。0であると判定された場合、ステップ214に進み、0でないと判定された場合、ステップ211に進む。
ステップ211において、ベット枚数Bが遊技者に最も有利な最適枚数Xであるか否かが判定される。最適枚数Xであると判定された場合、ステップ214に進み、最適枚数Xでないと判定された場合、ステップ212に進む。
なお、このステップ211では、既に最適枚数Xが賭けられているならば、ステップ212、213、215の処理を行わずに終わるためのものである。
ステップ212において、クレジットメダルの残り枚数Cが、最適枚数Xからベット枚数Bを減算した数値以上であるか否かが判定される。CがXからBを減算した数値以上であると判定された場合、ステップ213に進み、CがXからBを減算した数値以上でないと判定された場合、ステップ215に進む。
なお、ステップ212では、最適枚数のベットを優先するための処理である。
ステップ213において、ベット枚数Bが、最適枚数Xに設定されるとともに、最適枚数Xからベット枚数B(なお、最適枚数Xに設定される前のB)が減算され、その減算された数値をクレジットメダルの残り枚数Cから減算した数値が、新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。すなわちC−(X−B)が、新たなCに設定される。そして、ステップ214に進む。
ステップ212でCが(X−B)以上でないと判定された場合、ステップ215において、ベット枚数Bが、(B+C)に設定され、クレジットメダルの残り枚数Cが0に設定される。そして、ステップ214に進む。
なお、ステップ215は、最適枚数のメダル投入ができなければ、クレジットメダル内の最大枚数をベット枚数に加算するための処理である。
ステップ214において、規定数切替スイッチ34が操作不可に設定される。そして、当該処理が終了する。
なお、ステップ214は、手入れ後は、1回のみ受け付けた後、切替中フラグをOFF設定することにより、2回目以降処理へ行かないようにするための処理である。
図26に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ174の規定数切替スイッチ34の初回処理について説明する。
ステップ220において、クレジットメダルの残り枚数Cが0であるか否かが判定される。0であると判定された場合、当該処理は終了し、0でないと判定された場合、ステップ221に進む。
ステップ221において、クレジットメダルの残り枚数Cが最適枚数X以上であるか否かが判定される。X以上であると判定された場合、ステップ222へ進み、X以上でないと判定された場合、ステップ225へ進む。
なお、ステップ221は、最適枚数のベットを優先するための処理である。
ステップ222において、ベット枚数Bが最適枚数Xに設定され、クレジットメダルの残り枚数Cが、Cから最適枚数Xを減算した数値に設定される。そして、ステップ223に進む。
ステップ221でクレジットメダルの残り枚数Cが最適枚数X以上でないと判定された場合、ステップ225において、ベット枚数Bがクレジットメダルの残り枚数Cに設定され、Cが0に設定される。そして、ステップ223に進む。
なお、ステップ225は、最適枚数のメダル投入ができなければ、クレジットメダルの残り枚数内の最大を賭けるための処理である。
ステップ223において、規定数は、複数あるか否かが判定される。規定数が複数あると判定された場合、ステップ224に進み、規定数が複数ないと判定された場合、ステップ226に進む。
ステップ224において、切替中フラグがONに設定される。そして、当該処理が終了する。
なお、ステップ224は、メダルをメダル投入口38から手入れすることなく規定数切替スイッチ34が操作された場合に、切替中フラグをONに設定して、次の規定数切替スイッチ34の操作を2回目以降処理に進ませるためのものである。
ステップ226において、規定数切替スイッチ34を操作不可に設定する。そして、当該処理が終了する。
このステップ226は、RBB中のように規定数が1種類の場合は、規定数を切り替える必要が無いため以降の規定数切替スイッチ34の操作を不可としているものである。
なお、本実施の形態では、クレジットメダルに最大規定数に達する分のメダル枚数が残っていない場合、規定数切替スイッチ34の初回処理又は規定数切替スイッチ34の手入れ後処理で、最適枚数をベットするか、最適枚数に満たない場合はクレジットメダル内の最大枚数をベットに加算するようにし、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、設定順序における順番のうち足らない分の規定数の順番を飛ばして次の賭け数にするように形成されている。
本実施の形態では、上述したような構成を有することにより、以下に示すような作用及び効果を奏する。
制御手段は、複数の賭け数のうちでいずれかの賭け数が設定されることで遊技を実行可能に制御する。
また、制御手段は、ベットスイッチ32が操作されるごとに賭け数の設定が所定の順序(設定順序)で切り替わるように設定されているとともに、遊技状態に応じて、前記設定順序が異なるように形成されている。
ここで、遊技状態に応じて、遊技を実行可能な賭け数が異なるような場合や、遊技状態に応じて複数の賭け数のうち、遊技を最も有利に実行可能な賭け数が異なるような場合には、遊技状態に応じて賭け数を変更させる必要がある。
本実施の形態では、遊技状態に応じて賭け数の設定順序が異なるように形成されていることで、遊技状態に応じて最も適切な賭け数の設定順序にすることが可能となる。このようにすると、遊技状態に応じた最適な賭け数をベットスイッチ32による常に同じ簡単な操作で設定することが可能となる。遊技者にしてみれば、常に同じ操作(動作)をベットスイッチ32にするだけで良く、賭け数の設定操作で間違いの発生を抑えることが可能となる。
これにより、遊技状態に応じて最適な賭け数が異なるような多様化した遊技性に対応することが可能となる。
また、新たに最適な賭け数を設定可能なベットスイッチ32を遊技機10毎に設けるようにすると、ハードの変更が必要となるのに対して、本実施の形態では、既存のベットスイッチを利用し遊技状態に応じて賭け数の設定順序を変更することができることで、そのようなハードの変更が不要となる。
また、ベットスイッチ32が操作されるごとに賭け数の設定が所定の順序(設定順序)で切り替わることで、設定順序の最初に設定されている最適な賭け数以外の操作も、ベットスイッチ32の操作を繰り返すことで簡単に設定することができ、遊技者の賭け数の選択の自由を担保することができる。これにより、遊技者の嗜好に合わせた賭け数の設定を可能にすることができる。
本実施の形態では、遊技状態RT2及びRT4のように、初期賭け数が遊技状態に応じて異なるように形成されていることで、遊技状態に応じて最も適切な初期賭け数を有する設定順序に設定することが可能となる。
このようにすると、ベットスイッチ32の最初の操作で、遊技状態毎に最も適切な賭け数を設定することができ、遊技者の賭け数の設定のための操作負担を複数回操作が必要なものと比較して少なくすることができる。
また、遊技者にしてみれば、遊技状態が変更して最も適切な賭け数が変更されても、同一のベットスイッチ32を同様の操作で最も適切な賭け数を設定することができ、賭け数以外の遊技内容に集中して遊技の進行をテンポよく進めることができるとともに、賭け数の設定操作の間違いの発生を抑えることができる。
本実施の形態によれば、遊技状態RT2及びRT4のように、賭け数の設定順序の中で最初に設定される初期賭け数が、遊技状態に応じて遊技者に対して最も有利度の高い賭け数となるように設定されていることで、遊技状態に応じて最も有利度の高い賭け数が異なる場合、遊技状態に応じて最も有利度の高い賭け数を最初のベットスイッチ32の操作で設定することが可能となる。仮に設定順序の初期賭け数が最も有利度の高い賭け数に設定されていないと、最も有利度の高い賭け数に変更するためには例えば複数回操作等の操作負担が毎回必ず発生し、そのようなものと比較して遊技者の操作負担を軽減することができる。
また、遊技者にしてみれば、遊技状態が変更して最も有利度の高い賭け数が変更されても、同一のベットスイッチ32を同様の操作で設定することができ、賭け数以外の遊技内容に集中して遊技の進行をテンポよく進めることができるとともに、賭け数の設定操作の間違いの発生を抑えることができる。
本実施の形態によれば、遊技状態RT2及びRT4のように、賭け数の設定順序は異なり初期賭け数は異なるが、設定順序を繰り返すような場合、所定の賭け数からの賭け数の変更のサイクルは同一となる。これにより、初期賭け数は異なっても繰り返すことにより賭け数の順番は同一であるため、遊技者が所定の賭け数から予め記憶しておく賭け数のサイクルは1個でよいことになる。すなわち、所定の賭け数からの賭け数のサイクルが同一であるため、設定順序は異なっても、1つの賭け数の次にくる他の賭け数は常に同一の賭け数となり、ベットスイッチ32の操作による所定の賭け数から次の賭け数への予測を容易にすることができ、遊技者による賭け数の設定操作を容易なものにすることができる。
本実施の形態は、具体的には、例えば、ベットスイッチ32が操作されるごとに賭け数の設定が所定の順序、いわゆる設定順序で切り替わるように設定されている場合に、設定順序が「3→1→2」に設定されているものと、設定順序が「2→3→1」に設定されているような場合、設定順序「2→3→1」の方は、「2→3→1→2→3→1→2→3→・・・」となり、また、設定順序「3→1→2」の方は、「3→1→2→3→1→2→3→・・・」となって、いずれも賭け数「1」の次には、賭け数「2」に変更され、賭け数「2」の次には、賭け数「3」になり、賭け数「3」の次には、賭け数「1」に変更される。このように設定順序が繰り返されるような場合、初期賭け数は異なっても、所定の賭け数(例えば賭け数1)からの賭け数の順番であるサイクルは、いずれの設定順序であっても「1→2→3」であって、同一となる。
なお、本実施の形態は、上記3個の設定順序に限定されるものではなく、例えば、ベットスイッチ32が操作されるごとに賭け数の設定が所定の順序、いわゆる設定順序で切り替わるように設定されている場合に、設定順序が「3→2」に設定されているものと、設定順序が「2→3」に設定されているようなものでも含まれる。具体的に説明すると、設定順序「3→2」と、設定順序「2→3」とのいずれの場合であっても、当該設定順序が繰り返し行われるような場合、所定の賭け数である例えば「3」から他の賭け数である「2」への切り替えが行われて、その後の少なくとも1回の賭け数の切り替えが行われて、例えば、その後、「2→3」の1回の賭け数の切り替えが行われて、元の所定の賭け数である「3」へ戻ってくるまでの賭け数の順序である「3→2」の順序は、遊技状態に関わらず同一の「3→2」であるように設定されている。
本実施の形態によれば、遊技状態RT2及びRT4のように、賭け数によって遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えている。
このような場合、通常、遊技者は、自己にとって有利度の高い状態の方を選択する傾向にある。初期賭け数が、遊技状態に応じて遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定されていることで、1回目の操作で最も有利度の高い賭け数に設定することができ、遊技者は目的を果たすことができる。これにより、最もベットスイッチ32の操作回数を少なくすることができ、賭け数の設定操作を効率的なものにすることができる。
本実施の形態によれば、初期賭け数は、遊技状態に応じて遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定されている。このため、遊技状態RT2において、ベットスイッチ32を最初に操作すると、初期賭け数は、2枚賭けが設定され、次に操作すると3枚賭けが設定されることになる。また、遊技状態RT4において、ベットスイッチ32を最初に操作すると、初期賭け数は、3枚賭けが設定され、次にベットスイッチ32を操作すると、2枚賭けが設定される。
このように、遊技状態RT2と、遊技状態RT4において、最も有利度の高い賭け数が初期賭け数に設定されることで、遊技者にしてみれば、遊技状態がRT2と、RT4との間で変更して、各遊技状態において最も有利度の高い賭け数が、2枚賭けと3枚賭けとで変更されても、同一のベットスイッチ32を同様の操作で設定することができ、賭け数以外の遊技内容に集中して遊技の進行をテンポよく進めることができるとともに、賭け数の設定操作の間違いの発生を抑えることができる。
このように各遊技状態における初期賭け数が、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定されていることで、ベットスイッチ32の操作回数を少なくすることができ、賭け数の設定操作を効率的なものにすることができる。
本実施の形態によれば、ベットスイッチ32が操作される間隔が所定の時間以内の場合は、賭け数が切り替わらないことで、遊技者のベットスイッチ32を操作する際、指の僅かな振動や震え等により、遊技者の意図とは別に誤って賭け数が切り替わってしまうようなことを防止することができる。これにより、賭け数の設定操作の誤操作を排除することが可能となり、賭け数の設定操作を安定したものにすることができる。
以下に、第1の遊技状態をRT2とし、第2の遊技状態をRT4とし、第1の賭け数を3枚賭け、第2の賭け数を2枚賭けとして作用効果を説明する。
なお、第1の遊技状態をRT3とし、第2の遊技状態をRT5とし、第1の賭け数を3枚賭け、第2の賭け数を2枚賭けとしても同様の作用効果を奏するものである。
本実施の形態によれば、第1の遊技状態としてのRT2では、2枚賭けのRT2(2BET「RT2」)の方が、3枚賭けのRT2(3BET「RT2」)よりも、再遊技役の役抽選の確率が高くて有利な遊技状態になっている。
一方、第2の遊技状態としてのRT4では、3枚賭けのRT4(3BET「RT4」)の方が、2枚賭けのRT4(2BET「RT4」)よりも、再遊技役の役抽選の当選確率が高くて有利な遊技状態になっている。
つまり、RT2とRT4とにおいて、3枚賭けと、2枚賭けとで再遊技役の当選確率による有利度合いが互い違いになっている。
これにより、RT2とRT4とで、遊技状態が変更されるときには、同一の賭け数で遊技を実施していても、有利な遊技状態を享受することができず、各遊技状態において、有利となる遊技状態に対応する賭け数に変更する必要があり、遊技性を変化させることができる。なお、上述したRT2とRT4との関係は、RT3とRT5との関係でも同様に成立するものであり、上述したものと同様の作用及び効果を奏する。
これにより、RT2と、RT4とにおいて、3枚賭けと、2枚賭けとの賭け数を異ならせることへの意欲を発生させ、賭け数が異なる遊技状態への参加意欲を向上させることができ、興趣を増加させることができる。
本実施の形態によれば、上述した「有利な遊技状態」とは、再遊技役の当選確率が高い遊技状態である。これにより、RT2とRT4とにおいて、3枚賭けと2枚賭けとの賭け数を変更することで、再遊技役の当選確率を変更することができ、遊技状態毎、賭け数毎に有利度合いを変更することができる。
本実施の形態によれば、3枚賭けが設定されたRT4は、2枚賭けが設定されたRT2よりも遊技者に対して多くの遊技媒体としてのメダルを付与可能である。
一方、RT2では、3枚賭けよりも2枚賭けの方が、再遊技役の当選確率が高く有利な遊技状態であり、RT4では、2枚賭けよりも3枚賭けの方が再遊技役の当選確率が高く有利な遊技状態である。結果として、遊技者は、3枚賭けのRT4へ移行することを望むことになる。
3枚賭けが設定されたRT4は、2枚賭けが設定されたRT2よりも多くのメダルを遊技者が獲得可能なので、遊技者の3枚賭けのRT4を目指す意欲を高めることができる。
本実施の形態によれば、遊技者にとって慣れ親しんだ、いわゆるマックスベットスイッチの位置に規定数を切替可能な規定数切替スイッチ34が設けられ、この規定数切替スイッチ34を繰り返し操作することで賭け数を切り替えることができ、しかも、遊技者にとって最も有利度の高い賭け数が初期賭け数に設定されていることで、遊技進行をテンポよくリズムに乗って操作することができ、遊技意欲を増加させることができる。
すなわち、ベットスイッチ32等のハード構成に変更を加えることなく、3枚賭けの遊技を行う場合と2枚賭けの遊技を行う場合と切り替えるための操作を簡易かつ明確なものとすることができる。
本実施の形態に係る遊技機10は、役に係る図柄61の組み合わせが所定態様に停止表示した場合に今回の遊技(例えば1回目の遊技)で用いられた賭け数と同数の賭け数が次回の遊技(例えば2回目の遊技)において設定される再遊技役を備え、再遊技役に係る図柄61の組み合わせが所定態様に停止表示した場合に今回の遊技(例えば1回目の遊技)で用いられた賭け数と同数の賭け数が次回の遊技(例えば2回目の遊技)において設定され、当該次回の遊技(例えば2回目の遊技)の最初のスタートスイッチ40の操作により、複数のリール62の変動表示を実行する。
本実施の形態によれば、例えば再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止表示した場合に今回の遊技(例えば1回目の遊技)で用いられた賭け数と同数の賭け数が次回の遊技(例えば2回目の遊技)において設定される。
すなわち、再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止表示した場合に前記今回の遊技で用いられた賭け数が、例えば、3枚賭けである場合には、前記次回の遊技でも3枚賭けが設定される。そして、前記次回の遊技の最初のスタートスイッチ40の操作により、リール62の回転開始処理が実行される。
また、再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止表示した場合に前記今回の遊技で用いられた賭け数が、例えば、2枚賭けである場合には、前記次回の遊技でも2枚賭けが設定される。そして、前記次回の遊技の最初のスタートスイッチ40の操作により、リール62の回転開始処理が実行される。
いずれの場合であっても、前記今回の遊技で再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止表示した場合、前記次回の遊技では、前記今回の遊技で用いられた賭け数と同数の賭け数が前記次回の遊技において設定されている。前記次回の遊技の最初のスタートスイッチ40の操作が行われたとき、賭け数が設定されていることになり、リール62の回転開始処理が実行される。
すなわち、前記今回の遊技で再遊技役に係る図柄61の組み合わせが有効ライン86上に停止表示することで前記次回の遊技で賭け数が設定されているような場合、当該次回の遊技の最初のスタートスイッチ40の操作が行われると、リール62の回転開始処理が実行される。これにより、前記今回の遊技で再遊技役が成立して、前記次回の遊技の賭け数が設定されているような場合には、リール62の回転開始までにベットスイッチ32の操作及びスタートスイッチ40の操作の両方が必要となることがなくて、テンポよく遊技を進行させることができ、遊技意欲を増加させることができる。
本実施の形態によれば、RT2では、規定数切替スイッチ34の1回操作により2枚賭けが設定されて遊技を実行した場合には、規定数切替スイッチ34の2回操作により3枚賭けが設定されて遊技を実行した場合よりも再遊技役の役抽選の当選確率が高確率に設定されて遊技者にとって有利な結果が得られる可能性が高い。
また、RT4では、規定数切替スイッチ34の1回操作により3枚賭けが設定されて遊技を実行した場合には、規定数切替スイッチ34の2回操作により2枚賭けが設定されて遊技を実行した場合よりも遊技者にとって再遊技役の役抽選の当選確率が高確率に設定されて有利な結果が得られる可能性が高い。
このように、遊技者にとって有利な結果が得られる可能性が高い賭け数がRT2とRT4とでは、互い違いになっていることで、有利な遊技状態を享受するためには、遊技状態の相違により賭け数を変更することが必要となるところ、本実施の形態によれば、いずれの場合であっても規定数切替スイッチ34を1回操作することにより、遊技者にとってより有利となる最適な賭け数での遊技を実行可能となるようにベットが行われる。そのため、本実施の形態のような遊技状態に応じて最適な規定数の異なる多様化した遊技性であってもテンポよく遊技を進行できる。これにより、賭け数の異なる遊技状態への参加意欲を増加させることができ、変化に富んで、意外性を有し、興趣に富むものにすることができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、遊技状態RT0、RT4、RT5において、遊技者にとって最も有利度の高い最適枚数Xが3に設定され、設定順序が「3→1→2」に設定され、最大規定数が3に設定されている。
また、遊技状態RT2、RT3において、最適枚数Xが2に設定され、設定順序が「2→1」に設定され、最大規定数が2に設定されている。
本実施の形態では、クレジットメダルに最大規定数に達する分のメダル枚数が残っていない場合、規定数切替スイッチ34の初回処理又は規定数切替スイッチ34の手入れ後処理の場合は、クレジットメダル内の最大枚数をベットするようにし、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、設定順序の順番を飛ばして次の賭け数にするように形成されている。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものであり、それらの説明を省略する。
ベット処理のフローチャートは、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、第1の実施の形態の図24の代わりに図27を用い、その他の処理は第1の実施の形態と同様のものである。
図27に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ171の規定数切替スイッチ34の2回目以降処理について説明する。
なお、図27のフローチャートは、図24で説明したフローチャートのステップ183、184の代わりに、ステップ253、254、255が組み込まれているものであり、当該異なる箇所のみ説明し、その他のステップは、ステップの番号は異なるが、対応する同一の位置にあるステップは同一の処理内容であるため、それらの説明を省略する。
ステップ253において、ベット枚数Bが2であるか否かが判定される。2であると判定された場合、ステップ254に進み、2でないと判定された場合、ステップ257に進む。
ステップ254において、最大規定数Yが3であるか否かが判定される。3であると判定された場合、ステップ255へ進み、3でないと判定された場合、ステップ256へ進む。
ステップ255において、クレジットメダルの残り枚数Cが1以上であるか否かが判定される。1以上である判定された場合、ステップ252に進み、1以上でないと判定された場合、ステップ256へ進む。
本実施の形態でも第1の実施の形態で説明したものと同様の作用効果を奏するものである。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、遊技状態RT0、RT4、RT5において、遊技者にとって最も有利度の高い最適枚数Xが3に設定され、設定順序が「3→2→1」に設定され、最大規定数が3に設定されている。
また、遊技状態RT2、RT3において、最適枚数Xが2に設定され、設定順序が「2→3→1」に設定され、最大規定数が3に設定されている。
本実施の形態では、クレジットメダルに最大規定数に達する分のメダル枚数が残っていない場合、規定数切替スイッチ34の初回処理又は規定数切替スイッチ34の手入れ後処理の場合は、クレジットメダル内の最大枚数をベットするようにし、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、設定順序の順番を飛ばして次の賭け数にするように形成されている。
また、本実施の形態では、上述した遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3とでは、賭け数によって、遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えており、さらにベットスイッチ32が操作されるごとに遊技者に対して有利度の高い順に賭け数が設定可能に形成されている。
さらに、上述した遊技状態の賭け数には、1枚賭けと、2枚賭けと、3枚賭けとが設けられている。
遊技状態には、上述した遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3とが設けられている。
1枚賭け、2枚賭け及び3枚賭けが設定可能な遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3とを備えている。
遊技状態RT0、RT4、RT5では3枚賭けが2枚賭けより遊技者に対して有利度が高くなり、1枚賭けは有利度が最も低くなる。すなわち、有利度は設定順序「3→2→1」の順番通りとなる。
遊技状態RT2、RT3では2枚賭けが3枚賭けより遊技者に対して有利度が高くなり、1枚賭けは有利度が最も低くなる。すなわち、有利度は設定順序「2→3→1」の順番通りとなる。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものであり、それらの説明を省略する。
ベット処理のフローチャートは、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、第1の実施の形態で説明した図24の代わりに図28を用い、その他の処理は第1の実施の形態と同様のものである。
図28に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ171の規定数切替スイッチ34の2回目以降処理について説明する。
ステップ310において、最適枚数Xが3であるか否かが判定される。3であると判定された場合、ステップ311へ進み、3でないと判定された場合、ステップ316へ進む。
ステップ311において、ベット枚数Bが1であるか否かが判定される。1であると判定された場合、ステップ312へ進み、1でないと判定された場合、ステップ315へ進む。
ステップ312において、クレジットメダルの残り枚数Cが、最適枚数Xからベット枚数Bを減算した数値以上であるか否かが判定される。Cが(X−B)以上であると判定された場合、ステップ314へ進み、Cが(X−B)以上でないと判定された場合、ステップ313へ進む。
ステップ313において、ベット枚数Bにクレジットメダルの残り枚数Cを加算した数値が、新たな別途枚数Bに設定される。クレジットメダルの残り枚数Cが0に設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ314において、ベット枚数Bに2を加算した数値が、新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cから2を減算した数値が、新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ311でベット枚数Bが1でないと判定された場合、ステップ315において、ベット枚数Bから1を減算した数値が新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cに1を加算した数値が新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ310で最適枚数Xが3でないと判定された場合、ステップ316において、ベット枚数Bが3であるか否かが判定される。3であると判定された場合、ステップ317へ進み、3でないと判定された場合、ステップ318へ進む。
ステップ317において、ベット枚数Bから2を減算した数値が、新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cに2を加算した数値が新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ316でベット枚数Bが3でないと判定された場合、ステップ318において、クレジットメダルの残り枚数Cが1以上であるか否かが判定される。1以上であると判定された場合、ステップ319へ進み、1以上でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ319において、ベット枚数Bに1を加算した数値が、新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cから1を減算した数値が、新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
本実施の形態によれば、遊技状態は、賭け数によって遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えている。このような場合、通常、遊技者は、自己にとって有利度の高い状態の方から選択する傾向にある。ベットスイッチ32が操作されるごとに遊技者に対して有利度の高い順に賭け数が設定可能であることで、最もベットスイッチ32の操作回数を少なくすることができ、賭け数の設定操作を効率的なものにすることができる。
本実施の形態によれば、初期賭け数は、遊技状態に応じて遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定され、さらに、ベットスイッチ32が操作されるごとに遊技者に対して有利度の高い順に賭け数が設定されている。このため、遊技状態RT0、RT4、RT5において、ベットスイッチ32を操作すると、初期賭け数は、3枚賭けが設定され、次に操作すると2枚賭けが設定され、次に操作すると1枚賭けが設定されることになる。
また、遊技状態RT2、RT3において、ベットスイッチ32を操作すると、初期賭け数は、2枚賭けが設定され、次にベットスイッチ32を操作すると、3枚賭けが設定され、次に操作すると1枚賭けが設定されることになる。
このように、遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3において、最も有利度の高い賭け数が初期賭け数に設定され、有利度の高い順に設定順序の賭け数が設定されることで、遊技者にしてみれば、遊技状態が遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3との間で変更して、各遊技状態において最も有利度の高い賭け数が、3枚賭けと2枚賭けとで変更されても、同一のベットスイッチ32を同様の操作で設定することができ、賭け数以外の遊技内容に集中して遊技の進行をテンポよく進めることができるとともに、賭け数の設定操作の間違いの発生を抑えることができる。
遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3とで、ベットスイッチ32が操作されるごとに遊技者に対して有利度の高い順に賭け数が設定可能である。通常、遊技者は有利度の高い順に賭け数を設定すると考えられるため、ベットスイッチ32の操作回数を少なくすることができ、賭け数の設定操作を効率的なものにすることができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態は、遊技状態RT0、RT4、RT5において、遊技者にとって最も有利度の高い最適枚数Xが3に設定され、設定順序が「3→1→2」に設定され、最大規定数が3に設定されている。
また、遊技状態RT2、RT3において、最適枚数Xが2に設定され、設定順序が「2→3→1」に設定され、最大規定数が3に設定されている。
本実施の形態では、クレジットメダルに最大規定数に達する分のメダル枚数が残っていない場合、規定数切替スイッチ34の初回処理又は規定数切替スイッチ34の手入れ後処理では、当該時点で無効とし、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、規定数に足りないという状況が発生し得ないため、判定不要であり、処理を省いたフローとしているので判定不要となる。
また、本実施の形態では、上述した遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3とでは、賭け数によって、遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えており、初期賭け数が遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定されている。
遊技状態RT0、RT4、RT5では3枚賭けが2枚賭けや1枚賭けより遊技者に対して有利度が高くなり、遊技状態RT2、RT3では2枚賭けが3枚賭けや1枚賭けより遊技者に対して有利度が高くなるように形成されている。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものであり、それらの説明を省略する。
ベット処理のフローチャートは、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、第1の実施の形態で説明した図24の代わりに図29を用い、規定数切替スイッチ34の手入れ後処理では、第1の実施の形態で説明した図25の代わりに図30を用い、規定数切替スイッチ34の初回処理では、第1の実施の形態で説明した図26の代わりに図31を用いている。その他の処理は第1の実施の形態と同様のものである。
図29に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ171の規定数切替スイッチ34の2回目以降処理について説明する。
ステップ350において、ベット枚数Bが3であるか否かが判定される。3であると判定された場合、ステップ351に進み、3でないと判定された場合、ステップ352に進む。
ステップ351において、ベット枚数Bから2を減算した数値が、新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cに2を加算した数値が新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ352において、ベット枚数Bに1を加算した数値が新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cから1を減算した数値が新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
図30に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ173の規定数切替スイッチ34の手入れ後処理について説明する。
ステップ360において、ベット枚数Bが最適枚数Xであるか否かが判定される。ベット枚数Bが最適枚数Xでないと判定された場合、ステップ361に進み、ベット枚数Bが最適枚数Xであると判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ361において、クレジットメダルの残り枚数Cが、最適枚数Xからベット枚数Bを減算した数値以上であるか否かが判定される。Cが(X−B)以上であると判定された場合、ステップ362に進み、Cが(X−B)以上でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ362において、ベット枚数Bが、最適枚数Xに設定される。そして、最適枚数Xからベット枚数B(なお、最適枚数Xに設定される前のベット枚数Bを使用)を減算した数値(X−B)を、クレジットメダルの残り枚数Cから減算した数値(C−(X−B))を算出し、この算出した数値(C−(X−B))が新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、ステップ363に進む。
ステップ363において、規定数切替スイッチの操作不可の設定が行われる。そして、当該処理が終了する。
図31に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ174の規定数切替スイッチ34の初回処理について説明する。
ステップ410において、クレジットメダルの残り枚数Cが、最適枚数X以上であるか否かが判定される。CがX以上であると判定された場合、ステップ411へ進み、CがX以上でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ411において、ベット枚数Bが最適枚数Xに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cから最適枚数Xを減算した数値が、新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、次のステップ412に進む。
ステップ412において、規定数は複数あるか否かが判定される。規定数は複数あると判定された場合、ステップ413へ進み、規定数は複数ないと判定された場合、ステップ414に進む。
ステップ413において、切替中フラグがON状態に設定される。そして、当該処理は終了する。
ステップ414において、規定数切替スイッチ34を操作不可に設定する。そして、当該処理が終了する。
このステップ414は、RBB中のように規定数が1種類の場合は、規定数を切り替える必要が無いため以降の規定数切替スイッチ34の操作を不可としているものである。
本実施の形態でも第1の実施の形態で説明したものと同様の作用効果を奏するものである。
(第5の実施の形態)
本実施の形態は、遊技状態RT0、RT4、RT5において、遊技者にとって最も有利度の高い最適枚数Xが3に設定され、設定順序が「3→1→2」に設定され、最大規定数が3に設定されている。
また、遊技状態RT2、RT3において、最適枚数Xが2に設定され、設定順序が「2→1」に設定され、最大規定数が2に設定されている。
本実施の形態では、クレジットメダルに最大規定数に達する分のメダル枚数が残っていない場合、規定数切替スイッチ34の初回処理又は規定数切替スイッチ34の手入れ後処理では、当該時点で無効とし、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、規定数に足りないという状況が発生し得ないため、判定不要であり、処理を省いたフローとしているので判定不要となる。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものであり、それらの説明を省略する。
ベット処理のフローチャートは、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、第1の実施の形態で説明した図24の代わりに図32を用い、規定数切替スイッチ34の手入れ後処理では、第1の実施の形態で説明した図25の代わりに図30を用い、規定数切替スイッチ34の初回処理では、第1の実施の形態で説明した図26の代わりに図31を用いている。その他の処理は第1の実施の形態と同様のものである。
図32に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ171の規定数切替スイッチ34の2回目以降処理について説明する。
ステップ450において、ベット枚数Bが1であるか否かが判定される。1であると判定された場合、ステップ451に進み、1でないと判定された場合、ステップ452に進む。
ステップ451において、ベット枚数Bに1が加算され、また、クレジットメダルの残り枚数Cから1が減算される。そして、当該処理が終了する。
ステップ450でベット枚数Bが1でないと判定された場合、ステップ452において、ベット枚数Bが2であるか否かが判定される。2であると判定された場合、ステップ453に進み、2でないと判定された場合、ステップ455に進む。
ステップ453において、最大規定数Yが3であるか否かが判定される。3であると判定された場合、ステップ451に進み、3でないと判定された場合、ステップ454に進む。
ステップ454において、ベット枚数Bから1を減算した数値が新たなベット枚数Bに設定され、クレジットメダルの残り枚数Cに1を加算した数値が、新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ452でベット枚数Bが2でないと判定された場合、ステップ455において、ベット枚数Bから2が減算される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cに2が加算される。そして、当該処理が終了する。
図30及び図31に示すフローチャートは、第4の実施の形態で説明したものと同一であるため、説明を省略する。
本実施の形態でも第1の実施の形態で説明したものと同様の作用効果を奏するものである。
(第6の実施の形態)
本実施の形態は、遊技状態RT0、RT4、RT5において、遊技者にとって最も有利度の高い最適枚数Xが3に設定され、設定順序が「3→2→1」に設定され、最大規定数が3に設定されている。
また、遊技状態RT2、RT3において、最適枚数Xが2に設定され、設定順序が「2→3→1」に設定され、最大規定数が3に設定されている。
本実施の形態では、クレジットメダルに最大規定数に達する分のメダル枚数が残っていない場合、規定数切替スイッチ34の初回処理又は規定数切替スイッチ34の手入れ後処理では、当該時点で無効とし、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、規定数に足りないという状況が発生し得ないため、判定不要であり、処理を省いたフローとしているので判定不要となる。
また、本実施の形態では、上述した遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3とでは、賭け数によって、遊技者に対して有利度の異なる複数の状態を備えており、さらにベットスイッチ32が操作されるごとに遊技者に対して有利度の高い順に賭け数が設定可能に形成されている。
本実施の形態では、1枚賭け、2枚賭け及び3枚賭けが設定可能な遊技状態RT0、RT4、RT5と、遊技状態RT2、RT3とを備えている。
遊技状態RT0、RT4、RT5では3枚賭けが2枚賭けより遊技者に対して有利度が高くなり、1枚賭けは有利度が最も低くなる。すなわち有利度は設定順序「3→2→1」通りとなる。
遊技状態RT2、RT3では2枚賭けが3枚賭けより遊技者に対して有利度が高くなり、1枚賭けは有利度が最も低くなる。すなわち有利度は設定順序「2→3→1」通りとなる。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものであり、それらの説明を省略する。
ベット処理のフローチャートは、規定数切替スイッチ34の2回目以降処理では、第1の実施の形態で説明した図24の代わりに図33を用い、規定数切替スイッチ34の手入れ後処理では、第1の実施の形態で説明した図25の代わりに図30を用い、規定数切替スイッチ34の初回処理では、第1の実施の形態で説明した図26の代わりに図31を用いている。その他の処理は第1の実施の形態と同様のものである。
図33に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ171の規定数切替スイッチ34の2回目以降処理について説明する。
ステップ510において、最適枚数Xが3であるか否かが判定される。3であると判定された場合、ステップ511へ進み、3でないと判定された場合、ステップ514へ進む。
ステップ511において、ベット枚数Bが1であるか否かが判定される。1であると判定された場合、ステップ512へ進み、1でないと判定された場合、ステップ513へ進む。
ステップ512において、ベット枚数Bに2を加算した数値が、新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cから2を減算した数値が、新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ511でベット枚数Bが1でないと判定された場合、ステップ513において、ベット枚数Bから1を減算した数値が新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cに1を加算した数値が新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ510で最適枚数Xが3でないと判定された場合、ステップ514において、ベット枚数Bが3であるか否かが判定される。3であると判定された場合、ステップ515へ進み、3でないと判定された場合、ステップ516へ進む。
ステップ515において、ベット枚数Bから2を減算した数値が、新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cに2を加算した数値が新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
ステップ514でベット枚数Bが3でないと判定された場合、ステップ516において、ベット枚数Bに1を加算した数値が、新たなベット枚数Bに設定される。そして、クレジットメダルの残り枚数Cから1を減算した数値が、新たなクレジットメダルの残り枚数Cに設定される。そして、当該処理が終了する。
図30及び図31に示すフローチャートは、第4の実施の形態で説明したものと同一であるため、説明を省略する。
本実施の形態でも第1の実施の形態で説明したものと同様の作用効果を奏するものである。
上述した第1〜第6の実施の形態において、「設定順序」は、遊技状態に応じて、最適枚数及び設定順序が異なることが可能に形成されているが、遊技状態に応じて、最適枚数は同じだか、「設定順序」だけを変更してもよい。具体的には、例えば、RT2及びRT4での最適枚数が3である場合に、RT2では、設定順序を「3→2→1」として、RT4では、設定順序を「3→1→2」としてもよいものである。
なお、上記の各実施の形態において説明に用いたフローチャートは一例であり、各実施の形態における規定数切り替えの主旨を実現できる処理であれば適宜変更可能である。例えば、不都合の生じない範囲で各処理の順序を入れ替えても良い。また、遊技状態、規定数、最適規定数(最適枚数)、切替順序が定められたデータテーブルを用いて賭け数を設定する処理により実現してもよい。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 規定数切替スイッチ 35 1ベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 チャンスボタン
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 リール 63 リール位置センサ
64 左リール 65 ステッピングモータ
66 中リール 68 右リール
70 演出装置 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 演出用ランプ 80 上部ランプ
82 下部ランプ 84 表示装置
86 有効ライン 87 クレジット表示器
88 払出枚数表示器 89 設定表示器
92 投入センサ 94 払出センサ
95 ホッパーモータ 96 オーバーフローセンサ
100 制御装置 200 メイン制御手段
210 役抽選手段 220 リール制御手段
230 停止図柄判定手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 251 ノーマル遊技制御手段
252 RT遊技制御手段 253 ボーナス遊技制御手段
254 ボーナス内部中遊技制御手段 267 移行抽選手段
300 送信手段 400 サブ制御手段
410 受信手段 420 演出制御手段

Claims (6)

  1. 遊技を開始するために設定可能な遊技媒体の賭け数を設定するためのベットスイッチと、
    複数種類の図柄を変動表示する複数のリールと、
    前記複数のリールの前記変動表示を開始させるスタートスイッチと、
    複数の前記賭け数のうちでいずれかの前記賭け数が設定されることで遊技を実行可能に制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、役に当選か否かの役抽選をする役抽選手段を備え、
    前記役抽選で当選した前記役に係る図柄の組み合わせが所定態様に停止表示することで遊技者に対して利益を付与可能な遊技を実行可能な遊技機であって、
    前記制御手段は、
    前記ベットスイッチが操作されるごとに前記賭け数の設定が、遊技状態に応じて異なる前記賭け数の設定順序に基づいて異なる順序で切り替わるように設定され
    前記賭け数の前記設定順序の中で最初に設定される初期賭け数は、前記遊技状態に応じて異なり、
    前記初期賭け数は、前記遊技状態に応じて、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定され、
    前記初期賭け数を設定するための前記ベットスイッチが操作されたときに、
    遊技者に対して最も有利度の高い賭け数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されている場合は、遊技を開始するために設定をする必要がある遊技媒体の数としての規定数の中で最大となる最大規定数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されているか否かに関わらず、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数を設定し、
    前記最大規定数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されておらず、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されていない場合は、内部貯留されている分の遊技媒体を賭け数に設定することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技を開始するために設定可能な遊技媒体の賭け数を設定するためのベットスイッチと、
    複数種類の図柄を変動表示する複数のリールと、
    前記複数のリールの前記変動表示を開始させるスタートスイッチと、
    複数の前記賭け数のうちでいずれかの前記賭け数が設定されることで遊技を実行可能に制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、役に当選か否かの役抽選をする役抽選手段を備え、
    前記役抽選で当選した前記役に係る図柄の組み合わせが所定態様に停止表示することで遊技者に対して利益を付与可能な遊技を実行可能な遊技機であって、
    前記制御手段は、
    前記ベットスイッチが操作されるごとに前記賭け数の設定が、遊技状態に応じて異なる前記賭け数の設定順序に基づいて異なる順序で切り替わるように設定され、
    前記賭け数の前記設定順序の中で最初に設定される初期賭け数は、前記遊技状態に応じて異なり、
    前記初期賭け数は、前記遊技状態に応じて、遊技者に対して最も有利度の高い賭け数に設定され、
    前記初期賭け数を設定するための前記ベットスイッチが操作されたときに、
    遊技者に対して最も有利度の高い賭け数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されている場合及び内部貯留されていない場合のいずれにおいても、遊技を開始するために設定をする必要がある遊技媒体の数としての規定数の中で最大となる最大規定数を設定可能な分の遊技媒体が内部貯留されていない場合は、いずれの賭け数の設定も行わないことを特徴とする遊技機。
  3. 前記賭け数の設定の切り替えでは、前記設定順序は繰り返し用いられるように形成され、
    所定の前記賭け数から他の前記賭け数への切り替えが行われて、その後の少なくとも1回の前記賭け数の切り替えにより、前記所定の前記賭け数へ戻ってくるまでの前記賭け数の順序は前記遊技状態に関わらず同一になるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技状態は、前記賭け数によって、遊技者に対して前記有利度の異なる複数の状態を備え、
    前記ベットスイッチが操作されるごとに遊技者に対して前記有利度の高い順に前記賭け数が設定可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  5. 前記賭け数には、第1の賭け数と、前記第1の賭け数とは異なる第2の賭け数とが設けられ、
    前記遊技状態には、第1の遊技状態と、前記第1の遊技状態とは異なる第2の遊技状態とが設けられ、
    前記第1の賭け数及び前記第2の賭け数が設定可能な前記第1の遊技状態及び前記第2の遊技状態を備え、
    前記第1の遊技状態では前記第1の賭け数が前記第2の賭け数より遊技者に対して前記有利度が高くなり、
    前記第2の遊技状態では前記第2の賭け数が前記第1の賭け数より遊技者に対して前記有利度が高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1、2又は4に記載の遊技機。
  6. 前記設定順序における1回目の前記賭け数の設定と、2回目の前記賭け数の設定との間では、前記ベットスイッチが操作されても前記賭け数が切り替わらない無効期間が設定され、2回目の前記賭け数の設定以降では、前記無効期間が設定されないことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の遊技機。
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