JP6321720B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
なお、リールの回転速度としては、業界の規則等により80rpm以下(たとえば、79rpm)のものを使用するのが一般的である。
60s×1000ms/80rpm=750ms
となる。制限時間190ms内に1周21個の図柄を配置したリールにおいて、何個の図柄(コマ)を回転移動させることができるかは、下記の算出式により求められる。
(190ms/(60s×1000ms/80rpm))×21個=5.32個
すなわち、最大で5図柄(コマ)となり、上述のような一般的なスロットマシンでは、ストップスイッチが操作されると、その時点で停止可能な図柄から最大5図柄(当該図柄を含めない場合には4図柄)先までの範囲内でリールを停止させることができるようになっている。
この特殊状態の所定条件下においては、所定の役(全ての小役)が当選した状態となり、ストップスイッチが操作されてから、所定の制限時間(具体的には、75ms)内にリールを停止しなければならないという業界の規則等による仕様上の条件が課されている。
(75ms/(60s×1000ms/80rpm))×21個)=2.1個
すなわち、最大で2図柄(コマ)となり、上述のような一般的なスロットマシンでは、ストップスイッチが操作されると、その時点で停止可能な図柄から最大2図柄(当該図柄を含めない場合には1図柄)先までの範囲内でリールを停止させることができるようになっている。
また、本発明は、次の点を特徴としてもよい。すなわち、周囲に複数個の図柄61を付されたリール62と、前記リール62を回転させるとともに、総ステップ数が、前記リール62に付された図柄数で割り切れないステップ数であるステッピングモータ65と、前記リール62を停止するために停止操作される停止操作手段51と、前記停止操作手段51の停止操作から所定時間内に、前記リール62を停止させるように、前記ステッピングモータ65を制御する停止制御手段220とを備える遊技機10において、遊技の状態として、通常に行われる通常状態と、前記停止操作手段51の停止操作から前記リール62の停止までの時間が通常状態よりも制限される特殊状態とが設けられ、前記図柄61として、前記特殊状態において停止表示させると所定の停止態様となって特典が付与可能となる特定図柄が設けられ、前記特定図柄の前記リール62の回転方向に対して下流側に配置されている所定範囲の図柄61のうち少なくとも一部の図柄61のステップ数を他の図柄61より少ないステップ数に割り当て、前記リール62の周囲に前記他の図柄61同士が連続して配置されている箇所が設けられ、前記他の図柄61が表示される表示領域同士の間隔は、前記他の図柄61より少ないステップ数を割り当てられている図柄61が表示される表示領域と、前記他の図柄61が表示される表示領域との間隔よりも狭く設定されていることを特徴としてもよい。
すなわち、停止時間が制限される特殊状態においても、当該所定範囲の図柄61において、1個の図柄に12ステップ(少ないステップ数)を割り当て、12ステップの21図柄が形成されたものと同様の停止制御を行うことができる。
本発明は、リール62の少なくとも一部の図柄61のステップ数を他の図柄61よりも少ないステップ数に割り当てられてあればよいものであって、具体的には、リール62の一カ所にだけ設けるようなものも含まれ、また、リール62の全周にわたって、複数の箇所に繰り返し設けているようなものも含まれる。
また、本発明は、次の点を特徴としてもよい。すなわち、周囲に複数個の図柄61を付されたリール62と、前記リール62を回転させるとともに、総ステップ数が、前記リール62に付された図柄数で割り切れないステップ数であるステッピングモータ65と、前記リール62を停止するために停止操作される停止操作手段51と、前記停止操作手段51の停止操作から所定時間内に、前記リール62を停止させるように、前記ステッピングモータ65を制御する停止制御手段220とを備える遊技機10において、遊技の状態として、通常に行われる通常状態と、前記停止操作手段51の停止操作から前記リール62の停止までの時間が通常状態よりも制限される特殊状態とが設けられ、前記図柄61として、前記特殊状態において停止表示させると所定の停止態様となって特典が付与可能となる特定図柄が設けられ、前記特定図柄の前記リール62の回転方向に対して下流側に配置されている所定範囲の図柄61のうち少なくとも一部の図柄61のステップ数を他の図柄61より少ないステップ数に割り当て、前記リール62には、周囲に20個の図柄61が付され、前記リール62を回転させるとともに、総ステップ数として252ステップが設定され、且つ、回転速度が80rpm以下であるステッピングモータ65が設けられ、前記停止制御手段220は、前記特殊状態では、前記停止操作手段51の停止操作から75ms以内に、かつ、前記停止操作から1個又は2個の図柄61の範囲内で、前記リール62の回転を停止させるように前記ステッピングモータ65を制御し、前記20個の図柄61には、13ステップを割り当てる第1図柄61と、12ステップを割り当てる第2図柄61とが設けられ、所定の前記特定図柄の前記リール62の回転方向に対して下流側に配置されている4個の図柄61のうち前記特定図柄の次から連続して配置される2個の図柄61を第2図柄61とするとともに、残り2個の図柄61及び前記特定図柄を第1図柄61とし、前記特定図柄を含む5個の図柄61は前記リール62の周囲に繰り返し配置されていることを特徴としてもよい。
(60s×1000ms)/(252ステップ×80rpm)=2.98msとなる。
2.98ms×26ステップ=77.48ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることができない。
2.98ms×25ステップ=74.5ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることができる。なお、回転速度が80rpmを割り込むと、制限時間の75msを満足することが難しくなる。
2.98ms×24ステップ=71.5ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることが十分可能となる。
(60s×1000ms)/(252ステップ×79rpm)=3.01msとなる。
ここで、前述の通り、13ステップの図柄61と13ステップの図柄61とが連続する場合、停止操作されてから2図柄61先で停止させるとすると、最大26ステップの回転移動が必要なことから、停止操作から停止までの最大時間は、
3.01ms×26ステップ=78.26ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることができない。
3.01ms×25ステップ=75.25ms
となり、75msを越えてしまい、もはや制限時間の75ms以内で停止させることができない。
3.01ms×24ステップ=72.24ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることが十分可能となる。
((60s×1000ms)/(252ステップ×75ms))×24ステップ
=76.19rpm
以上とする必要がある。
なお、当該回転速度は、ステッピングモータ65の総ステップ数が252ステップで、リール62の周囲に21個の図柄61を配置した場合と同じである。
なお、リール62の周囲には、表面に図柄を印刷した樹脂性のリールテープが貼付されているものである。このリールテープをリール62の周囲に貼付する際、リールテープ上の図柄61の位置と、ステッピングモータ65のステップとが所定の対応関係となるように設定されている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
具体的には、メダルセレクタ17には、特に図示していないが、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口38から投入されたメダルをホッパーユニット24内に貯留させる通路と、メダル払出口28から後述するメダル受け皿26へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口38から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿26へ払い出すかの切り換えをすることができる。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89等が配置されている(図3参照)。
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
そして、特に図示していないが、これらの図柄の所定の組み合わせが複数種類の役に対応して設けられている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたリールテープをリール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の図柄番号(コマ番号)の1〜20は、リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御手段200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、遊技島設備(例えばデータ機器)や遊技ホールのホール管理者が管理するホールコンピュータに接続されている。
(1)再遊技役(リプレイ役)の当選に関する情報
(2)メダル投入に関する情報
(3)メダル払出に関する情報
(4)ボーナス遊技に関する情報
(5)AT状態に関する情報
(6)エラーに関する情報
(7)設定値の変更の有無に関する情報
(8)前扉14の開閉状態に関する情報
メイン制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
この役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、設定値(1〜6)及び遊技状態(ノーマル遊技、ボーナス遊技、ボーナス内部中遊技等)にそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御手段200のROM上に記憶している。
役抽選手段210は、抽選テーブルに予め記憶した抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による役抽選処理は、後述するステップ132(図13参照)において行われる。
また、設定値は、例えば、設定値1、設定値2、・・・、設定値6のように数値が高い設定値になるほど、所定の役(例えばボーナス移行役)の当選確率は高くなるが、AT状態への移行抽選の当選確率が低くなる(共通になる)ようにしても良いものである。
本実施の形態では、図柄の組み合わせを図示していないが、小役として複数種類の小役A、B、C・・・が含まれている。ノーマル遊技における設定値1〜6の各設定値での小役A、B、C・・・の役抽選における当選確率が予め定められている。
また、再遊技役(リプレイ役)には、ストップスイッチ50の押し順が予め定められた順番で操作された場合に入賞となる押し順リプレイ役(図示せず)が含まれ、所定の遊技状態において当該押し順リプレイ役(図示せず)が当選し当該予め定められた順番で操作された場合に、RT2移行図柄(先の昇格リプレイ役に係る図柄)が停止表示され、当該予め定められた順番で操作されない場合は転落リプレイ図柄(図示せず)が停止表示される。
昇格リプレイ役は、昇格リプレイ図柄(又は、RT2移行図柄)が停止表示されることで成立する。転落リプレイ役は、転落リプレイ図柄(又は、RT1移行図柄)が停止表示されることで成立する。
「転落リプレイ」は、RT2のときに抽選結果として得られ、RT0・RT1のときには抽選結果として得られないように形成されている。
また、抽選結果が「転落リプレイ」である場合、押し順によって、通常リプレイ役と、転落リプレイ役とのいずれかが成立するように形成され、転落リプレイ役が成立した場合には、RT1へ移行するように形成されている。
ここで、本実施の形態では、20個の図柄61には、13ステップを割り当てる第1図柄61と、12ステップを割り当てる第2図柄61とが設けられている。
そして、この特定図柄(所定位置のベル1)を含む5個の図柄61はリール62の周囲に繰り返し配置されている
遊技媒体払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払出しを行う。なお、遊技媒体払出制御手段240による処理は、後述するステップ138(図13参照)において行われる。
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図4に示すように、大別すると、ノーマル遊技制御手段251、RT制御手段252、ボーナス遊技制御手段253及びボーナス内部中制御手段254の各手段を有する。
ボーナス遊技は、ボーナス内部中にボーナス移行役の図柄を有効ライン86上に揃えることで移行し、いわゆるCBが連続作動し、所定の枚数、本実施の形態では、200枚を超えるメダルの払出しで終了し、RT0に移行する。
AT準備中状態は、非AT中状態の前兆演出状態からAT状態への移行が確定しており、リプレイ確率を変動させるための昇格リプレイ役(図示せず))の入賞を待つ状態である。このAT準備中状態では、前記昇格リプレイ役の入賞によりAT状態(詳しくは、AT状態かつリプレイ高確率状態のART状態)へ移行する。なお、本実施の形態ではAT準備中状態から、停止操作順番を報知する、いわゆるアシストが行われる。
具体的には、設定値選択手段265は、扉センサ(扉開閉用スイッチ19)がON状態(前扉14が閉状態)でない、すなわち前扉14が開放状態であると判定され、さらに、設定変更処理用の開始スイッチ(具体的には、設定キースイッチ45)が操作されてON状態であると判定された場合、設定変更処理が可能な状態へ移行する。設定値選択手段265は、不正対策として安全性を高めるために、前扉14が開放状態であって、且つ、設定キースイッチ45がON状態でないと、設定変更処理に移行しないようになっている。
この設定変更処理が可能な状態において、設定値選択手段265は、スタートスイッチ40のオン状態が検知されたか否かを判定し、検知されたと判定された場合に、さらに、設定キースイッチ45がオフ状態になることで、設定値を確定する。
一般的に、前扉14を開放した遊技ホールのホール管理者が設定値の変更に係る作業を行う。
設定キースイッチ45は、オン状態(ON位置)と、オフ状態(OFF位置)と、へ切り替え可能に形成されている。
設定した設定値は、電源スイッチをOFF(電源遮断)にしても、バックアップ機能(電源)によって、記憶保持されるように形成されている。この記憶保持された設定値は、電源スイッチ44をオン状態(ON位置)にするときに読み出され、設定変更状態へ移行しなければ、そのまま読み出した設定値が採用されるように形成されている。設定変更状態へ移行したときには、読み出した設定値が、設定変更作業時の初期値となるものである。
送信手段380は、複数種類の設定値の中から選択された特定の設定値に対応する当選確率を用いて実行された役抽選の抽選結果をサブ制御手段400の受信手段410へ送信する。
また、AT状態のときに役抽選手段210によりAT役に当選したときに、送信手段380は、AT役に対応する有利な操作手順を特定可能な操作手順特定コマンド(AT役の停止操作順番に関するコマンド)を受信手段410へ送信する。
演出実行制御手段420は、役抽選の結果に基づく当選役に応じた演出や、ノーマル遊技状態、RT遊技状態、ボーナス遊技状態等の各遊技状態に応じた演出や、停止操作順番を報知するための演出等を行う。これらの演出は、それぞれ複数設けられており、演出実行制御手段420は、抽選により所定の演出を選択するとともに選択した演出を演出装置70を介して実行する。
遊技の状態は、メイン制御手段200により管理され、図6に示すように、大別すると、ノーマル遊技、RT遊技、ボーナス内部中遊技及びボーナス遊技がある。RTは、いわゆるリプレイタイムの略語であり、RT遊技に移行すると、再遊技役(リプレイ役)に当選する当選確率、すなわち再遊技確率が原則として高くなる。
RT0からRT1には、特に図示していないが、予め定めた所定図柄(例えば、押し順ベル取りこぼし図柄、いわゆる、AT役取りこぼし図柄)を停止表示させた時に移行する。
なお、ボーナス移行役に当選し当該ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行するボーナス内部中(RT3)では、RT2より低いがノーマル遊技より再遊技役への当選確率は高くなるように設定されている。もちろん、このRT3の再遊技役の当選確率は、ノーマル遊技と同等に設定してもよいし、RT2と同等又はRT2より高くなるように設定してもよい。
ボーナス遊技は、CBB(第2種特別役物に係る役物連続作動装置)であって、いわゆるCB(第2種特別役物)が連続作動し、所定の枚数、例えば200枚を超えるメダルの払出しで終了する。なお、CB(第2種特別役物)は、役抽選に関係無く、全ての小役が当選状態となるものである。また、CB中は、右リール68のみ停止操作タイミングから75ms以内に停止表示され、その他のリール62は、他の遊技と同様に停止操作タイミングから190ms以内で停止表示されるように設定されている。なお、75ms以内の時間制限は、本実施の形態では右リール68のみに設定してあるが、もちろん、他のリール62に設定してもよく、さらに、複数のリール62に設定してもよい。
そして、ボーナス遊技終了後、RT0に移行する。
なお、ボーナス遊技は、メダルの払出枚数を終了条件とするのではなく、所定のゲーム数で終了するものであってもよい。
図7に示すように、通常の演出状態である通常演出状態から、ATの前兆となる演出状態である前兆演出状態へ移行可能となり、この前兆演出状態からAT準備中状態へ移行可能となり、このAT準備中状態からAT状態へ移行可能となり、AT状態が終了すると、通常演出状態へ戻る。なお、これらの状態からボーナス状態への移行が可能となる。
本実施の形態における特定図柄は、図柄番号5、10、15、20に配置されているベル1である。もちろん、特定図柄は、ベル1に限定されるものではなく、役に係る図柄であって、図柄表示窓部16に停止表示することによって所定の意味を有することになる図柄であれば、他の図柄(スイカ、チェリー等)でもよいものである。なお、特定図柄は、原則として入賞役に係る図柄に設定されてあるが、入賞役に係る図柄以外に設定してもよく、チャンス目等の所定の意味を有するものでもよい。
また、この特定図柄(ベル1)の次から連続して配置されている12ステップの第2図柄は、所定の図柄間隔(具体的には、第2図柄同士の間に3個の第1図柄が配置されている)で、右リール68の周囲に繰り返し配置されている。
上述した範囲P、Q、R、Sのように、特定図柄(ベル1)を含む各5個の図柄61は、特定図柄と、この特定図柄からの所定の位置に配置されている図柄61のステップ数との関係が、同一のパターンに設定されている。そして、右リール68の周囲に繰り返し、この同一のパターンが設けられている。
一方、右リール68では、図柄表示窓部16内の上段、中段、下段に、図9(A)では、図柄番号1、2、3のスイカ1、リプレイ、赤7が停止、図9(B)では、図柄番号2、3、4のリプレイ、赤7、ベル1が停止し、図9(C)では、図柄番号3、4、5の赤7、ベル1、ベル1が停止し、図9(D)では、図柄番号4、5、6のベル1、ベル1、スイカ1が停止し、図9(E)では、図柄番号5、6、7のベル1、スイカ1、リプレイが停止している。すなわち、右リール68は、図9(A)〜(E)では、1図柄(1コマ)ずつ停止位置がずれている。
図9(B)、(C)では、ベル1の図柄が図中の点線で示される右下がりラインXに揃っている停止態様となる。
図9(D)、(E)では、ベル1の図柄が図中の点線で示されるV字状ラインYに揃っている停止態様となる。
2.98ms×25ステップ=74.5ms
となり、制限時間の75ms以内に、2図柄61先で停止させることができる。なお、回転速度が80rpmを割り込むと、制限時間の75msを満足することが難しくなる。
ここで、前述の通り、回転速度を現実的な上限の限界速度である79rpmとした場合、
3.01ms×25ステップ=75.25ms
となり、75msを越えてしまい、制限時間の75ms以内に、2図柄61先で停止させることができない。
すなわち、仮に右リール68の停止操作時の正面位置の図柄61も含めた滑りコマ数が2個(2コマ)だけだと、必ず図9(A)に示すようなベル1の図柄を停止させることができず、いかなるラインにもベル1の図柄を揃えさせることができない状態が発生することになる。
具体的には、例えば、図9(B)〜(D)は、停止操作時に、次の停止可能な図柄61で停止する、いわゆるビタ止まりであり、図柄番号4のベル1が中段位置にあるときに停止操作した場合、図9(B)の停止態様となり、図柄番号5のベル1が中段位置にあるときに停止操作した場合、図9(C)の停止態様となり、図柄番号6のスイカ1が中段位置にあるときに停止操作した場合、図9(D)の停止態様となる。
また、例えば、図9(E)は、停止操作時に、次の停止可能な図柄61から2図柄(当該図柄を含めない場合には1図柄)先で停止する、いわゆる1コマ滑りであり、図柄番号3の赤7が中段位置にあるときに停止操作した場合、24ステップの回転移動で図9(E)の停止態様となる。
これにより、各リール62が異なるステップ数(12ステップ又は13ステップ)の図柄61で停止しても、図柄61のズレを小さくすることができる。
さらに、本実施の形態では、リール62の周囲に13ステップが割り当てられている図柄61(第1図柄)同士が連続して配置されている箇所と、それより少ないステップ数である12ステップが割り当てられている図柄61(第2図柄)同士が連続して配置されている箇所とが設けられている場合、13ステップが割り当てられている図柄61(第1図柄)が表示される図柄表示領域510同士の間隔は、1.5mmに設定され、12ステップが割り当てられている図柄61(第2図柄)が表示される図柄表示領域510同士の間隔は、2.5mmに設定されている。すなわち、後者よりも前者の方が図柄表示領域510同士の間隔が狭くなるように設定されている。
ステップ135において、停止制御手段220により、操作されたストップスイッチ50に対応するリール62の停止位置を決定する処理が行われる。具体的には、役抽選の結果と、ストップスイッチ50の操作タイミングとによって、停止位置が決定されるものである。そして、次のステップ136に進む。
ステップ137において、全てのリール62が回転を停止したか否かが判定される。そして、全てのリール62が回転を停止したと判定された場合、次のステップ138に進み、全てのリール62が回転を停止していない、すなわち回転中のリール62が残っていると判定された場合、ステップ134に戻る。
ここで、ステッピングモータ65の回転速度を上限の限界速度である80rpmとすると、1ステップあたりの制御時間は、
(60s×1000ms)/(252ステップ×80rpm)=2.98msとなる。
2.98ms×26ステップ=77.48ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることができない。
2.98ms×25ステップ=74.5ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることができるが、回転速度が80rpmを割り込むと、満足することが難しくなる。
2.98ms×24ステップ=71.5ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることが十分可能となる。
(60s×1000ms)/(252ステップ×79rpm)=3.01msとなる。
ここで、前述の通り、13ステップの図柄61と13ステップの図柄61とが連続する場合、停止操作されてから2図柄61先で停止させるとすると、最大26ステップの回転移動が必要なことから、停止操作から停止までの最大時間は、
3.01ms×26ステップ=78.26ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることができない。
3.01ms×25ステップ=75.25ms
となり、75msを越えてしまい、制限時間の75ms以内で停止させることができない。
3.01ms×24ステップ=72.24ms
となり、制限時間の75ms以内で停止させることが十分可能となる。
((60s×1000ms)/(252ステップ×75ms))×24ステップ
=76.19rpm
以上とする必要がある。
3.01ms×63ステップ=189.63ms
となり、190msの通常の制限時間内に収まることができる。
2.98ms×63ステップ=187.74ms
となり、190msの通常の制限時間内に収まることができる。
停止表示させることで所定の停止態様になるような特定図柄の配置と、各図柄のステップ数との関係が、本実施の形態のように所定の関係が成立するものであれば、他の数値に変更してもよいものである。
を成立することができるようなものであれば、第2図柄を1個だけにしてもよいものである。
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ 51 停止操作手段
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 62 リール
63 リール位置センサ 64 左リール
65 ステッピングモータ 66 中リール
68 右リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 92 投入センサ
94 払出センサ 95 ホッパーモータ
96 オーバーフローセンサ 100 制御装置
200 メイン制御手段 210 役抽選手段
220 停止制御手段 230 停止図柄判定手段
240 遊技媒体払出制御手段 250 遊技制御手段
251 ノーマル遊技制御手段 252 RT制御手段
253 ボーナス遊技制御手段 254 ボーナス内部中制御手段
255 移行抽選手段 260 演出状態制御手段
380 送信手段 400 サブ制御手段
410 受信手段 420 演出実行制御手段
510 図柄表示領域
Claims (4)
- 周囲に複数個の図柄を付されたリールと、
前記リールを回転させるとともに、総ステップ数が、前記リールに付された図柄数で割り切れないステップ数であるステッピングモータと、
前記リールを停止するために停止操作される停止操作手段と、
前記停止操作手段の停止操作から所定時間内に、前記リールを停止させるように、前記ステッピングモータを制御する停止制御手段とを備える遊技機において、
遊技の状態として、通常に行われる通常状態と、前記停止操作手段の停止操作から前記リールの停止までの時間が通常状態よりも制限される特殊状態とが設けられ、
前記図柄として、前記特殊状態において停止表示させると所定の停止態様となって特典が付与可能となる特定図柄が設けられ、
前記特定図柄の前記リールの回転方向に対して下流側に配置されている所定範囲の図柄のうち少なくとも一部の図柄のステップ数を他の図柄より少ないステップ数に割り当て、
前記少なくとも一部の図柄は、前記特定図柄の前記リールの回転方向に対して下流側に連続して配置されている複数個の図柄であり、
前記リールの周囲に前記他の図柄同士が連続して配置されている箇所と、前記他の図柄より少ないステップ数を割り当てられている図柄同士が連続して配置されている箇所とが設けられ、
前記他の図柄が表示される表示領域同士の間隔は、前記他の図柄より少ないステップ数を割り当てられている図柄が表示される表示領域同士の間隔よりも狭く設定されていることを特徴とする遊技機。 - 周囲に複数個の図柄を付されたリールと、
前記リールを回転させるとともに、総ステップ数が、前記リールに付された図柄数で割り切れないステップ数であるステッピングモータと、
前記リールを停止するために停止操作される停止操作手段と、
前記停止操作手段の停止操作から所定時間内に、前記リールを停止させるように、前記ステッピングモータを制御する停止制御手段とを備える遊技機において、
遊技の状態として、通常に行われる通常状態と、前記停止操作手段の停止操作から前記リールの停止までの時間が通常状態よりも制限される特殊状態とが設けられ、
前記図柄として、前記特殊状態において停止表示させると所定の停止態様となって特典が付与可能となる特定図柄が設けられ、
前記特定図柄の前記リールの回転方向に対して下流側に配置されている所定範囲の図柄のうち少なくとも一部の図柄のステップ数を他の図柄より少ないステップ数に割り当て、
前記リールの周囲に前記他の図柄同士が連続して配置されている箇所が設けられ、
前記他の図柄が表示される表示領域同士の間隔は、前記他の図柄より少ないステップ数を割り当てられている図柄が表示される表示領域と、前記他の図柄が表示される表示領域との間隔よりも狭く設定されていることを特徴とする遊技機。 - 前記連続して配置されている複数個の図柄は、所定の図柄間隔で前記リールの周囲に繰り返し配置されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 周囲に複数個の図柄を付されたリールと、
前記リールを回転させるとともに、総ステップ数が、前記リールに付された図柄数で割り切れないステップ数であるステッピングモータと、
前記リールを停止するために停止操作される停止操作手段と、
前記停止操作手段の停止操作から所定時間内に、前記リールを停止させるように、前記ステッピングモータを制御する停止制御手段とを備える遊技機において、
遊技の状態として、通常に行われる通常状態と、前記停止操作手段の停止操作から前記リールの停止までの時間が通常状態よりも制限される特殊状態とが設けられ、
前記図柄として、前記特殊状態において停止表示させると所定の停止態様となって特典が付与可能となる特定図柄が設けられ、
前記特定図柄の前記リールの回転方向に対して下流側に配置されている所定範囲の図柄のうち少なくとも一部の図柄のステップ数を他の図柄より少ないステップ数に割り当て、
前記リールには、周囲に20個の図柄が付され、
前記リールを回転させるとともに、総ステップ数として252ステップが設定され、且つ、回転速度が80rpm以下であるステッピングモータが設けられ、
前記停止制御手段は、前記特殊状態では、前記停止操作手段の停止操作から75ms以内に、かつ、前記停止操作から1個又は2個の図柄の範囲内で、前記リールの回転を停止させるように前記ステッピングモータを制御し、
前記20個の図柄には、13ステップを割り当てる第1図柄と、12ステップを割り当てる第2図柄とが設けられ、
所定の前記特定図柄の前記リールの回転方向に対して下流側に配置されている4個の図柄のうち前記特定図柄の次から連続して配置される2個の図柄を第2図柄とするとともに、残り2個の図柄及び前記特定図柄を第1図柄とし、
前記特定図柄を含む5個の図柄は前記リールの周囲に繰り返し配置されていることを特徴とする遊技機。
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