JP2007229369A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部当選した役を取りこぼした場合の救済として、遊技媒体の払出以外の特典を付与することにより、熟練者と初心者との間の遊技の公平性を図ることができるスロットマシンの提供を目的とする。
【解決手段】 役抽選で所定の役が当選しているにもかかわらず、この役の入賞図柄の組合せが有効ライン上に停止表示されずに当該役の入賞が発生しなかったときに、有効ライン上に所定の入賞図柄を停止表示するとともに特典を付与するようにした。
【選択図】 図9

Description

本発明は、スロットマシンに関し、特に内部抽選により成立した役の入賞をアシストするための情報を遊技者に報知するアシストタイム(AT)機能を備えたスロットマシンに関する。
一般に、パチスロと称されるスロットマシンは、外周面に複数種類の図柄が配置された3つの回転リール(図柄変動列)毎に図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、全回転リールの回転を開始させて図柄の変動表示を開始させるための始動レバーと、各回転リールに対応して配置されており、回転リールの回転を停止させることにより図柄の変動表示を停止表示させるための3つの停止ボタンとを備えている。このようなスロットマシンにおける基本遊技は、遊技媒体としてのメダルが投入されることにより、3つの回転リールを横切る有効ライン(有効化された賭けライン)が設定されるとともに始動レバーの操作が許容され、始動レバーが操作されると役の成立に関する内部抽選(以下、単に「役抽選」という)が行われるとともに、設定された有効ライン上を図柄が変動表示され、この状態で停止ボタンが順次目押しされると、変動表示されていた図柄が当該目押し順序に応じて停止表示され、全ての回転リールの図柄が停止表示されたときに有効ライン上に停止表示された3つの図柄の組合せが、予め設定された役の入賞図柄の組合せ(以下、単に「入賞図柄」ともいう)と一致した場合には、当該役の種類に応じた数のメダルが配当として払い出されるといったものであり、遊技者は、このような一連の遊技を繰り返し、できるだけ多くのメダルを獲得しようと楽しむものである。
ここに、「目押し」とは、表示窓内での図柄の変動表示をよく観察し、且つ、停止表示させるべき図柄が表示窓内に出現するタイミングをよく見計らって停止ボタンを押す行為である。
上記役抽選で抽選の対象となる役は複数種類あり、これら役ごとに入賞図柄が設定されている。役の一般例としては、入賞によりボーナスゲームを所定の期間行うことができ、この期間に大量のメダルを獲得することができるビッグボーナス(BB)役、レギュラーボーナス(RB)役などと称されるボーナス役、入賞時に1度だけメダルの配当が得られる小役と称されるものなどがある。この小役には、メダルの配当数の異なる複数種類のものが設定されており、例えばベル役、スイカ役などと称され、同じ図柄が3つ有効ライン上に揃った場合に入賞となるもの、これら小役に比して配当数を小さくした、チェリー役と称され、有効ライン上において左の図柄変動列に所定の1つの図柄が停止することが入賞条件とされるもののほか、同じ3つの図柄が有効ライン上に揃い入賞となることにより、配当は得られないが次回同じ有効ラインの設定態様において再遊技を行うことができるリプレイ役(再遊技役)などがあり、入賞図柄や配当数を多様化することにより興趣性が高められている。
また、近年アシストタイム(AT)機能を備えたスロットマシンの台頭が目覚しく、一般的なものとなりつつある。AT機能とは、内部当選した役の入賞をアシストする情報を遊技者に音声や画像を用いることにより報知提供する機能をいい、例えば特許文献1及び2には、上記アシスト情報として、内部当選役の種類、内部当選役の入賞図柄の種類、或いは内部当選役の入賞を成立するための条件である3つの停止ボタンの操作順序を、所定の期間(アシストタイム)中に限って報知するようにしたスロットマシンが開示されている。
特開2002−52123号公報 特開2003−299771号公報
このようにしてなるスロットマシンにおいて、ある役の入賞図柄を有効ライン上に揃えて当該役の入賞を獲得するためには、前もって役抽選で当該役が当選すること(内部当選)が条件とされる。つまり、役抽選により内部当選している役に対応する入賞図柄が有効ライン上に揃うことを妨げない一方で、内部当選していない役に対応する入賞図柄が有効ライン上に揃うことがないように図柄の停止制御する必要がある。より詳しくは、ある役の入賞図柄を狙って目押しを行ったとしても、当該入賞図柄に相当する役が役抽選で当選していなければ、当該入賞図柄が有効ライン上に揃うことがないように図柄変動列(回転リール)の停止制御、すなわち所定の図柄を滑らせることにより有効ライン上から外れた位置に停止させる制御である所謂蹴飛ばし制御が実行されることになっている。また、役抽選で当選している役については、入賞が発生しやすいように、目押しのタイミングが少しずれた場合であっても、所定の図柄を有効ライン上に滑り込ませて停止させる所謂引き込み制御が実行される。なお、このようにして停止制御を行うときに図柄を滑らせうる許容コマ数には制限が設けられており、上記ベル役やリプレイ役のように図柄変動列において当該役の入賞図柄を構成する図柄が最大許容コマ数内で配置されている役に関しては、内部当選していることを条件に、目押しのタイミングがいかなるものであろうとも引き込み制御により入賞図柄を引き込んで入賞を成立させることができるが、ボーナス役、スイカ役、チェリー役のように最大許容コマ数内にその図柄が必ず存在しない配置とされている役に関しては、最大許容コマ数内に当該図柄が存在しないタイミングで目押しが行われた場合には、上記図柄を有効ライン上に引き込めないことになり、内部当選していたとしても入賞が成立しないことになる。なかでも小役は、内部当選したときの遊技において入賞が得られなかったときには、当該内部当選の権利が次遊技に持ち越されることがないようにされているため、上述のようにスイカ役やチェリー役など目押しのタイミングにより入賞の成否が決まる種の小役に関しては、目押しのタイミングを誤ると入賞が成立せず遊技媒体を得られない、所謂「取りこぼし」が生じてしまう。
したがって、従来のスロットマシンでは、目押しに長けた熟練者と、目押しに不慣れな初心者とでは、取りこぼす確率に大きな差が生じてしまい、目押しに不慣れな遊技者の遊技意欲を減退させることになっている。
特に、近年好んで取り入れられてきた上記AT機能を有するスロットマシンにおいては、内部当選している役の入賞をアシストする情報を遊技者に報知するために、遊技者から見ても上記取りこぼしが生じたか否かが明白となるために、目押しに不慣れな遊技者にとって大きな損失感を与えることになる。つまり、上記入賞をアシストする情報として内部当選している役あるいはその入賞図柄の種類を音声や画像により報知提供する場合は、遊技者に目押しすべき(狙う)図柄を認識させることになるので、狙った図柄が有効ライン上に停止表示されなかったことで、取りこぼしたことが容易に分かってしまい、如実に損失を感じさせることになる。また、内部当選役の入賞を成立するための条件である3つの停止ボタンの操作順序(この操作順序で停止ボタン操作を行えば入賞図柄が有効ライン上に引き込まれることになる)を同様にして報知提供する場合であっても、目押しにより入賞が得られなかったことにより、遊技者に取りこぼしたことが容易に分かってしまうことになる。
とりわけATは、その期間中に、遊技者により多くの配当(遊技媒体の払出)を提供しようとする目的で備えられたものであるので、その期間中に取りこぼしが生じたときの損失感、不公平感はより大きなものになる。
そこで、本発明は、内部当選した役を取りこぼした場合の救済として、遊技媒体の払出に代わる特典を付与することにより、熟練者と初心者との間の遊技の公平性を図ることができるスロットマシンの提供を目的とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、具体的には次の(1)〜(5)のスロットマシンに係るものである。
(1)複数の図柄変動列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、上記図柄が停止表示されたときに、各図柄変動列の一部の図柄が横並びとして視認できるように設けられた表示窓と、上記表示窓内において複数の図柄変動列を横切る賭けラインのうち、投入された遊技媒体の数に応じた数の賭けラインを有効化して有効ラインを設定する有効ライン設定手段と、上記有効ラインが設定されていることを条件として上記図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、上記始動操作手段が操作されることを契機として複数種類の役の成立に関する抽選を行うための役抽選手段と、上記複数の図柄変動列毎に対応して設けられ、上記図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、上記停止操作手段が操作されることに応じて、該停止操作手段に対応する上記図柄変動列の図柄の停止表示を実行する停止制御手段と、上記役抽選手段による抽選で当選した役にかかる入賞図柄の組合せが、上記有効ライン上に停止表示されたときに入賞と判定し、入賞した役に応じた数の遊技媒体の払出を行う入賞判定手段と、を備えたスロットマシンにおいて、上記役抽選手段による抽選で所定の役が当選しているにもかかわらず、この役の入賞図柄の組合せが上記有効ライン上に停止表示されずに当該役の入賞が発生しなかったときに特典を付与する特典付与手段を有することを特徴とするスロットマシン。
上記(1)のスロットマシンよれば、役抽選により所定の役が内部当選(内部成立)しているにもかかわらず、入賞図柄を有効ライン上に揃えることができずに入賞を取りこぼしたときに、特典が付与されることになるので、この特典が取りこぼしにより遊技媒体の払出を受けることができなかったことに代わる救済となり、目押しに不慣れな遊技者が目押しに長けた遊技者に対して抱く不公平感を緩和することができる。また、取りこぼしにより払出を受けることができなかった遊技媒体に対する損失感をも緩和することができる。さらには、遊技者からみれば、役が内部当選しているかわからない基本(通常)遊技状態で遊技を行っているときには、入賞が生じなかった場合に、はたして役抽選がハズレだったのか或いは取りこぼしたのかは、全ての図柄変動列が停止した時点においてはわからないので、取りこぼしによって突然特典が付与されることになれば上記不公平感や損失感を感じることはなく、逆にラッキー感を付与することができて遊技の興趣性をより向上することができる。
上記(1)のスロットマシンにおいて、例えばAT期間中など特定の期間中に取りこぼしが生じたときにのみ特典を付与するようにしてもよく、このようにした場合には、上記特典を獲得できる可能性がある遊技状態とそうでない遊技状態とを創設でき、遊技によりメリハリを付与することができる。特に、内部当選している役の種類やその入賞図柄の種類を報知するとしたAT期間中に限定するときには、特典を得ようと意図的に取りこぼすように目押し操作することもできるというこれまでにない新しい遊技を提供することができる。
本発明において特典とは、遊技媒体の払出(配当)に代わるものであって、遊技と関連する特典、遊技と無関係な特典などを広く包含し、具体例として、遊技媒体の消費を軽減した遊技を行うことができるよう高確率でリプレイ役が内部当選するように設定された高確再遊技状態(RT状態)、遊技媒体を多く獲得できるよう入賞のアシストを行うAT状態などの特別遊技状態への移行、或いはこれら特別遊技状態へ移行させるか否かを抽選や所定の条件の成立などにより判定する契機、通常稀にしか見ることができない又は聞くことができないようなプレミア画像やプレミア音声の提供などを挙げることができる。上記RT又はATなどの特別遊技状態へ移行させたり、移行させるか否かの判断を下す機会を特典として付与する場合には、上記特典付与手段は、必要に応じて切り替えるか否かの判定をした上で遊技状態を切り替える遊技状態変更手段でもあり、特典付与手段とは、これら遊技状態変更手段をも包含する概念である。
(2)上記(1)のスロットマシンにおいて、上記停止制御手段は、上記役抽選手段による抽選で所定の役が当選しているにもかかわらず、この役の入賞図柄の組合せが上記有効ライン上に停止表示されないときには、上記有効ライン上に所定の図柄の組合せを停止表示させることを特徴とするスロットマシン。
上記(2)のスロットマシンによれば、所定の役が内部当選していたが入賞に導けなかったときに、所定の図柄の組合せが停止表示されることになるので、遊技者に対して取りこぼしが生じたことを認識させることができ、その後の特典に対する期待感をより高めることができる。
(3)上記(1)又は(2)のスロットマシンにおいて、上記役抽選手段による抽選で当選した役の入賞図柄の組合せが上記有効ライン上に停止表示することを上記停止制御手段に許容させるための上記複数の停止操作手段の操作順序を決定する操作順序決定手段を更に有し、上記特典付与手段は、上記操作順序決定手段により決定された操作順序により上記複数の停止操作手段が操作されたにもかかわらず、上記役抽選手段による抽選で当選している役の入賞が発生しなかったときに上記特典を付与することを特徴とするスロットマシン。
上記(3)のスロットマシンによれば、役抽選手段による抽選で役が当選し、操作順序決定手段により決定された操作順序で停止操作手段が操作されることが入賞図柄を有効ライン上に揃えるための条件とされ、この条件を満たした上でなおかつ入賞が成立しなかったときに、特典が付与されることになる。このように、操作順序が適切でなければならないという条件が付加されるので、この操作順序の決め方によって特典を付与する機会が生じる確率を調整することができる。例えば、図柄変動列を3つ用いる場合には、この3つの図柄変動列を停止表示する3つの停止操作手段の操作順序のパターンは6通りあることになり、これら6通りのパターンに、3つの停止操作手段をいかなる順序で操作してもよいというパターン、最初に操作される停止操作手段をどれにするかを決め、残りの停止操作手段の操作順序は問わないパターンなども加えればさらに多くの操作順序パターン(選択肢)を設けることができる。したがって、これら操作順序パターンの中から選択された操作順序で停止操作手段が操作されることを特典付与の条件にすることにより、特典を付与する機会が生じる確率を多様に調整することができることになる。また、これら選択した各操作順序パターンが決定される確率を変えて重み付けをすればさらに細かい調整が可能となる。
(4)上記(3)のスロットマシンにおいて、上記操作順序決定手段により決定された停止操作手段の操作順序を遊技者に報知するための報知手段と、上記報知手段による上記操作順序の報知を行うか否かを決定するための報知決定手段とを更に有し、上記特典付与手段は、上記報知手段による上記操作順序の報知が行われたときに、該操作順序により上記複数の停止操作手段が操作されたにもかかわらず、上記役抽選手段による抽選で当選した役の入賞が発生しなかった場合に上記特典を付与することを特徴とするスロットマシン。
上記(4)のスロットマシンによれば、停止操作手段の操作順序を報知することができ、この報知が行われ、かつ報知されたとおりの操作順序で停止操作手段を操作したときに、入賞が生じなかった場合に特典が付与されることになる。したがって、遊技者は操作順序の報知がなされたときには、入賞による遊技媒体の獲得と非入賞による特典の獲得との何れを狙うかを選択することができる。つまり、報知された操作順序に従って入賞図柄を狙って目押しすることにより入賞を獲得しようとする場合と、逆に報知された操作順序に従って入賞図柄を意図的に外すように目押しすることにより特典を獲得しようとする場合と遊技者は意志選択でき、これまでにない新規な遊技性を付与することができる。特に、特典が遊技に関連するものである場合には、戦略的な遊技を提供することができる。
なお、上記操作順序の報知とともに内部当選している役の種類もしくは入賞図柄の種類をも報知するようにすれば、遊技者は、入賞図柄を認識した上でこの入賞図柄を狙ったりはずしたりして目押しを行うことができ、入賞を狙うか或いは特典を狙うかといったより戦略的な遊技を行うことができる。また、上記報知を行うAT遊技としては、例えば10ゲーム、30ゲームなど連続する複数の遊技単位(期間単位)で提供するのが好ましく、このようにした場合には遊技戦略のパラメータとしてATの残りのゲーム数をも付加することができるからである。つまり、AT遊技に移行した直後に特典を狙ったり、しばらくATゲームを消化してある程度の遊技媒体を確保した後に特典を狙ったりするといった戦略の選択肢が増えるからである。
(5)上記(1)〜(4)のスロットマシンにおいて、上記複数種類の役には、入賞すると、上記遊技媒体の投入を伴うことなく、同じ上記有効ラインの設定態様で上記始動操作手段による上記図柄の変動表示の開始を許容する再遊技役が含まれ、上記特典は、上記役抽選手段による抽選において上記再遊技役の当選確率を変化させることであることを特徴とするスロットマシン。
上記(5)のスロットマシンによれば、再遊技役(リプレイ役)の当選確率を高くしたり、あるいは低くしたりして変化させることにより遊技状態を変化させることができるので、遊技者の遊技の仕方によって遊技結果に変化を与えることができる。つまり、再遊技役の当選確率が高いほうに変化した場合には、遊技媒体の消費を軽減した遊技を提供することができ、他方再遊技役の当選確率が低いほうに変化した場合には、遊技媒体の消費が増えるようにし得る。
本発明において、上記再遊技役の当選確率を変化させる等の特典は、取りこぼしが生じる度に付与する必要はなく、例えば取りこぼしの累積回数が所定の回数に達したとき、所定期間の取りこぼしの累積回数が所定の回数に達したとき、抽選で当ったときなど所定の条件を満たしたときに特典を付与するようにしてもよい。
本発明によれば、遊技者に公平感及び損失感を与えるスロットマシンを提供することができる。また、新規な遊技性を備えたスロットマシンを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態においては、3個の回転リール式の図柄表示手段を備えたスロットマシンに対して本発明を適用した場合の例について示すが、本発明はこれに限られることなく、さらに多くの回転リールを用いたものや液晶リール式の図柄表示手段を備えたスロットマシンにも適用可能である。
<実施の形態1>
[外観構成]
図1〜図4を参照して、本実施の形態1に係るスロットマシン1は、前面が開放している箱形の筐体2と、この筐体2に対して開閉自在に取り付けられている前扉3とを備えている。
前扉3の中央部正面には、正面パネル4が装着されている。この正面パネル4の主要部には、表示窓5が形成されている。この表示窓5は、主として、筐体2内の3つの回転リール6L,6C,6Rを観察するためのものであって、各リール6L,6C,6Rの外周面には、それぞれ、ボーナス役図柄、小役図柄及びリプレイ役図柄を含む、複数種類の役図柄が周方向に沿って描かれている。これらの図柄は、表示窓5を通して3つずつ観察される。表示窓5及び各リール6L,6C,6Rの両者は、正面パネル4上において遊技者に対面している。
表示窓5の左側には、5つの賭けライン表示ランプ7A,7B,7C,7D,7Eが設けられている。これら5つの賭けライン表示ランプ7A〜7Eは、1遊技における有効ラインを示すために点灯するランプである。他方、表示窓5の右側には、スタートランプ8、投入指示ランプ9、リプレイタイム(以下、「RT」という)告知ランプ10、アシストタイム(以下、「AT」という)告知ランプ11及びゲームオーバーランプ12が設けられている。スタートランプ8は、遊技が開始できる状態となった場合に点灯又は点滅するランプである。投入指示ランプ9は、メダルをスロットマシン1に投入できる状態である場合に点灯するランプである。RT告知ランプ10は、遊技状態がRTに移行した場合に点灯するランプである。AT告知ランプ11は、遊技状態がATに移行した場合に点灯するランプである。ゲームオーバーランプ12は、遊技が終了したときに点灯するランプである。これらランプ8〜12は、正面パネル4の上方から下方に向かってこの順で配置されている。
ここに、「RT」とは、役の成立に関する抽選(役抽選)においてリプレイ役が高確率で当選する遊技状態のことである。また「AT」とは、役抽選において当選した役の入賞の成立を支援するための参考情報、例えば入賞図柄の種類、後述する停止ボタン27L、27C,27Rの操作順序(押し順)が報知(告知)される遊技状態のことである。
表示窓5上には、当該表示窓5の窓面を通過する5本の賭けライン13A,13B,13C,13D,13Eが設けられている。具体的には、第1の賭けライン13Aは、表示窓5の中段において水平に延びており、この賭けライン13Aの左端に第1の賭けライン表示ランプ7Aが配置されている。第2の賭けライン13Bは、表示窓5の上段において水平に延びており、この賭けライン13Bの左端に第2の賭けライン表示ランプ7Bが配置されている。第3の賭けライン13Cは、表示窓5の下段において水平に延びており、この賭けライン13Cの左端には第3の賭けライン表示ランプ7Cが配置されている。第4の賭けライン13Dは、表示窓5の左上段から右下段に向かって斜め下方向に延びており、この賭けライン13Dの左端には第4の賭けライン表示ランプ7Dが配置されている。第5の賭けライン13Eは、表示窓5の左下段から右上段に向かって斜め上方向に延びており、この賭けライン13Eの左端には第5の賭けライン表示ランプ7Eが配置されている。
表示窓5の下方には、払出数表示器14、ゲーム数表示器15及びクレジット数表示器16が設けられている。払出数表示器14は、入賞が発生した場合に遊技者に対して払い出されるメダル数を表示する表示器である。ゲーム数表示器15は、ボーナスゲーム中の小役ゲーム数及びJACゲーム数、AT中の残りゲーム数などを表示する表示器である。クレジット数表示器16は、遊技者が所有する有価価値としてスロットマシン1にクレジットされているメダル数を表示する表示器である。これら表示器14〜16は、7セグメント表示器であって、正面パネル4上で左から右に向かってこの順で配置されている。
前扉3の上部には、上パネル17が装着されている。この上パネル17の中央部には、液晶表示装置(以下、「LCD」という)18が設けられている。このLCD18は、遊技に関する種々の演出などを表示により行うための手段であって、例えばAT中に役抽選で当選した役(内部当選役)の入賞図柄や入賞のための停止ボタンの押し順などを画像演出として表示したり、役抽選の結果としてボーナス役が内部当選した場合にその旨を画像表示により告知したり、遊技にリンクした演出情報などを表示する。なお、代替的に、LED表示装置やEL表示装置を採用して上記遊技演出情報を表示するようにしてもよい。LCD18を挟んだ左右両側には、スピーカー19A,19Bが配置されており、この左右一対のスピーカー19A,19Bは、上パネル18に嵌め込まれている。これらのスピーカー19A,19Bは、LCD18に表示された演出画像に対応した演出音、遊技状態に応じた効果音等を出力するための手段である。他方、前扉3の下部には、下パネル20が装着されている。この下パネル20には、機種名及びイメージデザイン等が印刷されており、その下方には、メダル払出口21及びメダル受け皿22が設けられている。
正面パネル4と下パネル20との間には、操作部23が設けられている。この操作部23には、メダル投入口24、ベットボタン25、始動レバー26、停止ボタン27L,27C,27R及び精算ボタン28が備えられている。メダル投入口24は、操作部23の上面の右側に配置されている。ベットボタン25は、投入口24から投入されたメダルを何枚賭けるかを設定する際に使用されるボタンであって、操作部23の上面において始動レバー26及び左停止ボタン27Lの両者の中間位置に配置されている。始動レバー26は、遊技を開始する際に使用されるレバーであり、他方停止ボタン27L,27C,27Rは、リール6L,6C,6Rの回転を停止させる際に使用されるボタンである。具体的には、左停止ボタン27Lを操作すると、左リール6Lの回転が停止する。中停止ボタン27Cを操作すると、中リール6Cの回転が停止する。右停止ボタン27Rを操作すると、右リール6Rの回転が停止する。これら停止ボタン27L,27C,27Rは、操作部23の正面中央部において各リール6L,6C,6Rに対応して配置されている。これに対して、始動レバー26は、操作部23の正面において停止ボタン27L,27C,27Rの左側に配置されている。精算ボタン28は、スロットマシン1にクレジットされたメダルを精算する際に使用されるボタンであって、操作部23の正面において始動レバー26の左側に配置されている。
本スロットマシン1では、遊技はクレジットモードで進行される。すなわち、1遊技毎にベットボタン25が1回押されると、3枚のメダルが賭け対象となり、上記の5本の賭けライン13A〜13Eの全てが有効化される。このとき、上記の5つの賭けライン表示ランプ7A〜7Eが点灯する。
かかるクレジットモードでは、上記有効化された賭けライン(有効ライン)13A〜13Eの何れかのライン上で入賞図柄の組合せが揃い、それによって入賞が成立した場合には、この入賞の発生に伴いクレジットの上限を超えない範囲で払い出されるメダル数がクレジットとしてスロットマシン1にストアーされる。クレジットの上限を超える場合には、その上限を超えた数のメダルが払出口21から受け皿22に払い出される。
上記のクレジットモードの手順に則して賭け対象となるメダルの枚数が設定されると、制御装置100(図7参照)は、この設定された賭け枚数分のメダルを取り込む。このメダルの取り込みにより、遊技を開始する条件が整う。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。このスタートランプ8の作動状態において、始動レバー26が操作されると、制御装置100は、全てのリール6L,6C,6Rを一斉に回転させる。
各停止ボタン27L,27C,27Rを押圧操作すると、その操作に対応するリールの回転が停止する。全リール6L,6C,6Rの回転が停止したときに、有効ライン上に入賞図柄の組合せの1つが停止表示する(揃う)と、制御装置100は、成立した入賞役の種類に従って、予め定められている枚数のメダルを上記メダルの入力モードに応じた態様で遊技者に払い出す。
図2を参照して、LCD18の左側部領域とスピーカー19Aとの間、及びLCD18の右側部領域とスピーカー19Bとの間には、LCD18に表示される複数の遊技履歴画像のうち所望の遊技履歴画像に切り替え表示を行わせるための切り替えボタンK,Fが、各々上下方向に並ぶように、合計4個設けられている。このLCD18は、左右の側縁がスピーカー19A,19Bと隣接する程度に大きな横幅寸法を有すると共に、その上端縁が前扉3の上端縁に隣接し、且つ、その下端縁が表示窓5の上端縁に隣接する程度に大きな縦幅寸法を有する、非常に大きな表示面を備えている。そのため、LCD18では、一度に多くの表示内容が同時に表示される。具体的には、LCD18の3分の1の領域に種々の遊技履歴画像に切り替えるためのメニュー画面が表示され、残りの3分の2の領域にキャラクターなどを用いた演出画像などが表示される。上記遊技履歴画像のメニューとしては、ボーナスゲームにおける最高メダル獲得枚数や、1日のボーナス当選回数、前回のボーナスゲームから現在までの遊技回数、メダル払出枚数とメダル投入枚数との関係をグラフ化した表、或いは、遊技に関する説明などを例示することができる。これら例示したメニューが予めLCD18上に表示される。切り替えボタンKには、複数のメニューのうちから所望のメニューを選択できるように、表示画面上でカーソルを進む方向に移動させるための第1のカーソル移動ボタンK1と、表示画面上で同様にカーソルを戻す方向に移動させるための第2カーソル移動K2とが含まれている。他方、切り替えボタンFには、カーソル移動ボタンK1,K2によって移動したカーソルが示すメニュー内容の遊技履歴画像に切り替えるか否かを決定するための決定ボタンF1と、この切り替えられた遊技履歴画像を元の画像に戻すためのキャンセルボタンF2とが含まれている。
[内部構成]
図5及び図6を参照して、筐体2内には、リール6L,6C,6R、各リール6L,6C,6Rの駆動源であるステッピングモーターSML,SMC,SMR、ホッパー30及び確率設定ボックス31が備えられている。
リール6L,6C,6Rは、図5に示すように、筐体2内の中央部に配置されており、これらリール6L,6C,6Rを基準として、ホッパー30及び確率設定ボックス31の設置箇所が決定されている。図6に示すように、各リール6L,6C,6Rの回転軸61は、それぞれ、筐体2内のブラケット32に回転自在に支持されており、当該各回転軸61の端部が各ステッピングモーターSML,SMC,SMRの出力軸に結合されている。
ホッパー30は、メダルの貯留・放出を行うための手段であって、図5に示すように、リール6L,6C,6Rの下方において、筐体2の底面に取り付けられている。他方、確率設定ボックス31は、ホッパー30の左側において、筐体2の底面に取り付けられている。
[電気的構成]
図7を参照して、上記のスロットマシン1の制御装置100は、マイクロコンピューターであって、CPU1001、RAM1002、ROM1003、クロックパルス発生回路1004、乱数発生器1005、モーター駆動制御回路1006、ランプ駆動制御回路1007、表示器駆動制御回路1008、LCD駆動制御回路1009、音出力制御回路10010及びホッパー駆動制御回路10011を備えている。
CPU1001は、スロットマシン1の制御中枢を司るものであって、ROM1003に記憶されているプログラムに従って種々の制御を行う。このCPU1001の制御対象としては、ステッピングモーターSML,SMC,SMR、各種のランプ7A〜7E,8〜12、各種の表示器14〜16、LCD18、スピーカー19A,19B及びホッパー30を挙げることができる。これら各制御要素に対する制御信号は、それぞれ、モーター駆動制御回路1006、ランプ駆動制御回路1007、表示駆動制御回路1008、LCD駆動制御回路1009、音出力制御回路1009及びホッパー駆動制御回路10011を介して、CPU1001から与えられる。
CPU1001には、ベットボタン25、始動レバー26、停止ボタン27L,27C,27R及び精算ボタン28の各操作信号と、メダル投入検知センサー200及びメダル排出検知センサー300の各センシング出力と、回転位置検出回路400の回転位置検出信号と、キースイッチSW1、確率設定スイッチSW2及びリセットスイッチSW3の各スイッチング信号とが与えられる。
停止ボタン27L,27C,27Rの操作信号は、リール停止信号処理回路500によって所定の処理が施された後、リール停止信号としてCPU1001に入力される。
メダル投入検知センサー200は、メダル投入口24から投入されたメダルを検知するためのセンサーであって、メダル投入口24に関連して設けられている。他方、メダル排出検知センサー300は、ホッパー30のメダル放出位置に関連して設けられており、そのセンシング信号は、メダル排出完了信号処理回路600によって所定の処理が施された後、メダル排出完了信号としてCPU1001に入力される。
回転位置検出回路400は、各リール6L,6C,6Rの回転位置を検知するための回路であって、各リール6L,6C,6Rに関連して設けられている光センサーや、各ステッピングモーターSML,SMC,SMRの近傍に設けられているロータリーエンコーダを含んでいる。各リール6L,6C,6Rの回転が停止したときに、CPU1001は、回転位置検出回路400の検出信号に基づいて、有効ライン上での当該各リール6L,6C,6Rの停止図柄の種類を特定する。
キースイッチSW1、確率設定スイッチSW2及びリセットスイッチSW3は、確率設定ボックス31に内蔵されている。キースイッチSW1は、遊技モードと確率設定モードとを互いに切り替えるためのスイッチである。他方、確率設定スイッチSW2は、役成立抽選に関する当選確率の設定を切り替えるためのスイッチであって、そのスイッチング信号は、キースイッチSW1によって確率設定モードになっている場合に限り、CPU1001に入力が受け付けられる。
遊技を開始するために、遊技者によって始動レバー26が操作され、その操作信号が入力されると、CPU1001は、リール6L,6C,6Rの回転を開始させるべく、モーター駆動制御回路1006を介してステッピングモーターSML,SMC,SMRに始動信号を出力する。その結果、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動表示が開始される。他方、リール6L,6C,6Rの回転を停止するために、遊技者によって停止ボタン27L,27C,27Rが押圧操作され、その操作信号が入力されると、CPU1001は、操作された停止ボタンに対応するリールの回転を停止させるべく、モーター駆動制御回路1006を介してステッピングモーターSML,SMC,SMRに停止信号を出力する。その結果、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が順次停止表示される。
RAM1002は、CPU1001と互いにインターフェイスをとっており、CPU1001のワーキングエリアとして機能する。具体的には、遊技や図柄変更の制御に必要なフラグや変数の値の書き込み及び読み出しが行われる。
ROM1003には、スロットマシン1を制御して遊技を進行するための遊技プログラム、遊技プログラムで用いる変数の初期値、図柄の組合せと乱数との対応関係を示すデータ群などが格納されている。
クロックパルス発生回路1004は、基準クロックパルスを発生させるための回路であって、発生させた基準クロックパルスをCPU1001に供給する。
乱数発生器1005は、上記の役の成立に関する電子抽選などをマシン1内部で行う際に用いられる乱数を発生させ、この発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出するための手段であって、抽出した乱数をCPU1001に供給する。例えば、役成立抽選を行うに際して乱数を発生させるコマンドが、CPU1001から乱数発生器1005に対して与えられると、乱数発生器1005は、所定の範囲の乱数を発生させ、その乱数の値を示す信号をCPU1001に出力する。
ランプ駆動制御回路1007は、CPU1001からの指示信号に基づいてランプ駆動信号を生成し、この生成したランプ駆動信号を各種のランプ7A〜7E,8〜12に与える。その結果、各種のランプ7A〜7E,8〜12は、所定の事象を告知するために点灯又は点滅する。
表示器駆動制御回路1008は、CPU1001からの指示信号に基づいて表示器駆動信号を生成し、この生成した表示器駆動信号を各種の表示器14〜16に与える。その結果、各種の表示器14〜16は、所定の事象を表示する。
LCD駆動制御回路1009は、CPU1001からの指示信号に基づいてLCD駆動信号を生成し、この生成したLCD駆動信号をLCD18に与える。その結果、LCD18は、その表示面上に種々の遊技演出情報を表示する。
音出力制御回路10010は、CPU1001からの指示信号に基づいて音出力信号を生成し、この生成した音出力信号をスピーカー19A,19Bに与える。その結果、スピーカー19A,19Bは、遊技状態に応じた効果音等を含む演出音を発する。
ホッパー駆動制御回路10011は、CPU1001からの指示信号に基づいてホッパー駆動信号を生成し、この生成したホッパー駆動信号をホッパー30に与える。その結果、ホッパー30は、貯留しているメダルを受け皿22に放出する。
[役]
役抽選の抽選対象となる役としては、ボーナス役、小役及びリプレイ役が設けられている。より具体的には、ボーナス役としてはBB役及びRB役、小役としてはベル役、スイカ役及びチェリー役を挙げることができる。
[リール停止制御]
スロットマシン1では、役抽選の抽選結果によって何らかの役が成立すると、当該当選役の当選フラグが立てられ、押し順抽選で決定された押し順で停止ボタン27が操作された場合に、遊技者の停止ボタン27L,27C,27Rの図柄停止操作により、表示窓5内における有効ライン上に当選役の入賞図柄が揃うようにリールを停止させる引き込み停止制御が実行されるようになっている。
なお、引き込み停止制御とは、リールの回転及び停止による図柄の変動状態及び停止状態を見るための表示窓5の領域を遊技者が視認しつつ3つの停止ボタン27L,27C,27Rを操作したときに、その操作タイミングと、フラグ成立している当選役の入賞図柄が有効ライン上を通過するタイミングとの間にズレがあっても、所定の範囲内のズレであれば入賞図柄を有効ライン上に引き込んで(遅延させて)停止するようにするリールの停止制御である。具体的には、リール6L〜6Rに対応したカウンタが設けられており、CPU1001は、ステッピングモーターSML,SMC,SMRに駆動パルスを出力したときは対応するカウンタを駆動パルス数だけインクリメントするとともに、位置検出センサーがリール6L,6C,6Rの基準回転位置を検出したときはカウンタをリセットするようにしている。このようにして、CPU1001は、カウンタのカウント値に基づいてリール6L,6C,6Rの基準回転位置からの現在の回転位置を判断する。しかし、回転位置を判断できてもどの図柄で停止するかを判断できなければ、引き込み制御は実現できないため、このような図柄の判断のために各リール6L,6C,6Rにおける図柄の配列情報である図柄テーブルを利用する。つまり、リール停止信号処理回路500から、各停止ボタン27L,27C,27Rに対する操作信号がCPU1001に通知される。この通知を受けたCPU1001は、リール6L,6C,6Rの回転位置と図柄の種類との位置関係を記憶した図柄テーブルを利用して、入賞図柄を有効ライン上に停止させるための引き込みコマ数を設定し、モーター駆動制御回路1006から停止信号をステッピングモーターSML,SMC,SMRに送信してリールの引き込み停止動作を実行するのである。このように、リール6L,6C,6Rの外周のどの位置にどのような図柄が設けられているかを示す図柄テーブルを利用することによって、引き込み制御が実行できるのである。このような引き込み制御は、一般的に国内においてパチスロとも呼ばれるスロットマシンにおいて周知の技術である。なお、このような引き込み制御を行えるのは、目標とする図柄から所定の数以内のコマズレ、すなわち引き込み最大コマ数(許容コマ数)以内であれば、どのようなタイミングで遊技者が停止操作を行ったとしてもフラグ成立している当選役の入賞を成立させるための図柄を停止表示することが可能となっている。
一方、役抽選により当選していない役(当選フラグがない役)の入賞図柄(の組合せ)が有効ライン上に揃うことを防止したり、何れかの役の当選フラグが存在する場合であっても、後述する押し順抽選で決定された押し順以外の押し順で停止ボタン27が操作された場合に、何れの役の入賞図柄をも有効ライン上に揃わせないようにしたりするために蹴飛ばし停止制御(ハズレ図柄の組合せを有効ライン上に引き込んで停止表示させる引き込み停止制御)が利用される。つまり、蹴飛ばし停止制御とは、入賞が許容された入賞図柄以外の入賞図柄の組合せを有効ライン上に停止させないためのリール停止制御である。具体的には、遊技者による停止ボタン27L,27C,27Rの操作タイミングと、当選役の入賞図柄が有効ライン上を通過するタイミングとにズレが生じなかったとしても、強制的に入賞図柄を有効ライン上からずらせて(はずして)リール停止させる制御である。このような蹴飛ばし制御も上記パチスロにおいて一般的に使用されるものである。
なお、本実施の形態1のスロットマシン1では、この引き込み又は蹴飛ばし許容コマ数は、一般的な4コマに設定されている。
[リールの図柄及び役の構成]
各リール6L,6C,6Rの外周面にはそれぞれ21個の図柄が表示され、これら図柄は、各種役の入賞図柄の組合せを構成するもので、BB役に対応する「7」、RB役に対応する「BAR」、ベル役に対応する「ベル」、スイカ役に対応する「スイカ」、チェリー役に対応する「チェリー」及びリプレイ役に対応する「RP」などのイメージ図柄が配設されている。
なお、ここで「入賞図柄の組合せ」とは、役の入賞を示す図柄の配列のことであって、各役ごとに予め定められている。具体的には、表示窓5内において各リール6L,6C,6Rそれぞれ3つの図柄からなる3×3の9つの図柄が停止表示されたときに、これら3つのリール6L,6C,6Rを横切るように表示窓5内に設けられた有効ライン13A〜13E上に沿って並んだ3つの図柄の配列(組合せ)における入賞となる組合せのことであり、BB役、RB役、ベル役、スイカ役及びRP役はそれぞれの入賞図柄の組合せを構成する図柄が3つゾロ目で並ぶことにより入賞となり、他方チェリー役は、左リール6Lにおける有効ライン上にその入賞図柄の組合せを構成する図柄「チェリー」が停止表示することにより入賞が成立するようになっている。
また、これら図柄の配置として、「ベル」及び「RP」の図柄は、各リール6L,6C,6Rにおいて、上記許容コマ数以下の間隔で配置され、いかなるタイミングで停止ボタン27L,27C,27Rが操作された場合であっても引き込み可能な配置とされている。他方、「7」、「BAR」、「スイカ」及び「チェリー」の図柄は、上記許容コマ数を超えた間隔で配置されている箇所があり、停止ボタン27L,27C,27Rの操作タイミング次第では当該図柄を有効ライン上に引き込めない場合が生じる、目押しを要する図柄配置とされている。以下、この「スイカ」及び「チェリー」図柄に関するスイカ役及びチェリー役を「特定小役」という。
[取りこぼし図柄]
本実施の形態1では、役抽選によりスイカ役及びチェリー役が内部当選し、この内部当選役の入賞条件とされる3つの停止ボタン27L,27C,27Rの押し順を間違った押し順で操作された場合に、有効ライン13A〜13Eのいずれかの上に取りこぼしを明示するための図柄の組合せ(取りこぼし図柄)を揃えて停止表示するリールの停止制御が実行される。この取りこぼし図柄としては、「ベル」−「ベル」−「RP」とされ、許容コマ数以下の間隔で配置されたこれら「ベル」と「RP」図柄の組合せとすることにより、停止表示の制御を可能としている。
[基本遊技の制御の流れ]
以下、スロットマシン1を用いた遊技の一例について説明する。図8を参照して、まず、制御装置100内のCPU1001は、賭けラインが有効化されてベットが完了するのを待つ(ステップS1)。マニュアル投入モードで3枚のメダルを投入口24から投入したり、クレジットモードでベットボタン25を押してメダルをスロットマシン1に投入したりすることによって、賭けライン13が有効化されると、CPU1001は、ベットが完了したと判断し、始動レバー26が操作されるのを待つ(ステップS2)。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。
始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役の成立に関する内部抽選(役抽選)及び押し順抽選を行う(ステップS3及びS4)。この抽選は、乱数を用いたマシン内部の電子抽選で達成される。このとき、何れかの役が当選すると、その当選した役の当選フラグがONされる。なお、小役及びリプレイ(RP)役は当選フラグが成立(ON)した場合であってもそのゲームで入賞できないとその当選フラグはOFFされてしまい次ゲーム以降に持ち越されることはないが、ボーナス役(BB役及びRB役)の当選フラグは入賞が成立するまでそのON状態が以降のゲームに持ち越される。また、押し順抽選とは、3つの停止ボタン27L,27C,27Rの操作順序を決定するための抽選であって、役抽選と同時又は一緒に行ってもよく、例えば左リール−中リール−右リール、左リール−右リール−中リールなど6通りの操作順序パターンの中から選択される。
上記役抽選及び押し順抽選が終了すると、CPU1001は、全リール6L,6C,6Rの回転を開始させる(ステップS5)。このとき、LCD18に演出画像が表示されるとともに、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が開始される。
リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、リール停止処理を実行する(ステップS6)。
図10を参照して、ステップS6のリール停止処理について説明する。まず、CPU1001は、停止ボタン27L,27C,27Rが押圧操作されて目押しがなされるのを待つ(ステップS21)。目押しが行われると、CPU1001は、特定小役(スイカ役又はチェリー役)の当選フラグがONされているかを判定し(ステップS22)、特定小役の当選フラグがONされている場合は、処理を図11に示すステップS30に移す。他方、特定小役の当選フラグがない場合は、次に他の小役(ベル役)又はRP役の当選フラグがONされているかを判定する(ステップS23)。
ベル役又はRP役の当選フラグがONされている場合には、CPU1001は、目押し操作が適正な押し順によって、すなわちステップS4で決定された停止ボタン27L,27C,27Rの操作順序パターン通りに行われたかを判定し(ステップS24)、適正な押し順で操作されたとされた場合には、当選フラグのONされているベル役又はRP役の入賞図柄を許容コマ数の範囲内で有効ライン13上に引き込む、引き込み停止制御により目押しされた停止ボタン27に対応するリール6の回転を停止させ(ステップS25)、処理をステップS29に移す。なお、上述したようにベル役及びRP役は引き込み可能な役とされているので、押し順が正しければ必ず入賞図柄が有効ライン13上に揃うことになる。
他方、ステップS24において、停止ボタン27が適正な押し順で操作されていないと判定された場合には、CPU1001は、何れの役の入賞図柄をも有効ライン13上に揃えないように蹴飛ばし停止制御を実行して、有効ライン13上にハズレ図柄の組合せが停止表示されるようにリール6の回転を停止させ(ステップS27)、処理をステップS29に移す。
上記ステップS23においてベル役又はRP役の当選フラグが存在していないと判定された場合には、CPU1001は、ボーナス役の当選フラグがONされているかを判定し(ステップS26)、ボーナス役の当選フラグが成立していない場合には、何れの役の入賞図柄をも有効ライン13上に揃えないように蹴飛ばし停止制御を実行して、有効ライン13上にハズレ図柄の組合せ(入賞図柄以外の図柄の組合せ)が停止表示されるようにリール6の回転を停止させ(ステップS27)、処理をステップS29に移す。他方、ボーナス役の当選フラグが成立している場合には、ボーナス役の入賞図柄を有効ライン13上に許容コマ数の範囲内の引き込み停止制御により目押しされた停止ボタン27に対応するリール6の回転を停止させ(ステップS28)、処理をステップS29に移す。なお、ボーナス役に関しては全ての押し順が適正とされ、いかなる押し順であろうともボーナス役の入賞図柄を有効ライン13上に引き込むようにしてリールの回転停止制御が実行されるようにされている。
図11を参照して、上記ステップS22において、特定小役の当選フラグが成立しているとされた場合には、CPU1001は、停止ボタン27L,27C,27Rの目押し操作が適正な押し順によって行われたかを判定し(ステップS30)、適正な押し順で操作されたとされた場合には、当選フラグのONされているスイカ役又はチェリー役の入賞図柄が許容コマ数の範囲内(引き込み可能なコマ数内)に存在するタイミングで目押し操作されたかを判定し(ステップS31)、当該許容コマ数の範囲内に存在するタイミングで目押し操作された場合には、当選フラグのONされているスイカ役又はチェリー役の入賞図柄を有効ライン13上に引き込む、引き込み停止制御により目押しされた停止ボタン27に対応するリール6の回転を停止させ(ステップS32)、処理をステップS29(図29参照)に移す。
他方、ステップS31において、特定小役の入賞図柄が許容コマ数の範囲内(引き込み可能な範囲内)に存在しないタイミングで目押し操作された場合には、予め定めた取りこぼし図柄を有効ライン13上に引き込む、引き込み停止制御により目押しされた停止ボタン27に対応するリール6の回転を停止させ(ステップS33)、処理をステップS29に移す。なお、スイカ図柄は、左リール6L及び中リール6Cにおいてベル図柄と隣接して図柄配置されており、スイカ役が内部当選しており、ステップS31でスイカ図柄が引き込み範囲内であり、ステップS32において当該スイカ図柄を有効ライン上に引き込んだ場合に、スイカ図柄が引き込まれた有効ラインとは別の有効ライン上にベル図柄が停止するようにされており、スイカ役とベル役が所謂ダブルテンパイになるようにされている。また、スイカ役が内部当選している場合、ステップS31でスイカ図柄が引き込み範囲内であったとしても、既に回転が停止されたリールにおいてスイカ役のスイカ図柄が有効ライン上に存在していない場合には、残りのリールについては取りこぼし図柄を優先して引き込む停止制御が行われるようにされている。さらに、チェリー役が内部当選しているときは、左リール6Lの回転停止、すなわち左停止ボタン27Lに関してのみ、ステップS31でチェリー図柄が引き込み範囲内であるか判定されるが、それ以外の中停止ボタン27C及び右停止ボタン27Rについては操作タイミングと関係なく取りこぼし図柄を引き込む制御とされている。
また、上記ステップS30において、停止ボタン27が適正な押し順で操作されていないと判定された場合には、CPU1001は、何れの役の入賞図柄をも有効ライン13上に揃えないように蹴飛ばし停止制御を実行して、有効ライン13上にハズレ図柄の組合せが停止表示されるようにリール6の回転を停止させ(ステップS34)、処理をステップS29に移す。
図10に戻って、処理がステップS29に移ると、CPU1001は、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止しているかを判定し、全てのリール6L,6C,6Rが停止している場合には、本処理を終了し、未だ回転しているリール6が存在する場合には、処理をステップS21に戻す。
図8に戻って、上記ステップS6のリール停止処理が終了し、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止すると、CPU1001は、入賞判定を行う。有効ライン13上にボーナス役入賞図柄の組合せが揃い、ボーナス役の入賞が成立した場合には(ステップS7:YES)、CPU1001は、入賞したボーナス役の種類に応じたボーナスゲーム処理を実行し(ステップS8)、そしてボーナス役の当選フラグをOFFとする。そしてボーナスゲーム処理が終了後、処理をステップS1に戻して再びベットが行われるのを待つ。なお、ボーナスゲーム処理は公知に行われるものとすることとでき、その説明は省略する。
上記ステップS7において、ボーナス役の入賞が成立していない場合(ステップS7:NO)には、CPU1001は、小役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS9)。有効ライン13上に小役の入賞図柄の組合せが揃い、小役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、遊技者に配当をするために入賞した小役に対応した枚数のメダルの払出を行う(ステップS10)。その後、CPU1001は、小役の当選フラグをOFFとし、処理をステップS1に戻して再びベットの完了を待つ。他方、小役の入賞が成立していない場合(ステップS9:NO)には、CPU1001は、RP役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS11)。有効ライン13上にRP役の入賞図柄の組合せが揃い、RP役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、RP役の当選フラグをOFFとし、再遊技を開始すべく処理をステップS2に戻して始動レバー26の操作を待つ。
ステップS11において、RP役の入賞が成立していない場合(ステップS11:NO)には、CPU1001は、ボーナス役以外の役の当選フラグが成立していればそれをOFFとした後、直ちに処理を図9に示すステップS12に移し、有効ライン13上に取りこぼし図柄が揃っていないかを判定する。
上記ステップS12において、取りこぼし図柄が揃っていると判定された場合には、CPU1001は、取りこぼし回数を1加算カウントする(ステップS13)。なお、このカウントは、CPU1001が備えるカウンタ機能により、RAM1002の専用領域を用いて行うことができる。次に、CPU1001は、取りこぼし回数が10回に達したかを判定し(ステップS14)、10回に達したと判定した場合には、LCD18にプレミアム画像を表示し(ステップS15)、取りこぼし回数カウンタをリセットした後(ステップS16)、処理をステップS1に戻す。他方、取りこぼし回数が10回に達していなかったときには、プレミア画像の表示を行うことなく処理をステップS1に戻す。また、上記ステップS12において、取りこぼし図柄が揃っていないと判定された場合にも、処理をステップS1に戻して再びベットの完了を待つ。なお、本実施の形態1では、取りこぼし回数が10回に達したことにより特典であるプレミア画像の表示を行うようにしているが、取りこぼし回数の回数は適宜定めればよく、1回の取りこぼしにより特典を付与するようにしてもよい。
<実施の形態2>
次に、スロットマシン1を用いた遊技の別の例について説明する。実施の形態1では、スロットマシン1のAT機能、RT機能を用いることのない例について説明したが、この実施の形態2は、これら機能を用いたもので、AT期間中に取りこぼしが生じたときにRTへ移行させるか否かの抽選を行うという特典を付与するようにした例について説明する。
[基本遊技の制御の流れ]
図12を参照して、まず、制御装置100内のCPU1001は、賭けラインが有効化されてベットが完了するのを待つ(ステップS41)。マニュアル投入モードで3枚のメダルを投入口24から投入したり、クレジットモードでベットボタン25を押してメダルをスロットマシン1に投入したりすることによって、賭けライン13が有効化されると、CPU1001は、ベットが完了したと判断し、始動レバー26が操作されるのを待つ(ステップS42)。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。
始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役の成立に関する内部抽選(役抽選)及び押し順抽選を行う(ステップS43及びS44)。この抽選は、乱数を用いたマシン内部の電子抽選で達成される。このとき、何れかの役が当選すると、その当選した役の当選フラグがONされる。なお、小役及びリプレイ役は当選フラグが成立(ON)した場合であってもそのゲームで入賞できないとその当選フラグはOFFされてしまい次ゲーム以降に持ち越されることはないが、ボーナス役(BB役及びRB役)の当選フラグは入賞が成立するまでそのON状態が以降のゲームに持ち越される。
上記役抽選及び押し順抽選が終了すると、CPU1001は、全リール6L,6C,6Rの回転を開始させる(ステップS45)。このとき、LCD18に演出画像が表示されるとともに、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が開始される。
リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、リール停止処理を実行する(ステップS46)。図13を参照して、ステップS46のリール停止処理について説明する。まず、CPU1001は、停止ボタン27L,27C,27Rが押圧操作されて目押しがなされるのを待つ(ステップS61)。目押しが行われると、CPU1001は、小役(ベル役、スイカ役又はチェリー役)又はRP役の当選フラグがONされているかを判定する(ステップS62)。
小役のいずれか又はRP役の当選フラグがONされている場合には、CPU1001は、目押し操作が適正な押し順によって、すなわちステップS44で決定された停止ボタン27L,27C,27Rの操作順序通りに行われたかを判定し(ステップS63)、適正な押し順で操作されたとされた場合には、当選フラグのONされている小役又はRP役の入賞図柄を許容コマ数の範囲内で有効ライン13上に引き込む、引き込み停止制御により目押しされた停止ボタン27に対応するリール6の回転を停止させ(ステップS64)、処理をステップS68に移す。
他方、ステップS63において、停止ボタン27が適正な押し順で操作されていないと判定された場合には、CPU1001は、何れの役の入賞図柄をも有効ライン13上に揃えないように蹴飛ばし停止制御を実行して、有効ライン13上にハズレ図柄の組合せが停止表示されるようにリール6の回転を停止させ(ステップS66)、処理をステップS68に移す。
上記ステップS62において小役又はRP役の当選フラグが存在していないと判定された場合には、CPU1001は、ボーナス役の当選フラグがONされているかを判定し(ステップS65)、ボーナス役の当選フラグが成立していない場合には、何れの役の入賞図柄をも有効ライン13上に揃えないように蹴飛ばし停止制御を実行して、有効ライン13上にハズレ図柄の組合せが停止表示されるようにリール6の回転を停止させ(ステップS66)、処理をステップS68に移す。他方、ボーナス役の当選フラグが成立している場合には、ボーナス役の入賞図柄を有効ライン13上に許容コマ数の範囲内の引き込み停止制御により目押しされた停止ボタン27に対応するリール6の回転を停止させ(ステップS67)、処理をステップS68に移す。なお、ボーナス役に関しては全ての押し順が適正とされ、いかなる押し順であろうともボーナス役の入賞図柄を有効ライン13上に引き込むようにしてリールの回転停止制御が実行されるようにされている。
上記ステップS46のリール停止処理が終了し、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止すると、CPU1001は、入賞判定を行う。有効ライン13上にボーナス役入賞図柄の組合せが揃い、ボーナス役の入賞が成立した場合には(ステップS47:YES)、CPU1001は、入賞したボーナス役の種類に応じたボーナスゲーム処理を実行し(ステップS48)、そしてボーナス役の当選フラグをOFFとし、その後遊技状態をATゲーム状態に移行させるか否かを決定するためのAT抽選を実行する(ステップS49)。AT抽選に当選した場合には(ステップS50:YES)、CPU1001は、ATゲーム処理を実行し(ステップS51)、ATゲーム処理が終了した後、処理をステップS41に戻す。なお、このATゲーム処理については、詳細に後述する。また、ボーナスゲーム処理は公知に行われるものとすることとでき、その説明は省略する。
上記ステップS47において、ボーナス役の入賞が成立していない場合(ステップS47:NO)には、CPU1001は、小役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS52)。有効ライン13上に小役の入賞図柄の組合せが揃い、小役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、遊技者に配当をするために入賞した小役に対応した枚数のメダルの払出を行う(ステップS53)。その後、CPU1001は、小役の当選フラグをOFFとし、処理をステップS41に戻して再びベットの完了を待つ。一方、小役の入賞が成立していない場合(ステップS52:NO)には、CPU1001は、RP役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS54)。有効ライン13上にRP役の入賞図柄の組合せが揃い、RP役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、RP役の当選フラグをOFFとし、再遊技を開始すべく処理をステップS42に戻し始動レバー26の操作を待つ。
ステップS54において、RP役の入賞が成立していない場合(ステップS54:NO)には、CPU1001は、ボーナス役以外の役の当選フラグが成立していればそれをOFFとした後、直ちに処理をステップS41に戻して再びベットの完了を待つ。
[ATゲーム処理の制御の流れ]
次に、上記ステップS51におけるATゲーム処理一例について説明する。本例におけるATゲーム状態は、先ず提供するATゲーム数を抽選により決定し、この抽選により決定されたゲーム数を消化することによりATゲーム期間が終了するというものである。
図14を参照して、遊技状態がATゲーム状態へ移行すると、CPU1001は、まず、AT告知ランプ11を点灯するとともに、提供するATゲーム数を抽選により決定する(ステップS71)。例えば、10ゲーム、20ゲーム、50ゲームといった複数の選択肢を設けておくのが好ましい。ATゲーム数が決定すると、CPU1001は、この決定されたATゲーム数をATゲーム数カウンタにセットするとともに、ゲーム数表示器15に表示する(ステップS72)。ここでは、決定されたATゲーム数を初期値、例えば「20」として表示し、以降ゲームが消化される度にこのゲーム数から減算していくカウントダウン方式とされる。つまり、ゲーム数表示器15には残りゲーム数が表示されることになる。なお、上記カウンタによる計数は、RAM1003の専用記憶部を用いて行うことができる。
ATゲーム数の表示が開始されると、CPU1001は、賭けラインが有効化されてベットが完了するのを待つ(ステップS73)。賭けライン13A〜13Eが有効化されると、CPU1001は、始動レバー26が操作されるのを待つ(ステップS74)。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。
始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役抽選及び押し順抽選を行う(ステップS75及びS76)。この抽選は、上記と同様に乱数を用いたマシン内部の電子抽選で達成される。役抽選において何れかの役が当選すると、その当選した役の当選フラグがONされる。
上記役抽選及び押し順抽選が終了すると、CPU1001は、いずれかの役の当選フラグがONされているかを判定し(ステップS77)、何れかの役の当選フラグが存在する判定した場合には、当該当選フラグに相当する役の入賞図柄及び抽選で決定された押し順をLCD18に画像表示して報知を行い(ステップS78)、処理をステップS79に移す。他方、ステップS77でいずれの当選フラグも存在しなかった場合には、CPU1001は、報知を行うことなく処理を後述するステップS79へ移す。
処理がステップS79へ移って、CPU1001は、3つのリール6L,6C,6Rの回転を開始させる。その結果、表示窓5内において全てのリール6L,6C,6Rの図柄の変動が開始される。
リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、リール停止処理を実行する(ステップS80)。なお、このステップS80のリール停止処理としては、実施の形態1において図10及び11を用いて説明したリール停止処理と同様の処理とし得るので、ここでの説明は省くこととする。
図15を参照して、リール停止処理が終了し、全てのリール6L,6C,6Rが停止すると、CPU1001は、LCD18に表示した報知画像を消去した後(ステップS81)、入賞判定を行う。具体的には、CPU1001は、まずボーナス役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS82)。有効ライン上にボーナス役の入賞図柄の組合せが揃い、ボーナス役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、AT告知ランプ11を消灯するとともに、本ATゲーム処理を終了し、処理をステップS48(図12参照)に移してボーナスゲーム処理を実行する。このとき、ATゲーム数カウンタがリセットされるとともにゲーム数表示器15の表示も消去される。
他方、上記ステップS31においてボーナス役の入賞が成立していないと判定された場合には、CPU1001は、小役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS83)。有効ライン上に小役の入賞図柄の組合せが揃い、小役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、遊技者に配当を行うために入賞した小役の種類に応じたメダルを払出し(ステップS84)、処理をステップS90に移す。
上記ステップS83において小役が入賞していないと判定した場合には、CPU1001は、RP役の入賞が成立したか否かを判定する(ステップS85)。有効ライン上にRP役の入賞図柄の組合せが揃い、RP役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、処理をステップS74に移して始動レバー26の操作を待つ。つまり、RP役が入賞したときはゲーム数カウントしないこととしている。他方、RP役の入賞が認められなかった場合には、CPU1001は、取りこぼし図柄が有効ライン13上に揃い、取りこぼしが生じたかを判定する(ステップS86)。
取りこぼしが生じた場合には(ステップS86:YES)、CPU1001は、リプレイタイム(RT)に移行させるか否かの抽選を行う(ステップS87)。他方、取りこぼしが生じていなかった場合には(ステップS86:NO)、処理をステップS90に移す。ステップS87におけるRT抽選で当選した場合には(ステップS88:YES)、CPU1001は、RTゲーム処理を実行し(ステップS89)、RT抽選に外れた場合には(ステップS88:NO)、処理をステップS90に移す。なお、ステップS89のRTゲーム処理については詳細に後述する。また、上記ステップS87のRT抽選を行うことなくRTゲームに移行するようにしてもよい。
ステップS90に移って、CPU1001は、ATゲーム数カウンタの計数を1減算するとともにゲーム数表示器15の表示数を1減じる。その後、CPU1001は、AT残りゲーム数が0となったかを判定する(ステップS91)。具体的には、CPU1001は、ATゲーム数カウンタにより判定する。上記ステップS91において残りゲーム数が0になったと判定した場合には、CPU1001は、ゲーム数表示器15の表示を消去し、ATゲーム数カウンタをリセットするとともに、AT告知ランプ11を消灯し、処理をステップS41(図12参照)に移して遊技状態を通常遊技状態に戻し、本処理を終了する。他方、残りゲーム数が0に達していないと判定した場合には、CPU1001は、処理をステップS73(図14参照)に戻して再びベットの完了を待つ。
[RTゲーム処理の制御の流れ]
次に、上記ステップS89におけるRTゲーム処理一例について説明する。本例におけるRTゲーム状態は、一般的なRTゲーム状態とは異なり単にRP役の当選確率が高確率とされた遊技状態に移行するだけではなく、取りこぼしが生じたときに後述する復元抽選を実行し、この抽選で当選したときに元のATゲームに戻って、その続き(残り)を行えるようにしたものである。
図16を参照して、遊技状態がRTゲーム状態へ移行すると、CPU1001は、まず、AT告知ランプ11を消灯する代わりにRT告知ランプ10を点灯するとともに、役抽選において参照する参照テーブルを、RP役の当選確率が高確率に設定されたRT用参照テーブルに切り替える(ステップS101)。具体的には、RT期間中は、CPU1001は、ROM1003からRT用の参照テーブルを読み出して用いる。
そして、CPU1001は、賭けラインが有効化されてベットが完了するのを待つ(ステップS102)。賭けライン13A〜13Eが有効化されると、CPU1001は、始動レバー26が操作されるのを待つ(ステップS103)。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。
始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役抽選及び押し順抽選を行う(ステップS104及びS105)。この抽選は、上記と同様に乱数を用いたマシン内部の電子抽選で達成される。役抽選において何れかの役が当選すると、その当選した役の当選フラグがONされる。
上記役抽選及び押し順抽選が終了すると、CPU1001は、3つのリール6L,6C,6Rの回転を開始させる(ステップS106)。その結果、表示窓5内において全てのリール6L,6C,6Rの図柄の変動が開始される。リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、リール停止処理を実行する(ステップS107)。なお、このステップS107のリール停止処理としては、上記実施の形態1において図10及び11を用いて説明したリール停止処理と同様の処理とし得るので、ここでの説明は省くこととする。
リール停止処理が終了し、全てのリール6L,6C,6Rが停止すると、CPU1001は、入賞判定を行う。具体的には、CPU1001は、まずボーナス役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS108)。有効ライン13上にボーナス役の入賞図柄の組合せが揃い、ボーナス役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、RT告知ランプ10を消灯するとともに本RTゲーム処理を終了し、処理をステップS48(図12参照)に移してボーナスゲーム処理を実行する。このとき、ATゲーム数カウンタがリセットされるとともにゲーム数表示器15の表示も消去される。
他方、上記ステップS108においてボーナス役の入賞が成立していないと判定された場合には、CPU1001は、小役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS109)。有効ライン13上に小役の入賞図柄の組合せが揃い、小役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、遊技者に配当を行うために入賞した小役の種類に応じたメダルを払出し(ステップS110)、処理をステップS102に移す。
上記ステップS109において小役が入賞していないと判定した場合には、CPU1001は、RP役の入賞が成立したか否かを判定する(ステップS111)。有効ライン13上にRP役の入賞図柄の組合せが揃い、RP役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、処理をステップS103に移して始動レバー26の操作を待つ。他方、RP役の入賞が認められなかった場合には、CPU1001は、取りこぼし図柄が有効ライン13上に揃い、取りこぼしが生じたかを判定する(ステップS112)。
取りこぼしが生じた場合には(ステップS112:YES)、CPU1001は、ATに戻すか否かの復元抽選を行う(ステップS113)。他方、取りこぼしが生じていなかった場合には(ステップS112:NO)、処理をステップS102に戻し、ベットを待つ。ステップS113における復元抽選で当選した場合には(ステップS114:YES)、CPU1001は、参照テーブルを通常遊技及びATゲームのときに用いるものに戻すとともに、処理をステップS73(図14参照)に移し、ATゲーム処理の残りを実行する。このとき、RT告知ランプ10が消灯され、AT告知ランプ11が再点灯されることになる。他方、復元抽選に外れた場合には(ステップS114:NO)、CPU1001は、処理をステップS102に戻して再びベットの完了を待つ。なお、ステップS113の復元抽選を省くこともできる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、本明細書に添付した特許請求の範囲内での種々の設計変更及び修正を加え得ることは勿論である。
本発明は、スロットマシンに広く適用することができ、特にAT機能を有するスロットマシンにおいてAT期間中に取りこぼしが生じるスロットマシンに好ましく適用することができる。
実施の形態1に係るスロットマシン1の外観構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係るスロットマシン1の正面図である。 実施の形態1に係るスロットマシン1の側面図である。 実施の形態1に係るスロットマシン1の上面図である。 実施の形態1に係るスロットマシン1の内部構成を示す斜視図であって、前扉を開けた状態を示す。 実施の形態1に係るスロットマシン1の一部を切り欠いて示す側面図である。 実施の形態1に係るスロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るスロットマシン1の基本遊技の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係るスロットマシン1の基本遊技の制御の流れを示すフローチャートであって、図8の続きを示す。 実施の形態1に係るスロットマシン1のリール停止処理の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係るスロットマシン1のリール停止制御の制御の流れを示すフローチャートであって、図10の続きを示す。 実施の形態2に係るスロットマシン1の基本遊技の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2に係るスロットマシン1の基本遊技におけるリール停止処理の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2に係るスロットマシン1のATゲーム処理の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2に係るスロットマシン1のATゲーム処理の制御の流れを示すフローチャートであって、図14の続きを示す。 実施の形態2に係るスロットマシン1のRTゲーム処理の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
6L,6C,6R 回転リール
18 LCD
26 始動レバー
27L,27C,27R 停止ボタン
1001 CPU
1002 RAM
1003 ROM

Claims (5)

  1. 複数の図柄変動列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、
    上記図柄が停止表示されたときに、各図柄変動列の一部の図柄が横並びとして視認できるように設けられた表示窓と、
    上記表示窓内において複数の図柄変動列を横切る賭けラインのうち、投入された遊技媒体の数に応じた数の賭けラインを有効化して有効ラインを設定する有効ライン設定手段と、
    上記有効ラインが設定されていることを条件として上記図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、
    上記始動操作手段が操作されることを契機として複数種類の役の成立に関する抽選を行うための役抽選手段と、
    上記複数の図柄変動列毎に対応して設けられ、上記図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、
    上記停止操作手段が操作されることに応じて、該停止操作手段に対応する上記図柄変動列の図柄の停止表示を実行する停止制御手段と、
    上記役抽選手段による抽選で当選した役にかかる入賞図柄の組合せが、上記有効ライン上に停止表示されたときに入賞と判定し、入賞した役に応じた数の遊技媒体の払出を行う入賞判定手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
    上記役抽選手段による抽選で所定の役が当選しているにもかかわらず、この役の入賞図柄の組合せが上記有効ライン上に停止表示されずに当該役の入賞が発生しなかったときに特典を付与する特典付与手段を有することを特徴とするスロットマシン。
  2. 上記停止制御手段は、上記役抽選手段による抽選で所定の役が当選しているにもかかわらず、この役の入賞図柄の組合せが上記有効ライン上に停止表示されないときには、上記有効ライン上に所定の図柄の組合せを停止表示させることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 上記役抽選手段による抽選で当選した役の入賞図柄の組合せが上記有効ライン上に停止表示することを上記停止制御手段に許容させるための上記複数の停止操作手段の操作順序を決定する操作順序決定手段を更に有し、
    上記特典付与手段は、上記操作順序決定手段により決定された操作順序どおりに上記複数の停止操作手段が操作されたにもかかわらず、上記役抽選手段による抽選で当選している役の入賞が発生しなかったときに上記特典を付与することを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
  4. 上記操作順序決定手段により決定された上記停止操作手段の操作順序を遊技者に報知するための報知手段と、
    上記報知手段による上記操作順序の報知を行うか否かを決定するための報知決定手段とを更に有し、
    上記特典付与手段は、上記報知手段による上記操作順序の報知が行われたときに、該操作順序により上記複数の停止操作手段が操作されたにもかかわらず、上記役抽選手段による抽選で当選した役の入賞が発生しなかった場合に上記特典を付与することを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。
  5. 上記複数種類の役には、入賞すると、上記遊技媒体の投入を伴うことなく、同じ上記有効ラインの設定態様で上記始動操作手段による上記図柄の変動表示の開始を許容する再遊技役が含まれ、
    上記特典は、遊技状態を上記役抽選手段による抽選において上記再遊技役の当選確率を変化させた遊技状態へ移行させることであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。
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