JP2007282683A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 1遊技における役抽選で複数種類の役を同時に重複当選可能としたスロットマシンにおいて、これら同時に重複当選した役のうち何れの役を入賞できるかを遊技者の操作に委ねることにより、遊技性を深めた遊技者参加型のスロットマシンを提供することを目的とする。
【解決手段】 1遊技における役抽選で複数種類の役を同時に重複当選可能とし、これら重複当選した役ごとにその入賞図柄の有効ライン上への停止表示を許容する停止ボタンの操作順(押し順)を定め、実際に遊技者により操作された停止ボタンの押し順が上記定めた押し順のいずれかに対応する場合には、その押し順に対応する役を入賞可能とするようにした。
【選択図】 図10

Description

本発明は、1遊技における役成立抽選において複数種類の役を重複当選させることを可能としたスロットマシンに関する。
一般に、パチスロと称されるスロットマシンは、外周面に複数種類の図柄が配置された3つの回転リール(図柄変動列)毎に図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、全回転リールの回転を開始させて図柄の変動表示を開始させるための始動レバーと、各回転リールに対応して配置されており、回転リールの回転を停止させることにより図柄の変動表示を停止表示させるための3つの停止ボタンとを備えている。このようなスロットマシンにおける基本遊技は、遊技媒体としてのメダルが投入されることにより、3つの回転リールを横切る有効ライン(有効化された賭けライン)が設定されるとともに始動レバーの操作が許容され、始動レバーが操作されると役の成立に関する内部抽選(以下、単に「役抽選」という)が行われるとともに、設定された有効ライン上を図柄が変動表示され、この状態で停止ボタンが順次操作されると、変動表示されていた図柄が当該操作の順序に応じて停止表示され、全ての回転リールの図柄が停止表示されたときに有効ライン上に停止表示された3つの図柄の組合せが、予め設定された役の入賞図柄の組合せ(以下、単に「入賞図柄」ともいう)と一致した場合には、入賞とされて、当該役の種類に応じた数のメダルが配当として払い出されるといったものであり、遊技者は、このような一連の遊技を繰り返し、できるだけ多くのメダルを獲得しようと楽しむものである。
上記役抽選で抽選の対象となる役は複数種類あり、これら役ごとに入賞図柄が設定されている。役の一般例としては、入賞により遊技者にとって有利なボーナス遊技を所定の期間行うことができ、この期間に大量のメダルを獲得することができるビッグボーナス(BB)役、レギュラーボーナス(RB)役などと称されるボーナス役、入賞時に1度だけメダルの配当が得られる小役、さらにはメダルの配当は得られないが次回同じ有効ラインの設定態様において再遊技を行うことができるリプレイ役(再遊技役)と称されるものなどがある。ここでボーナス役の当選は、ボーナス役が入賞するまで次遊技以降へと持ち越されるが、小役及びリプレイ役の当選は、次遊技へ持ち越されることはなく、当選した遊技において入賞が成立されなかった場合には消滅するようにされている。
このような従来のスロットマシンにおいて、上記役抽選は、1遊技で最大1つの役しか当選しないように設計されていたが、特許文献1に、1遊技において複数種類の役を重複当選させることが開示されている。
この特許文献1に記載のスロットマシンでは、1遊技に複数種類の役が重複当選した場合に、これら当選役の複数種類の入賞図柄を同時に有効ライン上に停止可能とされ、複数種類の入賞図柄が同時に有効ライン上に停止された場合には、抽選によりいずれか1つの役の入賞のみを有効にするようにしている。
特開2004−222873号公報
しかしながら、この従来のスロットマシンでは、役抽選においては同時に複数種類の役が同時当選するものの、複数種類の入賞図柄が有効ライン上に停止した場合には抽選でそのうちの1つが選ばれることになるので、遊技者から見れば、役抽選で1つの役が当選したことと同じことであり、複数種類の入賞図柄が有効ライン上に停止し、配当や価値が小さいほうの役が入賞とされたときには、反って遊技者の感情を逆なですることになる。
つまり、遊技者は、スロットマシンの遊技性、遊技目的ゆえに、ボーナス役等の大きな価値の役の入賞図柄に意識、注意を払いながらリールの停止操作しがちであり、例えばボーナス役を含む複数種類の入賞図柄が有効ライン上に停止した場合、遊技者の目は、先ずボーナス役の入賞図柄が有効ライン上に成立していることにいく。したがって、その後、抽選により、ボーナス役が入賞とならずに、価値の小さい役である小役等の入賞が選択された場合には、この小役等の入賞した喜びなど忘れ、逆に怒り、苛立ちを覚えることになり、はたまたマシンが故障、エラーしたのではないかという誤認をさせることになり、遊技意欲を損なわせることが危惧される。
そこで、本発明は、1遊技における役抽選で複数種類の役を同時に重複当選可能としたスロットマシンにおいて、これら同時に重複当選した役のうち何れの役を入賞できるかを遊技者の操作に委ねることにより、遊技性を深めた遊技者参加型のスロットマシンを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、1遊技における役抽選で複数種類の役を同時に重複当選可能とし、これら重複当選した役ごとにその入賞図柄の有効ライン上への停止表示を許容する停止ボタンの操作順(押し順)を定め、実際に遊技者により操作された停止ボタンの押し順が上記定めた押し順のいずれかに対応する場合には、その押し順に対応する役を入賞可能とするようにしたときには、単なる機械任せではない遊技者参加型のスロットマシンとし得ることを見出した。すなわち、本発明は、次の(1)〜(5)のスロットマシンに係るものである。
(1)複数の図柄変動列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、上記図柄が停止表示されたときに、各図柄変動列の一部の図柄が横並びとして視認できるように設けられた表示窓と、上記表示窓内において複数の図柄変動列を横切る賭けラインのうち、投入された遊技媒体の数に応じた数の賭けラインを有効化して有効ラインを設定する有効ライン設定手段と、上記有効ラインが設定されていることを条件として上記図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、上記始動操作手段が操作されることを契機として複数種類の役の成立に関する抽選を行うための役抽選手段と、上記複数の図柄変動列毎に対応して設けられ、上記図柄変動列による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、上記停止操作手段が操作されることに応じて、該停止操作手段に対応する上記図柄変動列の図柄の停止表示を実行する停止制御手段と、上記役抽選手段による抽選で当選した役にかかる入賞図柄の組合せが、上記有効ライン上に停止表示されたときに入賞と判定し、入賞した役に応じた数の遊技媒体の払出を行う入賞判定手段と、を備えたスロットマシンにおいて、上記役抽選手段は、一遊技における抽選において複数種類の役を重複当選させることができ、上記役抽選手段による抽選で複数種類の役が重複当選したときに、この重複当選した役毎に、その入賞図柄の組合せが上記有効ライン上に停止表示することを上記停止制御手段に許容させるための上記複数の停止操作手段の操作順序を、異なる操作順序として決定する操作順序決定手段を備えることを特徴とするスロットマシン。
上記(1)のスロットマシンによれば、一遊技における役の抽選で複数種類の役を当選させ、この当選役ごとに複数の停止操作手段の操作順序を決め、遊技者が何れの操作順序により図柄変動列を停止表示させたかによって入賞可能な役が決まることになる。よって、遊技結果に遊技者の意志を反映することができ、遊技者参加型の遊技とすることができる。また、全ての図柄変動列の図柄が停止表示されたときには、有効ライン上に2つ以上の入賞図柄の組合せ(以下、単に入賞図柄というときもある)が揃うことはなく、遊技者に無用な怒り、苛立ち、誤認を与えることがない明白な遊技を提供することができ、遊技者の遊技意欲を向上することができる。
なお、本発明のスロットマシンにおいて、一遊技とは、遊技媒体の投入から全図柄変動列の図柄の停止表示までの1サイクルをいう。
(2)上記(1)のスロットマシンにおいて、上記停止制御手段は、上記図柄変動列の図柄の変動表示を停止表示させるタイミングを上記停止操作手段の操作タイミングから所定の範囲内で遅らせることができ、上記役抽選手段による抽選で重複当選する複数種類の役の入賞図柄の組合せを構成する図柄は、上記図柄変動列において上記所定の範囲内に少なくとも1つ存在する間隔で配列されており、上記操作順序決定手段によって決定された操作順序により上記複数の停止操作手段が操作されたときには、上記停止制御手段は、上記所定の範囲内で各図柄変動列の図柄の停止表示を行うタイミングを調節することにより、上記操作順序決定手段により決定された操作順序に対応する役の入賞図柄の組合せを上記有効ライン上に停止表示させることを特徴とするスロットマシン。
上記(2)のスロットマシンによれば、一遊技で重複当選する複数種類の役の入賞図柄を、停止制御手段が各図柄変動列において図柄を停止表示させるタイミングを調節可能な範囲に少なくとも1つは配列した図柄(所謂、引き込み図柄)から構成しているので、遊技者による停止操作手段の操作順序が操作順序決定手段により決定された操作順序のいずれかであった場合には、その操作順序に対応する役の入賞図柄を有効ライン上に必ず停止表示することができる。したがって、操作順序が当たっているのに入賞が得られなかったかもしれないという、遊技者の疑念を払拭することができ、遊技意欲をより向上することができる。
本発明の上記(1)又は(2)のスロットマシンにおいて、一遊技における役抽選で複数種類の役が当選した場合に、その旨を、ランプや表示器を用いた光、表示、或いはスピーカーを用いた音声などにより遊技者に告知するための重複当選告知手段を設けるようにしてもよい。この告知手段を設けたときには、遊技者に操作順序を意識させて複数の停止操作手段の操作を行わせることができ、遊技をより一層明白でき、遊技者の遊技意欲をさらに一層向上させることができる。
(3)上記(1)又は(2)のスロットマシンにおいて、上記役抽選手段により抽選される複数種類の役には、入賞すると、遊技状態を遊技者にとって遊技媒体を獲得するのに有利なボーナス遊技状態へ移行させるボーナス役、上記遊技媒体の投入を伴うことなく同じ上記有効ラインの設定態様で上記始動操作手段による上記図柄の変動表示の開始を許容する再遊技役、及び遊技状態を、上記役抽選手段による抽選において上記再遊技役の当選確率を高く変化させた高確率再遊技状態へ移行させる特定の役が含まれ、上記重複当選する複数種類の役に上記特定の役が含まれることを特徴とするスロットマシン。
上記(3)のスロットマシンによれば、一遊技における役抽選で複数種類の役が当選し、これら当選した役に特定の役が含まれている場合に、遊技者による停止操作手段の操作順序が上記特定の役の入賞を許容する操作順序であり、当該特定の役の入賞図柄が有効ライン上に揃って入賞が生じたときには、遊技状態が再遊技役の当選確率がより高められた高確率再遊技状態へ移行されることになる。遊技状態が高確率再遊技状態に移行することにより、再遊技役の入賞する確率が高くなるので、遊技媒体の投入量(消費)を軽減して遊技を繰り返すことができ、遊技者にとってより好ましいボーナス役が当選或いは入賞するまでに必要な遊技媒体の数量を軽減することができる。よって、特定の役を入賞させることを目的とした操作順序による停止操作手段の操作を遊技者に行わせることができ、遊技者を遊技により集中させることができる。
(4)上記(3)のスロットマシンにおいて、上記特定の役には、その入賞により上記高確率再遊技状態へ移行したときに提供される遊技回数が異なる複数種類があることを特徴とするスロットマシン。
上記(4)のスロットマシンによれば、一遊技における役抽選で当選する複数種類の役に複数種類の特定の役を含めることができる。よって、遊技者による停止操作手段の操作順序が、何れの特定の役を入賞に導くかの一要件とし得、より興趣性に富んだ遊技を遊技者に提供することができる。
(5)上記(4)のスロットマシンにおいて、上記複数種類の特定の役は、入賞した場合に、いずれも同数の遊技媒体の払出を伴う役であることを特徴とするスロットマシン。
上記(5)のスロットマシンによれば、一遊技における役抽選で当選する複数種類の役に複数種類の特定の役を含めることができ、しかもこれら特定の役は、入賞したときの遊技媒体の払出数は同数とされるが、この遊技媒体の払出にともなって提供される高確率再遊技状態での遊技回数をそれぞれ異ならせて設定しているので、各特定の役の入賞による配当の大小を実質的な利益としての遊技媒体の払出数ではなく、利益が予測できない高確率再遊技状態での遊技回数の差として差別化することにより、複数の特定の役を異なる種類の役としている。したがって、遊技者に対して、これまでにない役の提供の仕方ができるとともに、遊技者自身の判断による停止操作手段の操作順序により、何れの特定の役を入賞に導けるかが決定されるというより一層興趣性に富んだ遊技を遊技者に提供することができる。
(6)上記(3)〜(5)のいずれかのスロットマシンにおいて、上記高確率再遊技状態における上記役抽選手段による一遊技の抽選で重複当選される複数種類の役には、入賞すると上記高確率再遊技状態を終了させる役が含まれていることを特徴とするスロットマシン。
上記(6)のスロットマシンによれば、高確率再遊技状態における役抽選で重複当選が生じ、遊技者による操作順序で停止操作手段の操作が行われたときに入賞した役の種類によっては高確率再遊技状態が終了することがある遊技とし得る。したがって、高確率再遊技状態中も遊技者に高確率再遊技状態を終了させる役が入賞しないように意識させた操作順序で停止操作手段の操作を行わせることができ、さらに一層興趣性に富んだ遊技とできるとともに、遊技者をより一層遊技に集中させることができる。
本発明によれば、遊技者の操作の仕方によって遊技結果が異ならせることができるより興趣性に富んだ遊技者参加型のスロットマシンを提供することができ、遊技者を遊技に集中させるとともに、遊技意欲を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態においては、3個の回転リール式の図柄表示手段を備えたスロットマシンに対して本発明を適用した場合の例について示すが、本発明はこれに限られることなく、さらに多くの回転リールを用いたものや液晶リール式の図柄表示手段を備えたスロットマシンにも適用可能である。
<実施の形態1>
[外観構成]
図1〜図4を参照して、本実施の形態1に係るスロットマシン1は、前面が開放している箱形の筐体2と、この筐体2に対して開閉自在に取り付けられている前扉3とを備えている。
前扉3の中央部正面には、正面パネル4が装着されている。この正面パネル4の主要部には、表示窓5が形成されている。この表示窓5は、主として、筐体2内の3つの回転リール6L,6C,6Rを観察するためのものであって、各リール6L,6C,6Rの外周面には、それぞれ、ボーナス役図柄、小役図柄及びリプレイ役図柄を含む、複数種類の役図柄が周方向に沿って描かれている。これらの図柄は、表示窓5を通して3つずつ観察される。表示窓5及び各リール6L,6C,6Rの両者は、正面パネル4上において遊技者に対面している。
表示窓5の左側には、5つの賭けライン表示ランプ7A,7B,7C,7D,7Eが設けられている。これら5つの賭けライン表示ランプ7A〜7Eは、1遊技における有効ラインを示すために点灯するランプである。他方、表示窓5の右側には、スタートランプ8、投入指示ランプ9、リプレイタイム告知ランプ10、重複当選告知ランプ11及びゲームオーバーランプ12が設けられている。スタートランプ8は、遊技が開始できる状態となった場合に点灯又は点滅するランプである。投入指示ランプ9は、メダルをスロットマシン1に投入できる状態である場合に点灯するランプである。RT告知ランプ10は、遊技状態が高確率再遊技状態(以下、「RT」という)に移行した場合に点灯するランプである。重複当選告知ランプ11は、役抽選で複数種類の役が同時当選したときに点灯するランプである。ゲームオーバーランプ12は、遊技が終了したときに点灯するランプである。これらランプ8〜12は、正面パネル4の上方から下方に向かってこの順で配置されている。
ここに、「RT」とは、役の成立に関する抽選(役抽選)において、リプレイ(RP)役が高確率で当選する遊技状態のことであり、通常遊技状態においてハズレ(非当選)となる確率を減らし、RP役の入賞頻度を高くすることにより、遊技媒体であるメダルの減量を軽減乃至防止するようにした遊技状態をいう。なお、本実施の形態1では、上記RT告知ランプ10は、使用しないものである。
表示窓5上には、当該表示窓5の窓面を通過する5本の賭けライン13A,13B,13C,13D,13Eが設けられている。具体的には、第1の賭けライン13Aは、表示窓5の中段において水平に延びており、この賭けライン13Aの左端に第1の賭けライン表示ランプ7Aが配置されている。第2の賭けライン13Bは、表示窓5の上段において水平に延びており、この賭けライン13Bの左端に第2の賭けライン表示ランプ7Bが配置されている。第3の賭けライン13Cは、表示窓5の下段において水平に延びており、この賭けライン13Cの左端には第3の賭けライン表示ランプ7Cが配置されている。第4の賭けライン13Dは、表示窓5の左上段から右下段に向かって斜め下方向に延びており、この賭けライン13Dの左端には第4の賭けライン表示ランプ7Dが配置されている。第5の賭けライン13Eは、表示窓5の左下段から右上段に向かって斜め上方向に延びており、この賭けライン13Eの左端には第5の賭けライン表示ランプ7Eが配置されている。
表示窓5の下方には、払出数表示器14、ゲーム数表示器15及びクレジット数表示器16が設けられている。払出数表示器14は、入賞が発生した場合に遊技者に対して払い出されるメダル数を表示する表示器である。ゲーム数表示器15は、ボーナスゲーム中の小役ゲーム数及びJACゲーム数、RT中の残りゲーム数などを表示する表示器である。クレジット数表示器16は、遊技者が所有する有価価値としてスロットマシン1にクレジットされているメダル数を表示する表示器である。これら表示器14〜16は、7セグメント表示器であって、正面パネル4上で左から右に向かってこの順で配置されている。
前扉3の上部には、上パネル17が装着されている。この上パネル17の中央部には、液晶表示装置(以下、「LCD」という)18が設けられている。このLCD18は、遊技に関する種々の演出などを表示により行うための手段であって、例えば遊技中の演出画像を各種遊技状態のときごとに異なるものとして表示したり、ボーナス役が内部当選している旨を画像表示により告知したり、遊技にリンクした演出情報などを表示する。なお、代替的に、LED表示装置やEL表示装置を採用して上記遊技演出情報を表示するようにしてもよい。LCD18を挟んだ左右両側には、スピーカー19A,19Bが配置されており、この左右一対のスピーカー19A,19Bは、上パネル18に嵌め込まれている。これらのスピーカー19A,19Bは、LCD18に表示された演出画像に対応した演出音、遊技状態に応じた効果音等を出力するための手段である。他方、前扉3の下部には、下パネル20が装着されている。この下パネル20には、機種名及びイメージデザイン等が印刷されており、その下方には、メダル払出口21及びメダル受け皿22が設けられている。
正面パネル4と下パネル20との間には、操作部23が設けられている。この操作部23には、メダル投入口24、ベットボタン25、始動レバー26、停止ボタン27L,27C,27R及び精算ボタン28が備えられている。メダル投入口24は、操作部23の上面の右側に配置されている。ベットボタン25は、投入口24から投入されたメダルを何枚賭けるかを設定する際に使用されるボタンであって、操作部23の上面において始動レバー26及び左停止ボタン27Lの両者の中間位置に配置されている。始動レバー26は、遊技を開始する際に使用されるレバーであり、他方停止ボタン27L,27C,27Rは、リール6L,6C,6Rの回転を停止させる際に使用されるボタンである。具体的には、左停止ボタン27Lを操作すると、左リール6Lの回転が停止する。中停止ボタン27Cを操作すると、中リール6Cの回転が停止する。右停止ボタン27Rを操作すると、右リール6Rの回転が停止する。これら停止ボタン27L,27C,27Rは、操作部23の正面中央部において各リール6L,6C,6Rに対応して配置されている。これに対して、始動レバー26は、操作部23の正面において停止ボタン27L,27C,27Rの左側に配置されている。精算ボタン28は、スロットマシン1にクレジットされたメダルを精算する際に使用されるボタンであって、操作部23の正面において始動レバー26の左側に配置されている。
本スロットマシン1では、遊技はクレジットモードで進行される。すなわち、1遊技毎にベットボタン25が1回押されると、3枚のメダルが賭け対象となり、上記の5本の賭けライン13A〜13Eの全てが有効化される。このとき、上記の5つの賭けライン表示ランプ7A〜7Eが点灯する。
かかるクレジットモードでは、上記有効化された賭けライン(有効ライン)13A〜13Eの何れかのライン上で入賞図柄の組合せが揃い、それによって入賞が成立した場合には、この入賞の発生に伴いクレジットの上限を超えない範囲で払い出されるメダル数がクレジットとしてスロットマシン1にストアーされる。クレジットの上限を超える場合には、その上限を超えた数のメダルが払出口21から受け皿22に払い出される。
上記のクレジットモードの手順に則して賭け対象となるメダルの枚数が設定されると、制御装置100(図7参照)は、この設定された賭け枚数分のメダルを取り込む。このメダルの取り込みにより、遊技を開始する条件が整う。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。このスタートランプ8の作動状態において、始動レバー26が操作されると、制御装置100は、全てのリール6L,6C,6Rを一斉に回転させる。
各停止ボタン27L,27C,27Rを押圧操作すると、その操作に対応するリールの回転が停止する。全リール6L,6C,6Rの回転が停止したときに、有効ライン上に入賞図柄の組合せの1つが停止表示する(揃う)と、制御装置100は、成立した入賞役の種類に従って、予め定められている枚数のメダルを上記メダルの入力モードに応じた態様で遊技者に払い出す。
図2を参照して、LCD18の左側部領域とスピーカー19Aとの間、及びLCD18の右側部領域とスピーカー19Bとの間には、LCD18に表示される複数の遊技履歴画像のうち所望の遊技履歴画像に切り替え表示を行わせるための切り替えボタンK,Fが、各々上下方向に並ぶように、合計4個設けられている。このLCD18は、左右の側縁がスピーカー19A,19Bと隣接する程度に大きな横幅寸法を有すると共に、その上端縁が前扉3の上端縁に隣接し、且つ、その下端縁が表示窓5の上端縁に隣接する程度に大きな縦幅寸法を有する、非常に大きな表示面を備えている。そのため、LCD18では、一度に多くの表示内容が同時に表示される。具体的には、LCD18の3分の1の領域に種々の遊技履歴画像に切り替えるためのメニュー画面が表示され、残りの3分の2の領域にキャラクターなどを用いた演出画像などが表示される。上記遊技履歴画像のメニューとしては、ボーナス遊技における最高メダル獲得枚数や、1日のボーナス役入賞回数、前回のボーナス遊技から現在までの遊技回数、メダル払出枚数とメダル投入枚数との関係をグラフ化した表、或いは、遊技に関する説明などを例示することができる。これら例示したメニューが予めLCD18上に表示される。切り替えボタンKには、複数のメニューのうちから所望のメニューを選択できるように、表示画面上でカーソルを進む方向に移動させるための第1のカーソル移動ボタンK1と、表示画面上で同様にカーソルを戻す方向に移動させるための第2カーソル移動K2とが含まれている。他方、切り替えボタンFには、カーソル移動ボタンK1,K2によって移動したカーソルが示すメニュー内容の遊技履歴画像に切り替えるか否かを決定するための決定ボタンF1と、この切り替えられた遊技履歴画像を元の画像に戻すためのキャンセルボタンF2とが含まれている。
[内部構成]
図5及び図6を参照して、筐体2内には、リール6L,6C,6R、各リール6L,6C,6Rの駆動源であるステッピングモーターSML,SMC,SMR、ホッパー30及び確率設定ボックス31が備えられている。
リール6L,6C,6Rは、図5に示すように、筐体2内の中央部に配置されており、これらリール6L,6C,6Rを基準として、ホッパー30及び確率設定ボックス31の設置箇所が決定されている。図6に示すように、各リール6L,6C,6Rの回転軸61は、それぞれ、筐体2内のブラケット32に回転自在に支持されており、当該各回転軸61の端部が各ステッピングモーターSML,SMC,SMRの出力軸に結合されている。
ホッパー30は、メダルの貯留・放出を行うための手段であって、図5に示すように、リール6L,6C,6Rの下方において、筐体2の底面に取り付けられている。他方、確率設定ボックス31は、ホッパー30の左側において、筐体2の底面に取り付けられている。
[電気的構成]
図7を参照して、上記のスロットマシン1の制御装置100は、マイクロコンピューターであって、CPU1001、RAM1002、ROM1003、クロックパルス発生回路1004、乱数発生器1005、モーター駆動制御回路1006、ランプ駆動制御回路1007、表示器駆動制御回路1008、LCD駆動制御回路1009、音出力制御回路10010及びホッパー駆動制御回路10011を備えている。
CPU1001は、スロットマシン1の制御中枢を司るものであって、ROM1003に記憶されているプログラムに従って種々の制御を行う。このCPU1001の制御対象としては、ステッピングモーターSML,SMC,SMR、各種のランプ7A〜7E,8〜12、各種の表示器14〜16、LCD18、スピーカー19A,19B及びホッパー30を挙げることができる。これら各制御要素に対する制御信号は、それぞれ、モーター駆動制御回路1006、ランプ駆動制御回路1007、表示駆動制御回路1008、LCD駆動制御回路1009、音出力制御回路1009及びホッパー駆動制御回路10011を介して、CPU1001から与えられる。
CPU1001には、ベットボタン25、始動レバー26、停止ボタン27L,27C,27R及び精算ボタン28の各操作信号と、メダル投入検知センサー200及びメダル排出検知センサー300の各センシング出力と、回転位置検出回路400の回転位置検出信号と、キースイッチSW1、確率設定スイッチSW2及びリセットスイッチSW3の各スイッチング信号とが与えられる。
停止ボタン27L,27C,27Rの操作信号は、リール停止信号処理回路500によって所定の処理が施された後、リール停止信号としてCPU1001に入力される。
メダル投入検知センサー200は、メダル投入口24から投入されたメダルを検知するためのセンサーであって、メダル投入口24に関連して設けられている。他方、メダル排出検知センサー300は、ホッパー30のメダル放出位置に関連して設けられており、そのセンシング信号は、メダル排出完了信号処理回路600によって所定の処理が施された後、メダル排出完了信号としてCPU1001に入力される。
回転位置検出回路400は、各リール6L,6C,6Rの回転位置を検知するための回路であって、各リール6L,6C,6Rに関連して設けられている光センサーや、各ステッピングモーターSML,SMC,SMRの近傍に設けられているロータリーエンコーダを含んでいる。各リール6L,6C,6Rの回転が停止したときに、CPU1001は、回転位置検出回路400の検出信号に基づいて、有効ライン上での当該各リール6L,6C,6Rの停止図柄の種類を特定する。
キースイッチSW1、確率設定スイッチSW2及びリセットスイッチSW3は、確率設定ボックス31に内蔵されている。キースイッチSW1は、遊技モードと確率設定モードとを互いに切り替えるためのスイッチである。他方、確率設定スイッチSW2は、役成立抽選に関する当選確率の設定を切り替えるためのスイッチであって、そのスイッチング信号は、キースイッチSW1によって確率設定モードになっている場合に限り、CPU1001に入力が受け付けられる。
遊技を開始するために、遊技者によって始動レバー26が操作され、その操作信号が入力されると、CPU1001は、リール6L,6C,6Rの回転を開始させるべく、モーター駆動制御回路1006を介してステッピングモーターSML,SMC,SMRに始動信号を出力する。その結果、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動表示が開始される。他方、リール6L,6C,6Rの回転を停止するために、遊技者によって停止ボタン27L,27C,27Rが押圧操作され、その操作信号が入力されると、CPU1001は、操作された停止ボタンに対応するリールの回転を停止させるべく、モーター駆動制御回路1006を介してステッピングモーターSML,SMC,SMRに停止信号を出力する。その結果、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が順次停止表示される。
RAM1002は、CPU1001と互いにインターフェイスをとっており、CPU1001のワーキングエリアとして機能する。具体的には、遊技や図柄変更の制御に必要なフラグや変数の値の書き込み及び読み出しなどが行われる。
ROM1003には、スロットマシン1を制御して遊技を進行するための遊技プログラム、遊技プログラムで用いる変数の初期値、図柄の組合せと乱数との対応関係を示すデータ群などが格納されている。
クロックパルス発生回路1004は、基準クロックパルスを発生させるための回路であって、発生させた基準クロックパルスをCPU1001に供給する。
乱数発生器1005は、上記の役の成立に関する電子抽選などをマシン1内部で行う際に用いられる乱数を発生させ、この発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出するための手段であって、抽出した乱数をCPU1001に供給する。例えば、役成立抽選を行うに際して乱数を発生させるコマンドが、CPU1001から乱数発生器1005に対して与えられると、乱数発生器1005は、所定の範囲の乱数を発生させ、その乱数の値を示す信号をCPU1001に出力する。
ランプ駆動制御回路1007は、CPU1001からの指示信号に基づいてランプ駆動信号を生成し、この生成したランプ駆動信号を各種のランプ7A〜7E,8〜12に与える。その結果、各種のランプ7A〜7E,8〜12は、所定の事象を告知するために点灯又は点滅する。
表示器駆動制御回路1008は、CPU1001からの指示信号に基づいて表示器駆動信号を生成し、この生成した表示器駆動信号を各種の表示器14〜16に与える。その結果、各種の表示器14〜16は、所定の事象を表示する。
LCD駆動制御回路1009は、CPU1001からの指示信号に基づいてLCD駆動信号を生成し、この生成したLCD駆動信号をLCD18に与える。その結果、LCD18は、その表示面上に種々の遊技演出情報を表示する。
音出力制御回路10010は、CPU1001からの指示信号に基づいて音出力信号を生成し、この生成した音出力信号をスピーカー19A,19Bに与える。その結果、スピーカー19A,19Bは、遊技状態に応じた効果音等を含む演出音を発する。
ホッパー駆動制御回路10011は、CPU1001からの指示信号に基づいてホッパー駆動信号を生成し、この生成したホッパー駆動信号をホッパー30に与える。その結果、ホッパー30は、貯留しているメダルを受け皿22に放出する。
[リールの図柄配列と役の種類]
図8(A)を参照して、各リール6L、6C、6Rの周面に設けられた図柄の配列について説明する。各リール6L、6C、6Rには、21個の図柄が配列され、例えばベルを模した「ベル」図柄、及び文字からなる「REPLAY」図柄は、全てのリール6L、6C、6Rにおいて後述する引き込み最大コマ数である4コマずれた場合に引き込み可能な5コマ以内の間隔で配置されている。その他チェリーを模した「チェリー」図柄、数字からなる「7」図柄、文字からなる「BAR」図柄、及びプラムを模した「プラム」図柄が、左リール6L、中リール6C及び右リール6Rに所定のコマ間隔で配置されている。
図8(B)を参照して、各種役とこれら役の入賞図柄の組合せ及び入賞時の配当について説明する。役抽選の抽選対象となる役としては、ボーナス役としてビッグボーナス(BB)役及びレギュラーボーナス(RB)役、リプレイ(RP)役、並びに小役としてチェリー役、ベル役A、ベル役B、ベル役C及びベル役Dが設けられており、「7」図柄が有効ライン上に3つ揃って並ぶとBB役が入賞となり、遊技状態がビッグボーナス遊技状態に移行される。有効ライン上に図柄が「BAR」−「BAR」−「BAR」と3つ並ぶとRB役が入賞となり、遊技状態がレギュラーボーナス遊技状態に移行される。「REPLAY」図柄が有効ライン上に3つ並ぶとRP役が入賞となり、メダルをベットすることなく同じ条件のゲーム(再遊技)が提供される。「チェリー」図柄が、左リール6L上の有効ラインに停止表示されると、小役であるチェリー役が入賞となりメダル10枚が配当として払出される。有効ライン上に「ベル」図柄が3つ揃って並ぶとベル役Aが入賞となり、メダル15枚が配当として払出される。有効ライン上に図柄が「ベル」−「ベル」−「REPLAY」と並ぶとベル役Bが入賞となり、メダル8枚が配当として払出される。有効ライン上に図柄が「ベル」−「REPLAY」−「ベル」と並ぶとベル役Cが入賞となり、メダル6枚が配当として払出される。有効ライン上に図柄が「REPLAY」−「ベル」−「ベル」と並ぶとベル役Dが入賞となり、メダル2枚が配当として払出される。なお、「プラム」図柄はいかなる役の入賞図柄の組合せをも構成しない図柄である。
このように、各種役と図柄の組合せが対応付けられており、例えば、ベル役A〜ベル役D及びRP役は、後述する引き込み停止などのリール停止制御を用いることにより、これら入賞図柄の組合せを3個の停止ボタン27L、27C、27Rの押圧操作タイミングがいかなるタイミングで行われようとも有効ライン上に停止表示可能とされ、入賞させることができるようになっている。したがって、これらベル役A〜ベル役Dを、後述する重複当選可能な対象役としたときには、3個のリール6L、6C、6Rを停止させるときの停止ボタン27L、27C、27Rの押し順の種類により役を異ならせて入賞させる制御が可能となる。
[各種役の当選確率]
図9を参照して、役抽選において各種役が当選する確率について説明する。BB役及びRB役は、単独で当選する場合の当選確率は、いずれも約1/1000としている。これらBB役及びRB役は、一遊技における役抽選でチェリー役と重複当選する場合もあり、その場合の当選確率は約2/100としている。また、チェリー役は、単独でも当選する場合があり、その場合の当選確率は、約16/1000とされている。リプレイ役は、単独で当選する役とされ、その当選確率は、約140/1000とされている。ベル役A〜ベル役Dは、一遊技における役抽選において同時に重複当選する役とされ、ベル役Aとベル役Dとが重複当選する確率、ベル役Bとベル役Dとが重複当選する確率、ベル役Cとベル役Dとが重複当選する確率、ベル役Aとベル役Bとが重複当選する確率、及びベル役Bとベル役Cとが重複当選する確率は、すべて約90/1000とされている。
なお、本実施の形態1のスロットマシン1において、ボーナス役の当選(当選フラグ)は、成立したときの遊技において入賞が果せなかったとしても、入賞するまで次遊技以降へと持ち越されるものとされ、他方、リプレイ役及び小役の当選(当選フラグ)は、次遊技へと持ち越されることはなく、当選したときの遊技においてのみ有効とされる。また、役抽選は、一般的な、乱数発生器から抽出した乱数値を、乱数値範囲と役とが対応付けられた参照テーブルに参照する方法により行われる。
[リール停止制御]
スロットマシン1では、役抽選の抽選結果によって何らかの役が成立すると、当該当選役の当選フラグが立てられ、当選フラグが立っている役の入賞図柄が有効ライン上に揃いやくするための引き込み停止制御が実行される。他方、当選フラグが立っていない役の入賞図柄は、有効ライン上に揃わせないための蹴飛ばし停止制御が実行される。但し、ボーナス役と小役とが同時に当選した(当選フラグが共存する)場合は、小役の入賞図柄を優先して引き込み停止制御が実行される。また、複数種類の小役が同時に当選し、複数の小役の当選フラグが立っている場合には、後述する押し順抽選が行われ、当選している小役ごとに異なる押し順が割り振られ、3個のリール6L、6C、6Rを停止させるときの停止ボタン27L、27C、27Rの操作順序(押し順)により、引き込み停止させる入賞図柄を決めて優先順位をつけていおり、いずれの小役の押し順にも該当しない押し順で停止ボタン27L、27C、27Rが操作されたときには、これら小役の入賞図柄は、蹴飛ばし停止制御され、いずれの役の入賞も成立しないように制御される。
なお、引き込み停止制御とは、リールの回転及び停止による図柄の変動状態及び停止状態を見るための表示窓5の領域を遊技者が視認しつつ3つの停止ボタン27L,27C,27Rを操作したときに、その操作タイミングと、フラグ成立している当選役の入賞図柄が有効ライン上を通過するタイミングとの間にズレがあっても、所定の範囲内のズレであれば入賞図柄を有効ライン上に引き込んで(停止表示させるタイミングを遅延させることにより調節して)停止するようにするリールの停止制御である。具体的には、リール6L〜6Rに対応したカウンタが設けられており、CPU1001は、ステッピングモーターSML,SMC,SMRに駆動パルスを出力したときは対応するカウンタを駆動パルス数だけインクリメントするとともに、位置検出センサーがリール6L,6C,6Rの基準回転位置を検出したときはカウンタをリセットするようにしている。このようにして、CPU1001は、カウンタのカウント値に基づいてリール6L,6C,6Rの基準回転位置からの現在の回転位置を判断する。しかし、回転位置を判断できてもどの図柄で停止するかを判断できなければ、引き込み制御は実現できないため、このような図柄の判断のために各リール6L,6C,6Rにおける図柄の配列情報である図柄テーブルを利用する。つまり、リール停止信号処理回路500から、各停止ボタン27L,27C,27Rに対する操作信号がCPU1001に通知される。この通知を受けたCPU1001は、リール6L,6C,6Rの回転位置と図柄の種類との位置関係を記憶した図柄テーブルを利用して、入賞図柄を有効ライン上に停止させるための引き込みコマ数を設定し、モーター駆動制御回路1006から停止信号をステッピングモーターSML,SMC,SMRに送信してリールの引き込み停止動作を実行するのである。このように、リール6L,6C,6Rの外周のどの位置にどのような図柄が設けられているかを示す図柄テーブルを利用することによって、引き込み制御が実行できるのである。このような引き込み制御は、一般的に国内においてパチスロとも呼ばれるスロットマシンにおいて周知の技術である。なお、このような引き込み制御を行えるのは、目標とする図柄から所定の数以内のコマズレ、すなわち引き込み最大コマ数(許容コマ数)以内であれば、どのようなタイミングで遊技者が停止操作を行ったとしてもフラグ成立している当選役の入賞を成立させるための図柄を停止表示することが可能となっている。
一方、役抽選により当選していない役(当選フラグが成立していない役)の入賞図柄(の組合せ)が有効ライン上に揃うことを防止したり、何れかの役の当選フラグが存在する場合であっても、後述する押し順抽選で決定された押し順以外の押し順で停止ボタン27が操作された場合に、何れの役の入賞図柄をも有効ライン上に揃わせないようにしたりするために蹴飛ばし停止制御(ハズレ図柄の組合せを有効ライン上に引き込んで停止表示させる引き込み停止制御)が利用される。つまり、蹴飛ばし停止制御とは、入賞が許容された入賞図柄以外の入賞図柄の組合せを有効ライン上に停止させないためのリール停止制御である。具体的には、遊技者による停止ボタン27L,27C,27Rの操作タイミングと、当選役の入賞図柄が有効ライン上を通過するタイミングとにズレが生じなかったとしても、強制的に入賞図柄を有効ライン上からずらせて(はずして)リール停止させる制御である。このような蹴飛ばし制御も上記パチスロにおいて一般的に使用されるものである。
なお、本実施の形態1のスロットマシン1では、この引き込み又は蹴飛ばし許容コマ数は、一般的な4コマに設定されている。
[押し順抽選]
本実施の形態1のスロットマシン1では、一遊技における役抽選で複数種類の小役が重複当選したときには、いずれの小役を優先させて入賞に導くかを決めるための押し順抽選を行う。押し順抽選は、3個のリール6L、6C、6Rを停止させるときの停止ボタン27L、27C、27Rの操作順序(押し順)である6通りの中から、重複当選した小役の入賞図柄が有効ライン上に揃うことを許容するための押し順を抽選により1つずつ対応付けるものであり、上記小役ごとに異なる押し順が抽選により決定される。そして、3個のリール6L、6C、6Rを停止させるときの停止ボタン27L、27C、27Rの操作順序が決定された押し順に合致したとき、その合致した押し順が割り振られた小役の入賞図柄を優先的に引き込むリール停止制御が行われる。
なお、本実施の形態1では、ボーナス役とチェリー役(小役)が同時当選する場合や、或いはボーナス役の当選(当選フラグ)が持ち越された状態で小役又はリプレイ役が当選する場合があるが、重複当選しているか否かの判断においてボーナス役の当選(当選フラグ)は考慮されず、ボーナス役に加えて1つの小役又はリプレイ役が当選している(当選フラグが成立している)場合は重複当選していないとみなして、押し順抽選は行わず、3個のリール6L、6C、6Rを停止させるときの停止ボタン27L、27C、27Rの操作順序がいかなる順番であろうとも小役又はリプレイ役の入賞図柄を優先して引き込み停止制御が行われる。
[通常遊技の制御の流れ]
以下、スロットマシン1を用いた遊技の一例について説明する。図10を参照して、まず、制御装置100内のCPU1001は、賭けラインが有効化されてベットが完了するのを待つ(ステップS1)。マニュアル投入モードで3枚のメダルを投入口24から投入したり、クレジットモードでベットボタン25を押してメダルをスロットマシン1に投入したりすることによって、賭けライン13が有効化されると、CPU1001は、ベットが完了したと判断し、始動レバー26が操作されるのを待つ(ステップS2)。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。
始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役の成立に関する内部抽選(役抽選)を行い何れかの役が当選するとその当選した役の当選フラグを成立(ON)させる(ステップS3)。次いで、CPU1001は、役抽選で小役の重複当選が生じたかを判定し(ステップS4)、重複当選が生じた場合には、押し順抽選を行い(ステップS5)、他方重複当選でなかった場合には押し順抽選は行われない。重複当選が生じたときには、CPU1001は、重複当選告知ランプ11を全リール6L,6C,6Rの回転が停止させられるまで点灯させる。上記押し順抽選は、後に3つのリール6L,6C,6Rを停止させるときの3つの停止ボタン27L,27C,27Rの操作順序を決定するための抽選であって、重複当選した小役に対して、それぞれ異なる押し順が、例えば左リール−中リール−右リール、左リール−右リール−中リールなど6通りの操作順序パターンの中から選択されて割り振られることとなる。なお、これらの抽選は、乱数を用いたマシン内部の電子抽選で達成される。また、小役が重複当選したか否かは、小役の当選フラグが成立しているかを確認することにより行うことができる。さらに、小役及びリプレイ(RP)役は当選フラグが成立した場合であってもそのゲームで入賞できないとその当選フラグはOFFされてしまい次ゲーム以降に持ち越されることはないが、ボーナス役(BB役及びRB役)の当選フラグは入賞が成立するまでそのON状態が以降のゲームに持ち越される。
次に、CPU1001は、全リール6L,6C,6Rの回転を開始させる(ステップS6)。このとき、LCD18に演出画像が表示されるとともに、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が開始される。
リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、リール停止処理を実行する(ステップS7)。
図11を参照して、ステップS7のリール停止処理について説明する。まず、CPU1001は、停止ボタン27L,27C,27Rが押圧されて操作されるのを待つ(ステップS21)。操作が行われると、CPU1001は、操作された押し順が上記ステップS5において各小役に対応付けられた押し順に当たっているかを判定し(ステップS22)、当たっている場合には、当たっている小役の入賞図柄を有効ライン上に引き込むリール停止制御を実行し(ステップS23)、その後処理をステップS25へ移す。なお、このとき、ボーナス役、小役又はリプレイ役の当選フラグが単独で成立している場合には、いかなる押し順であろうとも押し順が当たっているとして判定され、当該当選フラグが成立している役の入賞図柄を有効ライン上に引き込む引き込み停止によりリールの回転が停止される(スッテップS23)。また、ボーナス役と小役又はリプレイ役の当選フラグが重複成立している場合には、小役又はリプレイ役が優先され、これら小役又はリプレイ役の入賞図柄を有効ライン上に引き込む引き込み停止制御が実行される(スッテップS23)。
他方、ステップS22において押し順が当たらなかった場合及び何れの当選フラグも成立していない場合には、CPU1001は、蹴飛ばし停止制御により何れの役も成立させない態様でリールの停止制御を実行し(ステップS24)、その後処理をステップS25へ移す。
処理がステップS25に移ると、CPU1001は、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止しているかを判定し、全てのリール6L,6C,6Rが停止している場合には、本処理を終了し、未だ回転しているリール6が存在する場合には、処理をステップS21に戻す。
図10に戻って、上記ステップS7のリール停止処理が終了し、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止すると、CPU1001は、重複当選告知ランプ11を消灯した後、入賞判定を行う。有効ライン13上にボーナス役入賞図柄の組合せが揃い、ボーナス役の入賞が成立した場合には(ステップS8:YES)、CPU1001は、入賞したボーナス役の種類に応じたボーナスゲーム処理を実行し(ステップS9)、そしてボーナス役の当選フラグをOFFとする。そしてボーナスゲーム処理が終了後、処理をステップS1に戻して再びベットが行われるのを待つ。なお、ボーナスゲーム処理は公知に行われるものとすることとでき、その説明は省略する。
上記ステップS8において、ボーナス役の入賞が成立していない場合(ステップS8:NO)には、CPU1001は、小役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS10)。有効ライン13上に小役の入賞図柄の組合せが揃い、小役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、遊技者に配当をするために入賞した小役に対応した枚数のメダルの払出を行う(ステップS11)。その後、CPU1001は、小役の当選フラグをOFFとし、処理をステップS1に戻して再びベットの完了を待つ。他方、小役の入賞が成立していない場合(ステップS10:NO)には、CPU1001は、RP役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS12)。有効ライン13上にRP役の入賞図柄の組合せが揃い、RP役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、RP役の当選フラグをOFFとし、再遊技を開始すべく処理をステップS2に戻して始動レバー26の操作を待つ。
ステップS12において、RP役の入賞が成立していない場合(ステップS12:NO)には、CPU1001は、ボーナス役以外の役の当選フラグが成立していればそれをOFFとした後、直ちに処理をステップS1に戻して再びベットの完了を待つ。
このように、実施の形態1では、ステップS3の役抽選において配当メダル枚数の異なる小役がダブル当選する態様を設け、ダブル当選した小役のそれぞれに、3つの停止ボタンの組合せからなる6通りの操作順序のなかから異なる操作順序を抽選で決定し、その後のステップS7のリール停止処理において、遊技者がいかなる順番で停止ボタン27L,27C,27Rを操作するかによって、どちらの小役を当選させるか、或いは何れの小役も当選させないかを判定してリールの停止制御を行うようにしている。このとき、一度にダブル当選する小役の入賞図柄を何れも引き込み可能な図柄である「ベル」図柄及び「REPLAY」図柄から構成しているので、操作順序が当たった場合には、その操作順序に対応する小役の入賞図柄を必ず有効ライン上に引き込んで入賞を提供でき、リール停止制御も容易とされる。
<実施の形態2>
次に、スロットマシン1を用いた遊技の別の例について説明する。実施の形態1では、スロットマシン1のRT機能を用いることのない例について説明したが、この実施の形態2では、これら機能を用いたもので、小役(特定の小役)の配当としてメダルの払出に加えてRTへ移行する特典を付与するようにした例について説明する。
[役の種類]
図12を参照して、各種役とこれら役の入賞図柄の組合せ及び通常遊技中の入賞時の配当について説明する。役抽選の抽選対象となる役としては、ボーナス役としてビッグボーナス(BB)役及びレギュラーボーナス(RB)役、リプレイ(RP)役、並びに小役としてベル役、チェリー役、RT役A、RT役B及びRT役Cが設けられており、RT役A〜RT役Cについては、入賞時小役のようにメダルの配当が行われるのに加え、所定のゲーム数RT遊技が提供される特定の小役とされる。具体的には、「7」図柄が有効ライン上に3つ揃って並ぶとBB役が入賞となり、遊技状態がビッグボーナス遊技状態に移行される。有効ライン上に図柄が「BAR」−「BAR」−「BAR」と3つ並ぶとRB役が入賞となり、遊技状態がレギュラーボーナス遊技状態に移行される。「REPLAY」図柄が有効ライン上に3つ並ぶとRP役が入賞となり、メダルをベットすることなく同じ条件のゲーム(再遊技)が提供される。有効ライン上に「ベル」図柄が3つ揃って並ぶとベル役が入賞となり、メダル8枚が配当として払出される。「チェリー」図柄が、左リール6L上の有効ラインに停止表示されると、チェリー役が入賞となりメダル10枚が配当として払出される。有効ライン上に図柄が「ベル」−「ベル」−「REPLAY」と並ぶとRT役Aが入賞となり、メダル8枚が配当として払出された後、遊技状態がRTに移行されてRTが5ゲーム提供される。有効ライン上に図柄が「ベル」−「REPLAY」−「ベル」と並ぶとRT役Bが入賞となり、メダル8枚が配当として払出された後、遊技状態がRTに移行されてRTが10ゲーム提供される。有効ライン上に図柄が「REPLAY」−「ベル」−「ベル」と並ぶとRT役Cが入賞となり、メダル8枚が配当として払出された後、遊技状態がRTに移行されてRTが20ゲーム提供される。
なお、RT役A〜RT役Cは、RT中に入賞したときには、配当としてメダルが8枚払出されたのち、RTを終了させ、遊技状態を通常遊技に戻す役となる。また、「プラム」図柄はいかなる役の入賞図柄の組合せをも構成しない図柄である。
このように、各種役と図柄の組合せが対応付けられており、例えば、ベル役、RT役A〜RT役C及びRP役は、引き込み停止などのリール停止制御を用いることにより、これら入賞図柄の組合せを3個の停止ボタン27L、27C、27Rの押圧操作タイミングがいかなるタイミングで行われようとも有効ライン上に停止表示可能とされ、入賞させることができるようになっている。したがって、これらベル役、RT役A〜RT役C及びRP役を、重複当選可能な対象役としたときには、3個のリール6L、6C、6Rを停止させるときの停止ボタン27L、27C、27Rの押し順の種類により役を異ならせて入賞させる制御が可能となる。
[各種役の当選確率]
(通常遊技状態)
図13(A)を参照して、通常遊技における役抽選において各種役が当選する確率について説明する。BB役、RB役、RP役及びチェリー役は、いずれも一遊技の役抽選において単独で当選する役であり、その当選確率は、それぞれ約3/1000、約3/1000、約140/1000及び約20/1000とされている。他方、ベル役及びRT役A〜RT役Cは、一遊技における役抽選において同時に重複当選する役とされ、ベル役とRT役Aとが重複当選する確率、ベル役とRT役Bとが重複当選する確率、ベル役とRT役Cとが重複当選する確率、及びRT役AとRT役BとRT役Cとが重複当選する確率は、いずれも約90/1000とされている。
(RT遊技状態)
図13(B)を参照して、RT遊技における役抽選において各種役が当選する確率について説明する。BB役、RB役及びチェリー役は、いずれも一遊技の役抽選において単独で当選する役であり、その当選確率は、上記通常遊技状態のときと同様とされる。他方、RP役は、単独当選役でもあり重複当選役でもあり、単独当選する場合の当選確率は約800/1000と極めて高く設定されている。また、上記RP役の他、ベル役及びRT役A〜RT役Cは、一遊技における役抽選において同時に重複当選する役とされ、ベル役とRT役Aとが重複当選する確率、リプレイ役とRT役Bとが重複当選する確率、ベル役とリプレイ役とRT役Cとが重複当選する確率、及びRT役AとRT役BとRT役Cとが重複当選する確率は、いずれも約30/1000とされている。
なお、本実施の形態2のスロットマシン1においても、上記実施の形態1のときと同様に、ボーナス役の当選(当選フラグ)は、成立したときの遊技において入賞が果せなかったとしても、入賞するまで次遊技以降へと持ち越されるものとされ、他方、リプレイ役及び小役の当選(当選フラグ)は、次遊技へと持ち越されることはなく、当選したときの遊技においてのみ有効とされる。また、役抽選は、一般的な、乱数発生器から抽出した乱数値を、乱数値範囲と役とが対応付けられた参照テーブルに参照する方法により行われる。
また、RT役A〜Cは、通常遊技状態において入賞すると、メダルが配当として所定の枚数(8枚)払出された後、遊技状態をRTへと移行させる役であり、このRTは上記のようにRT役AとRT役BとRT役Cとで提供される遊技回数がことなり、これら役毎に予め定められたゲーム数を消化すると、再び通常遊技状態へ戻るように設計されているが、上記ゲーム数を消化する前であっても、RT役A〜RT役Cのいずれかが入賞した場合、或いはRT中にボーナス役が入賞した場合には、RTは終了するようにされている。
[押し順抽選]
実施の形態2のスロットマシン1では、一遊技における役抽選で小役及びRP役のなかの複数種類が重複当選するようになっており、重複当選したときには、上記実施の形態1の時と同様に、重複当選した役のうちいずれの役を優先させて入賞に導くかを決めるための押し順抽選が行われ、その後遊技者が行った停止ボタン27L、27C、27Rの操作順序によって引き込み図柄が決定するようになっている。
なお、実施の形態2のリール停止制御は、実施の形態1で説明したのと同様に行われる。また、実施の形態2において、ボーナス役の当選(当選フラグ)が持ち越された状態で小役又はリプレイ役が当選する場合があるが、この場合も実施の形態1と同様、ボーナス役に加えて1つの小役又はリプレイ役が当選している場合は、重複当選しているものとはみなさずに押し順抽選は行わず、3個のリール6L、6C、6Rを停止させるときの停止ボタン27L、27C、27Rの操作順序がいかなる順番であろうとも小役又はリプレイ役の入賞図柄を優先して引き込み停止制御が行われる。
[通常遊技の制御の流れ]
図14を参照して、まず、制御装置100内のCPU1001は、賭けラインが有効化されてベットが完了するのを待つ(ステップS31)。マニュアル投入モードで3枚のメダルを投入口24から投入したり、クレジットモードでベットボタン25を押してメダルをスロットマシン1に投入したりすることによって、賭けライン13が有効化されると、CPU1001は、ベットが完了したと判断し、始動レバー26が操作されるのを待つ(ステップS32)。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。
始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役の成立に関する内部抽選(役抽選)を行い何れかの役が当選するとその当選した役の当選フラグを成立(ON)させる(ステップS33)。次いで、CPU1001は、役抽選で小役及びRP役の重複当選が生じたかを判定し(ステップS34)、重複当選が生じた場合には、押し順抽選を行い(ステップS35)、他方重複当選でなかった場合には押し順抽選は行われない。重複当選が生じたときには、CPU1001は、重複当選告知ランプ11を全リール6L,6C,6Rの回転が停止させられるまで点灯させる。上記押し順抽選は、実施の形態1のときと同様に、後に3つのリール6L,6C,6Rを停止させるときの3つの停止ボタン27L,27C,27Rの操作順序を決定するための抽選であって、重複当選した小役に対して、それぞれ異なる押し順が、例えば左リール−中リール−右リール、左リール−右リール−中リールなど6通りの操作順序パターンの中から選択されて割り振られることとなる。
次に、CPU1001は、全リール6L,6C,6Rの回転を開始させる(ステップS36)。このとき、LCD18に演出画像が表示されるとともに、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が開始される。
リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、リール停止処理を実行する(ステップS37)。このリール停止処理は、実施の形態1のステップS7のリール停止処理と同様にして行うことができその説明は省略する(図11参照)。
上記ステップS37のリール停止処理が終了し、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止すると、CPU1001は、重複当選告知ランプ11を消灯した後、入賞判定処理を行う(ステップS38)。図15を参照して、有効ライン13上にボーナス役入賞図柄の組合せが揃い、ボーナス役の入賞が成立した場合には(ステップS41:YES)、CPU1001は、入賞したボーナス役の種類に応じたボーナスゲーム処理を実行し(ステップS42)、そしてボーナス役の当選フラグをOFFとする。そしてボーナスゲーム処理が終了後、処理をステップS31に戻して再びベットされるのを待つ。なお、ここでもボーナスゲーム処理は公知に行われるものとすることとできる。
上記ステップS41において、ボーナス役の入賞が成立していない場合(ステップS41:NO)には、CPU1001は、小役のうちRTへの移行を伴わないチェリー役又はベル役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS43)。有効ライン13上にチェリー役又はベル役の入賞図柄の組合せが揃い、チェリー役又はベル役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、遊技者に配当として所定の枚数のメダルの払出を行う(ステップS44)。その後、CPU1001は、ボーナス役の当選フラグを除く役の当選フラグをOFFとし、処理をステップS31に戻して再びベットされるのを待つ。他方、チェリー役又はベル役の入賞が成立していない場合(ステップS43:NO)には、CPU1001は、メダルの配当後にRTへの移行を伴う特定の小役であるRT役A〜RT役Cの入賞が成立したか否かを判別する(ステップS45)。有効ライン13上にRT役A〜RT役Cのいずれかの入賞図柄の組合せが揃い、RT役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、ボーナス役の当選フラグを除く役の当選フラグをOFFとし、所定数(8枚)のメダルを払出した後、遊技状態をRTへ移行して後述するRT遊技処理を行う(ステップS47)。
ステップS45においてRT役の入賞が成立してない場合には、CPU1001は、RP役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS48)。有効ライン13上にRP役の入賞図柄の組合せが揃い、RP役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、ボーナス役当選フラグを除く役の当選フラグをOFFとし、再遊技を開始すべく処理をステップS32に戻して始動レバー26の操作を待つ。
上記ステップS48において、RP役の入賞が成立していない場合(ステップS48:NO)には、CPU1001は、ボーナス役以外の役の当選フラグが成立していればそれをOFFとした後、直ちに処理をステップS31に戻して再びベットされるのを待つ。
[RT遊技処理の制御の流れ]
次に、上記ステップS47におけるRT遊技処理の一例について説明する。図16を参照して、遊技状態がRT遊技状態へ移行すると、CPU1001は、まず、RT告知ランプ10を点灯し、RTゲーム数をRTゲーム数カウンタにセットするとともに、ゲーム数表示器15に表示する(ステップS51)。具体的には、RT役Aの入賞に伴うRTのときには5ゲーム、RT役Bの入賞に伴うRTのときには10ゲーム、RT役Cの入賞に伴うRTのときには20ゲームをそれぞれRTゲーム数カウンタにセットし、ゲーム数表示器15に表示する。なお、上記RTゲーム数カウンタによる計数は、RAM1002の専用記憶部を用いて行うことができる。
次に、CPU1001は、役抽選において参照する参照テーブルを、RP役の当選確率が高確率に設定されたRT用参照テーブルに切り替える(ステップS52)。具体的には、RT期間中、CPU1001は、ROM1003からRT用の参照テーブルを読み出して用いるのである。
そして、CPU1001は、ベットが行われて賭けラインが有効化されるのを待つ(ステップS53)。賭けライン13A〜13Eが有効化されると、CPU1001は、始動レバー26が操作されるのを待つ(ステップS54)。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。
始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役の成立に関する内部抽選(役抽選)を行い何れかの役が当選するとその当選した役の当選フラグを成立(ON)させる(ステップS55)。次いで、CPU1001は、役抽選で小役及びRP役の重複当選が生じたかを判定し(ステップS56)、重複当選が生じた場合には、押し順抽選を行い(ステップS57)、他方重複当選でなかった場合には押し順抽選は行われない。重複当選が生じたときには、CPU1001は、重複当選告知ランプ11を全リール6L,6C,6Rの回転が停止させられるまで点灯させる。上記押し順抽選は、実施の形態1のときと同様に、後に3つのリール6L,6C,6Rを停止させるときの3つの停止ボタン27L,27C,27Rの操作順序を決定するための抽選であって、重複当選した小役又はRP役に対して、それぞれ異なる押し順が、例えば左リール−中リール−右リール、左リール−右リール−中リールなど6通りの操作順序パターンの中から選択されて割り振られることとなる。
次に、CPU1001は、全リール6L,6C,6Rの回転を開始させる(ステップS58)。このとき、LCD18に演出画像が表示されるとともに、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が開始される。
リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、リール停止処理を実行する(ステップS59)。このリール停止処理は、実施の形態1のステップS7のリール停止処理と同様にして行うことができその説明は省略する(図11参照)。
上記ステップS59のリール停止処理が終了し、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止すると、CPU1001は、重複当選告知ランプ11を消灯した後、入賞判定処理を行う(ステップS60)。図17を参照して、有効ライン13上にボーナス役入賞図柄の組合せが揃い、ボーナス役の入賞が成立した場合には(ステップS71:YES)、CPU1001は、RT告知ランプ10を消灯するとともにRTゲーム数カウンタ及びゲーム数表示器15の表示を初期化してRTを終了した後、処理をステップS42に移して、入賞したボーナス役の種類に応じたボーナスゲーム処理を実行する。そしてボーナス役の当選フラグをOFFとする。
上記ステップS71において、ボーナス役の入賞が成立していない場合(ステップS71:NO)には、CPU1001は、RP役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS72)。有効ライン13上にRP役の入賞図柄の組合せが揃い、RP役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、ボーナス役以外の役の当選フラグをOFFとし、再遊技を開始すべく処理をステップS54に戻して始動レバー26の操作を待つ。本RT遊技状態では、RP役が入賞したときの遊技は消化ゲーム数にカウントしないようにしている。
ステップS72においてRP役の入賞が成立してない場合には、CPU1001は、メダルの配当後にRTを終了させる小役であるRT役A〜RT役Cの入賞が成立したか否かを判別する(ステップS73)。有効ライン13上にRT役A〜RT役Cのいずれかの入賞図柄の組合せが揃い、RT役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、ボーナス役以外の役の当選フラグをOFFとし、所定数(8枚)のメダルを払出した後(ステップS74)、RT告知ランプ10を消灯するとともにRTゲーム数カウンタ及びゲーム数表示器15の表示を初期化してRTを終了した後、参照テーブルを通常遊技時のものに切替(ステップS75)、処理をステップS31に移して、遊技状態を通常遊技に戻す。
ステップS73においてRT役の入賞が成立していない場合には、小役のうちRTの終了を伴わないチェリー役又はベル役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS76)。有効ライン13上にチェリー役又はベル役の入賞図柄の組合せが揃い、チェリー役又はベル役の入賞が成立したと判断された場合には、CPU1001は、遊技者に配当として所定の枚数のメダルを払出す(ステップS77)。その後、CPU1001は、ボーナス役以外の役の当選フラグをOFFとし、処理をステップS78に移す。他方、チェリー役又はベル役の入賞が成立していない場合(ステップS76:NO)には、CPU1001は、配当を行うことなく、処理をステップS78に移す。
処理がステップS78に移ると、CPU1001は、RTゲーム数を1減算する。具体的には、RTゲーム数カウンタの数値を1減算するとともに、ゲーム数表示器15の表示を1減算したものに書替える。その後、CPU1001は、RT遊技の残りゲーム数が0になったか否かを判定する(ステップS79)。残りゲーム数が0になった場合には、CPU1001は、上記したステップS75の処理を実行してRT遊技処理を終了し、他方残りのRTゲーム数が0でない場合には、処理をステップS53に戻してRT遊技を継続する。
以上のように実施の形態2では、RTの残りゲーム数が0ではなくまだ残っている状態であっても、強制的にRT遊技を終了させる役として遊技状態をRT遊技へ移行させる役と同じRT役A〜RT役Cの3種類の役を設定しているが、本発明においてはこれに限定されず、例えば、1種類の役としてもよいし、別途特別に専用の役を設けるようにしてもよい。
また、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本明細書に添付した特許請求の範囲内での種々の設計変更及び修正を加え得るたものをも包含することは勿論である。
スロットマシン1の外観構成を示す斜視図である。 スロットマシン1の正面図である。 スロットマシン1の側面図である。 スロットマシン1の上面図である。 スロットマシン1の内部構成を示す斜視図であって、前扉を開けた状態を示す。 スロットマシン1の一部を切り欠いて示す側面図である。 スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。 実施の形態1の(A)回転リールにおける図柄配列、及び(B)役の種類と入賞図柄の組合せと配当との関係を示す説明図である。 実施の形態1の各種役の当選確率を示す説明図である。 実施の形態1の通常遊技の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1のリール停止処理の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2の役の種類と入賞図柄の組合せと配当との関係を示す説明図である。 実施の形態2の各種役の当選確率を示す説明図であり、(A)は通常遊技状態、(B)は高確率再遊技(RT)状態のときのものである。 実施の形態2の通常遊技の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2の通常遊技における入賞判定処理の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2のRT遊技処理の制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2のRT遊技における入賞判定処理の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
6L,6C,6R 回転リール
10 RT告知ランプ
11 重複当選告知ランプ
13 有効ライン
26 始動レバー
27L,27C,27R 停止ボタン
1001 CPU
1002 RAM
1003 ROM

Claims (6)

  1. 複数の図柄変動列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、
    上記図柄が停止表示されたときに、各図柄変動列の一部の図柄が横並びとして視認できるように設けられた表示窓と、
    上記表示窓内において複数の図柄変動列を横切る賭けラインのうち、投入された遊技媒体の数に応じた数の賭けラインを有効化して有効ラインを設定する有効ライン設定手段と、
    上記有効ラインが設定されていることを条件として上記図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、
    上記始動操作手段が操作されることを契機として複数種類の役の成立に関する抽選を行うための役抽選手段と、
    上記複数の図柄変動列毎に対応して設けられ、上記図柄変動列による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、
    上記停止操作手段が操作されることに応じて、該停止操作手段に対応する上記図柄変動列の図柄の停止表示を実行する停止制御手段と、
    上記役抽選手段による抽選で当選した役にかかる入賞図柄の組合せが、上記有効ライン上に停止表示されたときに入賞と判定し、入賞した役に応じた数の遊技媒体の払出を行う入賞判定手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
    上記役抽選手段は、一遊技における抽選において複数種類の役を重複当選させることができ、
    上記役抽選手段による抽選で複数種類の役が重複当選したときに、この重複当選した役毎に、その入賞図柄の組合せが上記有効ライン上に停止表示することを上記停止制御手段に許容させるための上記複数の停止操作手段の操作順序を、異なる操作順序として決定する操作順序決定手段を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 上記停止制御手段は、上記図柄変動列の図柄の変動表示を停止表示させるタイミングを上記停止操作手段の操作タイミングから所定の範囲内で遅らせることができ、
    上記役抽選手段による抽選で重複当選する複数種類の役の入賞図柄の組合せを構成する図柄は、上記図柄変動列において上記所定の範囲内に少なくとも1つ存在する間隔で配列されており、
    上記操作順序決定手段によって決定された操作順序により上記複数の停止操作手段が操作されたときには、上記停止制御手段は、上記所定の範囲内で各図柄変動列の図柄の停止表示を行うタイミングを調節することにより、上記操作順序決定手段により決定された操作順序に対応する役の入賞図柄の組合せを上記有効ライン上に停止表示させることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 上記役抽選手段により抽選される複数種類の役には、入賞すると、遊技状態を遊技者にとって遊技媒体を獲得するのに有利なボーナス遊技状態へ移行させるボーナス役、上記遊技媒体の投入を伴うことなく同じ上記有効ラインの設定態様で上記始動操作手段による上記図柄の変動表示の開始を許容する再遊技役、及び遊技状態を、上記役抽選手段による抽選において上記再遊技役の当選確率を高く変化させた高確率再遊技状態へ移行させる特定の役が含まれ、
    上記重複当選する複数種類の役に上記特定の役が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
  4. 上記特定の役には、その入賞により上記高確率再遊技状態へ移行したときに提供される遊技回数が異なる複数種類があることを特徴とする請求項3に記載のスロットマシン。
  5. 上記複数種類の特定の役は、入賞した場合に、いずれも同数の遊技媒体の払出を伴う役であることを特徴とする請求項4に記載のスロットマシン。
  6. 上記高確率再遊技状態における上記役抽選手段による一遊技の抽選で重複当選される複数種類の役には、入賞すると上記高確率再遊技状態を終了させる役が含まれていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のスロットマシン。
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