JP2014223433A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】図柄組合せA(「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」)、又は図柄組合せB(「赤7」−「RP」−「チェリー」)若しくは図柄組合せC(「白7」−「RP」−「チェリー」)が停止表示可能となる遊技において、所定の押し順でストップスイッチが操作されたときは、最大移動図柄数の範囲内に存在する図柄組合せAに係る図柄(スイカ)を有効ラインに停止させる(枚数優先)。これに対し、他の所定の押し順でストップスイッチが操作されたときは、最大移動図柄数の範囲内に存在する図柄組合せB又はCに係る図柄(中リールの「RP」、右リールの「チェリー」)を有効ラインに停止させる(個数優先)。
【選択図】図11
Description
本発明は、
複数種類の図柄を表示した複数のリール(31)と、
各前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチ(42)と、
抽選手段(61)と、
前記ストップスイッチが操作されたときに、前記抽選手段の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された時から最大移動図柄数(5図柄)の範囲内で前記リールを停止制御するリール制御手段(64)と
を備え、
前記抽選手段による抽選結果として、図柄組合せA(「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」)、又は図柄組合せB(たとえば、「赤7」−「ベル」−「RP」)若しくは図柄組合せC(たとえば、「白7」−「ベル」−「RP」)が停止表示可能となる特定抽選結果(小役2、小役4A〜4Dの重複当選)を有し、
図柄組合せA、図柄組合せB、図柄組合せCは、いずれも、有効ラインに停止するときは、1本の有効ラインに停止し、
図柄組合せAが有効ラインに停止したときの配当(12枚)は、図柄組合せB又は図柄組合せCが有効ラインに停止したときの配当(1枚)よりも多く設定されており、
複数の前記リールのうち、特定リール(中及右リール)では、図柄組合せAを構成する第1図柄(「スイカ」図柄)を有効ラインに引き込むための前記最大移動図柄数の範囲内に図柄組合せB及び図柄組合せCを構成する第2図柄(たとえば、中リールの「ベル」図柄、及び右リールの「RP」図柄)が配置され、
前記リール制御手段は、
前記特定抽選結果となった遊技において、前記ストップスイッチの押し順が前記特定リール以外の前記リールを最初に停止させる押し順(左第一停止)であり、かつ前記最大移動図柄数の範囲内に第1図柄及び第2図柄が存在する位置で前記特定リールに対応する前記ストップスイッチが操作されたときは、第1図柄を有効ラインに停止させるように制御し、
前記特定抽選結果となった遊技において、前記ストップスイッチの押し順が前記特定リールを最初に停止させる押し順(中又は第一停止)であり、かつ前記最大移動図柄数の範囲内に第1図柄及び第2図柄が存在する位置で前記特定リールに対応する前記ストップスイッチが操作されたときは、第2図柄を有効ラインに停止させるように制御する
ことを特徴とする。
図1は、本実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、遊技の進行を制御するメイン(遊技)制御手段60と、演出の出力を制御するサブ制御手段70とを備える。
メイン制御手段60は、役の抽選、リール31の駆動制御、入賞時の払出し等を制御する。メイン制御手段60は、メイン制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
また、メイン制御基板とサブ制御基板は、別体で構成されるとともに、メイン制御基板からサブ制御基板に対し、遊技に関する情報(遊技結果等)を送信可能に両者が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。
なお、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
さらにまた、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
ここで、「有効ライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させる図柄組合せラインであり、かつ、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
すなわち、本実施形態の有効ラインは、いわゆる5ラインである。
これに対し、本実施形態では、通常遊技中(特別遊技中以外)は3枚のメダルを投入して遊技を行い、特別遊技中は2枚のメダルを投入して遊技を行うように設定されているが、いずれの遊技中(通常遊技中及び特別遊技中の双方)においても、有効ラインL1〜L5の5本が当該遊技での有効ラインとなる。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像等を表示するものである。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(その役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルの払出し又は自動投入が行われる(ただし、特別役を除く)。
特別役(1BB又はRB)が入賞すると、それぞれ、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技(1BB遊技又はRB遊技)に移行する。これらの特別遊技は、特定の役(本実施形態では小役3)が高確率で当選・入賞する遊技状態であり、出玉率が1を超えるように設定されていることで、遊技者にとって有利な遊技である。
なお、他の特別役として、MB(ミドルボーナス。2BB(第2種ビッグボーナス)ともいう。)やSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
ここで、小役1における「any」とは、任意の図柄を意味する。すなわち、小役1は、左リール31の図柄(「チェリー」)のみが定められ、中及び右リール31については図柄が定められていない単リール入賞役である。したがって、左リール31の「チェリー」の図柄がいずれかの有効ラインに停止した時点で、中リール31及び右リール31の停止図柄にかかわらず、入賞となる役である。
ここで、小役4Aと小役4Bとは、左リール31の図柄のみが異なっている。同様に、小役4Cと小役4Dとは、左リール31の図柄のみが異なっている。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数(3枚)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
持ち越される役は、特別役(1BB及びRB)である。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
図5に示すように、小役2及び小役4A〜4Dは、単独で当選する場合はなく、常に同時(重複)当選するように設定されている。
なお、小役2及び小役4以外の役は、単独当選するように設定されている。本実施形態では、例えば特別役と小役やリプレイが重複当選する例は設けていないが、このような重複当選を設けてもよいのはもちろんである。
そして、図5に示すように、役抽選テーブル62Aは通常遊技の非内部中で用いられ、役抽選テーブル62Bは通常遊技の内部中で用いられ、役抽選テーブル62Cは特別遊技(1BB遊技及びRB遊技)で用いられる。
さらに、役抽選テーブル62Cは、特別役及びリプレイは抽選されず、小役3の当選確率が高く設定されている。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、すべての当選役に対応するように、1BBA、1BBB、RBA、RBB、小役1、小役2、小役3、小役4A、小役4B、小役4C、小役4D、及びリプレイの各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。
これに対し、特別役の当選は持ち越されるので、当該遊技で特別役に当選し、特別役に係る当選フラグ63aが一旦オンになったときは、その特別役が入賞するまでオンの状態が維持され、特別役が入賞した時点でオフにされる。
そして、次遊技の内部中遊技で、例えばリプレイに当選したときは、すでにオンである1BBAに係る当選フラグ63aのほか、リプレイの当選フラグ63aがオンにされる。そして、当該遊技の終了時に、1BBAが非入賞の場合は1BBAに係る当選フラグ63aのオンの状態が維持されるとともに、リプレイの当選フラグ63aはオフにされる。
1BBAテーブルは、1BBAの当選フラグ63aのみがオンであるとき、すなわち当該遊技で1BBAに当選したとき、又は当該遊技以前に1BBAに当選し、かつ当該遊技で非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、1BBA以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
先ず、小役1(チェリー)及び小役2(スイカ)において、入賞時の図柄の位置関係について説明する。なお、以下の説明では、小役2(スイカ)の当選フラグ63aがオンであり、かつ小役1(チェリー)の当選フラグ63aはオフであるものとする。
最後に、左リール31を停止させる場合、小役2を入賞させるためには、下段に「スイカ」図柄を停止させる必要がある。そして、図2に示すように、左リール31の停止時に「スイカ」図柄を下段に停止させたとき、左リール31の「チェリー」の図柄が表示窓11内(いずれかの有効ライン)に停止する場合はない。
よって、小役1には当選しておらず、かつ小役2に当選しているときは、図6(A)に示す停止形をとることが可能である。
この位置で右リール31を停止させると、中段に「スイカ」図柄が停止するため、小役2の有効ラインは、この時点で有効ラインL2に限定される。
この位置で右リール31を停止させると、下段に「スイカ」図柄が停止するため、小役2の有効ラインは、この時点では有効ラインL3又はL4となる。
さらに、右リール31の停止時に下段に「スイカ」図柄を停止させると、上段には必ず「チェリー」図柄が停止する(図2中、右リール31の10番と12番、及び18番と20番を参照)。したがって、小役2と重複当選する小役4C及び4Dを構成する右リール31の図柄を停止させることができると同時に、図6(B)のように「スイカ」図柄を中段に停止させない停止形をとることができる。
さらに、中リール31の停止時に下段に「スイカ」図柄を停止させると、上段には必ず「RP」図柄が停止する(図2中、中リール31の4番と6番、及び20番と1番を参照)。したがって、有効ラインL3に小役2の図柄の組合せをテンパイさせると同時に、有効ラインL1に小役4C及び4Dの図柄の組合せをテンパイさせることができる。
よって、例えば左リール31の18番〜20番が表示窓11内に位置する瞬間に左ストップスイッチ42が操作されたときは、下段に「スイカ」図柄を停止させることができないが、上記の位置で左リール31を停止させれば、上段に20番の「白7」図柄を停止させることができるので、小役4Dを入賞させることが可能となる。
図7(A)は、最初の中リール31の停止時に、18番〜20番の図柄を表示窓11内に停止させた例を示している。この時点で、小役2の有効ラインは、有効ラインL1に確定する。しかし、上述したように、この後に左リール31を停止させるとき、左リール31の17番の図柄を上段(有効ラインL1)に停止させると、同時に、16番の「チェリー」図柄が有効ラインL2に停止してしまう。よって、上記の位置で中リール31を停止させることはできない。
一方、右リール31の停止時に上段に「スイカ」図柄を停止させることができない場合において、中段や下段に「スイカ」図柄を停止可能であっても、その位置には「スイカ」図柄を停止させない。有効ラインL2やL4に小役2の図柄の組合せをテンパイさせてしまうと、上述したように、左リール31の停止時に、小役2を入賞させようとすると「チェリー」図柄が有効ラインに停止する可能性があるからである。
したがって、右リール31の停止時に上段に「スイカ」図柄を停止させることができないときは、上段に「RP」図柄を停止させる。右リール31の「RP」図柄は5図柄以内の間隔で配置されているので、常に「RP」図柄を上段に停止させることができる。これにより、有効ラインL1に、小役4A及び4Bの図柄の組合せをテンパイさせることができる。
また、右リール31の停止時に小役2をテンパイさせることができず、有効ラインL1に、小役4A及び4Bをテンパイさせたとき(右リール31の停止時に上段に「RP」図柄を停止させたとき)は、左リール31の停止時に、上段(有効ラインL1)に「赤7」又は「白」図柄を停止可能であるときは、その位置で左リール31を停止させ、小役4A又は4Bを入賞させるようにする。
左リール31では、6番、8番、12番、及び17番の4か所に「スイカ」図柄が配置されている。一方、2番及び16番に「チェリー」図柄が配置されている。
したがって、6番、8番及び12番の「スイカ」図柄をいずれかの有効ラインに停止させるときは、同時に「チェリー」図柄は有効ラインに停止しない。このため、6番、8番又は12番の「スイカ」図柄を有効ラインに停止可能なタイミングで左ストップスイッチ42が操作されたときは、常に、「チェリー」図柄を回避しつつ「スイカ」図柄を有効ラインに停止させることができる。
また、最初に左リール31を停止させるとき(中及び右リール31は回転中)、12番〜14番の図柄が表示窓11を通過する直前に左ストップスイッチ42が操作されたときは、その位置で左リール31を停止させれば、12番の「スイカ」図柄が下段に停止する。
よって、中リール31の停止時に、小役2に係る「スイカ」図柄よりも優先して、小役4A〜4Dに係る「ベル」又は「RP」図柄を停止させることができる。
よって、右リール31の停止時に、小役2に係る「スイカ」図柄よりも優先して、小役4A〜4Dに係る「RP」又は「チェリー」図柄を停止させることができる。
先ず、役の重複当選時におけるリール31の停止位置を定めるときに、払出し枚数の最も多い小役の入賞を優先する「枚数優先」と、当選役に係る図柄の表示数が最も多くなるようにリール31を停止させる「個数優先」とを有する。
これに対し、例えば中リール31を停止する場合において、有効ラインに「ベル」図柄を停止可能であるときは、小役4Aと小役4Bの2つの役を構成する図柄を同時に有効ラインに停止可能となるので、「個数優先」では、「スイカ」図柄よりも優先して「ベル」図柄を停止させる。同様に、「RP」図柄を停止可能であるときは、小役4Cと小役4Dの2つの役を構成する図柄を同時に有効ラインに停止可能となるので、「個数優先」では、「スイカ」図柄よりも優先して「RP」図柄を停止させる。
図8(A)は、最初に中リール31を停止させるときの停止位置を説明する図である。なお、図8の例は、小役2+小役4A〜4Dの重複当選時である。
なお、役抽選テーブル62Aにおいて、例えば1BBA(「赤7」)、小役2、及び小役4A〜4Dが重複当選する当選態様を設けたとき、図8(B)の右側図の停止形とすれば、(図8(B)の左側図のように)「赤7」図柄を有効ラインに停止させなくても、小役2、小役4A及び4Bを構成する図柄を有効ラインに停止させているので、個数優先となる。
先ず、最初の右リール31の停止時に、10〜12番の図柄(上から、「チェリー」、「赤7」、「スイカ」図柄)を表示窓11内に停止可能な位置で右ストップスイッチ42が操作されたときは、その位置で右リール31を停止させる(図9(A))。
特に本実施形態では、右リール31の停止時に下段に「スイカ」図柄を停止させると、同時に上段に「チェリー」図柄が停止するように図柄が配列されている。
中リール31の中段に「スイカ」図柄を停止させると、図9(B1)に示すように、小役2の入賞ラインは有効ラインL4に確定し、その後、左リール31の停止時には、図9(C1)のように上段に「スイカ」図柄を停止させる必要があるからである。そして、左リール31の上段に「スイカ」図柄を停止させると、中段に「チェリー」図柄が停止してしまう場合があるからである。
なお、左リール31において「赤7」と「白7」図柄は、いずれも1か所のみに設けられ、かつ、両者は5図柄を超える間隔で配置されているので、「赤7」又は「白7」図柄が下段に停止するタイミングで左ストップスイッチ42を操作しないと(目押しをしないと)その位置では停止しない。
1)小役2及び小役4A〜4Dに重複当選しており、左リール31の停止時には「赤7」又は「白7」図柄のいずれも停止可能であるのか、
あるいは、
2)小役4C又は4Dのいずれか一方に単独当選しており、左リール31の停止時には「赤7」又は「白7」図柄のいずれか一方のみが停止可能であるのか
を遊技者は、知ることができないようにすることができる。
本実施形態では、最初に左リール31を停止させるときは、枚数優先によってすべてのリール31を停止制御しても、個数優先によってすべてのリール31を停止制御しても、いずれでもよい。
1)無条件で、枚数優先とする。
2)無条件で、個数優先とする。
3)枚数優先とするか、個数優先とするかを決定する。
上記3)の場合には、抽選で決定してもよく、あるいは当該遊技の遊技状態等に応じていずれか一方を選択してもよい。
第2に、12番〜14番の図柄が表示窓11内を通過した直後(12番〜14番の図柄を表示窓11内に停止させることができないとき)、例えば13番の「RP」図柄が下段に位置する瞬間に左ストップスイッチ42が操作されたときは、その図柄から数えて最大移動図柄数である5図柄分、移動制御し、17番の「スイカ」図柄を下段に停止させる。
図10は、上記の場合を具体的に示す図である。
図10(A)〜(D)は、左リール31であり、いずれも、「N」番に「スイカ」図柄を配置し、その2つ下(「N−2」番)に「チェリー」図柄を配置している。
図11(A)は、左リール31の停止前に、中及び右リール31を停止させたときの停止形の例を示す図である。なお、図11においても、小役2+小役4A〜4Dの重複当選時の場合である。
また、右リール31では、「スイカ」図柄を下段に停止させたときは、常に上段が「チェリー」図柄、中段が「赤7」又は「白7」図柄となる。
一方、中及び右リール31に続いて、左リール31についてもそのまま個数優先を行うことも可能である。この場合には、図11(B2)に示すように、上段に「赤7」又は「白7」図柄を停止可能であるときは、その位置で左リール31を停止させる。
あるいは、抽選や遊技状態等に応じていずれか一方に決定してもよい。
以上のように、既に停止したリール31の停止形によっては、残りのリール31の停止態様(枚数優先/個数優先)を切り替えることが可能となる。
例えば1BBAの内部中遊技において小役1に単独当選したときは、まず、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御する。さらに、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように制御する。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段66は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル65を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
1BBA又は1BBBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、それぞれ1BBA又は1BBBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技から1BB遊技を開始するように制御する。
1BB遊技では、上述した役抽選テーブル62Cを用いて役の抽選を行う。
このため、特別遊技制御手段68は、1BB遊技では、メダル払出し枚数をカウントし続け、カウント値が上記値になったと判断したときは、当該遊技をもって1BB遊技を終了するように制御する。
RB遊技では、上述した役抽選テーブル62Cを用いて役の抽選を行う。
このため、特別遊技制御手段68は、RB遊技では、役の入賞回数及び遊技回数をカウントし続け、カウント値が上記値になったと判断したときは、当該遊技をもってRB遊技を終了するように制御する。
演出制御手段71は、上述したランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段71は、遊技ごとに、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、ソフトウエア乱数を用いた抽選によって演出を選択し、出力する。
(1)上記実施形態では、小役2と、4種類の小役4A〜4Dを重複当選させたが、これに限らず、小役2と重複当選する小役は、2種類以上であればよい。小役2(1つ)に対して個数優先を行う対象小役は、2つ以上であればよいからである。また、個数優先を行う対象となる2つ以上の小役は、中及び右リール31については同一図柄であってもよい。例えば本実施形態において、小役2、小役4A、小役4Bが重複当選する場合や、小役2、小役4C、小役4Dが重複当選する場合であってもよい。
本願の出願当初の請求項に係る発明(当初発明)が解決しようとする課題、当初発明に係る課題を解決するための手段及び当初発明の効果は、以下の通りである。
(a)当初発明が解決しようとする課題
5号機では、
1)「チェリー」−「any」−「any」のように単リールで入賞が決定する役(単リール入賞役)と、
2)「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」のように、当選時には遊技者が目押しをする必要がある役であって、少なくとも1つのリールについて、リールの停止時の最大移動図柄数を超えた間隔で図柄を配置した役(PB≠1の役)と
を別個に設けた場合、左リールでは、「チェリー」の図柄と「スイカ」の図柄とが同時に有効ラインに停止してしまう間隔(例えば、ノーマル5ライン機では2図柄以内)で配置することができない。
そこで、「チェリー」−「any」−「any」のような単リール入賞役を設けず、例えば「チェリー」−「リプレイ」−「any」のような、2リール(又は3リール)で入賞する役を設けることが多くなっている(例えば、特開2007−197003号公報参照)。
そして、これを改善する図柄配列にしようとすると、図柄配列の自由度が低下するという問題がある。
(b)当初発明に係る課題を解決するための手段(なお、かっこ書きで、対応する実施形態を記載する。)
第1の解決手段は、役を構成する図柄を表示した複数のリール(31)と、各前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチ(42)と、役の抽選を行う役抽選手段(61)と、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された時から最大移動図柄数(5図柄)の範囲内で前記リールを停止制御するリール制御手段(64)とを備え、前記役抽選手段は、役A(PB≠1である小役2)、役B(単リール入賞役である小役1)、複数種類の役C(小役4A〜4D)を含む役の抽選を行い、役Aの入賞時の遊技媒体の払出し数(12枚)は、役Cの入賞時の遊技媒体の払出し数(1枚)よりも多く設定されており、複数の前記リールは、1つのリールR1(左リール31)と、リールR1以外のリールR2(中及び右リール31)とを備え、役Bは、リールR1の図柄(「チェリー」)のみが定められた役であり、少なくとも1つのリールR2の少なくとも1か所で、役Aを構成する図柄が前記最大移動図柄数を超える間隔で配置されていることにより、前記役抽選手段で役Aに当選した遊技であっても前記リール制御手段により役Aに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合を有し(PB≠1)、リールR1では、少なくとも1か所で、役Aを構成する図柄と役Bを構成する図柄とが同時にいずれかの有効ラインに停止可能な間隔で配置されており(左リール31の16番と17番)、前記役抽選手段は、役Aの当選時には、複数種類の役Cが重複当選するように役の抽選を行い(小役2、及び小役4A〜4Dの重複当選)、リールR2では、役Aを構成する図柄に対して前記最大移動図柄数の範囲内に複数種類の役Cを構成する図柄が配置されるとともに、役Aを構成する図柄よりも複数種類の役Cを構成する図柄の数が多くなる位置で常にリールR2を停止可能であり、前記リール制御手段は、前記役抽選手段で役A、及び複数種類の役Cに重複当選し、かつ、リールR1より先にリールR2を停止させる遊技において、役Aを構成する図柄が有効ラインに停止するようにリールR2を停止させるときに、その後に役Aが入賞可能な位置でリールR1を停止させると、役Bを構成する図柄がいずれかの有効ラインに停止する場合があるときはその位置でリールR2を停止させずに複数種類の役Cを構成する図柄が有効ラインに停止するようにリールR2を停止させるとともに、役Aを構成する図柄が有効ラインに停止するようにリールR2を停止させるときに、その後に役Aが入賞可能な位置でリールR1を停止させても役Bを構成する図柄がいずれの有効ラインにも停止しないときはその位置でのリールR2の停止を許可するように制御することを特徴とする。
当初発明においては、役A及び複数種類の役Cに重複当選し、リールR1より先にリールR2を停止させる場合において、役Aを構成する図柄を有効ラインに停止させようとするとき、その後に役Bが入賞してしまう場合(おそれ)があるときは、その時点で、役Aを構成する図柄を有効ラインに停止させずに、複数種類の役Cを構成する図柄を有効ラインに停止させる(個数優先)。
一方、役Aを構成する図柄を有効ラインに停止させようとするとき、その後に役Bが入賞してしまうおそれがないときは、役Aを構成する図柄を有効ラインに停止させることを許可する(枚数優先の許可)。
当初発明によれば、PB≠1である小役Aと、単リール入賞役である小役Bとを設け、かつリールR1において両者の図柄を隣接して配置することができる。
そして、小役Aには当選しているが小役Bには当選していないとき、小役Bが入賞してしまうおそれをなくしつつ、役抽選結果に対応する適切なリール停止制御を行うことができる。
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
60 メイン制御手段(遊技制御手段)
61 役抽選手段
62(62A〜62C) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
70 サブ制御手段
71 演出制御手段
L1〜L5 有効ライン(図柄組合せライン)
Claims (1)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
各前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチと、
抽選手段と、
前記ストップスイッチが操作されたときに、前記抽選手段の抽選結果に基づいて、前記ストップスイッチが操作された時から最大移動図柄数の範囲内で前記リールを停止制御するリール制御手段と
を備え、
前記抽選手段による抽選結果として、図柄組合せA、又は図柄組合せB若しくは図柄組合せCが停止表示可能となる特定抽選結果を有し、
図柄組合せA、図柄組合せB、図柄組合せCは、いずれも、有効ラインに停止するときは、1本の有効ラインに停止し、
図柄組合せAが有効ラインに停止したときの配当は、図柄組合せB又は図柄組合せCが有効ラインに停止したときの配当よりも多く設定されており、
複数の前記リールのうち、特定リールでは、図柄組合せAを構成する第1図柄を有効ラインに引き込むための前記最大移動図柄数の範囲内に図柄組合せB及び図柄組合せCを構成する第2図柄が配置され、
前記リール制御手段は、
前記特定抽選結果となった遊技において、前記ストップスイッチの押し順が前記特定リール以外の前記リールを最初に停止させる押し順であり、かつ前記最大移動図柄数の範囲内に第1図柄及び第2図柄が存在する位置で前記特定リールに対応する前記ストップスイッチが操作されたときは、第1図柄を有効ラインに停止させるように制御し、
前記特定抽選結果となった遊技において、前記ストップスイッチの押し順が前記特定リールを最初に停止させる押し順であり、かつ前記最大移動図柄数の範囲内に第1図柄及び第2図柄が存在する位置で前記特定リールに対応する前記ストップスイッチが操作されたときは、第2図柄を有効ラインに停止させるように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。
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