JP2008279089A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2008279089A
JP2008279089A JP2007126304A JP2007126304A JP2008279089A JP 2008279089 A JP2008279089 A JP 2008279089A JP 2007126304 A JP2007126304 A JP 2007126304A JP 2007126304 A JP2007126304 A JP 2007126304A JP 2008279089 A JP2008279089 A JP 2008279089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
game
symbols
stop
combination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007126304A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsuda
健二 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2007126304A priority Critical patent/JP2008279089A/ja
Publication of JP2008279089A publication Critical patent/JP2008279089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Abstract

【課題】通常遊技と2BB遊技とのリールの停止制御を近似させることで、当該遊技が通常遊技であるか2BB遊技であるかをわかりにくくする。
【解決手段】リール制御手段64は、通常遊技中は、全てのリール31について、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が停止するまでの移動図柄数がM個以内となるようにリール31を停止制御するとともに、2BB遊技中は、左リール31については、移動図柄数がN(N<M)個以内となるように左リール31を停止制御する。また、通常遊技中における左リール31については、移動図柄数がN個以内となるように左リール31を停止制御することを優先し、移動図柄数がN個以内となるように左リール31を停止制御することができないときは、移動図柄数がN個を超えM個以内となるように左リールを停止制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通常遊技中のリール停止制御と、特別遊技中のリール停止制御とを異ならせる場合に、その差をわかりにくくしたスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、通常遊技において2BB(第2種ビッグボーナス)が入賞したことを条件として、2BB遊技を実行するスロットマシンが知られている。
ここで、通常遊技中は、ストップスイッチが操作されてから実際にリールが停止するまでの移動図柄数が5図柄以内となるように設定されている。
これに対し、2BB遊技中の少なくとも1つのリール(例えば左リール。以下、「特定リール」という。)では、ストップスイッチが操作されてから実際にリールが停止するまでの移動図柄数が2図柄以内となるように設定されている(例えば、特許文献1の段落番号「0058」〜「0063」参照)。また、2BB遊技では、2BB遊技中のリールの停止制御の範囲内において、抽選されない小役が入賞するように設定される。
特開2006−238919号公報
ここで、当該遊技が通常遊技であるか2BB遊技であるかを遊技者にわからないようにする(通常遊技と2BB遊技とで同一の演出を出力する)遊技が提案されている。この場合に、例えば小役が複数遊技で連続して入賞した場合には、たとえそれが通常遊技で生じても、当該遊技が2BB遊技であるかもしれないという期待感を遊技者に与えることができる。
しかし、上述したように、2BB遊技中の特定リールは、通常遊技よりも少ない移動図柄数で停止するので、例えば2BB遊技中であるかもしれないという期待を遊技者に与えているときに、ストップスイッチを操作してからリールが例えば4図柄移動して停止したとき(大きなすべりが生じたとき)は、それによって当該遊技は2BB遊技ではないとわかってしまうという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、2BB遊技中であるかもしれないという期待を遊技者に与える場合において、通常遊技と2BB遊技とのリールの停止制御を近似させることで、当該遊技が通常遊技であるか2BB遊技であるかをわかりにくくすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで、対応する実施形態を示す。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示したリールと、役の抽選を行う役抽選手段と、前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて前記リールを停止制御するリール制御手段と、所定の条件を満たしたとき(2BBに当選し、2BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき)に、通常遊技から特別遊技(2BB遊技)に移行させ、前記特別遊技を実行するように制御する特別遊技制御手段とを備え、前記リール制御手段は、前記通常遊技中は、全ての前記リールについて、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記リールが停止するまでの移動図柄数がM個以内(5図柄以内)となるように前記リールを停止制御するとともに、前記特別遊技中は、少なくとも1つの特定の前記リール(左リール31)については、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記リールが停止するまでの移動図柄数がN(N<M)個以内(2図柄以内)となるように前記リールを停止制御し、前記通常遊技中における特定の前記リールについては、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記リールが停止するまでの移動図柄数が前記N個以内となるように前記リールを停止制御することを優先し、移動図柄数が前記N個以内となるように前記リールを停止制御することができないときは、移動図柄数が前記N個を超え前記M個以内となるように前記リールを停止制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記リール制御手段は、前記通常遊技中における特定の前記リールについて、移動図柄数が前記N個以内となるように前記リールを停止制御するときは、優先する移動図柄数をランダムに決定するとともに、決定した移動図柄数で前記リールを停止制御することができるか否かを判断し、停止制御することができると判断したときはその移動図柄数となるように前記リールを停止制御し、その移動図柄数で前記リールを停止制御することができないと判断したときはその移動図柄数を除く移動図柄数の中から再度優先する移動図柄数を決定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記リール制御手段は、前記通常遊技中における特定の前記リールについて、移動図柄数が前記N個を超え前記M個以内となるように前記リールを停止制御するときは、優先する移動図柄数をランダムに決定するとともに、決定した移動図柄数で前記リールを停止制御することができるか否かを判断し、停止制御することができると判断したときはその移動図柄数となるように前記リールを停止制御し、その移動図柄数で前記リールを停止制御することができないと判断したときはその移動図柄数を除く移動図柄数の中から再度優先する移動図柄数を決定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、遊技中の演出を制御する演出制御手段を備え、前記演出制御手段は、前記通常遊技と前記特別遊技とで、共通の演出を出力することで、当該遊技が前記通常遊技であるか又は前記特別遊技であるかを遊技者にわからないように演出の出力を制御することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記リール制御手段は、前記特別遊技では、遊技者による前記ストップスイッチの操作に基づいて、前記役抽選手段で抽選が行われない小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能に前記リールを停止制御することを特徴とする。
(作用)
上記発明においては、特別遊技中の特定のリールについては、他のリールに対して、停止時の移動図柄数が少なくなる(N個以内となる)ように設定されている。
これに対し、通常遊技中の特定のリールについては、N個以内となることが優先され、N個以内にすることができないときは、N個を超える(M個以内の)移動図柄数となる。
本発明によれば、リール停止制御を、通常遊技と特別遊技とでできる限り近いものにするとともに、通常遊技中に出現する出目の多様化を図ることができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが設定されるスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを設定するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
また、スタートスイッチ41は、リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。また、リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。さらに、各リール31には、21個の図柄が等間隔で配列されている。
また、図2に示すように、スロットマシン10のフロントパネルには、表示窓11が設けられており、各リール31は、表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
ここで、本実施形態では、リール31は、左、中、右の3つが設けられており、これに対応して、ストップスイッチ42は、左、中、右の3つが設けられている。すなわち、左ストップスイッチ42に対応するのが左リール31であり、中ストップスイッチ42に対応するのが中リール31であり、右ストップスイッチ42に対応するのが右リール31である。
さらにまた、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置されたバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
さらに、スロットマシン10の表示窓11を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。図2では、図柄組合せラインL(L1〜L5)を示している。
ここで、「図柄組合せラインL」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、図2に示すように、水平方向の中段(L2)、上段(L1)及び下段(L3)にそれぞれ設けられたラインと、右下がり(L4)及び左下がり(L5)の斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せラインL上に位置している。
さらに、5本の図柄組合せラインLのうち、遊技者によって投入又は設定操作されたメダル枚数に応じて、図柄組合せラインLの中から、有効ラインと無効ラインとが設定される。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、メダル投入枚数が1枚又は2枚のときに生じ、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
また、1遊技でのメダル投入枚数は、本実施形態では、1枚、2枚、又は3枚に設定されている。
そして、メダル投入枚数が1枚であるときは、水平方向中段の図柄組合せラインL2(1本)が有効ラインに設定されるとともに残りの4本の図柄組合せラインが無効ラインに設定される。
また、メダル投入枚数が2枚であるときには、水平方向中段、上段及び下段の図柄組合せライン(L1、L2、L3)(合計3本)が有効ラインに設定され、他の2本の図柄組合せラインは無効ラインに設定される。
さらにまた、メダル投入枚数が3枚であるときは、全ての図柄組合せライン(L1〜L5)(合計5本)が有効ラインに設定され、無効ラインは存在しない。
図3は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。図3に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(出玉率が通常遊技よりも高く設定されていることにより、通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる遊技)に移行させる役である。本実施形態では、図3に示すように、特別役として、1BB(第1種ビッグボーナス)、及び2BB(第2種ビッグボーナス。「MB(ミドルボーナス)」ともいう。)が設けられている。1BBは、特別遊技の1つである1BB遊技に移行するための役であり、2BBは、特別遊技の他の1つである2BB遊技に移行するための役である。
なお、他の特別役として、RB(レギュラーボーナス)やSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
さらにまた、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1、小役2、及び小役3の3種類が設けられている。そして、各小役ごとに、図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数が異なるように設定されている。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
さらに、図3に示すように、以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。なお、小役1における「any」とは、どの図柄でも良いことを意味する。
そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(1BB及び2BB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、特別役の当選は持ち越されるのに対し、それ以外の役(小役1〜小役3、及びリプレイ)は、持ち越されない。役の抽選において、特別役以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、特別役に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技又はそれ以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されると、当該遊技での有効ライン数が確定するとともに、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、全てのモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、各ストップスイッチ42を押すことで各リール31の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、全てのリール31の停止時に、有効ライン上に停止したリール31上の図柄の組合せが予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致し、その役の入賞となったときは、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
遊技制御手段60は、図1に示すように、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が小役1当選領域に属する場合は、小役1の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。役抽選テーブル62は、遊技状態ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。そして、各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
先ず、通常遊技(非内部中)で用いられる役抽選テーブル62は、1BB、2BB、小役1〜小役3、及びリプレイの当選領域と、非当選領域とが設けられている。
また、通常遊技(内部中)で用いられる役抽選テーブル62は、通常遊技(非内部中)で用いられる役抽選テーブル62と比較すると、特別役の当選領域が設けられていない(特別役の当選領域が非当選領域に設定されてている)点で相違する。
また、1BB遊技中で用いられる役抽選テーブル62は、小役1〜小役3の当選領域及び非当選領域が設けられており、特に、小役3が高確率で当選するように設定されている。
さらにまた、2BB遊技中では、役抽選手段61による役の抽選が行われないので、2BB遊技中の役抽選テーブル62は設けられていない。
ここで、出玉率について説明する。
出玉率とは、メダルの投入枚数に対する払出し枚数の期待値を示す値であり、例えば、メダルを100枚投入したときの払出し枚数の期待値が100枚である場合、出玉率は1となる。
そして、通常遊技中は、出玉率が1を下回るように設定されている。これにより、遊技の進行に伴い、所有メダル枚数が減少していく遊技状態となる。
これに対し、1BB遊技中及び2BB遊技中は、出玉率が1を上回るように設定されている。これにより、遊技の進行に伴い、徐々にメダルが増加していく遊技状態となる。
特別役当選持越し手段63は、特別役(1BB又は2BB)に当選したときに、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(当選した特別役が入賞するまで)の遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
図示しないが、1BB及び2BBごとに特別役フラグが設けられており、特別役の当選時にはオンとなり(例えば、1BBの当選時には、1BBに係る特別役フラグがオンとなり)、1BBが入賞したときはオフにされる。
リール制御手段64は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(図柄の移動数)の範囲内を意味し、本実施形態では、2BB遊技中の左リール31を除き(ただし、後述するように通常遊技中の左リール31も除かれる場合がある)、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を1図柄と数えたときに5図柄以内に設定されている。いいかえれば、リール31の停止制御時間の範囲内、すなわちストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでの時間を意味し、本実施形態では、2BB遊技中の左リール31を除き、ストップスイッチ42が操作された瞬間から190ms以内に設定されている。
図2に示すように、左リール31の11番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2上に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたとする。このとき、移動図柄数が5個である場合には、15番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に位置するように左リール31が停止する。
このように、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から数えてリール31の停止制御の範囲内にある図柄数(5図柄)先までの図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
いいかえれば、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、役の非当選時に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、「リール31の停止制御の範囲内」においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
また、2BB遊技中における左リール31(及び、後述するように通常遊技中の左リール31を含む場合がある)の「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄から数えて2図柄(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄及びその次の図柄)以内に設定されている。いいかえれば、ストップスイッチ42が操作された瞬間から75ms以内に設定されている。
さらにまた、通常遊技中(非内部中)であって、非当選時、小役1〜小役3当選時、及びリプレイ当選時における左リール31では、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が停止するまでの移動図柄数が2図柄以内となるようにリール31を停止制御することを優先し、移動図柄数が2図柄以内となるようにリール31を停止制御することができないときは、移動図柄数が2図柄を超え(3図柄以上)5図柄以内となるようにリール31を停止制御する。
すなわち、通常遊技(非内部中)であって、非当選時、小役1〜小役3当選時、及びリプレイ当選時における左リール31では、2BB遊技中の左リール31と同様にリール31を停止制御することを優先する。
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。停止位置決定テーブル65は、遊技状態ごと(通常遊技中、1BB遊技中、2BB遊技中)、内部中/非内部中ごと、及び当選役ごと(1BB当選時、2BB当選時、小役1当選時、小役2当選時、小役3当選時、リプレイ当選時、及び非当選時)に、それぞれ複数設けられている。さらに、停止位置決定テーブル65は、各リール31ごとに設けられている。
例えばスタートスイッチ41が操作され、役抽選手段61による役の抽選が行われたときは、当選役に対応する停止位置決定テーブル65が選択される(候補となる複数の停止位置決定テーブル65が選択される)。そして、例えば最初に左ストップスイッチ42が操作されると、後述する選択方法により左リール31の停止位置決定テーブル65(1つ)が選択される。左リール31が停止すると、左リール31の停止位置に応じて、中リール31や右リール31の候補となる(複数の)停止位置決定テーブル65が選択される。さらに、例えば次に中ストップスイッチ42が操作されると、中リール31用のいずれか1つの停止位置決定テーブル65が選択される。次に、中リール31が停止すると、中リール31の停止位置に応じて、右リール31の停止位置決定テーブル65が選択される。
図4は、停止位置決定テーブル65の1つを例示した図である。
図4において、基準となる位置は、水平方向中段の有効ラインL2に設定されている。そして、「○」と表示されている部分が停止可能な位置であり、「↑」と表示されている部分が停止できない位置である。例えば左リール31について、8番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたと仮定する。このとき、図4に示すように、8番〜11番までは、停止できない位置に設定されているので、12番の図柄が有効ラインL2に停止させるようにする。この場合は、8番からの移動図柄数が5個となる。
また、中リール31について、例えば9番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、11番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に停止する。さらに、右リール31について、例えば5番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、6番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に停止する。
また、当選役ごとの停止位置決定テーブル65として、1BBの当選時に用いられる1BBテーブル、2BBの当選時に用いられる2BBテーブル、小役1〜小役3の当選時にそれぞれ用いられる小役1テーブル、小役2テーブル及び小役3テーブル、リプレイの当選時に用いられるリプレイテーブル、役の非当選時に用いられる非当選テーブル、及び2BB遊技中に用いられる2BB遊技中テーブル等を備える。
1BBテーブルは、当該遊技で1BBに当選したこと、又は当該遊技以前の遊技で1BBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において当選した1BBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、当選した1BB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
2BBテーブルについても上記と同様であり、1BBテーブルにおける「1BB」を、「2BB」と読み替えたものに相当する。
また、小役1テーブルは、当該遊技で小役1に当選したことを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
小役2テーブル、小役3テーブル、及びリプレイテーブルについても、それぞれ上記と同様であり、小役1テーブルにおける「小役1」を、それぞれ「小役2」、「小役3」、及び「リプレイ」と読み替えたものに相当する。
さらに、非当選テーブルは、通常遊技の非内部中、及び1BB遊技中の役の非当選時で用いられ、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
なお、概略のみを説明するが、内部中特有の停止位置決定テーブル65として、特別役優先特別役−小役テーブルと、リプレイ優先特別役−リプレイテーブルとが設けられている。
特別役優先特別役−小役テーブルは、特別役の内部中において小役に当選した場合に用いられ、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先するとともに、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、次に、当該遊技で当選した小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。さらに、小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せが定められている。
また、リプレイ優先特別役−リプレイテーブルは、特別役の内部中においてリプレイに当選した場合に用いられ、当該遊技で当選したリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先するとともに、当選したリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができない場合には、次に、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。さらに、特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せが定められている。
さらに、2BB遊技中テーブルは、小役(小役1〜小役3のいずれか)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。上述したように、2BB遊技中は、左リール31については2図柄以内、中リール31及び右リール31については5図柄以内の停止制御が行われる。この停止制御の範囲内で、小役1〜小役3に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せが定められている。
また、停止位置決定テーブル65は、本実施形態では、遊技状態ごと及び内部中/非内部中に対応してそれぞれ1つの役抽選結果ごとに、4種類設けられている。すなわち、例えば通常遊技の非内部中において、非当選時の停止位置決定テーブル65として4種類、小役1当選の停止位置決定テーブル65として4種類、・・・設けられている。
図5は、通常遊技中(非内部中)における非当選時の左リール31の停止位置決定テーブル65(4種類)を示す図である。
図5において、例えば17番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に位置する瞬間にストップスイッチ42が操作されたとする。このとき、図中(A)では、17番で停止するように(移動図柄数が1に)定められており、(B)では、18番で停止するように(移動図柄数が2に)定められており、(C)では、19番で停止するように(移動図柄数が3に)定められており、(D)では、0番で停止するように(移動図柄数が5に)定められている。
そして、上述しように、リール制御手段64は、通常遊技(非内部中)の左リール31では、移動図柄数が1又は2となることを優先するように定められているので、この場合には、図中(A)又は(B)の停止位置決定テーブル65が選択される。どちらを選択するかは、例えばソフトウェア乱数を用いた抽選によって決定する。そして、例えば(A)の停止位置決定テーブル65が選択されると、リール制御手段64は、17番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に停止するように制御する。また、中リール31及び右リール31については、図5では図示していないが、左リール31において17番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に停止したときに対応する停止位置決定テーブル65が選択され、所定位置に中リール31及び右リール31を停止させる。
また、11番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2に位置する時にストップスイッチ42が操作されたときは、図中(A)及び(D)の停止位置決定テーブル65では、有効ラインL2上に11番の図柄が有効ラインL2上に停止するように定められている。また、図中(B)及び(C)の停止位置決定テーブル65では、有効ラインL2上に12番の図柄で停止するように定められている。したがって、これら4つの停止位置決定テーブル65から抽選でいずれか1つを選択し、選択した停止位置決定テーブル65を用いて左リール31を停止制御する。
さらにまた、4番の図柄が水平方向中段の有効ラインL2上に位置する時にストップスイッチ42が操作されたときは、図中(A)及び(B)の停止位置決定テーブル65では、7番の図柄で停止するように(移動図柄数が4図柄となるように)定められている。また、図中(C)の停止位置決定テーブル65では、8番の図柄で停止するように(移動図柄数が5図柄となるように)定められている。さらに、図中(D)の停止位置決定テーブル65では、6番の図柄で停止するように(移動図柄数が3図柄となるように)定められている。
したがって、この場合には、2図柄以内でリール31を停止させることができない。よって、リール制御手段64は、抽選により停止位置決定テーブル65を選択する。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段68は、特別遊技の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了を制御するものである。
特別遊技制御手段68は、1BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、通常遊技から1BB遊技に移行させる。
1BB遊技では、小役(小役1〜小役3)の抽選が行われるとともに、高確率で小役3に当選する遊技となる。
また、本実施形態では、1BB遊技の終了条件として、1BB遊技中に払い出されたメダル枚数が400枚以上になったことに設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、1BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が400枚以上となったと判断したときは、1BB遊技の終了条件を満たすと判断する。
また、特別遊技制御手段68は、2BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、通常遊技から2BB遊技に移行させる。
2BB遊技では、役の抽選は行われない。ただし、毎遊技、小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能に制御される。
また、本実施形態では、2BB遊技の終了条件として、2BB遊技中に払い出されたメダル枚数が253枚以上になったことに設定されている。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、2BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が200枚以上となったと判断したときは、2BB遊技の終了条件を満たすと判断する。
演出制御手段69は、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段69は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段69は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段69は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
さらにまた、本実施形態では、演出制御手段69は、1BB遊技中は、1BB遊技特有の演出を出力するように制御する。これに対し、演出制御手段69は、2BB遊技中は、通常遊技と共通する演出を出力するように制御する。
以上のスロットマシン10においては、遊技者は、当該遊技が通常遊技であるか2BB遊技であるかを判別することが困難となる。2BBに対応する図柄の組合せは、図3に示すように、「ベル」−「RP」−「ベル」であるので、当該遊技で2BBが入賞したか否かの判断がしにくくなっている。「ベル」は、小役3に係る図柄であり、「RP」はリプレイに係る図柄であり、これらの図柄は、各リール31に比較的多く配置されている。このため、全てのリール31の停止時に、9個の図柄のうち、「ベル」や「RP」は頻繁に出現するからである。
そして、2BB遊技に移行しても、演出が通常遊技と共通するので、演出によっては2BB遊技であるか否かを判断することができない。
さらに、2BB遊技の左リール31の停止時の最大移動図柄数は2図柄であるが、通常遊技の左リール31の停止制御についても、2図柄以内の停止制御が優先される。したがって、左リール31の停止時の移動図柄数を見ても、当該遊技が通常遊技であるか2BB遊技であるかの判断は困難である。
さらに、演出制御手段69は、小役が3遊技連続で入賞したときは、当該遊技が通常遊技であるか2BB遊技であるかを(当該遊技で)報知する演出を出力するように制御する。そして、現に2BB遊技中であるときは2BB遊技中である旨の演出を出力し、通常遊技であるときは、通常遊技である旨の演出を出力するように制御する。
したがって、遊技者は、小役が3遊技連続で入賞したときは、当該遊技が2BB遊技であるかもしれないという期待を持つことができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、通常遊技中(非内部中)の左リール31において、移動図柄数が1図柄及び2図柄のいずれでも左リール31を停止可能であるときは、移動図柄数を抽選により決定した。また、移動図柄数が3図柄〜5図柄で左リール31を停止可能であるときは、抽選により移動図柄数を決定した。
これに対し、第2実施形態では、優先順位が予め定められている。
第2実施形態では、先ず、移動図柄数が1図柄及び2図柄のいずれでも左リール31を停止可能であるときは、2図柄を優先するように制御する。
また、移動図柄数が2図柄以内で停止制御することができないが、移動図柄数が1図柄で左リール31を停止させることができるときは、移動図柄数を1図柄で左リール31を停止させる。さらにまた、移動図柄数が1図柄又は2図柄以内で停止制御することができないとき、すなわち、移動図柄数が3図柄〜5図柄で左リール31を停止可能であるときは、先ず、3図柄で停止させることができるか否かを判断し、3図柄で停止させることができるときは、3図柄でリール31を停止させる。そして、3図柄でリール31を停止させることができないときは、4図柄でリール31を停止させることができるか否かを判断し、4図柄でリール31を停止させることができるときは、4図柄でリール31を停止させる。そして、4図柄でリール31を停止させることができないときは、5図柄でリール31を停止させる。
このようにすれば、左リール31の移動図柄数が2図柄や3図柄となることが多くなり、遊技者は、当該遊技が2BB遊技であるか通常遊技であるかの判別を行うことが困難となる。また、移動図柄数が1図柄又は2図柄でリール31を停止させることができないときでも、最少移動図柄数で左リール31を停止させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)例えば、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)本実施形態では、2BB遊技に対応する図柄の組合せを「ベル」−「RP」−「ベル」とし、いずれかの有効ラインL1〜L5に停止したときは、2BBの入賞としたが、これに限らず、有効ラインをさらにわかりにくくする(変則にする)ことで、2BBの入賞をよりわかりにくくすることができる。例えば左リール31が上段、中リール31が下段、及び右リール31が上段となるような略V形としたり、左リール31が上段、中リール31が中段(又は下段)、及び右リール31が中段(又は下段)となるような略L形の有効ラインに設定することが挙げられる。
(3)本実施形態では、通常遊技中の中リール31及び右リール31の最大移動図柄数を5図柄とし、2BB遊技中における左リール31の最大移動図柄数、及び通常遊技中における左リール31の優先する最大移動図柄数を2図柄以内とした。しかし、何図柄に設定するかは任意であり、2BB遊技中及び通常遊技中の左リール31の最大移動図柄数を例えば3図柄以内としても良い。
(4)本実施形態では、通常遊技の非内部中であることを条件として、左リール31の移動図柄数が2図柄以内となることを優先する制御を行ったが、これに限らず、通常遊技の内部中であっても非内部中と同様に制御しても良い。
(5)2BB遊技中は、左リール31のみが2図柄以内の制御としたが、これに限らず、他のリール31においても2図柄以内の停止制御としても良い。また、この場合には、通常遊技の左リール31のみを2図柄以外の優先制御としても良く、2BB遊技中と同様のリール31については2図柄以内の優先制御としても良い。
本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 スロットマシン表示窓及び有効ラインを示す図である。 役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 停止位置決定テーブルを示す図である。 停止位置決定テーブルを示す図である。
符号の説明
10 スロットマシン
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 演出制御手段
L1〜L5 図柄組合せライン(有効ライン)

Claims (5)

  1. 複数種類の図柄を表示したリールと、
    役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて前記リールを停止制御するリール制御手段と、
    所定の条件を満たしたときに、通常遊技から特別遊技に移行させ、前記特別遊技を実行するように制御する特別遊技制御手段と
    を備え、
    前記リール制御手段は、
    前記通常遊技中は、全ての前記リールについて、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記リールが停止するまでの移動図柄数がM個以内となるように前記リールを停止制御するとともに、
    前記特別遊技中は、少なくとも1つの特定の前記リールについては、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記リールが停止するまでの移動図柄数がN(N<M)個以内となるように前記リールを停止制御し、
    前記通常遊技中における特定の前記リールについては、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記リールが停止するまでの移動図柄数が前記N個以内となるように前記リールを停止制御することを優先し、移動図柄数が前記N個以内となるように前記リールを停止制御することができないときは、移動図柄数が前記N個を超え前記M個以内となるように前記リールを停止制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記リール制御手段は、前記通常遊技中における特定の前記リールについて、移動図柄数が前記N個以内となるように前記リールを停止制御するときは、優先する移動図柄数をランダムに決定するとともに、決定した移動図柄数で前記リールを停止制御することができるか否かを判断し、停止制御することができると判断したときはその移動図柄数となるように前記リールを停止制御し、その移動図柄数で前記リールを停止制御することができないと判断したときはその移動図柄数を除く移動図柄数の中から再度優先する移動図柄数を決定する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記リール制御手段は、前記通常遊技中における特定の前記リールについて、移動図柄数が前記N個を超え前記M個以内となるように前記リールを停止制御するときは、優先する移動図柄数をランダムに決定するとともに、決定した移動図柄数で前記リールを停止制御することができるか否かを判断し、停止制御することができると判断したときはその移動図柄数となるように前記リールを停止制御し、その移動図柄数で前記リールを停止制御することができないと判断したときはその移動図柄数を除く移動図柄数の中から再度優先する移動図柄数を決定する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    遊技中の演出を制御する演出制御手段を備え、
    前記演出制御手段は、前記通常遊技と前記特別遊技とで、共通の演出を出力することで、当該遊技が前記通常遊技であるか又は前記特別遊技であるかを遊技者にわからないように演出の出力を制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記リール制御手段は、前記特別遊技では、遊技者による前記ストップスイッチの操作に基づいて、前記役抽選手段で抽選が行われない小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能に前記リールを停止制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
JP2007126304A 2007-05-11 2007-05-11 スロットマシン Pending JP2008279089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007126304A JP2008279089A (ja) 2007-05-11 2007-05-11 スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007126304A JP2008279089A (ja) 2007-05-11 2007-05-11 スロットマシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008279089A true JP2008279089A (ja) 2008-11-20

Family

ID=40140415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007126304A Pending JP2008279089A (ja) 2007-05-11 2007-05-11 スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008279089A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246858A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Sammy Corp スロットマシン
JP2010246859A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Sammy Corp スロットマシン
JP2014121569A (ja) * 2013-11-19 2014-07-03 Sammy Corp スロットマシン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002017962A (ja) * 2000-07-03 2002-01-22 Sankyo Kk スロットマシン

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002017962A (ja) * 2000-07-03 2002-01-22 Sankyo Kk スロットマシン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010246858A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Sammy Corp スロットマシン
JP2010246859A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Sammy Corp スロットマシン
JP2014121569A (ja) * 2013-11-19 2014-07-03 Sammy Corp スロットマシン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4974346B2 (ja) スロットマシン
JP4963204B2 (ja) スロットマシン
JP5046358B2 (ja) スロットマシン
JP4641295B2 (ja) スロットマシン
JP4878318B2 (ja) スロットマシン
JP2009028447A (ja) スロットマシン
JP2008113999A (ja) スロットマシン
JP5278896B2 (ja) スロットマシン
JP2007215605A (ja) スロットマシン
JP2008194236A (ja) スロットマシン
JP5371079B2 (ja) スロットマシン
JP2007236651A (ja) スロットマシン
JP2006149977A (ja) スロットマシン
JP5213196B2 (ja) スロットマシン
JP2008307125A (ja) スロットマシン
JP2008295914A (ja) スロットマシン
JP2007330627A (ja) スロットマシン
JP5201715B2 (ja) スロットマシン
JP2008279089A (ja) スロットマシン
JP2008043469A (ja) スロットマシン
JP5224258B2 (ja) スロットマシン
JP2008194237A (ja) スロットマシン
JP2008073328A (ja) スロットマシン
JP2008272376A (ja) スロットマシン
JP2008307126A (ja) スロットマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130108