JP6418061B2 - 車両の装飾用カバー部品 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントガラスの左右両側に設けられたフロントピラーと、ルーフパネルの左右両側に設けられたルーフサイドレールとを車両ボディのドア開口部の周縁に沿って連続的に覆う車両の装飾用カバー部品に関する。
上記した車両の装飾用カバー部品に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された車両の装飾用カバー部品は、図12に示すように、車両ボディBのドア開口部の周縁に沿って設けられたピラーガーニッシュ100である。ピラーガーニッシュ100は、図12、図13に示すように、フロントガラス110の左右両側に設けられたフロントピラー112を覆うピラー部102と、そのピラー部102の上側でルーフサイドレール113の前端部を覆うルーフ部103と、ピラー部102の下側のカウル部105とから構成されている。ピラーガーニッシュ100は、樹脂の射出成形品であり、ピラー部102とルーフ部103とカウル部105とが一体成形されている。
特開2002−283932号
ピラーガーニッシュ100は、上記したように、樹脂の一体成形品である。このため、例えば、ピラーガーニッシュ100の一部が経時的に破損した場合でも、ピラーガーニッシュ100を全体的に交換する必要がある。このため、ピラーガーニッシュ100の交換費用が高価になる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、長尺の装飾用カバー部品を部分的に交換可能にして、修理費を安価にできるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、フロントガラスの左右両側に設けられたフロントピラーと、ルーフパネルの左右両側に設けられたルーフサイドレールとを車両ボディのドア開口部の周縁に沿って連続的に覆う車両の装飾用カバー部品であって、前記フロントピラーとルーフサイドレールとを覆い、前記フロントピラーとルーフサイドレールとに取外し可能な状態で取付けられる帯状のカバー部品本体部と、前記カバー部品本体部に対して取外し可能な状態で取付けられて、そのカバー部品本体部とフロントガラス間、あるいは前記カバー部品本体部とルーフパネル間の隙間を塞ぐモール部とを有しており、前記モール部は、前記カバー部品本体部と前記フロントガラス間の隙間を塞ぐレインガータモール部と、前記カバー部品本体部と前記ルーフパネル間の隙間を塞ぐルーフモール部とから構成されており、前記カバー部品本体部のインナカバー、あるいはアウタカバーのいずれかの端縁を表裏から挟んだ状態で、前記インナカバー、あるいはアウタカバーの端縁に連結されるクリップを備えており、前記クリップには、前記ルーフモール部の係合爪が嵌め込まれるように構成された被係合穴が形成されている
本発明によると、車両の装飾用カバー部品はカバー部品本体部とモール部とから構成されており、モール部はカバー部品本体部に対して取外し可能な状態で取付けられている。また、カバー部品本体部は、フロントピラーとルーフサイドレールとに取外し可能な状態で取付けられている。このため、例えば、経時的にモール部が損傷した場合には、そのモール部をカバー部品本体部から外して単体で交換可能になる。同様に、カバー部品本体部が経時的に損傷した場合には、カバー部品本体部をフロントピラーとルーフサイドレールとから外して単体で交換可能になる。このように、装飾用カバー部品の一部が損傷した場合に、その部分のみを交換できるため、修理費を安価にできる。また、ルーフモール部はクリップを介してカバー部品本体部のインナカバー、あるいはアウタカバーのいずれかに取付けられる。
請求項2の発明は、フロントガラスの左右両側に設けられたフロントピラーと、ルーフパネルの左右両側に設けられたルーフサイドレールとを車両ボディのドア開口部の周縁に沿って連続的に覆う車両の装飾用カバー部品であって、前記フロントピラーとルーフサイドレールとを覆い、前記フロントピラーとルーフサイドレールとに取外し可能な状態で取付けられる帯状のカバー部品本体部と、前記カバー部品本体部に対して取外し可能な状態で取付けられて、そのカバー部品本体部とフロントガラス間、あるいは前記カバー部品本体部とルーフパネル間の隙間を塞ぐモール部とを有しており、前記モール部は、前記カバー部品本体部と前記フロントガラス間の隙間を塞ぐレインガータモール部と、前記カバー部品本体部と前記ルーフパネル間の隙間を塞ぐルーフモール部とから構成されており、前記カバー部品本体部のインナカバー、あるいはアウタカバーのいずれかの端縁には、前記レインガータモール部の係合爪が嵌め込まれるように構成された被係合穴が形成されている
請求項3に係る発明によると、カバー部品本体部は、フロントピラーとルーフサイドレールとに取外し可能な状態で取付けられるインナカバーと、そのインナカバーの表面を覆う装飾用のアウタカバーとから構成されている。このため、カバー部品本体部とフロントピラー、ルーフサイドレールの取付け部を外部から見えなくできる。
請求項4に係る発明によると、クリップは、インナカバー、あるいはアウタカバーの端縁に対してその端縁の表面と裏面とに沿う方向から連結される構成であり、前記ルーフモール部の係合爪は、前記インナカバー、あるいはアウタカバーの端縁に対する前記クリップの連結方向に対して交差する方向から前記クリップの被係合穴に嵌め込まれる構成である。
請求項5に係る発明によると、カバー部品本体部のインナカバーとアウタカバーとは接着されている。このため、インナカバーとアウタカバーとの接合が容易になる。
本発明によると、長尺の装飾用カバー部品を部分的に交換できるため、修理費を安くできる。
本発明の実施形態1に係る装飾用カバー部品を備える車両を左前側から見た斜視図である。 左前側から見た装飾用カバー部品の分解斜視図である。 前記装飾用カバー部品を構成するレインガータモール部とカバー部品本体部とのボディ取付け構造を表す縦断面図(図1のIII-III矢視断面図)である。 前記装飾用カバー部品を構成するルーフモール部とカバー部品本体部とのボディ取付け構造を表す縦断面図(図1のIV-IV矢視断面図)である。 前記レインガータモール部とカバー部品本体部との連結状態を表す斜視図である(図1のV矢視図)である。 前記レインガータモール部とカバー部品本体部との連結途中を表す斜視図である。 前記レインガータモール部とカバー部品本体部との連結状態を表す縦断面図である(図5のVII-VII断面図)。 前記レインガータモール部とカバー部品本体部との連結構造を表す縦断面図である(図5のVIII-VIII断面図)。 前記カバー部品本体部とクリップとの連結構造を表す斜視図である。 前記カバー部品本体部とクリップとの連結構造を表す縦断面図である。 前記クリップとルーフモール部との連結構造を表す縦断面図である。 従来の装飾用カバー部品であるピラーガーニッシュの車両ボディの取付け状態を表す平面図である。 前記ピラーガーニッシュの斜視図である。
[実施形態1]
以下、図1から図11に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の装飾用カバー部品について説明する。前記装飾用カバー部品は、車両のフロントピラーとルーフサイドレールとを車両ボディのドア開口部の周縁に沿って連続的に覆うカバー部品である。ここで、図中に示す前後左右及び上下は、前記車両の前後左右及び上下に対応している。
<車両の車室前部構造の概要について>
車両の装飾用カバー部品30について説明する前に、先ず、フロントピラー14、ルーフサイドレール160等を備える車両の車室前部構造について簡単に説明する。車両ボディ10を構成する車室の前部には、図1に示すように、左右両側位置にフロントピラー14が設けられており、左右のフロントピラー14によってルーフパネル16の前部が支持されている。なお、車両は左右対称に構成されているため、図1等に基づき、代表して車両の左側構造について説明する。
フロントピラー14は、フェンダーパネル19によって覆われた支柱本体部14mと、その支柱本体部14mの上側延長線上に設けられた窓枠部140とを備えている。そして、左右のフロントピラー14の窓枠部140とルーフパネル16の前端部16fによって囲まれた範囲にフロントガラス18がセットされている。また、ルーフパネル16の左右両側には、ルーフサイドレール160が車両前後方向に延びるように形成されている。ルーフサイドレール160は、フロントピラー14の窓枠部140がつながるように、その窓枠部140の延長線上に設けられている。
車両ボディ10の車室の側面には、フロントピラー14、ルーフサイドレール160、車室フロア(図示省略)、及びボディ後部側壁10bの前端部に囲まれた範囲にドア開口部10kが形成されている。そして、ドア開口部10kがフロントドア20によって開閉可能に構成されている。フロントドア20は、上下一対のドアヒンジ(図示省略)によって水平回動可能な状態でフロントピラー14の支柱本体部14mに連結されている。
<フロントピラー14の窓枠部140について>
フロントピラー14の窓枠部140は、図3(図1のIII-III断面図)に示すように、アウタパネル141とインナパネル143と補強パネル145とから筒状に形成されている。アウタパネル141は、天板部141uと左右の縦壁部141a,141bとにより断面略逆U字形に成形されており、右側の縦壁部141aの端縁が一定幅で浅く折り曲げられてガラス固定フランジ部141sが形成されている。また、アウタパネル141の左側の縦壁部141bの端縁が一定幅でほぼ直角に折り曲げられて、フランジ部141fが形成されている。
インナパネル143は、底板部143dと左右の縦壁部143b,143wとにより断面略U字形に成形されており、左側の縦壁部143bの端縁が一定幅で折り曲げられてフランジ部143fが形成されている。補強パネル145は、インナパネル143の右側の縦壁部143wに合わせられる側壁端縁部145wと、アウタパネル141のガラス固定フランジ部141sに合わせられる支持板部145sと、左側端縁に形成されたフランジ部145fを備えている。
そして、アウタパネル141のフランジ部141fと補強パネル145のフランジ部145fとインナパネル143のフランジ部143fとが、例えば、スポット溶接等により互いに接合される。また、アウタパネル141のガラス固定フランジ部141sと補強パネル145の支持板部145sとが同じく互いに接合される。さらに、インナパネル143の右側の縦壁部143wと補強パネル145の側壁端縁部145wとが互いに接合される。これにより、フロントピラー14の窓枠部140が筒状に形成される。そして、フロントピラー14の窓枠部140(アウタパネル141)のガラス固定フランジ部141sにフロントガラス18の端縁がゴム系接着剤18s等により固定される。
<ルーフサイドレール160について>
ルーフサイドレール160は、図4(図1のIV-IV断面図)に示すように、アウタパネル161とインナパネル163とから筒状に形成されている。アウタパネル161は、屋根の表面側を構成する傾斜板部161kと、その傾斜板部161kに対して鋭角内側に折り返された下側板部161dと、その下側板部161dに対して一定幅でほぼ直角下側に折り曲げられたフランジ部161fとから構成されている。インナパネル163は、断面扁平略U字形に成形されており、そのインナパネル163の幅方向両側が一定幅で折り曲げられてフランジ部163fが形成されている。そして、インナパネル163の右上側のフランジ部163fとアウタパネル161の傾斜板部161kの端縁とが、例えば、スポット溶接等により互いに接合される。また、インナパネル163の左下側のフランジ部163fとアウタパネル161のフランジ部161fとが互いに接合される。これにより、ルーフサイドレール160が筒状に形成されるようになる。
<装飾用カバー部品30について>
車両のフロントピラー14の窓枠部140とルーフサイドレール160とは、図1に示すように、装飾用カバー部品30によって車両ボディ10のドア開口部10kの周縁に沿って連続的に覆われている。装飾用カバー部品30は、図2に示すように、カバー部品本体部30mとレインガータモール部40とルーフモール部50、及びカバー部品本体部30mとルーフモール部50とを連結する複数のクリップ60とから構成されている。
<カバー部品本体部30mについて>
カバー部品本体部30mは、図3、図4に示すように、フロントピラー14の窓枠部140(以下、フロントピラー14という)のアウタパネル141とルーフサイドレール160のアウタパネル161とを覆えるように構成されている。また、カバー部品本体部30mは、フロントピラー14、及びルーフサイドレール160とフロントドア20の窓ガラス22間をシールするドア用ウエザー70を上側から覆えるように構成されている。カバー部品本体部30mは、フロントピラー14のアウタパネル141とルーフサイドレール160のアウタパネル161とに取付けられるインナカバー34と、インナカバー34の表面を覆うアウタカバー32とから構成されている。
カバー部品本体部30mのインナカバー34は、図3、図4に示すように、インナカバー本体部341と縦板部342とにより断面略T字形に形成されている。そして、インナカバー34の縦板部342は、フロントピラー14(アウタパネル141)の左縦壁部141bとルーフサイドレール160(アウタパネル161)の下側板部161dとを斜め下側から覆えるように構成されている。インナカバー34の縦板部342は、ドア用ウエザー70の支持レール73と共に複数の第1連結ピン74によってフロントピラー14(アウタパネル141)の左縦壁部141bとルーフサイドレール160(アウタパネル161)の下側板部161dとに取付けられている。
インナカバー34のインナカバー本体部341は、図3、図4に示すように、フロントピラー14(アウタパネル141)の天板部141uとルーフサイドレール160(アウタパネル161)の傾斜板部161kの下部とを覆えるように構成されている。また、インナカバー本体部341は、そのインナカバー本体部341の下側端縁でドア用ウエザー70を上方から覆えるように構成されている。インナカバー本体部341は、複数の第2連結ピン75によってフロントピラー14(アウタパネル141)の天板部141uとルーフサイドレール160(アウタパネル161)の傾斜板部161kとに取付けられている。
インナカバー34のインナカバー本体部341は、装飾部品であるアウタカバー32によって覆われている。アウタカバー32は、例えば、接着剤によってインナカバー本体部341の表面に固定される。上記したように、カバー部品本体部30m(インナカバー34)は、第1連結ピン74、及び第2連結ピン75によってフロントピラー14(アウタパネル141)とルーフサイドレール160(アウタパネル161)とに取外し可能な状態で取付けられている。このため、カバー部品本体部30mが損傷した場合に、そのカバー部品本体部30mをフロントピラー14とルーフサイドレール160とから取外せるようになる。
<レインガータモール部40について>
レインガータモール部40は、図1〜図3に示すように、カバー部品本体部30mとフロントガラス18間の隙間を塞ぐ帯板状部材である。レインガータモール部40は、図7、図8等に示すように、カバー部品本体部30mのインナカバー34に取付けられるように構成されている。レインガータモール部40は、モール本体部41と第1シール部43aと第2シール部43bとから構成されている。モール本体部41は、表面側に意匠面41eを備えており、カバー部品本体部30mのアウタカバー32と連続するように配置された状態で、インナカバー34に取付けられる。また、モール本体部41の裏面側には、第1シール部43aと第2シール部43bとが接合される接合平面41fが形成されている。
モール本体部41の裏面には、図5〜図8に示すように、そのモール本体部41をカバー部品本体部30mのインナカバー34に取付けるための係合爪41kが形成されている。モール本体部41の係合爪41kは、図8に示すように、カバー部品本体部30mのインナカバー34(インナカバー本体部341)の右端縁位置まで左斜め下方に張り出し、その位置で下方に延びるように形成されている。そして、前記係合爪41kは、図5、図6、及び図8に示すように、カバー部品本体部30mのインナカバー34の右端縁に形成された被係合穴341uに対して上方から挿入されることで、その被係合穴341uと係合できるように構成されている。即ち、モール本体部41の係合爪41kをカバー部品本体部30mのインナカバー34の被係合穴341uと係合させることで、モール本体部41をカバー部品本体部30mのインナカバー34に取付けられるようになる。
また、モール本体部41の裏面には、図5〜図8に示すように、モール本体部41をカバー部品本体部30mのアウタカバー32に対して位置決めするための押え爪41xが形成されている。モール本体部41の押え爪41xは、図7に示すように、カバー部品本体部30mのインナカバー34の縦壁部341fをフロントガラス18側から押えることで、モール本体部41がカバー部品本体部30mからフロントガラス18側に倒れないように位置決めする爪である。押え爪41xは、インナカバー34の縦壁部341fの位置まで左斜め下方に張り出し、さらにその縦壁部341fの位置で下方に延びるように形成されている。即ち、押え爪41xは、係合爪41kとほぼ等しい側面形状で形成されている。このため、図5、図6に示すように、モール本体部41の係合爪41kがインナカバー34の被係合穴341uに上方から挿入される際、押え爪41xがインナカバー34の縦壁部341fを右方向(図7参照)から押えることで、モール本体部41がカバー部品本体部30mからフロントガラス18側に倒れ込まないようになる。
モール本体部41には、図5、図6に示すように、長手方向に並べられた二個の係合爪41kが形成されており、それらの係合爪41kを長手方向から挟むように二個の押え爪41xが形成されている。そして、二個の係合爪41kと二個の押え爪41xとにより一セットの爪部が構成されている。モール本体部41は、長手方向に複数セットの爪部を備えている。なお、カバー部品本体部30mのインナカバー34には、モール本体部41のそれぞれの係合爪41kと押え爪41xとに対応する位置に被係合穴341uと縦壁部341fとが形成されている。
モール本体部41には、図7、図8に示すように、係合爪41k、押え爪41xに対して右側に位置する接合平面41fに第1シール部43aが接合されている。第1シール部43aは、モール本体部41とフロントガラス18間をシールできるように構成されている。また、モール本体部41には、係合爪41k、押え爪41xに対して左側に位置する接合平面41fに第2シール部43bが接合されている。第2シール部43bは、モール本体部41とカバー部品本体部30mのアウタカバー32間をシールできるように構成されている。このように、レインガータモール部40(モール本体部41)を係合爪41kによりカバー部品本体部30mのインナカバー34に取付ける構成のため、レインガータモール部40が損傷した場合にそのレインガータモール部40をカバー部品本体部30mから取外せるようになる。
<ルーフモール部50について>
ルーフモール部50は、図1、図2、及び図4に示すように、カバー部品本体部30mとルーフパネル16間の隙間を塞ぐ帯板状部材である。ルーフモール部50は、図9〜図11に示すように、クリップ60を介してカバー部品本体部30mのアウタカバー32に取付けられる。ルーフモール部50は、断面扁平逆U字形のモールインナ52と、そのモールインナ52の表面を覆うメッキモール53とから構成されている。そして、メッキモール53がモールインナ52に、例えば、接着剤等により固定されている。モールインナ52の下面には、図2、及び図11に示すように、下方に突出する係合爪52tがモールインナ52の長手方向に等間隔で複数個形成されている。
クリップ60は、ルーフモール部50(モールインナ52)をカバー部品本体部30mのアウタカバー32の端縁に取付ける部材であり、図2に示すように、モールインナ52の係合爪52tと等しい数だけ使用される。クリップ60は、図9に示すように、上板部61と下板部62と縦板部63とにより断面コ字形に形成されており、上板部61と下板部62間でカバー部品本体部30mのアウタカバー32の端縁を厚み方向から挟めるように構成されている。クリップ60の上板部61の中央には、図11等に示すように、モールインナ52の係合爪52tが上方から挿入されて、係合できるように構成された被係合穴61hが形成されている。また、クリップ60の上板部61の裏側には、図9の点線で示すように、前端部と後端部の位置に係合突起61zが形成されている。
カバー部品本体部30mのアウタカバー32の端縁には、図9に示すように、クリップ60が連結される位置に扁平U字形の切欠部32cが形成されており、その切欠部32cを前後に跨ぐ位置に被係合用開口32uが形成されている。そして、アウタカバー32の端縁の被係合用開口32uがクリップ60の係合突起61zに対応する位置に形成されている。また、アウタカバー32の端縁の切欠部32cがクリップ60の被係合穴61hに対応する位置に形成されている。このため、アウタカバー32の端縁をクリップ60の上板部61と下板部62間に相対的に挿入することで、クリップ60の係合突起61zがアウタカバー32の被係合用開口32uに係合してクリップ60とアウタカバー32の端縁とが連結される。そして、この状態で、ルーフモール部50(モールインナ52)の係合爪52tをクリップ60の被係合穴61hに対して上方から挿入することで、ルーフモール部50とカバー部品本体部30mのアウタカバー32とがクリップ60を介して連結される。このように、ルーフモール部50は、係合爪52tによりクリップ60に連結され、そのクリップ60を介してカバー部品本体部30mのアウタカバー32に取付けられる。このため、ルーフモール部50が損傷した場合に、そのルーフモール部50をカバー部品本体部30mから取外せるようになる。
<装飾用カバー部品30の取付けについて>
装飾用カバー部品30の取付けでは、先ず、カバー部品本体部30mをフロントピラー14の窓枠部140とルーフサイドレール160とに取付ける。即ち、図3、図4に示すように、カバー部品本体部30m(インナカバー本体部341)にセットされた複数の第2連結ピン75によってカバー部品本体部30mをフロントピラー14の天板部141uとルーフサイドレール160の傾斜板部161kとに取付ける。また、複数の第1連結ピン74によってカバー部品本体部30m(縦板部342)をドア用ウエザー70の支持レール73と共にフロントピラー14の左縦壁部141bとルーフサイドレール160の下側板部161dとに取付ける。
次に、レインガータモール部40(モール本体部41)の係合爪41kをカバー部品本体部30m(インナカバー34)の対応する被係合穴341uに合わせ、それらの係合爪41kを対応する被係合穴341uに挿入し、互いに係合させる。これにより、レインガータモール部40がカバー部品本体部30mに取付けられる。このとき、レインガータモール部40(モール本体部41)の押え爪41xがカバー部品本体部30m(インナカバー34)の縦壁部341fに面接触してその縦壁部341fを押えることで、レインガータモール部40がカバー部品本体部30mに対して倒れ込み難くなる。
次に、カバー部品本体部30m(アウタカバー32)の端縁の所定位置にクリップ60を取付ける。即ち、アウタカバー32の端縁をクリップ60の上板部61と下板部62間に相対的に挿入することで、クリップ60の係合突起61zがアウタカバー32の被係合用開口32uに係合し、クリップ60がアウタカバー32の端縁に連結される。次に、この状態で、ルーフモール部50(モールインナ52)の係合爪52tをクリップ60の被係合穴61hに上方から挿入することで、ルーフモール部50とカバー部品本体部30mのアウタカバー32とがクリップ60を介して連結される。これにより、装飾用カバー部品30の取付けが完了する。
<本実施形態に係る装飾用カバー部品30の長所について>
本発明によると、装飾用カバー部品30はカバー部品本体部30mとレインガータモール部40とルーフモール部50とから構成されている。そして、レインガータモール部40とルーフモール部50とは、カバー部品本体部30mに対して取外し可能な状態で取付けられている。また、カバー部品本体部30mは、フロントピラー14(窓枠部140)とルーフサイドレール160とに取外し可能な状態で取付けられている。このため、例えば、経時的にレインガータモール部40、あるいはルーフモール部50が損傷した場合には、それらのモール部40,50をカバー部品本体部30mから外して単体で交換可能になる。同様に、カバー部品本体部30mが経時的に損傷した場合には、カバー部品本体部30mをフロントピラー14とルーフサイドレール160とから外して単体で交換可能になる。このように、装飾用カバー部品30の一部が損傷した場合に、その部分のみを交換できるため、修理費を安価にできる。また、カバー部品本体部30mは、フロントピラー14とルーフサイドレール160とに取外し可能な状態で取付けられるインナカバー34と装飾用のアウタカバー32とから構成されている。このため、カバー部品本体部30mとフロントピラー14、ルーフサイドレール160の取付け部が外部から見えなくなる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、クリップ60をカバー部品本体部30mのアウタカバー32の端縁に連結し、クリップ60を介してルーフモール部50をカバー部品本体部30mに取付ける例を示した。しかし、クリップ60をカバー部品本体部30mのインナカバー34の端縁に連結し、クリップ60を介してルーフモール部50をカバー部品本体部30mに取付けるようにすることも可能である。また、本実施形態では、レインガータモール部40(モール本体部41)の係合爪41kをカバー部品本体部30mのインナカバー34の被係合穴341uに係合させることで、レインガータモール部40をカバー部品本体部30mに取付ける例を示した。しかし、レインガータモール部40(モール本体部41)の係合爪41kをカバー部品本体部30mのアウタカバー32の被係合穴に係合させることで、レインガータモール部40をカバー部品本体部30mに取付けることも可能である。
また、本実施形態では、装飾用カバー部品30をカバー部品本体部30mとレインガータモール部40とルーフモール部50とから構成する例を示した。しかし、例えば、レインガータモール部40とルーフモール部50とを一体化して、装飾用カバー部品30をモール部とカバー部品本体部30mとから構成することも可能である。また、例えば、ルーフモール部50とカバー部品本体部30mとを一体化して、装飾用カバー部品30をレインガータモール部40とカバー部品本体部30mとから構成することも可能である。さらに、本実施形態では、クリップ60を介してルーフモール部50をカバー部品本体部30mに取付ける例を示した。しかし、クリップ60を省略し、ルーフモール部50の係合爪52tを直接的にカバー部品本体部30mの被係合穴に係合させる構成でも可能である。
10・・・・車両ボディ
10k・・・ドア開口部
14・・・・フロントピラー
140・・・窓枠部
16・・・・ルーフパネル
160・・・ルーフサイドレール
18・・・・フロントガラス
30・・・・装飾用カバー部品
30m・・・カバー部品本体部
32・・・・アウタカバー
34・・・・インナカバー
341u・・被係合穴
40・・・・レインガータモール部
41k・・・係合爪
50・・・・ルーフモール部
52t・・・係合爪
60・・・・クリップ
61h・・・被係合穴

Claims (5)

  1. フロントガラスの左右両側に設けられたフロントピラーと、ルーフパネルの左右両側に設けられたルーフサイドレールとを車両ボディのドア開口部の周縁に沿って連続的に覆う車両の装飾用カバー部品であって、
    前記フロントピラーとルーフサイドレールとを覆い、前記フロントピラーとルーフサイドレールとに取外し可能な状態で取付けられる帯状のカバー部品本体部と、
    前記カバー部品本体部に対して取外し可能な状態で取付けられて、そのカバー部品本体部とフロントガラス間、あるいは前記カバー部品本体部とルーフパネル間の隙間を塞ぐモール部とを有しており、
    前記モール部は、前記カバー部品本体部と前記フロントガラス間の隙間を塞ぐレインガータモール部と、前記カバー部品本体部と前記ルーフパネル間の隙間を塞ぐルーフモール部とから構成されており、
    前記カバー部品本体部のインナカバー、あるいはアウタカバーのいずれかの端縁を表裏から挟んだ状態で、前記インナカバー、あるいはアウタカバーの端縁に連結されるクリップを備えており、
    前記クリップには、前記ルーフモール部の係合爪が嵌め込まれるように構成された被係合穴が形成されている車両の装飾用カバー部品。
  2. フロントガラスの左右両側に設けられたフロントピラーと、ルーフパネルの左右両側に設けられたルーフサイドレールとを車両ボディのドア開口部の周縁に沿って連続的に覆う車両の装飾用カバー部品であって、
    前記フロントピラーとルーフサイドレールとを覆い、前記フロントピラーとルーフサイドレールとに取外し可能な状態で取付けられる帯状のカバー部品本体部と、
    前記カバー部品本体部に対して取外し可能な状態で取付けられて、そのカバー部品本体部とフロントガラス間、あるいは前記カバー部品本体部とルーフパネル間の隙間を塞ぐモール部とを有しており、
    前記モール部は、前記カバー部品本体部と前記フロントガラス間の隙間を塞ぐレインガータモール部と、前記カバー部品本体部と前記ルーフパネル間の隙間を塞ぐルーフモール部とから構成されており、
    前記カバー部品本体部のインナカバー、あるいはアウタカバーのいずれかの端縁には、前記レインガータモール部の係合爪が嵌め込まれるように構成された被係合穴が形成されている車両の装飾用カバー部品。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両の装飾用カバー部品であって、
    前記カバー部品本体部は、前記フロントピラーとルーフサイドレールとに取外し可能な状態で取付けられるインナカバーと、そのインナカバーの表面を覆う装飾用のアウタカバーとから構成されている車両の装飾用カバー部品。
  4. 請求項1、又は請求項1を引用する請求項3のいずれかに記載された車両の装飾用カバー部品であって、
    前記クリップは、前記インナカバー、あるいはアウタカバーの端縁に対してその端縁の表面と裏面とに沿う方向から連結される構成であり、
    前記ルーフモール部の係合爪は、前記インナカバー、あるいはアウタカバーの端縁に対する前記クリップの連結方向に対して交差する方向から前記クリップの被係合穴に嵌め込まれる構成である車両の装飾用カバー部品。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両の装飾用カバー部品であって、
    前記カバー部品本体部のインナカバーとアウタカバーとは接着されている車両の装飾用カバー部品。
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