JP6262871B2 - 自動車車体 - Google Patents

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Description

本発明は、CFRPでバスタブ状に形成された下部骨格に上部骨格を結合して構成した車体側面にドア開口部を備える自動車車体に関する。
繊維強化樹脂でバスタブ状に形成した自動車車体がサイドシル、フロントピラーロアおよびリヤピラーで三方を囲まれたU字状のドア開口部を備え、このドア開口部をドアで覆うものが、下記特許文献1により公知である。
日本特表2002−542103号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、バスタブ状に形成した自動車車体のドア開口部にドアが直接取り付けられるので、ドアの外周に設けたドアシールが当接するドアシール当接面をドア開口部に直接形成する必要があり、そのために繊維強化樹脂でバスタブ状に形成した自動車車体の設計自由度が制限されて必要な車体剛性や耐衝突性能を確保することが難しくなる問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、CFRP製の下部骨格を含む自動車車体の設計自由度を確保しながら、ドア開口部周辺を容易かつ確実にシールすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、CFRPでバスタブ状に形成された下部骨格に上部骨格を結合して構成した車体側面の前部ドア開口部および後部ドア開口部に、それら前部ドア開口部および後部ドア開口部の周囲を360゜に亙って取り囲むシール部材を介して、サイドアウターパネルを当接し、前記サイドアウターパネルの車幅方向外面をリヤフェンダー、ルーフサイドモールおよびサイドシルガーニッシュで覆うとともに、前記サイドアウターパネルは前部ドアおよび後部ドアが当接するドアシール当接面を備え、前記サイドアウターパネルは、前記サイドシルガーニッシュ、ルーフサイドモール、リヤフェンダー、前部ドアおよび後部ドアで覆われて外部から目視不能であり、前記シール部材は、前記サイドアウターパネルの外周縁が前記車体側面に一致する第1領域では該外周縁上に配置され、前記サイドアウターパネルの外周縁が前記車体側面から離間する第2領域では前記サイドアウターパネルの内周縁上に配置され、前記第1領域および前記第2領域間の移行部では前記サイドアウターパネルを横断するように配置されることを第1の特徴とする自動車車体が提案される
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、ルーフパネルの車幅方向外端に設けた複数のクリップの係止溝に前記ルーフサイドモールに設けた複数の係止爪を係止したことを第の特徴とする自動車車体が提案される。
また本発明によれば、前記第1または第2の特徴に加えて、前記サイドシルガーニッシュおよび前記サイドアウターパネルを前記車体側面に設けたスタットボルトに共締めしたことを第の特徴とする自動車車体が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第の何れか1つの特徴に加えて、前記リヤフェンダーの端部を、前記ルーフサイドモールの端部および前記サイドアウターパネルの端部に係止したことを第の特徴とする自動車車体が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第の何れか1つの特徴に加えて、荷室の開口部の一部を取り囲む溝部が形成されたリヤパネルを備え、前記リヤフェンダーの上部を前記溝部に直接固定するとともに、前記リヤフェンダーの下部を前記リヤパネルにブラケットを介して固定したことを第の特徴とする自動車車体が提案される。
尚、実施の形態の前部ドア開口部30および後部ドア開口部31は本発明のドア開口部に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、CFRPでバスタブ状に形成された下部骨格に上部骨格を結合して構成した車体側面のドア開口部にサイドアウターパネルをシール部材を介して当接し、サイドアウターパネルをリヤフェンダー、ルーフサイドモールおよびサイドシルガーニッシュで覆うとともに、サイドアウターパネルにドアシールを介してドアを当接したので、車体側面にサイドアウターパネルを組み付ける際にシールラインを目視で容易に確認することが可能となり、シール部材の貼付作業あるいは塗布作業が容易になる。しかもドアシールは車体側面のドア開口部ではなくサイドアウターパネルに当接するので、車体側面を構成する下部骨格および上部骨格の設計自由度が高められるだけでなく、ドアの取り付け後にサイドアウターパネルは外部から目視不能になり、サイドアウターパネルの塗装を廃止あるいは簡素化して生産性を高めることができる。しかもシール部材は、サイドアウターパネルの外周縁が車体側面に一致する第1領域では該外周縁上に配置され、サイドアウターパネルの外周縁が車体側面から離間する第2領域ではサイドアウターパネルの内周縁上に配置され、第1領域および第2領域間の移行部ではサイドアウターパネルを横断するように配置されるので、車体デザインに影響を与えることなく、車体側面のドア開口部とサイドアウターパネルとの間を全周に亙ってシールして防水性を高めることができる。
また本発明の第の特徴によれば、ルーフパネルの車幅方向外端に設けた複数のクリップの係止溝にルーフサイドモールに設けた複数の係止爪を係止したので、ルーフサイドモールの組み付けの作業性が向上する。
また本発明の第の特徴によれば、サイドシルガーニッシュおよびサイドアウターパネルを車体側面に設けたスタットボルトに共締めしたので、スタットボルトの数および組み付け工数を削減することができる。
また本発明の第の特徴によれば、リヤフェンダーの端部を、ルーフサイドモールの端部およびサイドアウターパネルの端部に係止したので、リヤフェンダーの組み付けが容易になるだけでなく、リヤフェンダーの端部をルーフサイドモールの端部およびサイドアウターパネルの端部に滑らかに連続させて外観を向上させることができる。
また本発明の第の特徴によれば、荷室の開口部の一部を取り囲む溝部が形成されたリヤパネルを備え、リヤフェンダーの上部を溝部に直接固定するとともに、リヤフェンダーの下部をリヤパネルにブラケットを介して固定したので、リヤフェンダーを精度良く取り付けることができる。
図1は自動車車体を斜め前方から見た斜視図である。(第1の実施の形態) 図2は車体側面にサイドアウターパネルを取り付ける状態を示す図である。(第1の実施の形態) 図3はサイドアウターパネルの外面にサイドシルガーニッシュ、リヤフェンダーおよびルーフサイドモールを取り付ける状態を示す図である。(第1の実施の形態) 図4は図1の4A−4A線、4B−4B線および4C−4C線断面図である。(第1の実施の形態) 図5は図1の5A−5A線、5B−5B線および5C−5C線断面図である。(第1の実施の形態) 図6は図1の6A−6A線および6B−6B線断面図である。(第1の実施の形態) 図7は図1の7方向矢視図である。(第1の実施の形態)
23 シール部材
30 前部ドア開口部(ドア開口部)
31 後部ドア開口部(ドア開口部)
32 サイドアウターパネル
33 サイドシルガーニッシュ
34 ルーフサイドモール
35 リヤフェンダー
36 ルーフパネル
37 クリップ
37a 係止溝
38 係止爪
40 リヤパネル
40a 溝部
42 ブラケット
43 スタットボルト
73 上部骨格
74 下部骨格
a 移行部
b 移行部
以下、図1〜図7に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
第1の実施の形態
図1〜図3に示すように、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)を主たる材料とする自動車の車体フレームの基本的な骨格は、車体フロア11と、車体フロア11の左右両側部に沿って前後方向に延びる左右一対のサイドシル12,12と、左右のサイドシル12,12の前端から前上方に起立する左右一対のフロントピラーロア13,13と、左右のサイドシル12,12の後端から後上方に起立する左右一対のリヤピラー14,14と、左右のサイドシル12,12の前後方向中間部から上方に起立する左右一対のセンターピラー15,15と、左右のフロントピラーロア13,13の上端から左右のセンターピラー15,15の上端を経由して左右のリヤピラー14,14の上端に延びるアルミニウム合金のパイプ材よりなる左右一対のルーフサイドレール16,16とを備える。
左右のルーフサイドレール16,16がフロントルーフアーチ28とミドルルーフアーチ29とで接続される。左右のセンターピラー15,15の上端とミドルルーフアーチ29の車幅方向両端とが一体に連続し、正面視で逆U字状のロールバー54(図2参照)を構成する。そして一体化された左右のルーフサイドレール16,16、ロールバー54およびフロントルーフアーチ28は上部骨格73(図2参照)を構成する。
車体フロア11の前端と左右のフロントピラーロア13,13の前面とに平板状のダッシュパネルロア17が接合され、車体フロア11の後端と左右のリヤピラー14,14の後面とに平板状の後部隔壁18が接合される。一体化された車体フロア11、ダッシュパネルロア17、後部隔壁18、サイドシル12、フロントピラーロア13、13およびリヤピラー14,14は下部骨格74(図2参照)を構成する。車体フロア11の前端に左右一対のアルミニウム合金の鋳物製の取付台座20,20が固定され、取付台座20,20の前端に左右一対のアルミニウム合金の鋳物製のフロントサイドフレーム21,21の後端が固定される。
図2から明らかなように、上部骨格73および下部骨格74を結合した基本骨格には、サイドシル12、フロントピラーロア13、ルーフサイドレール16およびセンターピラー15により前部ドア開口部30が区画されるとともに、サイドシル12、リヤピラー14、ルーフサイドレール16およびセンターピラー15により後部ドア開口部31が区画され、前部ドア開口部30および後部ドア開口部31に沿ってサイドアウターパネル32が接合される。
サイドアウターパネル32は前部ドア開口部30および後部ドア開口部31の周囲を360゜に亙って取り囲むエプトシーラー等のシール部材23を介して接合される。サイドアウターパネル32は、その外周縁の大部分において基本骨格の車幅方向外側面に当接するが、後部ドア開口部31の一部を構成するリヤピラー14の部分では外周部がサイドアウターパネル32から離れて隙間が形成されるため、その部分では例外的に内周縁において基本骨格の車幅方向外側面に当接する。よって、シール部材23は、リヤピラー14の下端の移行部aとリヤピラー14の上端の移行部bとにおいて、サイドアウターパネル32の外周縁から内周縁に移行する。
シール部材23は、図2、図3以外に、図4(A)、図4(B)、図4(C)、図5(A)、図6(A)および図6(B)に断面として示される。
このように前部ドア開口部30および後部ドア開口部31を取り囲む閉じたシール部材23を介して基本骨格に接合されたサイドアウターパネル32は、サイドシル12に沿う4カ所と、ルーフサイドレール16に沿う3カ所とで基本骨格にボルト締結される。
即ち、図4(A)に示すように、車体フロア11の車幅方向外端の上面にサイドシル12が接着されており、このサイドシル12に3分割された金属ジョイント51,52,53を介してセンターピラー15の下端が支持される。金属ジョイント52の車幅方向外面に植設したスタットボルト43がサイドアウターパネル32を貫通し、ナット44で締結される。また図4(C)に示すように、フロントピラーロア13の下端の車幅方向外面にもスタットボルト43が植設されており、このスタットボルト43がサイドアウターパネル32を貫通してナット44で締結される。このようにして、センターピラー15の下端の2カ所と、フロントピラーロア13の下端の1カ所と、リヤピラー14の下端の1カ所とにおいて、サイドアウターパネル32の下部がボルト締結される(図1参照)。
図6(B)に示すように、ロールバー54にルーフサイドレール16を支持する金属ジョイント16aに植設したスタットボルト45がサイドアウターパネル32を貫通し、ナット46で締結される。これ以外に、フロントピラーロア13の上端近傍の1カ所と、リヤピラー14の上端近傍の1カ所とにおいて、サイドアウターパネル32の上部がボルト締結される(図1参照)。
このようにして固定されたサイドアウターパネル32の車幅方向外面にサイドシルガーニッシュ33、ルーフサイドモール34およびリヤフェンダー35が取り付けられる(図3参照)。
図4(A)および図4(C)に示すように、サイドシル12の車幅方向外面を覆うサイドシルガーニッシュ33の上縁に沿って形成されたフランジ部33aは、サイドアウターパネル32の下縁に車幅方向外側から重ね合わされ、前記スタットボルト43により共締めされる。
図3および図6(A)に示すように、ルーフサイドレール16の上面に固定されたルーフパネル36は、その車幅方向外端に沿って所定間隔で固定された複数のクリップ37…を備えており、ルーフサイドモール34の内面に設けた複数の係止爪38…をクリップ37…の係止溝37a…に挿入することで、ルーフサイドモール34がルーフサイドレール16に取り付けられる。
図1、図5(A)および図5(B)に示すように、リヤピラー14に車幅方向外面に重ね合わされたサイドアウターパネル32を覆うリヤフェンダー35の前縁に沿って断面クランク状の接続部材39が溶接されており、リヤフェンダー35の前縁および接続部材39間に形成されたスリットにサイドアウターパネル32の後縁が嵌合することで、サイドアウターパネル32にリヤフェンダー35の前部が支持される。また図1および図5(C)に示すように、ルーフサイドモール34の後端に臨むリヤフェンダー35の上部前端はクランク状に折り曲げられており、この部分にルーフサイドモール34の後端が車幅方向外側から重ね合わされて接着されることで、ルーフサイドモール34およびリヤフェンダー35が面一に接続される。
図1および図7に示すように、左右一対のリヤサイドフレーム22(図2参照)の後端に支持されたリヤパネル40と、後部隔壁18の後端から後方に延びるリヤパーセルシェルフ19との間に、図示せぬトランクリッドにより開閉される開口部41(図7参照)が形成される。リヤフェンダー35の後上部に突設したブラケット35a,35aが、開口部41の縁を構成するリヤパネル40の溝部40aに嵌合し、ボルト47,47およびナット48,48で締結される。またリヤパネル40の車幅方向外端に設けたブラケット42に、リヤフェンダー35の後下部がボルト49およびナット50で締結される。
上部骨格73および下部骨格74を結合した基本骨格の車幅方向外面に重ね合わされたサイドアウターパネル32の後部を覆うリヤフェンダー35の前縁に沿って断面クランク状の接続部材39が溶接されており、リヤフェンダー35の前縁および接続部材39間に形成されたスリットにサイドアウターパネル32の後縁が嵌合することで、サイドアウターパネル32にリヤフェンダー35の前部が支持される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
車体の組み立て工程で、車体フロア11、ダッシュパネルロア17、後部隔壁18、左右一対のサイドシル12、左右一対のフロントピラーロア13、13、左右一対のリヤピラー14,14等を一体化して下部骨格74を構成するとともに、左右一対のルーフサイドレール16,16、ロールバー54、フロントルーフアーチ28等を一体化して上部骨格73を構成した後、下部骨格74に上部骨格73を結合して車体の基本骨格を構成する(図2参照)。この車体の基本骨格の側面の前部ドア開口部30および後部ドア開口部31の周囲を取り囲むように、シール部材23を介してサイドアウターパネル32が取り付けられる。
このとき、車体の基本骨格の側面は完全に露出しているため、そこに貼付されるシール部材23を目視で容易に確認することが可能となり、シール部材23の貼付作業が容易になる。しかも前部ドアおよび後部ドアのドアシールは基本骨格の側面ではなくサイドアウターパネル32に形成されたドアシール当接面に当接するので、下部骨格74および上部骨格73にドアシール当接面を形成する必要がなくなって設計自由度が高められる。
また基本骨格に組み付けられたサイドアウターパネル32は、その後に組み付けられるサイドシルガーニッシュ33、ルーフサイドモール34、リヤフェンダー35、前部ドアおよび後部ドアで覆われて外部から目視不能になるため、サイドアウターパネル32の塗装を廃止あるいは簡素化して生産性を高めることができる。
またシール部材23は、サイドアウターパネル32の外周縁が車体側面に一致する第1領域23A(ルーフサイドレール16、フロントピラーロア13およびサイドシル12に対応する部分)では該外周縁上に配置され、サイドアウターパネル32の外周縁が車体側面から離間する第2領域23B(リヤピラー14に対応する部分)ではサイドアウターパネル32の内周縁上に配置され、第1領域23Aおよび第2領域間23Bの移行部a,bではサイドアウターパネル32を横断するように配置されるので(図2参照)、車体デザインに影響を与えることなく、車体側面の前部ドア開口部30および後部ドア開口部31とサイドアウターパネル32との間を全周に亙ってシールして防水性を高めることができる。
またサイドアウターパネル32を基本骨格にスタッドボルト43…,45…で締結したので(図4(A)、図4(C)および図6(B)参照)、サイドアウターパネル32を強固に取り付けることができるだけでなく、車体側方から締結作業を行えるので作業性が向上する。
また、サイドシルガーニシュ33を取り付けるとき、サイドシルガーニッシュ33およびサイドアウターパネル32を、基本骨格に設けたスタットボルト43…に共締めしたので(図4(A)および図4(C)参照)、スタットボルト43…の数および組み付け工数を削減することができる。
またルーフサイドモール34を、ルーフパネル36の車幅方向外端に設けた複数のクリップ37…の係止溝37a…に係止爪38…を挿入して係止したので(図6(A)参照)、ルーフサイドモール34の組み付けの作業性が向上する。
またリヤフェンダー35の端部を、ルーフサイドモール34の端部およびサイドアウターパネル32の端部に係止したので(図5(A)、図5(B)および図5(C)参照)、リヤフェンダー35の組み付けが容易になるだけでなく、リヤフェンダー35の端部をルーフサイドモール34の端部およびサイドアウターパネル32の端部に滑らかに連続させて外観を向上させることができる。
また荷室の開口部41の一部を取り囲む溝部40aが形成されたリヤパネル40を備え、リヤフェンダー35の上部を溝部40aに直接固定するとともに、リヤフェンダー35の下部をリヤパネル40にブラケット42を介して固定したので(図7参照)、リヤフェンダー35を精度良く取り付けることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本願発明のシール部材23は実施の形態のエプトシーラーに限定されず、シール部に塗布するタイプのものであっても良い。

Claims (5)

  1. CFRPでバスタブ状に形成された下部骨格(74)に上部骨格(73)を結合して構成した車体側面の前部ドア開口部(30)および後部ドア開口部(31)に、それら前部ドア開口部(30)および後部ドア開口部(31)の周囲を360゜に亙って取り囲むシール部材(23)を介して、サイドアウターパネル(32)を当接し、
    前記サイドアウターパネル(32)の車幅方向外面をリヤフェンダー(35)、ルーフサイドモール(34)およびサイドシルガーニッシュ(33)で覆うとともに、前記サイドアウターパネル(32)は前部ドアおよび後部ドアが当接するドアシール当接面を備え、前記サイドアウターパネル(32)は、前記サイドシルガーニッシュ(33)、ルーフサイドモール(34)、リヤフェンダー(35)、前部ドアおよび後部ドアで覆われて外部から目視不能であり、前記シール部材(23)は、前記サイドアウターパネル(32)の外周縁が前記車体側面に一致する第1領域(23A)では該外周縁上に配置され、前記サイドアウターパネル(32)の外周縁が前記車体側面から離間する第2領域(23B)では前記サイドアウターパネル(32)の内周縁上に配置され、前記第1領域(23A)および前記第2領域(23B)間の移行部(a,b)では前記サイドアウターパネル(32)を横断するように配置されることを特徴とする自動車車体。
  2. ーフパネル(36)の車幅方向外端に設けた複数のクリップ(37)の係止溝(37a)に前記ルーフサイドモール(34)に設けた複数の係止爪(38)を係止したことを特徴とする、請求項1に記載の自動車車体。
  3. 記サイドシルガーニッシュ(33)および前記サイドアウターパネル(32)を前記車体側面に設けたスタットボルト(43)に共締めしたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車車体。
  4. 記リヤフェンダー(35)の端部を、前記ルーフサイドモール(34)の端部および前記サイドアウターパネル(32)の端部に係止したことを特徴とする、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の自動車車体。
  5. 室の開口部(41)の一部を取り囲む溝部(40a)が形成されたリヤパネル(40)を備え、前記リヤフェンダー(35)の上部を前記溝部(40a)に直接固定するとともに、前記リヤフェンダー(35)の下部を前記リヤパネル(40)にブラケット(42)を介して固定したことを特徴とする、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の自動車車体。

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