JP6393336B2 - 車両下部構造 - Google Patents

車両下部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6393336B2
JP6393336B2 JP2016546363A JP2016546363A JP6393336B2 JP 6393336 B2 JP6393336 B2 JP 6393336B2 JP 2016546363 A JP2016546363 A JP 2016546363A JP 2016546363 A JP2016546363 A JP 2016546363A JP 6393336 B2 JP6393336 B2 JP 6393336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
descending
under
cover
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016546363A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016035430A1 (ja
Inventor
誠仁 米澤
誠仁 米澤
信介 中村
信介 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Publication of JPWO2016035430A1 publication Critical patent/JPWO2016035430A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6393336B2 publication Critical patent/JP6393336B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D37/00Stabilising vehicle bodies without controlling suspension arrangements
    • B62D37/02Stabilising vehicle bodies without controlling suspension arrangements by aerodynamic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D35/00Vehicle bodies characterised by streamlining
    • B62D35/02Streamlining the undersurfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/20Floors or bottom sub-units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D27/00Connections between superstructure or understructure sub-units
    • B62D27/06Connections between superstructure or understructure sub-units readily releasable
    • B62D27/065Connections between superstructure or understructure sub-units readily releasable using screwthread
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D29/00Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof
    • B62D29/04Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof predominantly of synthetic material
    • B62D29/043Superstructures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)

Description

本発明は、車両の下部にアンダパネルが設けられ、アンダパネルで車両の下面が形成される車両下部構造に関する。
車両下部構造として、車両の下部にアンダパネルが設けられ、アンダパネルの下側にアンダカバーが上下方向に移動自在に支持されたものが知られている。アンダパネルの下側にアンダカバーが支持される。アンダカバーでアンダパネルの全域が下方から覆われる。すなわち、アンダカバーは、車両の下部全域に亘って平坦に形成されている。
この車両下部構造によれば、車両の走行中(具体的には、中・高速度の走行中)に、アンダカバーの下方(すなわち、アンダカバーおよび路面間の空間)に負圧が発生する。発生した負圧はアンダカバーを下げることができる。アンダカバーを下げて車両の最低地上高を低くすることにより、アンダカバーおよび路面間に負圧を良好に発生させる。これにより、車両の安定性が確保される(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1の車両下部構造は、アンダカバーが車両の下部全域に亘って平坦に形成され、平坦なアンダカバーの全体が下げられるように構成されている。このため、車両の走行中に発生する空気流で生じる空気抵抗を好適に低減することは難しい。この観点から改良の余地が残されていた。
特開2009−220689号公報
本発明は、空気抵抗を好適に低減できる車両下部構造を提供することを課題とする。
本発明の第1側面は車両下部構造に係り、前記車両下部構造は、車両に備えた左右のサイドシル間にアンダパネルが配置され、該アンダパネルで車両の下面が形成される車両下部構造であって、前記アンダパネルのうち、前輪および後輪間で、かつ、前記サイドシルより車幅方向内側に下方から設けられるアンダカバーを備え、該アンダカバーは、走行中に前記アンダパネルから下降可能で、かつ、車両前後方向が長手方向となるように車両前後方向に延在された下降部を備え、前記下降部は、前記アンダパネルの車幅方向左右側に其々設けられる。
本発明の第2側面は車両下部構造に係り、前記車両下部構造は、車両に備えた左右のサイドシル間にアンダパネルが配置され、該アンダパネルで車両の下面が形成される車両下部構造であって、前記アンダパネルのうち、前輪より車両後方のみでかつ後輪より車両前方のみに位置し、かつ、前記サイドシルより車幅方向内側に下方から設けられるアンダカバーを備え、該アンダカバーは、走行中に前記アンダパネルから下降可能で、かつ、車両前後方向が長手方向となるように車両前後方向に延在された下降部を備え、前記下降部は、前記アンダカバーの車幅方向中央において最下位置まで下降可能で、かつ、前記下降部の長手方向に延びる頂部と、該頂部から前記下降部の両側部側に張り出される傾斜部と、を有する。
本発明の第3側面は車両下部構造に係り、前記車両下部構造は、車両に備えた左右のサイドシル間にアンダパネルが配置され、該アンダパネルで車両の下面が形成される車両下部構造であって、前記アンダパネルのうち、前輪より車両後方のみでかつ後輪より車両前方のみに位置し、かつ、前記サイドシルより車幅方向内側に下方から設けられるアンダカバーを備え、該アンダカバーは、走行中に前記アンダパネルから下降可能で、かつ、車両前後方向が長手方向となるように車両前後方向に延在された下降部を備え、前記下降部は、熱可塑性エラストマーで形成され、走行中に前記下降部と路面との間に発生した負圧によって下降する。
本発明の他の側面として、前記下降部は、前記アンダパネルの車幅方向中央部分のみに設けられる。
本発明の第1側面では、アンダパネルの前輪および後輪間で、かつ、サイドシルより車幅方向内側に下方からアンダカバーを設けた。また、アンダカバーに下降部を設け、下降部をアンダパネルから下降可能とした。
よって、車両の走行中(すなわち、中・高速度の走行中)に下降部および路面間に空気流(走行風)が流れる。下降部および路面間に負圧が発生して下降部がアンダパネルから下降する。下降部が下降することにより、下降部および路面間の負圧が高められる。
また、本発明の第1側面では、車両前後方向が下降部の長手方向となるように下降部が車両前後方向に延在されている。よって、下降部および路面間の負圧を、前輪から車両後方へ向けて十分な長さに確保できる。負圧の長さを十分に確保することにより、前輪から車両後方で、かつ、車幅方向外側に向けて流れる空気流を車両側に引き寄せ、空気流の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
これにより、前輪から流れる空気流により生じる空気抵抗を好適に低減でき、車両の空力性能を向上させることができる。
さらに、本発明の第1側面では、アンダカバーをアンダパネルの車幅方向左右側に其々設けた。よって、左側の前輪から流れる空気流を左側の下降部で車両側に引き寄せて、空気流の車幅方向外方への広がりを抑制できる。さらに、右側の前輪から流れる空気流を右側の下降部で車両側に引き寄せて、空気流の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
これにより、左右の前輪から流れる空気流により生じる空気抵抗を好適に低減でき、車両の空力性能を向上させることができる。
本発明の第2側面は、下降部は頂部および傾斜部を有する、という点で上記第1側面と異なる。下降部の頂部は、長手方向に延びた状態で、アンダカバーの車幅方向中央において最下位置まで下降可能に形成されている。また、下降部の傾斜部は、頂部から下降部の側部側に張り出されている。
よって、車両の走行中において、頂部および傾斜部において負圧が発生する。ここで、頂部から下降部の側部側に傾斜部が張り出されている。よって、発生した負圧で、車幅方向外方へ広がる空気流を傾斜部を経て頂部まで良好に引き寄せることができる。
これにより、頂部および傾斜部において発生した負圧で、空気流の車幅方向外方への広がりを抑制し、空気抵抗を好適に低減できる。
本発明の第3側面では、下降部を熱可塑性エラストマーで形成する、という点で上記第1〜第2側面と異なる。これにより、下降部がゴムのように弾性変形可能に形成されることとなり、下降部は、走行中に下降部と路面との間に発生した負圧によって適切に下降可能となる。
本発明の他の側面として、アンダパネルの車幅方向中央部分のみに下降部を設けた。よって、下降部が前輪の車両後方で、かつ、車幅方向中央に設けられる。
ここで、前輪から車両後方へ流れる空気流が車幅方向外方へ広がる。そこで、下降部を前輪の車両後方で、かつ、車幅方向中央に設け、この領域の負圧を高めるようにした。よって、車幅方向外方へ広がる空気流を、下降部の負圧側に効率よく引き寄せることができる。
これにより、空気流の車幅方向外方への広がりを抑制して、空気抵抗を好適に低減できる。
また、アンダパネルの車幅方向中央部分のみに下降部を設けることにより、下降部を小さく抑えることができる。これにより、車両の走行中(中・高速度の走行中)に空気流を効率よく流すことが可能になり、車両の空力性能を向上させることができる。
さらに、アンダパネルの車幅方向中央部分のみに下降部を設けることにより、アンダパネルの車幅方向左右側に其々設ける場合と比べて、アンダカバーの個数を減らすことができる。これにより、車両下部構造の部品点数を減らすことができ、構成の簡素化を図ることができる。
本発明に係る実施例1の車両下部構造を示す斜視図である。 図1の車両下部構造を示す分解斜視図である。 図2の右アンダカバーを示す斜視図である。 図3の右アンダカバーを上方から見た状態を示す斜視図である。 図4の右アンダカバーを示す分解斜視図である。 図1の6−6線断面図である。 図1の7−7線断面図である。 実施例1の車両下部構造に備えた下降部が下降した状態を示す斜視図である。 図8の9−9線断面図である。 図8の10−10線断面図である。 実施例1の車両下部構造で車両の空力性能を向上させる例を説明する図である。 本発明に係る実施例2の車両下部構造を示す斜視図である。 図12の右アンダカバーを上方から見た状態を示す斜視図である。 図12の14−14線断面図である。 図12の15−15線断面図である。 実施例2の車両下部構造に備えた下降部が下降した状態を示す斜視図である。 図16の17−17線断面図である。 図16の18−18線断面図である。 本発明に係る実施例3の車両下部構造を示す斜視図である。 実施例3の車両下部構造で車両の空力性能を向上させる例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例1に係る車両下部構造10について説明する。
図1、図2に示すように、車両Veは、車両下部11に車両下部構造10を備えている。車両下部構造10は、車両下部11の前左右側に設けられた左前輪13および右前輪14と、車両下部11の後左右側に設けられた左後輪15および右後輪16と、車両下部11の左右側に設けられた左サイドシル17および右サイドシル18とを備えている。
また、車両下部構造10は、左サイドシル17および右サイドシル18間に配置されたアンダパネル19と、アンダパネル19に設けられた左アンダカバー21および右アンダカバー22とを備えている。
左サイドシル17および右サイドシル18が車両下部11の左右側に其々設けられることにより、左サイドシル17および右サイドシル18で車両下部11の左右の下部枠が形成される。
左サイドシル17と右サイドシル18との間に亘ってアンダパネル19が設けられることにより、アンダパネル19で車両の下面(すなわち、フロア部)が形成される。アンダパネル19は、路面から上方に間隔をおいて配置され、かつ、路面に沿って車両前後方向に延在されている。
アンダパネル19は、左側部19aに設けられた左取付部19bと、右側部19cに設けられた右取付部19dとを有する。左取付部19bは、アンダパネル19の左側部19aにおいて、左前輪13および左後輪15間で、かつ、左サイドシル17より車幅方向内側に設けられている。右取付部19dは、アンダパネル19の右側部19cにおいて、右前輪14および右後輪16間で、かつ、右サイドシル18より車幅方向内側に設けられている。
アンダパネル19の左取付部19bに左アンダカバー21が設けられている。アンダパネル19の右取付部19dに右アンダカバー22が設けられている。
左アンダカバー21は、アンダパネル19の左取付部19bに下方から複数のボルト24で取り付けられ、左サイドシル17の近傍に設けられている。左アンダカバー21は、左サイドシル17に沿って車両前後方向に設けられている。前端部21aは左前輪13の車両後方近傍に配置されている。
右アンダカバー22は、アンダパネル19の右取付部19dに下方から複数のボルト24で取り付けられ、右サイドシル18の近傍に設けられている。右アンダカバー22は、右サイドシル18に沿って車両前後方向に設けられている。前端部22aは右前輪14の車両後方近傍に配置されている。
すなわち、左アンダカバー21および右アンダカバー22は、アンダパネル19の車幅方向左右側に車幅方向に間隔をおいて其々設けられている。
左アンダカバー21および右アンダカバー22は左右対称の部材である。以下、右アンダカバー22について詳しく説明する。左アンダカバー21の詳しい説明は省略する。左アンダカバー21の各構成部には、右アンダカバー22と同じ符号を付する。
図3、図4に示すように、右アンダカバー22は、アンダパネル19の右取付部19dに複数のボルト24(図2参照)で取り付けられるカバー部26と、カバー部26の開口部31に配置される下降部27と、下降部27をカバー部26に保持する取付枠部28とを含む。
カバー部26のカバー枠部32に沿って、複数の取付孔33が上下方向に向けて貫通されている。複数の取付孔33に差し込まれたボルト24がアンダパネル19の右取付部19d(図2参照)にねじ結合される。これにより、右取付部19dにカバー部26が取り付けられている。
図5、図6に示すように、カバー部26は、例えば、ポリプロピレン樹脂で平面視略矩形状に形成され、車両前後方向に延在されている。
カバー部26は、アンダパネル19の右取付部19dに沿って矩形枠状に形成されたカバー枠部32と、カバー枠部32の内周から下方に張り出されたカバー壁部34と、カバー壁部34の下端から内側に向けて略水平に張り出されたカバー底部35とを有する。
カバー枠部32に複数の取付孔33がカバー枠部32の縁方向に沿って形成されている。カバー底部35は、中央部に形成された開口部31と、開口部31を形成する開口縁31aと、開口縁31aに沿って形成された複数の取付孔37を有する。
開口部31がカバー部26の車幅方向中央部分に設けられ、開口部31に下降部27が配置される。
下降部27は、例えば、熱可塑性エラストマー(TPS)で平面視略矩形状に形成され、車両前後方向に延在されている。この下降部27は、カバー底部35に沿って略矩形枠状に形成される外周部41と、外周部41の内縁に沿って形成される変形部42と、変形部42の内縁に形成される下降底部(底部)43とを有する。
すなわち、外周部41の内側に下降底部43が配置されている。また、外周部41および下降底部43が変形部42で連結されている。外周部41に複数の取付孔44が形成されている。下降部27を熱可塑性エラストマーで形成することにより、下降部27(特に、変形部42)がゴムのように弾性変形可能に形成されている。
取付枠部28は、下降部27の外周部41に沿って枠状に形成されている。取付枠部28は、複数の係合部46を有する。
カバー部26のカバー底部35に下降部27の外周部41が上方から重ね合わされる。さらに、外周部41に取付枠部28が上方から重ね合わされる。カバー底部35の取付孔37および外周部41の取付孔44にボルト48が差し込まれ、取付枠部28の係合部46にボルト48がねじ結合される。
図6、図7に示すように、カバー部26のカバー底部35および取付枠部28で下降部27の外周部41が挟持される。これにより、カバー底部35に外周部41が設けられる。この状態において、カバー部26の開口部31に下降部27の変形部42および下降底部43が配置される。変形部42は開口部31に沿って枠状に形成されている(図3も参照)。
開口部31に変形部42および下降底部43が配置されることにより、変形部42および下降底部43がカバー部26の車幅方向中央部分26a(図3参照)のみに設けられる。さらに、変形部42および下降底部43は、車両前後方向が長手方向となるように車両前後方向に延在されている(図1参照)。
下降底部43は、カバー底部35と略同一面(略面一)になる定位置H1に配置されている。変形部42は、無端状で、断面略上向き湾曲形状に形成されている。具体的には、変形部42は、下降底部43および外周部41間の距離S1に対して余剰を持たせることにより弾性変形可能に形成されている。
この変形部42は、湾曲形状を保持する剛性と、湾曲形状から直線状に延びる弾性変形性とを備えている。
図8に示すように、車両Veの車両の走行中(具体的には、中・高速度の走行中)に、路面および左アンダカバー21間や、路面および右アンダカバー22間に負圧が発生する。左アンダカバー21や右アンダカバー22に負圧が発生することにより、左アンダカバー21や右アンダカバー22の下降底部43に押下力F1が作用する。
下降底部43に作用する押下力F1で変形部42が直線状に変形する(延びる)。下降底部43がアンダパネル19から下降する。
図9、図10に示すように、右アンダカバー22の下降底部43がアンダパネル19の右取付部19dから下降することにより、変形部42が直線状に延びきる。これにより、変形部42の変形が抑制され、下降底部43の下方への移動が規制される。
この状態において、下降底部43の頂部51が定位置H1から低位置H2まで下げられた状態に配置される。
これにより、右アンダカバー22および路面間に負圧を良好に発生させて車両Veの安定性を確保することができる。
一方、車両Veが停止、低速走行の状態において、下降底部43から負圧(すなわち、押下力F1)が解消、または小さくなる。変形部42が湾曲形状を保持する剛性を備えている。そのため、変形部42の弾性力で変形部42が、変形前の形状に復元され、かつ、変形前の形状に保たれる。
よって、変形部42の復元力で下降底部43が低位置H2から定位置H1(図6、図7参照)に持ち上げられ、カバー底部35と略同一面に配置される。これにより、車両Ve車両の最低地上高が高く確保される。
ここで、変形部42が断面略湾曲形状に形成されている。よって、下降底部43に押下力F1が作用した際に、変形部42を断面略湾曲形状から直線状に円滑に延ばす(変形する)ことができる。これにより、下降底部43に作用する押下力F1で下降底部43を低位置H2まで円滑に下げることができる。
一方、下降底部43に作用する押下力F1が解消、または小さくなった際には、変形部42の弾性力で変形部42を、直線状から断面略湾曲形状に円滑に復元し、かつ、断面略湾曲形状に保つことができる。これにより、変形部42の弾性力で下降底部43を低位置H2から定位置H1まで円滑に上げることができる。
また、下降部27の下降底部43および外周部41を弾性変形可能な変形部42で連結するだけで、下降底部43を外周部41から離すように下げることができる。これにより、右アンダカバー22を下方に下げる構成の簡素化を図ることができる。
ここで、右アンダカバー22に発生する負圧で下降底部43を下降させる際に、下降部27の好ましい形状について説明する。
下降底部43が下降した状態において、下降底部43の車幅方向中央が定位置H1から低位置(最下位置)H2まで下降して頂部51が形成される。頂部51は、下降部27の長手方向(すなわち、車両前後方向)に直線状に延出されている(図8も参照)。
さらに、下降底部43の車幅方向中央に頂部51が形成される。これにより、頂部51から下降底部43の外側部(下降部の両側部の一方)43a側に張り出される外傾斜部52が形成されると共に、頂部51から下降底部43の内側部(下降部の両側部の他方)43b側に張り出される内傾斜部53が形成される。
換言すれば、下降部27は、下降底部43が下降した状態において、頂部51、外傾斜部52および内傾斜部53を有する。
よって、下降底部43が下降した状態において、下降底部43が頂部51、外傾斜部52および内傾斜部53で断面略船底形状に形成される。
つぎに、車両Veの空力性能を左アンダカバー21および右アンダカバー22で向上させる例を図11に基づいて説明する。なお、図11においては、空力性能の理解を容易にするために左アンダカバー21を代表例として説明する。
図11に示すように、車両Veの走行中(特に、中・高速度の走行中)に、左前輪13から車両後方で、かつ、車幅方向外側に向けて流れる空気流55が発生する。
同様に、右前輪14から車両後方で、かつ、車幅方向外側に向けて流れる空気流56が発生する。空気流55および空気流56で空気抵抗が増すことが考えられる。
そこで、アンダパネル19に左アンダカバー21および右アンダカバー22を備えるようにした。
左アンダカバー21は、車両前後方向が下降部27の長手方向となるように下降部27が車両前後方向に延在されている。車両Veの中・高速走行により下降部27の下降底部43に押下力F1が作用し、下降底部43の車幅方向中央が最下位置まで下降する。よって、下降底部43の車幅方向中央に頂部51が形成される。形成された頂部51が下降部27の長手方向(すなわち、車両前後方向)へ長さL1の直線状に延出される。
これにより、下降部27および路面間の負圧を、左前輪13から車両後方へ向けて十分な長さに確保できる。負圧の長さを十分に確保することにより、左前輪13から車両後方で、かつ、車幅方向外側に向けて流れる空気流55を車両Ve側に引き寄せ、空気流55の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
このように、空気流55の広がりを抑制することにより、左前輪13から流れる空気流55により生じる空気抵抗を好適に低減でき、車両Veの空力性能を向上させることができる。
また、左アンダカバー21(具体的には、カバー部26)の車幅方向中央部分26aのみに下降部27を設けた。よって、下降部27が左前輪13の車両後方側に設けられる。
ここで、左前輪13から車両後方へ流れる空気流55が車幅方向外方へ広がる。そこで、下降部27を左前輪13の車両後方側に設けることにより、車幅方向外方へ広がる空気流55を、下降部27の負圧側に効率よく引き寄せることができる。
これにより、空気流55の車幅方向外方への広がりを抑制して、空気抵抗を一層好適に低減できる。
また、左アンダカバー21(具体的には、カバー部26)の車幅方向中央部分26aのみに下降部27を設けることにより、下降部27を車幅方向において小さく抑えることができる。これにより、車両Veの中・高速走行中に空気流57を車両後方へ向けて効率よく流すことが可能になり、車両Veの空力性能を向上させることができる。
さらに、下降部27は頂部51、外傾斜部52および内傾斜部53を有する。下降部27の頂部51は、長手方向に延びた状態で、左アンダカバー21の車幅方向中央において最下位置まで下降される。また、下降部27の外傾斜部52は、頂部51から下降底部43の外側部43a側に張り出されている。
よって、車両Veの中・高速走行において、頂部51および外傾斜部52において負圧が発生する。これにより、車幅方向外方へ広がる空気流55を頂部51および外傾斜部52側に引き寄せて、空気流55の車幅方向外方への広がりを抑制し、空気抵抗を好適に低減できる。
加えて、アンダパネル19の車幅方向左側に左アンダカバー21を設け、アンダパネル19の車幅方向右側に右アンダカバー22を設けた。よって、左前輪13から流れる空気流55を左側の下降部27で車両Ve側に引き寄せて、空気流55の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
さらに、右前輪14から流れる空気流56を右側の下降部27で車両Ve側に引き寄せて、空気流56の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
これにより、左前輪13および右前輪14から流れる空気流55,56により生じる空気抵抗を好適に低減でき、車両Veの空力性能を向上させることができる。
つぎに、実施例2、実施例3を図12〜図20に基づいて説明する。なお、実施例2、実施例3において実施例1の各構成部材と同一・類似部材については実施例1と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
実施例2に係る車両下部構造60について説明する。
図12に示すように、車両下部構造60は、実施例1の左アンダカバー21および右アンダカバー22に代えて左アンダカバー61および右アンダカバー62を備えたもので、その他の構成は実施例1の車両下部構造10と同様である。
左アンダカバー61および右アンダカバー62は、実施例1と同様に、アンダパネル19の車幅方向左右側に車幅方向に間隔をおいて其々設けられている。
左アンダカバー61および右アンダカバー62は左右対称の部材であり、右アンダカバー62について詳しく説明する。さらに、左アンダカバー61の各構成部に右アンダカバー62と同じ符号を付して左アンダカバー61の詳しい説明を省略する。
図13に示すように、右アンダカバー62は、アンダパネル19の右取付部19dに複数のボルト24(図12参照)で取り付けられるカバー部66と、カバー部66の開口部71(図14参照)に配置される下降部67と、下降部67をカバー部66に保持する取付枠部68とを含む。
右アンダカバー62は、実施例1の右アンダカバー22に比べて下降部67の形状が大きく形成されている。
図14、図15に示すように、カバー部66は、実施例1のカバー部26と同様に、ポリプロピレン樹脂で平面視略矩形状に形成され、車両前後方向に延在されている。
カバー部66は、アンダパネル19の右取付部19dに沿って矩形枠状に形成されたカバー枠部72と、カバー枠部72の内周から下方に張り出されたカバー壁部73とを有する。
カバー枠部72は、実施例1のカバー枠部32と同様に形成されている。カバー壁部73は、開口部71を形成する開口縁71aと、開口縁71aに沿って形成された複数の取付孔74を有する。開口部71がカバー部66の車幅方向中央部分に設けられ、開口部71に下降部67が配置される。
カバー壁部73に開口部71が形成されることにより、開口部71が実施例1の開口部31より大きく形成されている。
下降部67は、実施例1の下降部27と同様に、熱可塑性エラストマー(TPS)で平面視略矩形状に形成され、車両前後方向に延在されている。この下降部67は、カバー壁部73に沿って略矩形枠状に形成される外周部76と、カバー壁部73の内縁に沿って形成される変形部77と、変形部77の内縁に形成される下降底部(底部)78とを有する。
すなわち、外周部76の内側に下降底部78が配置されている。また、外周部76および下降底部78が変形部77で連結されている。外周部76に複数の取付孔79が形成されている。下降部67を熱可塑性エラストマーで形成することにより、下降部67(特に、変形部77)がゴムのように弾性変形可能に形成されている。
取付枠部68は、下降部67の外周部76に沿って枠状に形成されている。取付枠部68は、複数の係合部81が形成を有する。
カバー部66のカバー壁部73に下降部67の外周部76が内側から重ね合わされる。さらに、外周部76に取付枠部68が内側から重ね合わされる。カバー壁部73の取付孔74および外周部76の取付孔79にボルト48が差し込まれ、取付枠部68の係合部81にボルト48がねじ結合される。
カバー部66のカバー壁部73および取付枠部68で下降部67の外周部76が挟持される。これにより、カバー壁部73に外周部76が設けられる。この状態において、カバー部66の開口部71に下降部67の変形部77および下降底部78が配置される。変形部77は開口部71に沿って枠状に形成されている(図13も参照)。
開口部71に変形部77および下降底部78が配置されることにより、変形部77および下降底部78がカバー部66の車幅方向中央部分66a(図12参照)のみに設けられる。さらに、変形部77および下降底部78は、車両前後方向が長手方向となるように車両前後方向に延在されている(図12参照)。
下降底部78は、カバー壁部73の下方近傍において、略水平方向に平坦となるように形成されている。変形部77は、無端状で、断面略内向き湾曲形状に形成されている。具体的には、変形部77は、下降底部78および外周部76間の距離S2に対して余剰を持たせることにより弾性変形可能に形成されている。
この変形部77は、湾曲形状を保持する剛性と、湾曲形状から直線状に延びる弾性変形性とを備えている。
図16に示すように、車両Veの中・高速走行により路面および左アンダカバー61間や、路面および右アンダカバー62間に負圧が発生する。左アンダカバー61や右アンダカバー62に負圧が発生することにより、左アンダカバー61や右アンダカバー62の下降底部78に押下力F2が作用する。
下降底部78に作用する押下力F2で変形部77が直線状に変形する(延びる)。下降底部78がアンダパネル19から下降する。
図17、図18に示すように、右アンダカバー62の下降底部78がアンダパネル19の右取付部19dから下降することにより、変形部77が直線状に延びきる。これにより、変形部77の変形が抑制され、下降底部78の下方への移動が規制される。
一方、車両Veが停止、低速走行の状態において、下降底部78から負圧が解消される。変形部77が湾曲形状を保持する剛性を備えている。そのため、変形部77の復元力で下降底部78が、カバー壁部73の下方近傍で平坦な形状に戻される(図14、図15参照)。
ここで、下降底部78に発生する負圧で下降底部78を下降させる際に、下降部67の好ましい形状について説明する。
下降底部78の全体は、略平坦に保たれた状態(あるいは、下向きの微少な湾曲状に保たれた状態)で最下位置まで下降する。下降した下降底部78は、下降部67の長手方向(すなわち、車両前後方向)に延出されている(図16も参照)。
つぎに、車両Veの空力性能を左アンダカバー61および右アンダカバー62で向上させる例を図16に基づいて説明する。なお、図16においては、空力性能の理解を容易にするために左アンダカバー61を代表例として説明する。
左アンダカバー61は、車両前後方向が下降部67の長手方向となるように下降部67が車両前後方向に延在されている。車両Veの中・高速走行により下降部67の下降底部78に押下力F2が作用し、下降底部78の車幅方向中央が最下位置まで下降する。下降した下降底部78が下降部67の長手方向(すなわち、車両前後方向)へ長さL2だけ延出される。
これにより、下降部67および路面間の負圧を、左前輪13から車両後方へ向けて十分な長さに確保できる。負圧の長さを十分に確保することにより、実施例1と同様に、左前輪13から車両後方で、かつ、車幅方向外側に向けて流れる空気流85を車両Ve側に引き寄せ、空気流85の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
このように、空気流85の広がりを抑制することにより、左前輪13から流れる空気流85により生じる空気抵抗を好適に低減でき、車両Veの空力性能を向上させることができる。
ここで、アンダパネル19の車幅方向左側に左アンダカバー61を設け、アンダパネル19の車幅方向右側に右アンダカバー62を設けた。よって、左前輪13から流れる空気流85を左側の下降部67で車両Ve側に引き寄せて、空気流85の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
さらに、右前輪14から流れる空気流86を右側の下降部67で車両Ve側に引き寄せて、空気流86の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
これにより、左前輪13および右前輪14から流れる空気流85,86により生じる空気抵抗を好適に低減でき、車両Veの空力性能を向上させることができる。
実施例3に係る車両下部構造90について説明する。
図19に示すように、車両下部構造90は、実施例2の左アンダカバー61および右アンダカバー62に代えてアンダパネル19にアンダカバー91を備えたもので、その他の構成は実施例1の車両下部構造10と同様である。
アンダパネル19は、車幅方向中央19eにおいて、左右の前輪13,14と左右の後輪15,16との間に中央取付部(車幅方向中央部分)19fを有する。この中央取付部19fのみにアンダカバー91が設けられている。
具体的には、アンダカバー91は、アンダパネル19の中央取付部19fに複数のボルト24で取り付けられるカバー部92と、カバー部92の開口部93に配置される下降部94と、下降部94をカバー部92に保持する取付枠部(図示せず)とを含む。
カバー部92、下降部94および取付枠部は、実施例2のカバー部66、下降部67および取付枠部68を車幅方向に広げたもので、実施例2の各部材66,67,68と類似部材である。よって、カバー部92、下降部94および取付枠部の詳しい説明を省略する。
下降部94は、実施例2の下降部67と同様に、熱可塑性エラストマー(TPS)で平面視略矩形状に形成され、開口部93の内側に配置された変形部95と、変形部95下降底部(底部)96とを有する。すなわち、下降部94は、中央取付部19fのみに設けられている。
変形部95および下降底部96は、実施例2の変形部77および下降底部78と類似する部材である。
つぎに、車両Veの空力性能をアンダカバー91で向上させる例を図20に基づいて説明する。
車両Veの中・高速走行中に、左前輪13や右前輪14から車両後方で、かつ、車幅方向外方へ広がる各空気流101,102が発生する。
同時に、車両Veの中・高速走行により下降部94の下降底部96に押下力F3が作用し、下降底部96の車幅方向中央が最下位置まで下降する。下降した下降底部96が下降部94の長手方向(すなわち、車両前後方向)へ長さL3だけ延出される。
下降部94はアンダパネル19の中央取付部19fのみに設けられることにより、左右の前輪16,14の車両後方で、かつ、車幅方向中央に設けられている。
これにより、下降部94および路面間の負圧を、車幅方向中央において、左前輪13から車両後方へ向けて十分な長さに確保できる。負圧の長さを十分に確保することにより、左前輪13から車両後方で、かつ、車幅方向外側に向けて流れる左側の空気流101を車両Ve側に引き寄せ、空気流101の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
同時に、右前輪14から車両後方で、かつ、車幅方向外側に向けて流れる右側の空気流102を車両Ve側に引き寄せ、空気流102の車幅方向外方への広がりを抑制できる。
このように、空気流101,102の広がりを抑制することにより、左前輪13から流れる空気流101や右前輪14から流れる空気流102により生じる空気抵抗を好適に低減でき、車両Veの空力性能を向上させることができる。
また、アンダパネル19の中央取付部19fのみに下降部94を設けることにより、実施例1や実施例2のように、アンダパネル19の車幅方向左右側にアンダカバーを其々設ける必要がない。よって、実施例1や実施例2と比べて、下降部94をさらに小さく抑えることができる。
これにより、車両Veの走行中(中・高速度の走行中)に空気流103を車両後方へ向けて効率よく流すことが可能になり、車両Veの空力性能を向上させることができる。
さらに、アンダパネル19の中央取付部19fのみにアンダカバー91を設けることにより、実施例1や実施例2と比べて、アンダカバー91の個数を減らすことができる。これにより、部品点数を減らすことができ、構成の簡素化を図ることができる。
なお、本発明に係る車両下部構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1および実施例2で示した車両、車両下部構造、左右の前輪、左右の後輪、左右のサイドシル、アンダパネル、左右のアンダカバー、アンダカバー、左右のカバー部、下降部、底部、頂部および内外の傾斜部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、車両のサイドシルにアンダパネルが設けられ、アンダパネルで車両の下面が形成される車両下部構造を備えた自動車への適用に好適である。
Ve 車両
10,60,90 車両下部構造
13,14 左右の前輪(前輪)
15,16 左右の後輪(後輪)
17,18 左右のサイドシル(サイドシル)
19 アンダパネル
21,61 左アンダカバー(アンダカバー)
22,62 右アンダカバー(アンダカバー)
26,66 左右のカバー部
26a,66a 左右のカバー部の車幅方向中央部分
27,67,94 下降部
43,78,96 下降底部(底部)
43a 底部の外側部(下降部の両側部の一方)
43b 底部の内側部(下降部の両側部の他方)
51 頂部
52 外傾斜部(傾斜部)
53 内傾斜部(傾斜部)
91 アンダカバー

Claims (4)

  1. 車両に備えた左右のサイドシル間にアンダパネルが配置され、該アンダパネルで車両の下面が形成される車両下部構造であって、
    前記アンダパネルのうち、前輪より車両後方のみでかつ後輪より車両前方のみに位置し、かつ、前記サイドシルより車幅方向内側に下方から設けられるアンダカバーを備え、
    該アンダカバーは、
    走行中に前記アンダパネルから下降可能で、かつ、車両前後方向が長手方向となるように車両前後方向に延在された下降部を備え
    前記下降部は、前記アンダパネルの車幅方向左右側に其々設けられることを特徴とする車両下部構造。
  2. 車両に備えた左右のサイドシル間にアンダパネルが配置され、該アンダパネルで車両の下面が形成される車両下部構造であって、
    前記アンダパネルのうち、前輪より車両後方のみでかつ後輪より車両前方のみに位置し、かつ、前記サイドシルより車幅方向内側に下方から設けられるアンダカバーを備え、
    該アンダカバーは、
    走行中に前記アンダパネルから下降可能で、かつ、車両前後方向が長手方向となるように車両前後方向に延在された下降部を備え、
    前記下降部は、
    前記アンダカバーの車幅方向中央において最下位置まで下降可能で、かつ、前記下降部の長手方向に延びる頂部と、
    該頂部から前記下降部の両側部側に張り出される傾斜部と、
    を有することを特徴とする車両下部構造。
  3. 車両に備えた左右のサイドシル間にアンダパネルが配置され、該アンダパネルで車両の下面が形成される車両下部構造であって、
    前記アンダパネルのうち、前輪より車両後方のみでかつ後輪より車両前方のみに位置し、かつ、前記サイドシルより車幅方向内側に下方から設けられるアンダカバーを備え、
    該アンダカバーは、
    走行中に前記アンダパネルから下降可能で、かつ、車両前後方向が長手方向となるように車両前後方向に延在された下降部を備え、
    前記下降部は、
    熱可塑性エラストマーで形成され、走行中に前記下降部と路面との間に発生した負圧によって下降することを特徴とする車両下部構造。
  4. 前記下降部は、前記アンダパネルの車幅方向中央部分のみに設けられる、請求項2または請求項3記載の車両下部構造。
JP2016546363A 2014-09-04 2015-06-24 車両下部構造 Expired - Fee Related JP6393336B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014180615 2014-09-04
JP2014180615 2014-09-04
PCT/JP2015/068241 WO2016035430A1 (ja) 2014-09-04 2015-06-24 車両下部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016035430A1 JPWO2016035430A1 (ja) 2017-06-22
JP6393336B2 true JP6393336B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=55439501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016546363A Expired - Fee Related JP6393336B2 (ja) 2014-09-04 2015-06-24 車両下部構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9981701B2 (ja)
JP (1) JP6393336B2 (ja)
CN (1) CN106687362B (ja)
WO (1) WO2016035430A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6059188B2 (ja) * 2014-09-04 2017-01-11 本田技研工業株式会社 車体下部構造
JP6460085B2 (ja) * 2016-11-29 2019-01-30 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造
JP6624098B2 (ja) * 2017-02-02 2019-12-25 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造
JP6885267B2 (ja) * 2017-09-01 2021-06-09 トヨタ自動車株式会社 冷却ダクト
WO2019083509A1 (en) 2017-10-24 2019-05-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. PEOPLE SEGMENTATIONS FOR BACKGROUND REPLACEMENTS
JP6881325B2 (ja) * 2018-01-16 2021-06-02 マツダ株式会社 下部車体構造
JP6761013B2 (ja) * 2018-09-27 2020-09-23 本田技研工業株式会社 車体下部構造
JP6893903B2 (ja) * 2018-11-19 2021-06-23 小島プレス工業株式会社 車両用アンダーカバー
DE102019112925A1 (de) * 2019-05-16 2020-11-19 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Luftleitvorrichtung für eine Kraftfahrzeugkarosserie
KR20210056797A (ko) * 2019-11-11 2021-05-20 현대자동차주식회사 차량용 언더커버 마운팅브라켓 및 이를 포함한 차량용 언더커버 어셈블리
US20240083522A1 (en) * 2022-09-12 2024-03-14 Ferrari S.P.A. Car
CN116215680A (zh) * 2023-03-03 2023-06-06 江苏铁锚科技股份有限公司 一种汽车电动尾翼

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01249582A (ja) * 1988-03-31 1989-10-04 Katsuji Okino 高速車両用路面吸い寄せ翼装置
JPH09118270A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Mitsubishi Motors Corp 車両の空気抵抗低減装置
DE10209591A1 (de) * 2002-03-05 2003-09-18 Bayerische Motoren Werke Ag Aerodynamische Verkleidung für die Unterseite eines Kraftfahrzeugs
JP4301124B2 (ja) * 2004-09-02 2009-07-22 トヨタ自動車株式会社 車両用整流装置
JP2009220689A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Honda Motor Co Ltd アンダカバー構造
DE102008037084A1 (de) * 2008-08-08 2010-02-11 Dr.Ing.H.C.F.Porsche Aktiengesellschaft Aerodynamisches Anbauteil
US8668245B2 (en) * 2010-04-08 2014-03-11 Nissan Motor Co., Ltd. Front underfloor structure of vehicle
DE102011085933B4 (de) * 2011-11-08 2022-03-10 Röchling Automotive AG & Co. KG Unterbodenverkleidung für ein Kraftfahrzeug mit beweglichen Teilen
JP5686106B2 (ja) * 2012-02-14 2015-03-18 三菱自動車工業株式会社 車両の車体下部構造
DE102012018487A1 (de) * 2012-09-17 2014-03-20 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Unterbauverkleidung für ein Kraftfahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
US20170174272A1 (en) 2017-06-22
US9981701B2 (en) 2018-05-29
CN106687362A (zh) 2017-05-17
WO2016035430A1 (ja) 2016-03-10
CN106687362B (zh) 2019-04-09
JPWO2016035430A1 (ja) 2017-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6393336B2 (ja) 車両下部構造
KR101755461B1 (ko) 전방 차체 구조
US8814251B2 (en) Under covers for vehicle body
JP2005119410A (ja) サイドシルガーニッシュの取付構造
KR101703596B1 (ko) 전방 차체 구조
JP2007001521A (ja) 車体後部構造
JP2013133087A (ja) 車両用ドアフレーム
JP2014069732A (ja) 車両前部構造
JP2015089759A (ja) 車両の後部車体構造
JP5222921B2 (ja) ディフューザ装置
JP4633541B2 (ja) 車体のルーフ構造
JP6059188B2 (ja) 車体下部構造
JP2019038301A (ja) 車体構造
JP2009184403A (ja) 車体前部構造
JP5668671B2 (ja) 車両下部構造
JP2013124044A (ja) 車両用バンパ装置
JP2004338471A (ja) 車両の前部車体構造
JP6378996B2 (ja) 車両構造
US20180029457A1 (en) Vehicle rear portion structure
JP2019093775A (ja) 自動車のルーフ構造
JP2005231496A (ja) 車体のルーフヘッダ
JP5986159B2 (ja) 車体前部構造
JP6042391B2 (ja) ルーフパネル
JP6220373B2 (ja) 車体前部構造
JP5910477B2 (ja) フロントピラー構造

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A527

Effective date: 20170301

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6393336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees