JP6885267B2 - 冷却ダクト - Google Patents

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Description

本発明は、冷却ダクトに関する。
特許文献1には、エンジンアンダーカバーが開示されている。このエンジンアンダーカバーには、エンジンアンダーカバーの下を通る空気をフロアトンネルへ流して燃料タンクに当てる冷却ダクトが設けられており、冷却ダクトによって導かれた空気を燃料タンクへ当てることで、燃料タンクを冷却している。
特開平9−76948号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたエンジンアンダーカバーでは、冷却対象物である燃料タンクがフロアトンネルの車両後方側に配置されているため、冷却ダクトにより導かれる空気をフロアトンネルへ通して燃料タンクに当てることができるが、冷却対象物が冷却ダクトに対して車両上方側に配置されている場合は、冷却対象物へ空気を当てることができない可能性がある。したがって、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮し、冷却対象物が冷却ダクトに対して車両上方側に配置された場合でも冷却対象物を冷却させることができる冷却ダクトを得るものである。
本発明に係る冷却ダクトは、車両下面を覆うアンダーカバーに設けられると共に、車両上下方向に開口されかつ車両底面視にて車両後方側に向かうにつれて車両幅方向の寸法が大きくなる形状に形成された導入口と、車両底面視にて前記導入口と略同一の形状に形成されると共に、前端部が前記導入口の前端部に接しておりかつ車両後方側へ向かうにつれて車両上方側へ傾けられた上壁と、前記導入口の車両幅方向のそれぞれの端部と、前記上壁の車両幅方向のそれぞれの端部とを繋ぐと共に、車両底面視にて所定の傾斜角度で傾斜された側壁前部と、少なくとも前記側壁前部との隣接部位が前記側壁前部よりも大きい傾斜角度で傾斜された側壁後部との境界に位置する側壁屈曲部が設けられた左右一対の側壁と、前記導入口と前記側壁と前記上壁とのそれぞれの後端部によって形成された排出口と、前記上壁に設けられ、所定の傾斜角度で傾斜された上壁前部と、前記上壁前部よりも大きい傾斜角度で傾斜された上壁後部との境界に位置すると共に、前記側壁屈曲部に対して車両前後方向にて略同一の位置に配置された上壁屈曲部と、を有する。
上記構成によれば、車両下面を覆うアンダーカバーには、導入口が設けられている。この導入口は、車両上下方向に開口されかつ車両底面視で車両後方側に向かうにつれて車両幅方向の寸法が大きくなる形状に形成されている。また、本発明によれば、車両底面視にて導入口と略同一の形状に形成された上壁が設けられており、この上壁の前端部が導入口の前端部に接しておりかつ車両後方側へ向かうにつれて車両上方側へ傾けられている。さらに、導入口の車両幅方向のそれぞれの端部と、上壁の車両幅方向のそれぞれの端部とは、左右一対の側壁によって繋げられている。これによって、アンダーカバーの車両下方側を通る空気は、導入口から入って側壁や上壁を伝いながら、導入口と側壁と上壁とのそれぞれの後端部によって形成された排出口から流れ出る。
ここで、上壁には、上壁前部と上壁後部との境界に位置する上壁屈曲部が設けられており、これによって所定の傾斜角度で傾斜された上壁前部よりも上壁後部がより一層車両上方側へ傾けられている。したがって、導入口から入って上壁に吸い寄せられることで上壁に沿って排出口から流れ出る空気を、より車両上方側へ向かって流すことができる。
また、上記構成によれば、左右一対の側壁には、側壁前部と側壁後部との境界に位置する側壁屈曲部が設けられており、これによって車両底面視にて所定の角度で車両幅方向外側へ傾斜された側壁前部よりも側壁後部における少なくとも側壁前部との隣接部位がより一層車両幅方向外側へ傾斜されている。ところで、アンダーカバーに沿って略車両前後方向に流れる空気は、側壁の側壁屈曲部の近傍にて特に剥離し易くなるため、この剥離によって負圧が発生してより多くの空気が上壁に吸い寄せられる。また、上壁屈曲部と側壁屈曲部とは、車両前後方向にて略同一の位置に配置されている。このため、側壁屈曲部にて上壁に吸い寄せられた空気を、上壁の上壁屈曲部によってより車両上方側へ向かって流すことができる。これにより、冷却対象物が冷却ダクトに対して車両上方側に配置された場合でもより一層冷却させることができる。
また、本発明に係る冷却ダクトは、前記上壁前部と水平な仮想面とで成す角度に対して、前記上壁後部と前記仮想面とで成す角度は、略2倍の大きさに設定してもよい。
上記構成によれば、上壁前部と水平な仮想面とで成す角度に対して、上壁後部と仮想面とでなす角度は、略2倍の大きさに設定されている。したがって、上壁前部に沿って流れる空気は、剥離することなく上壁後部に沿って流れるため、上壁に沿って排出口から流れ出る空気を、より確実に車両上方側へ向かって流すことができる。これにより、冷却対象物をより確実に冷却させることができる。
さらにまた、本発明に係る冷却ダクトは、前記排出口は、略車両後方側へ向けて開口してもよい。
上記構成によれば、排出口は、略車両後方側へ向けて開口されていることから、車両走行中に車両前方から流れる空気をスムーズに導入口から排出口へと流すことができる。これにより、空気抵抗を抑制しながら冷却対象物を冷却させることができる。
本発明によれば、冷却対象物が冷却ダクトに対して車両上方側に配置された場合でも冷却対象物を冷却させることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る冷却ダクトを有するアンダーカバーを示す車両底面図である。 図1におけるA−A線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る冷却ダクトを有するアンダーカバーを車両内側から車両外側へ向かって見た状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る冷却ダクトを有するアンダーカバーの一部を示す車両底面図である。 図4におけるB−B線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る冷却ダクトを有する冷却ダクトの作用状態を示す概略図である。 第2実施形態に係る冷却ダクトを有するアンダーカバーを車両内側から車両外側へ向かって見た状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る冷却ダクトを有するアンダーカバーの一部を示す車両底面図である。 図8におけるC−C線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。なお、図において示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側、矢印UPは車両上下方向上側をそれぞれ示す。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態に係る冷却ダクト10の構成について説明する。車両12の下面には、アンダーカバー14が設けられている。このアンダーカバー14は、車両12のセンタートンネル16内に配設された排気管18(図2参照)を車両下方側から覆うように取り付けられており、略平板状に形成されている。
図2に示されるように、アンダーカバー14には、冷却ダクト10が形成されている。この冷却ダクト10は、車両12のセンタートンネル16に対応した位置かつ排気管18に設けられた冷却対象物としての排熱回収機22の車両前方側に配置されている。
図3に示されるように、冷却ダクト10は、導入口24(図2参照)と、上壁26と、側壁28と、排出口30(図2参照)とを有している。導入口24は、車両上下方向に開口されており、図4に示されるように、車両底面視にて車両後方側に向かうにつれて車両幅方向の寸法が大きくなる略台形形状に形成されている。なお、導入口24の車両幅方向の左右一対の端部34は、側壁28における後述する側壁屈曲部32に対応して形成されている。
上壁26は、車両底面視にて導入口24と略同一の略台形形状に形成されている。図5に示されるように、上壁26の前端部36は、導入口24の前端部38と一体にされており、上壁26は、車両後方側に向かうにつれて車両上方側へと傾けられている。また、上壁26には、車両幅方向に沿って稜線が形成された上壁屈曲部40が形成されており、この上壁屈曲部40より車両前方側の上壁前部26Aと、上壁屈曲部40より車両後方側の上壁後部26Bとは、それぞれ傾きが異なるように形成されている。換言すると、上壁屈曲部40は、上壁前部26Aと上壁後部26Bとの境界に位置している。
上壁後部26Bは、所定の傾斜角度で傾斜された上壁前部26Aよりも大きい傾斜角度で傾斜されている。具体的には、上壁前部26Aと水平な仮想面Hとで成す角度αAに対して、上壁後部26Bと水平な仮想面Hとで成す角度αBは、略2倍の大きさに設定されている。なお、本実施形態では、角度αAは7°に設定されていると共に、角度αBは15°に設定されている。また、車両側面視にて上壁後部26Bから車両後方側へ延ばされた仮想の延長線上に、排熱回収機22が位置するように冷却ダクト10の位置が設定されている(図2参照)。さらに、上壁屈曲部40は、上壁26の車両前後方向略中央に形成されている。
側壁28は、導入口24の端部34と上壁26の車両幅方向の左右一対の端部46とを車両上下方向に連結するように左右一対に設けられている(図3参照)。図4に示されるように、左右一対の側壁28には、側壁屈曲部32が設けられており、側壁28における側壁屈曲部32より車両前方側の側壁前部28Aに対して、側壁28における側壁屈曲部32より車両後方側の側壁後部28Bは異なる角度で傾斜されている。換言すると、側壁屈曲部32は、側壁前部28Aと側壁後部28Bとの境界に位置している。
側壁後部28Bは、所定の傾斜角度で傾斜された側壁前部28Aに対して、少なくとも側壁前部28Aとの隣接部位が側壁前部28Aよりも大きい傾斜角度で傾斜されている。換言すると、側壁28は、車両後方側へ向かうにつれて側壁屈曲部32によって車両幅方向外側へさらに屈曲されている。なお、側壁屈曲部32は、側壁28における上壁26の上壁屈曲部40に対応した位置に設けられている。このため、上壁屈曲部40と側壁屈曲部32とは車両前後方向にて略同一の位置に配置されている。
図3に示されるように、排出口30は、導入口24の後端部48と、左右一対の側壁28の後端部50と、上壁26の後端部52とで車両後面視にて車両幅方向を長手方向とする略矩形状に形成されており、略車両後方側へ向けて開口されている。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
ここで、図6を使って冷却ダクト10の空気の流れについて説明する。車両走行中にアンダーカバー14に沿って車両後方側へ流れる空気流W1は、冷却ダクト10の導入口24における端部34を通過すると、アンダーカバー14と上壁26との間の段差によって空気流W1は剥離する。この剥離によって、端部34を中心に負圧が発生するため、空気流W1及び空気流W2は冷却ダクト10内に導かれて、上壁26に沿って車両後方側へ流れて排出口30から排出される。
本実施形態では、図1に示されるように、車両下面を覆うアンダーカバー14には、導入口24が設けられている。この導入口24は、車両上下方向に開口されかつ車両底面視で車両後方側に向かうにつれて車両幅方向の寸法が大きくなる略台形形状に形成されている。また、図4に示されるように、本実施形態によれば、車両底面視にて導入口24と略同一の略台形形状に形成された上壁26が設けられており、この上壁26の前端部36が導入口24の前端部38に接しておりかつ車両後方側へ向かうにつれて車両上方側へ傾けられている。さらに、導入口24の車両幅方向のそれぞれの端部34と、上壁26の車両幅方向のそれぞれの端部46とは、左右一対の側壁28によって繋げられている。これによって、図2に示されるように、アンダーカバー14の車両下方側を通る空気流W2は、導入口24の後端部48と、左右一対の側壁28の後端部50と、上壁26の後端部52(図3参照)とによって形成された排出口30から流れ出る。
ここで、上壁26には、上壁前部26Aと上壁後部26Bとの境界に位置する上壁屈曲部40が設けられており、これによって所定の傾斜角度で傾斜された上壁前部26Aよりも上壁後部26Bがより一層車両上方側へ傾けられている。したがって、導入口24から入って上壁26に吸い寄せられることで上壁26に沿って排出口30から流れ出る空気を、より車両上方側へ向かって流すことができる。これにより、冷却対象物が冷却ダクト10の近傍かつ冷却ダクト10に対して車両上方側に配置された場合でも冷却対象物を冷却させることができる。
また、図5に示されるように、上壁前部26Aと水平な仮想面Hとで成す角度αAに対して、上壁後部26Bと仮想面Hとでなす角度αBは、略2倍の大きさに設定されている。すなわち、角度αBが角度αAの3倍以上などの大きな角度にすると、角度の変化が大きいことから、上壁前部26Aに沿って流れる空気が剥離して上壁後部26Bに沿って流れなくなる可能性がある。一方、角度αBが角度αAよりわずかに大きい程度の角度(一例として角度αAの2倍以下)の場合、上壁26に沿って流れる空気を車両上方側へ十分に流すことができない可能性がある。これに対し、本実施形態では、角度αBが角度αAの略2倍の大きさに設定されていることで、上壁前部26Aに沿って流れる空気は、剥離することなく上壁後部26Bに沿って流れるため、上壁26に沿って排出口30から流れ出る空気を、より確実に車両上方側へ向かって流すことができる。これにより、冷却対象物が冷却ダクト10に対して車両上方側に配置された場合でもさらに冷却させることができる。
さらに、左右一対の側壁28には、側壁後部28Bと側壁前部28Aとの境界に位置する側壁屈曲部32が設けられており、これによって車両底面視にて所定の角度で車両幅方向外側へ傾斜された側壁前部28Aよりも側壁後部28Bにおける少なくとも側壁前部28Aとの隣接部位がより一層車両幅方向外側へ傾斜されている。ところで、アンダーカバー14に沿って略車両前後方向に流れる空気は、側壁28の側壁屈曲部32の近傍にて特に剥離し易くなるため、この剥離によって負圧が発生してより多くの空気が上壁26に吸い寄せられる。また、上壁屈曲部40と側壁屈曲部32とは、車両前後方向にて略同一の位置に配置されている。このため、側壁屈曲部32にて上壁26に吸い寄せられた空気を、上壁26の上壁屈曲部40によってより車両上方側へ向かって流すことができる。これにより、冷却対象物が冷却ダクト10の近傍かつ冷却ダクト10に対して車両上方側に配置された場合でもより一層冷却させることができる。
さらにまた、排出口30は、略車両後方側へ向けて開口されていることから、車両走行中に車両前方から流れる空気をスムーズに導入口24から排出口30へと流すことができる。これにより、空気抵抗を抑制しながら冷却対象物を冷却させることができる。
また、上壁26の上壁後部26Bは、湾曲ではなく上壁屈曲部40によって上壁前部26Aに対し更に車両上方側へ傾斜されている。したがって、一般的に湾曲させた壁に沿って空気が流れる場合、空気は略放射状に流れるため、狙った箇所(冷却対象物)に空気を密に流せず、冷却対象物に当たる空気の流量が少なくなる可能性がある。これに対し、本実施形態で上壁屈曲部40により空気の流れの向きを変えるため、冷却対象物に空気を密に流すことができる。つまり、冷却対象物に当たる空気の流量を多くすることができる。また、上壁26を湾曲させた場合に比べて、空気抵抗を小さくすることができると共に、流量を多くすることができる。
(第2実施形態)
次に、図7、図8、図9を用いて、本発明の第2実施形態に係る冷却ダクト60について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、この第2実施形態に係る冷却ダクト60は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、上壁62に上壁屈曲部64が設けられている点に特徴がある。
すなわち、上壁62は、図8に示されるように、車両底面視にて導入口24と同一の略台形形状に形成されている。図9に示されるように、上壁62の前端部66は、導入口24の前端部38と一体にされており、上壁62は、車両後方側に向かうにつれて車両上方側へと傾けられている。また、上壁62における車両前後方向略中央には、上壁屈曲部40が形成されている。そして、上壁62における上壁屈曲部40より車両前方側の上壁前部62Aと、上壁屈曲部40より車両後方側かつ後述する上壁屈曲部64より車両前方側の上壁後部62Bとは、それぞれ傾きが異なるように形成されている。さらに、上壁後部62Bにおける車両前後方向略中央には、上壁屈曲部64が形成されており、上壁後部62Bと、上壁屈曲部64より車両後方側の上壁最後部62Cとは、それぞれ傾きが異なるように形成されている。換言すると、上壁前部62Aと上壁後部62Bとの境界に上壁屈曲部40が位置している。また、上壁後部62Bと上壁最後部62Cとの境界に上壁屈曲部64が位置している。
上壁前部62Aと水平な仮想面Hとで成す角度αAに対して、上壁後部62Bと水平な仮想面Hとで成す角度αBは、略2倍の大きさに設定されている。また、上壁前部62Aと水平な仮想面Hとで成す角度αAに対して、上壁最後部62Cと水平な仮想面Hとで成す角度αCは、略3倍の大きさに設定されている。なお、本実施形態では、角度αAは7°、角度αBは14°、角度αCは21°に設定されている。また、車両側面視にて上壁最後部62Cから車両後方側へ延ばされた仮想の延長線上に、図2に示される排熱回収機22が位置するように上壁62の位置が設定されている。
(第2実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
以上のように、上記構成によっても、上壁62に上壁屈曲部64が設けられている点以外は第1実施形態の冷却ダクト10と同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、上壁屈曲部64が形成されることで、上壁後部62Bよりさらに車両上方側へ傾けられた上壁最後部62Cが設けられることから、空気を上壁62に沿わせてより車両上方側へ向けて流すことができる。これにより、冷却対象物が冷却ダクト10に対してより車両上方側に配置された場合でも、冷却対象物に空気を当てて冷却させることができる。
なお、上述した第1、第2実施形態では、上壁屈曲部40が上壁26、62の車両前後方向略中央に設けられた構成とされているが、これに限らず、その他の位置も設けられた構成としてもよい。しかしながら、上壁屈曲部40は、上壁26、62に沿わせた空気を剥離させることなくより確実に車両上方側へ流すために上壁26、62の車両前後方向略中央に設けられるのが望ましい。
また、排出口30は、車両後方側へ向けて開口された構成とされているが、これに限らず、車両上方側等その他の向きに向けて開口された構成としてもよい。
さらに、角度αAは7°、角度αBは14°又は15°、角度αCは21°に設定されているが、これに限らず、その他の角度に設定されていてもよい。さらにまた、角度αBは、角度αAに対して略2倍の大きさに設定されているが、これに限らず、そのほかの角度に設定されてもよい。
以上、本発明は、上記の形態例に限定されるものではなく、上記の形態例以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 冷却ダクト
14 アンダーカバー
24 導入口
26 上壁
26A 上壁前部
26B 上壁後部
28 側壁
28A 側壁前部
28B 側壁後部
30 排出口
32 側壁屈曲部
34 端部(導入口の車両幅方向の端部)
36 前端部(上壁の前端部)
38 前端部(導入口の前端部)
40 上壁屈曲部
46 端部(上壁の車両幅方向の端部)
48 後端部(導入口の後端部)
50 後端部(側壁の後端部)
52 後端部(上壁の後端部)
60 冷却ダクト
62 上壁
62A 上壁前部
62B 上壁後部
H 仮想面

Claims (3)

  1. 車両下面を覆うアンダーカバーに設けられると共に、車両上下方向に開口されかつ車両底面視にて車両後方側に向かうにつれて車両幅方向の寸法が大きくなる形状に形成された導入口と、
    車両底面視にて前記導入口と略同一の形状に形成されると共に、前端部が前記導入口の前端部に接しておりかつ車両後方側へ向かうにつれて車両上方側へ傾けられた上壁と、
    前記導入口の車両幅方向のそれぞれの端部と、前記上壁の車両幅方向のそれぞれの端部とを繋ぐと共に、車両底面視にて所定の傾斜角度で傾斜された側壁前部と、少なくとも前記側壁前部との隣接部位が前記側壁前部よりも大きい傾斜角度で傾斜された側壁後部との境界に位置する側壁屈曲部が設けられた左右一対の側壁と、
    前記導入口と前記側壁と前記上壁とのそれぞれの後端部によって形成された排出口と、
    前記上壁に設けられ、所定の傾斜角度で傾斜された上壁前部と、前記上壁前部よりも大きい傾斜角度で傾斜された上壁後部との境界に位置すると共に、前記側壁屈曲部に対して車両前後方向にて略同一の位置に配置された上壁屈曲部と、
    を備える冷却ダクト。
  2. 前記上壁前部と水平な仮想面とで成す角度に対して、前記上壁後部と前記仮想面とで成す角度は、略2倍の大きさに設定されている、
    請求項1記載の冷却ダクト。
  3. 前記排出口は、略車両後方側へ向けて開口されている、
    請求項1又は請求項に記載の冷却ダクト。
JP2017168716A 2017-09-01 2017-09-01 冷却ダクト Active JP6885267B2 (ja)

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