JP2015217829A - 車両の冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ラジエータを有する車両において、ラジエータ本体を通過する風量を増やすことができる技術を提供することを課題とする。【解決手段】車両10に、エンジン本体13から導かれる冷媒を冷却するラジエータ本体37と、当該ラジエータ本体37の近傍に風を送る送風機39とが備えられている。ラジエータ本体37に、ラジエータ本体37から空気を吸い出し又はラジエータ本体37へ空気を吹き込むことができる導風部材38が取付けられ、この導風部材38と送風機39との間に、送風機39から導風部材38へ空気を送る連結ダクト41が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、熱交換器が備えられている車両の冷却構造の改良に関する。
熱交換器とこの熱交換器に風を送る送風機とが備えられている車両の冷却構造が知られている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
特許文献1の図3に示すように、車両用空調装置は、空気取入口を有する連結ダクト(12)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)と、この連結ダクト(12)の下流端に接続される冷房用熱交換器(15)とを有する。連結ダクト(12)には、曲面形状からなる湾曲部(17)が形成される。
特許文献1の技術は、曲面形状に形成される湾曲部(17)の曲面に沿って送風空気が流れる。その際に、コアンダ効果によって曲げ内側部における空気の剥離を防止し、通風抵抗の増加を抑制しつつ、熱交換器での風速分布を均一化する。ここで、コアンダ効果とは、噴流が近接する壁に引き寄せられる現象を言う。
次に、特許文献1の技術において、熱交換器をラジエータ本体に置き換える場合について検討する。特許文献1の技術では、コアンダ効果を利用して、通風抵抗の増加を抑制しつつ、熱交換器での風速分布を均一化することはできる。しかし、ラジエータを通過する空気量(風量)は変化していない。ラジエータを有する車両において、ラジエータ本体を通過する風量を増やすことができる技術が望まれる。
本発明は、ラジエータを有する車両において、ラジエータ本体を通過する風量を増やすことができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エンジン本体から導かれる冷媒を冷却するラジエータ本体と、当該ラジエータ本体の近傍に風を送る送風機とが備えられている車両の冷却構造において、ラジエータ本体に、曲面を有しラジエータ本体から空気を吸い出し又はラジエータ本体へ空気を吹き込むことができる導風部材が取付けられ、この導風部材と送風機との間に、送風機から導風部材へ空気を送る連結ダクトが設けられ、導風部材はノズルであって、連結ダクトに取付けられ送風機で発生した空気を受け入れる内部通路と、この内部通路中の空気が噴出される噴出口とを有しており、ノズルは、ラジエータ本体を通過する空気流が流れる方向に平行な軸線周りに環状又はU字状に設けられると共に、ノズルの内側に噴流が周辺の空気を引き寄せながら流す空気通路が形成されることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ノズルはU字状を呈するU字部を有し、このU字部の左右上端の間に連結板が渡され、当該連結板は、風上から川下に向けて空気通路の開口面積が拡がるように、少なくとも一部が傾斜して配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、噴出口は、内壁と、空気通路の軸中心を基準に内壁の外方でこの内壁と略平行に設けられる外壁とから構成され、空気通路を流れる空気流の軸線と外壁とのなす角度は鋭角であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、空気通路の軸線方向から見たときに、内壁と外壁とは、重なるように配置され、内壁の先端と外壁の先端とを結ぶ線と、空気通路の軸線とのなす角度は、60°以上、90°以下であることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、空気通路の内径は、90mm超であることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、車両は、鞍乗り型車両であって、この鞍乗り型車両に、フレーム部材と、当該フレーム部材を覆うカウル部材とを備え、送風機は、フレーム部材とカウル部材との間に配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、導風部材と送風機との間に、送風機から導風部材へ空気を送る連結ダクトが設けられている。連結ダクトによって、ラジエータ本体と送風機とを離間して配置することができる。
従来、ラジエータ本体に送風機が近接配置されている構造では、送風機の羽根にラジエータ本体を通過する空気が当たり、空気の抜けが悪くなり冷却効率が低下してしまうため、送風機を大型化する等の対策を行わなければならない場合があった。
この点、本発明では、ラジエータ本体と送風機とを離間して配置した。これにより、送風機の羽根にラジエータ本体を通過する空気が当たる心配はなくなるため、空気の抜けが良くなり、冷却効率が低下することが抑えられる。空気の抜けが良くなり、冷却効率の低下が抑制されるため、送風機を小型化することができる。加えて、送風機をラジエータ本体から離間して配置可能になるので、配置に係る設計自由度が高まる。
また、ラジエータ本体に、ラジエータ本体から空気を吸引し又はラジエータ本体へ空気を吹き付ける導風部材を取付けた。この導風部材にコアンダ効果をもたせるようにし、この導風部材をラジエータ本体に取付けることで、ラジエータ本体を通過する風量を増やすことができる。
さらに、ノズルは、内部通路と噴出口とを有し、噴出口の内側に空気通路が形成される。ノズルにコアンダ効果をもたせ、噴出口から噴出される空気によって、空気通路を通過した周辺の空気を引き込むようにした。これにより、コアンダ効果によって空気通路を通過する風量が増加する。結果、簡便な形状のノズルで、ラジエータ本体を通過する風量を増加させることができる。
請求項2に係る発明では、ノズルはU字部を有し、このU字部の左右上端に連結板が渡され、当該連結板は、風上から川下に向けて空気通路の開口面積が拡がるように、少なくとも一部が傾斜して配置される。空気通路を流れる空気は、連結板によってガイドされるので、連結板を設けない場合に比べて、空気通路を通過した空気を、拡散させることなく効率良く流すことができる。
請求項3に係る発明では、噴出口は、内壁と外壁とから構成され、内壁と外壁とは互いに略平行に設けられ、空気流の軸線と外壁とのなす角度は鋭角である。空気流の軸線方向と外壁とのなす角度が鋭角であれば、空気通路を流れる空気を拡散させることなく効率良く流すことができる。
請求項4に係る発明では、内壁の先端と外壁の先端とを結ぶ線と、空気流の軸線とのなす角度は、60°以上、90°以下である。
仮に、60°未満又は90°超に設定されると、空気通路を流れる空気の引き寄せ作用は弱くなる。つまり、コアンダ効果を十分に発揮させることはできない。
仮に、60°未満又は90°超に設定されると、空気通路を流れる空気の引き寄せ作用は弱くなる。つまり、コアンダ効果を十分に発揮させることはできない。
この点、本発明では、内壁の先端と外壁の先端とを結ぶ線と、空気流の軸線とのなす角度は、60°以上、90°以下に設定されるので、空気通路を流れる空気を引き寄せつつ、空気通路を通過した空気を一層効率よく流すことができる。
請求項5に係る発明では、空気通路の内径は、90mm超である。
仮に、空気通路の内径を90mm以下にすると、空気通路の内径が小さくなりすぎ、空気通路を通過する空気が互いに干渉する場合がある。
仮に、空気通路の内径を90mm以下にすると、空気通路の内径が小さくなりすぎ、空気通路を通過する空気が互いに干渉する場合がある。
この点、本発明では、空気通路の内径は、90mm超であるので、空気通路を通過する空気を互いに干渉させることなく効率良く流すことができる。
請求項6に係る発明では、鞍乗り型車両では、例えば、4輪車等に比べて部品の配置スペースに制約がある。
この点、本発明では、配置スペースに限りがある鞍乗り型車両において、フレーム部材とカウル部材との間に送風機を配置したので、限られたスペースを有効利用することができる。
この点、本発明では、配置スペースに限りがある鞍乗り型車両において、フレーム部材とカウル部材との間に送風機を配置したので、限られたスペースを有効利用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、フレーム部材11を有し、このフレーム部材11に、駆動源としてのエンジン本体13が懸架されている。エンジン本体13は、クランクケース14と、このクランクケース14の上面に取付けられ上方へ延びるシリンダ部15とを有する。
図1に示すように、自動二輪車10は、フレーム部材11を有し、このフレーム部材11に、駆動源としてのエンジン本体13が懸架されている。エンジン本体13は、クランクケース14と、このクランクケース14の上面に取付けられ上方へ延びるシリンダ部15とを有する。
フレーム部材11は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から車両斜後下方へ延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の下方にてヘッドパイプ21から車両斜後下方へ延びるダウンフレーム23と、メインフレーム22とダウンフレーム23間に複数本渡される補強フレーム24a〜24dとを有する。
ヘッドパイプ21にステアリング軸26が回動自在に挿嵌され、このステアリング軸26の上端に操向ハンドル27が取付けられ、ステアリング軸26の下端にブリッジ部材28が取付けられ、このブリッジ部材28から車両斜め前下方へフロントフォーク29が延びており、このフロントフォーク29の下端に前輪車軸31が渡され、この前輪車軸に回転自在に前輪32が取付けられている。自動二輪車10は、操向ハンドル27の車両後方に乗員が跨って乗車する態様の鞍乗り型車両である。
シリンダ部15の車両前方にてダウンフレーム23に、エンジン本体13から導かれる冷媒を冷却する冷却装置34が取付けられている。冷却装置34は、ダウンフレーム23にラジエータステー35、35を介して取付けられエンジン本体13から導かれる冷媒を冷却するラジエータ本体37と、このラジエータ本体37の前方に取付けられる導風部材38と、この導風部材38の下方でダウンフレーム23に導風ステー36、36を介して取付けられる送風機39と、この送風機39と導風部材38の間に渡され送風機39から導風部材38へ空気を送る連結ダクト41とを主要素とする。フレーム部材11及び冷却装置34は、カウル部材42で覆われる。冷却装置34の送風機39は、フレーム部材11とカウル部材42との間に配置されている。
送風機39は、周囲の空気を吸い込み加圧する機能を有する。導風部材38は、送風機39で加圧された空気を吹き出し、ラジエータ本体37を通過する空気の風量を増加させる機能を有する。
次に、図2〜4では、冷却装置の構造について詳細に説明する。
図2に示すように、冷却装置34は、ラジエータ本体37と、このラジエータ本体37の車幅方向略中心で且つ高さ方向略中心に取付けられる導風部材38と、この導風部材38の下端に連結ダクト41を介して取付けられる送風機39とからなる。導風部材38は、送風機39で加圧した空気をラジエータ本体37へ吹き付けるものである。導風部材38は、U字部56と、このU字部56の上端に渡される連結板57とを有する。U字部56と連結板57とで囲まれる領域に、ラジエータ本体37へ空気を流すことができる空気通路58が形成されている。
図2に示すように、冷却装置34は、ラジエータ本体37と、このラジエータ本体37の車幅方向略中心で且つ高さ方向略中心に取付けられる導風部材38と、この導風部材38の下端に連結ダクト41を介して取付けられる送風機39とからなる。導風部材38は、送風機39で加圧した空気をラジエータ本体37へ吹き付けるものである。導風部材38は、U字部56と、このU字部56の上端に渡される連結板57とを有する。U字部56と連結板57とで囲まれる領域に、ラジエータ本体37へ空気を流すことができる空気通路58が形成されている。
車両正面視で、導風部材38は、ラジエータ本体37と重なる位置に設けられ、送風機39は、ラジエータ本体37と重ならない位置に設けられている。なお、ラジエータ本体37は、左右端部にラジエータタンク43、44を備えている。
図3に示すように、送風機39は、前半体45と後半体46からなるケーシング47と、このケーシング47の内側に取付けられるモータユニット48と、このモータユニット48に取付けられると共にこのモータユニット48に駆動される羽根車49とを主要素とする。ケーシング47の前半体45に空気を吸入する吸込口51が設けられ、ケーシング47の上方に空気を吐出する吐出口52が設けられる。
ケーシング47の吐出口52に、導風ユニット54が連結される。導風ユニット54は、ケーシング47の吐出口52に連結される連結ダクト41と、この連結ダクト41の下流端に連結される導風部材38とからなる。本実施例では、導風部材38に連結ダクト41が一体化されている。図中、矢印Sは導風部材38を流れる空気流の向きを示す。
図2を併せて参照し、導風部材38はノズル55であって、前述したように、ノズル55はU字状を呈するU字部56を有し、このU字部56の左右上端の間に連結板57が渡される。当該連結板57は、風上から川下に向けて空気通路58の開口面積が拡がるように傾斜して配置される傾斜部59と、この傾斜部59に連続して設けられ空気通路58を流れる空気流の軸線64方向に沿って設けられる水平部69とを有する。なお、本実施例では、連結板を傾斜部と水平部とから構成したが、水平部を省き傾斜部だけで構成しても良い。
図4に示すように、ノズル55のU字部56(図2参照)は、内部通路61と、この内部通路61中の空気が噴出される噴出口62とを有している。ノズル55は、噴流が周辺の空気を引き寄せる曲面63を含む面部70を有する。
図2を併せて参照し、内部通路61は、連結ダクト41に一体化され送風機39で発生した空気を通す空間である。ノズル55は、ラジエータ本体37を通過する空気流が流れる方向に平行な軸線64周りにU字状に設けられると共に、軸線方向で、噴出口62の内方に空気通路58が形成される。空気通路58は、ノズル55の噴出口62から出た噴流が周辺の空気を引き寄せながら流れるようにしたものである。
噴出口62は、内壁65と、空気通路58の軸中心を基準に内壁65の外方にこの内壁65と略平行に設けられる外壁66とから構成され、空気通路58を流れる空気流の軸線64と平行に延びている線64aと外壁66とのなす角度θaは鋭角(0<θa<90°)である。外壁66は、車両後方に向かうにつれて空気通路58の軸中心64に向け窄まっている第1面71と、この第1面71の後方位置にて車両後方に向かうにつれて空気通路58の軸中心64から離間する第2面72と、第1面71と第2面72との間を所定の曲率Rで滑らかにつなぐ曲面63とを有する。前記第1面71と第2面72と曲面63とから面部70が構成される。空気通路58を流れる空気流の軸線64と平行に延びている線64aと外壁66(又はこの外壁66に平行な内壁65)とのなす角度θaは鋭角(0<θa<90°)である。
噴出口62を構成する内壁65と外壁66とは互いに略平行に設けられ、空気流の軸線64に平行な線64aと外壁66とのなす角度θaは鋭角(0<θa<90°)に設定されているので、空気通路58を流れる空気を拡散させることなく効率良く流すことができる。
空気通路58において空気流の軸線64方向から見たときに、内壁65と外壁66とは、重なるように配置され、内壁65の先端65aと外壁66の先端66aとを結ぶ線67と、空気流の軸線64とのなす角度θbは、60°≦θb≦90°に設定されている。
上記に説明した内壁65と外壁66からなるノズル55によって、噴出口62から噴出された噴流が外側にラッパ状に拡がる第2面72に引かれ、この第2面72に沿って流れる。このように、噴流が近接する壁(第2面72)に付着する現象をコアンダ効果と呼ぶ。コアンダ効果によって、第2面72の内側に負圧領域が発生する。この負圧領域を埋めるため、空気通路58の内側にある空気を引き寄せ、空気通路58を通る空気が増加し、増風される。本発明では、空気通路58を通る空気が増加する、いわゆる、増風現象を含めコアンダ効果と呼ぶことにする。
以上に述べた自動二輪車の冷却構造の作用を次に述べる。
図2に戻り、導風部材38と送風機39との間に、送風機39から導風部材38へ空気を送る連結ダクト41が設けられている。連結ダクト41は、略高さ方向上下に延びており、この連結ダクト41の下端に送風機39が連結される。従って、連結ダクト41によって、ラジエータ本体37と送風機39とを離間して配置することができる。
図2に戻り、導風部材38と送風機39との間に、送風機39から導風部材38へ空気を送る連結ダクト41が設けられている。連結ダクト41は、略高さ方向上下に延びており、この連結ダクト41の下端に送風機39が連結される。従って、連結ダクト41によって、ラジエータ本体37と送風機39とを離間して配置することができる。
従来、ラジエータ本体に、例えば、ラジエータ本体の車両直後に送風機が配置される等、送風機が近接配置されている構造では、送風機の羽根にラジエータ本体を通過する空気が当たり、空気の抜けが悪くなり冷却効率が低下してしまうため、その分、送風機を大型化する等の対策を行わなければならない場合があった。
この点、本発明では、ラジエータ本体37と送風機39とを離間して配置した。これにより、送風機の羽根(又は、「羽根車49」)にラジエータ本体37を通過する空気が当たる心配はなくなるため、空気の抜けが良くなり、冷却効率が低下することが抑えられる。空気の抜けが良くなり、冷却効率が向上するため、送風機39を小型化することができる。加えて、送風機39をラジエータ本体37から離間して配置可能になるので、配置に係る設計自由度が高まる。
また、ラジエータ本体37に、ラジエータ本体37へ空気を吹き付ける導風部材38を取付けた。この導風部材38にコアンダ効果をもたせるようにし、この導風部材38をラジエータ本体37に取付けることで、ラジエータ本体37を通過する風量を増やす(増風する)ことができる。
次に、ノズルが周囲の空気を引き込み、空気通路を通過する風量を増加させることができる点について説明する。
図5に示すように、ノズル55は、内部通路61と噴出口62とを有し、噴出口62の内方に空気通路58が形成される。ノズル55にコアンダ効果をもたせ、噴出口62から噴出される空気によって、空気通路58を通過した周辺の空気を噴出口62から噴出する噴流に引き込ませるようにした。空気通路58を通過した周辺の空気を引き込ませることにより、空気通路58を通過する風量を増加させることができる。結果、簡便な形状なノズル55で、ラジエータ本体37(図2参照)を通過する風量を増加させることができる。図中、矢印群Pは、空気通路58を通過する風量増加分の流線を示す。
図5に示すように、ノズル55は、内部通路61と噴出口62とを有し、噴出口62の内方に空気通路58が形成される。ノズル55にコアンダ効果をもたせ、噴出口62から噴出される空気によって、空気通路58を通過した周辺の空気を噴出口62から噴出する噴流に引き込ませるようにした。空気通路58を通過した周辺の空気を引き込ませることにより、空気通路58を通過する風量を増加させることができる。結果、簡便な形状なノズル55で、ラジエータ本体37(図2参照)を通過する風量を増加させることができる。図中、矢印群Pは、空気通路58を通過する風量増加分の流線を示す。
次に、ノズルに設けられている空気通路の内径の大きさによって空気流同士が干渉することを説明する。
図6(a)は実施例に係る導風部材の作用説明図であり、図6(b)は比較例に係る導風部材の作用説明図である。
図6(a)において、空気通路58の内径(直径)Daは、90mm<Daである。
図6(b)において、空気通路58の内径(直径)Dbは、Db≦90mmである。
図6(a)は実施例に係る導風部材の作用説明図であり、図6(b)は比較例に係る導風部材の作用説明図である。
図6(a)において、空気通路58の内径(直径)Daは、90mm<Daである。
図6(b)において、空気通路58の内径(直径)Dbは、Db≦90mmである。
図6(a)の実施例と図6(b)の比較例とを比べたときに、図6(a)では、ノズル55の噴出口62から噴出した空気流同士は干渉していないが、図6(b)では、噴出した空気流同士が一部干渉する領域(干渉部60)が生まれる。
すなわち、図6(b)の比較例において、空気通路58の内径Dを90mm以下にすると、空気通路58を通過する空気が互いに干渉する程度まで、空気通路58の内径Dbが小さくなっている。空気通路58の内径Dbが小さくなると、空気通路58を通過する空気が互いに干渉する領域(干渉部60)が生まれる。この干渉部60で通過する空気が互いに干渉すると空気通路58を流れる風量に影響がでる可能性がある。
この点、図6(a)に示すように、本発明では、空気通路の内径は、90mm超(90mm<Da)であるので、空気通路58を通過する空気を互いに干渉させることなく効率良く流すことができる。
次に、ノズルの形状の詳細等について説明する。
図4に戻り、内壁65の先端65aと外壁66の先端66aとを結ぶ線67と、空気通路58の軸線64とのなす角度θbは、60°以上、90°以下である。
図4に戻り、内壁65の先端65aと外壁66の先端66aとを結ぶ線67と、空気通路58の軸線64とのなす角度θbは、60°以上、90°以下である。
仮に、角度θbが60°未満又は90°超に設定されると、空気通路58を流れる空気の引き寄せ作用は弱くなる。つまり、コアンダ効果を十分に発揮させることはできない。
この点、本発明では、内壁65の先端65aと外壁66の先端66aとを結ぶ線67と、空気通路58の軸線64とのなす角度は、60°以上、90°以下に設定されるので、空気通路58を流れる空気を引き寄せつつ、空気通路58を通過した空気を一層効率よく流すことができると共に、コアンダ効果を効果的に発揮させることができる。
図1に戻り、本冷却装置34が搭載される車両は、鞍乗り型車両10である。鞍乗り型車両10では、例えば、4輪車等に比べて部品の配置スペースに制約がある。
本発明では、搭載スペースに限りがある鞍乗り型車両において、フレーム部材11とカウル部材42との間に送風機39を配置したので、限られたスペースを有効利用することができる。
本発明では、搭載スペースに限りがある鞍乗り型車両において、フレーム部材11とカウル部材42との間に送風機39を配置したので、限られたスペースを有効利用することができる。
図2及び図3に戻り、ノズル55はU字部56を有し、このU字部56の左右上端に連結板57が渡され、当該連結板57は、風上から川下に向けて空気通路の開口面積が拡がるように、少なくとも一部が傾斜する傾斜部59を有する。連結板57の傾斜部59により、空気通路58を流れる空気は、空気通路58へガイドされるので、連結板を設けない場合に比べて、空気通路58を通過した空気を、外方へ拡散させることなく効率良く流すことができる。加えて、少なくとも一部を傾斜させることにより、空気通路を通る空気量を適切な量にコントロールすることができる。
次に、空気通路の形状を環状にした場合について説明する。
図7に示すように、ノズル55は、ラジエータ本体37を通過する空気流が流れる方向に平行な軸線周りに環状に環状部76が設けられると共に、環状部76に噴流が周辺の空気を引き寄せながら流す空気通路78が形成されている。ノズル形状が環状である他の構成及び作用効果については、実施例1で説明した通気通路の形状がU字状形状にし、このU字形状の上端部に連結板を渡した構造と大差なく説明を省略する。
図7に示すように、ノズル55は、ラジエータ本体37を通過する空気流が流れる方向に平行な軸線周りに環状に環状部76が設けられると共に、環状部76に噴流が周辺の空気を引き寄せながら流す空気通路78が形成されている。ノズル形状が環状である他の構成及び作用効果については、実施例1で説明した通気通路の形状がU字状形状にし、このU字形状の上端部に連結板を渡した構造と大差なく説明を省略する。
なお、本実施例では、ラジエータの車両前方に導風部材を配置したが、ラジエータの車両後方に導風部材を配置しても良い。また、本実施例では、噴出口がラジエータへ向くように導風部材を配置し、ラジエータ本体へ空気を吹き付けるようにしたが、噴出口がラジエータから離れる向きに導風部材を配置し、ラジエータ本体から空気を吸引するように配置することは差し支えない。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図8に示すように、鞍乗り型車両(自動二輪車10)は、フレーム部材11と、このフレーム部材11に懸架されるエンジン本体13と、フレーム部材11及びエンジン本体13を覆うカウル部材42とを備えている。シリンダ部15の車両前方にてダウンフレーム23に、エンジン本体13から導かれる冷媒を冷却する冷却装置34Bが取付けられている。冷却装置34Bは、ダウンフレーム23にラジエータステー35、35を介して取付けられるラジエータ本体37と、このラジエータ本体37の後方に取付けられる導風部材38Bと、導風部材38Bの下方に配置される送風機39Bと、この送風機39Bと導風部材38Bの間に渡され送風機39Bから導風部材38Bへ空気を送る連結ダクト41Bとを主要素とする。フレーム部材11に加え冷却装置34Bは、カウル部材42で覆われている。
図8に示すように、鞍乗り型車両(自動二輪車10)は、フレーム部材11と、このフレーム部材11に懸架されるエンジン本体13と、フレーム部材11及びエンジン本体13を覆うカウル部材42とを備えている。シリンダ部15の車両前方にてダウンフレーム23に、エンジン本体13から導かれる冷媒を冷却する冷却装置34Bが取付けられている。冷却装置34Bは、ダウンフレーム23にラジエータステー35、35を介して取付けられるラジエータ本体37と、このラジエータ本体37の後方に取付けられる導風部材38Bと、導風部材38Bの下方に配置される送風機39Bと、この送風機39Bと導風部材38Bの間に渡され送風機39Bから導風部材38Bへ空気を送る連結ダクト41Bとを主要素とする。フレーム部材11に加え冷却装置34Bは、カウル部材42で覆われている。
図9に示すように、導風部材38Bがラジエータ本体37の後方に配置されている。加えて、導風部材38Bは、ラジエータ本体37の車幅方向左半分のみを覆っている。また、送風機39Bは、配置スペースの関係で、その回転軸方向が車幅方向に沿って延びるように配置されている。図8を併せて参照し、送風機39Bは、フレーム部材11とカウル部材42との間に配置されている。
鞍乗り型車両(自動二輪車10)では、4輪車等に比べて部品の配置スペースに制約がある。
この点、本発明では、配置スペースに限りがある自動二輪車10において、フレーム部材11の構成要素であるダウンフレーム23とカウル部材42との間に送風機39Bを配置したので、限られたスペースを有効利用することができる。
この点、本発明では、配置スペースに限りがある自動二輪車10において、フレーム部材11の構成要素であるダウンフレーム23とカウル部材42との間に送風機39Bを配置したので、限られたスペースを有効利用することができる。
また、ラジエータ本体37と送風機39Bとは離間して配置され、ラジエータ本体37と送風機39Bの間は、連結ダクト41Bで連結されている。これにより、送風機36Bの羽根(羽根車)にラジエータ本体37を通過する空気が当たり、空気の抜けが悪くなり冷却効率が低下する心配はない。
その他、自動二輪車のエンジン、フレーム部材の構造、冷却装置の構成及び作用については実施例1と大きく変わるところはなく説明を省略する。
その他、自動二輪車のエンジン、フレーム部材の構造、冷却装置の構成及び作用については実施例1と大きく変わるところはなく説明を省略する。
上記実施例は、ラジエータ本体を通過する走行風の流れる方向が車両前後方向となるようにラジエータ本体が配置される、いわゆる、正面配置のラジエータ本体であるが、ラジエータ本体を通過する走行風の流れる方向が車幅方向となるようにラジエータ本体が配置される、いわゆる、側面配置のラジエータ本体であても良い。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、ラジエータが備えられている自動二輪車に好適である。
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、11…フレーム部材、13…エンジン本体、37…ラジエータ本体、38、38B…導風部材、39、39B…送風機、41、41B…連結ダクト、42…カウル部材、56…U字部、57…連結板、58…空気通路、59…傾斜部、61…内部通路、62…噴出口、63…曲面、64…軸線、65…内壁、66…外壁。
Claims (6)
- エンジン本体(13)から導かれる冷媒を冷却するラジエータ本体(37)と、当該ラジエータ本体(37)の近傍に風を送る送風機(39)とが備えられている車両の冷却構造において、
前記ラジエータ本体(37)に、曲面(63)を有し前記ラジエータ本体(37)から空気を吸い出し又は前記ラジエータ本体(37)へ空気を吹き込むことができる導風部材(38)が取付けられ、この導風部材(38)と前記送風機(39)との間に、前記送風機(39)から前記導風部材(38)へ空気を送る連結ダクト(41)が設けられ、
前記導風部材(38)はノズルであって、前記連結ダクト(41)に取付けられ前記送風機(39)で発生した空気を受け入れる内部通路(61)と、この内部通路(61)中の空気が噴出される噴出口(62)とを有しており、
前記ノズルは、前記ラジエータ本体(37)を通過する空気流が流れる方向に平行な軸線(64)周りに環状又はU字状に設けられると共に、前記ノズルの内側に噴流が周辺の空気を引き寄せながら流す空気通路(58)が形成されることを特徴とする車両の冷却構造。 - 前記ノズルはU字状を呈するU字部(56)を有し、このU字部(56)の左右上端の間に連結板(57)が渡され、
当該連結板(57)は、風上から川下に向けて前記空気通路(58)の開口面積が拡がるように、少なくとも一部が傾斜して配置されることを特徴とする請求項1記載の車両の冷却構造。 - 前記噴出口(62)は、内壁(65)と、前記空気通路(58)の軸中心を基準に前記内壁(65)の外方でこの内壁(65)と略平行に設けられる外壁(66)とから構成され、
前記空気通路(58)を流れる空気流の軸線(64a)と前記外壁(66)とのなす角度(θa)は鋭角であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の冷却構造。 - 前記空気流の軸線(64)方向から見たときに、前記内壁(65)と前記外壁(66)とは、重なるように配置され、
前記内壁(65)の先端と前記外壁(66)の先端とを結ぶ線と、前記空気流の軸線(64)とのなす角度(θb)は、60°以上、90°以下であることを特徴とする請求項3記載の車両の冷却構造。 - 前記空気通路(58)の内径は、90mm超であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両の冷却構造。
- 前記車両は、鞍乗り型車両(10)であって、
この鞍乗り型車両(10)に、フレーム部材(11)と、当該フレーム部材(11)を覆うカウル部材(42)とを備え、
前記送風機(39)は、前記フレーム部材(11)と前記カウル部材(42)との間に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の車両の冷却構造。
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