JP6147540B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

この発明は、自動2輪車等の鞍乗り型車両、特に、ラジエタを有する車両において、運転者に対するラジエタ排風の影響を生じにくくしたのに関する。
ラジエタとこれを覆うシュラウドを備えるとともに、シュラウド内のラジエタ外側に通風路を設け、ラジエタ本体の通風量を増加させた鞍乗り型車両が開示されている(特許文献1参照)。
特許第3508949号
上記冷却構造では、ラジエタを通さない冷風通路を設けてあるが、この冷却風通路はラジエタを通った排風の外側に配置される。
このため、比較的高温の排風が運転手へ当たる可能性がある。このため、このような排風を運転者へ当てにくくして、快適性を向上させることが望まれている。
本願はこのような要請の実現を目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、運転者がシートに跨り、前方のハンドルバーを握って操縦する車両であって、
前輪と後輪の間に配置されて車両フレーム(13)に支持されるエンジンと、このエンジンを冷却するために運転者前方の車両側部のうち少なくとも一方に配置されたラジエタ(14)と、このラジエタ(14)を覆い前方に延びて走行風を前記ラジエタへ導入し、排風を運転者前方の車両外側部に排出する排風口(24a)が設けられたカウル(15)とを備えた鞍乗り型車両において、
前記カウル(15)は、前方へ向かって開放された開放部を備え、
このカウル(15)内に設けられ、前記カウル(15)の前記開放部から取り入れた走行風を、前記ラジエタのコア部(40)へ送り込む第1通風路(36)が内側に形成されたエアガイド(33)を備え、
前記カウル(15)内に、前記エアガイド(33)で前記第1通風路(36)と分離され、前記開放部から取り入れた走行風の一部を前記ラジエタ(14)へ通さずに流す第2通風路(37)を前記エアガイド(33)の外側に形成し、
この第2通風路(37)の走行風を、前記ラジエタからの排風よりも車幅方向内側へ排出させるように、この走行風の出口(27)を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、上記請求項1において、前記第2通風路(37)の走行風の出口(27)を前記排風口(24a)よりも後方に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、上記請求項2において、前記排風口(24a)は、そのラジエタ側開口形状が前記ラジエタにおけるコア部(40)の形状にならい、前記カウル(15)の外側部から前記コア部(40)近くまでダクト状に延びるとともに、
前記エアガイド(33)は、そのラジエタ側開口形状が前記コア部(40)の形状にならい、前記カウル(15)の前方から前記コア部(40)近くまでダクト状に延びることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項において、前記ラジエタ(14)は、車両の側面に沿って前後に長く配置され、車両前方からの走行風がラジエタの前記コア部(40)を車両幅方向内側から外側へ流れるサイドラジエタ形式であり、
前記カウル(15)は、その車幅方向の最大幅部が前記ラジエタ(14)よりも幅が広い状態のまま、前記ラジエタ(14)の前方及び上方(30)から後方(26)まで接続して覆うことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項において、前記エアガイド(33)は、前記コア部(40)近くに電動冷却ファン(23)を備え、この電動冷却ファン(23)は冷気を車幅方向外側から内側へ吸引することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、上記請求項1〜5のいずれか1項において、前記カウル(15)は、前記ラジエタ(14)の後方に、車幅方向外側へ張り出す突部(25)が上下に延び、その前側の面は前記コア部(40)後縁に向けて斜めに延び、後側の面の車幅方向外側に、上下に延びるスリット状の冷風出口(27)が設けられることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、上記請求項6において、前記カウル(15)は、前記ラジエタ後方の突部(25)の後側の面が、凹んだ曲面をなして上下へ延びていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、カウルは、取り入れた走行風の一部をラジエタへ通さずに、このラジエタからの排風よりも車幅方向内側へ排出させるようにしたので、ラジエタを通さない冷たい走行風をラジエタ排風より車幅方向内側へ流すことで、ラジエタからの排風が運転者へ流れないようにして快適性を向上させることができる。そのうえ、ラジエタの通風量を増加させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、
カウルは、ラジエタを通らずカウルとエアガイドの間を通った走行風の出口を、ラジエタからの排風口の後方に設けたので、ラジエタからの排風の車幅方向内側に、熱せられていない冷たい走行風を排出させることができる。しかも、ラジエタ排風の排風口よりも後方に、前記ラジエタを通らない走行風の出口を設けたので、運転者近傍にラジエタ排風が達しても、この走行風により運転者の周囲における温度を下げることができる。
請求項3に記載した発明によれば、
ラジエタの排風口におけるラジエタ側開口形状をラジエタにおけるコア部の形状にならい、コア部近くまでダクト状に延ばすとともに、エアガイドのラジエタ側開口形状をコア部の形状にならい、コア部近くまでダクト状に延ばしたので、エアガイドによるラジエタ冷却風通路の密閉性を高めることができる。このため、カウル内での熱風と冷風の区分けが可能になる。
請求項4に記載した発明によれば、
ラジエタは、車両の側面に沿って前後に長く配置されるサイドラジエタ形式であり、車両前方からの走行風はラジエタのコア部を車両幅方向内側から外側へ流れるので、熱風が車両から離れる方向に流れやすくなる。
しかも、カウルの車幅方向における最大幅部がラジエタよりも幅が広い状態のまま、ラジエタの前方及び上方から後方まで接続して覆うので、カウルをラジエタの外側へ膨らませることができる。このため、カウルの内側へ、エアガイドによるサイドラジエタへの導風路と別の導風路を形成することができる。
請求項5に記載した発明によれば、
エアガイドは、コア部近くに電動冷却ファンを備え、この電動冷却ファンが冷気を車幅方向外側から内側へ吸引するので、停車中の冷却のために電動冷却ファンが作動したとき、ラジエタ排風を車両前方に排出して、運転者へ排風が流れにくくすることができる。
請求項6に記載した発明によれば、
ラジエタの後方に、車幅方向外側へ張り出す突部が上下に延び、その前側の面はコア部後縁に向けて斜めに延び、後側の面の車幅方向外側に、上下に延びるスリット状の冷風出口が設けられるので、突部の前側の面でラジエタ排風を車幅方向外側へ案内し、突部後方でこの排風を内側へ巻き込まないように、できるだけ突部の先端付近で冷風を流すことができる。
請求項7に記載した発明によれば、
カウルは、ラジエタ後方における突部の後側の面が、凹んだ曲面をなして上下へ延びているので、運転中に運転者の脚が近付いても、冷風の通路及び排出口を確保しやすくなるとともに、脚と干渉しにくくなる。また仮に干渉しても面当たりで不快になりにくい。
本願に係る大型自動2輪車の部分右側面図 上記車両の部分正面図 上記車両を左斜め前方から示す斜視図 図2の4−4線断面図 図3からアッパーカウル等を取り去った状態の拡大斜視図 図1の6−6線断面図 ラジエタカバーを車両後方から示す斜視図
以下、図面に基づいて本願発明を大型自動2輪車に適用した一実施形態を説明する。なお、本願において、前後・左右・上下の各方向は車両の方向を規準とする。また、車幅方向は左右方向と同じである。さらに、本願発明の適用対象は大型自動2輪車に限らず、種々なサイズの自動2輪車やその他の鞍乗り型車両が可能である。
図1〜3において、前輪10と後輪11の間に液冷式水平対向エンジン12が配置され、車両フレーム13に支持されている。水平対向エンジン12の上方で運転者の前方には、ラジエタ14が車両側部に左右一対で配置されている。ラジエタ14は、車両の左右に分かれてそれぞれが車両の側方へ向かって配置されるサイドラジエタ形式であり、ラジエタカバー15により覆われている。このラジエタカバー15はラジエタ14の前方へ延びて走行風をラジエタ14へ導入するものであり、本願におけるカウルに相当する。
水平対向エンジン12及びラジエタ14上方には、燃料タンク16が配置され、その後方にはシート17が配置されている。燃料タンク16及びシート17はそれぞれ車両フレーム13に支持されている。
前輪10は左右一対のフロントフォーク18の下端部間に支持され、上部を車両フレーム13の前端部に設けられているヘッドパイプ(図示せず)へ回動自在に支持されるとともに、ハンドル20により操向される。
前輪10の上方となるフロントフォーク18の上部前方にはヘッドライト21が支持されている。ヘッドライト21の周囲は樹脂製のフロントカバー22で覆われている。
19はフロントフェンダであり、ヘッドライト21の下方へ配置され前輪10の上方を覆っている。
ラジエタ14の内側には電動ファン23(図参照)が配置されている。外側は、ラジエタサイドカバー24で覆われている。ラジエタサイドカバー24の後部は側方へ突出する突部25をなし、その後方に沿って、ラジエタリアカバー26が設けられている。
ラジエタリアカバー26はラジエタサイドカバー24の後方を閉じるとともに、上端部はラジエタカバー15の後端部へ接続している。
ラジエタカバー15外観側のアウター部材と、内側にあって外観されにくいインナー部材からなる複数の部材で構成されている。ラジエタサイドカバー24、ラジエタリアカバー26及びラジエタの前方及び上方を覆うラジエタアッパーカウル30とともにアウター部材を構成する。
図2に示すように、水平対向エンジン12の前部上方で左右のラジエタカバー15で挟まれた部分は、車両カバーの一部をなすセンターカウル28で覆われている。センターカウル28とラジエタアッパーカウル30との間には間隙がある。この間隙は、フロントフォーク18より外側方へ広がり、ラジエタ14と車両フレーム13等の車両側部材との間に形成されるラジエタ内側空間に連通するとともに、この空間を前方へ向かって開放し、このラジエタ内側空間内へ走行風を取り込むための開放部をなす。
ラジエタ内側空間内には、ラジエタへ走行風を導くためのエアガイド33が収容されている。また、この空間の上方は、ラジエタアッパーカウル30の上部31が略水平に内側へ曲がって燃料タンク16の側面へ密接することにより閉じられている。なお、ラジエタアッパーカウル30の前部32は上部31の前端部から下方へ屈曲してエンジン12の上面近傍に達している。ラジエタアッパーカウル30はエンジン12の上方に位置し、その最大側方突出部よりも内側に引き込んでいる。
水平対向エンジン12の後端下部で車両フレーム13の下端部近傍位置には、運転者用ステップ34が設けられ、その後方には、同乗者用のピリオンステップ35が設けられている。運転者は、車両フレーム13の下端部13aに沿ってラジエタリアカバー26の後方へ脚を配置し、足を運転者用ステップ34へ乗せることになる。したがって、脚や足に、比較的高温になっているラジエタの排風がかからないようにすることが求められる。
図4は、図2における4−4線断面である。
ラジエタ14の内側は、エアガイド33によって形成される第1通風路36をなす。
エアガイド33は、ラジエタカバー15の前方からラジエタ14のコア部40へ向かってダクト状に延びる部材であり、車両内方へ凹むとともに外側方(コア部40側)へ開放された容器状をなし、その側面視形状はラジエタ14におけるコア部40の形状に倣い、ほぼ同様な形状をなし、周囲はコア部40の周囲へ密接する。エアガイド33は底部壁33aとこれを囲む周壁を備える。
底部壁33aはコア部40に対面し、後方側が次第にコア部40へ接近するように傾斜している。
周壁は、ラジエタ14へ向かって突出するフランジ状の壁をなし、前壁33bはメッシュ状をなして、ラジエタ14の前側タンク41の近傍とセンターカバー28の接続部との間に設けられ、走行風の取り入れ口になっている。また、センターカバー28は中央が前方へ突出し、側方が後退するように湾曲した曲面をなすので、走行風を効率よく前壁33bへ送り込むことができる。
後壁33cは先端がラジエタ14の後部側タンク42に密接して第1通風路36の後方側を閉じている。後壁33cには後方へ一体に延出するステー33dが設けられ、これを車両フレーム13へ固定することにより、エアガイド33が車両フレーム13へ支持されている。
上壁及び下壁は図示しないが、それぞれの外縁はラジエタ14へ密接し、第1通風路36の上下を閉じている。
したがって、エアガイド33は前壁33bが走行風の入口、コア部40に対面する開放部が出口とする、走行風をコア部40へ案内するための導風路(ダクト)をなすことになる。走行風は矢示Aのように、前壁33bから取り込まれて第1通風路36内へ入り、底壁33aによってコア部40へ案内されて外側方へ曲がり、コア部40を通過することにより、ラジエタ14を効率的に冷却する。
コア部40を通過した走行風は、排風となって、コア部40の外側に配置されているメッシュ状のラジエタグリル43を通過し、さらにラジエタサイドカバー24の開口部24aから運転者前方の外側部へ排出される。開口部24aはラジエタ排風の排風口をなす。
このとき、ラジエタサイドカバー24の後部は外側方へ張り出す突部25をなし、しかも突部25は前方へ向かってコア部40側へ接近するように傾斜し、逆に後方へは外開き状に傾斜する斜面をなすので、排風はこの斜面に案内されて、突部40から外側方へ離れるように流れ、突部25の後方へ巻き込まないようになっている。
エアガイド33の内部には電動冷却ファン23が収容されている。この電動冷却ファン23は停車時のみ回転駆動され、外部から外気を第1通風路36内へ吸引し、さらに前壁33bから車両の前方へ排出するように、矢示Aと逆方向へ空気を流す。これにより、運転者の近傍へ排風を送り込まずに停車時の冷却が可能になり、快適性を向上させることができる。そのうえ、第2通風路37へ走行風を流すことにより、第1通風路36の通風量を増加させて、ラジエタ14の通風量を増加させることができる。
突部25の後方には、ラジエタリアカバー26が取付けられ、ラジエタ14及びエアガイド33の後方を閉じ、内側に第2通風路37を形成している。ラジエタリアカバー26は外側が突部25へ接続され、内側が車両フレーム13へ取付けられている。また突部25の後端、すなわち最突出部よりも内側へ引き込んだ位置にスリット27が後方を指向して開口されている。ラジエタリアカバー26の壁面は、前方へ入り込む凹部26aや傾斜26bをなし、後方に比較的広い運転者用脚部空間38を形成している。
第2通風路37は、後述するように、エアガイド33により第1通風路36と分離された通路をなし、ラジエタ14前方の空間と連通し、ラジエタアッパーカウル30の前部32から上部31、さらにラジエタリアカバー26へと繋がっている。したがって、走行風の一部は矢示Bのように、ラジエタ14よりも車両内側を通って第2通風路37へ入り、スリット27から後方の運転者用脚部空間38へ吹き出す。このため、運転者の脚部へ冷たい走行風を送り込んで快適さを増すことができる。スリット27は第2通風路37における排出口をなす。
このとき、ラジエタ14を通らず第2通風路37を通った走行風の出口であるスリット27を、ラジエタ14からの排風口である開口部24aの側方(後方かつ内側)に設けたので、ラジエタ14からの排風の車幅方向内側に、熱せられていない冷たい走行風を排出させることができる。
すなわち、第2通風路37は第1通風路36と分離され、しかも、ラジエタ14のコア部40を通らず、エアガイド33の外側を通るため、加温されずに冷たい走行風を運転者用脚部空間38へ供給できる。
そのうえ、スリット27が突部25よりも車両内側へ引き込んでいるため、ラジエタ排風の回り込みを回避して温度上昇を防ぐことができる。また、突部25は傾斜面を有することで排風を外側方へ離すように誘導するので、さらにスリット27後方への排風の回り込みを少なくできる。
そのうえ、ラジエタ排風の排風口24aよりも後方に、ラジエタ14を通らない第2通風路37を通った走行風の出口であるスリット27を設けたので、運転者近傍にラジエタ排風が達しても、この第2通風路37を通った走行風により運転者の周囲における温度を下げることができる。
また、ラジエタサイドカバー24は、ラジエタ14の排風に対するダクトをなし、コア部40の外側部から外方へダクト状に延び、コア部40に対面する開放部を入口、排風口24aを出口とする。ラジエタサイドカバー24自体がラジエタ14の排風に対して広義の排出口をなし、排風口24aは狭義の排風口である。
広義の排風口であるラジエタサイドカバー24のコア部40に対面する入口側の形状はラジエタ14のコア部40の形状にならい、コア部40近くまで延ばしてある。
一方、エアガイド33もダクト状をなし、そのラジエタ14に対面する部分のラジエタ側開口形状をコア部の形状にならい、コア部近くまで延ばしてある。
このようにすることで、エアガイド33による第1通風路36の密閉性を高めることができる。このため、ラジエタカバー15内における熱風と冷風の区分けが可能になる。
なお、ラジエタ14の前方は、ラジエタアッパーカウル30とインナーカウル50で覆われている。インナーカウル50とラジエタアッパーカウル30で囲まれた空間内に前側タンク41へ接続する冷却液ホース44が収容されている。
また、ラジエタ14は、車両の側面に沿って前後に長く配置されるサイドラジエタ形式であり、車両前方からの走行風はラジエタ14のコア部40を車両幅方向内側から外側へ流れるので、熱風が車両から離れる方向に流れやすくなる。
図5は図3からラジエタアッパーカウル30を除いた状態を拡大して示す図である。インナーカウル50は樹脂や金属等の適宜材料よりなり、センターカバー28の側部から燃料タンク16の前側側面にかけて設けられ、上部51は燃料タンク16の側面に設けられたステー52へ取付けられ、下部はセンターカバー28の下部側面へ取付けられる。
インナーカウル50の周囲は結合部材53により、ラジエタアッパーカウル30の周囲を着脱自在に結合する。また、図示しないが、ラジエタアッパーカウル30とラジエタサイドカバー24の枠部24bも着脱自在に結合するようになっている。
図6は、図1における6−6線断面である。エアガイド33の前壁33bは、センター^カバー28とラジエタ14の間にあり、前方へ向かって開放されている。エアガイド33に囲まれた前壁33bの内側空間が第1通風路36になる。
一方、エアガイド33の上方には、燃料タンク16やインナーガイドの上部51及びラジエタアッパーカウル30の上部31に囲まれた空間54が第2通風路37の一部をなす。
ラジエタアッパーカウル30は前部32から上部31、さらにラジエタリアカバー26へと、ラジエタ14よりも車幅方向外方へ幅広くなって接続する。すなわち、ラジエタアッパーカウル30の車幅方向における最大幅部が、ラジエタ14よりも幅が広い状態のまま、ラジエタ14の前方及び上方から、後方のラジエタリアカバー26まで接続して覆う。
このため、ラジエタアッパーカウル30をラジエタ14の外側へ膨らませることにより、空間54をラジエタ14の外側へ拡大させて、第2通風路37を必要十分な容量で形成することができる。
この空間54はエアガイド33と分離されて、前後に連通し、後方はラジエタリアカバー26の内側空間へ通じている。なお、インナーガイドの上部51及びラジエタアッパーカウル30の上部31は一緒に燃料タンク16へ向かって車両内側へ延びることにより、空間54を閉じている。
図7は、ラジエタリアカバー26を後方から示す図である。ラジエタリアカバー26のスリット27は上下方向へ長く形成されており、運転者用脚部空間38を上下方向にて広範囲に冷やすことができる。
また、ラジエタリアカバー26は全体が上方ほど前方へ傾斜する前傾状態になっているので、この点でも運転者の脚部に対する自由度が大きくなる。
ラジエタアッパーカウル30の上部31は燃料タンク16の側面に沿って前方から後方へ延びるとともに、後方が下がり傾斜になっているので、上部31の内側空間54(図6)を囲むことができる。そのうえ、ラジエタリアカバー26の内側空間である第2通風路37へ走行風を効率よく送り込むことができる。
しかも、ラジエタ14後方における突部25の後側の面が、凹んだ曲面をなして上下へ延びているので、運転中に運転者の脚が近付いても、冷風の通路及び排出口を確保しやすくなるとともに、脚と干渉しにくくなる。また仮に干渉しても面当たりで不快になりにくい。
12:エンジン、13:車両フレーム、14:ラジエタ、15:ラジエタカバー、16:燃料タンク、24:ラジエタサイドカバー、26:ラジエタリアカバー、27:スリット、28:センターカバー、30:ラジエタアッパーカウル、33:エアガイド、50:インナーカウル

Claims (7)

  1. 運転者がシートに跨り、前方のハンドルバーを握って操縦する車両であって、
    前輪と後輪の間に配置されて車両フレーム(13)に支持されるエンジンと、このエンジンを冷却するために運転者前方の車両側部のうち少なくとも一方に配置されたラジエタ(14)と、このラジエタ(14)を覆い前方に延びて走行風を前記ラジエタへ導入し、排風を運転者前方の車両外側部に排出する排風口(24a)が設けられたカウル(15)とを備えた鞍乗り型車両において、
    前記カウル(15)は、前方へ向かって開放された開放部を備え、
    このカウル(15)内に設けられ、前記カウル(15)の前記開放部から取り入れた走行風を、前記ラジエタのコア部(40)へ送り込む第1通風路(36)が内側に形成されたエアガイド(33)を備え、
    前記カウル(15)内に、前記エアガイド(33)で前記第1通風路(36)と分離され、前記開放部から取り入れた走行風の一部を前記ラジエタ(14)へ通さずに流す第2通風路(37)を前記エアガイド(33)の外側に形成し、
    この第2通風路(37)の走行風を、前記ラジエタからの排風よりも車幅方向内側へ排出させるように、この走行風の出口(27)を設けたことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記第2通風路(37)の走行風の出口(27)を前記排風口(24a)よりも後方に設けたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記排風口(24a)は、そのラジエタ側開口形状が前記ラジエタにおけるコア部(40)の形状にならい、前記カウル(15)の外側部から前記コア部(40)近くまでダクト状に延びるとともに、
    前記エアガイド(33)は、そのラジエタ側開口形状が前記コア部(40)の形状にならい、前記カウル(15)の前方から前記コア部(40)近くまでダクト状に延びることを特徴とする請求項2に記載した鞍乗り型車両。
  4. 前記ラジエタ(14)は、車両の側面に沿って前後に長く配置され、車両前方からの走行風がラジエタの前記コア部(40)を車両幅方向内側から外側へ流れるサイドラジエタ形式であり、
    前記カウル(15)は、その車幅方向の最大幅部が前記ラジエタ(14)よりも幅が広い状態のまま、前記ラジエタ(14)の前方及び上方(30)から後方(26)まで接続して覆うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両。
  5. 前記エアガイド(33)は、前記コア部(40)近くに電動冷却ファン(23)を備え、この電動冷却ファン(23)は冷気を車幅方向外側から内側へ吸引することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両。
  6. 前記カウル(15)は、前記ラジエタ(14)の後方に、車幅方向外側へ張り出す突部(25)が上下に延び、その前側の面は前記コア部(40)後縁に向けて斜めに延び、後側の面の車幅方向外側に、上下に延びるスリット状の冷風出口(27)が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両。
  7. 前記カウル(15)は、前記ラジエタ後方の突部(25)の後側の面が、凹んだ曲面をなして上下へ延びていることを特徴とする請求項6に記載した鞍乗り型車両。
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