JP7327152B2 - 内燃機関の吸気ダクト - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気ダクトに関する。
従来、雪や埃等の異物を含んだ空気から異物を除去してエアクリーナに導入する吸気ダクトを備えたエンジンの吸気装置が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載される吸気ダクトは、吸気ダクトの底壁に、空気取入口とエアクリーナ側の接続口との間に位置する異物排出口が開口されている。また、吸気ダクトは、吸気ダクトの内部に形成された空気通路に、空気取入口から取り入れた空気を異物排出口に案内する板状のガイド部が設けられている。これにより、空気中に含まれる異物を除去してエアクリーナに供給することができる。
特開2017-13680号公報
このような従来の吸気ダクトにあっては、水深の深い水溜りに車両が侵入して水が空気取入口から吸気ダクト内に侵入すると、吸気負圧によって水がエンジンに吸入されるおそれがある。
水がエンジンに吸入されることを抑制するために、吸気ダクトの上流端よりエンジンルーム側に他の空気取入口を追加すると、通常走行時にエンジンルーム内の温度の高い空気を吸入するおそれがあり、好ましくない。
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、車両が水深の深い水溜りを走行する際に、内燃機関に水が吸入されることを防止でき、かつ、車両の通常走行時に低温の空気を内燃機関に供給できる内燃機関の吸気ダクトを提供することを目的とするものである。
本発明は、内燃機関の吸気ダクトであって、前記吸気ダクトは、車両前方に開口し、車両の前方から空気を取り入れる上流側空気取入部を有する上流側ダクト部と、前記上流側ダクト部に連結され、前記上流側ダクト部に取り入れられた空気を内燃機関に送る下流側ダクト部と、前記上流側ダクト部の内部に設けられ、前記上流側ダクト部に取り入れられた空気の一部を下方に案内するガイド部と、前記上流側ダクト部の底壁または前記下流側ダクト部の底壁の少なくとも一方に開口され、前記ガイド部によって下方に案内された空気を前記下流側ダクト部の外部に排出する下側排出部とを備え、前記下流側ダクト部は、前記上流側ダクト部の車両幅方向一方側に偏った位置に取付けられており、前記上流側ダクト部の車両幅方向他方側に、前記上流側ダクト部から車両後方に空気を排出する空気排出口が設けられており、前記下流側ダクト部は、車両幅方向で前記吸気ダクト外に向けて開口する下流側空気取入部を有し、前記下流側空気取入部は、前記空気排出口の近傍に設けられていることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、車両が水深の深い水溜りを走行する際に、内燃機関に水が吸入されることを防止でき、かつ、車両の通常走行時に低温の空気を内燃機関に供給できる。
図1は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトを備えた車両の正面図である。 図2は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトを備えた車両の平面図である。 図3は、図1のIII-III方向矢視断面図である。 図4は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトを前側右斜め上方から見た図である。 図5は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトを後側右斜め下方から見た図である。 図6は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトの正面図である。 図7は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトの底面図である。 図8は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトの右側面図である。 図9は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトの後面図である。 図10は、図7のX-X方向矢視断面図である。
本発明の一実施の形態に係る内燃機関の吸気ダクトは、車両前方に開口し、車両の前方から空気を取り入れる上流側空気取入部を有する上流側ダクト部と、上流側ダクト部に連結され、上流側ダクト部に取り入れられた空気を内燃機関に送る下流側ダクト部と、上流側ダクト部の内部に設けられ、上流側ダクト部に取り入れられた空気の一部を下方に案内するガイド部と、上流側ダクト部の底壁または下流側ダクト部の底壁の少なくとも一方に開口され、ガイド部によって下方に案内された空気を下流側ダクト部の外部に排出する下側排出部とを備え、下流側ダクト部は、上流側ダクト部の車両幅方向一方側に偏った位置に取付けられており、上流側ダクト部の車両幅方向他方側に、上流側ダクト部から車両後方に空気を排出する空気排出口が設けられており、下流側ダクト部は、車両幅方向に開口する下流側空気取入部を有し、下流側空気取入部は、空気排出口の近傍に設けられている。
これにより、本発明の一実施の形態に係る内燃機関の吸気ダクトは、車両が水深の深い水溜りを走行する際に、内燃機関に水が吸入されることを防止でき、かつ、車両の通常走行時に低温の空気を内燃機関に供給できる。
以下、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトについて、図面を用いて説明する。
図1から図10は、本発明の一実施例に係る内燃機関の吸気ダクトを示す図である。図1から図10において、上下前後左右方向は、車両に設置された状態の吸気ダクトを基準とし、車両の前後方向を前後方向、車両の左右方向(車両幅方向)を左右方向、車両の上下方向(車両の高さ方向)を上下方向とする。
まず、構成を説明する。
図1から図3において、車両1は、フロントバンパ2を備えており、フロントバンパ2は、車両1の前部に設置されている。図2、図3に示すように、フロントバンパ2の後方にはエンジンルーム3が設置されている。
図1、図3に示すように、フロントバンパ2の上部にはフロントグリル2aが開口している。フロントグリル2aは、フロントバンパ2の前方(すなわち、車両1の外部)とエンジンルーム3とを連通しており、車両1の前方からエンジンルーム3に空気を取り入れる。
図2に示すように、エンジンルーム3には内燃機関としてのエンジン4と吸気装置5が設置されている。吸気装置5は、吸気ダクト6、吸気ホース7、エアクリーナ8および吸気管9を備えている。
図3に示すように、吸気ダクト6は、フロントグリル2aと同じ高さ位置でフロントバンパ2の後方に設置されており、吸気ダクト6にはフロントグリル2aからエンジンルーム3に取り入れられた空気(走行風)が導入される。
図2に示すように、吸気ホース7は、吸気ダクト6から後方に延びており、吸気ダクト6とエアクリーナ8とを接続している。
エアクリーナ8は、エンジン4の上部に設置されており、吸気ダクト6から吸気ホース7に取り入れられた空気を浄化する。吸気管9は、エアクリーナ8によって浄化された空気を図示しない吸気マニホールドを介してエンジン4の図示しない吸気ポートに送り込む。
図4、図5に示すように、吸気ダクト6は、上流側ダクト部11と下流側ダクト部12を有する。
上流側ダクト部11は、筒状に形成されており、前端に車両1の前方に開口する上流側空気取入口11aが開口している。上流側空気取入口11aは、フロントグリル2aからエンジンルーム3に取り入れられた空気を上流側ダクト部11に取り入れる。本実施例の上流側空気取入口11aは、本発明の上流側空気取入部を構成する。
図10に示すように、上流側ダクト部11の内部には上下一対のガイド板11b、11cが設けられている。ガイド板11b、11cは、上流端から下流端に向かって下方に湾曲している。
図3、図10に示すように、上流側ダクト部11の下部には屈曲壁部11Aが形成されており、屈曲壁部11Aは、上流側から下流側に向かって下方に屈曲している。
これにより、上流側空気取入口11aから上流側ダクト部11に取り入れられた空気の一部や異物(水や塵等を含む)は、ガイド板11b、11cおよび屈曲壁部11Aに沿って下方に送られる。
ここで、上流、下流とは吸気ダクト6の内部を流れる空気の方向に対してフロントバンパ2側が上流、エンジン4側が下流である。本実施例のガイド板11b、11cは、本発明のガイド部を構成する。
下流側ダクト部12は、上流側ダクト部11に取付けられており、上流側ダクト部11と一体で設けられている。すなわち、本実施例の下流側ダクト部12は、上流側ダクト部11に連続している。
下流側ダクト部12は、筒状に形成されており、上流側ダクト部11から後方に延びている。下流側ダクト部12の後端部には接続部12Aが設けられており、接続部12Aは、後方に開口している。
図3に示すように、接続部12Aの外周部には吸気ホース7が取付けられており、上流側ダクト部11から取り入れられた空気は、下流側ダクト部12から吸気ホース7を介してエンジン4に送られる。
図4から図7に示すように、下流側ダクト部12は、上流側ダクト部11の左方側(車両幅方向一方側)に偏った位置に取付けられている。すなわち、図7に示すように、吸気ダクト6の幅方向の中央部を前後方向に延びる中心線Cを基準にした場合に、下流側ダクト部12は、中心線Cに対して左側に偏って設置されている。
図7に示すように、上流側ダクト部11の底壁11Bと下流側ダクト部12の底壁12Bには下側排出口11d、12aが形成されている。上流側ダクト部11の底壁11Bと下流側ダクト部12の底壁12Bは連続しており、下側排出口11dと下側排出口12aも連続して開口している。すなわち、下側排出口11dと下側排出口12aは、大谷1つの開口である。本実施例の下側排出口11d、12aは、本発明の下側排出部を構成する。
ガイド板11b、11cおよび屈曲壁部11Aによって下方に案内された空気の一部や異物は、下側排出口11dと下側排出口12aから上流側ダクト部11と下流側ダクト部12の外部に排出される。
図4、図5に示すように、上流側ダクト部11は、右側壁11Cを有する。右側壁11Cは、上流側ダクト部11の右側(車両幅方向他方側)に設けられており、前後方向に延びている。
図5、図7に示すように、上流側ダクト部11は、後壁11Dを有する。後壁11Dは、右側壁11Cから車両幅方向に屈曲して左方側(車両幅方向一方側)に延び、下流側ダクト部12に取付けられている。
下流側ダクト部12は、右側壁12Cを有する。右側壁12Cは、上流側ダクト部11の後壁11Dから屈曲して後方に延びている。
図5、図9に示すように、上流側ダクト部11の後壁11Dには空気排出口11eが設けられており、空気排出口11eは、後方に開口している。上流側ダクト部11に取り入れられた空気の一部は、空気排出口11eから後方に排出される。
図5、図8、図10に示すように、下流側ダクト部12の右側壁12Cには下流側空気取入口12bが設けられており、下流側空気取入口12bは、車両幅方向の右方に開口している。
下流側空気取入口12bは、空気排出口11eの近傍に設けられており、下流側空気取入口12bの上端12uは、上流側ダクト部11の上端11uよりも上方に位置している(図10参照)。
本実施例の上流側ダクト部11の右側壁11Cは、本発明の第1の壁部を構成し、上流側ダクト部11の後壁11Dは、本発明の第2の壁部を構成する。下流側ダクト部12の右側壁12Cは、本発明の第3の壁部を構成し、下流側空気取入口12bは、本発明の下流側空気取入部を構成する。
図4、図5、図8、図9、図10に示すように、下流側ダクト部12にはカバー部12Dが設けられている。カバー部12Dは、下流側空気取入口12bの上方の右側壁12Cから空気排出口11eの側に突出しており、前後方向で空気排出口11eと並んで設置されている(図5参照)。
これにより、下流側空気取入口12bよりも右方で、かつ、空気排出口11eの後方の空間は、カバー部12Dによって上方から覆われている。図7に示すように、下側排出口11dは、ガイド板11b、11cの後端11rの近傍から後方に向い、下流側空気取入口12bの車両幅方向の側方まで開口している。
次に、作用を説明する。
図3、図5において、矢印Aiは空気の流れを示し、矢印Gは、塵または水等の異物の流れを示す。
本実施例の吸気ダクト6は、車両1の前方に開口し、前方から空気を取り入れる上流側空気取入口11aを有する上流側ダクト部11と、上流側ダクト部11に設けられ、上流側ダクト部11に取り入れられた空気をエンジン4に送る下流側ダクト部12とを備えている。
また、吸気ダクト6は、上流側ダクト部11の内部に設けられ、上流側ダクト部11に取り入れられた空気の一部を下方に案内するガイド板11b、11cと、上流側ダクト部11の底壁11Bまたは下流側ダクト部12の底壁12Bの少なくとも一方に開口され、ガイド板11b、11cによって下方に案内された空気を下流側ダクト部12の外部に排出する下側排出口11d、12aとを有する。
これにより、図3に示すように、車両1の前方からフロントグリル2aを通してエンジンルーム3に引き込まれた空気Aiを、上流側空気取入口11aから上流側ダクト部11に取り入れた後、上流側ダクト部11から下流側ダクト部12、吸気ホース7を通してエンジン4に送り込むことができる。
また、空気に水や塵等の異物Gが含まれている場合には、異物Gをガイド板11b、11cによって下側排出口11d、12aに案内し、下側排出口11d、12aから上流側ダクト部11と下流側ダクト部12の外部に排出することができる。このため、異物Gがエンジン4に送り込まれることを防止してエンジン4の性能が低下することを防止できる。
一方、図3に示すように、車両1が水深の深い水溜り(水位W)を走行すると、車両1のフロントバンパ2によって掻き上げられる水がフロントグリル2aからエンジンルーム3に侵入し、この水が吸気ダクト6に侵入するおそれがある。
そして、吸気ダクト6に水が侵入すると、エンジン4の吸入負圧によって水がエンジン4に吸入され、エンジン4の性能が低下するおそれがある。
本実施例の吸気ダクト6によれば、下流側ダクト部12は、上流側ダクト部11の左方側に偏った位置に取付けられており、上流側ダクト部11の右方側に、上流側ダクト部11から後方に空気を排出する空気排出口11eが設けられている。
これに加えて、下流側ダクト部12は、右方に開口する下流側空気取入口12bを有し、下流側空気取入口12bは、上流側ダクト部11の空気排出口11eの近傍に設けられている。
これにより、車両1が水深の深い水溜り(水位W)を走行する際、水が直接上流側空気取入口11aから上流側ダクト部11を通して下流側ダクト部12に侵入しても、右方に開口する下流側空気取入口12bから下流側ダクト部12に取り入れられた空気Aiをエンジン4に供給して下流側ダクト部12内の負圧が増加することを抑制し、上流側ダクト部11から下流側ダクト部12に侵入した水Gを下側排出口12aから外部に排出できる。
このため、下流側ダクト部12に侵入した水が吸気負圧によってエンジン4に吸入されることを防止でき、エンジン4の性能が低下することが防止できる。
一方、上流側空気取入口11aに水が侵入するおそれがない通常走行時には、上流側空気取入口11aと下流側空気取入口12bの両方から取り入れた空気Aiをエンジン4に送り込むことができる。
上流側空気取入口11aは、車両1の前方に開口しているため、エンジンルーム3内の空気より低温の空気をエンジン4に供給できる。これに対し、下流側空気取入口12bはエンジンルーム3内に開口するため、吸入する空気の温度が高くなるおそれがある。
下流側空気取入口12bの前方には、上流側空気取入口11aから取り入れた低温の空気を上流側ダクト部11から排出する空気排出口11eが設けられており、空気排出口11eから排出された低温の空気によって下流側空気取入口12bに吸入される空気を冷却できる。このため、下流側空気取入口12bから下流側ダクト部12に取り入れられた低温の空気をエンジン4に送り込むことができる。
このように本実施例の吸気ダクト6は、車両1が水深の深い水溜りを走行する際に、エンジン4に水が吸入されることを防止でき、かつ、車両1の通常走行時に低温の空気をエンジン4に供給できる。この結果、エンジン4の燃費と出力を向上でき、エンジン4の性能を向上できる。
また、本実施例の吸気ダクト6によれば、上流側ダクト部11は、上流側ダクト部11の右方側に設けられ、前後方向に延びる右側壁11Cと、右側壁11Cから車両幅方向に屈曲して左方側に延び、下流側ダクト部12に連絡される後壁11Dとを有し、空気排出口11eが後壁11Dに形成されている。
また、下流側ダクト部12は、上流側ダクト部11の後壁11Dから屈曲して後方に延びる右側壁12Cを有し、下流側空気取入口12bが右側壁12Cに形成されている。
これにより、車両幅方向に延びる後壁11Dに形成される空気排出口11eの大きさを変えることにより、下流側空気取入口12bの周辺に流れる空気の量を調節できる。このため、下流側空気取入口12bに流入される空気の温度を調整でき、エンジン4の性能をより効果的に向上できる。
ここで、エンジンルーム3の上部は、エンジン4の熱により空気の温度が高くなるので、高温の空気が下流側空気取入口12bから下流側ダクト部12に吸入される可能性がある。
本実施例の吸気ダクト6によれば、下流側ダクト部12は、下流側空気取入口12bの上方から空気排出口11eの側に突出し、前後方向で空気排出口11eと並んで設置されるカバー部12Dを有する。
これにより、カバー部12Dによってエンジンルーム3の上部の高温の空気が下流側空気取入口12bに吸入されることを防止でき、上流側ダクト部11の空気排出口11eから排出された低温の空気を下流側空気取入口12bに吸入できる。
このため、車両1の通常走行時に低温の空気をエンジン4に確実に供給でき、エンジン4の燃費と出力をより効果的に向上できる。この結果、エンジン4の性能をより効果的に向上できる。
また、本実施例の吸気ダクト6によれば、下側排出口11d、12aは、ガイド板11b、11cの後端11rの近傍から後方に向い、下流側空気取入口12bの車両幅方向の側方まで開口している。
これにより、下側排出口11d、12aの長さを前後方向に長くでき、下流側ダクト部12に侵入する水の量が増加しても水を確実に下側排出口11d、12aから外部に排出できる。このため、下流側ダクト部12に侵入した水が吸気負圧によってエンジン4に吸入されることをより効果的に防止でき、エンジン4の性能が低下することがより効果的に防止できる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...車両、4...エンジン(内燃機関)、6...吸気ダクト、11...上流側ダクト部、11a...上流側空気取入口、11B...底壁(上流側ダクト部の底壁)、11C...右側壁(第1の壁部)、11D...後壁(第2の壁部)、11b,11c...ガイド板(ガイド部)、11d...下側排出口(下流側排出部)、11e...空気排出口、11r...後端(ガイド部の後端)、12...下流側ダクト部、12B...底壁(下流側ダクト部の底壁)、12C...右側壁(第3の壁部)、12a...下側排出口(下流側排出部)、12b...下流側空気取入口(下流側空気取入部)、12D...カバー部

Claims (4)

  1. 内燃機関の吸気ダクトであって、
    前記吸気ダクトは、車両前方に開口し、車両の前方から空気を取り入れる上流側空気取入部を有する上流側ダクト部と、
    前記上流側ダクト部に連結され、前記上流側ダクト部に取り入れられた空気を内燃機関に送る下流側ダクト部と、
    前記上流側ダクト部の内部に設けられ、前記上流側ダクト部に取り入れられた空気の一部を下方に案内するガイド部と、
    前記上流側ダクト部の底壁または前記下流側ダクト部の底壁の少なくとも一方に開口され、前記ガイド部によって下方に案内された空気を前記下流側ダクト部の外部に排出する下側排出部とを備え、
    前記下流側ダクト部は、前記上流側ダクト部の車両幅方向一方側に偏った位置に取付けられており、
    前記上流側ダクト部の車両幅方向他方側に、前記上流側ダクト部から車両後方に空気を排出する空気排出口が設けられており、
    前記下流側ダクト部は、車両幅方向で前記吸気ダクト外に向けて開口する下流側空気取入部を有し、前記下流側空気取入部は、前記空気排出口の近傍に設けられていることを特徴とする内燃機関の吸気ダクト。
  2. 前記上流側ダクト部は、前記上流側ダクト部の車両幅方向他方側に設けられ、車両前後方向に延びる第1の壁部と、前記第1の壁部から車両幅方向に屈曲して車両幅方向一方側に延び、前記下流側ダクト部に連絡される第2の壁部とを有し、
    前記下流側ダクト部は、前記第2の壁部から屈曲して車両後方に延びる第3の壁部を有し、
    前記空気排出口が前記第2の壁部に形成され、
    前記下流側空気取入部が前記第3の壁部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気ダクト。
  3. 前記下流側ダクト部は、前記下流側空気取入部の上方から前記空気排出口の側に突出し、車両の前後方向で前記空気排出口と並んで設置されるカバー部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の吸気ダクト。
  4. 前記下側排出部は、前記ガイド部の後端の近傍から後方に向い、前記下流側空気取入部の車両幅方向の側方まで開口していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関の吸気ダクト。
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