JPH10318058A - 吸気ボックス - Google Patents

吸気ボックス

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Publication number
JPH10318058A
JPH10318058A JP14105497A JP14105497A JPH10318058A JP H10318058 A JPH10318058 A JP H10318058A JP 14105497 A JP14105497 A JP 14105497A JP 14105497 A JP14105497 A JP 14105497A JP H10318058 A JPH10318058 A JP H10318058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
sub
path
box body
suction port
Prior art date
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Pending
Application number
JP14105497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Matsuo
裕治 松尾
Shigeo Mori
茂生 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP14105497A priority Critical patent/JPH10318058A/ja
Publication of JPH10318058A publication Critical patent/JPH10318058A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付作業性の悪化を招くことなく低コストに
て、こもり音の発生を防止することができる吸気ボック
スを提供する。 【解決手段】 気水分離ボックスのボックス本体に形成
された副導入路25に嵌合体26を外嵌する。嵌合体2
6を形成する枠体32の内周部に矩形状の筒状部33を
設け、ボックス本体に連通した副吸入口34を形成す
る。筒状部33の上縁に、副吸入口34を開閉する矩形
板状の弁体36を垂下し、弁体36に重り37を設け
る。弁体36は、その自重により垂下された状態で、周
縁部が筒状部33の縁に形成された屈曲部35に密着し
て副吸入口34を閉鎖する一方、ボックス本体内の負圧
の増大に伴い開方向Oへ吸引され、副吸入口34を開放
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸気経
路に設けられ、導入された空気に含まれる水を分離して
前記エンジン側へ導出する吸気ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワンボックスカー等の車両におけ
るエンジンの吸気経路には、図5に示すように、気水分
離ボックス81が設けられている。
【0003】該気水分離ボックス81は、ピラーアウタ
82とピラーインナ83との間に配設されており、前記
気水分離ボックス81には、前記ピラーアウタ82を挿
通するととともに、エアインレットフィニッシャ84が
取り付けられ、車体側部に主吸気口85を形成する主導
入路86と、前記ピラーインナ83を挿通してエンジン
ルーム87内のエアクリーナ88に接続された導出路8
9とが設けられている。また、前記気水分離ボックス8
1の天面には、前記主導入路86と前記導出路89との
間に介在する邪魔板90が垂下されており、該邪魔板9
0の下部には、排水路91が設けられている。これによ
り、前記主導入路86から導入された空気に雨水が含ま
れていた場合、この雨水の前記導出路89からの直接の
導出を前記邪魔板90によって阻止するとともに、前記
雨水を前記邪魔板90にて滴下させ、前記排水路91か
ら排水できるように構成されている。
【0004】そして、前記気水分離ボックス81には、
前記ピラーインナ83を挿通するとともに、前記エンジ
ンルーム87内に副吸気口101を開口する副導入路1
02が設けられている。これにより、車室外側に開口し
た前記主吸気口85が雪などによって閉鎖された場合で
あっても、前記副導入路102の副吸気口101を介し
て、空気を導入できるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記気
水分離ボックス81にあっては、エンジンの回転数が低
い時に、前記副導入路102における副吸気口101の
開口に起因したこもり音が発生するという問題点があっ
た。
【0006】これを解決するために、図6に示すよう
に、前記気水分離ボックス81に、所定の容量に設定さ
れたレゾネータ105を接続し、前記こもり音の発生を
防止する方法も考えられるが、この場合、コストアップ
を招いてしまう。また、前記ピラーインナ83と前記ピ
ラーアウタ82との狭い空間に、前記レゾネータ105
を設けなければならず、取付作業性の悪化要因となる
し、配設する空間の確保に苦慮していた。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、取付作業性の悪化を招くことなく
低コストにて、こもり音の発生を防止することができる
吸気ボックスを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、エンジンの吸気経路に設けられた
ボックス本体と、車体の外板に開口部が設けられ、前記
ボックス本体内へ空気を導入する主導入路と、前記外板
より内側に開口部が設けられ、前記ボックス本体内へ空
気を導入する副導入路と、前記ボックス本体内の空気を
前記エンジン側へ導出する導出路と、前記主導入路と前
記導出路との間に設けられ、前記ボックス本体内へ侵入
した水が滴下される邪魔板と、滴下された水を前記ボッ
クス本体外へ排出する排水路と、を備えた吸気ボックス
において、自重により垂下した状態で前記副導入路を閉
鎖する一方、前記ボックス本体内の負圧の増大に伴い開
作動される弁体を設けた。
【0009】すなわち、エンジンの回転数が低回転であ
って、ボックス本体内の空気流速が低く負圧が小さい場
合、該ボックス本体内へ空気を導入する副導入路は、自
重により垂下した状態にある弁体によって閉鎖される。
一方、エンジンの回転数が高回転となり、ボックス本体
内の空気流速が高くなって負圧が増大した場合には、前
記副導入路を閉鎖した前記弁体は、その負圧の増大に伴
い開作動される。また、車体の外板に設けられた開口部
が雪等によって閉鎖された際には、前記ボックス本体内
の負圧が増大するので、前述と同様に、前記弁体は、そ
の負圧の増大に伴い開作動される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる吸気
ボックスとしての気水分離ボックス1を示す断面図であ
る。該気水分離ボックス1は、ワンボックスカー等の車
両において、エンジンの吸気経路に設けられるものであ
り、従来例と同様にピラー内に配設されている。
【0011】すなわち、この気水分離ボックス1は、中
空状に形成されたボックス本体5からなり、該ボックス
本体5の上部には、当該ボックス本体5内に空気を導入
する筒状の導入路6が形成されている。該導入路6は、
図2に示すように、車両7の外板としてのピラーアウタ
8を挿通するとともに、その先端には、エアインレット
フィニッシャ9が取り付けられており、車両7側部に
は、フロントフェンダ10に形成されたタイヤオープニ
ング11の後部に、前記ボックス本体5内に空気を取り
込む主吸気口12が形成されている。
【0012】前記ボックス本体5には、図1に示したよ
うに、前記主導入路6に対向した部位に筒状の導出路2
1が設けられている。該導出路21は、従来と同様に、
図示しないピラーインナを挿通するとともに、エンジン
ルーム内に設けられたエアクリーナに接続されており、
前記ボックス本体5内の空気を、前記エアクリーナを介
してエンジンへ供給するように構成されている。また、
前記ボックス本体5には、前記主導入路6と前記導出路
21との間に介在する邪魔板22が天部より垂下されて
おり、該邪魔板22の下部には、テーパー状のキャップ
23が取り付けられた排水路24が設けられている。こ
れにより、前記主導入路6から導入された空気に雨水が
含まれていた場合、この雨水の前記導出路21からの直
接の導出を前記邪魔板22によって阻止するとともに、
前記雨水を前記邪魔板22にて滴下させ、前記排水路2
4から排水できるように構成されている。さらに、前記
ボックス本体5には、該ボックス本体5内に空気を導入
する筒状の副導入路25が、前記導出路21の下部に形
成されている。この副導入路25も従来と同様に、図示
しないピラーインナを挿通してエンジンルーム内へ突出
されており、その先端には、図3に示すように、矩形状
に形成された嵌合体26が外嵌されている。
【0013】該嵌合体26は、図4にも示すように、前
記副導入路25の先端に外嵌されるとともに、外周部に
固定用のフランジ31が形成された枠体32と、該枠体
32の内周部に沿って突設された矩形状の筒状部33と
からなり、該筒状部33は、前記副導入路25を介して
前記ボックス本体5に連通する副吸入口34を形成して
いる。前記筒状部33は、その突出量が下方から上方へ
向かうに従って高くなるように形成されており、その縁
部には、内側へ屈曲した屈曲部35が、全周にわたり形
成されている。この筒状部33の上縁には、前記副吸入
口34を開閉する矩形板状の弁体36が、筒状部33の
上縁に沿って設けられたピン体37を介して垂下されて
おり、前記弁体36には、重り37が設けられている。
これによって、前記弁体36は、その自重により垂下さ
れた状態で、その周縁部が前記筒状部33に形成された
屈曲部35に密着し、前記副吸入口34を閉鎖する一
方、前記ボックス本体5内の負圧の増大に伴い、前記屈
曲部35から離れる方向、すなわち開方向Oへ吸引さ
れ、前記副吸入口34を開放するように構成されてい
る。
【0014】なお、前記重り37は、前記弁体36の重
量を補助するもので、その重量は、前記ボックス本体5
が、こもり音を発生する際のエンジン回転数と、該エン
ジン回転数における前記ボックス本体5内の負圧に基づ
き設定されており、前記弁体36は、前記エンジン回転
数を越えた時点で開作動するように設定されている。重
り37を省略して、弁体36の自重のみでもよい。
【0015】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、車両7のエンジンの回転数が低回転であって、ボッ
クス本体5内の負圧が小さい場合、副導入路25に取り
付けられた嵌合体26の弁体36は、図4に示したよう
に、その自重により垂下した状態が維持されるので、前
記ボックス本体5に連通した前記副導入路25を、前記
弁体36によって閉鎖することができる。これにより、
エンジンが低回転の際に前記副導入路25の開口に起因
するこもり音の発生を防止することができる。
【0016】一方、エンジンの回転数が高回転となり、
ボックス本体5内の負圧が増大した場合には、前記副導
入路25を閉鎖した前記弁体36は、その負圧によって
開方向Oへ吸引されるので、前記副導入路25を開放す
ることができる。また、車両7側部に設けられた主吸気
口12が雪等によって閉鎖され、前記ボックス本体5内
の負圧が増大した場合にも、前述と同様に、前記副導入
路25を開放することができるので、エンジンの最大出
力の低下を防止することができる。したがって、こもり
音を防止するために、ボックス本体5に所定の容量に設
定されたレゾネータを接続した従来と比較して、取付作
業性の悪化を招くことなく低コストにて、こもり音の発
生を防止することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
エンジンの回転数が低回転であって、ボックス本体内の
負圧が小さい場合には、ボックス本体内へ空気を導入す
る副導入路を弁体により閉鎖することができるので、エ
ンジンが低回転の際に前記副導入路の開口に起因するこ
もり音の発生を防止することができる。また、車体の外
板に設けられた開口部が雪等によって閉鎖されたり、エ
ンジンの高回転作動時において、前ボックス本体内の負
圧が増大した際には、前記副導入路を閉鎖した前記弁体
は、その負圧の増大に伴い開作動されるので、エンジン
の最大出力の低下を確実に防止することができる。
【0018】したがって、こもり音を防止するために、
ボックス本体に所定の容量に設定されたレゾネータを接
続した従来と比較して、取付作業性の悪化を招くことな
く低コストにて、こもり音の発生を防止することができ
る。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同実施の形態における主吸気口を示す斜視図で
ある。
【図3】同実施の形態における嵌合体を示す斜視図であ
る。
【図4】同実施の形態における嵌合体に弁体が取り付け
られた状態を示す断面図である。
【図5】従来例の気水分離ボックスを示す断面図であ
る。
【図6】他の従来例を示す気水ボックスの断面図であ
る。
【符号の説明】 1 気水分離ボックス(吸気ボックス) 5 ボックス本体 6 主導入路 8 ピラーアウタ(外板) 12 主吸気口 21 導出路 22 邪魔板 24 排水路 34 副吸入口 36 弁体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気経路に設けられたボック
    ス本体と、 車体の外板に開口部が設けられ、前記ボックス本体内へ
    空気を導入する主導入路と、 前記外板より内側に開口部が設けられ、前記ボックス本
    体内へ空気を導入する副導入路と、 前記ボックス本体内の空気を前記エンジン側へ導出する
    導出路と、 前記主導入路と前記導出路との間に設けられ、前記ボッ
    クス本体内へ侵入した水が滴下される邪魔板と、 滴下された水を前記ボックス本体外へ排出する排水路
    と、 を備えた吸気ボックスにおいて、 自重により垂下した状態で前記副導入路を閉鎖する一
    方、前記ボックス本体内の負圧の増大に伴い開作動され
    る弁体を設けたことを特徴とする吸気ボックス。
JP14105497A 1997-05-15 1997-05-15 吸気ボックス Pending JPH10318058A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14105497A JPH10318058A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 吸気ボックス

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JPH10318058A true JPH10318058A (ja) 1998-12-02

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ID=15283190

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2879971A1 (fr) * 2004-12-28 2006-06-30 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de captation d'air de combustion d'un moteur a combustion interne
JP2007255513A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Aron Kasei Co Ltd 排水用通気弁
CN109653913A (zh) * 2018-12-14 2019-04-19 洛阳理工学院 一种空气滤清器
JP2019181984A (ja) * 2018-04-02 2019-10-24 いすゞ自動車株式会社 吸気通路構造
JP2021102376A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 スズキ株式会社 内燃機関の吸気ダクト

Cited By (6)

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