JPH10184475A - エンジンのエアクリーナ装置 - Google Patents

エンジンのエアクリーナ装置

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JPH10184475A
JPH10184475A JP8344618A JP34461896A JPH10184475A JP H10184475 A JPH10184475 A JP H10184475A JP 8344618 A JP8344618 A JP 8344618A JP 34461896 A JP34461896 A JP 34461896A JP H10184475 A JPH10184475 A JP H10184475A
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JP
Japan
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air
air cleaner
space
valve
air valve
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JP8344618A
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English (en)
Inventor
Manabu Wada
学 和田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Priority to GB9719789A priority patent/GB2318829B/en
Priority to DE19741354A priority patent/DE19741354B4/de
Priority to CN97119027A priority patent/CN1067743C/zh
Publication of JPH10184475A publication Critical patent/JPH10184475A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/02Air cleaners
    • F02M35/024Air cleaners using filters, e.g. moistened

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、エアバルブの有無が変化しても、
同一のエアクリーナを使用して部品点数を削減でき、コ
ストを低廉とし得るとともに、エアクリーナ周辺部品の
レイアウトの変更をなくし得ることを目的としている。 【構成】 このため、エアクリーナのアッパケースとロ
アケースとのいずれか一方のケースの内部空間にエアを
吸入するエア吸入口を設け、エア吸入口近傍に内部空間
の一部を隔離して予備空間を形成する隔壁部を一体的に
設け、隔壁部のエア吸入口側の第1面と予備空間側の第
2面との交差する線を軸中心としこの軸中心から第1面
に形成した第1開口部までの距離と略等しい距離の第2
面部位に第2開口部を設けている。また、エア吸入口近
傍に内部空間を区画する壁部と壁部を覆って内部空間を
隔離する蓋部とにより予備空間を形成する隔壁部を設
け、隔壁部のエア吸入口側の第1面と予備空間側の第2
面とを鋭角に交差させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンのエアク
リーナ装置に係り、特に仕様、仕向地に応じてエアバル
ブの有無が変化しても、同一のエアクリーナを使用して
部品点数を削減でき、コストを低廉とし得るとともに、
エアクリーナの周辺部品のレイアウトが変更される惧れ
を全くなくし得るエンジンのエアクリーナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】キャブレタ仕様のエンジンの場合に、寒
冷時はアイシングの発生を防止するために、エンジンの
熱で温められた空気(以下「ウォームエア」という)を
吸入する。
【0003】また、常時は外気(以下「クールエア」あ
るいは単に「エア」という)を吸入している。このた
め、ウォームエアとクールエアとの切換を行うバルブ、
つまりエアバルブをエアクリーナよりも上流側に配設す
る必要がある。
【0004】エアバルブには、エアクリーナ一体式や別
体式のものがある。そして、燃料噴射仕様の場合には、
ほとんど不要であるので取り外されていた。更に、仕向
地によっても不要となる場合があった。
【0005】前記エンジンのエアクリーナ装置として
は、特開平1−170754号公報に開示されるものが
ある。この公報に開示される内燃機関の消音装置は、内
燃機関の吸気通路途中に第1の連通部により連通された
共鳴室と、その共鳴室とエアクリーナ室とを連通する第
2の連通部と、前記共鳴室と2次空気供給装置の空気導
入口とを連通する第3の連通部と、前記共鳴室と前記第
1の連通部又は前記第2の連通部との連通を選択的に開
閉する切換弁と、その切換弁を前記2次空気供給装置の
作動の有無に応じて切換える駆動装置とを備え、共鳴室
を、吸気音減衰用の本来の共鳴室として、またAS音減
衰用の拡張室として用い、スペースをとることなく、吸
気音とAS音とを共に低減させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジンのエアクリーナ装置において、図13に示す如く、
エアバルブ別体式のエアクリーナ102は、アッパケー
ス104と、ロアケース106と、アッパケース104
とロアケース106との内部に配設されるフィルタエレ
メント108とにより形成され、エアクリーナ102の
上流側に別体式のエアバルブ124が配設されている。
このエアバルブ124には、通常仕様のものと寒冷地仕
様のものとがある。
【0007】そして、上述したエアバルブ別体式のエア
クリーナの場合には、エアバルブのレイアウトが通常仕
様のものと寒冷地仕様のものとの2種類となる。
【0008】この結果、エアバルブ周辺部位の部品点数
が増加し、製作が困難となり、コストが大となって経済
的に不利であるとともに、2種類の取付状況を満足する
スペースを確保する必要があり、実用上不利であるとい
う不都合がある。
【0009】また、エアバルブをエアクリーナの外部に
溶着したエアバルブ一体式のエアクリーナの場合には、
エアバルブの有無によってエアクリーナが2種類とな
り、レイアウトを共通とした際に、不要部品が付くこと
となり、また部品点数を最小限とした際には、レイアウ
トが2種類となるという不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、アッパケースとロアケース
との内部にフィルタエレメントを配設してエアクリーナ
を形成し、このエアクリーナ内に吸入したエアをキャブ
レタに供給するエンジンのエアクリーナ装置において、
前記エアクリーナのアッパケースとロアケースとのいず
れか一方のケースの内部空間にエアを吸入するエア吸入
口を設け、このエア吸入口近傍に前記内部空間の一部を
隔離して予備空間を形成する隔壁部を一体的に設けると
ともにこの隔壁部の前記エア吸入口側の第1面と予備空
間側の第2面との交差する線を軸中心としこの軸中心か
ら前記第1面に形成した第1開口部までの距離と略等し
い距離の前記第2面部位には第2開口部を設けたことを
特徴とする。
【0011】また、アッパケースとロアケースとの内部
にフィルタエレメントを配設してエアクリーナを形成
し、このエアクリーナ内に吸入したエアをキャブレタに
供給するエンジンのエアクリーナ装置において、前記エ
アクリーナのアッパケースとロアケースとのいずれか一
方のケースの内部空間にエアを吸入するエア吸入口を設
け、このエア吸入口近傍に前記内部空間を区画する壁部
とこの壁部を覆って内部空間の一部を隔離する蓋部とに
より予備空間を形成する隔壁部を設けるとともにこの隔
壁部の前記エア吸入口側の第1面と予備空間側の第2面
とが鋭角に交差する線を軸中心としこの軸中心から前記
第1面に形成した第1開口部までの距離と略等しい距離
の前記第2面部位には第2開口部を設けたことを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
エアバルブの使用時には、予備空間をエアバルブ室とし
て機能させるとともに、エアバルブの不使用時には、予
備空間をレゾネータ室として機能させ、仕様、仕向地に
応じてエアバルブの有無が変化しても、同一のエアクリ
ーナを使用して部品点数を削減し、コストを低廉とする
とともに、エアクリーナの周辺部品のレイアウトが変更
される惧れを全くなくしている。
【0013】また、エアバルブの使用時には、予備空間
をエアバルブ室として機能させるとともに、エアバルブ
の不使用時には、予備空間をレゾネータ室として機能さ
せ、しかも第1面と第2面とを鋭角に交差させてエアバ
ルブの回動範囲を小とし、エエアバルブによるウォーム
エア及びクールエアの流量調整を的確に行うとともに、
仕様、仕向地に応じてエアバルブの有無が変化しても、
同一のエアクリーナを使用して部品点数を削減し、コス
トを低廉とし、しかもエアクリーナの周辺部品のレイア
ウトが変更される惧れを全くなくしている。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1〜図8はこの発明の第1実施例を示す
ものである。図1〜図8において、2はエアクリーナ、
4はアッパケース、6はロアケースである。
【0016】前記エアクリーナ2は、アッパケース4
と、ロアケース6と、アッパケース4とロアケース6と
の内部に配設されるフィルタエレメント8とにより形成
し、前記エアクリーナ2内に吸入したエアを図示しない
キャブレタに供給している。
【0017】また、前記エアクリーナ2のアッパケース
4とロアケース6とのいずれか一方、例えばロアケース
6の内部空間10にエアを吸入するエア吸入口12を設
け、このエア吸入口12近傍に前記内部空間10の一部
を隔離して予備空間14を形成する隔壁部16を一体的
に設けるとともに、この隔壁部16の前記エア吸入口1
2側の第1面18と予備空間14側の第2面20との交
差する線Lを軸中心としこの軸中心から前記第1面18
に形成した所定開口幅Wの第1開口部22−1までの距
離と略等しい距離の前記第2面20部位に所定開口幅W
の第2開口部22−2を設ける構成とする。
【0018】詳述すれば、前記エア吸入口12は、図3
及び図4、図7及び図8に夫々示す如く、ロアケース6
に対して前面(図1において下側)中央部位且つ斜め下
方からエアを吸入すべく形成されている。
【0019】また、前記隔壁部16は、図1〜図8に夫
々示す如く、ロアケース6の内部空間10において、エ
ア吸入口12を含む内部空間10の前面(図1において
下側)且つ手前左隅(図1において左下側)部位を隔離
すべく、ロアケース6に一体的に固着され、略L字形状
の予備空間14を形成している。
【0020】このとき、予備空間14は、前記第1面1
8側の第1予備空間14−1と、前記第2面20側の第
2予備空間14−2とに分割され、これらの第1、第2
予備空間14−1、14−2は夫々独立した空間として
形成される。
【0021】更に、前記予備空間14の第2予備空間1
4−2は、エアバルブ24の不使用時にはレゾネータ室
として機能し、エアバルブ24の使用時にはエアバルブ
室として機能する。
【0022】そして、エアバルブ24は、回動軸部26
と板状バルブ体28とからなり、バルブ切換手段30に
より切換駆動され、第1、第2開口部22−1、22−
2の開閉を行うものである。
【0023】前記回動軸部26の回動中心は、隔壁部1
6のエア吸入口12側の第1面18と予備空間14、つ
まり第2予備空間14−2側の第2面20との交差する
線Lと同一中心となる。ただし、同一中心から板状バル
ブ体28の板厚以下程度のずれがあっても良い。
【0024】なお符号32は、前記エアクリーナ2内に
吸入したエアを図示しないキャブレタに供給する供給
口、34はエアバルブ24の使用時にウォームエアを予
備空間14の第2予備空間14−2に吸入するウォーム
エア吸入口である。
【0025】次に作用について説明する。
【0026】前記エアバルブ24の使用時には、図1〜
図4に示す如く、ロアケース6内にエアバルブ24を形
成する回動軸部26と板状バルブ体28とを配設すると
ともに、内部空間10を貫通させてバルブ切換手段30
を配設する。
【0027】そして、ロアケース6にウォームエアを予
備空間14の第2予備空間14−2に吸入するウォーム
エア吸入口34を形成する。この第2予備空間14−2
はエアバルブ室として機能し、ウォームエア通路として
使用される。
【0028】このとき、前記エアバルブ24はバルブ切
換手段30によって切換駆動され、第1、第2面18、
20に夫々形成した第1、第2開口部22−1、22−
2の開閉を行い、前記エアバルブ24の使用時にはクー
ルエア吸入口として機能するエア吸入口12からのクー
ルエアとウォームエア吸入口34からのウォームエアと
の流量調整が行われる。
【0029】また、エアバルブ24の不使用時には、図
5〜図8に示す如く、ロアケース6内にエアバルブ24
が配設されないとともに、ウォームエア吸入口34も形
成されない。
【0030】このとき、前記エア吸入口12からのエア
は、予備空間14の第1予備空間14−1から内部空間
10に入り、予備空間14の第2予備空間14−2がレ
ゾネータ室として機能する。
【0031】これにより、仕様、仕向地に応じてエアバ
ルブ24の有無が変化しても、同一のエアクリーナ2を
使用することができ、部品点数を削減でき、コストを低
廉とし得て、経済的に有利であるとともに、エアクリー
ナ2の周辺部品のレイアウトが変更される惧れが全くな
く、実用上有利である。
【0032】また、前記エアバルブ24を使用しないエ
アバルブ24無しの仕様では、予備空間14の第2予備
空間14−2をレゾネータ室として機能させることがで
き、レゾネータ効果を期待することができる。
【0033】更に、エアバルブ24を使用するエアバル
ブ24ありの仕様では、予備空間14の第2予備空間1
4−2をエアバルブ室として機能させることができる。
【0034】図9〜図12はこの発明の第2実施例を示
すものである。この第2実施例において、上述第1実施
例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0035】この第2実施例の特徴とするところは、内
部空間10を区画する壁部42とこの壁部42を覆って
内部空間10の一部を隔離する蓋部44とにより予備空
間14を形成する隔壁部46を設け、この隔壁部46の
前記エア吸入口12側の第1面48と予備空間14側の
第2面50とを鋭角に交差する構成とした点にある。
【0036】すなわち、前記エアクリーナ2は、図9〜
図12に示す如く、アッパケース4と、ロアケース6
と、アッパケース4とロアケース6との内部に配設され
る図示しないフィルタエレメントとにより形成し、前記
エアクリーナ2内に吸入したエアを図示しないキャブレ
タに供給している。
【0037】また、前記エアクリーナ2のアッパケース
4とロアケース6とのいずれか一方、例えばロアケース
6の内部空間10にエアを吸入するエア吸入口12を設
け、このエア吸入口12近傍に前記内部空間10を区画
する壁部42とこの壁部42を覆って内部空間10の一
部を隔離する蓋部44とにより予備空間14を形成する
隔壁部46を設けるとともに、この隔壁部46の前記エ
ア吸入口12側の第1面48と予備空間14側の第2面
50とが鋭角、例えば約50度で交差する線L1を軸中
心としこの軸中心から前記第1面48に形成した所定開
口幅の第1開口部52−1までの距離と略等しい距離の
前記第2面50部位に所定開口幅の第2開口部52−2
を設ける。
【0038】詳述すれば、前記エア吸入口12は、図9
〜図12に夫々示す如く、ロアケース6に対して前面
(図9において下側)中央部位からエアを吸入すべく形
成されている。
【0039】また、前記隔壁部46は、立設する壁部4
2とこの壁部42の上部を覆って内部空間10の一部を
隔離すべく別体に製造し且つ後に固着する蓋部44とか
らなり、図9〜図12に夫々示す如く、ロアケース6の
内部空間10において、エア吸入口12を含む内部空間
10の前面(図9において下側)且つ手前左隅(図9に
おいて左下側)部位を隔離すべく、ロアケース6に溶着
等により蓋部44を一体的に固着させ、予備空間14を
形成している。
【0040】このとき、予備空間14は、前記第1面4
8側の略三角柱形状の第1予備空間14−1と、前記第
2面50側の略三角柱形状の第2予備空間14−2とに
分割され、これらの第1、第2予備空間14−1、14
−2は夫々独立した空間として形成される。
【0041】更に、前記予備空間14の第2予備空間1
4−2は、エアバルブ24の不使用時にはレゾネータ室
として機能し、エアバルブ24の使用時にはエアバルブ
室として機能する。
【0042】そして、エアバルブ24は、回動軸部26
と板状バルブ体28とからなり、バルブ切換手段30に
より切換駆動され、第1、第2開口部52−1、52−
2の開閉を行うものである。このとき、第1開口部52
−1は、鋳造等の加工によって単に形成されているが、
図9の第2開口部52−2と同様に、第2開口部52−
2に仕切り部54を設けて第2開口部52−2を構成す
ることもできる。
【0043】前記回動軸部26の回動中心は、隔壁部4
6のエア吸入口12側の第1面48と予備空間14、つ
まり第2予備空間14−2側の第2面50との交差する
線L1と同一中心となる。
【0044】なお符号32は、上述の第1実施例のもの
と同様に、前記エアクリーナ2内に吸入したエアを図示
しないキャブレタに供給する供給口、34はエアバルブ
24の使用時にウォームエアを予備空間14の第2予備
空間14−2に吸入するウォームエア吸入口、56は取
付フランジ、58はブッシュ、60はカラーである。
【0045】さすれば、前記エアバルブ24の使用時に
は、図9に示す如く、ロアケース6内にエアバルブ24
を形成する回動軸部26と板状バルブ体28とを配設す
るとともに、内部空間10を貫通させてバルブ切換手段
30を配設する。
【0046】そして、ロアケース6にウォームエアを予
備空間14の第2予備空間14−2に吸入するウォーム
エア吸入口34を形成する。この第2予備空間14−2
はエアバルブ室として機能し、ウォームエア通路として
使用される。
【0047】このとき、前記エアバルブ24はバルブ切
換手段30によって切換駆動され、第1、第2面48、
50に夫々形成した第1、第2開口部52−1、52−
2の開閉を行い、前記エアバルブ24の使用時にはクー
ルエア吸入口として機能するエア吸入口12からのクー
ルエアとウォームエア吸入口34からのウォームエアと
の流量調整が行われる。
【0048】また、エアバルブ24の不使用時には、ロ
アケース6内にエアバルブ24が配設されないととも
に、ウォームエア吸入口34も形成されない。
【0049】このとき、前記エア吸入口12からのエア
は、予備空間14の第1予備空間14−1から内部空間
10に入り、予備空間14の第2予備空間14−2がレ
ゾネータ室として機能する。
【0050】これにより、前記第1面48と第2面50
とが鋭角に交差することによってエアバルブ24の板状
バルブ体28の回動範囲が小となり、エアバルブ24を
迅速に切換動作させることができ、エアバルブ24によ
るウォームエア及びクールエアの流量調整を的確に行い
得るものである。
【0051】また、仕様、仕向地に応じてエアバルブ2
4の有無が変化しても、上述の第1実施例のものと同様
に、同一のエアクリーナ2を使用することができ、部品
点数を削減でき、コストを低廉とし得て、経済的に有利
であるとともに、エアクリーナ2の周辺部品のレイアウ
トが変更される惧れが全くなく、実用上有利である。
【0052】更に、前記エアバルブ24を使用しないエ
アバルブ24無しの仕様では、上述の第1実施例のもの
と同様に、予備空間14の第2予備空間14−2をレゾ
ネータ室として機能させることができ、レゾネータ効果
を期待することができる。
【0053】更にまた、エアバルブ24を使用するエア
バルブ24ありの仕様では、上述の第1実施例のものと
同様に、予備空間14の第2予備空間14−2をエアバ
ルブ室として機能させることができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、アッパケースとロアケースとの内部にフィルタエレ
メントを配設してエアクリーナを形成し、このエアクリ
ーナ内に吸入したエアをキャブレタに供給するエンジン
のエアクリーナ装置において、エアクリーナのアッパケ
ースとロアケースとのいずれか一方のケースの内部空間
にエアを吸入するエア吸入口を設け、エア吸入口近傍に
内部空間の一部を隔離して予備空間を形成する隔壁部を
一体的に設けるとともに隔壁部のエア吸入口側の第1面
と予備空間側の第2面との交差する線を軸中心としこの
軸中心から第1面に形成した第1開口部までの距離と略
等しい距離の第2面部位には第2開口部を設けたので、
仕様、仕向地に応じてエアバルブの有無が変化しても、
同一のエアクリーナを使用することができ、部品点数を
削減でき、コストを低廉とし得て、経済的に有利である
とともに、エアクリーナの周辺部品のレイアウトが変更
される惧れが全くなく、実用上有利である。
【0055】また、アッパケースとロアケースとの内部
にフィルタエレメントを配設してエアクリーナを形成
し、このエアクリーナ内に吸入したエアをキャブレタに
供給するエンジンのエアクリーナ装置において、エアク
リーナのアッパケースとロアケースとのいずれか一方の
ケースの内部空間にエアを吸入するエア吸入口を設け、
エア吸入口近傍に内部空間を区画する壁部とこの壁部を
覆って内部空間の一部を隔離する蓋部とにより予備空間
を形成する隔壁部を設けるとともに、隔壁部のエア吸入
口側の第1面と予備空間側の第2面とが鋭角に交差する
線を軸中心としこの軸中心から第1面に形成した第1開
口部までの距離と略等しい距離の第2面部位には第2開
口部を設けたので、第1面と第2面とが鋭角に交差する
ことによってエアバルブの回動範囲が小となり、エアバ
ルブを迅速に切換動作させることができ、エアバルブに
よるウォームエア及びクールエアの流量調整を的確に行
い得るとともに、仕様、仕向地に応じてエアバルブの有
無が変化しても、同一のエアクリーナを使用することが
でき、部品点数を削減でき、コストを低廉とし得て、経
済的に有利であり、しかもエアクリーナの周辺部品のレ
イアウトが変更される惧れが全くなく、実用上有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すエンジンのエアク
リーナ装置のエアバルブを有するロアケースの平面図で
ある。
【図2】エアバルブを有するエアクリーナの平面図であ
る。
【図3】エアバルブを有するエアクリーナの一部切欠き
正面図である。
【図4】エアバルブを有するエアクリーナの左側面図で
ある。
【図5】エアバルブを有しないロアケースの平面図であ
る。
【図6】エアバルブを有しないエアクリーナの平面図で
ある。
【図7】エアバルブを有しないエアクリーナの一部切欠
き正面図である。
【図8】エアバルブを有しないエアクリーナの左側面図
である。
【図9】この発明の第2実施例を示すエンジンのエアク
リーナ装置のエアバルブを有するロアケースの平面図で
ある。
【図10】エアバルブを有するエアクリーナの平面図で
ある。
【図11】エアバルブを有するエアクリーナの正面図で
ある。
【図12】エアバルブを有するエアクリーナの左側面図
である。
【図13】この発明の従来の技術を示すエアバルブ別体
式のエアクリーナの取付説明図である。
【符号の説明】
2 エアクリーナ 4 アッパケース 6 ロアケース 8 フィルタエレメント 10 内部空間 12 エア吸入口 14 予備空間 14−1 第1予備空間 14−2 第2予備空間 16 隔壁部 18 第1面 20 第2面 22−1 第1開口部 22−2 第2開口部 24 エアバルブ 26 回動軸部 28 板状バルブ体 30 バルブ切換手段 32 供給口 34 ウォームエア吸入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパケースとロアケースとの内部にフ
    ィルタエレメントを配設してエアクリーナを形成し、こ
    のエアクリーナ内に吸入したエアをキャブレタに供給す
    るエンジンのエアクリーナ装置において、前記エアクリ
    ーナのアッパケースとロアケースとのいずれか一方のケ
    ースの内部空間にエアを吸入するエア吸入口を設け、こ
    のエア吸入口近傍に前記内部空間の一部を隔離して予備
    空間を形成する隔壁部を一体的に設けるとともにこの隔
    壁部の前記エア吸入口側の第1面と予備空間側の第2面
    との交差する線を軸中心としこの軸中心から前記第1面
    に形成した第1開口部までの距離と略等しい距離の前記
    第2面部位には第2開口部を設けたことを特徴とするエ
    ンジンのエアクリーナ装置。
  2. 【請求項2】 前記予備空間は、エアバルブの不使用時
    にはレゾネータ室として機能し、エアバルブの使用時に
    はエアバルブ室として機能する予備空間である特許請求
    の範囲の請求項1に記載のエンジンのエアクリーナ装
    置。
  3. 【請求項3】 アッパケースとロアケースとの内部にフ
    ィルタエレメントを配設してエアクリーナを形成し、こ
    のエアクリーナ内に吸入したエアをキャブレタに供給す
    るエンジンのエアクリーナ装置において、前記エアクリ
    ーナのアッパケースとロアケースとのいずれか一方のケ
    ースの内部空間にエアを吸入するエア吸入口を設け、こ
    のエア吸入口近傍に前記内部空間を区画する壁部とこの
    壁部を覆って内部空間の一部を隔離する蓋部とにより予
    備空間を形成する隔壁部を設けるとともにこの隔壁部の
    前記エア吸入口側の第1面と予備空間側の第2面とが鋭
    角に交差する線を軸中心としこの軸中心から前記第1面
    に形成した第1開口部までの距離と略等しい距離の前記
    第2面部位には第2開口部を設けたことを特徴とするエ
    ンジンのエアクリーナ装置。
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