JP2014181585A - 車両の吸気装置 - Google Patents

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耕市 光野
Katsutoshi Ishikawa
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Abstract

【課題】エンジンと共に揺動する吸気ダクトと、車体側に取付けられた外気取入部材との相対変位を吸収すると共に、エンジンの運転状態に応じてエンジンルーム内の空気と外気とを選択吸気して、エンジン出力及び燃費の向上を図る車両の吸気装置の提供を目的とする。
【解決手段】エンジン11に取付けられたエアクリーナ5の吸気装置であって、一端61がエアクリーナ5に連結する吸気ダクト6と、吸気ダクト6の他端62と遊嵌し、バンパ13に取付けられた外気取入部材7と、吸気ダクト6と外気取入部材7とが遊嵌した重合遊嵌部Mに介装され、膨張又は収縮して、重合遊嵌部Mの隙間を開放又は閉塞する膨張収縮部材2と、膨張収縮部材2の膨張又は収縮を制御する吸気ECUと、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンと共に揺動する吸気ダクトの揺動を吸収する車両の吸気装置に関する。
一般に、エンジンに供給される吸気は、温度が低く空気密度の高い外気を導入することにより、エンジン出力の向上を図っている。
エンジンフードの下側にエンジンを配置した車両においては、車両のレイアウトの都合で、エアクリーナがエンジンに装着されている。
また、エアクリーナに取入れる吸気は、多くの外気を取入れるために、車両走行時の風圧を利用して、車両前方側に外気取入口を配設している。
ところが、車両走行中、エンジンは、出力負荷の変動を生起し、該負荷変動の反動によってクランクシャフトの軸芯を中心にして揺動すると共に、コンプレッサーなどの補記類の振動、タイヤから伝わる振動などの外力によっても振動する。
そのため、エアクリーナと外気取入口との間には、エアクリーナの揺動を吸収するため、ゴム製の蛇腹ホースを介装している。
更に、特許文献1によると、エンジンフードに覆われたエンジンルーム内に、エアクリーナと、このエアクリーナに外気を導入する吸気ダクトを配置し、エアクリーナのエアインレットパイプをエアクリーナから斜め上方に延設し、吸気ダクトを外気取入口から斜め上方に延ばした後に、屈曲部で斜め下方に屈曲させて、エアインレットパイプに嵌合させた車両の吸気装置において、吸気ダクトの屈曲部をエンジンフードに対して所定間隔を隔てた衝撃吸収空間内に配置する一方、外力によってエンジンフードが変形して、吸気ダクトの屈曲部に接触した場合に、吸気ダクトがエアインレットパイプをガイドにして、エアクリーナに浸入するようにして、エンジンフードの変形量を拡大するように、吸気ダクトの下流端部をエアインレットパイプ内へスライド可能に挿入したものである。
特開2011−157943号公報
ところが、特許文献1によると、エンジンフードの変形時に備えて、エアクリーナのエアインレットパイプと吸気ダクトの下流端部とがスライド可能に嵌合したものであり、該スライドによって車両衝突時に、吸気ダクトの長さ変動を吸収させて、衝突エネルギーの吸収量を増加させるものである。
従って、エンジンの負荷変動によって、エンジンの揺動に伴いエアクリーナが揺動して、エアクリーナと外気取入口との吸気ダクト長さが変動した際の、その変動を吸収できる構造ではない。
また、エアインレットパイプと吸気ダクトとをスライド可能に嵌合することは、スライド部に既述の通り、エンジンと共に揺動するエアクリーナのエアインレットパイプと吸気ダクトとの間に大きな嵌合隙間が必要であり、隙間が大きいと、エンジンルーム内のエアクリーナへの吸気が多くなり、エンジンの出力が低下する。
一方、隙間を小さくすると、エンジンの振動によりエアインレットパイプとエアダクトとが干渉し、騒音を発生させる要因となる。
本発明は、上述した従来技術の課題に鑑みなされた発明であって、エンジンと共に揺動する吸気ダクトと、車体側に取付けられた外気取入部材との相対変位を吸収すると共に、エンジンの運転状態に応じてエンジンルーム内の空気と外気とを選択吸気して、エンジン出力及び燃費の向上を図る車両の吸気装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明によれば、車両のエンジンに取付けられたエアクリーナに吸気を導く車両の吸気装置であって、
一端が前記エアクリーナに連結する吸気ダクトと、
前記吸気ダクトの他端と遊嵌し、車体側に取付けられた外気取入部材と、
前記吸気ダクトと前記外気取入部材とが遊嵌した重合遊嵌部に介装され、膨張又は収縮して、前記重合遊嵌部の隙間を開放又は閉塞する膨張収縮部材と、
前記膨張収縮部材の膨張又は収縮を前記エンジンの運転状態に基づいて制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする車両の吸気装置の提供ができる。
本発明によると、エンジンの出力変動に伴う吸気ダクトと、車体側に取付けられた外気取入部材との相対変動を重合遊嵌部にて吸収すると共に、エンジンの運転状態に応じて重合遊嵌部の隙間を閉塞又は開放できる。
従って、エンジンの運転状態に応じて重合遊嵌部が閉塞されると外気取入のみとなり、等外部が開放されると、エンジンルーム内の空気と外気とを吸気できる。
エンジン出力に沿った吸気が可能となり、エンジン出力及び燃費効率の向上が図れる。
また、本発明において好ましくは、前記吸気ダクトの前記他端は重力方向下方へ傾斜し、前記外気取入部材には、前記他端より重力方向下方に水貯溜部を設けるとよい。
このような構成にすることにより、雨天時、又は車両洗車時等に、外気取入部材より浸入した水を、吸気から分離して、エアクリーナ及びエンジンの燃焼室に水が入らないようにした。
これにより、エアクリーナの濾紙の湿潤による空気の濾過性能低下及びエンジンの燃焼室への水浸入によるウォータハンマ防止が図られる。
また、本発明において好ましくは、前記外気取入部材は外気取入側の吸気導入路空間に対して、前記水貯溜部側の通路空間を大きくするとよい。
このような構成にすることにより、外気取入部材の外気取入側の吸気導入路空間を、水貯溜部側の通路空間より小さくすることにより、走行時に、とりいれた空気を圧縮することができる。
吸気導入路空間で圧縮された吸気は、水貯溜部の通路空間で膨張することにより、吸気温度の低下及び吸気中に含まれる水分の凝縮による気水分離が行われ、エアクリーナ及びエンジンへの水浸入を防止できる。
また、本発明において好ましくは、前記制御装置は、前記エンジンルーム内の温度が外気温度より高い場合には、前記膨張収縮部材を膨張させて、外気取入を促進させるとよい。
このような構成にすることにより、膨張収縮部材を膨張させて、遊嵌部の隙間を閉じることにより、該遊嵌部からエンジンルーム内の空気が取入れられないようにして、空気温度が高く、空気密度の低いエンジンルーム内の空気取入れを遮断して、空気密度の高い外気を吸気することで、エンジン出力及び燃費向上を図ることができる。
また、本発明において好ましくは、前記制御装置は、前記車両の速度が設定速度以上の場合には、前記膨張収縮部材を膨張させて、外気取入を促進させるとよい。
このようにすることにより、車速が設定以上の場合は、車両の走行風を利用したラム圧によって、エンジンルーム内の空気より冷たい外気をより多く吸気することで、エンジン出力及び燃費向上を図る。
また、本発明において好ましくは、前記制御装置は、前記エンジン出力が設定出力以上の場合には、前記膨張収縮部材を膨張させて、外気取入を促進させるとよい。
このようにすることにより、登坂時等、スピードは遅いがエンジン出力(負荷)が大きい時は、エンジンからの熱で昇温したエンジンルーム内の空気より冷たい空気密度の高い外気を取入れることで、エンジン出力及び燃費向上が図れる。
また、本発明において好ましくは、前記制御装置は、エンジン出力が設定出力以上で、且つ外気温度が設定温度以上の場合には、前記膨張収縮部材を収縮させて、外気及びエンジンルーム内の空気を吸気するとよい。
このようにすることにより、エンジン出力が設定出力以上で、且つ外気温度が設定温度以上の場合には、エンジンルーム内空気及び外気の両方を吸気可能とすることで、車両の吸気装置の吸気抵抗を軽減させて、エンジンへの吸気量を多くすることで、エンジン出力及び燃費向上が図れる。
本発明によれば、エンジンと共に揺動する吸気ダクトと、車体側に取付けられた外気取入部材との相対変動を吸収すると共に、エンジンの運転状態に応じてエンジンルーム内の空気と外気とを選択吸気して、エンジン出力及び燃費の向上を図る車両の吸気装置の提供を目的とする。
本発明の実施形態における全体構成概略図を示す。 本発明の第1実施形態をエンジンルーム内における吸気装置構成部材の概略配置図を示す。 本発明の膨張収縮部材の取付構造で、(A)は外気取入部材、(B)は吸気ダクトへの取付構造を示す。 本発明の第1実施形態における制御フロー図を示す。 本発明の第2実施形態における制御フロー図を示す。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態における全体構成概略図を示し、図2は、本発明の吸気装置1のエンジンルームER内における、各構成部材の概略配置図を示す。
11はエンジンである。エンジン11は、エンジン制御装置(E/G ECU)3がドライバーのアクセルペダル35aの踏込み量を検知して、出力(負荷)及び回転数を制御される。
吸気装置1は、エンジン11の上部に装着されたエアクリーナ5と、該エアクリーナ5に連結された吸気ダクト6と、吸気ダクト6に遊嵌し、外気を取入れる外気取入部材7と、吸気ダクト6と外気取入部材7との遊嵌部に介装され、該遊嵌部の隙間を閉塞又は、開放する膨張収縮部材2と、車両の速度を検知する車速センサ32と、エンジンルームER内の温度を検知するエンジンルーム内温度センサ33と、車両外部の温度を検知する外気温度センサ34と、ドライバーのアクセルペダル35aの踏込み量を検知する負荷センサ35と、これら各センサからの信号に基づいて膨張収縮部材2の膨張又は収縮の制御を行う制御装置である吸気ECU31と、該吸気ECU31の出力に基づいて膨張収縮部材2への圧縮空気の供給、又は排気を行うエアーポンプ&モータ25と、を備えている。
エンジンルームERは、上面を覆うエンジンフード12と、エンジンフード12の車両前端側に配置されたバンパ13とで囲まれている。
エンジンルームER内には、エンジン11が該エンジン11のクランクシャフト(図示省略)が車幅方向に延在する状態で搭載されている。
エンジン11の上部にはエアクリーナ5が装着されている。
エアクリーナ5には、円筒状の吸気ダクト6の一端61が図示されないバンド部材で固定されている。
エンジンルームERの先端側のバンパ13には外気取入部材7が装着されている。
外気取入部材7は、外気を取入れる吸気導入路空間75と、取入れた吸気に含まれる水分を分離し、貯溜する水貯溜部74と、吸気ダクト6の他端62が嵌入する連結部72と、を備えている。
外気取入部材7の吸気導入路空間75の開口部71は、バンパ13に開口された筒状のフランジ部13aに外嵌した状態で装着されている。
外気取入部材7の吸気ダクト6との連結部72には、吸気ダクト6の他端62が内嵌している。
そして、外気取入部材7は、車両先端側が外気を導入する吸気導入路空間75となっており、車両走行に伴い、バンパ13の表面に沿って流れてくる気流を取入れる構造になっている。
従って、吸気導入路空間75の気流(外気)は圧縮(ラム圧)された状態で流れる。
吸気導入路空間75に続いて、水貯溜部74が形成されている。
水貯溜部74は、吸気ダクト6の他端62の重力方向下方に位置し、水貯溜部74に貯溜した水が、吸気ダクト6内に吸込まれないように形成されている。
そして、水貯溜部74は、吸気導入路空間75に対し吸気の通路空間を大きくして、吸気導入路空間75を流れてきた吸気が膨張することによる気水分離が行われるようになっている。
水貯溜部74の重力方向下部には水抜孔73が配設されている。
連結部72は、吸気ダクト6の他端62の外径に対し、連結部72の内径を大きくして、大きな隙間S[図3(A)又は(B)参照]を有した重合遊嵌部Mを形成している。
これは、エンジン11の出力に対し、車両側からの反力により、エンジン11が車両の前後方向(図2において左右方向)に揺動する。
そのため、エアクリーナ5に装着された吸気ダクト6は揺動する。
図2に、エアクリーナ5と吸気ダクト6の揺動範囲を実線と、2点鎖線とで示すように、吸気ダクト6の他端62は上下方向にL1、前後方向にL2の揺動をする。
従って、吸気ダクト6の他端と、外気取入部材7の連結部72とが嵌合して遊嵌する重合遊嵌部Mは大きな隙間Sを必要とする。
図3(A)に示すように、重合遊嵌部Mの隙間Sには、膨張収縮部材2が介装されている。
膨張収縮部材2は、エアーポンプ&モータ25によって製造された圧縮空気をエアホース26を介し、供給されて膨張し、又は排出されて収縮する袋体21と、該袋体21を保持するステー22と、連結部72の外周面に沿って配設される取付フランジ22aと、該取付フランジ22aを連結部72の外周面に締結する締結バンド23と、を備えている。
図3(A)において、実線は袋体21が収縮して隙間Sを開放した状態を示し、2点鎖線は、袋体21が膨張して隙間Sを閉塞した状態を示すものである。
従って、隙間Sが開放された状態では、吸気ダクト6は、エンジンルームER内の空気と、外気取入部材7からの外気とを吸気することができる。
一方、隙間Sが閉塞された状態では、吸気ダクト6は、外気取入部材7からの外気のみを吸気する。
図3(B)は膨張収縮部材50を吸気ダクト6の他端62に取付けたものである。
膨張収縮部材50は、エアーポンプ&モータ25から供給されて膨張し、又は排出されて収縮する袋体51と、該袋体51を保持するステー52と、吸気ダクト6の他端62の外周面に沿って配設される取付フランジ52aと、該取付フランジ52aを吸気ダクト6の他端62の外周面に締結する締結バンド53と、を備えている。
尚、隙間Sの開放、閉塞の効果の説明は、図3(A)と同じなので省略する。
本実施形態における制御装置である吸気ECU31の制御方法を図4に基づいて説明する。
ステップS1でスタートする。
ステップS2において、E/Gルーム内温度Tin≧外気温度Toutを判定する。(フロー図及び説明の煩雑を防止するため、エンジン→E/Gと略す)
吸気ECU31は、E/Gルーム内温度センサ33及び外気温度センサ34の検知信号に基づいて判定する。
E/Gルーム内温度Tin≧外気温度Toutの場合はYESを選択して、ステップS6に進み、BALN2を膨張させる。(フロー図及び説明の煩雑を防止するため、膨張収縮部材→BALNと略す)
BALN2を膨張させることにより、隙間Sを閉塞し、外気のみを吸気する。ステップS7で終了する。
この場合、E/Gルーム内温度Tinが外気温度Toutより高いと、E/Gルーム内の空気密度は、外気より低い。
従って、外気を導入することにより、実質吸気量が多くなりE/Gの出力が向上し、燃費向上効果を得ることができる。
また、実質吸気量が多くなると、燃焼室温度が高くなるので、E/G始動時等の暖機運転時間が短くなり、この面においても省燃費につながる。
E/Gルーム内温度Tin<外気温度Toutと判定した場合は、NOを選択してステップS3に進む。
ステップS3においては、車速V≧設定車速Vsを判定する。
吸気ECU31は、車速センサ32の検知信号に基づいて判定する。
YESと判定した場合は、ステップS6に進む。
車速が設定車速Vs以上の場合には、外気取入部材7にラム圧が作用して、外気取入量の増加を図ることができ、燃焼室への吸気取入量が増加し、E/Gの出力が向上し、燃費向上効果を得ることができる。
ステップS3において、車速V<設定車速Vsと判定した場合は、NOを選択してステップS4に進む。
ステップS4においては、E/G出力(負荷)P≧設定出力Psを判定する。
吸気ECU31は、負荷センサ35の検知信号に基づいて判定する。
YESと判定した場合は、ステップS6に進む。
吸気装置1は、登坂路等のE/G出力(負荷)Pが大きいが、車速Vは低い場合においても、外気の取入量の増加を図り、E/Gの出力が向上し、燃費向上効果を得ることができる。
ステップS4において、E/G出力(負荷)P<設定出力Psと判定した場合は、NOを選択してステップS5に進む。
ステップS5において、BALN2を収縮させて、隙間Sを開放する。
吸気ダクト6は、隙間S及び、外気取入部材7側から吸気できる。
この場合、車両の速度及び、出力共に設定値以下なので、E/G出力(負荷)は小さく、吸気ダクト6の吸気抵抗を下げることにより、燃費向上を図ることができる。
ステップS7で終了する。
このようにすることで、エンジン11の出力変動に伴う吸気ダクト6と、車体側に取付けられた外気取入部材7との相対変動を重合遊嵌部Mにて吸収すると共に、エンジン11の運転状態に応じて重合遊嵌部Mの隙間Sを閉塞又は開放できる。
従って、エンジン11の運転状態に応じて重合遊嵌部Mが閉塞されると外気取入のみとなり、当該部が開放されると、エンジンルームER内の空気と外気とを吸気できる。
また、エンジン11の運転状態に沿った吸気が可能となり、エンジン出力及び燃費効率の向上が図れる。
(第2実施形態)
本実施形態は吸気ECU31の制御方法が第1実施形態と異なる以外は、同じなので、制御フロー以外の説明は省略する。
尚、同じ部品については、同じ符号を付して、説明は省略する。
本実施形態における制御装置である吸気ECU31の制御方法を図5に基づいて説明する。
ステップS11でスタートする。
ステップS12において、E/Gルーム内温度Tin≧外気温度Toutを判定する。
E/Gルーム内温度Tin≧外気温度Toutの場合はYESを選択して、ステップS16に進み、BALN2を膨張させる。
BALN2を膨張させることにより、隙間Sを閉塞し、外気のみを吸気する。ステップS17で終了する。
この場合、外気を導入することにより、実質吸気量が多くなりE/Gの出力が向上し、燃費向上効果を得ることができる。
また、実質吸気量が多くなると、燃焼室温度が高くなるので、E/G始動時等の暖機運転時間が短くなり、この面においても省燃費につながる。
E/Gルーム内温度Tin<外気温度Toutと判定した場合は、NOを選択してステップS13に進む。
ステップS13においては、E/G出力(負荷)P≧設定出力Psを判定する。
吸気ECU31は、負荷センサ35の検知信号に基づいて判定する。
負荷センサ35は大きく踏み込まれて、E/G出力を高く維持されている。
この場合、吸気ECU31は、YESと判定して、ステップS14に進む。
ステップS14において、外気温度Tout≦設定温度Tsを判定する。
ステップS14において、吸気ECU31は、外気温度センサ34の検知信号に基づいて判定する。
外気温度Tout≦設定温度Tsの場合には、空気密度の高い外気のみを吸気してE/G出力を向上させるため、YESを選択して、ステップS16にてBALN2を膨張させる。ステップS17にて終了する。
ステップS14において、外気温度Tout>設定温度Tsと判定した場合は、ステップS15に進む。
ステップS15において、BALN2を縮小させて、隙間Sを開放する。
この場合、E/Gは高負荷運転であるが、外気温度Toutが設定温度Tsより高いので、隙間Sを開放する。
吸気ダクト6は、隙間Sを開放により、隙間S及び、外気取入部材7側から吸気を行うことにより、吸気装置1の吸気抵抗を抑制して、E/Gに大量の吸気を供給することで出力を向上させ、燃費の悪化抑制を図ることができる。
エンジンの揺動により移動吸気ダクトの移動を吸収するよる車両の吸気装置に利用できる。
1 吸気装置
2、50 膨張収縮部材
3 エンジン制御装置
5 エアクリーナ
6 吸気ダクト
7 外気取入部材
11 エンジン
12 エンジンフード
13 バンパ(車体)
21、51 袋体
25 エアーポンプ&モータ
31 吸気ECU(制御装置)
32 速度センサ
33 エンジンルーム内温度センサ
34 外気温度センサ
35 負荷センサ
M 重合遊嵌部
ER エンジンルーム
S 隙間

Claims (7)

  1. 車両に配設されたエンジンに取付けられたエアクリーナに吸気を導く車両の吸気装置であって、
    一端が前記エアクリーナに連結する吸気ダクトと、
    前記吸気ダクトの他端と遊嵌し、車体側に取付けられた外気取入部材と、
    前記吸気ダクトと前記外気取入部材とが遊嵌した重合遊嵌部に介装され、膨張又は収縮して、前記重合遊嵌部の隙間を開放又は閉塞する膨張収縮部材と、
    前記膨張収縮部材の膨張又は収縮を前記エンジンの運転状態に基づいて制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする車両の吸気装置。
  2. 前記吸気ダクトの前記他端は重力方向下方へ傾斜し、前記外気取入部材には、前記他端より重力方向下方に水貯溜部を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両の吸気装置。
  3. 前記外気取入部材は外気取入側の吸気導入路空間に対して、前記水貯溜部側の通路空間を大きくしたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両の吸気装置。
  4. 前記制御装置は、前記エンジンルーム内の温度が外気温度より高い場合には、前記膨張収縮部材を膨張させて、外気取入を促進することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両の吸気装置。
  5. 前記制御装置は、前記車両の速度が設定速度以上の場合には、前記膨張収縮部材を膨張させて、外気取入を促進することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両の吸気装置。
  6. 前記制御装置は、前記エンジン出力が設定出力以上の場合には、前記膨張収縮部材を膨張させて、外気取入を促進することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両の吸気装置。
  7. 前記制御装置は、エンジン出力が設定出力以上で、且つ外気温度が設定温度以上の場合には、前記膨張収縮部材を収縮させて、外気及びエンジンルーム内の空気を吸気することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両の吸気装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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