JP2010014008A - オフロードビークル - Google Patents

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恭介 田中
Naoteru Murota
尚輝 室田
Mitsuharu Yamamoto
満春 山本
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Abstract

【課題】キャビンにおけるエアクリーナーの給気騒音を低減すると共に、エンジンの吸気音の正確な測定を可能にする。
【解決手段】オフロードビークルは、エンジンと、エアクリーナーと、アキュムレーターと、吸気温センサとを備えている。エンジンは、スロットルボディを有する。エアクリーナーは、スロットルボディに空気を供給する。アキュムレーターは、エアクリーナーとスロットルボディとの間に配置されている。吸気温センサは、アキュムレーターに対して取り付けられている。吸気温センサは、アキュムレーター内の空気の温度を検出する。
【選択図】図3

Description

本発明はオフロードビークルに関する。
例えば、特許文献1には、不整地走行用車両としてオフロードビークルが開示されている。特許文献1に記載されたオフロードビークルでは、シートの下方にエンジンが配置されている。エアクリーナーは、シートの下方であって、エンジンの上方に配置されている。すなわち、前後方向に関して、シートと、エンジンと、エアクリーナーとが同じ位置に配置されている。
米国特許出願公開第2006/0254849 A1号明細書
本発明の目的は、キャビンにおけるエアクリーナーの給気騒音を低減すると共に、エンジンの吸気音の正確な測定を可能にすることにある。
本発明のオフロードビークルは、エンジンと、エアクリーナーと、アキュムレーターと、吸気温センサとを備えている。エンジンは、スロットルボディを有する。エアクリーナーは、スロットルボディに空気を供給する。アキュムレーターは、エアクリーナーとスロットルボディとの間に配置されている。吸気温センサは、アキュムレーターに対して取り付けられている。吸気温センサは、アキュムレーター内の空気の温度を検出する。
本発明によれば、キャビンにおけるエアクリーナーの給気騒音を低減すると共に、エンジンの吸気音の正確な測定を可能にすることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を実施したオフロードビークルの好ましい形態の一例について、図1に示すオフロードビークル1を例に挙げて説明する。但し、図1に示すオフロードビークル1は、本発明のオフロードビークルの単なる一例である。本発明は、図1に示すオフロードビークル1に限定されない。
図1及び図2に示すように、オフロードビークル1は、車両本体10を備えている。主として図2に示すように、車両本体10は、車体フレーム11を備えている。車体フレーム11は、フレーム本体15と、フロントフレーム13と、リアフレーム14と、ルーフサポート16とを備えている。
フレーム本体15は、前後方向において、オフロードビークル1の中央部に位置している。フレーム本体15は、2本のサイドメンバ12を備えている。サイドメンバ12は、前後方向に延びるように配置されている。2本のサイドメンバ12は、車幅方向に配列されている。2本のサイドメンバ12は、図示しないクロスメンバによって相互に固定されている。
フロントフレーム13は、フレーム本体15の前半部分に接続されている。フロントフレーム13は、オフロードビークル1の前側部分に配置されている。フロントフレーム13には、図示しないサスペンションを介して、前輪20が回転可能に取り付けられている。前輪20は、図1に示すように、右側前輪20a及び左側前輪20bとを含んでいる。
フロントフレーム13の上方には、前部被覆部材30が配置されている。フロントフレーム13の上方は、この前部被覆部材30によって覆われている。前部被覆部材30は、少なくともボンネット31を含んでいる。具体的には、前部被覆部材30は、ダッシュボード32と、ボンネット31とを備えている。ダッシュボード32には、メータバイザが形成されている。このメータバイザによってフロントパネル27に配置された各種メータが保護されている。
図2に示すように、前部被覆部材30の後方には、フロントパネル27が配置されている。このフロントパネル27により、車両のフロントパネル27よりも前側の部分と後ろ側の部分とが隔離されている。すなわち、エアクリーナー70とキャビン25とが隔離されている。
リアフレーム14は、フレーム本体15の後方部分に取り付けられている。リアフレーム14は、オフロードビークル1の後側部分に配置されている。リアフレーム14には、図示しないサスペンションを介して、後輪21が回転可能に取り付けられている。後輪21は、図1に示すように、右側後輪21a及び左側後輪21bを含んでいる。図2に示すように、リアフレーム14の上には、荷台22が配置されている。
図2に示すように、ルーフサポート16は、側面視ループ状に形成されている。ルーフサポート16は、フロントフレーム13とリアフレーム14との間に配置されている。ルーフサポート16は、図1に示すように、右側ルーフサポート16aと左側ルーフサポート16bとを含んでいる。これらルーフサポート16a及び16bは、フレーム本体15と、フロントフレーム13及びリアフレーム14とに対してそれぞれ固定されている。
図2に示すように、フロントフレーム13とリアフレーム14との間には、ライダーが乗車するキャビン25が区画形成されている。キャビン25には、シート35が配置されている。図1に示すように、シート35は、右側シート35aと左側シート35bとを含んでいる。右側シート35aと左側シート35bとは車幅方向に配列されている。
キャビン25のシート35よりも前側部分には、足載せ部29が配置されている。足載せ部29は、シート35の座面36よりも低い位置に位置している。
主として図1に示すように、右側シート35aと左側シート35bとの間には、トンネル部37が形成されている。図2に示すように、トンネル部37は、足載せ部29から上方に膨出するように形成されている。トンネル部37の頂部は、足載せ部29よりも高い位置に位置している。また、図2に示すように、トンネル部37の頂部はシート35の座面36よりも高い位置に位置している。
トンネル部37のシート35よりも前側の部分には、シフトレバー38が配置されている。シフトレバー38は、レバー本体38aと、シフトノブ38bとを備えている。シフトノブ38bは、レバー本体38aの先端に取り付けられている。このシフトレバー38は、オフロードビークル1において、パーキング、ニュートラル、前進及び後進いずれかに切り換え操作するためのものである。
キャビン25において、左側シート35bの前方には、ステアリング26が配置されている。
図3に示すように、エンジンユニット40は、前後方向において、エンジンユニット40の少なくとも一部がシート35と重なるように配置されている。より詳細には、エンジン41は、前後方向において、エンジン41の少なくとも一部がシート35と重なるように配置されている。エンジンユニット40の大部分は、右側シート35aと左側シート35bとの間に形成されたトンネル部37の下方に配置されている。
エンジンユニット40は、車体フレーム11に懸架されている。具体的には、エンジンユニット40は、車体フレーム11に対してラバー部材を介して取り付けられている。言い換えれば、エンジンユニット40は、所謂ラバーマウントされている。エンジンユニット40は、図5に示すように、燃料噴射式のエンジン41と、変速機構60と、遠心クラッチ55とを備えている。
本実施形態では、エンジン41は水冷式の単気筒エンジンである。但し、本発明において、エンジンは、単気筒エンジンでなくてもよい。エンジンは、例えば並列多気筒エンジン、V型多気筒エンジンまたは水平対向多気筒エンジンであってもよい。また、エンジンは空冷式であってもよい。
エンジン41は、図3に示すように、クランクケース42と、シリンダボディ46と、シリンダヘッド48とを備えている。
シリンダボディ46は、クランクケース42の後半部分に取り付けられている。シリンダボディ46は、クランクケース42から後方に向かって斜め上方に延びている。
図5に示すように、クランクケース42の内部には、クランクシャフト43が配置されている。クランクシャフト43は、車幅方向に延びている。クランクシャフト43には、コンロッド44の基端部が接続されている。コンロッド44の先端部にはピストン45が接続されている。
シリンダボディ46の内部には、シリンダ47が形成されている。ピストン45は、このシリンダ47内に配置されている。
シリンダヘッド48は、シリンダボディ46の先端部に取り付けられている。このシリンダヘッド48と、シリンダボディ46とにより、燃焼室49が区画形成されている。また、シリンダヘッド48には、それぞれ燃焼室49に開口する吸気ポート50と排気ポート51とが形成されている。吸気ポート50には、吸気弁52が配置されている。この吸気弁52が、吸気カム67により駆動さることによって、吸気ポート50が開閉される。一方、排気ポート51には、排気弁53が配置されている。この排気弁53が、排気カム68により駆動されることにより、排気ポート51が開閉される。
吸気ポート50には、スロットルボディ54が接続されている。図5に示すように、スロットルボディ54は、フューエルインジェクタ54aと、スロットル弁54bとを備えている。このスロットルボディ54により、後述するエアクリーナー70から供給された空気と、フューエルインジェクタ54aから噴射される燃料とが混合され、混合気が形成される。この混合気が、吸気ポート50を介して、燃焼室49に供給される。一方、排気ポート51は、図示しないエギゾーストパイプ及びエギゾーストマフラーに接続されている。これにより、エンジンユニット40からの排気は、エギゾーストパイプ及びエギゾーストマフラーを介して車外に排出される。
なお、図3に示すように、スロットルボディ54には、圧力センサ54cが取り付けられている。この圧力センサ54cによって、図5に示す吸気ポート50内の圧力が検出される。
図3に示すように、シリンダヘッド48の内部には、ブリーザ室56が形成されている。このブリーザ室56は、ブリーザホース57によってアキュムレーター65aに接続されている。これにより、エンジンユニット40内のブリーザーガスは、ブリーザ室56において気液分離される。気液分離後のブリーザーガスは、アキュムレーター65aを経由して燃焼室49に供給され、燃焼室49において再燃焼される。
図3に示すクランクケース42の内部には、図5に示すように、遠心クラッチ55が配置されている。遠心クラッチ55は、クランクシャフト43の左側端部に接続されている。具体的には、遠心クラッチ55は、インナ55aと、アウタ55bとを備えている。インナ55aは、クランクシャフト43に対して回転不能に接続されている。一方、アウタ55bはクランクシャフト43に対して回転可能である。クランクシャフト43の回転速度が大きくなると、インナ55aに加わる遠心力もそれだけ大きくなる。これにより、インナ55aとアウタ55bとが接続され、遠心クラッチ55がつながる。一方、クランクシャフト43の回転速度が遅くなると、インナ55aに働く遠心力も小さくなる。これにより、インナ55aとアウタ55bとが離れ、遠心クラッチ55が切断される。
図5に示すように、図3に示すクランクケース42の内部には、変速機構60が配置されている。本実施形態において、変速機構60は、ベルト式の無段変速機構(CVT:Continuously Variable Transmission)である。但し、本発明において、変速機構は、ベルト式の無段変速機構でなくてもよい。変速機構は、ベルト式以外の無段変速機構であってもよい。例えば、変速機構は、トロコイダル式の無段変速機構であってもよい。また、変速機構は複数の変速ギア対を有する有段式の変速機構であってもよい。
図5に示すように、変速機構60は、プライマリシーブ61と、セカンダリシーブ62とを備えている。プライマリシーブ61は、クランクシャフト43の左側端部に配置されている。プライマリシーブ61は、遠心クラッチ55のアウタ55bに対して回転不能である。一方、プライマリシーブ61は、クランクシャフト43に対して回転可能である。このため、クランクシャフト43の回転が遅く、遠心クラッチ55が繋がっていないときは、プライマリシーブ61は回転しない。それに対して、クランクシャフト43の回転速度が速く、遠心クラッチ55が接続されているときは、プライマリシーブ61は、クランクシャフト43とともに回転する。
セカンダリシーブ62は、プライマリシーブ61の前方に配置されている。セカンダリシーブ62は、セカンダリ軸64に対して回転不能に取り付けられている。プライマリシーブ61とセカンダリシーブ62との間には、断面略V字状のベルト63が巻き掛けられている。このベルト63により、プライマリシーブ61の回転が、セカンダリシーブ62及びセカンダリ軸64に伝達される。セカンダリ軸64は、図示しない動力伝達機構を介して、前輪20及び後輪21に接続されている。これにより、セカンダリ軸64の回転が前輪20及び後輪21に伝達される。
図3に示すように、スロットルボディ54は、第2の吸気管65に接続されている。第2の吸気管65は、スロットルボディ54とエアクリーナー70との間に配置されている。スロットルボディ54と第2の吸気管65とは、第1の吸気管58により接続されている。第1の吸気管58の前側端部58aは、第2の吸気管65の内部にまで延びている。具体的には、第1の吸気管58の前側端部58aは、後述する吸気温センサ79よりもエアクリーナー70側にまで延びている。
第2の吸気管65の後ろ側部分は、第2の吸気管65の前側部分よりも太く形成されている。言い換えれば、第2の吸気管65の後ろ側部分の単位長さ当たりの容積は、第2の吸気管65の前側部分の単位長さ当たりの容積よりも大きい。この第2の吸気管65の後ろ側部分は、アキュムレーター65aを構成している。一方、第2の吸気管65の前側部分は、接続部65bを構成している。接続部65bの先端部は、第3の吸気管66を介して、吸気系部品としてのエアクリーナー70に接続されている。
図3に示すように、アキュムレーター65aの少なくとも一部は、前後方向に関して、エンジン41と重なる位置に配置されている。詳細には、アキュムレーター65aの少なくとも一部は、前後方向に関して、クランクケース42と重なる位置に配置されている。具体的には、アキュムレーター65aの少なくとも一部は、トンネル部37内において、クランクケース42上に配置されている。
アキュムレーター65aのエンジンユニット40側端部には、吸気温センサ79が配置されている。この吸気温センサ79によって、エンジンユニット40への吸気の温度が検出される。具体的には、吸気温センサ79は、アキュムレーター65a内の温度を検出する。吸気温センサ79は、検出した温度を吸気の温度として、後述するECU80に出力する。
第2の吸気管65は、ブロー成形により一体に形成されている。図3に示すように、第2の吸気管65の接続部65bの前方端部には、固定部65dが形成されている。この固定部65dにおいて、第2の吸気管65は、フロントフレーム13に対して固定されている。一方、第2の吸気管65の後方端部は、リアフレーム14に対して、懸架部材69によってつり下げられている。このため、エンジンユニット40が多少揺動または振動しても、第2の吸気管65や第1の吸気管58に大きな力が加わらないようになっている。特に、本実施形態のように、エンジンユニット40が所謂ラバーマウントされている場合には、エンジンユニット40が揺動または振動しやすい。このため、この構成は、特に有用である。
なお、懸架部材69の材料は、特に限定されない。懸架部材69は、弾性部材により構成されていてもよい。具体的には、懸架部材69は、ゴムにより形成されていてもよい。
図3に示すように、エアクリーナー70は、前部被覆部材30の下方に配置されている。また、図4に示すように、エアクリーナー70は、車両本体10の車幅方向のほぼ中心部に配置されている。エアクリーナー70は、フロントフレーム13に対して固定されている。エアクリーナー70には、空気を吸入するための吸入口71が形成されている。吸入口71は、エアクリーナー70の上部に形成されている。吸入口71は、後方に向かって開口している。吸入口71には、吸気パイプ72が取り付けられている。吸気パイプ72は、吸入口71から後方に向かって斜め下方に延びている。
なお、本実施形態では、吸気系部品として、エアクリーナー70が配置されている例について説明する。但し、本発明は、この構成に限定されない。エアクリーナー70に替えて、エアチャンバを配置してもよい。
図4に示すように、オフロードビークル1には、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)80が配置されている。詳細には、図4に示すように、ECU80は、バッテリー76が収納されたバッテリーボックス75の内部に配置されている。ECU80は、バッテリーボックス75の内壁面に取り付けられている。ECU80のコネクタ81は、水平方向を向いている。
図6に示すように、ECU80には、吸気温センサ79が接続されている。吸気温センサ79は、検出した吸気温度をECU80に対して出力する。具体的には、吸気温センサ79は、吸気温度をECU80内のエンジン制御部80bに対して出力する。エンジン制御部80bは、入力された吸気温度に基づいて、エンジン41を制御する。具体的には、エンジン制御部80bは、入力された吸気温度に基づいて、フューエルインジェクタ54aから供給される燃料の量や、点火時期などを制御する。
例えば、上記特許文献1に記載のオフロードビークルのように、エアクリーナーをエンジンの上方に配置することも考えられる。そうすることにより、エアクリーナーとエンジンとの間の距離を短くすることができる。従って、エンジンの吸気効率を向上させることができる。
しかしながら、エンジンは、通常、車両本体10の平面視における中央に配置される。このため、エアクリーナーをエンジンの上方に配置すると、エアクリーナーがキャビンの近くに配置されることになる。従って、キャビンにおけるエアクリーナーの吸気騒音が大きくなる。
それに対して、本実施形態では、エアクリーナー70とエンジン41との間にアキュムレーター65aが配置されている。このため、エンジン41の吸気効率を低下させることなく、エアクリーナー70をエンジン41から離して配置することが可能になる。その結果、キャビン25におけるエアクリーナー70の吸気騒音を低減することが可能となる。
ところで、例えば、吸気温センサ79をエアクリーナー70に取り付けることも考えられる。しかしながら、本実施形態では、エアクリーナー70は、エンジン41から比較的離れた場所に配置されている。従って、エアクリーナー70に吸気温センサ79を取り付けたのでは、エンジン41の吸気温度を正確に検出することが困難となる。
それに対して、本実施形態では、エアクリーナー70とエンジン41との間にアキュムレーター65aが配置されている。そして、そのアキュムレーター65aに吸気温センサ79が取り付けられている。このため、エアクリーナー70に対して吸気温センサ79を取り付ける場合よりも、よりエンジン41側の空気の温度を検出することができる。従って、エンジン41の吸気温を正確に検出することが可能となる。その結果、エンジン41の好適な制御が可能となる。
エンジン41の近くの空気の温度を検出しようとする場合、例えば、第1の吸気管58に対して吸気温センサ79を取り付けることも考えられる。しかしながら、第1の吸気管58の流路面積は比較的小さい。従って、第1の吸気管58を流れる空気の流速は非常に速い。このため、第1の吸気管58に吸気温センサ79を取り付けたのでは、吸気温度を正確に測定することが困難となる。
それに対して、アキュムレーター65aは、比較的大きな流路面積を有する。このため、アキュムレーター65aでは、空気の流れが比較的遅くなる。従って、アキュムレーター65aに吸気温センサ79を取り付けることで、吸気温度を正確に測定することが可能となる。
本実施形態では、吸気温センサ79がアキュムレーター65aのエンジン41側の端部に配置されている。このため、よりエンジン41側の空気の温度を検出することができる。従って、より正確な吸気温度を検出することが可能となる。
図3に示すように、本実施形態では、第1の吸気管58の端部は、アキュムレーター65aの内部において、吸気温センサ79よりもエアクリーナー70側にまで延びている。このため、吸気温センサ79が配置されたアキュムレーター65aのエンジン41側端部における空気の流速をより遅くすることができる。従って、エンジン41の吸気温度をさらに正確に検出することが可能となる。
以上のように、エンジンの吸気温度を正確に検出する観点からは、アキュムレーター65aを極力エンジン41の近くに配置することが好ましい。そうすることによって、吸気温センサ79をエンジン41により近い位置に配置することができるからである。
しかしながら、エンジン41とアキュムレーター65aとの間の距離が短すぎると、エンジン41の性能が低下するおそれがある。
それに対して、エンジン41の性能を確保すべく、例えば、エンジン41とアキュムレーター65aとを離して配置した場合は、エンジン41の吸気温を正確に測定することが困難になる。そればかりか、エンジンユニット40及びアキュムレーター65aが全体として大型化する傾向にある。このため、エンジンユニット40とアキュムレーター65aとを限られたスペースに配置するために、アキュムレーター65aを小型化させなければならなくなる。アキュムレーター65aを小型化させると、アキュムレーター65aの機能が低下する。その結果、エンジン41の吸気効率が低下してしまう。
それに対して、本実施形態では、第1の吸気管58の端部が、アキュムレーター65aの内部にまで延びている。これにより、エンジン41とアキュムレーター65aとを比較的近接させた場合であっても、エンジン41とアキュムレーター65aとの間の実質的な距離を比較的長くすることができる。すなわち、このように、第1の吸気管58の端部をアキュムレーター65aの内部にまで延ばすことによって、エンジン41とアキュムレーター65aとの実質的な距離を長く保ちつつ、エンジン41とアキュムレーター65aとを近接させて配置することができる。従って、エンジン41の性能の劣化を抑制しつつ、アキュムレーター65aの容積をより大きくでき、さらに、エンジン41の吸気温をより正確に検出することも可能となる。
図3に示すように、本実施形態では、シリンダボディ46がクランクケース42の後半部分から後方に向かって斜め上方に延びている。このため、クランクケース42の前側部分の上方にスペースが形成される。従って、このクランクケース42の上方のスペースにアキュムレーター65aを配置することで、アキュムレーター65aの大きな容積の確保が容易となる。
また、本実施形態では、アキュムレーター65aの少なくとも一部が、前後方向に関して、クランクケース42と重なる位置に配置されている。このため、エンジン41及びアキュムレーター65aの全体の小型化を図ることができる。具体的には、エンジン41及びアキュムレーター65aの全体の前後長を短くすることができる。
本実施形態のように、キャビン25の下方にエンジンユニット40が配置されたオフロードビークルにおいては、前部被覆部材30の下方にスペースが形成される。このスペースにエアクリーナー70を配置することにより、オフロードビークル1の小型化を図るとともに、エアクリーナー70の容積を比較的大きくすることができる。また、エアクリーナー70を前部被覆部材30の下方に配置することによって、車両の前方から飛散する水や泥などからエアクリーナー70を保護することができる。
また、前部被覆部材30は、比較的高い位置に配置されている。このため、前部被覆部材30の下方にエアクリーナー70を配置することで、エアクリーナー70を比較的高い位置に配置することが可能となる。このため、エアクリーナー70が水没することを効果的に抑制することができる。
本実施形態では、エアクリーナー70とキャビン25とが、フロントパネル27によって隔離されている。このため、キャビン25において、エアクリーナー70の吸気騒音が聴こえにくくなっている。すなわち、キャビン25における騒音が低減されている。
実施形態に係るオフロードビークルの平面図である。 オフロードビークルの左側面図である。 オフロードビークルの一部を拡大した左側面図である。 オフロードビークルの前部の一部を拡大した概略平面図である。 エンジンユニットの構成を表す概念図である。 オフロードビークルにおける制御ブロック図である。
符号の説明
1 オフロードビークル
10 車両本体
27 フロントパネル
30 前部被覆部材
35 シート
41 エンジン
42 クランクケース
46 シリンダボディ
54 スロットルボディ
58 第1の吸気管(吸気管)
58a 第1の吸気管の前側端部(吸気管の端部)
65a アキュムレーター
70 エアクリーナー
79 吸気温センサ
80 ECU(electronic control unit)

Claims (9)

  1. スロットルボディを有するエンジンと、
    前記スロットルボディに空気を供給するエアクリーナーと、
    前記エアクリーナーと前記スロットルボディとの間に配置されたアキュムレーターと、
    前記アキュムレーターに対して取り付けられ、前記アキュムレーター内の空気の温度を検出する吸気温センサと、
    を備えているオフロードビークル。
  2. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記吸気温センサは、前記アキュムレーターの前記エンジン側の端部に配置されているオフロードビークル。
  3. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記アキュムレーターと前記スロットルボディとを接続する吸気管をさらに備え、
    前記吸気管の端部は、前記アキュムレーターの内部において、前記吸気温センサよりも前記エアクリーナー側にまで延びているオフロードビークル。
  4. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    車両本体と、
    前記車両本体の前部の上方を覆う前部被覆部材と、
    前記前部被覆部材よりも後方に配置されたシートと、
    をさらに備え、
    前記エンジンは、前記エンジンの少なくとも一部が前後方向において前記シートと重なるように配置されており、
    前記エアクリーナーは、前記前部被覆部材の下方に配置されているオフロードビークル。
  5. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記エンジンは、
    クランクケースと、
    前記クランクケースの後半部分に取り付けられたシリンダボディと、
    を有しているオフロードビークル。
  6. 請求項5に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記アキュムレーターの少なくとも一部は、前後方向に関して、前記クランクケースと重なる位置に配置されているオフロードビークル。
  7. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記シートが配置されたキャビンが形成された車両本体をさらに備え、
    前記シートよりも前方であって、前記エアクリーナーよりも後方に配置され、前記エアクリーナーと前記キャビンとを隔離するフロントパネルをさらに備えているオフロードビークル。
  8. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記アキュムレーターと前記エアクリーナーとを接続する吸気管をさらに備え、
    前記アキュムレーターの少なくとも一部の単位長さあたりの体積は、前記吸気管の単位長さあたりの体積よりも大きいオフロードビークル。
  9. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記吸気温センサにより検出された吸気温度に基づいて前記エンジンを制御するECUをさらに備えているオフロードビークル。
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