JP2010014006A - オフロードビークル - Google Patents

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和彦 泉
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Abstract

【課題】吸気系部品の内部への水の進入を抑制する。
【解決手段】オフロードビークルは、車両本体と、シートと、エンジンと、吸気系部品とを備えている。シートは、車両本体に取り付けられている。エンジンは、車両本体に取り付けられている。ている。吸気系部品は、エンジンに空気を供給する。吸気系部品の上部には、前記空気を吸入する吸入口が形成されている。吸入口は、シートの座面の最下点よりも高い位置に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明はオフロードビークルに関する。
例えば、特許文献1には、不整地走行用車両としてオフロードビークルが開示されている。オフロードビークルは、比較的浅い川や湿地などを走行することもある。
米国特許出願公開第2004/0195019 A1号明細書
本発明の目的は、吸気系部品の内部への水の進入を抑制することにある。
本発明のオフロードビークルは、車両本体と、シートと、エンジンと、吸気系部品とを備えている。シートは、車両本体に取り付けられている。エンジンは、車両本体に取り付けられている。吸気系部品は、エンジンに空気を供給する。吸気系部品の上部には、前記空気を吸入する吸入口が形成されている。吸入口は、シートの座面の最下点よりも高い位置に位置している。
本発明によれば、吸気系部品の内部への水の進入を抑制できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を実施したオフロードビークルの好ましい形態の一例について、図1に示すオフロードビークル1を例に挙げて説明する。但し、図1に示すオフロードビークル1は、本発明のオフロードビークルの単なる一例である。本発明は、図1に示すオフロードビークル1に限定されない。
図1及び図2に示すように、オフロードビークル1は、車両本体10を備えている。主として図2に示すように、車両本体10は、車体フレーム11を備えている。車体フレーム11は、フレーム本体15と、フロントフレーム13と、リアフレーム14と、ルーフサポート16とを備えている。
フレーム本体15は、前後方向において、オフロードビークル1の中央部に位置している。フレーム本体15は、2本のサイドメンバ12を備えている。サイドメンバ12は、前後方向に延びるように配置されている。2本のサイドメンバ12は、車幅方向に配列されている。2本のサイドメンバ12は、図示しないクロスメンバによって相互に固定されている。
フロントフレーム13は、フレーム本体15の前半部分に接続されている。フロントフレーム13は、オフロードビークル1の前側部分に配置されている。フロントフレーム13には、図8や図9に示すステアリングシステムアッセンブリー85を介して、前輪20が回転可能に取り付けられている。前輪20は、図1に示すように、右側前輪20a及び左側前輪20bとを含んでいる。右側前輪20aと左側前輪20bのそれぞれは、後述する吸気系部品73よりも前側に配置されている。右側前輪20aと左側前輪20bのそれぞれは、吸気系部品73よりも車幅方向外側に配置されている。
フロントフレーム13の上方には、前部被覆部材30が配置されている。フロントフレーム13の上方は、この前部被覆部材30によって覆われている。前部被覆部材30は、少なくともボンネット31を含んでいる。具体的には、前部被覆部材30は、ダッシュボード32と、ボンネット31とを備えている。ダッシュボード32には、メータバイザが形成されている。このメータバイザによってフロントパネル27に配置された各種メータが保護されている。
ボンネット31は、開閉可能である。具体的には、ボンネット31は、ボンネット31の後方端を回転軸として、上下に開閉可能である。
図2に示すように、前部被覆部材30の後方には、フロントパネル27が配置されている。このフロントパネル27により、車両のフロントパネル27よりも前側の部分と後ろ側の部分とが隔離されている。すなわち、図3に示すように、吸気系部品73が配置された前部とキャビン25とが隔離されている。
リアフレーム14は、フレーム本体15の後方部分に取り付けられている。リアフレーム14は、オフロードビークル1の後側部分に配置されている。リアフレーム14には、図示しないリアクッションアッセンブリーを介して、後輪21が回転可能に取り付けられている。後輪21は、図1に示すように、右側後輪21a及び左側後輪21bを含んでいる。図2に示すように、リアフレーム14の上には、荷台22が配置されている。
図2に示すように、ルーフサポート16は、側面視ループ状に形成されている。ルーフサポート16は、フロントフレーム13とリアフレーム14との間に配置されている。ルーフサポート16は、図1に示すように、右側ルーフサポート16aと左側ルーフサポート16bとを含んでいる。これらルーフサポート16a及び16bは、フレーム本体15と、フロントフレーム13及びリアフレーム14とに対してそれぞれ固定されている。
図2に示すように、フロントフレーム13とリアフレーム14との間には、ライダーが乗車するキャビン25が区画形成されている。キャビン25には、シート35が配置されている。図1に示すように、シート35は、右側シート35aと左側シート35bとを含んでいる。右側シート35aと左側シート35bとは車幅方向に配列されている。
キャビン25のシート35よりも前側部分には、足載せ部29が配置されている。足載せ部29は、シート35の座面36よりも低い位置に位置している。
主として図1に示すように、右側シート35aと左側シート35bとの間には、トンネル部37が形成されている。図2に示すように、トンネル部37は、足載せ部29から上方に膨出するように形成されている。トンネル部37の頂部は、足載せ部29よりも高い位置に位置している。また、図2に示すように、トンネル部37の頂部はシート35の座面36よりも高い位置に位置している。
トンネル部37のシート35よりも前側の部分には、シフトレバー38が配置されている。シフトレバー38は、レバー本体38aと、シフトノブ38bとを備えている。シフトノブ38bは、レバー本体38aの先端に取り付けられている。このシフトレバー38は、オフロードビークル1において、パーキング、ニュートラル、前進及び後進いずれかに切り換え操作するためのものである。
キャビン25において、左側シート35bの前方には、ハンドル26が配置されている。図2に示すように、ハンドル26は、ステアリングシステムアッセンブリー85に取り付けられている。ハンドル26に入力された操舵力は、このステアリングシステムアッセンブリー85によって前輪20に伝達される。
具体的に、図8及び図9に示すように、ステアリングシステムアッセンブリー85は、第1のステアリングシャフト84と、第2のステアリングシャフト86と、伝達ギアボックス87と、第1のフロントローワーアーム(front lower arm)91と、第2のフロントローワーアーム92と、ナックル88と、リンク機構93〜95とを備えている。ハンドル26は、第1のステアリングシャフト84の上端部に固定されている。第1のステアリングシャフト84の下端部は、リンク機構93を介して第2のステアリングシャフト86に接続されている。これにより、第1のステアリングシャフト84の回転が、第2のステアリングシャフト86に伝達される。第2のステアリングシャフト86の下端部は、リンク機構94、伝達ギアボックス87及びリンク機構95を介してナックル88に接続されている。これにより、第2のステアリングシャフト86の回転が、ナックル88に伝達される。
第1及び第2のフロントローワーアーム91,92は、フロントフレーム13に対して上下方向に揺動可能に接続されている。ナックル88は、この第1及び第2のフロントローワーアーム91,92の先端部に上下方向を軸として回転可能に取り付けられている。ナックル88には、シャフト89が回転可能に挿入されている。図9に示すように、前輪20は、このシャフト89に取り付けられている。
ハンドル26がライダーによって回されると、ハンドル26と共に第1及び第2のステアリングシャフト84,86が回転する。この第2のステアリングシャフト86の回転が、伝達ギアボックス87内に配置された伝達ギア機構によりナックル88に伝えられる。これにより、ナックル88が、上下方向を軸として回転する。その結果、前輪20の向きが変わり、オフロードビークル1の走行方向が変わる。
なお、フロントフレーム13と第1のフロントローワーアーム91との間には、フロントクッションアッセンブリー90が配置されている。このフロントクッションアッセンブリー90により前輪20に加わる力が緩和されている。
図3に示すように、車体フレーム11には、エンジンユニット40が懸架されている。エンジンユニット40は、車体フレーム11に対してラバー部材を介して取り付けられている。言い換えれば、エンジンユニット40は、所謂ラバーマウントされている。
エンジンユニット40は、前後方向においてシート35と重なる位置に配置されている。エンジンユニット40は、車幅方向において略中央部に配置されている。具体的には、エンジンユニット40の大部分は、車幅方向略中央部に位置するトンネル部37の下方に配置されている。
エンジンユニット40は、図7に示すように、燃料噴射式のエンジン41と、変速機構60と、遠心クラッチ55とを備えている。本実施形態では、エンジン41は水冷式の単気筒エンジンである。但し、本発明において、エンジンは、単気筒エンジンでなくてもよい。エンジンは、例えば並列多気筒エンジン、V型多気筒エンジンまたは水平対向多気筒エンジンであってもよい。また、エンジンは空冷式であってもよい。
エンジン41は、図3に示すように、クランクケース42と、シリンダボディ46と、シリンダヘッド48とを備えている。
シリンダボディ46は、クランクケース42の後半部分に取り付けられている。シリンダボディ46は、クランクケース42から後方に向かって斜め上方に延びている。
図7に示すように、クランクケース42の内部には、クランクシャフト43が配置されている。クランクシャフト43は、車幅方向に延びている。クランクシャフト43には、コンロッド44の基端部が接続されている。コンロッド44の先端部にはピストン45が接続されている。
シリンダボディ46の内部には、シリンダ47が形成されている。ピストン45は、このシリンダ47内に配置されている。
シリンダヘッド48は、シリンダボディ46の先端部に取り付けられている。このシリンダヘッド48と、シリンダボディ46とにより、燃焼室49が区画形成されている。また、シリンダヘッド48には、それぞれ燃焼室49に開口する吸気ポート50と排気ポート51とが形成されている。吸気ポート50には、吸気弁52が配置されている。この吸気弁52が、吸気カム67により駆動さることによって、吸気ポート50が開閉される。一方、排気ポート51には、排気弁53が配置されている。この排気弁53が、排気カム68により駆動されることにより、排気ポート51が開閉される。
吸気ポート50には、スロットルボディ54が接続されている。図7に示すように、スロットルボディ54は、フューエルインジェクタ54aと、スロットル弁54bとを備えている。このスロットルボディ54により、後述する吸気系部品73から供給された空気と、フューエルインジェクタ54aから噴射される燃料とが混合され、混合気が形成される。この混合気が、吸気ポート50を介して、燃焼室49に供給される。一方、排気ポート51は、図示しないエギゾーストパイプ及びエギゾーストマフラーに接続されている。これにより、エンジンユニット40からの排気は、エギゾーストパイプ及びエギゾーストマフラーを介して車外に排出される。
なお、図3に示すように、スロットルボディ54には、圧力センサ54cが取り付けられている。この圧力センサ54cによって、図7に示す吸気ポート50内の圧力が検出される。
図3に示すように、シリンダヘッド48の内部には、ブリーザ室56が形成されている。このブリーザ室56は、ブリーザホース57によってアキュムレーター65aに接続されている。これにより、エンジンユニット40内のブリーザーガスは、ブリーザ室56において気液分離される。気液分離後のブリーザーガスは、アキュムレーター65aを経由して燃焼室49に供給され、燃焼室49において再燃焼される。
図3に示すクランクケース42の内部には、図7に示すように、遠心クラッチ55が配置されている。遠心クラッチ55は、クランクシャフト43の左側端部に接続されている。具体的には、遠心クラッチ55は、インナ55aと、アウタ55bとを備えている。インナ55aは、クランクシャフト43に対して回転不能に接続されている。一方、アウタ55bはクランクシャフト43に対して回転可能である。クランクシャフト43の回転速度が大きくなると、インナ55aに加わる遠心力もそれだけ大きくなる。これにより、インナ55aとアウタ55bとが接続され、遠心クラッチ55がつながる。一方、クランクシャフト43の回転速度が遅くなると、インナ55aに働く遠心力も小さくなる。これにより、インナ55aとアウタ55bとが離れ、遠心クラッチ55が切断される。
図7に示すように、図3に示すクランクケース42の内部には、変速機構60が配置されている。本実施形態において、変速機構60は、ベルト式の無段変速機構(CVT:Continuously Variable Transmission)である。但し、本発明において、変速機構は、ベルト式の無段変速機構でなくてもよい。変速機構は、ベルト式以外の無段変速機構であってもよい。例えば、変速機構は、トロコイダル式の無段変速機構であってもよい。また、変速機構は複数の変速ギア対を有する有段式の変速機構であってもよい。
図7に示すように、変速機構60は、プライマリシーブ61と、セカンダリシーブ62とを備えている。プライマリシーブ61は、クランクシャフト43の左側端部に配置されている。プライマリシーブ61は、遠心クラッチ55のアウタ55bに対して回転不能である。一方、プライマリシーブ61は、クランクシャフト43に対して回転可能である。このため、クランクシャフト43の回転が遅く、遠心クラッチ55が繋がっていないときは、プライマリシーブ61は回転しない。それに対して、クランクシャフト43の回転速度が速く、遠心クラッチ55が接続されているときは、プライマリシーブ61は、クランクシャフト43とともに回転する。
セカンダリシーブ62は、プライマリシーブ61の前方に配置されている。セカンダリシーブ62は、セカンダリ軸64に対して回転不能に取り付けられている。プライマリシーブ61とセカンダリシーブ62との間には、断面略V字状のベルト63が巻き掛けられている。このベルト63により、プライマリシーブ61の回転が、セカンダリシーブ62及びセカンダリ軸64に伝達される。セカンダリ軸64は、図示しない動力伝達機構を介して、前輪20及び後輪21に接続されている。これにより、セカンダリ軸64の回転が前輪20及び後輪21に伝達される。
図3に示すように、スロットルボディ54は、第2の吸気管65に接続されている。第2の吸気管65は、スロットルボディ54と吸気系部品73との間に配置されている。スロットルボディ54と第2の吸気管65とは、第1の吸気管58により接続されている。第1の吸気管58の前側端部58aは、第2の吸気管65の内部にまで延びている。これにより、後述するアキュムレーター65aとスロットルボディ54との間の距離が調節されている。
第2の吸気管65の後ろ側部分は、第2の吸気管65の前側部分よりも太く形成されている。言い換えれば、第2の吸気管65の後ろ側部分の単位長さ当たりの容積は、第2の吸気管65の前側部分の単位長さ当たりの容積よりも大きい。この第2の吸気管65の後ろ側部分は、アキュムレーター65aを構成している。一方、第2の吸気管65の前側部分は、接続部65bを構成している。接続部65bの先端部は、第3の吸気管66を介して、吸気系部品73に接続されている。
本実施形態のように、吸気系部品73とエンジンユニット40との間にアキュムレーター65aを配置することにより、吸気系部品73から供給される空気の吸気効率を向上させることができる。これにより、エンジンユニット40の性能を向上させることができる。具体的には、エンジンユニット40の高速域におけるレスポンスを向上させることができる。
なお、アキュムレーター65aのエンジンユニット40側端部には、吸気温センサ79が配置されている。この吸気温センサ79によって、エンジンユニット40への吸気の温度が検出される。具体的には、吸気温センサ79は、アキュムレーター65a内の温度を検出する。吸気温センサ79は、検出した温度を吸気の温度として、後述するECU80に出力する。
第2の吸気管65は、ブロー成形により一体に形成されている。図3に示すように、第2の吸気管65の接続部65bの前方端部には、固定部65dが形成されている。この固定部65dにおいて、第2の吸気管65は、フロントフレーム13に対して固定されている。一方、第2の吸気管65の後方端部は、リアフレーム14に対して、懸架部材69によってつり下げられている。このため、エンジンユニット40が多少揺動または振動しても、第2の吸気管65や第1の吸気管58に大きな力が加わらないようになっている。特に、本実施形態のように、エンジンユニット40が所謂ラバーマウントされている場合には、エンジンユニット40が揺動または振動しやすい。このため、この構成は、特に有用である。
なお、懸架部材69の材料は、特に限定されない。懸架部材69は、弾性部材により構成されていてもよい。具体的には、懸架部材69は、ゴムにより形成されていてもよい。
吸気系部品73は、前部被覆部材30の下方に配置されている。詳細には、吸気系部品73は、前部被覆部材30の後端部の下方に配置されている。より詳細には、吸気系部品73は、ボンネット31の下方に配置されている。
吸気系部品73は、エアクリーナー70と、吸気ダクト72bとを備えている。エアクリーナー70は、下方端部において第3の吸気管66と接続されている。エアクリーナー70には、空気を吸入するための吸入口70aが形成されている。吸入口70aは、エアクリーナー70の上部に形成されている。吸入口70aは、後方に向かって開口している。
図3に示すように、エアクリーナー70は、エアチャンバ74と、エアフィルタ73aとを備えている。エアチャンバ74は、下ケーシング部71と、上ケーシング部72とを備えている。上ケーシング部72は、下ケーシング部71の上に配置されている。
下ケーシング部71は、フロントフレーム13に対して固定されている。上ケーシング部72は、下ケーシング部71に対して着脱可能に固定されている。
エアフィルタ73aは、下ケーシング部71と上ケーシング部72との間に配置されている。このエアフィルタ73aによって、吸気ダクト72bから吸入された空気に含まれるダストが除去される。
吸気ダクト72bは、吸入口70aに取り付けられている。吸気ダクト72bは、吸入口70aから後方に向かって斜め下方に延びている。吸気ダクト72bの吸入口72aは、後方に向かって開口している。詳細には、吸入口72aは、後方に向かって斜め下方に向かって開口している。
吸入口72aは、シート35の座面36の最下点よりも高い位置に配置されている。すなわち、図3に示すように、吸入口72aは、座面36の最下点を通る水平な直線H1よりも高い位置に配置されている。
図8に示すように、エアチャンバ74を含むエアクリーナー70は、側面視において、ステアリングシステムアッセンブリー85と重ならないように配置されている。具体的には、エアクリーナー70は、第2のステアリングシャフト86よりも高い位置に配置されている。
図9に示すように、エアクリーナー70は、正面視において、ステアリングシステムアッセンブリー85と重ならないように配置されている。具体的には、エアクリーナー70は、ステアリングシステムアッセンブリー85よりも車幅方向中央寄りに配置されている。
図3に示すように、フロントフレーム13は、門型フレーム13aを備えている。図5に示すように、門型フレーム13aは、門型フレーム本体13bと、アーチ部13cとを備えている。
図3及び図4に示すように、門型フレーム13aのアーチ部13cには、挙動検出センサとしての傾斜角検出センサ83が取り付けられている。この傾斜角検出センサ83は、車両本体10の挙動を検出するためのセンサである。具体的には、傾斜角検出センサ83は、車両本体10の傾斜角を検出するセンサである。この傾斜角検出センサ83により、車両本体10が水平に対してどれだけ傾いているかが検出される。
また、図4に示すように、オフロードビークル1には、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)80が配置されている。傾斜角検出センサ83は、このECU80に接続されている。
ECU80は、図4に示すように、傾斜角検出センサ83よりも車幅方向右側に配置されている。具体的に、ECU80は、バッテリーボックス75の内部に配置されている。
図4及び図5に示すように、エアクリーナー70は、車両本体10の車幅方向のほぼ中心部に配置されている。バッテリーボックス75は、エアクリーナー70の右側に配置されている。バッテリーボックス75の内部は、半密閉空間に形成されている。バッテリーボックス75の内部には、ECU80とともに、バッテリー76と、リレーアッシー77とが配置されている。
ECU80は、バッテリーボックス75の内壁面に取り付けられている。ECU80のコネクタ81は、水平方向を向いている。
一方、エアクリーナーの左側には、レギュレター78が配置されている。このように、レギュレター78とバッテリーボックス75との間には、エアクリーナー70が配置されている。
以上説明したように、吸気系部品73の吸入口72aは、図3に示すように、シート35の座面36の最下点よりも高い位置に形成されている。このため、吸入口72aを座面36の最下点よりも高い位置に配置することによって、例えば、座面36の高さまでオフロードビークル1が水没した場合であっても、吸気系部品73の内部に水が進入することを効果的に抑制することができる。
本実施形態では、吸入口72aは、後方に向かって開口している。このため、前方からの泥や水が吸気系部品73内に進入することがより効果的に抑制されている。
また、走行風が吸入口72aから進入しにくい。従って、走行風に起因する吸気脈動を抑制することができる。言い換えれば、安定的な吸気が可能となる。
さらに、前輪20から見た際に、吸入口72aは、吸気系部品73によって隠される。このため、前輪20が巻き上げる泥や水が吸入口72aからより進入しにくい。
特に、本実施形態では、前輪20が車幅方向における端部に配置されている一方、吸気系部品73が車幅方向における中央部に配置されている。このため、前輪20が巻き上げる泥や水が吸入口72aから特に進入しにくい。なお、本実施形態において、「車幅方向における中央部」とは、右側シート35aの車幅方向における中心と、左側シート35bの車幅方向における中心との間に位置する部分をいう。
また、吸気系部品73は、前部被覆部材30の下方に位置している。このため、オフロードビークル1の走行中に前方から飛散する水や泥などから吸気系部品73を保護することができる。
吸気系部品73は、前部被覆部材30の後方端部の下方に配置されていることが好ましい。これにより、吸入口72aの位置をより高くすることができる。従って、吸入口72aから吸気系部品73内へ水などが進入するおそれをより効果的に低減することができる。
本実施形態では、開閉可能なボンネット31が設けられている。このため、前部被覆部材30の下方に配置された吸気系部品73のメンテナンスが容易である。
さらに、本実施形態では、吸気系部品73が上ケーシング部72と下ケーシング部71とを備えている。このため、ボンネット31を開いた上で、上ケーシング部72を下ケーシング部71から容易に外すことができる。従って、吸気系部品73のメンテナンスがより容易である。
本実施形態では、吸気系部品73とキャビン25とがフロントパネル27により隔離されている。このため、キャビン25における吸気系部品73の吸気騒音を低減することができる。
ところで、本実施形態のように、エアクリーナー70とエンジン41との距離が比較的長いと、エンジン41の性能が低下するおそれがある。
それに対して、本実施形態では、エアクリーナー70とエンジン41との間にアキュムレーター65aが配置されている。このため、エアクリーナー70とエンジン41とが比較的離れたオフロードビークル1において、エンジン41の性能の低下を抑制することができる。具体的には、エンジン41の高速域のレスポンス低下を抑制することができる。
本実施形態では、エンジン41とエアクリーナー70との両方が、車幅方向における中央部に配置されている。このため、例えば、エンジン41とエアクリーナー70との一方が車幅方向における端部に配置された場合と比較して、吸気管58,65,66の長さを短くすることができる。その結果、エンジン41の高性能化も図られる。また、これによって、吸気管58,65,66の配置もシンプルになる。
本実施形態では、図8に示すように、エアチャンバ74を含むエアクリーナー70は、側面視において、ステアリングシステムアッセンブリー85と重ならないように配置されている。このため、エアクリーナー70とステアリングシステムアッセンブリー85との位置的干渉を避けることができる。また、エアクリーナー70を、ステアリングシステムアッセンブリー85と位置的に干渉させることなく、車幅方向に拡大することができる。このため、エアクリーナー70の容積拡大が可能となる。従って、エアクリーナー70の吸気騒音を低減することができる。
本実施形態では、図9に示すように、エアチャンバ74を含むエアクリーナー70は、正面視において、ステアリングシステムアッセンブリー85と重ならないように配置されている。このため、エアクリーナー70とステアリングシステムアッセンブリー85との位置的干渉を避けることができる。また、エアクリーナー70を、ステアリングシステムアッセンブリー85と位置的に干渉させることなく、前後方向に拡大することができる。このため、エアクリーナー70の容積拡大が可能となる。従って、エアクリーナー70の吸気騒音を低減することができる。
第1の実施形態のオフロードビークルの平面図である。 第1の実施形態のオフロードビークルの左側面図である。 第1の実施形態のオフロードビークルの一部を拡大した左側面図である。 第1の実施形態のオフロードビークルの前部の一部を拡大した概略平面図である。 第1の実施形態のオフロードビークルのダッシュボード近傍の部分を拡大した概略正面図である。 第1の実施形態における挙動検出センサの平面図である。 第1の実施形態におけるエンジンユニットの構成を表す概念図である。 オフロードビークルのステアリングシステムアッセンブリー部分を拡大した左側面図である。 オフロードビークルのステアリングシステムアッセンブリー部分を拡大した正面図である。
符号の説明
1 オフロードビークル
10 車両本体
20 前輪
25 キャビン
26 ハンドル
27 フロントパネル
30 前部被覆部材
31 ボンネット
35 シート
36 座面
41 エンジン
54a フューエルインジェクタ
65a アキュムレーター
70 エアクリーナー
70a 吸入口
71 下ケーシング部
72 上ケーシング部
73 吸気系部品
73a エアフィルタ
74 エアチャンバ
85 ステアリングシステムアッセンブリー

Claims (15)

  1. 車両本体と、
    前記車両本体に取り付けられたシートと、
    前記車両本体に取り付けられたエンジンと、
    前記エンジンに空気を供給する吸気系部品と、
    を備え、
    前記吸気系部品の上部には、前記空気を吸入する吸入口が形成されており、
    前記吸入口は、前記シートの座面の最下点よりも高い位置に位置しているオフロードビークル。
  2. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記吸入口は後方に向かって開口しているオフロードビークル。
  3. 請求項2に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記吸気系部品よりも前側かつ車幅方向外側に配置された前輪をさらに備えているオフロードビークル。
  4. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記シートより前方に位置する前記車両本体の前部の上方を覆う前部被覆部材をさらに備え、
    前記吸気系部品は、前記前部被覆部材の下方に配置されているオフロードビークル。
  5. 請求項4に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記前部被覆部材は、前方に向かって斜め下方に延び、
    前記吸気系部品は、前記前部被覆部材の後端部の下方に配置されているオフロードビークル。
  6. 請求項4に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記前部被覆部材は、開閉可能なボンネットを備えているオフロードビークル。
  7. 請求項6に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記ボンネットは、上下方向に開閉可能であり、
    前記吸気系部品は、前記ボンネットの下方に配置されており、
    前記吸気系部品は、下ケーシング部と、前記下ケーシング部の上に配置され、前記下ケーシング部と着脱可能な上ケーシング部とを備えているオフロードビークル。
  8. 請求項4に記載されたオフロードビークルにおいて、
    平面視において、前後方向における前記車両本体の中央部には、前記シートが配置されたキャビンが形成されており、
    前記キャビンと前記吸気系部品とを隔離するフロントパネルをさらに備えているオフロードビークル。
  9. 請求項4に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記エンジンの少なくとも一部は、前後方向において前記シートと重なる位置に位置しており、
    前記エンジンと前記吸気系部品との間に配置されたアキュムレーターとをさらに備えているオフロードビークル。
  10. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記吸気系部品よりも前側かつ車幅方向外側に配置された前輪をさらに備え、
    前記吸気系部品は、車幅方向に関する中央部に配置されているオフロードビークル。
  11. 請求項10に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記エンジンの少なくとも一部は、前後方向において前記シートと重なる位置であって、車幅方向に関する中央部に配置されているオフロードビークル。
  12. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前輪と、
    ハンドルと、
    前記ハンドルと前記前輪とを接続し、前記ハンドルに入力された操舵力を前記前輪に対して伝達するステアリングシステムアッセンブリーと、
    をさらに備え、
    前記吸気系部品は、前後方向において前記前輪と前記エンジンとの間に配置されたエアチャンバを備え、
    側面視において、前記エアチャンバは前記ステアリングシステムアッセンブリーと重ならないように配置されているオフロードビークル。
  13. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前輪と、
    ハンドルと、
    前記ハンドルと前記前輪とを接続し、前記ハンドルに入力された操舵力を前記前輪に対して伝達するステアリングシステムアッセンブリーと、
    をさらに備え、
    前記吸気系部品は、前後方向において前記前輪と前記エンジンとの間に配置されたエアチャンバを備え、
    正面視において、前記エアチャンバは前記ステアリングシステムアッセンブリーと重ならないように配置されているオフロードビークル。
  14. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記吸気系部品は、エアチャンバと、前記エアチャンバ内に配置されたフィルタとを有するエアクリーナーであるオフロードビークル。
  15. 請求項1に記載されたオフロードビークルにおいて、
    前記エンジンは、フューエルインジェクタを含むスロットルボディを有しているオフロードビークル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU190769U1 (ru) * 2019-04-01 2019-07-11 Вячеслав Николаевич Бондарев Шнековый движитель транспортного средства

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