JP6385075B2 - プリント配線板、プリント回路板及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、伝送線路を備えたプリント配線板プリント配線板を備えたプリント回路板、及び電子機器に関する。
プリント配線板では、実装された複数の半導体集積回路の端子間を伝送線路で接続し、信号伝送を行っている。信号伝送においては、半導体集積回路から送信された信号の波形が、伝送線路を通る間に歪むことなく受信する側の半導体集積回路へ送られることが望ましい。そのため、波形歪みの原因となる反射が起こらないように、伝送線路の特性インピーダンスは極力均一化することが望まれる。
一方で、近年の電子機器の小型化の要求により、プリント配線板においては、信号の伝送に用いられる信号配線パターンが配置された導体層を複数持つ多層のプリント配線板が使われるようになってきた。多層のプリント配線板では、表裏異なる層に実装された半導体集積回路間の信号伝送を行う場合には、ヴィア導体によって信号配線パターンが配置される導体層を切り替えて配線する必要がある。
このようなヴィア導体は、信号配線パターンに対して不連続な構造物であるため、特性インピーダンスの均一化を妨げるものであるが、従来は動作周波数が低く、信号の立ち上がり時間に対して、信号がヴィアを通る時間が短いため、その影響は無視できた。
しかしながら、近年の回路動作の高速化によって、このヴィア導体による特性インピーダンスの不均一が無視できなくなってきた。
これを解決する方法として、表裏の信号配線パターン間を、近接した2つのヴィア導体で接続することで、特性インピーダンスを均一化する方法が提案されている(特許文献1参照)。信号配線パターンの特性インピーダンスは、40[Ω]〜60[Ω]程度であるが、ヴィア導体は特性インピーダンスにすると120[Ω]程度と信号配線パターンと比較して高い値となり、特性インピーダンスが不均一になる。
特許文献1では、特性インピーダンス120[Ω]のヴィア導体を並列化させることで、実効的に特性インピーダンスが半分程度のヴィア導体で接続したことになる。このため、2つのヴィア導体の特性インピーダンスを信号配線パターンの特性インピーダンスに近づけることができる。
特開2007−123742号公報
伝送線路の特性インピーダンスは、最大値と最小値との差(ばらつき幅)が小さいほどよい。例えば、伝送線路の特性インピーダンスのばらつき幅を、20[%]以内(より好ましくは10[%]以内)に抑制することが望ましい。
しかし、特許文献1では、2つのヴィア導体の部分の特性インピーダンスを信号配線パターンの特性インピーダンスに近づけているものの、依然として伝送線路の特性インピーダンスにばらつき幅が存在し、このばらつき幅を更に小さくすることが望まれていた。
そこで、本発明は、伝送線路の特性インピーダンスを更に均一化することができるプリント配線板プリント回路板、及び電子機器を提供する。
本発明のプリント配線板は、第1導体層と、前記第1導体層に対し間隔をあけて配置された第2導体層と、前記第1導体層と前記第2導体層との間に配置された第3導体層と、が絶縁体層を介して積層して形成されたプリント配線板において、信号を伝送する伝送線路を備え、前記伝送線路は、前記第1導体層に配置された第1信号配線パターンと、前記第2導体層に配置された第2信号配線パターンと、互いに隣接して配置され、前記第1信号配線パターンと前記第2信号配線パターンとを接続する第1ヴィア導体及び第2ヴィア導体と、前記第3導体層に配置され、前記第1ヴィア導体と前記第2ヴィア導体とを接続する第3信号配線パターンと、を有し、前記第1ヴィア導体と前記第2ヴィア導体とのピッチが、前記第1導体層から前記第2導体層までの厚み以下であることを特徴とする。
本発明によれば、2つのヴィア導体同士を第3信号配線パターンで接続したことにより、第1、第2、第3信号配線パターン間の容量性結合が増加し、ヴィア導体の周辺のキャパシタンス成分が増加する。これにより、ヴィア導体の周辺での特性インピーダンスの最大値が低減し、伝送線路の特性インピーダンスが更に均一化され、伝送線路におけるヴィア導体の部分での特性インピーダンスの不整合が抑制される。
第1実施形態に係るプリント回路板の断面図である。 第1実施形態に係るプリント配線板の各導体層の平面図である。 第1実施形態に係るプリント回路板においてシミュレーションを行って求めた伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。 第2実施形態に係るプリント回路板の断面図である。 第2実施形態に係るプリント配線板の各導体層の平面図である。 第2実施形態に係るプリント回路板においてシミュレーションを行って求めた伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。 比較例の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。 第3実施形態に係るプリント回路板の断面図である。 第3実施形態に係るプリント配線板の各導体層の平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るプリント回路板の断面図である。この図1では、プリント配線板の実装平面に垂直な面に沿うプリント回路板の断面を示している。プリント回路板500は、プリント配線板100と、プリント配線板100に実装された送信回路200と、プリント配線板100に実装された受信回路300と、を備えている。
プリント配線板100は、本第1実施形態では導体層が4層の基板であり、4つの導体層181,182,183,184が、絶縁体層185,186,187を介して積層されて形成されている。これら導体層181,182,183,184は、互いに間隔をあけて順次配置されており、これらの層間に絶縁体層185,186,187が設けられている。各絶縁体層185,186,187には、絶縁体(誘電体)が配置されている。
本第1実施形態では、一対の表層のうち、第1導体層である導体層181が一方の表層(第1表層)、第2導体層である導体層184が一方の表層の反対側にある他方の表層(第2表層)である。一対の導体層181,184の間に、内層である第3導体層として複数の導体層182,183が、絶縁体層185,186,187を介して配置されている。具体的には、導体層181と導体層182との間に絶縁体層185が配置され、導体層182と導体層183との間に絶縁体層186が配置され、導体層183と導体層184との間に絶縁体層187が配置されている。なお、表層である導体層181,184の表面には導体パターンを保護する不図示のレジスト膜が設けられていてもよい。
送信回路200及び受信回路300は、例えば半導体パッケージで構成されている。送信回路200は、導体層181に実装され、受信回路300は、導体層184に実装されている。
プリント配線板100は、信号を伝送する伝送線路101を備えており、伝送線路101の一端に送信回路200の信号端子が接続され、伝送線路101の他端に受信回路300の信号端子が接続されている。また、プリント配線板100は、導体層182に配置されたプレーン状の導体パターンであるグラウンドプレーン102と、導体層183に配置されたプレーン状の導体パターンである電源プレーン103とを有している。
グラウンドプレーン102には、不図示のヴィア等を介して送信回路200のグラウンド端子及び受信回路300のグラウンド端子が接続されている。また、電源プレーン103には、不図示のヴィア等を介して送信回路200の電源端子及び受信回路300の電源端子が接続されている。
送信回路200は、信号として、所定の伝送速度のデジタル信号を伝送線路101に送出し、受信回路300は、送信回路200が送出したデジタル信号を、伝送線路101を介して受信する。
伝送線路101は、導体層181に配置された第1信号配線パターンである信号配線パターン151と、導体層184に配置された第2信号配線パターンである信号配線パターン152と、を有している。これら信号配線パターン151,152は、導体パターンで形成されている。信号配線パターン151には、送信回路200が接続され、信号配線パターン152には、受信回路300が接続されている。
また、伝送線路101は、プリント配線板100に形成された第1ヴィア孔であるヴィア孔161に形成され、信号配線パターン151と信号配線パターン152とを接続する第1ヴィア導体であるヴィア導体106を有している。また、伝送線路101は、プリント配線板100に形成された第2ヴィア孔であるヴィア孔162に形成され、信号配線パターン151と信号配線パターン152とを接続する第2ヴィア導体であるヴィア導体107を有している。これらヴィア孔161,162、即ちヴィア導体106,107は、間隔をあけて互いに隣接して配置されている。本実施形態では、ヴィア孔161,162は、スルーホール(貫通穴)であり、ヴィア導体106,107は、スルーホールに形成されたスルーホール導体である。
更に、伝送線路101は、導体層182に配置され、ヴィア導体106とヴィア導体107とを接続する第3信号配線パターンである信号配線パターン153を有している。更にまた、伝送線路101は、導体層183に配置され、ヴィア導体106とヴィア導体107とを接続する第3信号配線パターンである信号配線パターン154を有している。
このように伝送線路101は、第3信号配線パターンを、各第3導体層に対応して複数有しており、本第1実施形態では、2つの導体層182,183に対応して、2つ有している。即ち伝送線路101は、複数の第3信号配線パターンとして、信号配線パターン153,154を有している。
以下に、インピーダンスの不整合を抑制する原理を説明する。まず、ヴィア導体1個の特性インピーダンスZviaは、ヴィア導体の有するインダクタンス成分Lviaとキャパシタンス成分Cviaより、次式(1)で決まる。
via=√(Lvia/Cvia)・・・式(1)
本実施形態では、ヴィア導体106,107が並列化されている。これにより、伝送線路101におけるヴィア導体106,107の部分の特性インピーダンスが約半分になる。しかし、ヴィア導体106,107を並列化しただけでは、信号配線パターン151,152に対してヴィア導体106,107の部分の特性インピーダンスが高い。
本実施形態では、更に、ヴィア導体106,107間を信号配線パターン153,154で接続している。これにより、信号配線パターン151〜154間の容量性結合により、キャパシタンス成分Cviaが増加する。したがって、ヴィア導体106,107の部分の特性インピーダンスZviaが低減され、伝送線路101における特性インピーダンスのばらつき幅が低減する。
図2(a)は、図1中矢印X方向から見たプリント配線板100の導体層181の平面図である。図2(b)は、図1中矢印X方向から見たプリント配線板100の導体層182の平面図である。図2(c)は、図1中矢印X方向から見たプリント配線板100の導体層183の平面図である。図2(d)は、図1中矢印X方向から見たプリント配線板100の導体層184の平面図である。ここで、矢印X方向は、プリント配線板100の実装平面に対する垂直方向である。
図2(a)に示すように、信号配線パターン151は、ヴィア導体106に接続された第1ヴィアパッドであるヴィアパッド116と、ヴィア導体107に接続された第2ヴィアパッドであるヴィアパッド117と、を有している。また、信号配線パターン151は、ヴィアパッド116とヴィアパッド117とを接続する第1接続導体パターンである接続導体パターン110と、送信回路200とヴィアパッド116とを接続する配線パターン104と、を有している。
また、図2(d)に示すように、信号配線パターン152は、ヴィア導体106に接続された第3ヴィアパッドであるヴィアパッド146と、ヴィア導体107に接続された第4ヴィアパッドであるヴィアパッド147と、を有している。また、信号配線パターン152は、ヴィアパッド146とヴィアパッド147とを接続する第2接続導体パターンである接続導体パターン111と、受信回路300とヴィアパッド147とを接続する配線パターン105と、を有している。
また、図2(b)に示すように、信号配線パターン153は、ヴィア導体106に接続された第5ヴィアパッドであるヴィアパッド126と、ヴィア導体107に接続された第6ヴィアパッドであるヴィアパッド127と、を有している。また、信号配線パターン153は、ヴィアパッド126とヴィアパッド127とを接続する第3接続導体パターンである接続導体パターン108を有している。
また、図2(c)に示すように、信号配線パターン154は、ヴィア導体106に接続された第5ヴィアパッドであるヴィアパッド136と、ヴィア導体107に接続された第6ヴィアパッドであるヴィアパッド137と、を有している。また、信号配線パターン154は、ヴィアパッド136とヴィアパッド137とを接続する第3接続導体パターンである接続導体パターン109を有している。
接続導体パターン108〜111は、平面視(プリント配線板100の実装平面に垂直な矢印X方向から見て)同一線上に配置されている。これにより、信号配線パターン151〜154間のキャパシタンス成分が高められ、より効果的にヴィア導体106,107の周辺の特性インピーダンスが低減される。
本実施形態では、接続導体パターン108〜111は、矢印X方向から見て、ヴィア導体106の中心P1とヴィア導体107の中心P2とを結ぶ直線上に配置されている。したがって、これら接続導体パターン108〜111は、最短経路であり、配線の占有面積が小さくなっている。
なお、導体層182にあるグラウンドプレーン102には、ヴィア導体106,107、ヴィアパッド126,127及び接続導体パターン108を取り囲んだクリアランスホール172が形成されている。また、導体層183にある電源プレーン103には、ヴィア導体106,107、ヴィアパッド136,137及び接続導体パターン109を取り囲んだクリアランスホール173が形成されている。
(シミュレーション例1)
以下に、第1実施形態で説明したプリント回路板500において、具体的な数値を設定して解析し,その効果について説明する。シミュレーションに用いたプリント配線板100の各部の寸法を以下に示す。
導体層181,184の厚みは0.043[mm]とした。導体層182,183の厚みは0.035[mm]とした。絶縁体層185,187の厚みは0.1[mm]とした。絶縁体層186の厚みは1.3[mm]とした。プリント配線板100の総厚T1は1.656[mm]となった。
導体パターン104,105,108,109,110,111の幅は、0.125[mm]とした。ヴィア導体106,107の直径(外径)は0.3[mm]とした。ヴィアパッド116,117,146,147の直径は0.6[mm]とした。ヴィアパッド126,127,136,137の直径は0.8[mm]とした。ヴィア導体106,107間のピッチD1は1.0[mm]とした。クリアランスホール172,173は長手方向に2.0[mm]とし、短手方向に1.0[mm]とした。ヴィアパッド126,127とグラウンドプレーン102との最小間隙は0.1[mm]とした。ヴィアパッド136,137と電源プレーン103との最小間隙は0.1[mm]とした。
ヴィアパッド116,117の直径が0.6[mm]であり、ヴィア導体106,107のピッチD1が1.0[mm]であるため、接続導体パターン110の最短長さは、0.4[mm]である。ヴィアパッド146,147の直径が0.6[mm]であり、ヴィア導体106,107のピッチD1が1.0[mm]であるため、接続導体パターン111の最短長さは、0.4[mm]である。ヴィアパッド126,127の直径が0.8[mm]であり、ヴィア導体106,107のピッチが1.0[mm]であるため、接続導体パターン108の最短長さは、0.2[mm]である。ヴィアパッド136,137の直径が0.8[mm]であり、ヴィア導体106,107のピッチが1.0[mm]であるため、接続導体パターン109の最短長さは、0.2[mm]である。なお、絶縁体層の比誘電率は4.3とした。
配線パターン104の送信回路200の側の端部より振幅Vin、立ち上がり時間35[ps]のステップパルスを入力するTDR(Time Domain Reflectomery)法により反射率を観測するシミュレーションを行った。そして、伝送線路101の特性インピーダンスを算出した。観測点(配線パターン104の送信回路200の側の端部)の電圧をVとし、パルス信号の出力インピーダンスを50[Ω]とするとき、伝送線路101の特性インピーダンスZは次の式(2)で計算できる。
Z=(1+(V−Vin)/Vin)/(1−(V−Vin)/Vin)×50…式(2)
上記条件でTDRシミュレーションした結果を図3(a)へ示す。縦軸が伝送線路101の特性インピーダンスで、横軸が時間である。伝送線路101の特性インピーダンスの中心値は52[Ω]であった。また、特性インピーダンスの最大値Zmaxは59.5[Ω]、最小値Zminは49.8[Ω]となり、その差ΔZが9.7[Ω]となった。
よってヴィア導体106,107の部分の特性インピーダンスZのばらつき幅ΔZが、伝送線路101の特性インピーダンス52[Ω]に対するばらつき幅の許容値である20[%]以内である10.4[Ω]に収まった。
(シミュレーション例2)
本シミュレーション例2では、プリント回路板500において接続導体パターン108,109,110,111の配線幅を0.3[mm]とした場合のシミュレーション結果を示す。つまり、接続導体パターン108,109,110,111の配線幅を、ヴィア導体106,107の直径に設定した場合のシミュレーション結果を示す。なお、これら以外の各部の寸法は、シミュレーション例1と同一とした。
TDRシミュレーション結果を図3(b)に示す。縦軸が伝送線路101の特性インピーダンスで、横軸が時間である。
配線パターン104,105の配線幅0.125[mm]よりも接続導体パターン108,109を太くすることにより、接続導体パターン108,109間のキャパシタンス成分を増加させることができる。また、接続導体パターン110,108間、接続導体パターン109,111間のキャパシタンス成分も増加させることができる。
加えて、接続導体パターン110,111も配線パターン104,105の配線幅0.125[mm]よりも太くしている。これにより、接続導体パターン110,108間、接続導体パターン109,111間の容量性結合によるキャパシタンス成分を更に増加させることができる。
このように、接続導体パターン108,109,110,111を太くすることによって、ヴィア導体106,107の周辺の部分の特性インピーダンスのキャパシタンス成分Cviaを増加させることができる。したがって、ヴィア導体106,107の周辺の部分の特性インピーダンスの上昇を抑制することができる。
本シミュレーション結果では、特性インピーダンスの最大値Zmaxが59.0[Ω]、最小値Zminが49.4[Ω]となり、その差ΔZが9.6[Ω]となった。よってヴィア導体106,107の部分の特性インピーダンスのばらつき幅ΔZが、伝送線路101の特性インピーダンス52[Ω]に対するばらつき幅の許容値である20[%]以内である10.4[Ω]に収まった。
(シミュレーション例3)
本シミュレーション例3では、プリント回路板500において接続導体パターン108,109の配線幅を0.8[mm]とし、接続導体パターン110,111の配線幅を0.6[mm]とした場合のシミュレーション結果を示す。即ち、接続導体パターン108,109の配線幅を、ヴィアパッド126,127,136,137の直径に設定し、接続導体パターン110,111の配線幅を、ヴィアパッド116,117,146,147の直径に設定した場合について示す。なお、これら以外の各部の寸法は、シミュレーション例1と同一とした。
TDRシミュレーション結果を図3(c)に示す。縦軸が伝送線路101の特性インピーダンスで、横軸が時間である。
伝送線路101の特性インピーダンスの最大値Zmaxが56.3[Ω]、最小値Zminが47.6[Ω]となり、その差ΔZが8.7[Ω]となった。よってヴィア導体106,107の部分の特性インピーダンスのばらつき幅ΔZが、伝送線路101の特性インピーダンス50[Ω]に対するばらつき幅の許容値である20[%]以内である10.4[Ω]に収まった。また特性インピーダンスの最大値Zmaxと最小値Zminが、伝送線路101の特性インピーダンス52[Ω]±10[%](57.2〜46.8[Ω])に収まった。
即ち、接続導体パターン108,109の配線幅を、ヴィア導体106,107の直径以上かつヴィアパッド126,127,136,137の直径以下に設定することで、伝送線路101の特性インピーダンスのばらつき幅ΔZが更に低減する。更に、接続導体パターン110,111の配線幅を、ヴィア導体106,107の直径以上かつヴィアパッド116,117,146,147の直径以下に設定することで、伝送線路101の特性インピーダンスのばらつき幅ΔZが更に低減する。
(シミュレーション例4)
ここで、ヴィア導体106,107の部分の特性インピーダンスとヴィア導体106,107間のピッチD1との関係について説明する。ここで、シミュレーション例3で挙げた形態において、ヴィアピッチD1を変化させた場合の特性インピーダンスの最大値Zmax及び最小値Zminを導出した。図3(d)に特性インピーダンス最大値Zmax、最小値Zminとヴィア導体106,107間のピッチD1の関係を示した。縦軸が特性インピーダンスで、横軸がヴィアピッチである。ヴィアピッチD1が、プリント配線板100の厚みT1、即ち、導体層181から導体層184までの厚みT1が1.656[mm]を超えると、急激に最大値Zmaxと最小値Zminの差ΔZが大きくなった。
この結果から、ヴィア導体106とヴィア導体107とのピッチD1が、導体層181から導体層184までの厚みT1以下であることが好ましく、これにより効果的にばらつき幅ΔZを低減することができる。
ここで、ピッチD1が厚みT1よりも大きくなったときに、インピーダンス変動幅ΔZが大きくなった理由を説明する。配線パターン104へ入力されたステップパルス信号は、ヴィアパッド116へ到達すると、ヴィア導体106と接続導体パターン110へ分岐し、伝搬していく。ここで、ヴィアピッチD1がプリント配線板100の厚みT1を超えていると、ヴィア導体106を伝搬した信号がヴィアパッド146へ到達したときに、接続導体パターン110へ分岐した信号は、ヴィアパッド117へ到達していない。
この後、ヴィア導体106を通過した信号がヴィアパッド146を経由して接続導体パターン111へ信号が伝搬していくときに、信号が伝搬している経路は接続導体パターン108,109,110,111の並列となる。すると、元来ヴィア導体よりも特性インピーダンスの低い信号配線のみの並列配線となるため、特性インピーダンスが下がり過ぎてしまう。また、特性インピーダンスが急激に低下したことによる揺り戻しによって、最大値も増加する。そのため、特性インピーダンスのばらつき幅ΔZを抑制するためには、ヴィアピッチD1がプリント配線板100の厚みT1以下であることが望ましい。
(実機検証方法)
実際のプリント配線板100において、伝送線路101の特性インピーダンスを測定するためには、TDRオシロスコープを使用する。配線パターン104の送信回路200側の端部より、振幅Vin(例えば400[mV])、立ち上がり時間35[ps]のステップパルスをプローブを介して入力する。特性インピーダンスの不整合点があると、そこで信号が反射し、信号を入力したプローブへ信号が戻って来るため、プローブで観測される信号には反射電圧が加算されている。この観測電圧から伝送線路101の特性インピーダンスを算出できる。観測点の電圧をVとし、パルス信号の出力インピーダンスを50[Ω]とするとき、伝送線路101の特性インピーダンスZは上記した式(2)で計算できる。
(比較例)
比較例として、ヴィア導体を1つとした場合と、ヴィア導体を2つとし、第3信号配線パターンを無くした場合について、シミュレーションを行った結果を示す。
図7は、比較例の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。なお、プリント配線板の各部の寸法は、シミュレーション例1と同様とした。ヴィア1個の特性インピーダンスZ1が、ヴィア2個にすることで特性インピーダンスZ2に改善されていることがわかる。しかしながら、ヴィア2個の特性インピーダンスZ2のばらつき幅ΔZは11.6[Ω]であり、本実施形態よりも大きい。また、特性インピーダンスの中心値52[Ω]に対して、ばらつき幅ΔZが所望の範囲内である10.4[Ω]に収めることができていない。
これに対し、本第1実施形態によれば、2つのヴィア導体106,107同士を信号配線パターン153,154で接続したことで、ヴィア導体106,107の周辺のキャパシタンス成分が増加する。したがって、ヴィア導体106,107の周辺での特性インピーダンスの最大値が低減する。これにより、伝送線路101の特性インピーダンスが更に均一化され、伝送線路101におけるヴィア導体106,107の部分での特性インピーダンスの不整合が抑制される。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るプリント回路板について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るプリント回路板の断面図である。この図4では、プリント配線板の実装平面に垂直な面に沿うプリント回路板の断面を示している。プリント回路板1000は、プリント配線板600と、プリント配線板600に実装された送信回路200と、プリント配線板600に実装された受信回路300と、を備えている。
プリント配線板600は、本第2実施形態では導体層が6層の基板であり、6つの導体層681,682,683,684,685,686が、絶縁体層687,688,689,690,691を介して積層されて形成されている。これら導体層681〜686は、互いに間隔をあけて順次配置されており、これらの層間に絶縁体層687〜691が設けられている。各絶縁体層687〜691には、絶縁体(誘電体)が配置されている。
本第2実施形態では、一対の表層のうち、第1導体層である導体層681が一方の表層(第1表層)、第2導体層である導体層686が一方の表層の反対側にある他方の表層(第2表層)である。一対の導体層681,686の間に、内層である第3導体層として複数の導体層682〜685が、絶縁体層687〜691を介して配置されている。具体的には、導体層681と導体層682との間に絶縁体層687が配置され、導体層682と導体層683との間に絶縁体層688が配置され、導体層683と導体層684との間に絶縁体層689が配置されている。また、導体層684と導体層685との間に絶縁体層690が配置され、導体層685と導体層686との間に絶縁体層691が配置されている。なお、表層である導体層681,686の表面には導体パターンを保護する不図示のレジスト膜が設けられていてもよい。
送信回路200及び受信回路300は、例えば半導体パッケージで構成されている。送信回路200は、導体層681に実装され、受信回路300は、導体層686に実装されている。
プリント配線板600は、信号を伝送する伝送線路601を備えており、伝送線路601の一端に送信回路200の信号端子が接続され、伝送線路601の他端に受信回路300の信号端子が接続されている。また、プリント配線板600は、導体層682に配置されたプレーン状の導体パターンであるグラウンドプレーン602と、導体層685に配置されたプレーン状の導体パターンである電源プレーン603とを有している。
グラウンドプレーン602には、不図示のヴィア等を介して送信回路200のグラウンド端子及び受信回路300のグラウンド端子が接続されている。また、電源プレーン603には、不図示のヴィア等を介して送信回路200の電源端子及び受信回路300の電源端子が接続されている。
送信回路200は、信号として、所定の伝送速度のデジタル信号を伝送線路601に送出し、受信回路300は、送信回路200が送出したデジタル信号を、伝送線路601を介して受信する。
伝送線路601は、導体層681に配置された第1信号配線パターンである信号配線パターン651と、導体層686に配置された第2信号配線パターンである信号配線パターン652と、を有している。これら信号配線パターン651,652は、導体パターンで形成されている。信号配線パターン651には、送信回路200が接続され、信号配線パターン652には、受信回路300が接続されている。
また、伝送線路601は、プリント配線板600に形成された第1ヴィア孔であるヴィア孔661に形成され、信号配線パターン651と信号配線パターン652とを接続する第1ヴィア導体であるヴィア導体606を有している。また、伝送線路601は、プリント配線板600に形成された第2ヴィア孔であるヴィア孔662に形成され、信号配線パターン651と信号配線パターン652とを接続する第2ヴィア導体であるヴィア導体607を有している。これらヴィア孔661,662、即ちヴィア導体606,607は、間隔をあけて互いに隣接して配置されている。本実施形態では、ヴィア孔661,662は、スルーホール(貫通穴)であり、ヴィア導体606,607は、スルーホールに形成されたスルーホール導体である。
更に、伝送線路601は、導体層682に配置され、ヴィア導体606とヴィア導体607とを接続する第3信号配線パターンである信号配線パターン653を有している。更にまた、伝送線路601は、導体層683に配置され、ヴィア導体606とヴィア導体607とを接続する第3信号配線パターンである信号配線パターン654を有している。更にまた、伝送線路601は、導体層684に配置され、ヴィア導体606とヴィア導体607とを接続する第3信号配線パターンである信号配線パターン655を有している。更にまた、伝送線路601は、導体層685に配置され、ヴィア導体606とヴィア導体607とを接続する第3信号配線パターンである信号配線パターン656を有している。
このように伝送線路601は、第3信号配線パターンを、各第3導体層に対応して複数有しており、本第2実施形態では、4つの導体層682〜685に対応して、4つ有している。即ち伝送線路601は、複数の第3信号配線パターンとして、信号配線パターン653,654,655,656を有している。
本実施形態では、ヴィア導体606,607が並列化されている。更に、本実施形態では、ヴィア導体606,607間を信号配線パターン653〜656で接続している。これにより、信号配線パターン651〜656間の容量性結合によるキャパシタンス成分が増加する。したがって、ヴィア導体606,607の周辺部分の特性インピーダンスが低減され、伝送線路601における特性インピーダンスのばらつき幅が低減する。
図5(a)は、図4中矢印X方向から見たプリント配線板600の導体層681の平面図である。図5(b)は、図4中矢印X方向から見たプリント配線板600の導体層682の平面図である。図5(c)は、図4中矢印X方向から見たプリント配線板600の導体層683の平面図である。図5(d)は、図4中矢印X方向から見たプリント配線板600の導体層684の平面図である。図5(e)は、図4中矢印X方向から見たプリント配線板600の導体層685の平面図である。図5(f)は、図4中矢印X方向から見たプリント配線板600の導体層686の平面図である。
図5(a)に示すように、信号配線パターン651は、ヴィア導体606に接続された第1ヴィアパッドであるヴィアパッド616と、ヴィア導体607に接続された第2ヴィアパッドであるヴィアパッド617と、を有している。また、信号配線パターン651は、ヴィアパッド616とヴィアパッド617とを接続する第1接続導体パターンである接続導体パターン612と、送信回路200とヴィアパッド616とを接続する配線パターン604と、を有している。
また、図5(f)に示すように、信号配線パターン652は、ヴィア導体606に接続された第3ヴィアパッドであるヴィアパッド666と、ヴィア導体607に接続された第4ヴィアパッドであるヴィアパッド667と、を有している。また、信号配線パターン652は、ヴィアパッド666とヴィアパッド667とを接続する第2接続導体パターンである接続導体パターン613と、受信回路300とヴィアパッド667とを接続する配線パターン605と、を有している。
また、図5(b)に示すように、信号配線パターン653は、ヴィア導体606に接続された第5ヴィアパッドであるヴィアパッド626と、ヴィア導体607に接続された第6ヴィアパッドであるヴィアパッド627と、を有している。また、信号配線パターン653は、ヴィアパッド626とヴィアパッド627とを接続する第3接続導体パターンである接続導体パターン608を有している。
また、図5(c)に示すように、信号配線パターン654は、ヴィア導体606に接続された第5ヴィアパッドであるヴィアパッド636と、ヴィア導体607に接続された第6ヴィアパッドであるヴィアパッド637と、を有している。また、信号配線パターン654は、ヴィアパッド636とヴィアパッド637とを接続する第3接続導体パターンである接続導体パターン609を有している。
また、図5(d)に示すように、信号配線パターン655は、ヴィア導体606に接続された第5ヴィアパッドであるヴィアパッド646と、ヴィア導体607に接続された第6ヴィアパッドであるヴィアパッド647と、を有している。また、信号配線パターン655は、ヴィアパッド646とヴィアパッド647とを接続する第3接続導体パターンである接続導体パターン610を有している。
また、図5(e)に示すように、信号配線パターン656は、ヴィア導体606に接続された第5ヴィアパッドであるヴィアパッド676と、ヴィア導体607に接続された第6ヴィアパッドであるヴィアパッド677と、を有している。また、信号配線パターン656は、ヴィアパッド676とヴィアパッド677とを接続する第3接続導体パターンである接続導体パターン611を有している。
接続導体パターン608〜613は、平面視(プリント配線板600の実装平面に垂直な矢印X方向から見て)同一線上に配置されている。これにより、信号配線パターン651〜656間のキャパシタンス成分が高められ、より効果的にヴィア導体606,607の周辺の特性インピーダンスが低減される。
本実施形態では、接続導体パターン608〜613は、矢印X方向から見て、ヴィア導体606の中心P11とヴィア導体607の中心P12とを結ぶ直線上に配置されている。したがって、これら接続導体パターン608〜613は、最短経路であり、配線の占有面積が小さくなっている。
なお、導体層682にあるグラウンドプレーン602には、ヴィア導体606,607、ヴィアパッド626,627及び接続導体パターン608を取り囲んだクリアランスホール672が形成されている。また、導体層685にある電源プレーン603には、ヴィア導体606,607、ヴィアパッド676,677及び接続導体パターン611を取り囲んだクリアランスホール675が形成されている。
(シミュレーション例5)
以下に、第2実施形態で説明したプリント回路板1000において、具体的な数値を設定して解析し,その効果について説明する。シミュレーションに用いたプリント配線板600の各部の寸法を以下に示す。
導体層681,686の厚みは0.043[mm]とした。導体層682,683,684,685の厚みは0.035[mm]とした。絶縁体層687,691の厚みは0.1[mm]とした。絶縁体層688,690の厚みは0.5[mm]とした。絶縁体層689の厚みは0.2[mm]とした。プリント配線板600の総厚T2は1.626[mm]となった。
導体パターン604,605,608,609,610,611,612,613の配線幅は0.125[mm]とした。ヴィア導体606,607の直径(外径)は0.3[mm]とした。ヴィアパッド616,617,666,667の直径は0.6[mm]とした。ヴィアパッド626,627,636,637,646,647,676,677の直径は0.8[mm]とした。ヴィアピッチD2は1.0[mm]とした。クリアランスホール672,675は長手方向に2.0[mm]とし、短手方向に1.0[mm]とした。ヴィアパッド626,627とグラウンドプレーン602との最小間隙は0.1[mm]とした。ヴィアパッド676,677と電源プレーン603との最小間隙は0.1[mm]とした。
ヴィアパッド616,617の直径が0.6[mm]であり、ヴィア導体606,607のピッチが1.0[mm]であるため、接続導体パターン612の最短長さは、0.4[mm]であった。ヴィアパッド666,667の直径が0.6[mm]であり、ヴィア導体606,607のピッチが1.0[mm]であるため、接続導体パターン613の最短長さは、0.4[mm]であった。ヴィアパッド626,627の直径が0.8[mm]であり、ヴィア導体606,607のピッチが1.0[mm]であるため、接続導体パターン608の最短長さは、0.2[mm]であった。ヴィアパッド636,637の直径が0.8[mm]であり、ヴィア導体606,607のピッチが1.0[mm]であるため、接続導体パターン609の最短長さは、0.2[mm]であった。ヴィアパッド646,647の直径が0.8[mm]であり、ヴィア導体606,607のピッチが1.0[mm]であるため、接続導体パターン610の最短長さは、0.2[mm]であった。ヴィアパッド676,677の直径が0.8[mm]であり、ヴィア導体606,607のピッチが1.0[mm]であるため、接続導体パターン611の最短長さは、0.2[mm]であった。絶縁体層の比誘電率は4.3とした。
配線パターン604の送信回路200の側の端部より振幅Vin、立ち上がり時間35[ps]のステップパルスを入力するTDR(Time Domain Reflectomery)法により反射率を観測するシミュレーションを行った。そして、伝送線路601の特性インピーダンスを算出した。観測点(配線パターン604の送信回路200の側の端部)の電圧をVとし、パルス信号の出力インピーダンスを50[Ω]とするとき、伝送線路601の特性インピーダンスZは上記式(2)で計算できる。
上記条件でTDRシミュレーションした結果を図6へ示す。縦軸が伝送線路601の特性インピーダンスで、横軸が時間である。伝送線路601の特性インピーダンスの中心値は52[Ω]であった。また、伝送線路601の特性インピーダンスの最大値Zmaxが55.2[Ω]、最小値Zminが47.6[Ω]となり、その差ΔZが7.6[Ω]となった。
また最小値Zminが47.6[Ω]のとき、配線パターン604,605の特性インピーダンス52[Ω]からの変位が最大4.4[Ω]となっている。この結果は、配線パターン604,605の特性インピーダンスが52[Ω]±10[%](57.2〜46.8[Ω])の範囲内にまで均一化している。
以上、本第2実施形態によれば、2つのヴィア導体606,607同士を信号配線パターン653〜656で接続したことで、ヴィア導体606,607の周辺のキャパシタンス成分が増加する。したがって、ヴィア導体606,607の周辺での特性インピーダンスの最大値が低減する。これにより、伝送線路601の特性インピーダンスが更に均一化され、伝送線路601におけるヴィア導体606,607の部分での特性インピーダンスの不整合が抑制される。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るプリント回路板について説明する。上記第1及び第2実施形態では、第1信号配線パターンが一方の表層に配置されている場合について説明したが、内層に配置されている場合であっても本発明は適用可能である。同様に、第2信号配線パターンが他方の表層に配置されている場合について説明したが、内層に配置されている場合であっても本発明は適用可能である。したがって、第3実施形態では、第1、第2信号配線パターンが内層に配置されている場合について説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係るプリント回路板の断面図である。この図8では、プリント配線板の実装平面に垂直な面に沿うプリント回路板の断面を示している。プリント回路板1100は、プリント配線板800と、プリント配線板800に実装された送信回路200と、プリント配線板800に実装された受信回路300と、を備えている。
プリント配線板800は、本第3実施形態では導体層が6層の基板であり、6つの導体層881,882,883,884,885,886が、絶縁体層887,888,889,890,891を介して積層されて形成されている。これら導体層881〜886は、互いに間隔をあけて順次配置されており、これらの層間に絶縁体層887〜891が設けられている。各絶縁体層887〜891には、絶縁体(誘電体)が配置されている。
本第3実施形態では、一対の表層のうち、導体層881が一方の表層(第1表層)、導体層886が一方の表層の反対側にある他方の表層(第2表層)である。一対の導体層881,886の間に、内層である第1導体層としての導体層882、第2導体層としての導体層885、第3導体層として複数の導体層883,884が、絶縁体層887〜891を介して配置されている。具体的には、導体層881と導体層882との間に絶縁体層887が配置され、導体層882と導体層883との間に絶縁体層888が配置され、導体層883と導体層884との間に絶縁体層889が配置されている。また、導体層884と導体層885との間に絶縁体層890が配置され、導体層885と導体層886との間に絶縁体層891が配置されている。なお、表層である導体層881,886の表面には導体パターンを保護する不図示のレジスト膜が設けられていてもよい。
送信回路200及び受信回路300は、例えば半導体パッケージで構成されている。送信回路200は、導体層881に実装され、受信回路300は、導体層886に実装されている。
プリント配線板800は、信号を伝送する伝送線路801を備えており、伝送線路801の一端に送信回路200の信号端子が接続され、伝送線路801の他端に受信回路300の信号端子が接続されている。また、プリント配線板800は、導体層883に配置されたプレーン状の導体パターンであるグラウンドプレーン802と、導体層884に配置されたプレーン状の導体パターンである電源プレーン803とを有している。
グラウンドプレーン802には、不図示のヴィア等を介して送信回路200のグラウンド端子及び受信回路300のグラウンド端子が接続されている。また、電源プレーン803には、不図示のヴィア等を介して送信回路200の電源端子及び受信回路300の電源端子が接続されている。
送信回路200は、信号として、所定の伝送速度のデジタル信号を伝送線路801に送出し、受信回路300は、送信回路200が送出したデジタル信号を、伝送線路801を介して受信する。
伝送線路801は、導体層882に配置された第1信号配線パターンである信号配線パターン853と、導体層885に配置された第2信号配線パターンである信号配線パターン856と、を有している。これら信号配線パターン853,856は、導体パターンで形成されている。
また、伝送線路801は、プリント配線板800に形成された第1ヴィア孔であるヴィア孔861に形成され、信号配線パターン853と信号配線パターン856とを接続する第1ヴィア導体であるヴィア導体806を有している。また、伝送線路801は、プリント配線板800に形成された第2ヴィア孔であるヴィア孔862に形成され、信号配線パターン853と信号配線パターン856とを接続する第2ヴィア導体であるヴィア導体807を有している。これらヴィア孔861,862、即ちヴィア導体806,807は、間隔をあけて互いに隣接して配置されている。本実施形態では、ヴィア孔861,862は、導体層882、883、884、885と絶縁体層888、889、890を貫通しており、ヴィア導体806,807は、プリント配線板800表面に開口していないベリードヴィアである。
更に、伝送線路801は、第3導体層である導体層883に配置され、ヴィア導体806とヴィア導体807とを接続する第3信号配線パターンである信号配線パターン854を有している。更にまた、伝送線路801は、導体層884に配置され、ヴィア導体806とヴィア導体807とを接続する第3信号配線パターンである信号配線パターン855を有している。
このように伝送線路801は、第3信号配線パターンを、第3導体層に対応して複数有しており、本第3実施形態では、2つの導体層883,884に対応して、2つ有している。即ち伝送線路801は、複数の第3信号配線パターンとして、信号配線パターン853,854を有している。
更に、第3実施形態では、伝送線路801は、導体層881に配置された第4信号配線パターンである信号配線パターン851と、導体層886に配置された第5信号配線パターンである信号配線パターン852と、を有している。信号配線パターン851には、送信回路200が接続され、信号配線パターン852には、受信回路300が接続されている。
プリント配線板800には、導体層881及び絶縁体層887を貫通する第3ヴィア孔であるヴィア孔902が形成されている。伝送線路801は、ヴィア孔902に形成され、信号配線パターン851と信号配線パターン853とを接続する第3ヴィア導体であるヴィア導体901を有している。ヴィア導体901は、プリント配線板800の一方の表層である導体層881側に開口しているブラインドヴィアである。
また、プリント配線板800には、導体層886及び絶縁体層891を貫通する第4ヴィア孔であるヴィア孔912が形成されている。伝送線路801は、ヴィア孔912に形成され、信号配線パターン856と信号配線パターン852とを接続する第4ヴィア導体であるヴィア導体911を有している。ヴィア導体911は、プリント配線板800の導体層886側に開口しているブラインドヴィアである。なお、図8中、符号D3は、ヴィア導体806,807のピッチ、符号T3は、プリント配線板800の総厚である。
本実施形態では、信号配線パターン853,856間がヴィア導体806,807で並列化されている。更に、本実施形態では、ヴィア導体806,807間を信号配線パターン854,855で接続している。これにより、信号配線パターン851〜856間の容量性結合によるキャパシタンス成分が増加する。したがって、ヴィア導体806,807の周辺部分の特性インピーダンスが低減され、伝送線路801における特性インピーダンスのばらつき幅が低減する。
図9(a)は、図8中矢印X方向から見たプリント配線板800の導体層881の平面図である。図9(b)は、図8中矢印X方向から見たプリント配線板800の導体層882の平面図である。図9(c)は、図8中矢印X方向から見たプリント配線板800の導体層883の平面図である。図9(d)は、図8中矢印X方向から見たプリント配線板800の導体層884の平面図である。図9(e)は、図8中矢印X方向から見たプリント配線板800の導体層885の平面図である。図9(f)は、図8中矢印X方向から見たプリント配線板800の導体層886の平面図である。
図9(a)に示すように、信号配線パターン851は、ヴィア導体901に接続されたヴィアパッド816を有している。また、信号配線パターン851は、送信回路200とヴィアパッド816とを接続する配線パターン804を有している。
また、図9(f)に示すように、信号配線パターン852は、ヴィア導体911に接続されたヴィアパッド867を有している。また、信号配線パターン852は、受信回路300とヴィアパッド867とを接続する配線パターン805を有している。
また、図9(b)に示すように、信号配線パターン853は、ヴィア導体901に接続されたヴィアパッド903と、ヴィア導体806に接続されたヴィアパッド826と、ヴィア導体807に接続されたヴィアパッド827と、を有している。また、信号配線パターン853は、ヴィアパッド903とヴィアパッド826とを接続する接続導体パターン904と、ヴィアパッド826とヴィアパッド827とを接続する接続導体パターン808と、を有している。
また、図9(c)に示すように、信号配線パターン854は、ヴィア導体806に接続されたヴィアパッド836と、ヴィア導体807に接続されたヴィアパッド837と、を有している。また、信号配線パターン854は、ヴィアパッド836とヴィアパッド837とを接続する接続導体パターン809を有している。
また、図9(d)に示すように、信号配線パターン855は、ヴィア導体806に接続されたヴィアパッド846と、ヴィア導体807に接続されたヴィアパッド847と、を有している。また、信号配線パターン855は、ヴィアパッド846とヴィアパッド847とを接続する接続導体パターン810を有している。
また、図9(e)に示すように、信号配線パターン856は、ヴィア導体806に接続されたヴィアパッド876と、ヴィア導体807に接続されたヴィアパッド877と、ヴィア導体911に接続されたヴィアパッド913と、を有している。また、信号配線パターン856は、ヴィアパッド876とヴィアパッド877とを接続する接続導体パターン811と、ヴィアパッド877とヴィアパッド913と接続する接続導体パターン914と、を有している。
接続導体パターン808〜811は、平面視(プリント配線板800の実装平面に垂直な矢印X方向から見て)同一線上に配置されている。これにより、信号配線パターン851〜856間のキャパシタンス成分が高められ、より効果的にヴィア導体806,807の周辺の特性インピーダンスが低減される。
本実施形態では、接続導体パターン808〜811は、矢印X方向から見て、ヴィア導体806の中心P31とヴィア導体807の中心P32とを結ぶ直線上に配置されている。したがって、これら接続導体パターン808〜811は、最短経路であり、配線の占有面積が小さくなっている。
なお、導体層883にあるグラウンドプレーン802には、ヴィア導体806,807、ヴィアパッド836,837及び接続導体パターン809を取り囲んだクリアランスホール873が形成されている。また、導体層884にある電源プレーン803には、ヴィア導体806,807、ヴィアパッド846,847及び接続導体パターン810を取り囲んだクリアランスホール874が形成されている。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
上記第1、第2及び第3実施形態において、第3信号配線パターンが複数ある場合が好ましいが、いずれかの第3信号配線パターンが省略されていてもよく、第3信号配線パターンが1つの場合であってもよい。
また、第3信号配線パターンが配置されている第3導体層が、第1導体層及び第2導体層のうち少なくとも一方に絶縁体層を介して隣接していることが好ましい。つまり、少なくとも1つの第3信号配線パターンは、第1信号配線パターン及び第2信号配線パターンのうちの少なくとも一方に絶縁体層を介して隣接しているのが好ましい。これにより、第1信号配線パターンと第3信号配線パターンとの容量性結合によるキャパシタンス成分が大きくなり、より効果的に特性インピーダンスのばらつき幅を低減することができる。なお、上記第1実施形態では、信号配線パターン153が絶縁体層185を介して信号配線パターン151に隣接し、信号配線パターン154が絶縁体層187を介して信号配線パターン152に隣接している。これにより、信号配線パターン151,153間、信号配線パターン152,154間のキャパシタンス成分の増加により、効果的に特性インピーダンスのばらつき幅を低減することができる。また、上記第2実施形態では、信号配線パターン653が絶縁体層687を介して信号配線パターン651に隣接し、信号配線パターン656が絶縁体層691を介して信号配線パターン652に隣接している。これにより、信号配線パターン651,653間、信号配線パターン652,656間のキャパシタンス成分の増加により、効果的に特性インピーダンスのばらつき幅を低減することができる。
また、第3信号配線パターンが配置された第3導体層が複数ある場合、複数の第3導体層のうち、2つの第3導体層が絶縁体層を介して隣接していることが好ましい。つまり、2つの第3信号配線パターン同士が絶縁体層を介して隣接していることが好ましい。これにより、第3信号配線パターン間の容量性結合によるキャパシタンス成分が大きくなり、より効果的に特性インピーダンスのばらつき幅を低減することができる。なお、上記第1実施形態では、信号配線パターン153と信号配線パターン154とが絶縁体層186を介して互いに隣接している。これにより、信号配線パターン153,154間のキャパシタンス成分の増加により、効果的に特性インピーダンスのばらつき幅を低減することができる。また、上記第2実施形態では、信号配線パターン653と信号配線パターン654とが絶縁体層688を介して互いに隣接している。また、信号配線パターン654と信号配線パターン655とが絶縁体層689を介して互いに隣接している。更に、信号配線パターン655と信号配線パターン656とが絶縁体層690を介して互いに隣接している。これにより、信号配線パターン653,654間、信号配線パターン654,655間、信号配線パターン655,656間のキャパシタンス成分の増加により、効果的に特性インピーダンスのばらつき幅を低減することができる。また、上記第3実施形態では、信号配線パターン853と信号配線パターン854とが絶縁体層888を介して互いに隣接している。また、信号配線パターン854と信号配線パターン855とが絶縁体層889を介して互いに隣接している。更に、信号配線パターン855と信号配線パターン856とが絶縁体層890を介して互いに隣接している。これにより、信号配線パターン853,854間、信号配線パターン854,855間、信号配線パターン855,856間のキャパシタンス成分の増加により、効果的に特性インピーダンスのばらつき幅を低減することができる。
また、上記第1実施形態では導体層が4層のプリント配線板であり、上記第2、第3実施形態では導体層が6層のプリント配線板である場合について説明したが、導体層が3層以上のプリント配線板であれば本発明は適用可能である。つまり、第1導体層と第2導体層との間に第3導体層が複数配置されている場合について説明したが、第3導体層が1つ配置されている場合であっても本発明は適用可能である。
また、上記第1、第2及び第3実施形態では、送信回路200が一方の表層に実装され、受信回路300が他方の表層に実装され、伝送線路がヴィア導体を介して両方の表層に跨って配線される場合について説明したが、これに限定するものではない。送信回路200及び受信回路300が一対の表層のうち、いずれか一方に実装されている場合であっても、伝送線路がヴィア導体を介して配線されていれば、本発明は適用可能である。
また、上記第1、第2及び第3実施形態では、各接続導体パターンが、平面視で同一線上に配置されている場合について説明したが、これに限定するものではない。ヴィア導体の周辺部分のキャパシタンス成分の増加の程度は低下するものの、各接続導体パターンが平面視でずれて配置されていてもよく、この場合であっても、キャパシタンス成分の増加の効果が得られ、特性インピーダンスのばらつき幅が低減する。
100…プリント配線板、101…伝送線路、106…ヴィア導体(第1ヴィア導体)、107…ヴィア導体(第2ヴィア導体)、151…信号配線パターン(第1信号配線パターン)、152…信号配線パターン(第2信号配線パターン)、153…信号配線パターン(第3信号配線パターン)、154…信号配線パターン(第3信号配線パターン)、181…導体層(第1導体層)、182…導体層(第3導体層)、183…導体層(第3導体層)、184…導体層(第2導体層)、185,186,187…絶縁体層、200…送信回路、300…受信回路、500…プリント回路板

Claims (11)

  1. 第1導体層と、前記第1導体層に対し間隔をあけて配置された第2導体層と、前記第1導体層と前記第2導体層との間に配置された第3導体層と、が絶縁体層を介して積層して形成されたプリント配線板において、
    信号を伝送する伝送線路を備え、
    前記伝送線路は、
    前記第1導体層に配置された第1信号配線パターンと、
    前記第2導体層に配置された第2信号配線パターンと、
    互いに隣接して配置され、前記第1信号配線パターンと前記第2信号配線パターンとを接続する第1ヴィア導体及び第2ヴィア導体と、
    前記第3導体層に配置され、前記第1ヴィア導体と前記第2ヴィア導体とを接続する第3信号配線パターンと、を有し、
    前記第1ヴィア導体と前記第2ヴィア導体とのピッチが、前記第1導体層から前記第2導体層までの厚み以下であることを特徴とするプリント配線板。
  2. 前記第1信号配線パターンが、
    前記第1ヴィア導体に接続された第1ヴィアパッドと、
    前記第2ヴィア導体に接続された第2ヴィアパッドと、
    前記第1ヴィアパッドと前記第2ヴィアパッドとを接続する第1接続導体パターンと、を有し、
    前記第2信号配線パターンが、
    前記第1ヴィア導体に接続された第3ヴィアパッドと、
    前記第2ヴィア導体に接続された第4ヴィアパッドと、
    前記第3ヴィアパッドと前記第4ヴィアパッドとを接続する第2接続導体パターンと、を有し、
    前記第3信号配線パターンが、
    前記第1ヴィア導体に接続された第5ヴィアパッドと、
    前記第2ヴィア導体に接続された第6ヴィアパッドと、
    前記第5ヴィアパッドと前記第6ヴィアパッドとを接続する第3接続導体パターンと、を有することを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 前記第1接続導体パターン、前記第2接続導体パターン及び前記第3接続導体パターンが、前記プリント配線板の実装平面に対して垂直方向からの平面視で同一線上に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のプリント配線板。
  4. 前記第3接続導体パターンの配線幅が、前記第1ヴィア導体及び前記第2ヴィア導体の直径以上かつ前記第5ヴィアパッド及び前記第6ヴィアパッドの直径以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載のプリント配線板。
  5. 前記第1接続導体パターンの配線幅が、前記第1ヴィア導体及び前記第2ヴィア導体の直径以上かつ前記第1ヴィアパッド及び前記第2ヴィアパッドの直径以下であり、
    前記第2接続導体パターンの配線幅が、前記第1ヴィア導体及び前記第2ヴィア導体の直径以上かつ前記第3ヴィアパッド及び前記第4ヴィアパッドの直径以下であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  6. 前記第3導体層が、前記第1導体層と前記第2導体層との間に絶縁体層を介して複数配置されており、
    前記伝送線路は、前記第3信号配線パターンを、前記各第3導体層に対応して複数有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  7. 一対の表層のうち、前記第1導体層が一方の表層、前記第2導体層が他方の表層であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  8. 前記第1導体層および前記第2導体層が前記プリント配線板の内層であり、前記第1信号配線パターンは第3ヴィア導体を介して一方の表層の第4信号配線パターンに接続されており、前記第2信号配線パターンは第4ヴィア導体を介して他方の表層の第5信号配線パターンに接続されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のプリント配線板。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のプリント配線板と、
    前記プリント配線板に実装され、前記伝送線路に信号を送出する送信回路と、
    前記プリント配線板に実装され、前記送信回路より送出された信号を、前記伝送線路を介して受信する受信回路と、を備えたことを特徴とするプリント回路板。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のプリント配線板を備えた電子機器。
  11. 請求項に記載のプリント回路板を備えた電子機器。
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